JP5545930B2 - 請求データ出力システム、請求データ出力方法、および請求データ出力プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、保険医療機関が審査支払機関に診療報酬を請求するための請求データを、所定の編綴方法に従って出力する請求データシステム、請求データ出力方法および請求データ出力プログラムに関する。
保険医療機関や保険薬局が、審査支払機関に診療報酬を請求する場合、各県がそれぞれ定める編綴方法(編綴順番)に従って、総括票、請求書、明細書などの請求データを仕分けして審査支払機関に提出する。なお、請求データの編綴方法については、非特許文献1、非特許文献2等に記載されている。
"請求書等の編綴方法"、東京都国民健康保険団体連合会、[online]、[平成21年3月23日検索]、インターネット<URL: http://www.tokyo-kokuhoren.or.jp/kokuho/kokuho.htm> "2.診療(調剤)報酬請求書および明細書の編綴方法について"、神奈川県国民健康保険団体連合会、[online]、[平成21年3月23日検索]、インターネット<http://www.kanagawa-kokuho.or.jp/hoken/h20/s2.pdf>
保険医療機関等において、診療報酬を審査請求機関に請求する請求業務は、コンピュータから出力される各種の帳票を、各県が定める編綴方法に従って、手作業で仕分け、編綴する。そのため、請求業務に多くの作業負荷および作業時間を要する。
また、各県が定める編綴方法は不定期に変更され、その度に新たな編綴方法を理解し、新たな編綴方法で各種の帳票を仕分け、編綴しなければならないため、編綴方法の変更に対して知識および経験が少ない者が迅速に対応することは困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、保険医療機関が審査支払機関に診療報酬を請求する請求処理をより効率化し、作業負荷および作業時間を削減する請求データ出力システム、請求データ出力方法、および請求データ出力プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、保険医療機関が審査支払機関に診療報酬を請求するための請求データを、所定の編綴方法に従って出力する請求データ出力システムであって、前記請求データには、総括票データ、請求書データ、および、患者単位の明細書データが含まれ、前記総括票データ、前記請求書データおよび所定の種別毎の前記明細書データの出力順番と、前記明細書データの種別毎の抽出条件とが設定された編綴情報記憶手段と、患者毎の患者情報および診療情報を含む患者診療データを入力する入力手段と、前記編綴情報記憶手段を参照し、前記入力された患者診療データを前記抽出条件に基づいて対応する種別のグループに振り分ける振分手段と、前記患者診療データに基づいて、各患者の明細書データを生成する明細書データ生成手段と、前記編綴情報記憶手段の出力順番に基づいて、前記総括票データまたは前記請求票データの配下に属する前記明細書データの件数および点数をカウントしていくことで、前記総括票データおよび前記請求書データを生成する総括請求データ生成手段と、前記編綴情報記憶手段に設定された出力順序に従って、前記総括票データ、前記請求書データ、および前記種別ごとにグルーピングされた明細書データを出力する出力手段と、を有する。
また、本発明は、コンピュータが行う、保険医療機関が審査支払機関に診療報酬を請求するための請求データを所定の編綴方法に従って出力する請求データ出力方法であって、前記請求データには、総括票データ、請求書データ、および、患者単位の明細書データが含まれ、前記コンピュータは、前記総括票データ、前記請求書データおよび所定の種別毎の前記明細書データの出力順番と、前記明細書データの種別毎の抽出条件とが設定された編綴情報記憶部を有し、患者毎の患者情報および診療情報を含む患者診療データを入力する入力ステップと、前記編綴情報記憶部を参照し、前記入力された患者診療データを前記抽出条件に基づいて対応する種別のグループに振り分ける振分ステップと、前記患者診療データに基づいて、各患者の明細書データを生成する明細書データ生成ステップと、前記編綴情報記憶部の出力順番に基づいて、前記総括票データまたは前記請求票データの配下に属する前記明細書データの件数および点数をカウントしていくことで、前記総括票データおよび前記請求書データを生成する総括請求データ生成ステップと、前記編綴情報記憶部に設定された出力順序に従って、前記総括票データ、前記請求書データ、および前記種別ごとにグルーピングされた明細書データを出力する出力ステップと、を行う。
また、本発明は、コンピュータが実行する、保険医療機関が審査支払機関に診療報酬を請求するための請求データを所定の編綴方法に従って出力する請求データ出力プログラムであって、前記請求データには、総括票データ、請求書データ、および、患者単位の明細書データが含まれ、前記コンピュータは、前記総括票データ、前記請求書データおよび所定の種別毎の前記明細書データの出力順番と、前記明細書データの種別毎の抽出条件とが設定された編綴情報記憶部を有し、前記コンピュータに、患者毎の患者情報および診療情報を含む患者診療データを入力する入力ステップと、前記編綴情報記憶部を参照し、前記入力された患者診療データを前記抽出条件に基づいて対応する種別のグループに振り分ける振分ステップと、前記患者診療データに基づいて、各患者の明細書データを生成する明細書データ生成ステップと、前記編綴情報記憶部の出力順番に基づいて、前記総括票データまたは前記請求票データの配下に属する前記明細書データの件数および点数をカウントしていくことで、前記総括票データおよび前記請求書データを生成する総括請求データ生成ステップと、前記編綴情報記憶部に設定された出力順序に従って、前記総括票データ、前記請求書データ、および前記種別ごとにグルーピングされた明細書データを出力する出力ステップと、を実行させる。
本発明によれば、保険医療機関が審査支払機関に診療報酬を請求する請求処理をより効率化し、作業負荷および作業時間を削減する請求データ出力システム、請求データ出力方法、および請求データ出力プログラムを提供することができる。
保険医療機関が診療報酬請求する処理を説明するための説明図である。 総括票の一例を示す図である。 請求書の一例を示す図である。 明細書の一例を示す図である。 診療報酬請求書等の編綴方法の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る請求データ出力システムの概略構成図である。 請求データ出力処理のフローチャートである。 編綴情報を入力するための入力画面の一例を示す図である。 患者情報データの一例を示す図である。 診療情報データの一例を示す図である。 保険種別DBの一例を示す図である。 電子データの明細書の一例を示す図である。 返戻データの一例を示す図である。 出力結果集計情報の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。なお、本実施形態では、歯科用の請求データを例として説明する。
図1は、保険医療機関11(病院、診療所、保険薬局等)が、審査支払機関12(社会保険診療報酬支払基金、国民保険団体連合等)に、診療報酬の請求をする処理を説明するための説明図である。保険医療機関11は、月末に、当月に治療した患者の医療保険分を審査支払機関12に請求する。
そのため、保険医療機関11では、請求に必要な各種の請求データを、所定の編綴方法で仕分け、紐綴じするなどの編綴処理を行い、審査支払機関12に提出する。請求データには、総括票14、請求書15、明細書(レセプト)16が含まれる。
図2は、総括票の一例を示したものである。総括票14は、当月提出する全明細書の枚数および点数などが記載されるものである。
図3は、請求書15の一例を示したものである。請求書15は、例えば県単位、市区町村単位など所定の単位で1枚作成され、当該所定の単位内に属する明細書の枚数および点数などが記載されるものである。
図4は、明細書16の一例を示したものである。明細書16は、各患者の診療報酬の明細が記載される。
図5は、編綴方法の一例を示したものである。編綴方法は、県毎に定められ、図5に示す編綴方法には、東京都で定められた歯科の請求データの綴り順番が記載されている。図示するように都内分51については、総括票、国保明細書、退職明細書、老健明細書等の順番に、各請求データを仕分けして、紐綴じすることが記載されている。
このように、保険医療機関11では、所定の編綴方法に従って、編綴した請求データ17を、審査支払機関12に提出する。また、一部の明細書16については、紙での提出だけでなく電子データ18(光磁気ディスク、フレキシブルディスク等)の提出も認められている。
本発明の実施の形態に係る請求データ出力システムは、上記説明した編綴方法に従って、診療報酬を請求する請求データを出力するシステムである。
図6は、本実施形態の請求データ出力システム2の概略構成図である。図示する請求データ出力システム2は、編綴情報設定部21と、入力部22と、出力区分判別部23と、振分部24と、明細書データ生成部25と、総括票・請求書データ生成部26と、出力部27と、編綴情報DB(データベース)28と、保険種別DB(データベース)29とを備える。
編綴情報設定部21は、ユーザの指示を受け付けて、所定の編綴方法に従った編綴情報を編綴情報DB28に記憶する。編綴方法は、図5で説明したように、総括票、請求書、明細書の綴り順番が記載されたものである。編綴情報には、各種の請求データ(総括票データ、請求書データ、明細書データ)の出力順番と、明細書データの種別毎の抽出条件とが含まれる。
入力部22は、患者毎の患者情報データおよび診療情報データを入力する。出力区分判別部23は、保険種別DB29を参照して、明細書データを紙出力とするか、または電子データ出力とするかを判別する。振分手段24は、編綴情報DB28を参照し、入力された患者情報データおよび診療情報データを抽出条件に基づいて対応する種別のグループに振り分ける。明細書データ生成部25は、患者情報データおよび診療情報データに基づいて、各患者の明細書データを生成する。
総括票・請求書データ生成部26は、編綴情報DB28の出力順番に基づいて、総括票データまたは請求票データの配下に属する明細書データの件数および点数をカウントし、総括票データおよび請求書データを生成する。出力部27は、編綴情報DB28に設定された出力順序に従って、総括票データ、請求書データおよび種別ごとにグルーピングされた明細書データを出力する。編綴情報DB28および保険種別DB29については、後述する。
以上説明した請求データ出力システム2は、少なくともCPU(中央演算装置)とメモリ(主記憶装置)とを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた、請求データ出力システム用のプログラムを実行することにより、各機能が実現される。また、請求データ出力システム2は、ハードディスク等の補助記憶装置と、入力装置と、ディスプレイやプリンタなどの出力装置とを備えるものとする。なお、編綴情報DB28、保険種別DB29には、メモリまたは外部記憶装置が用いられる。
また、請求データ出力システム2の各種処理を実行するプログラムは、メモリまたは補助記憶装置に格納されているものである。そして、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD、MOなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも、ネットワークを介して配信することも可能である。
なお、図6は、請求データ出力システム2の論理的な機能構成を示しているものであって、物理的な構成は図6に限定されない。例えば、請求データ出力システム2は、1つのコンピュータ装置で構築される場合であっても、編綴情報DB28および保険種別DB29を一元的に管理しているサーバと、その他の各部を備える各クライアントとがネットワークを介して接続されている場合であってもよい。
次に、本実施形態に係る請求データ出力システムの処理について説明する。
図7は、請求データ出力処理を示すフローチャートである。事前処理として、ユーザは、所望の編綴情報を、請求データ出力システムに入力する。編綴情報設定部21は、ユーザが入力した編綴情報を受け付けて、編綴情報DB28に記憶する(S11)。
図8は、ユーザが編綴情報を入力するための入力画面の一例を示したものである。図示する画面では、条件設定部81と、順序設定部82とを有する。ユーザは、順序設定部82に、請求データの編綴順序(出力順番)を入力する。
例えば、図5に示す編綴方法の場合、都内分の国保の請求データ51、都外分の国保の請求データ52、都内分の後期高齢者の請求データ53、都外分の後期高齢者の請求データ54、順番で綴じることか規定されている。また、各請求データ51、52、53、54内でも、データの順番が規定されている。図5に示す編綴方法を用いる場合、ユーザは、図示する編綴方法の上から順に「1:総括票」、「2:国保明細書」、「3:退職明細書」等、順番と対応する請求データの名称・種別とを、順序設定部82に入力する。
そして、ユーザは、順序設定部82に設定した各明細書については、条件設定部81で対応するデータの抽出条件を設定する。図示する例では、順序設定部82にカーソルが設定された順序番号「2」の〔都内分〕国保の国保明細書の抽出条件が示されている。具体的な抽出条件83として、例えば、「13」で始まる保険者番号(〔都内分〕の国保明細書であることを意味する)を抽出することが示されている。
ユーザは、順序番号「2」の〔都内分〕国保の国保明細書の抽出条件を設定した後、次の順序番号「3」の退職明細書にカーソルを移動し、順序番号「3」用の条件設定部81に退職明細書用の抽出条件を新たに設定する。このように、全ての各明細書について、それぞれ抽出条件を入力する。
編綴情報設定部21は、このようにユーザが入力した、請求データの出力順番と、各明細書データの抽出条件とを含む編綴情報を、編綴情報DB28に記憶する。
そして、入力部22は、患者毎の患者情報データおよび診療診療情報データを入力する(S12)。患者情報データには、例えば図9に示すように、当該患者の氏名、保険者番号、保険種別、患者負担率、保険給付率などが設定されている。診療情報データには、例えば図10に示すように、当該患者の診療日付、診療部位、診療内容および点数などが設定されている。なお、患者情報データおよび診療情報データは、カルテ番号により対応付けられている。
そして、出力区分判別部23は、保険種別DB29を参照し、S12で入力された患者の患者情報データおよび診療情報データ(患者情報・診療情報データ)から生成される明細書データを、紙で出力するのか、あるいは電子データで出力するのかを判別し、判別結果(紙または電子データ)を示すフラグを患者情報・診療情報データに設定する。
図11は、保険種別DB29の一例を示すものである。図示する保険種別DB29は、紙出力とするか電子データ出力とするかの区分情報111と、保険種別番号112と、保険種別名称113とを有する。
出力区分判別部23は、S12で入力された患者の患者情報データ(図9参照)の保険種別91に設定された保険種別番号に対応する区分情報に基づいて、紙か電子データかを判別する。
そして、振分部24は、S12で入力された患者情報・診療情報データを、編綴情報DB28の抽出条件に基づいて対応する種別のグループに振り分ける(S14)。具体的には、図9に示す患者情報データの場合、保険者番号92は「13XXXX」である。この保険者番号は、図8に示す編綴情報入力画面の順序番号「2」の〔都内分〕国保の国保明細書の条件83に含まれる。したがって、振分部24は、この患者情報・診療情報データを、順序番号「2」の種別のグループに振り分ける。
そして、明細書データ生成部25は、S14で振り分けた患者情報・診療情報データから明細書データを生成する(S15)。ここで、S13で紙出力のフラグが付加されている患者情報・診療情報データの場合、明細書データ生成部25は、所定の帳票フォーマットを用いて紙用の明細書データ(図4参照)を生成する。具体的には、所定の帳票フォーマットの各設定項目に、患者情報データおよび診療情報データに設定された情報(患者氏名、保険者番号、点数、診療部位など)をそれぞれ設定する。例えば、患者情報データおよび診療情報データの各データ項目と、所定の帳票フォーマットへの設定・印字箇所(例えば座標など)とが、対応付けて記憶されている変換テーブルなどを用いて、紙用の明細書データを生成するものとする。
また、S13で電子データ出力のフラグが付加されている患者情報・診療情報データの場合、明細書データ生成部25は、電子データ用の明細書データを生成する。
図12は、電子データ用の明細書データの一例を示す図である。電子データ用の明細書データのデータフォーマットは、社会保険診療報酬支払基金が提供する「光ディスク等による請求に係る記録条件仕様(歯科用)」に定められている。明細書データ生成部25は、当該データフォーマットに従って、患者情報・診療情報データから電子データ用の明細書データを生成する。
そして、総括票・請求書データ生成部26は、S15で生成された明細書データに基づいて、総括票データおよび請求書データを生成および更新する(S16)。すなわち、総括票データは、図2に示すように、所定の区分毎に件数31および点数32を有する。総括票データについては、総括票・請求書データ生成部26は、S14で振り分けたグループに対応する区分の件数を1つカウントアップし、対応する区分の点数に当該明細書データの合計点数41(図4参照)を加算する。
なお、図5に示す編綴方法の場合、総括票511は、先頭の1枚だけであり、全ての明細書データがその配下となる。したがって、総括票・請求書データ生成部26は、1件目の明細書データが入力されると、図2に示すような所定の帳票フォーマットを用いて総括票データを生成し、2件目以降の全て明細書データについては件数および点数を更新する。
請求書データは、図3に示すように、所定の区分毎に件数33、診療実日数34および点数35を有する。総括票・請求書データ生成部26は、対応する請求書データについて、S14で振り分けたグループに対応する区分の件数を1つカウントアップし、対応する区分の診療実日数に当該明細書データの実日数42(図4参照)を加算し、対応する区分の点数に当該明細書データの合計点数41(図4参照)を加算する。
なお、図5に示す編綴方法の場合、請求書は、〔都外分〕国保で2箇所512、513と、〔都外分〕後期で2箇所514、515の4枚が必要であり、各請求書512、513、514、515は、それぞれその配下の明細書512a、513a、514a、515aの集計票である。総括票・請求書データ生成部26は、S15で生成された明細書データが属する請求書データを更新する。総括票・請求書データ生成部26は、図3に示すような所定の帳票フォーマットを用いて請求書データを生成し、件数、診療実日数および点数を更新する。
また、図5に示す編綴方法では、〔都内分〕の明細書については、請求書は不要である。そのため、総括票・請求書データ生成部26は、S15で生成された明細書データが都内分〕の明細書データの場合、請求書データの更新を行わない。
そして、未処理の患者の患者情報・診療情報データがある場合(S17:YES)、S12〜S17の処理を繰り返し行う。そして、全ての患者の患者情報・診療情報データを処理した場合(S17:NO)は、出力部27は、編綴情報DB28に設定された出力順序に従って、総括票データ、請求書データ、および種別(S14で振り分けられ順序番号)ごとにグルーピングされた明細書データを出力する(S18)。
ここで、S15で説明したように、出力区分が紙の明細書データについては、編綴情報の出力順序に従って総括票データおよび請求書データとともに紙(帳票)でプリンタなどの出力装置に出力される。一方、出力区分が電子データの明細書データについては、編綴情報の出力順序に従って所定の記録媒体に所定の形式(CSV形式など)で出力・格納される。記録媒体には、例えば、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ハードディスクなどが考えられる。なお、出力区分が電子データの明細書データが出力・格納される記録媒体は、1つの記録媒体であっても複数の記録媒体であってもよい。
なお、図7に示す請求データ出力処理では、請求データ出力システム2に入力される明細書データとして、患者情報・診療情報データ(図9、図10)を用いて説明したが、患者情報・診療情報データの他に、審査支払機関が保険医療機関に送付する返戻データ(図13参照)、および、先月分以前の診療情報データである月遅データを入力してもよい。返戻ファイルは、審査支払機関に提出した診療報酬の請求データにエラー(不備)があった場合、保険医療機関にエラーを訂正させるために、審査支払機関から送付されるデータである。
また、図7に示す請求データ出力処理では、請求データとして総括票データ、請求書データおよび明細書データを所定の編綴方法・順番に従って出力することしたが、これ以外の他の請求データについても所定の編綴方法・順番に従って出力することとしてもよい。他の請求データには、「心身障害者医療費請求書」、「乳幼児医療費請求書(社保用)」、「ひとり親家庭等 医療費請求書(社保用)」等の「その他の単票」が考えられる。
また、S16の総括票データおよび請求書データの生成・更新処理では、明細書データが紙出力の場合であっても電子データ出力の場合であっても、配下の明細書データの件数および点数等をカウントアップすることとした。しかしながら、総括票・請求書データ生成部26は、様々な方法で配下の明細書データの件数および点数等をカウントアップすることとしてもよい。例えば、総括票・請求書データ生成部26は、S13で患者情報・診療情報データに付加された紙出力または電子データ出力とするかのフラグを参照し、紙出力の明細書データのみの件数および点数等をカウントアップすることとしてもよい。
また、総括票・請求書データ生成部26は、紙出力または電子データ出力とするかのフラグを参照し、紙出力の明細書データと電子データの明細書データとを分けて、件数および点数等をそれぞれカウントアップすることとしてもよい。この場合、1枚の総括票データまたは請求書データの中に、紙出力用と電子データ出力用の件数および点数等が設定されることとしても、紙出力用と電子データ出力用の2枚の総括票データまたは2枚の請求書データを生成することとしてもよい。
また、出力部27は、S18で各データを出力した後、例えば、図14に示すような出力結果集計情報を、プリンタまたはディスプレイなどの出力装置に出力することとしてもよい。
以上説明した本実施形態の請求データ出力システム2では、各県が定める編綴方法・編綴順序に従って、診療報酬を請求するための総括票、請求書および明細書(請求データ)を出力する。これにより、従来、保険医療機関が手作業で行ってきた診療報酬の請求処理の作業負荷および作業時間を大幅に削減することができる。すなわち、診療報酬の請求業務をより効率化することができる。
また、本実施形態では、各保険医療機関がそれぞれ選択した任意の県の編綴方法に基づく編綴情報を、編綴情報DBに設定することができ、当該編綴情報が指定する編綴順序で請求データを出力することができる。このように、事前に所望の編綴方法を設定しておくことで、編綴方法の知識および経験が少ない者でも容易に診療報酬の請求処理を行うことができる。また、各県が定める編綴方法が変更された場合であっても、迅速に対応することができる。
また、本実施形態では、紙で出力される明細書データと、電子データ(記録媒体、電子媒体)で出力される明細書データとを併用することができる。これにより、オンラインでの診療報酬の請求が全面的に開始されるまでの移行期間において、紙と電子データの両方が混在した編綴方法が要求される場合であっても、柔軟に対応することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。
2 請求データ出力システム
21 編綴情報設定部
22 入力部
23 出力区分判別部
24 振分部
25 明細書データ生成部
26 総括票・請求書データ生成部
27 出力部
28 編綴情報DB
29 保険種別DB

Claims (9)

  1. 保険医療機関が審査支払機関に診療報酬を請求するための請求データを、所定の編綴方法に従って出力する請求データ出力システムであって、
    前記請求データには、総括票データ、請求書データ、および、患者単位の明細書データが含まれ、
    前記総括票データ、前記請求書データおよび所定の種別毎の前記明細書データの出力順番と、前記明細書データの種別毎の抽出条件とが設定された編綴情報記憶手段と、
    患者毎の患者情報および診療情報を含む患者診療データを入力する入力手段と、
    前記編綴情報記憶手段を参照し、前記入力された患者診療データを前記抽出条件に基づいて対応する種別のグループに振り分ける振分手段と、
    前記患者診療データに基づいて、各患者の明細書データを生成する明細書データ生成手段と、
    前記編綴情報記憶手段の出力順番に基づいて、前記総括票データまたは前記請求票データの配下に属する前記明細書データの件数および点数をカウントしていくことで、前記総括票データおよび前記請求書データを生成する総括請求データ生成手段と、
    前記編綴情報記憶手段に設定された出力順序に従って、前記総括票データ、前記請求書データ、および前記種別ごとにグルーピングされた明細書データを出力する出力手段と、を有すること
    を特徴とする請求データ出力システム。
  2. 請求項1記載の請求データ出力システムであって、
    前記明細書データを紙出力とするか、または電子データ出力とするかを、保険種別毎に設定した保険種別記憶手段をさらに有し、
    前記出力手段は、紙出力の明細書データについては前記編綴情報記憶手段に設定された出力順序に従って紙で出力し、電子データ出力の明細書データについては記憶媒体に格納すること
    を特徴とする請求データ出力システム。
  3. 請求項1または請求項2記載の請求データ出力システムであって、
    前記所定の編綴方法に基づいた、前記総括票データ、前記請求書データおよび所定の種別毎の前記明細書データの出力順番と、前記明細書データの種別毎の抽出条件とを、前記編綴情報記憶手段に設定する編綴情報設定手段を、さらに有すること
    を特徴とする請求データ出力システム。
  4. コンピュータが行う、保険医療機関が審査支払機関に診療報酬を請求するための請求データを所定の編綴方法に従って出力する請求データ出力方法であって、
    前記請求データには、総括票データ、請求書データ、および、患者単位の明細書データが含まれ、
    前記コンピュータは、
    前記総括票データ、前記請求書データおよび所定の種別毎の前記明細書データの出力順番と、前記明細書データの種別毎の抽出条件とが設定された編綴情報記憶部を有し、
    患者毎の患者情報および診療情報を含む患者診療データを入力する入力ステップと、
    前記編綴情報記憶部を参照し、前記入力された患者診療データを前記抽出条件に基づいて対応する種別のグループに振り分ける振分ステップと、
    前記患者診療データに基づいて、各患者の明細書データを生成する明細書データ生成ステップと、
    前記編綴情報記憶部の出力順番に基づいて、前記総括票データまたは前記請求票データの配下に属する前記明細書データの件数および点数をカウントしていくことで、前記総括票データおよび前記請求書データを生成する総括請求データ生成ステップと、
    前記編綴情報記憶部に設定された出力順序に従って、前記総括票データ、前記請求書データ、および前記種別ごとにグルーピングされた明細書データを出力する出力ステップと、を行うこと
    を特徴とする請求データ出力方法。
  5. 請求項4記載の請求データ出力方法であって、
    前記コンピュータは、前記明細書データを紙出力とするか、または電子データ出力とするかを、保険種別毎に設定した保険種別記憶部をさらに有し、
    前記出力ステップは、紙出力の明細書データについては前記編綴情報記憶部に設定された出力順序に従って紙で出力し、電子データ出力の明細書データについては記憶媒体に格納すること
    を特徴とする請求データ出力方法。
  6. 請求項4または請求項5記載の請求データ出力方法であって、
    前記所定の編綴方法に基づいた、前記総括票データ、前記請求書データおよび所定の種別毎の前記明細書データの出力順番と、前記明細書データの種別毎の抽出条件とを、前記編綴情報記憶部に設定する編綴情報設定ステップを、さらに行うこと
    を特徴とする請求データ出力方法。
  7. コンピュータが実行する、保険医療機関が審査支払機関に診療報酬を請求するための請求データを所定の編綴方法に従って出力する請求データ出力プログラムであって、
    前記請求データには、総括票データ、請求書データ、および、患者単位の明細書データが含まれ、
    前記コンピュータは、前記総括票データ、前記請求書データおよび所定の種別毎の前記明細書データの出力順番と、前記明細書データの種別毎の抽出条件とが設定された編綴情報記憶部を有し、
    前記コンピュータに、
    患者毎の患者情報および診療情報を含む患者診療データを入力する入力ステップと、
    前記編綴情報記憶部を参照し、前記入力された患者診療データを前記抽出条件に基づいて対応する種別のグループに振り分ける振分ステップと、
    前記患者診療データに基づいて、各患者の明細書データを生成する明細書データ生成ステップと、
    前記編綴情報記憶部の出力順番に基づいて、前記総括票データまたは前記請求票データの配下に属する前記明細書データの件数および点数をカウントしていくことで、前記総括票データおよび前記請求書データを生成する総括請求データ生成ステップと、
    前記編綴情報記憶部に設定された出力順序に従って、前記総括票データ、前記請求書データ、および前記種別ごとにグルーピングされた明細書データを出力する出力ステップと、を実行させること
    を特徴とする請求データ出力プログラム。
  8. 請求項7記載の請求データ出力プログラムであって、
    前記コンピュータは、前記明細書データを紙出力とするか、または電子データ出力とするかを、保険種別毎に設定した保険種別記憶部をさらに有し、
    前記出力ステップは、紙出力の明細書データについては前記編綴情報記憶部に設定された出力順序に従って紙で出力し、電子データ出力の明細書データについては記憶媒体に格納すること
    を特徴とする請求データ出力プログラム。
  9. 請求項7または請求項8記載の請求データ出力プログラムであって、
    前記所定の編綴方法に基づいた、前記総括票データ、前記請求書データおよび所定の種別毎の前記明細書データの出力順番と、前記明細書データの種別毎の抽出条件とを、前記編綴情報記憶部に設定する編綴情報設定ステップを、さらに実行させること
    を特徴とする請求データ出力プログラム。
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