JPH09160684A - 低消費電力デバイス - Google Patents

低消費電力デバイス

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Publication number
JPH09160684A
JPH09160684A JP7321621A JP32162195A JPH09160684A JP H09160684 A JPH09160684 A JP H09160684A JP 7321621 A JP7321621 A JP 7321621A JP 32162195 A JP32162195 A JP 32162195A JP H09160684 A JPH09160684 A JP H09160684A
Authority
JP
Japan
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circuit
transmission
circuit block
reception
register
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7321621A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Suzuki
孝宏 鈴木
Noboru Kanzaki
昇 神崎
Yutaka Yoshida
豊 吉田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電池などの限られた電力で作動するデバイスの
低消費電力化を図る。 【解決手段】デバイスを各動作機能毎に回路ブロックに
分け、その回路ブロック毎に回路ブロックを作動させて
いる電力または同期信号の接続/非接続を切り換えを行
い不必要な動作をして不要な電力を消費している回路ブ
ロックの動作を停止してデバイス全体の消費電力を減ら
す。さらに伝送用デバイスにおいて、伝送フレームが受
信した時、受信したフレームのアドレス情報と自局のア
ドレスとの比較を行い、その受信フレームが自局へのフ
レームである場合のみマイコンなどの制御装置を起動さ
せて受信状態に入り、自局では受信しない他局宛の不要
な伝送フレームであった場合においてはマイコンなどの
制御装置を起動させることなくそのフレームを自動的に
キャンセルし、結果としてシステム全体の消費電力を抑
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送用デバイス等
の電池などの限られた電力で作動するデバイスの低消費
電力化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、限られた電力で動作する伝送用デ
バイス等における低消費電力技術としては、伝送用デバ
イスが送信もしくは受信動作を行っていない場合には伝
送用デバイスの制御を行うマイコンなどの制御装置や伝
送用デバイス全体を停止し、送信もしくは受信が開始さ
れるときにマイコンなどの制御装置や伝送用デバイスを
作動させて消費電力を抑える、間欠制御による低消費電
力化が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記間欠制御を
行う事による低消費電力化の方法においては、送信もし
くは受信動作に入る前にマイコンなどの制御装置をあら
かじめ起動させ動作準備をしておかなければならない。
【0004】又伝送用デバイスが送信動作を行っている
場合にはデバイス内の送信に必要のない受信のための回
路が不必要に作動して電力を消費し、受信動作を行って
いる場合には送信のための回路が不必要に電力を消費し
ており、結果としてデバイス全体で必要以上に電力が消
費される。
【0005】さらに伝送用デバイスにおいて伝送媒体よ
り伝送フレームを受信した時、フレーム受信毎に、たと
えそのフレームが自局では必要としない他局宛の伝送フ
レームであった場合においても、伝送用デバイスを制御
しているマイコンなどの制御装置を不必要に起動させな
ければならず、消費電力を増大させることとなり、結果
としてシステム全体の低消費電力化の効果は小さい。
【0006】本発明では上述したようなデバイス内を複
数の回路ブロックに分け、無駄に電力を消費している回
路ブロックへの、クロック信号もしくは電力の供給を停
止することによりその回路動作を停止して、消費電力を
減らし、低消費電力化を図る。
【0007】又伝送用デバイスにおいて伝送フレームを
受信した場合、そのフレーム内のアドレス情報とデバイ
ス内に保持されている自局のアドレスとを比較し、一致
する場合のみデバイスを制御しているマイコンなどの制
御装置を起動させてフレームの受信を行い、不一致の場
合はマイコンなどの制御装置を低消費電力モードより起
動させることなしにフレームを破棄する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は2つの発明を有
し、第1の発明は以下の構成を有する。第1の発明はア
ナログ回路とデジタル回路が混在する低消費電力デバイ
スに適用され、上記デバイスは、各機能毎に複数の回路
ブロックに分けられている。動作切り替え手段は、上記
各回路ブロックに同期信号あるいは電力の供給の切り替
えを行うことにより上記各回路ブロックの作動と停止の
切り替えを行う。
【0009】又第2の発明は以下の構成を有する。受信
手段は、外部からの信号を受信する。記憶手段は、自己
のアドレスを記憶する。比較手段は、上記受信手段によ
り受信した上記信号と上記自己のアドレスとを比較す
る。作動手段は、上記比較手段により比較した結果自己
のアドレスと一致する場合に外部装置を作動させる。
【0010】第1の発明によれば、例えばデバイスが動
作切り替えを行うときに、自己によりあるいは外部から
の信号により、デバイス内での、次の動作に必要のない
回路ブロックへの電力あるいは同期信号の供給の止めて
その回路ブロックの動作を停止することによりデバイス
全体の低消費電力化が図れる。
【0011】又、第2の発明によれば、例えば、外部か
ら信号を受信したときに、その信号内のアドレス情報と
記憶手段に記憶されているアドレスとを比較して、一致
する場合のみ外部装置を作動させることにより低消費電
力化を図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施例の原理図を
示す。デバイス101は本発明における低消費電力デバ
イスで、たとえば一つのチップ上に構成されており、内
部回路は各動作機能毎に回路ブロック1〜nのn個の回
路ブロック102に分けられている。
【0013】これらの回路ブロック102は、デバイス
101内に回路ブロック102とは独立して、あるいは
回路ブロック102の1つの回路ブロックへ含まれる形
で設けられた動作切り換え手段103によって電力また
は同期信号の供給/非供給を各ブロック毎に切り換える
ことが出来、この切り換えにより各回路ブロック102
はそれぞれ独立して回路動作のON/OFF切り替えを
行うことが出来る(尚回路ブロック102のうちデジタ
ル回路で構成されているものは同期信号の供給/非供給
の切り替えにより、電力を切り換えた場合の同様に、回
路動作のON/OFF切り替えが可能である。)。
【0014】今デバイス101により、たとえば図2の
ようなフローの動作処理を行うとする。図2の各処理
は、処理Aはデバイス101内の回路ブロック1、処理
Bは回路ブロック2及び3、処理Cは回路ブロック1及
び3のみで処理を完了することができるとする。
【0015】デバイス101は図2の動作処理を行うに
当たり、まず切り換え手段103により回路ブロック1
にのみ電力又は同期信号を供給し、他の回路ブロックは
動作を停止させて回路ブロック1のみ作動させ、処理A
に当たる。
【0016】回路ブロック1により処理Aが完了する
と、次にデバイス101は処理Bに移る。この時動作切
り換え手段103は、回路ブロック1への電力または同
期信号の供給を停止して回路動作を停止し、代わりに処
理Bに必要な回路ブロック2及び回路ブロック3に電力
または同期信号の供給を開始して回路を作動させ、これ
らの回路ブロックは処理Bに当たる。
【0017】処理Bが完了するとデバイス101は処理
Cに移り、動作切り換え手段103は処理Cに不必要な
回路ブロック2の回路動作を停止し、代わりに処理Cに
必要な回路ブロック3を作動させる。
【0018】なお一つの処理が終了し次の処理に移るに
当たり(例えば処理Bより処理Cへ)上記回路ブロック
の動作切り替えは、作動している回路ブロック(回路ブ
ロック2あるいは回路ブロック3)からの(104)、
あるいはデバイス101の外部からの(105)信号に
より動作切り替え手段103を制御して行われる。
【0019】以上のような動作の流れによりデバイス1
01内ではその処理を行うのに必要な回路ブロックのみ
が作動している。次に、本発明を計装用デバイスに利用
した実施例を図3に示す。
【0020】本実施例の構成は、システム全体を制御す
るマスタ301と、複数の計装用デバイス305が光分
配/結合器303を介して光ファイバー302及び30
4で接続されており、各計装用デバイス305内にある
伝送用IC307及びマイコンなどの制御装置(以下マ
イコン)306は、光通信によりマスタ301から光フ
ァイバー304を媒体にしてシリアル送信されてくるフ
レームのヘッダ内アドレス情報より、そのフレームが自
局宛のフレームであるかを判別し、そのフレームが自局
宛のものであれば受信フレーム内にあるマスタ301か
らの計測値要求命令に対して計測結果をマスタ301に
返信するものである。
【0021】図4に計装用デバイス305内にある伝送
用IC307の回路ブロック図を示す。伝送用IC30
7は、計装用デバイス305内で、伝送フレームの伝送
媒体である光ファイバー304に接続されている不図示
の受光回路及び計装用デバイス305を制御するマイコ
ン306と接続されている。
【0022】伝送用IC307とマイコン306とは相
互接続され、マイコン306から伝送用IC307へは
アドレス信号A0−A3、データ信号D0−D7、読み
出し要求信号RD、書き込み要求信号WR及びリセット
信号RSTが供給され、逆方向にはデータ信号D0−D
7、マイコン306からのRD/WR信号に対するハン
ドシェイクによる許可信号RDY、クロック信号CLK
及びマイコン306に外部割り込みを発生させる割り込
み信号INTが供給される。
【0023】伝送用IC307内の回路はその動作機能
によりアナログ受信回路ブロック410、デジタル受信
回路ブロック420、デジタル送信回路ブロック43
0、アナログ送信回路ブロック440、CPUインタフ
ェース回路ブロック450、電源/発振回路ブロック4
60の六つの回路ブロックに分けられている。
【0024】以下に上記各回路ブロックについて説明す
る。アナログ受信回路ブロック410は、光通信の伝送
経路からの信号を増幅する受信アンプ411と、前述受
信信号内にマスタ301からの伝送フレームがあるかど
うかを検知するキャリアディテクト回路412(その検
知出力は後述する受信FIFOコントローラ452及び
SWレジスタ(FH)(各レジスタについての説明は後述)
に接続されている。)などより構成されている。なおキ
ャリアディテクト回路412は回路構成方法によっては
デジタル受信回路ブロック420に含めることも可能で
ある。
【0025】デジタル受信回路ブロック420は、受信
アンプ411により増幅された受信信号をマンチェスタ
ーコードのシリアルデータからNRZのパラレルデータ
に変換する復調回路421、図示しないFCSチェック
回路などより構成されている。
【0026】デジタル送信回路ブロック430は、送信
FIFOバッファ453から送られてくる送信データを
伝送に適した信号形態に変調する変調回路431、フレ
ームチェック信号を発生させる図示しないFCS発生回
路などより構成されている。
【0027】アナログ送信回路ブロック440は、変調
回路431によって変調された変調信号を伝送媒体へ送
信するシリアル送信ドライバ441などより構成されて
いる。
【0028】CPUインタフェース回路ブロック450
は、レジスタセット451、送信FIFOコントローラ
452、送信FIFOバッファ453、受信FIFOコ
ントローラ454、受信FIFOバッファ455、自動
アドレス判定回路456、CPUインタフェースコント
ローラ457及びデータバッファ458などより構成さ
れている。
【0029】レジスタセット451は図5に示す様に8
ビットのレジスタ16本で構成されており、マイコン3
06は各レジスタをアドレス信号の下位4ビットA0−
A3により指定する(残りの上位アドレス信号は図示し
ない回路によりチップセレクトなどに用いられてい
る。)メモリ・マップド・I/O方式でリード/ライト
を行う。送信FIFOコントローラ452はマイコン3
06から送られてきたデータをマイコン306とのデー
タ転送バッファであるデータバッファ458及びDAT
Aレジスタ(EH)を介して送信データとして送信FIFO
バッファ453に転送し、順次送信してゆく。又送信F
IFOバッファ453内に蓄積された送信データのバイ
ト数が、FIFOレジスタ(DH)によって設定されるスレ
シュルド以下の数になると、後述する割り込みコントロ
ーラ464によりマイコン306に外部割り込みを発生
させるとともにINTレジスタ(9H)に割り込み要因を出
力し、続きの送信データを送信FIFOバッファ453
へ送らせる。送信FIFOバッファ453は送信用のデ
ータバッファでその大きさをFIFOレジスタ(DH)の設
定により伝送経路への転送速度によって例えば4バイト
あるいは8バイトと変更出来、マイコン306から送ら
れてきた送信データはDATAレジスタ(EH)を介してこ
の送信FIFOバッファ453に順次蓄積されてゆき、
蓄積された順に変調回路431内に転送されてゆく。受
信FIFOコントローラ454はデジタル受信回路ブロ
ック420より転送されてくる受信データを受信FIF
Oバッファ455内に蓄積されてゆき、FIFOレジス
タ(9H)によって設定されるスレシュルドを以上受信デー
タが蓄積されると割り込みコントローラ464を起動さ
せてマイコン306に外部割り込みを発生させるととも
にINTレジスタ(9H)のフラグに割り込み要因を出力
し、受信FIFOバッファ455に蓄積されている受信
データをDATAレジスタ(EH)を介してマイコン306
に読み出させる。受信FIFOバッファ455は受信用
のデータバッファでその大きさはFIFOレジスタ(DH)
の設定により転送速度により例えば8バイトあるいは1
6バイトと変更出来、デジタル受信ブロック420より
送られてきた受信データはこの受信FIFOバッファ4
55に順次蓄積され、DATAレジスタ(EH)を介して蓄
積された順にマイコンに読み出させる。自動アドレス判
定回路456はデジタル受信回路ブロック420から送
られてくる復調された送信データからフレームヘッダ内
のアドレス情報を検出してADRレジスタ(CH)内に記録
させている自局のアドレスと比較し、後述する自動アド
レス判定を行うものである。尚レジスタセット451内
のCTLレジスタの設定により自動アドレス判定回路4
56のON/OFFの切り替えを行い、自動アドレス判
定を行わない設定にすることもできる。CPUインタフ
ェースコントローラ457はマイコン306からのアド
レス信号A0−A3及びRD、WR等の制御信号による
伝送用IC307へのアクセス要求に対して送信/受信
FIFOコントローラ、データバッファ458、レジス
タセット451の各レジスタを制御し、又マイコン30
6に対してRDY信号で伝送用IC307に対するアク
セスの承認/未承認を知らせてマイコン306と伝送用
IC307との間のアクセス制御を行う。
【0030】電源/発振回路ブロック460は、クロッ
ク信号を発生する発振器461と、発振器461からの
クロック信号を分周するプリスケーラ462と、プリス
ケーラ462により分周されたクロック信号をSWレジ
スタ(FH)の書換えによりデジタル回路ブロックの各ブロ
ック毎に接続/非接続を切り替えその回路ブロックの作
動/停止を制御することができるクロックスイッチ46
3と、SWレジスタ(FH)の書換えによりアナログ回路ブ
ロックの各ブロック毎に接続/非接続を切り替えその回
路ブロックの作動/停止を制御することができる電源ス
イッチ466と、自局宛の受信フレームを受け取りマイ
コン306を再起動させる場合、コミュニケーションエ
ラーが発生した場合、及び送信/受信動作開始時にマイ
コン306に外部割り込みを発生させる割り込みコント
ローラ464と、外部信号により伝送用IC307全体
をリセットしてイニシャライズするリセット回路465
より構成されている。
【0031】発振器461は伝送用IC307に外付け
される不図示の水晶発振子をドライブしてクロック信号
を発生させ、そのクロック信号をプリスケーラ462に
供給する。プリスケーラ462は発振器461からのク
ロック信号をCTLレジスタによって決定される値でマ
イコン306及び伝送用IC307が動作に必要な周波
数に分周し、分周された各クロック信号はマイコン30
6、及びクロックスイッチ463を介して伝送用IC3
07内の各デジタル回路ブロックに供給される。
【0032】なお上記回路のうち省電力化のためCMO
S化可能なものはCMOS化されている。(たとえば、
デジタル受信回路ブロック420、デジタル送信回路ブ
ロック430、CPUインタフェース回路ブロック45
0)これらCMOS化された回路ブロックはクロック信
号の入力のON/OFFにより消費電力を抑えることが
出来るので、電力の供給/非供給による切り替えを行わ
なくてもクロック信号の切り替えにより同様の省エネ効
果を得ることができる。
【0033】図5にCPUインタフェース回路ブロック
450内のレジスタセット451の構成図を示す。アド
レス0Hから7Hの8本のCTLレジスタは、デバイス
コントロールレジスタで、このCTLレジスタ内のフラ
グを書換え、設定することにより伝送用IC307の各
動作状態が設定される。
【0034】アドレス8HのCSレジスタは、マスタ3
01との通信経路及び伝送用IC307の現在のコミュ
ニケーション状態を示す読み出し専用レジスタで、現在
のマスタ301との通信経路の空き状況、送信/受信F
IFOバッファの状態、伝送用IC307の送信及び受
信状況などが出力される。
【0035】アドレス9HのINTレジスタは、割り込
み要因を示す読み出し専用レジスタで、伝送用IC30
7が割り込みコントローラ464でマイコン306に対
し外部割り込みを発生させた時又はコミュニケーション
エラーが発生した時その割り込み要因を知らせるもの
で、マイコン306は伝送用IC307からのINT信
号により外部割り込みが発生した時このレジスタのフラ
グ状態を調べることにより割り込み要因を知ることが出
来、それにより割り込み処理ルーチンの各処理に移る。
【0036】アドレスAH及びBHのTXL1及びTX
L2レジスタは送信長レジスタでマイコン306が伝送
用IC307により送信を行う場合、送信データの大き
さをバイト単位で上位ビットをアドレスAHに下位ビッ
トをアドレスBHにセットした後にCTLレジスタを書
き換えて送信動作に入る。
【0037】アドレスCHのADRレジスタは自局アド
レスレジスタで、後述する自動アドレス判定を行う場合
このレジスタに自局のアドレスをセットしておき、この
アドレスと受信フレーム内のアドレス情報を自動アドレ
ス判定回路456が比較し、その受信フレームが自局へ
のものなのかあるいは他局宛のものなのかを判断する。
【0038】アドレスDHのFIFOレジスタは、FI
FOバッファコントロールレジスタで、このレジスタに
より送信/受信動作時にFIFOバッファ内に蓄積され
る送信/受信データのバイト数のスレッシュルド、送信
/受信FIFOバッファの大きさの設定及び動作モード
等を設定する。
【0039】アドレスEHのDATAレジスタは送信/
受信データレジスタで、マイコン306は送信動作時に
送信データを送信FIFOバッファ453に送る場合、
または受信動作時に受信FIFOバッファ455から受
信データを受け取る場合にこのレジスタを介して行う。
【0040】アドレスFHのSWレジスタは、伝送用I
C307内の各回路ブロックのスイッチレジスタで、マ
イコン306または伝送用IC307自身によりこのレ
ジスタの書き換えを行うことにより伝送用IC307内
の各回路ブロックへの電力またはクロック信号の供給/
非供給を切り換えを制御し、回路動作の作動/停止の切
り換えを行う。
【0041】次にマスタ301と計装用デバイス305
がコミュニケーションを行う場合の伝送用IC307及
びマイコン306の動作を図6及び図7を用いて説明す
る。図6及び図7はマイコン306及び伝送用IC30
7内の各回路ブロックの動作状態を表したもので、図6
は受信フレームを自動アドレス判定回路456により自
動アドレス判定を行いそのフレームが自局宛のものと判
断した場合、あるいはレジスタセット451内のCTL
レジスタを自動アドレス判定を行わない設定にした場合
の、図7は自動アドレス判定を行った結果その受信フレ
ームが自局には必要のない他局宛のフレームであると判
断し、自動的にキャンセルを行った場合のマイコン30
6及び伝送用IC307内の各回路ブロックの動作状態
を表したものである。
【0042】本実施例における伝送用IC307には”
ストップ”、”初期”、”受信待ち”、”レジスタアク
セス待ち”、”受信”及び”送信”の6つの動作状態が
あり、以下に各動作状態について説明する。
【0043】”ストップ”状態は計装用デバイス305
がマスタ301との通信に参加していない状態で、伝送
用IC307内の全ての回路ブロックが動作を停止して
おり、又マイコン306は例えばクロックによる動作を
停止した低消費電力モードに入っている。
【0044】”初期”状態は伝送用IC307の全ての
回路ブロック及びマイコン306が起動した状態で、マ
イコン306により伝送用IC307及びマイコン30
6の初期設定が行われる。
【0045】”受信待ち”状態は電源/発振回路ブロッ
ク460以外のすべての回路ブロックが停止しており、
よって伝送用IC307が”ストップ”状態を除き一番
電力を消費しない動作状態で、伝送用IC307がマス
タ301からのフレームの送信待ちなどに用いられる。
【0046】”受信”状態はマスタ301からの伝送フ
レームの受信が行われ、受信データが受信FIFOバッ
ファ455、DATAレジスタ(EH)、データバッファ4
58を介してマイコン306に送られる。
【0047】”レジスタアクセス待ち”状態はマスタ3
01からの伝送フレームの受信が終わった後に受信FI
FOバッファ455に残っている受信データをマイコン
306がDATAレジスタ(DH)を介して読み出し、その
受信データに基づいて送信データの準備、”送信”状態
への切り替えのためのレジスタセット451の書換えな
どが行われる。
【0048】”送信”状態はマイコン306からマスタ
301へのデータ送信が行われ、送信データがマイコン
306からデータバッファ458、DATAレジスタ(E
H)、送信FIFOバッファ453を介して送信される。
【0049】次に図6により、受信フレームを自動アド
レス判定回路456により受信フレームのアドレス判定
を行い、そのフレームが自局宛のものと判断した場合、
あるいはレジスタセット451内のCTLレジスタを自
動アドレス判定を行わない設定にした場合について説明
する。なお下記(1) 〜(8) の数字は図6及び図7内の
(1) 〜(8) の数字と対応している。
【0050】(1) ホスト301との通信に参加していな
い状態では、伝送用IC307は内部の全回路ブロック
を停止させ、又マイコン306は例えばクロック停止さ
せる低消費電力モードに入っている。
【0051】(2) 計装用デバイス305が通信に参加す
るにあたって、まず外部からの指示又はマイコン306
内のタイマーによる割り込み等によりマイコン306を
低消費電力モードより起動させる。次にマイコン306
は伝送用IC307内のSWレジスタ(FH)を書換えを行
い伝送用IC307内の回路ブロック全てに電力及びク
ロック信号を供給して起動させ、伝送用IC307内の
CTLレジスタの設定、ADRレジスタ(CH)への自局ア
ドレスの登録などのフレーム受信のための伝送用IC3
07の初期設定を行う。
【0052】(3) 初期設定が終了すると、マイコン30
6はCTLレジスタを書換えを行い伝送用IC307を
受信を行う設定にし、又SWレジスタ(FH)を書き換えて
伝送用IC307のアナログ受信回路ブロック410及
び電源/発振回路ブロック460以外の回路ブロックの
動作を停止し、受信待ち状態に移る。受信待ち状態では
マスタ301からの通信が入るまでデジタル受信回路ブ
ロック420、デジタル送信回路ブロック430、アナ
ログ送信回路ブロック440及びCPUインタフェース
回路ブロック450へのクロック信号及び電力の供給を
停止させ、アナログ受信回路ブロック410および電源
/発進回路ブロック460のみ作動させた状態で待機
し、光通信の伝送経路よりマスタ301からの伝送フレ
ームが受信されるのを待つ。この間マイコン306は再
び低消費電力モードに入る。
【0053】(4) 伝送用IC307が (3)の受信待ち状
態にある間、アナログ受信ブロック410内のキャリア
ディテクト回路412は受信アンプ411によって増幅
された光通信の伝送経路上の信号に、マスタ301から
の伝送フレームがあるかどうかを調べており、伝送フレ
ームが存在することを検知すると、キャリアディテクト
回路412の検知出力はCPUインタフェース回路ブロ
ック450内のレジスタセット451のCSレジスタ(8
H)及びSWレジスタ(FH)とつながっており、CSレジス
タ(8H)内のフラグを立ててフレームを受信したことを知
らせ、又SWレジスタ(FH)を書換えてデジタル受信回路
ブロック420及びCPUインタフェース回路ブロック
450にクロック信号を接続し作動させて受信動作に入
る。
【0054】受信動作では受信アンプ411により増幅
された信号は復調回路421によりシリアルのマンチェ
スターコード信号からパラレルのNRZ信号へ変換さ
れ、受信FIFOバッファ455に順次蓄積されてゆ
く。
【0055】自動アドレス判定を行う場合、この間に自
動アドレス判定回路456によって復調回路421によ
って変換された信号のフレームヘッダ内のアドレス情報
を検出し、これとレジスタセット451内のADRレジ
スタ(CH)に保持されている自局のアドレスとを比較し、
この受信フレームが自局へのものであるのか他局へのも
のであるのかを判断する。
【0056】その結果受信したフレームが自局宛のもの
であると判断した場合は、受信FIFOバッファ455
にレジスタセット451内のFIFOレジスタ(DH)によ
って決定されるスレシュルド以上受信データが蓄積され
ると割り込みコントローラ464が起動し、マイコン3
06に対して外部割り込みを起こし低消費電力モードよ
り起動させる。他局へのものと判断した場合は受信FI
FOコントローラ452により受信FIFOバッファ4
55内に蓄積された信号を破棄し、SWレジスタ(FH)を
書き換えてマイコン306を起動させることなしに再び
受信待ち状態へ遷移する。
【0057】自動アドレス判定を行わない場合は自動ア
ドレス判定を行い自局宛のものであると判断した場合と
同様、受信FIFOバッファ455にスレシュルド以上
受信データが蓄積されると割り込みコントローラ464
を起動させ、マイコン306に外部割り込みを起こして
起動させる。
【0058】図6の場合は受信フレームが自局宛のもの
の場合、あるいは自動アドレス判定を行わない場合なの
で、割り込みコントローラ464による外部割り込みに
より起動したマイコン306はレジスタセット451内
のINTレジスタ(9H)のフラグ内容を読み出して割り込
み要因を調べ、受信FIFOバッファ455に蓄積され
た受信データをデータバッファ458を通してレジスタ
セット451内のDATAレジスタ(EH)を用い受信FI
FOバッファ455が空になるまで読み出す。この動作
処理を受信が完了するまで繰り返す。やがてマスタ30
1からのフレームの受信が終了して、キャリアディテク
ト回路412の出力の変化またはフレームのエンドデリ
ミタを検出されると伝送用IC307は不図示の回路に
よりSWレジスタ(FH)を書き換えてレジスタアクセス待
ち状態に入る。
【0059】(5) レジスタアクセス待ち状態では、伝送
用IC307は処理に不必要なデジタル受信回路ブロッ
ク420も動作を停止させて、マイコン306は受信F
IFOバッファ455内の残りの受信データをDATA
レジスタ(EH)を介して読み出す。
【0060】(6) 受信FIFOバッファ453内に残っ
ていた受信データを全て読み出し終えるとマイコン30
6はSWレジスタ(FH)を書き換えてCPUインタフェー
ス回路ブロック450の動作も停止して一旦受信待ち状
態に戻り、受信データ内のマスタ301からの命令の処
理及びマスタ301への返答のための送信データを準備
する。そして送信データの準備も終了するとマイコン3
06は低消費電力モードに入り停止する。
【0061】(7) マスタからの命令の処理が完了し、送
信データの準備が終了すると、マイコン306はSWレ
ジスタ(FH)を書き換えて送信に必要なデジタル受信回路
ブロック420以外の回路ブロック全てにクロック信号
及び電力の供給を開始して起動させ送信状態に入る。
(アナログ受信回路ブロック410は送信動作が正常に
行われているか監視するために起動させている。)次に
マイコン306はレジスタセット451内のTXLレジ
スタ(AH,BH) にマスタ301に送信するフレームの送信
長をセットし、その後DATAレジスタ(EH)を用いて送
信FIFOバッファ452に一杯になるまで送信データ
を蓄積してゆく。
【0062】そしてCSレジスタ(8H)を調べて現在マス
タ301との伝送経路(光ファイバー302、304、
光分配/結合器303)が使用可能かどうかを確認し、
使用可能であればCTLレジスタを書き換えを行いマス
タ301への送信を開始する。
【0063】マスタ301への送信が開始されると送信
FIFOバッファ453に蓄積された送信データが順次
送信されてゆく。送信FIFOバッファ453内の送信
データ数がFIFOレジスタ(DH)によって決定されるス
レシュルド以下の数になると送信FIFOコントローラ
453は割り込みコントローラ464を起動させてマイ
コン306に対し外部割り込みを発生させ、送信FIF
Oバッファ454に残りの送信データを送る。この動作
処理を送信データが終了するまで繰り返す。
【0064】(8) 受信から送信までの一連の動作が終了
したら、マイコンはSWレジスタ(FH)を書き換えて再び
受信待ち状態に戻り、マスタ301からの命令を待つ。
次に図7を用いて自動アドレス判定を行い自動アドレス
判定回路456で送信されてきたフレームのアドレス情
報と自局のアドレスを比較し、その結果受信フレームが
他局へのものであると判断してその受信フレームをキャ
ンセルした場合の動作例を示す。なお図7の(1) 〜(3)
での伝送用IC307及びマイコン306の動作説明
は、上述した図6のものと同じなので省略し (4)の”受
信”状態より説明する。
【0065】(4) 伝送用IC307が (3)の受信待ち状
態にある間、アナログ受信ブロック410内のキャリア
ディテクト回路412は受信アンプ411によって増幅
された光通信の伝送経路上の信号にマスタ301からの
送信フレームが有るかどうかを調べる。
【0066】伝送経路上の信号にマスタ301からの送
信フレームが存在することをキャリアディテクト回路4
12が検知すると、CSレジスタ(8H)内のフラグを立て
てフレームを受信したことを知らせ、又SWレジスタ(F
H)を書換えてデジタル受信回路ブロック420及びCP
Uインタフェース回路ブロック450にクロック信号を
接続し作動させて受信動作に入る。
【0067】受信アンプ411により増幅された信号は
復調回路421によりシリアルのマンチェスターコード
信号からパラレルのNRZ信号へ変換され、受信FIF
Oバッファ455に順次蓄積されていく。
【0068】その間自動アドレス判定回路456は復調
回路421によって変換された信号よりフレームヘッダ
内のアドレス情報を検出し、これとレジスタセット45
1内のADRレジスタ(CH)に保持されている自局のアド
レスとを比較し、その受信フレームが自局へのものであ
るのか他局へのものであるのかを判断する。
【0069】その結果受信したフレームが自局宛のもの
であると判断した場合は、受信FIFOバッファ455
にレジスタセット451内のFIFOレジスタ(DH)によ
って決定されるスレシュルド以上受信データが蓄積され
ると、割り込みコントローラ464が起動し、低消費電
力モードに入っているマイコン306に対し外部割り込
みを起こし起動させる。他局へのものと判断した場合は
受信FIFOコントローラ452により受信FIFOバ
ッファ455内に蓄積された信号を破棄し、SWレジス
タ(FH)を書き換えてマイコン306を起動させることな
しに再び受信待ち状態へ遷移する。
【0070】図7の場合は受信フレームが他局へのもの
の場合なので伝送用IC307はキャンセル動作へ遷移
する。 (5) 自動アドレス判定回路456が自動アドレス判定の
結果受信したフレームが自局宛のものではないと判断し
たので、キャンセル動作として受信FIFOコントロー
ラ454を制御して受信FIFOバッファ455に蓄積
した受信信号を破棄し受信フレームをキャンセルする。
そしてマスタ101からのフレーム送信が終了し、キャ
リアディテクト回路412がこのフレームのエンドデミ
リタを検知するまで以降の受信データを受け付けなくす
る。そして伝送用IC307はそのまま受信待ち状態に
再び入りマスタ301からのフレームが受信されるのを
待つ。
【0071】以上のようにして自動アドレス判定により
フレームが自局宛でない場合の受信データの破棄が行わ
れるが、上記動作中マイコン306は一切起動されずに
低消費電力モードのままの状態である。
【0072】図8は本実施例の伝送用IC307の状態
遷移図である。同図において”ストップ”より”初期”
への動作状態の遷移は、マイコン306内のタイマーに
よる割り込み又は外部からの信号により行われる。
【0073】”初期”より”ストップ”への動作状態の
遷移は、マイコン306により伝送用IC307内のS
Wレジスタ(FH)を書き換えることにより行われる。”初
期”より”受信待ち”及びその逆への動作状態の遷移
は、マイコン306により伝送用IC307内のSWレ
ジスタ(FH)を書き換えることにより行われる。
【0074】”受信待ち”より”レジスタアクセス待
ち”への動作状態の遷移は、マイコン306により伝送
用IC307内のSWレジスタ(FH)を書き換えることに
より行われる。
【0075】”レジスタアクセス待ち”より”受信待
ち”への動作状態の遷移は、マイコン306により受信
FIFOバッファ455から受信データが読みだされ受
信FIFOバッファ455が空になると受信FIFOコ
ントローラ454がSWレジスタ(FH)を書き換えて行わ
れる。
【0076】”受信待ち”より”受信”への動作状態の
遷移は、キャリアディテクト回路412により受信信号
が検知されたときにその検知出力によりSWレジスタ(F
H)を書き換えて行われる。
【0077】”受信待ち”より”送信”への動作状態の
遷移は、マイコン306により伝送用IC307内のS
Wレジスタ(FH)を書き換えることにより行われる。”送
信”より”受信待ち状態”への動作状態の遷移は、送信
データが全て送信され送信FIFOバッファ453が空
になり送信が完了すると送信FIFOコントローラ45
2がSWレジスタ(FH)を書換えることにより、あるいは
送信途中でコミュニケーションエラーが発生し、送信を
中断して割り込みコントローラ463によりマイコン3
06に外部割り込みを発生させると同時にSWレジスタ
(FH)を書き換えることにより行われる。
【0078】”送信”より”初期”への動作状態の遷移
は送信動作中のジャバーエラー発生によるリセットによ
り行われる。”受信”より”レジスタアクセス待ち”へ
の動作状態の遷移は、キャリアディテクト回路412の
出力の変化またはフレームのエンドデリミタを検知する
ことにより受信動作が完了しSWレジスタ(FH)を書き換
えて行われる。
【0079】図9は図8での各動作状態での各回路ブロ
ックへのクロック信号及び電力の入力のON/OFF状
態を示した入力状態管理表である。この図9の入力状態
管理表に基づいてマイコン306により、又は伝送用I
C307内の不図示の制御回路によりレジスタセット4
51内のSWレジスタ(FH)を書き換えて伝送用IC30
7の状態遷移を行う。
【0080】図9においてアナログ受信回路ブロック4
10及びアナログ送信回路ブロック440はアナログ回
路で構成されているので電力の供給のON/OFFによ
り回路の動作/停止の切り替えが行われ、デジタル受信
回路ブロック420、デジタル送信回路ブロック43
0、CPUインタフェース回路ブロック450、電源/
発振回路ブロック460はCMOS化されたデジタル回
路で構成されているのでクロック信号の供給のON/O
FFにより回路ブロックの作動/停止の切り替えが行わ
れる。
【0081】図9において”ストップ”状態では伝送用
IC307内の回路ブロック全てに対して電力またはク
ロック信号の供給を止めて動作を停止している。”初
期”状態においては伝送用IC307内の全ての回路ブ
ロックに電力またはクロック信号が供給され作動してい
る。
【0082】”受信待ち”状態ではアナログ受信回路ブ
ロック410への電力供給及び電源/発振回路ブロック
460へのクロック信号の供給のみが行われ、これらの
回路ブロックのみ作動している。
【0083】”レジスタアクセス待ち”状態ではアナロ
グ受信回路ブロック410への電力供給及びCPUイン
タフェース回路ブロック450、電源/発振回路ブロッ
ク460へのクロック信号の供給が行われ、これらの回
路ブロックのみ作動している。
【0084】”受信”状態ではアナログ受信回路ブロッ
ク410への電力供給、デジタル受信回路ブロック42
0、CPUインタフェース回路ブロック450及び電源
/発振回路ブロック460へのクロック信号の供給が行
われ、これらの回路ブロックのみ作動している。
【0085】”送信”状態ではアナログ受信回路ブロッ
ク410及びアナログ送信回路ブロック440への電力
供給、デジタル送信回路ブロック430、CPUインタ
フェース回路ブロック450及び電源/発振回路ブロッ
ク460へのクロック信号の供給のみが行われ、これら
の回路ブロックのみ動作を行っている。
【0086】なお本実施例では伝送用IC307内のア
ナログ回路ブロック(アナログ受信回路ブロック41
0、アナログ送信回路ブロック440)は電力のON/
OFFにより、デジタル回路ブロック(デジタル受信回
路ブロック420、デジタル送信回路ブロック430、
CPUインタフェース回路ブロック450、電源/発振
回路ブロック460)はクロック信号のON/OFFに
よって作動/停止の切り換えを行っているがデジタル回
路ブロックの動作切り換えも電力のON/OFFにより
行うように構成してもかまわない。
【0087】
【発明の効果】以上のように本発明によれば各動作状態
においてデバイス内のその動作処理には不必要な回路ブ
ロックの動作を停止させ必要な回路のみ作動させている
ので、デバイス全体の消費電力を大幅に低減することが
できる。
【0088】又外部からの信号を受信した場合、それが
自局に対してのものである場合にのみマイコンなどの外
部制御装置を起動させるのでシステム全体の消費電力も
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の原理図である。
【図2】本発明の実施例における動作処理フローの図で
ある。
【図3】本発明の実施例の構成図である。
【図4】実施例の伝送用ICの回路ブロック図である。
【図5】実施例の伝送用ICの内部レジスタ構成図であ
る。
【図6】実施例の伝送用ICの動作状態図(フレーム受
信時)である。
【図7】実施例の伝送用ICの動作状態図(フレームキ
ャンセル時)である。
【図8】実施例の伝送用ICの状態遷移図である。
【図9】実施例の伝送用ICの各回路ブロックへの入力
状態管理を示す図である。
【符号の説明】
101 デバイス 102−1〜102−n、回路ブロック 103 動作切り替え手段 301 マスタ 302、304 光ファイバー 303 光分配/結合器 305 計装用デバイス 306 マイコンなどの制御装置 307 伝送用IC 410 回路ブロック(アナログ受信回路ブロック) 411 受信アンプ 412 キャリアディテクト回路 420 回路ブロック(デジタル受信回路ブロック) 431 復調回路 430 回路ブロック(アナログ送信回路ブロック) 431 変調回路 440 回路ブロック(デジタル送信回路ブロック) 441 送信ドライバ 450 回路ブロック(CPUインタフェース回路ブロ
ック) 451 レジスタセット 452 送信FIFOコントローラ 453 送信FIFOバッファ 454 受信FIFOコントローラ 455 受信FIFOバッファ 456 自動アドレス判定回路 457 CPU インタフェースコントローラ 458 データバッファ 460 回路ブロック(電源/発振回路ブロック) 461 発振器 462 プリスケーラ 463 クロックスイッチ 464 割り込みコントローラ 465 リセットコントローラ 466 電源スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ回路とデジタル回路が混在するデ
    バイスにおいて、 前記デバイスを各機能毎に分けた複数の回路ブロック
    と、 前記各回路ブロックに同期信号あるいは電力の供給の切
    り替えを行うことにより前記各回路ブロックの作動と停
    止の切り替えを行う動作切り替え手段を有することを特
    徴とする低消費電力デバイス。
  2. 【請求項2】前記動作切り換え手段は前記回路ブロック
    がアナログ回路の場合電力の、デジタル回路の場合同期
    信号の供給を切り換えることを特徴とする請求項1の低
    消費電力デバイス。
  3. 【請求項3】外部からの信号を受信する受信手段と、 自己のアドレスを記憶する記憶手段と、 前記受信手段により受信した前記信号と前記自己のアド
    レスとを比較する比較手段と、 前記比較手段により比較した結果一致する場合に外部装
    置を作動させる作動手段とを有することを特徴とする低
    消費電力デバイス。
  4. 【請求項4】伝送用デバイス内の回路を、伝送媒体へ伝
    送信号の送信処理に必要な回路のうちアナログ回路部分
    からなるアナログ送信回路ブロックと、 前記送信処理に必要な回路のうちデジタル回路部分から
    なるデジタル送信回路ブロックと、 伝送媒体からの伝送信号の受信処理に必要な回路のうち
    アナログ回路部分からなるアナログ受信回路ブロック
    と、 前記受信処理に必要な回路のうちデジタル回路部分から
    なるデジタル受信回路ブロックと、 前記デバイスの外部のデバイスとのインタフェースを行
    うデジタルインタフェース回路ブロックと、 前記各デジタル回路ブロック及び前記外部のデバイスに
    対する同期信号の供給源となる発振回路ブロックとに分
    け、 前記各回路ブロック及び外部のデバイスに対して、各回
    路ブロック毎に、アナログ回路には電力のデジタル回路
    には同期信号の入力切り替えを行い、該各回路ブロック
    及び外部のデバイスの回路動作の作動および停止を切り
    換える切り換え手段と、を有することを特徴とした低消
    費電力伝送用デバイス。
JP7321621A 1995-12-11 1995-12-11 低消費電力デバイス Withdrawn JPH09160684A (ja)

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