JP4685087B2 - 遠心流体分注治具、及び流体の遠心分注方法 - Google Patents
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Description
中空糸型モジュールは、中空糸束を円筒状のケース内に装填後、中空糸束の両端をウレタン樹脂系等の接着剤を用いて固定することにより製造する。この場合、ケースをポッティング治具に取り付けた状態で回転し、遠心力を利用したポッティング処理により流体である接着剤をケースの両端開口部から導入して中空糸束の端部にのみ供給するようにしている。そして、供給した接着剤が硬化するまで回転し続け、硬化後にポッティング治具からケースを取り外す。
前記ケースホルダは、側面に、ケースの開口端部を収納可能な凹状の窪部からなるケースキャップ空部を、高さを異ならせて複数形成し、
該ケースキャップ空部は、収納したケースの開口端部との間に、接着剤の流路となる隙間が開口端部先端まで形成されるように構成され、
上下に隣り合うケースキャップ空部の間には、中空糸束の端部が対向する面であるケースキャップ空部の底面から回転中心軸側に所定距離離隔した位置で両ケースキャップ空部を連通して上方のケースキャップ空部の前記隙間を通ってオーバーフローした流体を下方のケースキャップ空部の隙間に供給する連通流路を形成し、
該連通流路は、その流路底面が前記回転中心軸と平行な同一線上に位置することを特徴とする遠心流体分注治具である。
前記ケースの開口端部を凹状の窪部からなるケースキャップ空部に収納し、
該ケースキャップ空部は、収納したケースの開口端部との間に、接着剤の流路となる隙間が開口端部先端まで形成されるように構成され、
上下に隣り合うケースキャップ空部の間を、中空糸束の端部が対向する面であるケースキャップ空部の底面から回転中心軸側に所定距離離隔した位置に形成されて前記回転中心軸と平行な同一線上に流路底面が位置した連通流路により連通し、最上位に位置するケースキャップ空部から流体を供給し、当該ケースキャップ空部内に所定量の流体が溜まったならば前記隙間を通って連通流路からオーバーフローさせて下方に位置するケースキャップ空部の隙間へ流体を供給することを特徴とする流体の遠心分注方法である。
すなわち、ケースの開口端部を凹状のケースキャップ空部に収納し、該ケースキャップ空部は、収納したケースの開口端部との間に、接着剤の流路となる隙間が開口端部先端まで形成される大きさに設定され、上下に隣り合うケースキャップ空部の間をケースキャップ空部の底面から所定距離離隔した位置に形成した連通流路により連通し、最上位に位置するケースキャップ空部から流体を供給し、当該ケースキャップ空部内に所定量の流体が溜まったならば前記隙間を通って連通流路からオーバーフローさせて下方に位置するケースキャップ空部の前記隙間へ流下させるので、各ケースに注入された流体を連通させて、該流体の表面位置を揃えることができる。したがって、各ケースへ注入される流体の量や流体の層の厚さがばらつくのを抑えることができる。しかも、ケース毎に流体を供給するための配管を備える必要がない。このことから、分注を行うまでの準備作業を簡単にすることができ、作業負担の軽減を図ることができる。
2 中空糸束
3 ケース
4 開口端部
6 ターンテーブル
7 ポッティング治具
8 ポッティングタンク
9 連通孔
11 ケースホルダ
11a ホルダ本体
11b 蓋部
12 ケースキャップ空部
12U 最上位のケースキャップ空部
12L 最下位のケースキャップ空部
14 外周面カバー部
15 糸束端部収納部
16 嵌合部
17 隙間
20 連通流路
21 接着剤供給路
22 残余接着剤回収路
23 回収部
25 接着剤投入口
26 接着剤流出口
27 チューブ
29 フランジ
30 フランジ収納部
Claims (6)
- 中空糸束を装填した複数本の筒状ケースを寝かせてそれぞれ高さを異ならせた状態で各ケースの開口端部を一方のケースホルダと他方のケースホルダに装着して支持し、ケースをケースホルダと共に回転中心軸を中心にして水平方向に回転し、各ケースの開口端部に流体を注入する遠心流体分注治具であって、
前記ケースホルダは、側面に、ケースの開口端部を収納可能な凹状の窪部からなるケースキャップ空部を、高さを異ならせて複数形成し、
該ケースキャップ空部は、収納したケースの開口端部との間に、接着剤の流路となる隙間が開口端部先端まで形成されるように構成され、
上下に隣り合うケースキャップ空部の間には、中空糸束の端部が対向する面であるケースキャップ空部の底面から回転中心軸側に所定距離離隔した位置で両ケースキャップ空部を連通して上方のケースキャップ空部の前記隙間を通ってオーバーフローした流体を下方のケースキャップ空部の隙間に供給する連通流路を形成し、
該連通流路は、その流路底面が前記回転中心軸と平行な同一線上に位置することを特徴とする遠心流体分注治具。 - 最上位に位置するケースキャップ空部に連通させた状態で流体供給路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遠心流体分注治具。
- 前記ケースキャップ空部のうち、最下位に位置するケースキャップ空部に連通させた状態で残余流体回収路を形成し、該残余流体回収路を上記連通流路と同じ垂線上に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遠心流体分注治具。
- 中空糸束を装填した複数本の筒状ケースを寝かせてそれぞれ高さを異ならせた状態で支持し、ケースを回転中心軸を中心にして水平方向に回転し、各ケースの開口端部に流体を注入する流体の遠心流体分注方法であって、
前記ケースの開口端部を凹状の窪部からなるケースキャップ空部に収納し、
該ケースキャップ空部は、収納したケースの開口端部との間に、接着剤の流路となる隙間が開口端部先端まで形成されるように構成され、
上下に隣り合うケースキャップ空部の間を、中空糸束の端部が対向する面であるケースキャップ空部の底面から回転中心軸側に所定距離離隔した位置に形成されて前記回転中心軸と平行な同一線上に流路底面が位置した連通流路により連通し、最上位に位置するケースキャップ空部から流体を供給し、当該ケースキャップ空部内に所定量の流体が溜まったならば前記隙間を通って連通流路からオーバーフローさせて下方に位置するケースキャップ空部の隙間へ流体を供給することを特徴とする流体の遠心分注方法。 - 前記ケースキャップ空部のうち、最下位に位置するケースキャップ空部から残余した流体を回収することを特徴とする請求項4に記載の流体の遠心分注方法。
- 前記流体を、ケースの開口端部の側面に開設された連通孔を通じてケースの開口端部の内側に注入することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の流体の遠心分注方法。
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