JP4685040B2 - 半導体集積回路及びその電源供給制御方法 - Google Patents

半導体集積回路及びその電源供給制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路及びその電源供給制御方法に関する。
半導体プロセスの微細化に伴い、回路が動作していない待機時に流れるリーク電流が無視できなくなっている。リーク電流は、消費電力を増大させる要因の1つである。リーク電流を削減するためには、電源遮断を行うことが最も効果的である。
電源遮断を行う半導体集積回路が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の半導体集積回路は、動作モードとスタンバイモードの2つの電源モードを有する。電源ドメインは、動作モード時のみ電源が供給されるCPUを有するメイン回路と、常時電源が供給されるスタンバイ回路とに分割されている。スタンバイ回路は、CPUからスタンバイモードへの移行命令を受けると、メイン回路の電源をOFFにし、システムをスタンバイモードに移行する。割込みが発生すると、スタンバイ回路は、割込み要因を保持し、メイン回路の電源をONにする。CPUは、保持された割込み要因を特定し、この割込み要因に対応する処理を実行する。
また、特許文献2に記載の半導体集積回路は、特許文献1と同様の電源ドメインを有し、電源遮断回路ではなく基板バイアス制御回路を有する。基板バイアス制御回路は、スタンバイモードへの移行時、メイン回路の基板バイアス電圧を高閾値電圧に制御し、一方、動作モードへの復帰時、0バイアス電圧に戻してから動作を開始させる。このように、リーク電流の削減方法として、電源遮断ではなく基板バイアス電圧制御を行うことで、動作モードへの高速な復帰を図っている。
特許第3724472号明細書 特開2004−96073号公報
しかし、上記説明した半導体集積回路の電源供給制御方法では、スタンバイモードへの移行及び動作モードへの復帰にはCPUによる制御が介在しているため、動作モード時にはCPUを含む電源ドメインが必ず電源ONの状態になっている必要がある。スタンバイモード及び動作モード間のモード制御や割込み処理は必ずしもCPUの処理を必要としないにもかかわらず、CPUによる制御を介在させているため、動作モード時にCPUを含む電源ドメイン(CPUドメイン)の電源をOFFにすることができなかった。システムLSIでは、CPUドメインの占める部分が大きく、その占有面積を無視することはできない。このため、CPUドメインの消費電力を削減する効果は非常に大きい。
本発明の目的は、動作モード時のCPUドメインの消費電力を低減可能な半導体集積回路及びその電源供給制御方法を提供することである。
本発明は、複数の機能ブロックと、CPUと、常時、電源が供給され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUへの電源供給を制御する電源制御部と、前記電源制御部によって制御され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対する電源の供給及び遮断を切り替える複数のスイッチ部と、を備え、前記電源制御部は、前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込み又は前記CPUからの命令の各々に対応する制御内容を記憶し、前記制御内容に応じて、前記複数のスイッチ部の各々を制御し前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動する半導体集積回路を提供する。これにより、CPUの処理を必要としない動作モード時に、CPUの電源をOFFに設定することができる。したがって、CPUドメインの消費電力を低減することができる。また、複数の機能ブロック及びCPUへの電源制御を容易に行うことができる。
上記半導体集積回路では、前記複数の機能ブロックに含まれる一機能ブロックから他の機能ブロックに入力される信号を可変する電源遮断対策部を備え、前記電源制御部は、電源が遮断される機能ブロックから電源が供給される機能ブロックに伝播する信号を強制的にローレベルに固定するよう前記電源遮断対策部を制御する。これにより、電源が遮断される機能ブロックから出力される信号を受ける機能ブロックに貫通電流が流れることを防止できる。
上記半導体集積回路では、前記電源制御部は、前記複数のスイッチ部を切り替えて所定時間経過後に、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動する。これにより、電源制御を行って電源が安定した後、次に起動する機能ブロックを確実に動作させることができる。
上記半導体集積回路では、前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込みは、本割込み及び当該本割込みに先行して発行される仮割込みを含み、前記電源制御部は、前記仮割込みに応じて、次に起動する前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つに対する電源供給を開始する。これにより、仮割込みの発生から本割込みの発生までの間に、次に起動する機能ブロックの電源を安定させることができる。したがって、本割込みの発生直後から、機能ブロックの動作を開始させることができ、タイムラグを生じることがなくなる。
上記半導体集積回路では、前記電源制御部は、前記仮割込みに応じて計時を開始するタイマ部を有し、前記タイマ部の計時時間が所定時間を経過しても、前記本割込みがない場合、前記CPUを起動する。これにより、仮割込みを受けたにもかかわらず本割込みが来ないという異常ケースに対し、フェイルセーフ機能を実現することができる。
上記半導体集積回路では、前記電源制御部は、前記機能ブロックを初期化するための初期化データを格納する格納部と、次に起動する機能ブロックに前記初期化データを転送する転送部とを有し、前記電源供給制御後に、前記起動した機能ブロックを初期化する。これにより、CPUによる制御を介在させることなく、電源制御部は、電源OFFから電源ONの状態に変更された機能ブロックの初期設定を行うことができる。したがって、機能ブロックを初期化するためだけにCPUを起動させなくて済み、それによる無駄な電力消費を無くすことができる。
上記半導体集積回路では、前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する供給電圧レベルを含み、前記電源制御部は、前記制御内容が示す供給電圧レベルの電源を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御する。これにより、低速動作もしくは内部状態の保持だけを行う場合、機能ブロックに動作下限電圧を供給することで、消費電力を抑えることができる。
上記半導体集積回路では、前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する基板バイアス電圧レベルを含み、前記電源制御部は、前記制御内容が示す基板バイアス電圧レベルの基板バイアス電圧を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御する。これにより、低速動作もしくは内部状態の保持だけを行う場合、閾値となる基板バイアス電圧を上げてリーク電流を抑制することで、消費電力を抑えることができる。
上記半導体集積回路では、前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記CPUを介して書き換え可能である。これにより、システムLSIの汎用性を高めることができる。
上記半導体集積回路では、前記複数の機能ブロック及び前記複数のスイッチ部がワンチップで形成されている。これにより、システムLSIの生産に適したものにすることができる。
本発明は、複数の機能ブロックと、CPUと、常時、電源が供給され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUへの電源供給を制御する電源制御部と、前記電源制御部によって制御され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対する電源の供給及び遮断を切り替える複数のスイッチ部と、を備えた半導体集積回路の電源供給制御方法であって、前記電源制御部が前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込み又は前記CPUからの命令を受信し、記憶する受信ステップと、前記電源制御部が、前記記憶した前記割込み又は前記命令のそれぞれの制御内容に応じて、前記複数のスイッチ部の各々を制御する電源制御ステップと、前記制御内容に基づいて、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動する起動ステップと、を有する電源供給制御方法を提供する。
上記電源供給制御方法では、前記電源制御部が、前記複数の機能ブロックに含まれる一機能ブロックから他方の機能ブロックに入力される信号を可変する電源遮断対策部を駆動し、電源が遮断される機能ブロックから電源が供給される機能ブロックに伝播する信号を強制的にローレベルに固定する電源遮断対策ステップを有する。
上記電源供給制御方法では、前記起動ステップでは、前記電源制御部が、前記電源制御ステップで前記複数のスイッチ部を切り替えて所定時間経過後に、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動する。
上記電源供給制御方法では、前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込みが、本割込み及び当該本割込みに先行して発行される仮割込みを含み、前記電源制御ステップでは、前記電源制御部が、前記仮割込みに応じて、次に起動する前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つに対する電源供給を開始する。
上記電源供給制御方法では、前記起動ステップでは、前記電源制御部が、前記仮割込みに応じて計時を開始するタイマ部の計時時間が所定時間を経過しても前記本割込みがない場合、前記CPUを起動する。
上記電源供給制御方法では、前記電源制御ステップは、前記電源制御部が、前記電源供給制御後に、次に起動する機能ブロックを初期化するための初期化データを転送し、前記起動した機能ブロックを初期化する初期化データ転送ステップを有する。
上記電源供給制御方法では、前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する供給電圧レベルを含み、前記電源制御ステップでは、前記電源制御部が、前記制御内容が示す供給電圧レベルの電源を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御する。
上記電源供給制御方法では、前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する基板バイアス電圧レベルを含み、前記電源制御ステップでは、前記電源制御部が、前記制御内容が示す基板バイアス電圧レベルの基板バイアス電圧を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御する。
本発明に係る半導体集積回路及びその電源供給制御方法によれば、動作モード時のCPUドメインの消費電力を低減することができる。また、電源遮断状態からの復帰を高速に行えるため、この半導体集積回路を搭載する機器においてレスポンスの向上を実現することが可能となる。
本発明に係る半導体集積回路及びその電源供給制御方法の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下説明する実施形態の半導体集積回路は、低消費電力が要求される携帯電話機等の機器が備えるシステムLSIに適用される。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態の半導体集積回路は、特定の機能を有するマクロブロック(機能ブロック)1,2,3と、CPU4と、機能ブロック1,2,3からの割込みを制御する機能、並びに機能ブロック1,2,3及びCPU4への電源供給を制御する機能を有する割込み電源制御部5と、電源遮断時の貫通電流を防止する電源遮断対策素子81,82とを有する。
機能ブロック1,2,3及びCPU4には、それぞれ個別の電源スイッチ12,22,32,42を介して電源が供給される。一方、割込み電源制御部5には常時電源が供給される。割込み電源制御部5には、機能ブロック1,2,3からの割込み11,21,31、CPU4からの電源制御命令41、及び外部端子6,7からの入力(割込み)61,71を伝達する信号線が接続されている。CPU4には、割込み電源制御部5からの割込み51を伝達する信号線が接続されている。
割込み電源制御部5は、内部に記録媒体を有し、この記録媒体には割込み電源制御テーブル50が記録されている。図2は、第1の実施形態における割込み電源制御テーブルを示す図である。図2に示す割込み電源制御テーブル50には、割込み11,21,31,61,71及び電源制御命令41毎に、機能ブロック1,2,3及びCPU4の電源スイッチ12,22,32,42のON/OFF制御内容、及び次に起動するブロックの情報が格納されている。割込み電源制御テーブル50の内容は、CPU4を介して書き換え可能(プログラマブル)である。
割込み電源制御部5は、機能ブロック1,2,3からの割込み11,21若しくは31又はCPU4からの電源制御命令41を受けると、割込み電源制御テーブル50の内容に従って、電源スイッチ12,22,32,42に対してON/OFF制御信号501,502,503,504を出力し、次に動作するブロックを起動する。
電源遮断対策素子81,82は、機能ブロック間を伝播する信号間に挿入される。電源が遮断される機能ブロックから出力される信号が中間電位になると、それを受ける機能ブロックに貫通電流が流れる。このため、割込み電源制御部5は、電源モードに応じて、電源遮断対策素子81,82に制御信号581,582を出力し、電源遮断ブロックから電源供給ブロックへ伝播する信号を強制的にロー(L)レベルに固定する。
電源投入時には、割込み電源制御部5だけに電源が供給されており、電源スイッチ12,22,32,42は全てOFFになるように制御される。このとき、システムはスタンバイ状態にある。
割込み電源制御部5は、外部端子6から割込み61が入力されると、割込み電源制御テーブル50の割込み61の行の内容を参照する。割込み61の行では、CPU4の電源がON、機能ブロック1の電源がON、機能ブロック2の電源がON、機能ブロック3の電源がOFFとなっている。したがって、割込み電源制御部5は、電源スイッチ12,22,42にハイ(H)レベルの信号を出力し、機能ブロック1,2及びCPU4の電源をONにする。一方、電源スイッチ32には、ロー(L)レベルの信号の出力が維持されるので、機能ブロック3の電源はOFFのままである。そして、次に動作させるブロックがCPU4であるため、CPU4のリセットを解除して、CPU4を起動させる。
前述したように、割込み電源制御テーブル50の内容は、CPU4を介して書き換え可能であるので、CPU4を起動した後、実行させたいアプリケーションに応じて、割込み電源制御テーブル50の内容を書き換えることが可能である。
図3は、第1の実施形態における割込み電源制御部5の動作手順(電源供給制御方法)を示すフローチャートである。この動作は所定のタイミング毎に繰り返し実行される。まず、割込み電源制御部5は、機能ブロック1,2,3からの割込み11,21,31及びCPU4からの電源制御命令41を監視しており、割込み又は命令の有無を判別する(ステップS1)。割込み又は命令があると、割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50を参照し(ステップS2)、割込み電源制御テーブル50の内容に従って、電源制御を行う(ステップS3)。この電源制御では、前述した電源スイッチ12,22,32,42のON/OFF制御、及び電源遮断対策素子81,82への制御信号581,582の出力が行われる。この電源制御によって必要なブロックに電源が供給されると、割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50の次に起動するブロックの図2に示す欄50bの内容に従って、該当するブロックを起動させる(ステップS4)。この後、割込み電源制御部5は本動作を終了する。一方、ステップS1で割込み又は命令がない場合、割込み電源制御部5はそのまま本動作を終了する。
動作モード時にCPU4の電源遮断を行う例として、CPU4の処理を必要としないアプリケーションを示す。例えば、機能ブロック1がDMA機能を有し、機能ブロック2がオーディオデコード機能を有しており、機能ブロック1が外部メモリから機能ブロック2へ音楽データを転送し、機能ブロック2が音楽データを再生する場合を示す。
この場合、CPU4は、割込み電源制御テーブル50の命令41の行に、CPU4の電源をOFF、機能ブロック1,2の電源をON、機能ブロック3の電源をOFF、次に起動するブロックを機能ブロック1と書き込み、電源制御命令41を発行する。割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50の内容に従って、電源スイッチ12,22への信号をハイ(H)レベルに維持し、電源スイッチ32,42にロー(L)レベルの信号を出力する。さらに、割込み電源制御部5は、この電源制御後、機能ブロック1を起動させる。
機能ブロック1が起動すると、DMA転送が開始され、音楽が再生されるようになる。再生終了後、CPU4を起動させたい場合、予め割込み電源制御テーブル50の割込み11の行に、CPU4の電源をON、次に起動するブロックをCPU4と記述しておく。これにより、音楽再生後、機能ブロック1からの転送完了を示す割込み11により、CPU4の電源がONされ、リセットが解除され、CPU4が起動する。
また、実行させるアプリケーションがなく、スタンバイ状態に遷移させたい場合、CPU4は、割込み電源制御テーブル50の命令41の行にCPU4及び機能ブロック1,2,3の電源がOFFであると記述した電源制御命令41を発行する。この場合、次に起動するブロックの図2に示す欄50bに書き込まれる内容は“ドントケア”となる。割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50の内容に従って、電源スイッチ12,22,32,42にロー(L)レベルの信号を出力する。これにより、システムはスタンバイ状態となる。
以上説明したように、第1の実施形態の半導体集積回路及びその電源供給制御方法によれば、CPU4の処理を必要としない動作モード時のCPU4の電源をOFFに設定することができる。したがって、CPUドメインの消費電力を削減でき、システム全体の消費電力を低減することができる。
[第2の実施形態]
図4は、第2の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。なお、説明を分かり易くするために、図4には、第2の実施形態における要部の構成だけが示されている。第2の実施形態では、割込み電源制御部5にタイマ52が内蔵されている。タイマ52は、半導体プロセス毎に異なる電源安定待ち時間を計時し、CPU4を介してその設定時間が書き換え可能(プログラマブル)である。
第2の実施形態では、外部端子6からの割込み61により機能ブロック1を起動する場合を示す。割込み電源制御部5は、外部端子6からの割込み61を受けると、割込み電源制御テーブル50を参照し、機能ブロック1の電源スイッチ12を制御する信号501をハイ(H)レベルに設定する。これと同時に、割込み電源制御部5は、内蔵するタイマ52のカウントを開始する。カウント値がタイマ52の設定時間を越えてタイマ52がオーバーフローすると、割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50の次に起動するブロックの図2に示す欄50bを参照し、該当するブロックを起動する。
第2の実施形態の半導体集積回路によれば、電源制御を行って電源が安定した後、次に起動する機能ブロックを確実に動作させることができる。
[第3の実施形態]
図5は、第3の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。なお、説明を分かり易くするために、図5には、第3の実施形態における要部の構成だけが示されている。第3の実施形態では、機能ブロック2がDMAC(DMAコントローラ)である場合を示す。機能ブロック2は、そのDMA転送の閾値がCPU4から設定可能に設計されており、DMA転送量が設定された閾値を越えた場合又は転送残量が設定された閾値を下回った場合、仮割込み210を発生させる機能を有する。
割込み電源制御部5は、仮割込み210を受けると、割込み電源制御テーブル50を参照し、機能ブロック1の電源スイッチ12を制御する信号501をハイ(H)レベルに設定する。この後、機能ブロック2は、全転送が完了した場合、本割込み21を発生させる。割込み電源制御部5は、本割込み21を受けると、割込み電源制御テーブル50を参照し、機能ブロック1を起動する信号511をハイ(H)レベルに設定し、機能ブロック1を起動する。
図6は、第3の実施形態における割込み電源制御部5の動作手順(電源供給制御方法)を示すフローチャートである。この動作は所定のタイミング毎に繰り返し実行される。まず、割込み電源制御部5は、機能ブロック2からの仮割込み210を監視しており、仮割込みの有無を判別する(ステップS11)。仮割込み210があると、割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50を参照し(ステップS12)、割込み電源制御テーブル50の内容に従って、電源制御を行う(ステップS13)。この電源制御では、前述した電源スイッチ12,22,32,42のON/OFF制御、及び電源遮断対策素子81,82への制御信号581,582の出力が行われる。この電源制御によって必要なブロックに電源が供給されると、割込み電源制御部5は、本割込み21を監視しており、本割込み21があるまで待つ(ステップS14)。本割込み21があると、割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50の次に起動するブロックの図2に示す欄50bの内容に従って、該当するブロックを起動させる(ステップS15)。この後、割込み電源制御部5は本動作を終了する。一方、ステップS11で仮割込みがない場合、割込み電源制御部5はそのまま本動作を終了する。
第3の実施形態の半導体集積回路によれば、仮割込み210の発生から本割込み21の発生までの間に、機能ブロック1の電源を安定させることができる。したがって、本割込みの発生直後から、機能ブロック1の動作を開始させることができ、タイムラグの発生がなくなる。
なお、機能ブロックの電源を安定させる別の方法として、機能ブロック2にタイマを内蔵させることが挙げられる。この場合、機能ブロック2に内蔵されたタイマの設定値は、CPU4によって設定可能である。そして、機能ブロック2の起動と同時にタイマを起動し、タイマの計測時間が設定値に達した場合、機能ブロック2から仮割込みを発生させる。機能ブロック2が本来の動作を完了した後、機能ブロック2から本割込みを発生させる。
[第4の実施形態]
図7は、第4の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。なお、説明を分かり易くするために、図7には、第4の実施形態における要部の構成だけが示されている。第4の実施形態では、割込み電源制御部5はタイマ53を内蔵する。割込み電源制御部5は、機能ブロック3からの仮割込み310を受けると、タイマ53のカウント(計時)を開始する。そして、カウント値がタイマ53の設定値に達しても機能ブロック3からの本割込み31がない場合、CPU4の電源スイッチ42を制御する信号504をハイ(H)レベルに設定し、CPU4を起動する。
この後、割込み電源制御部5は、CPU4に割込み51を発行する。CPU4は、割込み51を受けると、これに対する異常処理を行い、電源制御命令41を割込み電源制御部5に出力する。これにより、割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50の内容に従って、電源スイッチ12,22,32,42にロー(L)レベルの信号を出力する。そして、システムはスタンバイ状態となる。
第4の実施形態の半導体集積回路によれば、仮割込みを受けたにもかかわらず本割込みが来ないという異常ケースに対し、フェイルセーフ機能を実現することができる。
[第5の実施形態]
図8は、第5の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。なお、説明を分かり易くするために、図8には、第5の実施形態における要部の構成だけが示されている。第5の実施形態では、割込み電源制御部5には、機能ブロック1を初期化するためのデータ格納領域としてSRAM54が実装されている。また、割込み電源制御部5には、SRAM54から機能ブロック1へ初期化データを転送する転送機能だけを有する簡易DMAC(DMAコントローラ)55が実装されている。
第5の実施形態では、外部端子6からの割込み61により機能ブロック1を初期化して起動する場合を示す。割込み電源制御部5は、外部端子6からの割込み61が発生すると、割込み電源制御テーブル50を参照し、機能ブロック1の電源スイッチ12を制御するための信号501をハイ(H)レベルに設定する。そして、割込み電源制御部5は、内蔵の簡易DMAC55を起動し、SRAM54に保持されている機能ブロック1の初期化データを機能ブロック1に転送する。初期化データの転送完了後、割込み電源制御部5は、機能ブロック1を起動するための信号511をハイ(H)レベルに設定し、機能ブロック1を起動する。
図9は、第5の実施形態における割込み電源制御部5の動作手順(電源供給制御方法)を示すフローチャートである。この動作は所定のタイミング毎に繰り返し実行される。まず、割込み電源制御部5は、外部端子6からの割込み61を監視しており、割込みの有無を判別する(ステップS21)。割込みがあると、割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50を参照し(ステップS22)、割込み電源制御テーブル50の内容に従って、電源制御を行う(ステップS23)。この電源制御によって必要なブロックである機能ブロック1に電源が供給されると、割込み電源制御部5は、簡易DMAC55を起動し、SRAM54に保持されている初期化データを機能ブロック1に転送する(ステップS24)。割込み電源制御テーブル50の次に起動するブロックの欄50bに記述されている機能ブロック1を起動させる(ステップS25)。この後、割込み電源制御部5は本動作を終了する。一方、ステップS21で割込みがない場合、割込み電源制御部5はそのまま本動作を終了する。
第5の実施形態の半導体集積回路によれば、CPU4による制御を介在させることなく、割込み電源制御部5は、電源OFFから電源ONの状態に変更された機能ブロック1の初期設定を行うことができる。したがって、機能ブロックを初期化するためだけにCPUを起動させる必要がない。その結果、無駄な電力消費を無くすことができる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態では、半導体集積回路の電源供給制御方法として、低速動作又は内部状態の保持だけを行う場合、動作下限電圧を供給して消費電力を抑える場合を示す。
図10は、第6の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。第6の実施形態の半導体集積回路では、各ブロックに電源を供給する外部の電源IC91には、レギュレータが搭載されている。電源IC91は、割込み電源制御部5からの制御信号に従って、機能ブロック1,2,3及びCPU4にそれぞれ供給される電源電圧V1,V2,V3,V4を自在に調整することができる。
図11は、第6の実施形態における割込み電源制御テーブルを示す図である。図11に示す割込み電源制御テーブル50には、電源ONに制御されている場合、通常動作電圧は1.2V、動作下限電圧は0.9Vであることが示されている。通常動作時、電源ONに制御されている場合、電源IC91から供給される電圧は1.2Vである。この状態で割込み21が発生した場合を想定する。
割込み電源制御部5は、図11に示す割込み電源制御テーブル50内の割込み21の行を参照する。図11に示す割込み21の行には、CPU4の電圧レベルが1.2Vであり、機能ブロック1、2が電源OFFであり、機能ブロック3の電圧レベルが0.9Vであることが記述されている。
割込み電源制御部5は、機能ブロック3への供給電圧が動作下限電圧となるように、電源IC91にレベル変換要求85を出力する。電源IC91は、このレベル変換要求85を受けると、機能ブロック3への供給電圧V3を1.2Vから0.9Vに降圧する。この後、割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50内の次に起動するブロック欄50bの内容に従って、CPU4を起動する。
このように、第6の実施形態の半導体集積回路によれば、低速動作もしくは内部状態の保持だけを行う場合、機能ブロックに動作下限電圧を供給することで、消費電力を抑えることができる。
[第7の実施形態]
第7の実施形態では、半導体集積回路への電源供給方法として、閾値電圧制御を行う場合を示す。一般に、半導体集積回路を高速動作させる場合、閾値電圧を下げ、MOSトランジスタのスイッチング動作を高速化させる。一方、低速動作もしくは内部状態の保持だけを行う場合、閾値電圧を上げて、リーク電流を抑制する。
第7の実施形態における半導体集積回路では、第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。半導体集積回路の各ブロックには、第6の実施形態と同様、電源IC91から電源が供給される。即ち、各ブロックには、電源IC91から電源電圧V1〜V4及び基準バイアス電圧(図示せず)が供給される。
図12は、第7の実施形態における割込み電源制御テーブルを示す図である。本実施形態では、NチャネルMOSトランジスタの基板バイアス電圧に接地電圧レベルを供給する制御を「ゼロバイアス制御」といい、その電圧レベルを「ZBB(ZeroBodyBias)」と表現する。また、NチャネルMOSトランジスタの基板バイアス電圧に接地電圧レベル以下の電圧(例えば、−1.4V等)を供給する制御を「バックバイアス制御」といい、その電圧レベルを「BBB(BackBodyBias)」と表現する。
通常動作時、外部の電源IC91から供給される電源電圧は1.2Vであり、基板バイアス電圧はZBB、つまり0Vである。この状態で、割込み21が発生した場合を想定する。
割込み電源制御部5は、図12に示す割込み電源制御テーブル50内の割込み21の行を参照する。図12に示す割込み21の行には、CPU4の電源電圧レベルが1.2Vかつ基板バイアス電圧がZBBであり、機能ブロック1、2の電源がOFFかつ基板バイアス電圧がBBBであり、機能ブロック3の電源電圧レベルが0.9Vかつ基板バイアス電圧がZBBであると記述されている。
割込み電源制御部5は、CPU4及び機能ブロック3への基板バイアス電圧が割込み21の行に記述された電圧になるように、電源IC91にレベル変換要求を出力する。電源IC91は、レベル変換要求を受けると、CPU4及び機能ブロック3に供給される基板バイアス電圧をZBBに設定し、機能ブロック1、2に供給される基板バイアス電圧をBBBに設定する。この後、割込み電源制御部5は、割込み電源制御テーブル50内の次に起動するブロック欄50bの内容に従って、CPU4を起動する。
第7の実施形態の半導体集積回路によれば、低速動作又は内部状態の保持だけを行う場合、閾値電圧を上げてリーク電流を抑制することで、消費電力を抑えることができる。
本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、又は本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、半導体集積回路に電源を供給する場合、バッテリの出力電圧を、外部の電源ICに内蔵されたレギュレータでレベル変換を行ってから供給する方法が一般的である。このON/OFFを行う制御スイッチは、外部の電源ICに内蔵されても良いし、半導体集積回路自体に内蔵されても良い。また、半導体集積回路への基板バイアス電圧を供給する場合も、バッテリの出力電圧を、外部に設けた電源ICに内蔵されたレギュレータでレベル変換してから供給する方法が一般的である。基板バイアス電圧の制御スイッチは、外部の電源ICに内蔵されても良いし、半導体集積回路自体に内蔵されても良い。さらに、上記実施形態では、割込み電源制御テーブル50の次に起動するブロックの図2、図11及び図12に示す欄50bには、1つのブロックだけが記述されているが、複数のブロックが記述され、同時に2つ以上のブロックが起動されるようにしても良い。
本発明は、機能ブロック毎に電源ドメインを分割し、実行するアプリケーションに応じて、各機能ブロックへの電源供給/遮断を制御することで、低消費電力化を実現するシステムLSI等に有用である。特に、低消費電力が必要とされる携帯電話機等の機器向けに有用である。
第1の実施形態の半導体集積回路の構成を示すブロック図 第1の実施形態における割込み電源制御テーブルの内容を示す図 第1の実施形態における割込み電源制御部の動作手順(電源供給制御方法)を示すフローチャート 第2の実施形態の半導体集積回路の要部の構成を示すブロック図 第3の実施形態の半導体集積回路の要部の構成を示すブロック図 第3の実施形態における割込み電源制御部の動作手順(電源供給制御方法)を示すフローチャート 第4の実施形態の半導体集積回路の要部の構成を示すブロック図 第5の実施形態の半導体集積回路の要部の構成を示すブロック図 第5の実施形態における割込み電源制御部の動作手順(電源供給制御方法)を示すフローチャート 第6の実施形態の半導体集積回路の構成を示すブロック図 第6の実施形態における割込み電源制御テーブルを示す図 第7の実施形態における割込み電源制御テーブルを示す図
符号の説明
1,2,3 機能ブロック
4 CPU
5 割込み電源制御部
12,22,32,42 電源スイッチ
50 割込み電源制御テーブル
52,53 タイマ
81,82 電源遮断対策素子

Claims (18)

  1. 複数の機能ブロックと、
    CPUと、
    常時、電源が供給され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUへの電源供給を制御する電源制御部と、
    前記電源制御部によって制御され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対する電源の供給及び遮断を切り替える複数のスイッチ部と、を備え、
    前記電源制御部は、前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込み又は前記CPUからの命令の各々に対応する制御内容を記憶し、前記制御内容に応じて、前記複数のスイッチ部の各々を制御し前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 請求項に記載の半導体集積回路であって、
    前記複数の機能ブロックに含まれる一機能ブロックから他の機能ブロックに入力される信号を可変する電源遮断対策部を備え、
    前記電源制御部は、電源が遮断される機能ブロックから電源が供給される機能ブロックに伝播する信号を強制的にローレベルに固定するよう前記電源遮断対策部を制御することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
    前記電源制御部は、前記複数のスイッチ部を切り替えて所定時間経過後に、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動することを特徴とする半導体集積回路。
  4. 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
    前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込みは、本割込み及び当該本割込みに先行して発行される仮割込みを含み、
    前記電源制御部は、前記仮割込みに応じて、次に起動する前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つに対する電源供給を開始することを特徴とする半導体集積回路。
  5. 請求項に記載の半導体集積回路であって、
    前記電源制御部は、
    前記仮割込みに応じて計時を開始するタイマ部を有し、
    前記タイマ部の計時時間が所定時間を経過しても前記本割込みがない場合、前記CPUを起動することを特徴とする半導体集積回路。
  6. 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
    前記電源制御部は、
    前記機能ブロックを初期化するための初期化データを格納する格納部と、
    次に起動する機能ブロックに前記初期化データを転送する転送部と、を有し、
    前記電源供給制御後に、前記起動した機能ブロックを初期化することを特徴とする半導体集積回路。
  7. 請求項に記載の半導体集積回路であって、
    前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する供給電圧レベルを含み、
    前記電源制御部は、前記制御内容が示す供給電圧レベルの電源を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御することを特徴とする半導体集積回路。
  8. 請求項に記載の半導体集積回路であって、
    前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する基板バイアス電圧レベルを含み、
    前記電源制御部は、前記制御内容が示す基板バイアス電圧レベルの基板バイアス電圧を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御することを特徴とする半導体集積回路。
  9. 請求項に記載の半導体集積回路であって、
    前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記CPUを介して書き換え可能であることを特徴とする半導体集積回路。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の半導体集積回路であって、
    前記複数の機能ブロック及び前記複数のスイッチ部がワンチップで形成されたことを特徴とする半導体集積回路。
  11. 複数の機能ブロックと、CPUと、常時、電源が供給され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUへの電源供給を制御する電源制御部と、前記電源制御部によって制御され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対する電源の供給及び遮断を切り替える複数のスイッチ部と、を備えた半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
    前記電源制御部が前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込み又は前記CPUからの命令を受信し、記憶する受信ステップと、
    前記電源制御部が、前記記憶した前記割込み又は前記命令のそれぞれの制御内容に応じて、前記複数のスイッチ部の各々を制御する電源制御ステップと、
    前記制御内容に基づいて、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動する起動ステップと、を有することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。
  12. 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
    前記電源制御部が、前記複数の機能ブロックに含まれる一機能ブロックから他方の機能ブロックに入力される信号を可変する電源遮断対策部を駆動し、電源が遮断される機能ブロックから電源が供給される機能ブロックに伝播する信号を強制的にローレベルに固定する電源遮断対策ステップを有することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。
  13. 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
    前記起動ステップでは、前記電源制御部が、前記電源制御ステップで前記複数のスイッチ部を切り替えて所定時間経過後に、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。
  14. 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
    前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込みが、本割込み及び当該本割込みに先行して発行される仮割込みを含み、
    前記電源制御ステップでは、前記電源制御部が、前記仮割込みに応じて、次に起動する前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つに対する電源供給を開始することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。
  15. 請求項14に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
    前記起動ステップでは、前記電源制御部が、前記仮割込みに応じて計時を開始するタイマ部の計時時間が所定時間を経過しても前記本割込みがない場合、前記CPUを起動することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。
  16. 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
    前記電源制御ステップは、
    前記電源制御部が、前記電源供給制御後に、次に起動する機能ブロックを初期化するための初期化データを転送し、前記起動した機能ブロックを初期化する初期化データ転送ステップを有することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。
  17. 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
    前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する供給電圧レベルを含み、
    前記電源制御ステップでは、前記電源制御部が、前記制御内容が示す供給電圧レベルの電源を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。
  18. 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
    前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する基板バイアス電圧レベルを含み、
    前記電源制御ステップでは、前記電源制御部が、前記制御内容が示す基板バイアス電圧レベルの基板バイアス電圧を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。
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