JP4685064B2 - レセプト管理システム、レセプト管理方法及びレセプト管理プログラム - Google Patents

レセプト管理システム、レセプト管理方法及びレセプト管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、クライアント端末に対して電子レセプトをダウンロードする場合に用いるレセプト管理システム、レセプト管理方法及びレセプト管理プログラムに関する。
近年、医療分野においてもコンピュータを活用しての事務の効率化が進められている。そして、診療報酬の請求についても、レセプト電算処理システムを導入して、請求事務の更なる効率化、IT化が検討されている(例えば、非特許文献1を参照。)。ここで、レセプト電算処理システムとは、診療報酬の請求を紙のレセプトに代えて、電子媒体に収録した電子レセプトで提出を行なう仕組みである。そして、医療機関、審査支払機関及び保険者を通じて一貫した整合性があるシステムを構築し、業務量の軽減と事務処理の迅速化を実現することを目的としている。
このような医療保険制度においては、患者に対して医療行為を行なった医療機関は、実施した医療行為の内容とその請求額に関する診療報酬点数が記載された電子レセプトを健康保険組合や自治体等の保険者に請求する。これにより患者の自己負担分を除いた医療費の支払いが行なわれる。この場合、医療機関から審査支払機関へ送付された電子レセプトは、審査支払機関で審査される。すなわち、審査支払機関では医療機関から提出された電子レセプトについて、点数算定の誤り等の事務的な審査や、診療内容等の妥当性の審査を行なう。
このように審査支払機関では電子レセプトに関する処理を行なうが、取り扱う電子レセプトの件数は膨大である。また、診療報酬支払のため審査支払機関では、迅速に電子レセプト処理を行なわなければならない。そこで、医療機関で作成された電子レセプトに関する点検情報を蓄積し、的確な判断を行なうための電子レセプト点検支援方法が検討されている(例えば、特許文献1を参照。)。
社会保険診療報酬支払基金、「レセプト電算処理システム 電子レセプトの作成手引き」、[online]、[平成19年4月24日検索]、インターネット、<URL:http://www.ssk.or.jp/rezept/jiki_i/jiki_i01.pdf > 特開2005−222176号公報(第1頁)
上述の技術においても、審査委員が利用するコンピュータ端末に、ダウンロード対象の電子レセプトを送信する必要がある。しかし、審査すべき電子レセプトの件数は膨大であるため、審査委員のコンピュータ端末へのダウンロードに長時間を要する場合がある。この場合、審査委員は、ダウンロードが完了するまで待っていなければならず、効率的な審査を行なうことができない。そして、このような待ち時間によって、使い勝手が悪くなる場合もある。
一方、電子レセプトの審査に要する所要時間は、その内容によって異なるものである。
また、このレセプト電算処理システムにおいては、厚生労働省と審査支払機関が管理している基本マスターを利用する。この基本マスターは、電子レセプト請求のための統一コードに、価格や点数、算定条件等の各種情報を付加したマスターファイルである。このような基本マスターを利用して、効率的に審査や修正を行ないたいというニーズもある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、この目的は、クライアント端末に
電子レセプトを効率的にダウンロードさせて、この電子レセプトを用いて審査を行なうためのレセプト管理システム、レセプト管理方法及びレセプト管理プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、審査を行なうために医療機関コード、診療行為コードが記録された電子レセプトを記憶したレセプト記憶部と、ダウンロードの順番を決めるソート制御情報としての医療機関コード、診療行為コードと、一括して送信する件数を決定するための一括送信件数情報を記憶した送信制御情報記憶部と、電子レセプトのダウンロードを管理する制御手段を備えたレセプト管理システムであって、前記制御手段が、審査委員端末から電子レセプトのダウンロード要求を受信した場合、前記レセプト記憶部からダウンロード対象となるすべての電子レセプトを抽出するレセプト抽出手段と、前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報として記録された医療機関コード、診療行為コードが含まれる電子レセプトの送信順番が早くなるように、前記ダウンロード対象の電子レセプトを送信する順番を決定し、前記順番に従って、前記ダウンロード対象において、前記一括送信件数情報を用いて決定された件数分の電子レセプトを特定する送信制御手段と、前記送信制御手段において特定された電子レセプトを前記審査委員端末において閲覧できるようにして先行ダウンロードを開始し、前記先行ダウンロードにおける電子レセプトの閲覧処理中に、残りの電子レセプトを前記順番に従って前記審査委員端末に送信する後続ダウンロードを繰り返すレセプト送信手段と、前記審査委員端末を用いて審査された電子レセプトについて補正情報を取得した場合、この電子レセプトに含まれる医療機関コード、診療行為コードを、ソート制御情報として前記送信制御情報記憶部に記録する制御情報登録手段とを備え、前記レセプト送信手段は、後続ダウンロードを繰り返す場合には、前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報を用いて電子レセプトの送信順番を変更することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレセプト管理システムにおいて、前記送信制御情報記憶部には、一括送信件数情報として基準項目数を記録し、前記送信制御手段は、前記ダウンロード対象の電子レセプトに含まれる項目数を電子レセプト毎に算出し、前記順番に従って、前記送信制御情報記憶部に記録された基準項目数に達するまで、前記ダウンロード対象の電子レセプトを特定することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のレセプト管理システムにおいて、前記一括送信件数情報には、先行ダウンロードにおいて含める電子レセプトの数と、後続ダウンロードに含める電子レセプトの数とに関する情報を含み、前記後続ダウンロードに含める数を先行ダウンロードにおける数より多くなるように設定したことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一つに記載のレセプト管理システムにおいて、逓減対象となる項目を特定するための逓減対象情報と、この項目に対する逓減対応情報を記憶した逓減情報記憶部を更に備え、前記制御手段が、ダウンロード対象の電子レセプトを抽出した場合、前記逓減情報記憶部に記憶された逓減対象情報を用いて前記ダウンロード対象の電子レセプトに含まれる逓減対象レコードを特定し、この逓減対象レコードに対応する逓減対応情報を取得し、前記逓減対象レコードに関連付けて逓減対応情報を登録することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、審査を行なうために医療機関コード、診療行為コードが記録された電子レセプトを記憶したレセプト記憶部と、ダウンロードの順番を決めるソート制御情報としての医療機関コード、診療行為コードと、一括して送信する件数を決定するための一括送信件数情報を記憶した送信制御情報記憶部と、電子レセプトのダウンロードを管理する制御手段を備えたレセプト管理システムを用いて、レセプトを管理するための方法であって、前記制御手段が、審査委員端末から電子レセプトのダウンロード要求を受信した場合、前記レセプト記憶部からダウンロード対象となるすべての電子レセプトを抽出するレセプト抽出段階と、前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報として記録された医療機関コード、診療行為コードが含まれる電子レセプトの送信順番が早くなるように、前記ダウンロード対象の電子レセプトを送信する順番を決定し、前記順番に従って、前記ダウンロード対象において、前記一括送信件数情報を用いて決定された件数分の電子レセプトを特定する送信制御段階と、前記送信制御段階において特定された電子レセプトを前記審査委員端末において閲覧できるようにして先行ダウンロードを開始し、前記先行ダウンロードにおける電子レセプトの閲覧処理中に、残りの電子レセプトを前記順番に従って前記審査委員端末に送信する後続ダウンロードを繰り返すレセプト送信段階と、前記審査委員端末を用いて審査された電子レセプトについて補正情報を取得した場合、この電子レセプトに含まれる医療機関コード、診療行為コードを、ソート制御情報として前記送信制御情報記憶部に記録する制御情報登録段階とを実行し、前記レセプト送信段階において、後続ダウンロードを繰り返す場合には、前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報を用いて電子レセプトの送信順番を変更することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、審査を行なうために医療機関コード、診療行為コードが記録された電子レセプトを記憶したレセプト記憶部と、ダウンロードの順番を決めるソート制御情報としての医療機関コード、診療行為コードと、一括して送信する件数を決定するための一括送信件数情報を記憶した送信制御情報記憶部と、電子レセプトのダウンロードを管理する制御手段を備えたレセプト管理システムを用いて、レセプトを管理するためのプログラムであって、前記制御手段を、審査委員端末から電子レセプトのダウンロード要求を受信した場合、前記レセプト記憶部からダウンロード対象となるすべての電子レセプトを抽出するレセプト抽出手段と、前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報として記録された医療機関コード、診療行為コードが含まれる電子レセプトの送信順番が早くなるように、前記ダウンロード対象の電子レセプトを送信する順番を決定し、前記順番に従って、前記ダウンロード対象において、前記一括送信件数情報を用いて決定された件数分の電子レセプトを特定する送信制御手段と、前記送信制御手段において特定された電子レセプトを前記審査委員端末において閲覧できるようにして先行ダウンロードを開始し、前記先行ダウンロードにおける電子レセプトの閲覧処理中に、残りの電子レセプトを前記順番に従って前記審査委員端末に送信する後続ダウンロードを繰り返すレセプト送信手段、前記審査委員端末を用いて審査された電子レセプトについて補正情報を取得した場合、この電子レセプトに含まれる医療機関コード、診療行為コードを、ソート制御情報として前記送信制御情報記憶部に記録する制御情報登録手段として機能させ、前記レセプト送信手段は、後続ダウンロードを繰り返す場合には、前記送信制御情報記憶部に記録された
ソート制御情報を用いて電子レセプトの送信順番を変更することを要旨とする。
(作用)
請求項1、又はに記載の発明によれば、制御手段が、審査委員端末から電子レセプトのダウンロード要求を受信した場合、レセプト記憶部からダウンロード対象となるすべての電子レセプトを抽出する。そして、送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報を用いて、ダウンロード対象の電子レセプトを送信する順番を決定し、この順番に従って、ダウンロード対象において、一括送信件数情報を用いて決定された件数分の電子レセプトを特定する。そして、送信制御手段において特定された電子レセプトを審査委員端末において閲覧できるようにして先行ダウンロードを開始し、先行ダウンロードにおける電子レセプトの閲覧処理中に、残りの電子レセプトを順番に従って審査委員端末に送信する後続ダウンロードを繰り返す。これにより、ソート制御情報を用いて、審査委員に先に閲覧させたい電子レセプトを早い段階でダウンロードさせることができる。そして、先にダウンロードさせた電子レセプトの閲覧中に、他のレセプトをダウンロードさせることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ダウンロード対象の電子レセプトに含まれる項目数を電子レセプト毎に算出し、順番に従って、送信制御情報記憶部に記録された基準項目数に達するまで、ダウンロード対象の電子レセプトを特定する。通常、電子レセプトに含まれる項目数によって閲覧の所要時間が異なるため、この所要時間を利用して、後続のダウンロードを行なうことができる。
発明によれば、審査委員端末を用いて審査された電子レセプトについて補正情報を取得した場合、この電子レセプトに含まれる識別情報を、ソート制御情報として送信制御情報記憶部に記録する。そして、送信制御手段は、識別情報を含む電子レセプトを特定する。これにより、他の審査結果情報を利用して、先行ダウンロードに含める電子レセプトを特定することができる。
請求項に記載の発明によれば、一括送信件数情報には、先行ダウンロードにおいて含める電子レセプトの数と、後続ダウンロードに含める電子レセプトの数とに関する情報を記録する。そして、後続ダウンロードに含める数を先行ダウンロードにおける数より多くなるように設定する。これにより、先のダウンロードにより、電子レセプトを早く閲覧できる状態にすることができ、ユーザビリティを向上させることができる。そして、この閲覧の間に後続ダウンロードを行なうことができる。
請求項に記載の発明によれば、ダウンロード対象の電子レセプトを抽出した場合、逓減情報記憶部に記憶された逓減対象情報を用いてダウンロード対象の電子レセプトに含まれる逓減対象レコードを特定する。そして、この逓減対象レコードに対応する逓減対応情報を取得し、逓減対象レコードに関連付けて逓減対応情報を登録する。予め逓減対応情報が埋め込まれているため、迅速に逓減内容を表示させることができ、ユーザビリティを向上させることができる。
本発明によれば、クライアント端末に電子レセプトを効率的にダウンロードさせて、この電子レセプトを用いて審査を行なうことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化したレセプト管理システムの一実施形態を図1〜図15に従って説明する。本実施形態では、レセプトの審査委員のコンピュータ端末に、この審査委員が審査する電子レセプト(ダウンロード対象の電子レセプト)を送信する場合に用いるレセプト管理システム、レセプト管理方法及びレセプト管理プログラムとして説明する。ここでは、図1に示すように、ネットワークNを介して接続された医療機関端末30、審査支援サーバ20、クライアント端末10を用いる。
医療機関端末30は、各医療機関に設置されており、診療行為等に応じて電子レセプトを作成するコンピュータ端末である。そして、医療機関端末30は、セキュリティを確保するためのネットワーク装置やネットワークNを介して電子レセプトを審査支援サーバ20に送信する。
一方、審査支援サーバ20はレセプト管理システムとして機能し、医療機関から提出されたレセプトの審査を行なう審査支払機関のコンピュータシステムである。この審査支払機関では、各電子レセプトを審査委員に分配することにより、各レセプトの内容の審査を行なう。
この審査支援サーバ20は、図1に示すように制御部21を備えている。制御部21は、ネットワークNを介して医療機関端末30やクライアント端末10に接続されている。そして、制御部21は、医療機関端末30から電子レセプトを受信し、審査委員が利用するクライアント端末10に、この審査委員が審査する電子レセプトを送信する。
制御部21は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(レセプト抽出段階、送信制御段階、レセプト送信段階、制御情報登録段階等を含む処理)を行なう。このためのレセプト管理プログラムを実行することにより、制御部21は、レセプト検索手段211、送信制御手段212、レセプト送信手段213、審査結果登録手段214、制御情報登録手段215等として機能する。
レセプト検索手段211はレセプト抽出手段として機能し、審査委員が指定した条件に基づいて、この審査委員が審査する審査対象の電子レセプトを検索して抽出する機能を実現する。
送信制御手段212は、クライアント端末10にダウンロードする電子レセプトの送信順番を決定するとともに、一括して送信する電子レセプトを特定する機能を実現する。
レセプト送信手段213は、決定した送信順番を用いて、クライアント端末10に対して電子レセプトをダウンロードする機能を実現する。
審査結果登録手段214は、クライアント端末10から電子レセプトの審査結果を取得する機能を実現する。
制御情報登録手段215は、電子レセプトの審査結果に応じて、ダウンロードの順番を決めるためのソート制御情報の登録を行なう機能を実現する。
また、審査支援サーバ20は、図1に示すように、レセプト記憶部22、審査結果情報記憶部23、基本マスター記憶部25及び送信制御情報記憶部26を備えている。
レセプト記憶部22には、医療機関端末30から提出された電子レセプトが記録される。この電子レセプトは、医療機関端末30から取得したときに記録される。この電子レセプトの基本構成を、図2に示す。この基本構成においては、電子レセプトは、医療機関情報、レセプト共通情報、保険情報、傷病名欄情報、摘要欄情報、合計情報を含んで構成される。
医療機関情報は、データの開始を意味し、非特許文献1の「レセプト電算処理システム
電子レセプトの作成手引き」にも記載されているように、レコード識別子(IR)が付与された医療機関情報レコードを含んで構成される。以下、後述する他のレコード識別子についても非特許文献1に記載されている。この医療機関情報レコードには、審査支払機関コード、都道府県、医療機関コード、診療科コード、医療機関名称、請求年月に関する情報が記録される。
レセプト共通情報は、レセプト共通レコードを含んで構成される。このレセプト共通レコードにはレコード識別子(RE)が付与されている。そして、電子レセプト番号、電子レセプト種別、診療年月、氏名、男女区分、生年月日、給付割合、入院年月日、病棟区分、一部負担金・食事療養費標準負担額区分、レセプト特記事項、病床数、カルテ番号等、割引点数単価に関する情報が記録される。
保険情報は、保険者レコード、老人レコード、公費レコードを含んで構成される。保険者レコードにはレコード識別子(HO)が付与されており、保険者番号、被保険者証等の記号、被保険者証等の番号、診療実日数等に関する情報が記録される。老人レコードにはレコード識別子(RO)が付与されており、保険者番号、被保険者証等の記号、被保険者証等の番号、診療実日数、合計点数等に関する情報が記録される。公費レコードにはレコード識別子(KO)が付与されており、負担番号、受給者番号、任意給付区分、診療実日数、合計点数、公費、公費給付対外来一部負担、公費給付対象外来一部負担等に関する情報が記録される。
傷病名欄情報は、傷病名レコードを含んで構成される。この傷病名レコードにはレコード識別子(SY)が付与されており、傷病名コード、診療開始日、転帰区分、修飾語コード、傷病名称、主傷病に関する情報が記録される。
摘要欄情報は、診療識別に対する一連の行為について情報を含んでおり、診療行為レコード、医薬品レコード、特定器材レコード、コメントレコードから構成されている。更に
、診療行為レコードには、図3に示すように、レコード識別子(SI)が付与されており、診療識別、負担区分、診療行為コード、数量、点数、回数に関する情報が記録される。ここで、診療識別情報フィールドには、診療行為が属する診療識別コードが記録される。負担区分フィールドには、各診療行為が、どの保険が負担するかを識別するための情報が記録される。診療行為コードフィールドには、診療行為を特定する識別子が記録される。具体的には、数量、点数、回数の各フィールドには、診療行為の数量、点数、算定の回数に関する情報が記録される。
一方、医薬品レコードにはレコード識別子(IY)が付与されており、診療識別、負担区分、医療品コード、使用量、点数、回数に関する情報が記録される。
特定器材レコードにはレコード識別子(TO)が付与されており、診療識別、負担区分、特定機材コード、使用量、点数、回数、単位コード、特定記載名称、商品名及び規格又はサイズに関する情報が記録される。
コメントレコードにはレコード識別子(CO)が付与されており、診療識別、負担区分、コメントコード、文字データに関する情報が記録される。図4に、診療行為レコード、コメントレコードが含まれる摘要欄情報の記載例を示す。
そして、合計情報はデータの終了を意味し、レコード識別子(GO)が付与された合計書レコードを含んで構成される。ここで、1つの医療機関において、レセプト共通レコード〜コメントレコードは、レセプトの枚数分だけ登録される。
審査結果情報記憶部23には、審査委員によって審査された電子レセプトの審査結果データが記録される。この審査結果データは、クライアント端末10から審査結果を取得したときに記録される。この審査結果データは、審査された各電子レセプトに対して、審査結果及びクライアント端末10において修正された内容が付加されている。
また、基本マスター記憶部25には、レセプト電算処理システムにおいて用いられる基本マスターファイルが記録される。この基本マスターファイルは、厚生労働省と審査支払機関が管理し、電子レセプト請求のための統一コードに、価格や点数、算定条件等の各種情報を付加したマスターファイルが記録される。この基本マスターファイルは、図5に示すように、診療行為マスターファイル、医薬品マスターファイル、コメントマスターファイル、特定器材マスターファイル、傷病名マスターファイル、修飾語マスターファイルから構成されている。
ここで、傷病名マスターは、診療報酬請求用の傷病名として、傷病名毎にユニークなコードを記録したマスターファイルであり、病名コード、傷病名称、ICD分類コードに関するデータを含んで構成される。
修飾語マスターは、傷病名マスターを補足し傷病名を組み合わせて使用するための修飾語を記録したマスターファイルであり、修飾語コード、修飾語名称(接頭語、接尾語及び部位名の修飾語)に関するデータを含んで構成される。
医薬品マスターは、「薬価基準」に収載されている医薬品について、固定のユニークなコードを記録したマスターファイルであり、医薬品コード、医薬品名称、薬価、単位に関するデータを含んで構成される。
特定器材マスターは、「材料価格基準」に収載されている特定保険医療材料について、固定のユニークなコードを記録したマスターファイルであり、特定器材コード、特定保険器材名称、規格、単位に関するデータを含んで構成される。
コメントマスターは、「新明細書の記載要領」に定められている定型的な文字について、固定のユニークなコードを記録したマスターファイルであり、コメントコード、コメント文に関するデータを含んで構成される。
診療行為マスターは、「点数表の解釈」に記載されている項目(ただし、薬剤料、特定保険医療材料等を除く)について、固定のユニークなコードを記録したマスターファイルであり、診療行為コード、診療行為名称、点数識別、点数、入外適用区分、老人適用区分、集計先区分、適合区分、対象施設基準、逓減対象区分に関するデータを含んで構成される。図5には、この診療行為マスターを一部を抜粋した事例を示す。
「点数識別」は、点数表の解釈で示されている各種点数算定を行なうために使用する情報である。例えば、「1」は単位「金額」で記録されていることを示す。「3」は点数(プラス)で、療養の給付の診療行為が単位「点数」で記録されていることを示す。「5」は%加算であり、「所定点数の100分の○○に相当する点数を加算する」となっている注加算及び通則加算の加算割合を示す。「6」は%減算であり、「所定点数の100分の○○に相当する点数により算定する」となっている注加算及び通則加算の逓減割合を示す。点数には、逓減対象部分の割合が百分率で設定されている。「7」は減点診療行為であり、治験及び短期滞在手術基本料に包括される診療行為を逓減対象点数として減点するためのコードである。「8」はマイナス点数であり、入院基本料の入院期間に応じた減算、厚生労働大臣が定める基準を実施していない場合の減算等、減算算定する診療行為であることを示す。
「基準適合識別:適合区分」は、当該診療行為が点数加算又は逓減して算定できる診療行為であるか否かを表わす。ここで、「0」は点数加算又は逓減して算定できる診療行為以外の診療行為を示す。「1」は逓減コード自体を示す。「2」は患者年齢に関わらず点数加算又は逓減して算定できる診療行為を示す。「3」は患者年齢が1歳未満のとき点数加算又は逓減して算定できる診療行為を示す。「4」は加算コード自体を示す。
「基準適合識別:対象施設基準」は、点数加算又は逓減して算定できる診療行為について設定した施設基準に関するものであるか否かを表わす。
「逓減対象区分」は当該診療行為が算定回数による逓減計算の対象となるか否かを表わす。「0」は逓減計算の対象とならない診療行為、「1」は逓減計算の対象となる診療行為及び逓減コードを示す。
送信制御情報記憶部26には、図6に示すように、一括送信件数情報及びソート制御情報に関するデータが記録される。ここで、一括送信件数情報は予め設定されており、ソート制御情報は審査結果を取得した場合に登録される。
一括送信件数情報には、1回の送信時に含める電子レセプトの件数(本実施形態では30件)を特定するためのデータが記録される。
ソート制御情報には、クライアント端末10に対して送信する電子レセプトの順番を決めるデータが記録される。本実施形態では、送信する電子レセプトを並び替えるための医療機関コードや診療行為コードが記録される。
更に、審査支援サーバ20は、審査委員に関するユーザ管理ファイルを記憶したユーザ管理データ記憶部(図示せず)を備えている。このユーザ管理ファイルは審査委員として登録された場合に記録される。このユーザ管理ファイルには、ユーザID、ログインパスワード、通知先端末識別子、審査担当範囲に関する情報が記録される。
ユーザIDは各審査委員を特定するための識別子であり、ログインパスワードと併用することによりユーザ認証に用いられる。
通知先端末識別子は、この審査委員に通知を行なうための連絡先情報(審査委員が用いるクライアント端末10の端末識別子)である。
審査担当範囲情報は、ユーザIDに関連付けられており、この審査委員が審査を担当する電子レセプトを特定するための情報(例えば、担当医療機関や担当診療識別の範囲)である。
一方、クライアント端末10は、ネットワークNを介して審査支援サーバ20に接続可能なコンピュータ端末である。審査委員は、クライアント端末10を用いて、審査支援サーバ20から、審査対象の電子レセプトを取得する。そして、審査委員はクライアント端末10を用いて電子レセプトの審査を行ない、審査結果データを審査支援サーバ20に送信する。
このクライアント端末10は、図7に示すように制御部11を備えている。この制御部11は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(ダウンロード段階、基本項目抽出段階、レコード抜出段階、逓減準備段階、審査画面処理段階、審査結果送信段階等を含む処理)を行なう。このための審査処理プログラムを実行することにより、制御部11は、レセプト取得手段110、基本項目抽出手段111、レコード抜出手段112、逓減準備手段113、審査画面処理手段114、審査結果送信手段115等として機能する。
ここで、レセプト取得手段110は、審査支援サーバ20から、このクライアント端末10を利用して審査する電子レセプトをダウンロードする機能を実現する。
基本項目抽出手段111は、電子レセプトの構成要素から逓減処理となる基本項目を抽出し、基本項目メモリに記録する機能を実現する。
レコード抜出手段112は、基本マスターを用いて、電子レセプトに適用可能な診療行為レコードを抽出し、減算レコードデータベース(図示せず)に記録する機能を実現する。
逓減準備手段113は、電子レセプトの摘要部について点数の算出単位を判定し、摘要部を構成する診療行為等を点数の算出単位で関連付けてグルーピングする機能を実現する。更に、診療行為コードをキーとして、診療行為マスターファイルから「診療識別」、「基準適合識別:適合区分」と「逓減対象区分」を抽出し、診療行為コードと関連付けて逓減情報メモリ(図示せず)に記憶する機能を実現する。
審査画面処理手段114は、レセプトの審査を行なうための画面制御機能を実現する。
審査結果送信手段115は、審査された電子レセプトの審査結果を審査支援サーバ20に送信する機能を実現する。
更に、クライアント端末10は、基本マスター記憶部12、レセプト記憶部14を備える。
基本マスター記憶部12は逓減情報記憶部として機能し、審査支援サーバ20から取得した審査に用いる基本マスターファイルが記録される。このマスターファイルは、審査支援サーバ20から、定期的にダウンロードした場合に蓄積される。この基本マスターファイルは、図5と同様に、診療行為マスターファイル、医薬品マスターファイル、コメントマスターファイル、特定器材マスターファイル、傷病名マスターファイル、修飾語マスターファイルから構成される。この基本マスター記憶部12においては、各マスターファイ
ルは、適用される期間情報に関連付けられて、複数年分(本実施形態では5年分)の基本マスターファイルが履歴管理(月別管理)される。
レセプト記憶部14には、審査支援サーバ20から取得した電子レセプトが記録される。この電子レセプトは、審査支援サーバ20からダウンロードした場合に記録され、審査支援サーバ20に審査結果を送信した場合に削除される。
上記のように構成されたシステムにおいて、電子レセプト審査処理を行なう場合の処理手順を説明する。この処理を、図8〜図12に従って説明する。ここでは、レセプトダウンロード処理(図8)、逓減準備処理(図9)、レセプト確認処理(図10)、逓減計算処理(図11)、送信制御情報登録処理(図12)の順番に説明する。
まず、診療行為等を実施した医療機関は医療機関端末30にその内容を入力し、電子レセプトを生成する。そして、医療機関端末30は、入力された電子レセプトを、ネットワークNを介して審査支援サーバ20に送信する。この電子レセプトは、図2に示した基本構成を備えている。
この場合、審査支援サーバ20の制御部21は、医療機関端末30から受信した電子レセプトをレセプト記憶部22に蓄積する。
そして、所定の時期に、審査支援サーバ20の制御部21は、ユーザ管理データ記憶部に記録された連絡先情報を用いて、各審査委員のクライアント端末10に審査依頼を送信する。なお、審査を行なう場合には、クライアント端末10を用いて、審査支援サーバ20から予め基本マスターファイルをダウンロードして、基本マスター記憶部12に蓄積しておく。
〔レセプトダウンロード処理〕
ここで、審査依頼を受けた審査委員が、クライアント端末10を用いて電子レセプトをダウンロードする処理について図8を用いて説明する。
まず、審査支援サーバ20の制御部21は、ダウンロード条件の取得処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、審査依頼を受けた審査委員は、クライアント端末10において、ブラウザプログラムを起動し、審査支援サーバ20にアクセスし、審査支援サーバ20からログイン要求画面を取得する。そして、審査支援サーバ20は、ログイン要求画面において入力されたユーザID及びログインパスワードを、クライアント端末10から取得する。
次に、審査支援サーバ20は、取得したユーザID及びログインパスワードと、ユーザ管理データ記憶部に記録されたユーザIDとログインパスワードとを照合する。ユーザ認証ができた場合、審査支援サーバ20は、クライアント端末10にシステム選択メニューデータを送信する。この場合の画面フローを図13に示す。まず、クライアント端末10には、システム選択メニュー画面500がディスプレイに表示される。システム選択メニュー画面を用いることにより、審査支援サーバ20に対して各種要求を行なうことができる。
このシステム選択メニュー画面500において、「担当医療機関状況一覧」が選択された場合、クライアント端末10は、審査支援サーバ20に担当医療機関状況一覧要求を送信する。この場合、審査支援サーバ20は、ユーザ認証されたユーザIDに関連付けられた担当医療機関識別子をユーザ管理データ記憶部の審査担当範囲情報から抽出する。そして、審査支援サーバ20は、担当医療機関識別子を列挙した担当医療機関状況一覧データを生成し、クライアント端末10に送信する。この場合、クライアント端末10は、担当
医療機関状況一覧画面510をディスプレイに表示させる。
この担当医療機関状況一覧画面510を用いて、この審査員が審査を行なう対象を抽出する条件(ダウンロード条件)を設定する。本実施形態では、この条件としては、1つ又は複数の医療機関名や傷病名等を設定することができる。
この場合、クライアント端末10は、審査支援サーバ20に担当医療機関状況一覧要求を送信する。この担当医療機関状況一覧要求には、クライアント端末10において設定された医療機関や傷病を特定するためのデータ(医療機関情報や傷病名情報)を、ダウンロード条件として含める。これにより、審査支援サーバ20の制御部21はダウンロード条件を取得する。
次に、審査支援サーバ20の制御部21は、ダウンロード条件を用いて対象レセプトの抽出処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21のレセプト検索手段211は、レセプト記憶部22に記録された電子レセプトにおいて、ダウンロード条件に合致する電子レセプトを抽出する。ここでは、ダウンロード条件において設定された医療機関情報や傷病名情報を含む電子レセプトを抽出する。そして、レセプト検索手段211は、抽出した電子レセプトを、制御部21内のダウンロード用のメモリに仮記憶する。
次に、審査支援サーバ20の制御部21は、ソート制御情報を用いて送信する電子レセプトの特定処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の送信制御手段212は、送信制御情報記憶部26に記録されたソート制御情報を取得する。そして、送信制御手段212は、このソート制御情報に含まれる医療機関コードや診療行為コードを用いて、ダウンロード用メモリに仮記憶された電子レセプトを並べ替える。この場合、送信制御手段212は、ソート制御情報に含まれるコードが記録された電子レセプトの送信順番が早くなるように設定する。特に、複数のコードが重複して登録されている電子レセプトは、この重複度に応じて送信順番が早くなるようにする。
そして、送信制御手段212は、送信制御情報記憶部26に記録された一括送信件数情報を取得し、この一括送信件数毎に並べ替えた電子レセプトを抽出し、レセプト送信手段213に供給する。
次に、審査支援サーバ20の制御部21は、レセプト送信処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21のレセプト送信手段213は、一括送信件数によってまとめられた電子レセプトをクライアント端末10に、ネットワークを介して送信することにより先行ダウンロードを行なう。
電子レセプトを取得したクライアント端末10の制御部11は、ダウンロードした電子レセプトを蓄積する。具体的には、制御部11のレセプト取得手段110が、レセプト記憶部14に格納し、審査支援サーバ20に対して受信確認を返信する。
そして、クライアント端末10の制御部11は、ディスプレイに担当レセプト状況一覧画面520を出力する。この担当レセプト状況一覧画面520には、ダウンロードした電子レセプト内容が一覧表示される。この一覧の中において、所望の電子レセプトを選択した場合、クライアント端末10は、選択された電子レセプトの内容を表示した審査事務共助画面530をディスプレイに表示する。
一方、審査支援サーバ20が送信した電子レセプトの受信確認をクライアント端末10から取得した場合、制御部21の送信制御手段212は、送信済みの電子レセプトをダウンロード用メモリから削除する。
次に、審査支援サーバ20の制御部21は、電子レセプトのダウンロードが完了したかどうかを確認する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21の送信制御手段212は、送信すべき電子レセプトがダウンロード用メモリに残っているかどうかを確認する。まだ、ダウンロード用メモリに電子レセプトが残っている場合(ステップS1−5において「NO」の場合)には、制御部21の送信制御手段212は、並べ替えた電子レセプトを一括送信件数に応じて抽出し、順次、レセプト送信手段213に供給する。そして、審査支援サーバ20の制御部21は、順次電子レセプト送信処理(ステップS1−4)を実行して後続ダウンロードを行なう。なお、この場合、クライアント端末10は、担当レセプト状況一覧画面520に、ダウンロードした電子レセプトの一覧に順次、追加する。
一方、ダウンロード用メモリに電子レセプトが残っておらず、電子レセプトのダウンロードを完了した場合(ステップS1−5において「YES」の場合)には、審査支援サーバ20の制御部は、電子レセプトダウンロード処理を終了する。
〔逓減準備処理〕
次に、逓減準備処理を、図9を用いて説明する。この処理は、クライアント端末10が電子レセプトをダウンロードした場合に実行する。
この処理においては、まず、クライアント端末10の制御部11は、この審査委員が審査する審査対象の電子レセプトの取得処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、ステップS1−4のレセプト送信処理に対応して、制御部11のレセプト取得手段110が、ネットワークを介して審査支援サーバ20から受信し、電子レセプトをレセプト記憶部14に蓄積する。
以下の処理は、蓄積された電子レセプト毎に繰り返して実行される。
ここでは、クライアント端末10の制御部11は、電子レセプトの取得基本項目の抽出処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部11の基本項目抽出手段111が、レセプト記憶部14に記録された電子レセプトの構成要素(レコード)から基本項目を取得する。ここでは、基本項目抽出手段111は、審査対象電子レセプトのレコードから、〔保険医療機関の病院/診療所〕の別の基本項目を抜き出して、制御部11内の基本項目メモリに記憶させる。
次に、クライアント端末10の制御部11は、減算レコードの記憶処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部11のレコード抜出手段112は、基本項目メモリに記憶した情報を、基本マスター記憶部12において履歴管理された基本マスターと比較して、審査対象電子レセプトに適用可能な診療行為レコードを抽出する。例えば、レコード抜出手段112は、抽出したレコードの内、点数識別において「6:%減算」のレコード(減算レコード)を、「点数識別」、「基準適合識別:適合区分」で分類する。そして、抽出した診療行為レコードが減算レコードデータベースに記録されていない場合には、この診療行為レコードを減算レコードデータベースに追加記録する。この結果、減算レコードデータベースには、ダウンロードした電子レセプトに対して適用可能な診療行為レコードを基本マスターから抜き出したレコードが記録される。
次に、クライアント端末10の制御部11は、グルーピング処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部11の逓減準備手段113は、ダウンロードした電子レセプトにおいて、その摘要部を構成する診療行為等について点数の算出単位を判定し、一まとまりとしてグルーピングされた診療行為を特定する。
次に、クライアント端末10の制御部11は、逓減情報のメモリへの記憶処理を実行す
る(ステップS2−5)。具体的には、制御部11の逓減準備手段113は、審査対象の電子レセプトにおいてグルーピングされた診療行為について、診療行為の診療行為コードをキーとして、診療行為マスターから「診療識別」、「基準適合識別:適合区分」と「逓減対象区分」を抽出し、診療行為コードと関連付けて逓減情報メモリに記憶する。
以上の処理を、この審査委員のクライアント端末10にダウンロードされた電子レセプト毎に、順次、繰り返す。
〔レセプト確認処理〕
次に、図10を用いて、レセプト確認処理について説明する。この処理は、クライアント端末10のディスプレイに表示された審査事務共助画面530を用いて行われる。
クライアント端末10の制御部11は、審査対象の電子レセプトの特定処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部11の審査画面処理手段114は、審査事務共助画面530において選択された電子レセプトを特定する。
次に、クライアント端末10の制御部11は、摘要部の表示処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部11の審査画面処理手段114は、レセプト記憶部14に格納された電子レセプトをディスプレイに表示させる。この場合、審査画面処理手段114は、審査事務共助画面530を出力する。この審査事務共助画面530には、この電子レセプトの摘要部を摘要欄531に表示する。そして、審査画面処理手段114は、電子レセプトに含まれる摘要部を各行に展開して、摘要欄531に表示する。この摘要欄531には、負担区分欄、一連番号欄、名称欄、数量欄、点数・回数欄が含まれる。
次に、クライアント端末10の制御部11は、摘要行の選択処理を実行する(ステップS3−3)。ここで、補正を行なう場合には、ポインティングデバイスを用いて、摘要欄531に表示されたレセプトの摘要行を選択する。制御部11の審査画面処理手段114が摘要行の選択を検知した場合、この摘要行のレコードを確認対象として特定する。そして、審査画面処理手段114は、指定された摘要行が診療行為に該当するかどうかを、確認対象レコードのレコード識別子を用いて判断する。そして、診療行為に該当するレコード識別子が付与されている場合には、審査画面処理手段114は、この診療行為の属する点数・回数単位を特定する。
次に、クライアント端末10の制御部11は、操作メニューの表示処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、制御部11の審査画面処理手段114は、指定された摘要行に対して操作可能な項目を検索する。そして、審査画面処理手段114は、図13に示す操作メニュー540を出力する。この場合、審査画面処理手段114は、審査事務共助画面530において指定された摘要行に被らない画面領域を特定して、この領域に操作メニュー540を出力する。この操作メニューには、選択された摘要行のレコード識別子に基づいて、対応可能な操作(ここでは、「補正」、「疑義」、「医科点数の解釈」)の選択項目が含まれる。
そして、制御部11の審査画面処理手段114が、操作メニュー540において「補正」の選択を検知した場合、クライアント端末10の制御部11は補正モードになり、補正メニューの表示処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、制御部11の審査画面処理手段114は、図13に示す補正メニュー541を出力する。この補正メニュー541には、「削除」、「追加」、「修正」、「逓減」の選択項目が含まれる。
そして、制御部11の審査画面処理手段114が、補正メニュー541において「逓減」の選択を検知した場合、クライアント端末10の制御部11は逓減モードになるとともに、査定事由メニューの表示処理を実行する(ステップS3−6)。具体的には、制御部
11の審査画面処理手段114は、図13に示す査定事由メニュー542を出力する。この査定事由メニュー542には、「適応外」、「過剰」、「不適当・不必要」、「固定点数誤り」、「その他」の選択項目が含まれる。
そして、クライアント端末10の制御部11は、補正メニュー541において選択された項目に応じた処理を実行する。ここでは、「逓減」が選択された場合を想定するが、その他の項目(「削除」、「追加」、「修正」)が選択された場合(ステップS3−7において「NO」の場合)には、制御部11は、選択された項目に応じた補正処理を実行する(ステップS3−8)。
一方、「逓減」が選択された場合(ステップS3−7において「YES」の場合)、クライアント端末10の制御部11は、指定された摘要行に対して補正可能項目の検索処理を実行する(ステップS3−9)。具体的には、制御部11の審査画面処理手段114は、逓減準備処理において、減算レコードデータベースに記録した逓減情報から、「基準適合識別:適合区分」と「逓減対象区分」とを取り出す。そして、審査画面処理手段114は、この情報の組み合わせによって減算レコードデータベースの中から、修正となる減算レコードの絞込みを行なう。
例えば、選択した診療行為の「基準適合識別:適合区分」が「患者年齢に関わらず点数加算又は逓減して算定できる診療行為」の場合や、基準適合識別:適合区分が「患者年齢が1歳未満のとき点数加算又は逓減して算定できる診療行為」で年齢が1歳未満の場合、施設基準不適合の減算レコードを候補とする。
また、選択した診療行為の逓減対象区分が「逓減計算の対象となる診療行為及び逓減コード」の場合、逓減計算対象の減算レコード(逓減計算の対象となる診療行為及び逓減コード)を候補とする。なお、ここで、絞り込みの結果、該当が0件の場合、修正の必要はないことになる。
この検索において抽出された候補が1つであった場合(ステップS3−10において「NO」の場合)、クライアント端末10の制御部11は、後述する逓減計算処理を実行する(ステップS3−12)。
一方、抽出された候補が複数であった場合(ステップS3−10において「YES」の場合)、クライアント端末10の制御部11は、候補選択画面の表示処理を実行する(ステップS3−11)。具体的には、制御部11の審査画面処理手段114は、図15に示すマスター選択画面560を出力する。このマスター選択画面560には、抽出された複数の逓減候補の選択項目が含まれる。そして、このマスター選択画面560において、逓減候補の選択を検知した場合、クライアント端末10の制御部11は、逓減計算処理を実行する(ステップS3−12)。
〔逓減計算処理〕
次に、図11を用いて、逓減計算処理について説明する。
ここでは、まず、クライアント端末10の制御部11は、逓減明細の追加処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部11の審査画面処理手段114は、指定された摘要行の次に1行を挿入し、この行に、特定された逓減明細を表示する。ここでは、図14に示す摘要表示550の「脾摘出術」を指定した場合、審査画面処理手段114は、摘要表示551のように「2以上の手術の50%併施加算」を逓減明細として追加する。
次に、クライアント端末10の制御部11は、点数修正処理を実行する(ステップS4
−2)。具体的には、制御部11の審査画面処理手段114は、摘要表示551に示すように、指定された摘要行の点数を追加行の点数欄に表示するとともに、取消線を追加する。更に、審査画面処理手段114は、グルーピングされた診療行為に対して基本マスターを用いて正確な点数を算出する。
次に、クライアント端末10の制御部11は、増減点の表示処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、制御部11の審査画面処理手段114は、修正前の点数に対して修正後の点数の増減点を算出する。そして、審査画面処理手段114は、この追加行に増減点を表示するとともに、補正事由(ここでは「D」)を追加する。
以上のように、各電子レセプトの審査を終了した場合、審査委員は、審査事務共助画面530において確認済ボタンを選択する。確認済ボタンの選択を検知したクライアント端末10は、審査結果を審査支援サーバ20に送信する。この審査結果には、審査事務共助画面530において修正された内容に関するデータを含める。
〔送信制御情報登録処理〕
次に、図12を用いて、送信制御情報登録処理を説明する。この処理は、審査支援サーバ20において、クライアント端末10から審査結果を取得した場合に実行される。この処理では、審査結果に含まれる電子レセプト毎に繰り返し実行される。
まず、審査支援サーバ20の制御部21は、電子レセプトの審査において補正の有無の確認処理を実行する(ステップS5−1)。具体的には、制御部21の制御情報登録手段215は、この電子レセプトの審査結果において、補正されたレコードがあるかどうかを確認する。
補正を検出しない場合(ステップS5−2において「NO」の場合)には、審査支援サーバ20の制御部21は、この電子レセプトについての処理を終了する。
一方、この電子レセプトにおいて、補正されたレコードを検出した場合(ステップS5−2において「YES」の場合)には、審査支援サーバ20の制御部21は、医療機関についてのソート制御情報の登録処理を実行する(ステップS5−3)。具体的には、制御部21の制御情報登録手段215は、この電子レセプトについての医療機関コードを特定し、送信制御情報記憶部26のソート制御情報に登録する。
更に、審査支援サーバ20の制御部21は、診療行為についてのソート制御情報の登録処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、制御部21の制御情報登録手段215は、この電子レセプトについての医療行為コードを特定し、送信制御情報記憶部26のソート制御情報に登録する。そして、このソート制御情報は、次回のダウンロード順番の決定に利用される。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態においては、審査支援サーバ20の制御部21は、ソート制御情報を用いて送信する電子レセプトの特定処理を実行する(ステップS1−3)。ここでは、送信制御手段212は、送信制御情報記憶部26に記録された一括送信件数情報を取得し、この一括送信件数毎に並べ替えた電子レセプトを抽出し、レセプト送信手段213に供給する。そして、審査支援サーバ20の制御部21は、一括送信件数によってまとめられた電子レセプトについてレセプト送信処理を実行する(ステップS1−4)。一度に大量の電子レセプトを送信した場合、ダウンロードに時間を要するため、ユーザはその間、待機しなければならない。一括送信件数毎にまとめた電子レセプトを順次、送信することにより、後続するダウンロード中に先行してダウンロードした電子レセプトを審査することができる。
また、送信する電子レセプトの特定処理(ステップS1−3)においてはソート制御情報を用いる。具体的には、送信制御手段212は、このソート制御情報に含まれる医療機関コードや診療行為コードを用いて、ダウンロード用メモリに仮記憶された電子レセプトを並べ替える。この場合、送信制御手段212は、ソート制御情報に含まれるコードが記録された電子レセプトの送信順番が早くなるように設定する。これにより、他の審査において補正された電子レセプトと共通点がある電子レセプトを先に送信することができる。このような電子レセプトにおいて審査に時間を要する場合には、その間に後続する電子レセプトを送信することができる。従って、ユーザにとっては審査を行なっている間にダウンロードが行なわれるので待機時間を少なくして効率的に審査を行なうことができる。
・ 本実施形態においては、逓減準備処理において、ダウンロードした電子レセプト毎に電子レセプトの取得基本項目の抽出処理(ステップS2−2)、減算レコードの記憶処理(ステップS2−3)を実行する。これにより、審査に必要な診療行為レコードが選択されて減算レコードデータベースに予め蓄積される。基本マスター記憶部に記録されたレコード数は膨大であるが、この減算レコードデータベースに記録された診療行為レコードを用いることにより、検索の処理速度を向上させることができる。更に、グルーピング処理(ステップS2−4)を行ない、逓減情報をメモリに記憶する(ステップS2−5)。予め審査において利用される可能性がある審査情報とレコードとを関連付けて記憶しておくことにより、クライアント端末10の制御部11は、選択候補を出力の処理速度を向上させることができる。この結果、ユーザにとっては円滑に審査を行なうことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化したレセプト管理システムの第2の実施形態を、図16に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のレセプトダウンロード処理を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。上記第1の実施形態では、送信制御情報記憶部26には、一括送信件数情報及びソート制御情報に関するデータが記録される。一括送信件数情報には、1回の送信時に含める電子レセプトの件数についてのデータが記録される。この一括送信件数は一種類に限定されるものではない。第2の実施形態では、送信制御情報記憶部26に第1の一括送信件数情報と第2の一括送信件数情報とを記録しておく。この場合、第1の一括送信件数は先行ダウンロードにおいて用いられ、第2の一括送信件数は先行ダウンロードにおいて用いられる。そして、第1の一括送信件数と第2の一括送信件数とにおいて異なる値(例えば、〔第1の一括送信件数〕<〔第2の一括送信件数〕)を設定しておく。
そして、レセプトダウンロード処理において、図16に示す処理を実行する。この場合、審査支援サーバ20の制御部21は、ステップS1−1と同様に、ダウンロード条件の取得処理を実行する(ステップS6−1)。次に、審査支援サーバ20の制御部21は、ステップS1−2と同様に、ダウンロード条件を用いて対象電子レセプトの抽出処理を実行する(ステップS6−2)。更に、審査支援サーバ20の制御部21は、ソート制御情報を用いて送信する電子レセプトの特定処理を実行する(ステップS6−3)。この場合には、ソート制御情報を用いて並べ替えた順番に、第1の一括送信件数分の電子レセプトを抽出する。そして、審査支援サーバ20の制御部21は、ステップS1−4と同様に、レセプト送信処理を実行する(ステップS6−4)。
そして、まだ、送信すべき電子レセプトが残っている場合(ステップS6−5において「NO」の場合)には、制御部21の送信制御手段212は、並べ替えた電子レセプトを再度、一括送信件数に応じて電子レセプトを抽出し、順次、レセプト送信処理を繰り返す。この場合、ソート制御情報を用いて並べ替えた順番に、第2の一括送信件数分の電子レセプトを抽出して送信する。これにより、電子レセプトがクライアント端末10に蓄積さ
れている場合には、より多くの件数をまとめてダウンロードすることになる。
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果の他に、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態においては、一括送信件数を変更する。電子レセプトがクライアント端末10に蓄積されている場合には、より多くの件数をまとめてダウンロードすることができる。少ない件数毎にまとめて送信した場合には、1回のダウンロードは早くなるが、送信回数が増えるため、その分、送信手順におけるオーバーヘッドが重くなり、通信負荷がかかる。一方、多くの件数毎にまとめて送信した場合には、通信負荷を軽減できるが、1回のダウンロードは遅くなる。そこで、最初の送信件数と2回目以降の送信件数とを変更することにより、ユーザビリティを確保しながら、全体的な通信負荷を軽減することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態では、送信制御情報登録処理において、電子レセプトの審査において補正の有無の確認処理を実行する(ステップS5−1)。そして、電子レセプトにおいて、補正されたレコードを検出した場合(ステップS5−2において「YES」の場合)に、審査支援サーバ20の制御部21は、医療機関や診療行為についての情報の登録処理を実行する(ステップS5−3、S5−4)。送信制御情報記憶部26への送信制御情報登録は、補正されたレコードを検出した場合に限定されるものではない。審査において「疑義」が登録されたレコードについて送信制御情報を登録するようにしてもよい。
○ 上記実施形態では、送信制御情報登録処理において、補正されたレコードを検出した場合には、審査支援サーバ20の制御部21は、医療機関についてのソート制御情報の登録処理(ステップS5−3)や、診療行為についての情報の登録処理(ステップS5−4)を実行する。送信制御情報記憶部26に登録するソート制御情報は、医療機関コードや診療行為コードに限定されるものではない。
○ 上記実施形態では、送信制御情報記憶部26には、ダウンロード件数情報及びソート制御情報に関するデータが記録される。一括送信件数情報には、1回の送信時に含める電子レセプトの件数を特定するためのデータが記録される。これに代えて、一括送信件数情報には、1回の送信時に含める電子レセプトの項目件数を特定するためのデータを記録するようにしてもよい。具体的には、診療行為レコード数についての基準数を記録しておく。そして、制御部21の送信制御手段212は、審査対象電子レセプトに含まれる診療行為レコード数を電子レセプト毎に算出し、送信順番に従って診療行為レコード数を加算していく。そして、基準数に達した場合に送信する電子レセプトを特定する。通常、診療行為レコード数が多い場合には審査に時間がかかるため、診療行為レコード数を用いて所定の時間を確保できる電子レセプトを特定することができる。
○ 上記第2の実施形態では、2回目以降の送信処理では、第2の一括送信件数を用いる。この場合、第2の一括送信件数は固定値に限定されるものではない。例えば、先に送信した電子レセプトに含まれるコードと、ソート制御情報に含まれるコードとの一致度に応じて、次の一括送信件数を決定するようにしてもよい。この場合、一致度が高いほど、一括送信件数を多くなるように設定しておく。具体的には、送信制御情報記憶部26に、一致度に対して一括送信件数を対応付けた件数決定テーブルを記録させておく。そして、最初の送信に含まれる電子レセプトに含まれるコードにおいて、ソート制御情報に含まれるコードの個数(一致度)を算出する。そして、この一致度に対して、件数決定テーブルを用いて一括送信件数を決定する。これにより、先行送信の審査所要時間を予想して次の一括送信件数を決定することができる。
○ 上記実施形態では、クライアント端末10の制御部11が逓減準備処理を実行する。これに代えて、審査支援サーバ20の制御部21において実行するようにしてもよい。この場合、ダウンロードする電子レセプトに含まれる逓減対象の診療行為レコードに逓減対応情報を関連付けて記憶させておく。これにより、クライアント端末10における処理負荷を軽減することができる。
○ 上記実施形態では、逓減準備処理において、ダウンロードした電子レセプト毎に電子レセプトの取得基本項目の抽出処理(ステップS2−2)、減算レコードの記憶処理(ステップS2−3)を実行する。これに代えて、審査委員が審査を行なう対象を特定したときに、クライアント端末10の制御部11が基本マスターに対する処理を実行するように構成することも可能である。
本発明の実施形態のシステム概略図。 電子レセプトの基本構成の説明図。 電子レセプトの診療行為レコードの説明図。 電子レセプトの摘要欄情報の記載例の説明図。 基本マスター記憶部に記録されたデータの説明図。 送信制御情報記憶部に記録されたデータの説明図。 クライアント端末の機能ブロックの説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 クライアント端末のディスプレイに表示された画面の説明図。 クライアント端末のディスプレイに表示された画面の説明図。 クライアント端末のディスプレイに表示された画面の説明図。 第2の実施形態の処理手順の説明図。
符号の説明
10…クライアント端末、11…制御部、110…レセプト取得手段、111…基本項目抽出手段、112…レコード抜出手段、113…逓減準備手段、114…審査画面処理手段、115…審査結果送信手段、12…基本マスター記憶部、14…レセプト記憶部、211…レセプト検索手段、212…送信制御手段、213…レセプト送信手段、214…審査結果登録手段、215…制御情報登録手段、22…レセプト記憶部、23…審査結果情報記憶部、25…基本マスター記憶部、26…送信制御情報記憶部、30…医療機関端末。

Claims (6)

  1. 審査を行なうために医療機関コード、診療行為コードが記録された電子レセプトを記憶したレセプト記憶部と、
    ダウンロードの順番を決めるソート制御情報としての医療機関コード、診療行為コードと、一括して送信する件数を決定するための一括送信件数情報を記憶した送信制御情報記憶部と、
    電子レセプトのダウンロードを管理する制御手段を備えたレセプト管理システムであって、
    前記制御手段が、
    審査委員端末から電子レセプトのダウンロード要求を受信した場合、前記レセプト記憶部からダウンロード対象となるすべての電子レセプトを抽出するレセプト抽出手段と、
    前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報として記録された医療機関コード、診療行為コードが含まれる電子レセプトの送信順番が早くなるように、前記ダウンロード対象に含まれる電子レセプトを送信する順番を決定し、
    前記順番に従って、前記ダウンロード対象において、前記一括送信件数情報を用いて決定された件数分の電子レセプトを特定する送信制御手段と、
    前記送信制御手段において特定された電子レセプトを前記審査委員端末において閲覧できるようにして先行ダウンロードを開始し、
    前記先行ダウンロードにおける電子レセプトの閲覧処理中に、残りの電子レセプトを前記順番に従って前記審査委員端末に送信する後続ダウンロードを繰り返すレセプト送信手段と、
    前記審査委員端末を用いて審査された電子レセプトについて補正情報を取得した場合、この電子レセプトに含まれる医療機関コード、診療行為コードを、ソート制御情報として前記送信制御情報記憶部に記録する制御情報登録手段とを備え、
    前記レセプト送信手段は、後続ダウンロードを繰り返す場合には、前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報を用いて電子レセプトの送信順番を変更することを特徴とするレセプト管理システム。
  2. 前記送信制御情報記憶部には、一括送信件数情報として基準項目数を記録し、
    前記送信制御手段は、前記ダウンロード対象の電子レセプトに含まれる項目数を電子レセプト毎に算出し、
    前記順番に従って、前記送信制御情報記憶部に記録された基準項目数に達するまで、前記ダウンロード対象の電子レセプトを特定することを特徴とする請求項1に記載のレセプト管理システム。
  3. 前記一括送信件数情報には、先行ダウンロードにおいて含める電子レセプトの数と、後続ダウンロードに含める電子レセプトの数とに関する情報を含み、前記後続ダウンロードに含める数を先行ダウンロードにおける数より多くなるように設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のレセプト管理システム。
  4. 逓減対象となる項目を特定するための逓減対象情報と、この項目に対する逓減対応情報を記憶した逓減情報記憶部を更に備え、
    前記制御手段が、
    ダウンロード対象の電子レセプトを抽出した場合、前記逓減情報記憶部に記憶された逓減対象情報を用いて前記ダウンロード対象の電子レセプトに含まれる逓減対象レコードを特定し、この逓減対象レコードに対応する逓減対応情報を取得し、前記逓減対象レコードに関連付けて逓減対応情報を登録することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のレセプト管理システム。
  5. 審査を行なうために医療機関コード、診療行為コードが記録された電子レセプトを記憶したレセプト記憶部と、
    ダウンロードの順番を決めるソート制御情報としての医療機関コード、診療行為コードと、一括して送信する件数を決定するための一括送信件数情報を記憶した送信制御情報記憶部と、
    電子レセプトのダウンロードを管理する制御手段を備えたレセプト管理システムを用いて、レセプトを管理するための方法であって、
    前記制御手段が、
    審査委員端末から電子レセプトのダウンロード要求を受信した場合、前記レセプト記憶部からダウンロード対象となるすべての電子レセプトを抽出するレセプト抽出段階と、
    前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報として記録された医療機関コード、診療行為コードが含まれる電子レセプトの送信順番が早くなるように、前記ダウンロード対象の電子レセプトを送信する順番を決定し、
    前記順番に従って、前記ダウンロード対象において、前記一括送信件数情報を用いて決定された件数分の電子レセプトを特定する送信制御段階と、
    前記送信制御段階において特定された電子レセプトを前記審査委員端末において閲覧できるようにして先行ダウンロードを開始し、
    前記先行ダウンロードにおける電子レセプトの閲覧処理中に、残りの電子レセプトを前記順番に従って前記審査委員端末に送信する後続ダウンロードを繰り返すレセプト送信段階と、
    前記審査委員端末を用いて審査された電子レセプトについて補正情報を取得した場合、この電子レセプトに含まれる医療機関コード、診療行為コードを、ソート制御情報として前記送信制御情報記憶部に記録する制御情報登録段階とを実行し、
    前記レセプト送信段階において、後続ダウンロードを繰り返す場合には、前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報を用いて電子レセプトの送信順番を変更することを特徴とするレセプト管理方法。
  6. 審査を行なうために医療機関コード、診療行為コードが記録された電子レセプトを記憶したレセプト記憶部と、
    ダウンロードの順番を決めるソート制御情報としての医療機関コード、診療行為コード
    と、一括して送信する件数を決定するための一括送信件数情報を記憶した送信制御情報記憶部と、
    電子レセプトのダウンロードを管理する制御手段を備えたレセプト管理システムを用いて、レセプトを管理するためのプログラムであって、
    前記制御手段を、
    審査委員端末から電子レセプトのダウンロード要求を受信した場合、前記レセプト記憶部からダウンロード対象となるすべての電子レセプトを抽出するレセプト抽出手段と、
    前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報として記録された医療機関コード、診療行為コードが含まれる電子レセプトの送信順番が早くなるように、前記ダウンロード対象の電子レセプトを送信する順番を決定し、
    前記順番に従って、前記ダウンロード対象において、前記一括送信件数情報を用いて決定された件数分の電子レセプトを特定する送信制御手段と、
    前記送信制御手段において特定された電子レセプトを前記審査委員端末において閲覧できるようにして先行ダウンロードを開始し、
    前記先行ダウンロードにおける電子レセプトの閲覧処理中に、残りの電子レセプトを前記順番に従って前記審査委員端末に送信する後続ダウンロードを繰り返すレセプト送信手段、
    前記審査委員端末を用いて審査された電子レセプトについて補正情報を取得した場合、この電子レセプトに含まれる医療機関コード、診療行為コードを、ソート制御情報として前記送信制御情報記憶部に記録する制御情報登録手段として機能させ、
    前記レセプト送信手段は、後続ダウンロードを繰り返す場合には、前記送信制御情報記憶部に記録されたソート制御情報を用いて電子レセプトの送信順番を変更することを特徴とするレセプト管理プログラム。
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