JP4685040B2 - 半導体集積回路及びその電源供給制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、第1の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態の半導体集積回路は、特定の機能を有するマクロブロック(機能ブロック)1,2,3と、CPU4と、機能ブロック1,2,3からの割込みを制御する機能、並びに機能ブロック1,2,3及びCPU4への電源供給を制御する機能を有する割込み電源制御部5と、電源遮断時の貫通電流を防止する電源遮断対策素子81,82とを有する。
図4は、第2の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。なお、説明を分かり易くするために、図4には、第2の実施形態における要部の構成だけが示されている。第2の実施形態では、割込み電源制御部5にタイマ52が内蔵されている。タイマ52は、半導体プロセス毎に異なる電源安定待ち時間を計時し、CPU4を介してその設定時間が書き換え可能(プログラマブル)である。
図5は、第3の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。なお、説明を分かり易くするために、図5には、第3の実施形態における要部の構成だけが示されている。第3の実施形態では、機能ブロック2がDMAC(DMAコントローラ)である場合を示す。機能ブロック2は、そのDMA転送の閾値がCPU4から設定可能に設計されており、DMA転送量が設定された閾値を越えた場合又は転送残量が設定された閾値を下回った場合、仮割込み210を発生させる機能を有する。
図7は、第4の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。なお、説明を分かり易くするために、図7には、第4の実施形態における要部の構成だけが示されている。第4の実施形態では、割込み電源制御部5はタイマ53を内蔵する。割込み電源制御部5は、機能ブロック3からの仮割込み310を受けると、タイマ53のカウント(計時)を開始する。そして、カウント値がタイマ53の設定値に達しても機能ブロック3からの本割込み31がない場合、CPU4の電源スイッチ42を制御する信号504をハイ(H)レベルに設定し、CPU4を起動する。
図8は、第5の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。なお、説明を分かり易くするために、図8には、第5の実施形態における要部の構成だけが示されている。第5の実施形態では、割込み電源制御部5には、機能ブロック1を初期化するためのデータ格納領域としてSRAM54が実装されている。また、割込み電源制御部5には、SRAM54から機能ブロック1へ初期化データを転送する転送機能だけを有する簡易DMAC(DMAコントローラ)55が実装されている。
第6の実施形態では、半導体集積回路の電源供給制御方法として、低速動作又は内部状態の保持だけを行う場合、動作下限電圧を供給して消費電力を抑える場合を示す。
第7の実施形態では、半導体集積回路への電源供給方法として、閾値電圧制御を行う場合を示す。一般に、半導体集積回路を高速動作させる場合、閾値電圧を下げ、MOSトランジスタのスイッチング動作を高速化させる。一方、低速動作もしくは内部状態の保持だけを行う場合、閾値電圧を上げて、リーク電流を抑制する。
4 CPU
5 割込み電源制御部
12,22,32,42 電源スイッチ
50 割込み電源制御テーブル
52,53 タイマ
81,82 電源遮断対策素子
Claims (18)
- 複数の機能ブロックと、
CPUと、
常時、電源が供給され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUへの電源供給を制御する電源制御部と、
前記電源制御部によって制御され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対する電源の供給及び遮断を切り替える複数のスイッチ部と、を備え、
前記電源制御部は、前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込み又は前記CPUからの命令の各々に対応する制御内容を記憶し、前記制御内容に応じて、前記複数のスイッチ部の各々を制御して前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動することを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
前記複数の機能ブロックに含まれる一機能ブロックから他の機能ブロックに入力される信号を可変する電源遮断対策部を備え、
前記電源制御部は、電源が遮断される機能ブロックから電源が供給される機能ブロックに伝播する信号を強制的にローレベルに固定するよう前記電源遮断対策部を制御することを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
前記電源制御部は、前記複数のスイッチ部を切り替えて所定時間経過後に、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動することを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込みは、本割込み及び当該本割込みに先行して発行される仮割込みを含み、
前記電源制御部は、前記仮割込みに応じて、次に起動する前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つに対する電源供給を開始することを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項4に記載の半導体集積回路であって、
前記電源制御部は、
前記仮割込みに応じて計時を開始するタイマ部を有し、
前記タイマ部の計時時間が所定時間を経過しても前記本割込みがない場合、前記CPUを起動することを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
前記電源制御部は、
前記機能ブロックを初期化するための初期化データを格納する格納部と、
次に起動する機能ブロックに前記初期化データを転送する転送部と、を有し、
前記電源供給制御後に、前記起動した機能ブロックを初期化することを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する供給電圧レベルを含み、
前記電源制御部は、前記制御内容が示す供給電圧レベルの電源を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御することを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する基板バイアス電圧レベルを含み、
前記電源制御部は、前記制御内容が示す基板バイアス電圧レベルの基板バイアス電圧を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御することを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記CPUを介して書き換え可能であることを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の半導体集積回路であって、
前記複数の機能ブロック及び前記複数のスイッチ部がワンチップで形成されたことを特徴とする半導体集積回路。 - 複数の機能ブロックと、CPUと、常時、電源が供給され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUへの電源供給を制御する電源制御部と、前記電源制御部によって制御され、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対する電源の供給及び遮断を切り替える複数のスイッチ部と、を備えた半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
前記電源制御部が前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込み又は前記CPUからの命令を受信し、記憶する受信ステップと、
前記電源制御部が、前記記憶した前記割込み又は前記命令のそれぞれの制御内容に応じて、前記複数のスイッチ部の各々を制御する電源制御ステップと、
前記制御内容に基づいて、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動する起動ステップと、を有することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。 - 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
前記電源制御部が、前記複数の機能ブロックに含まれる一機能ブロックから他方の機能ブロックに入力される信号を可変する電源遮断対策部を駆動し、電源が遮断される機能ブロックから電源が供給される機能ブロックに伝播する信号を強制的にローレベルに固定する電源遮断対策ステップを有することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。 - 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
前記起動ステップでは、前記電源制御部が、前記電源制御ステップで前記複数のスイッチ部を切り替えて所定時間経過後に、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つを起動することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。 - 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
前記複数の機能ブロックのいずれかからの割込みが、本割込み及び当該本割込みに先行して発行される仮割込みを含み、
前記電源制御ステップでは、前記電源制御部が、前記仮割込みに応じて、次に起動する前記複数の機能ブロック及び前記CPUの少なくとも1つに対する電源供給を開始することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。 - 請求項14に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
前記起動ステップでは、前記電源制御部が、前記仮割込みに応じて計時を開始するタイマ部の計時時間が所定時間を経過しても前記本割込みがない場合、前記CPUを起動することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。 - 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
前記電源制御ステップは、
前記電源制御部が、前記電源供給制御後に、次に起動する機能ブロックを初期化するための初期化データを転送し、前記起動した機能ブロックを初期化する初期化データ転送ステップを有することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。 - 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する供給電圧レベルを含み、
前記電源制御ステップでは、前記電源制御部が、前記制御内容が示す供給電圧レベルの電源を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。 - 請求項11に記載の半導体集積回路の電源供給制御方法であって、
前記電源制御部が記憶する前記制御内容は、前記複数の機能ブロック及び前記CPUの各々に対応する基板バイアス電圧レベルを含み、
前記電源制御ステップでは、前記電源制御部が、前記制御内容が示す基板バイアス電圧レベルの基板バイアス電圧を前記複数の機能ブロック及び前記CPUに供給するよう制御することを特徴とする半導体集積回路の電源供給制御方法。
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