JP4682771B2 - 物体検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、対象とする検知領域に疎密波を送波し当該疎密波を用いて検知領域における物体の位置を検知する物体検知装置に関するものである。
従来から、この種の物体検知装置として、疎密波を間欠的に送波する送波器と疎密波を受波する受波器とを互いに隣接して備え、検知領域に粗密波を送波し当該粗密波が検知領域内に存在する物体で反射されて戻ってくるまでの時間を、前記物体までの距離に換算するものが知られている(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の発明は、それぞれ疎密波を電気信号である受波信号に変換する受波素子を複数個配列することによって受波器を構成しており、粗密波を受波する方位と受波素子間における受波信号の時間差とが対応することに着眼して、物体の存在する方位を識別する。すなわち、図13に示すように、受波素子Mが一方向に等間隔で並んでおり、受波素子Mが配置された平面に直交する方向に対して角度θだけ傾いた方位からの疎密波を受ける場合に、隣接する受波素子M(間隔をdとする)のそれぞれの受波信号の時間差Δtは、Δt=(d・sinθ)/cになる(cは音速)ことを利用して、物体2の方位を識別する。この種の物体検知装置は、受波器6が疎密波を受波した方位(つまり物体2の存在する方位)を識別するために、各受波素子Mからの受波信号をそれぞれ遅延時間だけ遅延させる遅延手段9と、遅延後の受波信号を全ての受波素子Mについて加算する加算手段14とを有している。
以下に、物体までの距離および物体の方位を識別する処理の概要を、検知領域内に2つの物体2,2’が存在する場合を想定して説明する。ただし、ここでは、受波素子Mが5個配列されている場合について説明する。また、図14(b)および図14(d)では横軸を時間軸とし長方形の横方向の長さを遅延時間の大きさとして、受波素子の個数(5個)分の遅延時間の組み合わせ(以下、遅延時間パターンという)を表すとともに、各受波素子Mごとの遅延後の受波信号を表す。図14(c)および図14(e)には横軸を時間軸として加算後の受波信号を示す。
送波器から送波された疎密波が各物体2,2’でそれぞれ反射されることにより、各受波素子Mは、図14(a)のように各物体2,2’の方位に対応する時間差を持つ疎密波を受波する。各受波素子Mからの受波信号を図14(b)に示す遅延時間パターンを用いて遅延させることにより、図14(b)に示すように一方の物体2で反射された疎密波に対応するすべての受波信号のタイミングを一致させることができる。一方、各受波素子Mからの受波信号を図14(d)に示す遅延時間パターンを用いて遅延させることにより、図14(d)に示すように他方の物体2’で反射された疎密波に対応するすべての受波信号のタイミングを一致させることができる。ここで、図14(b)の遅延時間パターンが一方の物体2の方位に対応し、図14(d)の遅延時間パターンが他方の物体2’の方位に対応するのである。
このとき、物体検知装置は、加算後の受波信号(図14(c)および図14(e)を参照)の強度をしきい値と比較することによって、各遅延時間パターンに対応する方位における物体の有無を判別しており、受波信号の強度がしきい値を超えると当該方位に物体が存在すると判断する。
また、一方の物体2の方位において疎密波の送受波に要した時間がこの物体2までの距離に換算されるとともに、他方の物体2’の方位において疎密波の送受波に要した時間がこの物体2’までの距離に換算される。このように、物体までの距離および物体の方位を識別することによって、検知領域内において物体が占有する領域(つまり、物体の大きさや形状)を識別することが可能である。
特開2004−180262号公報(第8−9頁)
ところで、従来の物体検知装置では、図13に示したように受波器6に入射する疎密波が全ての受波素子Mに対して同じ角度θで入射することを前提としている。しかし、厳密には、疎密波が全ての受波素子Mに同じ角度θで入射するのは、物体2と受波器6との距離が隣接する受波素子M間の間隔に比べて十分に大きい場合に限られており、物体2と受波器6との距離が比較的近い場合には、図15に示すように物体2で反射された疎密波が全ての受波素子Mに対して同じ角度で入射することはない。
すなわち、図15に示す例では受波素子Mが配置された平面に直交する方向に対して傾きが0度の方位に物体2が存在しているから、受波器6に入射する疎密波が全ての受波素子Mに対して同じ角度θ=0度で入射することを前提とすれば、隣接する受波素子Mのそれぞれの受波信号の時間差ΔtはΔt=(d・sin0)/c=0になるはずであるが、実際には、物体2に近い受波素子Mから順に疎密波を受波することになり、受波素子M間で受波信号に時間差が生じることになる。要するに、物体2までの距離が近い場合には、物体2が存在しているにもかかわらず、図15(b)のように遅延後の受波信号のタイミングが一致しないことにより、図15(c)のように加算後の受波信号の強度がしきい値Sthを超えず、物体2の存在を検知できない可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、物体までの距離が近い場合であっても正確に物体を検知することができる物体検知装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、検知領域に疎密波を間欠的に送波する送波器と、それぞれ疎密波を電気信号である受波信号に変換する複数個の受波素子を有し、検知領域内に存在する物体で反射された送波器からの疎密波を受波する受波器と、各受波素子から出力される受波信号に基づいて検知領域において物体が存在する位置を検知する検知部とを備え、検知部は、受波素子の個数分の遅延時間が組み合わされた遅延時間パターンであって検知領域を区画した各小領域に一対一に対応付けられた遅延時間パターンを用い、各受波素子からの受波信号を当該遅延時間パターンの各遅延時間だけそれぞれ遅延させる遅延手段と、遅延後の受波信号を全ての受波素子について加算し、加算結果に基づいて遅延後の受波信号が時間軸方向に重なるときの遅延時間パターンに対応した小領域に物体が存在すると判断する判断手段とを有し、遅延時間パターンは、受波器から物体までの距離が大きく物体で反射された疎密波が全ての受波素子に同一の入射角度で入射する場合と、受波器から物体までの距離が小さく物体で反射された疎密波が受波素子ごとに異なる入射角度で入射する場合とのいずれの場合でも遅延後の受波信号が時間軸方向に重なるように、各小領域の方位および各小領域までの距離に対応付けて設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、遅延手段において、受波素子の個数分の遅延時間が組み合わされてなり、かつ検知領域を区画した各小領域の方位および各小領域までの距離に一対一に対応付けられた遅延時間パターンを用いているから、遅延時間パターンには小領域の方位だけでなく当該小領域までの距離も反映されることになる。したがって、ある小領域で反射された疎密波が受波器で受波された場合に、遅延手段において当該小領域に対応する遅延時間パターンの遅延時間だけ各受波素子からの受波信号をそれぞれ遅延させると、この小領域の方位や小領域までの距離に関係なく、判断手段においては受波信号の重なりを確実に検出することができる。要するに、従来構成と比較して、物体までの距離が近い場合でもあっても正確に物体を検知することができるという利点がある。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記検知部が、各受波素子ごとに個別に求めた各小領域の方位および各小領域までの距離に基づいて導出される前記受波素子間の受波信号の時間差を埋めるように設定される前記遅延時間の組み合わせを前記遅延時間パターンとして前記遅延手段に適用する遅延時間設定手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、遅延手段は遅延時間設定手段により設定される遅延時間パターンを用いて受波信号の遅延処理を行う構成であればよく、遅延手段の構成を簡単にできる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記遅延時間設定手段が、前記小領域と前記遅延時間パターンとを予め対応付けてあるデータテーブルを備え、小領域ごとに対応する遅延時間パターンをデータテーブルから読み出して前記遅延手段に適用することを特徴とする。
この構成によれば、物体を検知する際に、遅延時間パターンを演算により求める必要はなく、データテーブルから遅延時間パターンを読み出すだけでよいので、物体を検知する際の処理を高速化することできる。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記遅延時間設定手段が、前記遅延時間パターンを前記小領域ごとに算出して前記遅延手段に適用することを特徴とする。
この構成によれば、物体を検知する際に演算によって遅延時間パターンを求めており、遅延時間パターンを予め記憶しておく必要はないから、検知部に必要なメモリ容量を比較的小さく抑えることができる。
請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかの発明において、前記検知部が、疎密波が送波されてから受波されるまでに要した時間に対応する物体までの距離を識別する距離算出手段を有し、前記遅延時間設定手段が、距離算出手段で識別された距離に位置する前記小領域を対象とし、対象とする各小領域にそれぞれ対応する前記遅延時間パターンのみを前記遅延手段に適用することを特徴とする。
この構成によれば、物体が存在する距離にある小領域のみを検知することにより物体の位置を検知することが可能であるから、全ての小領域を検知する場合に比べて、検知部で用いる遅延時間パターンの組数を低減することができ、結果的に物体を検知する際の処理を高速化することができる。
請求項6の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記判断手段が、加算後の受波信号の強度が所定のしきい値を超えた前記小領域を仮検出点として選出し、仮検出点が選出されると、次に疎密波の送受波が行われた際に、仮検出点として選出されている各小領域付近の小領域に対応する前記遅延時間パターンのみを前記遅延手段に適用して物体の有無を判断する再検出処理を行う再検出手段としての機能を兼ねていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明において、前記小領域が、複数の前記受波素子の中心に位置する受波素子からみた方位と当該受波素子からの直線距離とで極座標表示されるように、前記検知領域が区画されて設定されていることを特徴とする。
本発明は、物体までの距離が近い場合でもあっても正確に物体を検知することができるという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態では、対象とする検知領域内に存在する物体を検知する物体検知装置において、物体までの距離および物体の方位を識別する構成について説明する。
本実施形態の物体検知装置は、図2に示すように、対象とする検知領域(空気中)に間欠的に疎密波(ここでは超音波)を送波する送波手段1と、検知領域内に存在する物体2で反射された疎密波を受波する受波手段3とを備える。送波手段1は、電気信号である送波信号を疎密波に変換する送波器4と、疎密波が間欠的に送波されるように送波器4を駆動する駆動回路5とを有し、受波手段3は、疎密波を受波するとともに当該疎密波を電気信号である受波信号に変換する受波器6と、受波器6からの受波信号に基づいて物体2が存在する位置を判別する検知部7とを有する。送波器4と受波器6とは、互いに隣接して配置され、センサ部を構成している。さらに、疎密波が送波されたタイミングが検知部7に伝わるように、駆動回路5と検知部7とは互いに接続されている。
また、受波器6は、図3に示すように、素子配列用基板8上において一方向に等間隔で5個配列された受波素子M(Nは受波素子の配列方向の位置を表しており、以下ではNを素子番号という)を有し、それぞれの受波素子Mにおいて疎密波を受波信号に変換することにより、検知部7において各受波素子Mのそれぞれの受波信号の時間差によって物体2の方位を識別できるようにしてある。ただし、本実施形態では、受波素子Mを水平面に沿った直線状に配列することにより、水平面上における方位を識別するものとする。
ここで、複数個の受波素子Mにおいては、中心に位置する受波素子MをMとするように、図3中左端の受波素子Mから順にN=−2,−1,0,1,2の素子番号を付与してある。以下では、中心に位置する受波素子Mを基準とし、当該受波素子Mからみた方位(素子配列用基板8に直交する方向に対する角度)を方位θとし、当該受波素子Mからの直線距離を距離Dとする。以下では、検知領域を区画してそれぞれ方位θと距離Dとで極座標表示される各小領域を想定し、各小領域の中心点を当該小領域の代表点Pとする。物体検知装置は各小領域について物体2の有無を検知することにより、検知領域内における物体2の位置を検知するものとする。さらに、隣接する受波素子M間の間隔をd(定数)とし、送波器4と受波素子Mとの間隔をL(定数)とする。つまり、受波素子Mと受波素子Mとの間隔は(2−0)×d=2・d、受波素子M−2と受波素子Mとの間隔は(2−(−2))×d=4・dになる。
一方、検知部7は、図4に示すように、受波素子Mの個数(5個)分の遅延時間を組み合わせた遅延時間パターンを算出する遅延時間算出部13と、各受波素子Mからの受波信号を前記遅延時間パターンの各遅延時間だけそれぞれ遅延させる遅延手段としての遅延回路9と、遅延後の受波信号を加算し加算結果から物体の存在する位置を判断する判断手段としての判断回路10とを有したCPUからなる。つまり、遅延時間算出部13は、遅延回路9において適用する遅延時間パターンを遅延回路9に対して出力する遅延時間設定手段として機能する。
ところで、本実施形態では、遅延時間パターンが各小領域の方位θおよび各小領域までの距離Dに一対一に対応付けられており、遅延時間算出部13は、外部から指定された小領域について遅延時間パターンを算出して遅延回路9に適用するように構成されている。ここでは、遅延時間算出部13に対する小領域に指定は判断回路10で行っており、判断回路10は、加算後の受波信号の強度をしきい値と比較することによって、加算後の受波信号の強度がしきい値を超えると、このときに指定した小領域に物体2が存在すると判断する。そして、判断回路10は、物体2が存在すると判断した小領域の情報(方位θ、距離D)を検知結果として出力する。ただし、複数個の小領域に物体2が存在する場合には、これらの小領域の情報に基づいて、検知領域内において物体2が占有する領域(つまり、物体2の大きさや形状)が識別可能な形態の検知結果を出力してもよい。
以下に、各小領域の方位θおよび各小領域までの距離Dに一対一に対応付けた遅延時間パターンを求める概要を説明する。
本実施形態では、所要時間を幾何学的な観点から各受波素子Mごとに個別に求め、このようにして求まる所要時間を用いて遅延時間を導出している。所要時間は、図3より幾何学的に次のように求めることができる。
まず、送波器4において疎密波が送波されてから物体2で反射されるまでに要する時間(以下、往路の所要時間という)Tは、送波器4と物体2との間の距離を音速cで除することにより求まり、次式で表される。
Figure 0004682771
一方、疎密波が物体2で反射されてから各受波素子Mで受波されるまでに要する時間(以下、復路の所要時間という)Tは、各受波素子Mと物体2との間の距離を音速cで除することにより求まり、次式で表される。
Figure 0004682771
つまり、往路の所要時間Tと復路の所要時間Tとはいずれも方位θと距離Dとの2つのパラメータを含んでいる。さらに、復路の所要時間Tにおいては個々の受波素子Mごとに異なるので、受波素子Mの素子番号Nも含んでいる。したがって、往路の所要時間Tと復路の所要時間Tとは、方位θと距離Dと素子番号Nとの3つのパラメータに所望の値を代入することにより、一義的に求まることになる。
そして、遅延時間は、送波器4において疎密波が送波されてから物体2で反射され各受波素子Mで受波されるまでに要する時間(以下、所定時間という)との関係が、(所要時間)+(遅延時間)=(一定時間Tc)となるように決定される。したがって、上述のように求まった所要時間(=T+T)を用いて、遅延時間Tdは、Td=Tc−(T+T)と表すことができ、方位θと距離Dと素子番号Nとの3つのパラメータに所望の値を代入することにより一義的に求まることになる。ここでは、一定時間Tcを、所要時間(=T+T)の最大値に設定してある。
遅延時間パターンは受波素子Mの個数分の遅延時間Tdの組み合わせであって、受波素子Mは素子番号N=−2〜2までの5個設けられているので、方位θ=θ1、距離D=D1の小領域に対応する遅延時間パターンは、上述した遅延時間Tdの式においてθ=θ1、D=D1を代入するとともに、N=−2〜2を順に代入することによりそれぞれ求まる遅延時間Td−2〜Tdを組み合わせたものとなる。なお、本実施形態では、判断回路10において、遅延後の受波信号を所定のタイミング(疎密波を送波してから前記一定時間Tc経過時)でのみ加算するようにしてある。
一方、本実施形態では、図5に示すように、方位θが受波素子Mの正面方向(θ=0度)を中心として右側(負の方向)に45度、左側(正の方向)に45度の範囲内であって、受波素子Mからの距離Dが5〜3000mmの範囲を検知領域とする。ここで、水平面上において方位θが5度間隔、距離Dが5mm間隔となるように、各小領域の代表点Pを設定してある。すなわち、物体検知装置の分解能は、水平面上において方位θに関しては5度、距離Dに関しては5mmになる。ここで、方位θに関しては−45〜45度で5度間隔であるから(90/5)+1=19個の値が存在し、距離Dに関しては5〜3000mmで5mm間隔であるから3000/5=600個の値が存在し、結果的に、600×19=11400個の小領域が存在することになる。なお、図5は方位および距離を正確に図示するものではない。
以下に、本実施形態の物体検知装置の動作を図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、検知領域の全域に亘って小領域を走査し、検知領域内において物体2が占有する領域(つまり、物体2の大きさや形状)を検出する例を示すが、これに限らず、たとえば任意の小領域について物体2の有無を検知するようにしてもよい。
まず、物体検知装置が始動され(S00)、物体検知装置が始動直後であれば(S01:Yes)、送波手段1および受波手段3のキャリブレ−ションを行ってから(S02)疎密波の送受信を行う(S03)。続いて、検知部7の遅延時間算出部13において、方位θ、距離D、受波素子Mの素子番号Nの初期値がそれぞれ与えられた状態で遅延時間Td(=Tc−(T+T))を算出する(S07)。ここで、遅延時間Tdが全ての受波素子(N=−2〜2)について算出されるように、素子番号Nを−2〜2の範囲でループさせており(S06)、素子番号Nが最後まで回ると(S06:end)、算出された遅延時間Tdの組み合わせである遅延時間パターンを用いて各受波素子Mからの受波信号を遅延回路9でそれぞれ遅延させ、遅延後の受波信号を判断回路10で加算する。そして、判断回路10において加算後の受波信号をしきい値と比較することによって、1つの小領域における物体2の有無を判断する(S08)。その後、距離Dを5〜3000mmの範囲でループさせて(S05)同様に各小領域における物体2の有無を検出し、さらに方位θを−45〜45度の範囲でループさせて(S04)各小領域における物体2の有無を検出する。
全ての小領域について物体2の有無が検知されると(S04:end)、物体2が存在すると判断された小領域の情報(方位θ、距離D)を出力し(S09)、ステップS01に戻る。以降、疎密波を送受波するステップS03から小領域の情報を出力するステップS09までを繰り返す。
上述した物体検知装置を用いれば、以下に図1を参照して説明するように、近距離に存在する物体2であっても正確に検知することができる。ただし、図1(b)では横軸を時間軸とし、長方形の横方向の長さを遅延時間Tdの大きさとして遅延時間パターンを表すとともに、各受波素子M毎の遅延後の受波信号を表す。図1(c)には横軸を時間軸として加算後の受波信号を示す。
すなわち、図1(a)に示すように、受波素子Mの正面方向である方位θ=0、距離D=D1で表される小領域(代表点P=P1)に物体2が存在する場合に、当該物体2で反射された疎密波は受波素子Mで最初に受波され、その後、受波素子M−1,Mで受波され、最後に受波素子M−2,Mで受波されることになる。ここで、各受波素子Mから出力された受波信号をそれぞれ遅延回路9において図1(b)に示す遅延時間パターンを用いて遅延させることにより、全ての受波素子Mに関して受波信号のタイミングを所定のタイミング(疎密波を送波してから前記一定時間Tc経過時)で一致させることができる。図1(b)に示す遅延時間パターンは、上述した「数1」および「数2」において、方位θ=0、距離D=D1とし、かつ素子番号Nに−2〜2のそれぞれを代入することにより求まる所要時間(=T+T)を用いて、Td=Tc−(T+T)の関係より求まる遅延時間Tdの組み合わせである。
そして、遅延後の受波信号を前記所定のタイミングで加算すると、図1(c)に示すようにしきい値Sthを超える強度の受波信号が得られ、この小領域(代表点P=P1)に物体2が存在すると判断される。ただし、物体2で反射される疎密波の強度は物体2までの距離が遠くなるほど小さくなるので、判断回路10で用いるしきい値Sthは一定の値とするのではなく、検知する小領域までの距離Dに応じて変化させるようにしている。
また、この物体検知装置を用いて、方位θ=0、距離D=D1の小領域以外の小領域(代表点P=P2,P3)における物体2の有無を検出する例を図7および図8に示す。図7では、図1に示した例と同じ方位θ=0であって図1に示した例よりも遠い距離D=D2にある小領域(代表点P=P2)における物体2を検知する例を示し、図8では、図1に示した例と同じ距離D=D1であって正の方位θ=θ1(>0)にある小領域(代表点P=P3)における物体2を検知する例を示す。
ところで、従来構成では、隣接する受波素子間の受波信号の時間差ΔtをΔt=d・sinθ/cと近似しているが、この時間差Δtを用いて各受波素子における復路の所要時間T’を表すとT’=(D+d・sinθ)/cとなる。そして、この復路の所要時間T’を本実施形態で説明したように幾何学的な観点から求まる復路の所要時間Tと比較すると、次式のようになる。
Figure 0004682771
すなわち、従来構成では、受波器6に入射する疎密波が全ての受波素子Mに対して同じ角度θで入射することを前提としているから、遅延時間パターンと物体の位置との間には上記T’−Tに依存する誤差が生じることになり、結果的に、従来構成はこの誤差の分だけ本実施形態に比べて精度が劣ることになる。上式からは距離Dが小さいほど、T’−Tが大きくなり従来構成における測定誤差が大きくなることが分かる。
ただし、距離Dが大きくなるほどT’−Tは小さくなるので、距離Dがある程度大きくなると、受波器6に入射する疎密波が全ての受波素子Mに略同じ角度で入射するものとみなし上記T’を用いて導出される従来の遅延時間Td’=Tc−(T+T’)を用いたとしても、測定誤差を無視できる程度に小さく抑えることができる。そこで、たとえば距離D≦1000mmの小領域については上述した「数1」および「数2」に基づく遅延時間Td=Tc−(T+T)を適用し、距離D>1000mmの小領域については従来の遅延時間Td’=Tc−(T+T’)を適用するように場合分けをしてもよい。従来の遅延時間Td’=Tc−(T+T’)を求める演算は、「数1」および「数2」に基づく遅延時間Td=Tc−(T+T)を求める演算に比べて簡単であるから、このように場合分けをすることにより、上述した実施形態よりも物体2を検知する際の処理を高速化することができる。
(実施形態2)
本実施形態の物体検知装置は、図9に示すように、遅延回路9で用いる遅延時間パターンを遅延回路9に出力する機能を有した遅延時間設定手段としてのデータ部11が検知部7に設けられており、実施形態1において説明したようにして求まる遅延時間パターンを全ての小領域について予め算出し、データ部11に設けたメモリに予め記憶するようにした点が実施形態1の物体検知装置と相違する。すなわち、本実施形態の遅延回路9は、予めデータ部11に記憶された遅延時間Tdを用いて受波信号を遅延させることになる。
データ部11は、遅延時間パターンをデータテーブルに記憶しており、各遅延時間パターンが各小領域の情報(方位θ、距離D)と一対一に対応するようにしてある。そして、データ部11は、判断回路10から小領域を指定する指定信号を受けて、この指定信号で指定された小領域に対応する遅延時間パターンをデータテーブルから読み出し遅延回路9に適用する。ここで、実施形態1で説明したように11400個の小領域が存在する場合には、11400組の遅延時間パターンがデータ部11内のメモリに記憶される。さらに、遅延時間パターンは受波素子Mの個数分の遅延時間Tdの組み合わせであって、受波素子Mは5個設けられているので、結局、データ部11内のメモリには11400×5=57000個の遅延時間Tdが記憶されることになる。
本実施形態の構成によれば、物体2を検知する際に実施形態1で説明したように遅延時間Tdを算出するための演算を行う必要がなくなるので、物体2の有無を検知する際の処理を高速化することができる。
ところで、図9に示す検知部7には、疎密波が送波されてから基準となる受波素子Mで受波されるまでに要する所要時間を検出し、当該所要時間を距離Dに換算する距離算出回路12が設けられている。ここで、データ部11は、距離算出回路12の出力を受けて、距離算出回路12で検出された距離Dに対応した遅延時間パターンのみを選択して遅延回路9に出力するようにしてもよい。つまり、たとえば距離算出回路12で距離D=D3が検出された場合には、データ部11は、距離D=D3に位置する各小領域に対応する遅延時間パターンのみを遅延回路9に出力するようにすればよい。ここで、ある距離Dに位置する小領域は方位θ=−45〜45度の間に19個存在するだけであるから、このようにデータ部11が距離算出回路12の出力を受ける場合には、遅延回路9で用いる遅延時間パターンを19組にまで減少させることができ、物体2の有無を検知する際の処理速度を一層高速化することができる。なお、その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の物体検知装置は、図10に示すように、実施形態2で説明した距離算出回路12が検知部7に設けられている点が実施形態1の物体検知装置とは相違する。
遅延時間算出部13は、距離算出回路12の出力を受けるように構成されており、距離算出回路12で算出された距離Dに対応した遅延時間パターンのみを演算により求めて遅延回路9に出力する。具体的に説明すると、たとえば距離算出回路12で距離D=D3が検出された場合には、遅延時間算出部13は、距離D=D3を遅延時間Tdのパラメータに代入し、方位θ=−45〜45度の範囲に存在する19個の小領域について、19組の遅延時間パターンを求める。
上述した構成によれば、11400組の遅延時間パターンを全て演算により求める構成に比べて、遅延時間パターンを求めるために演算を行う処理数を少なくすることができるから、物体2を検知する際の処理を高速化することができるという利点がある。
また、本実施形態の判断回路10は、ある小領域に対応する遅延時間Tdを遅延回路9に適用したときに、加算後の受波信号の強度がしきい値Sthを超えると、このときの小領域を仮検出点として選出し一時記憶するように構成されている。そして、幾つかの仮検出点が選出された場合には、その直後に疎密波の送受波が行われた際に、仮検出点として一時記憶された各小領域付近の小領域に対応する遅延時間パターンのみを遅延時間算出部13から遅延回路9に出力させて物体2の有無を判断する処理(以下、再検出処理という)を行う。ここで、加算後の受波信号の強度がしきい値Sthを超えた小領域についてのみ物体2が存在すると判断する。
要するに、1回の検知によって物体2の有無を判断する構成では、物体2が存在していなくても、受波手段3が偶発的に生じるノイズ等の影響を受けることにより誤って物体2が存在すると判断される場合があるが、上述したように再検出処理を行う構成では、2回の検知によって得られた結果の論理積をとることにより、1回の検知でのみ偶発的に生じたノイズ等を除外して、実際に存在する物体2で反射された疎密波を検知することができるので、物体2を検知する精度が向上するという利点がある。このように、本実施形態の物体検知装置では、判断回路10が再検出処理を行うための再検出手段としての機能を兼ねている。なお、再検出処理は疎密波が3回以上送受波される間に亘って行うようにしてもよい。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態4)
上述した各実施形態では、水平面上において物体2が占有する領域(つまり、物体2の大きさや形状)を検出するために、素子配列用基板8上において一方向に受波素子M−2〜Mを配列することにより受波器6を構成しているが、本実施形態では、水平方向における方位θ(水平方位)と鉛直方向における方位φ(鉛直方位)と距離Dとを用い、3次元空間内において物体2が占有する領域を検出する例を示す。
本実施形態の物体検知装置では、図11に示すように、複数個の受波素子M(X,Y)(Xは受波素子の水平方向の位置を表し、Yは受波素子の鉛直方向の位置を表す)が、素子配列用基板8の前面において、水平方向(図11の左右方向)と鉛直方向(図11の上下方向)との両方向に同じ個数となる十字状に配列されている。ここでは、受波素子M(0,0)を中心として、水平方向に受波素子M(−2,0)〜M(2,0)の合計5個の受波素子が等間隔dで並び、かつ鉛直方向に受波素子M(0,−2)〜M(0,2)の合計5個の受波素子が等間隔dで並ぶように、合計9個の受波素子M(X,Y)が設けられている。図11では、素子配列用基板8の後面側からみた受波素子M(X,Y)の配列を示す。
本実施形態では、所要時間を幾何学的な観点から各受波素子M(X,Y)ごとに個別に求め、このようにして求まる所要時間から導出される遅延時間を用いている。ここで、往路の所要時間Tと復路の所要時間T(X,Y)とはいずれも水平方位θと鉛直方位φと距離Dとの3つのパラメータを含むことになる。さらに、復路の所要時間T(X,Y)においては個々の受波素子M(X,Y)ごとに異なるので、受波素子M(X,Y)の素子番号(X,Y)も含む。
所要時間と遅延時間とは、(所要時間)+(遅延時間)=(一定時間Tc)となる対応関係にあるので、所要時間(=T+T(X,Y))を用いて、遅延時間Td(X,Y)はTd(X,Y)=Tc−(T+T(X,Y))と表すことができる。ここでは、一定時間Tcを、所要時間(=T+T(X,Y))の最大値に設定してある。遅延時間パターンは受波素子M(X,Y)の個数分の遅延時間Td(X,Y)の組み合わせであるから、各小領域についてそれぞれ求まる遅延時間Td(−2,−2)〜Td(2,2)を組み合わせたものとなる。
上述した構成により、本実施形態では、3次元空間を水平方位θと鉛直方位φと距離Dとで区画した各小領域についてそれぞれ物体2の有無を検知することが可能になる。ここでは、受波素子M(0,0)の正面方向(水平方位θ=0度、鉛直方位φ=0度)を中心として水平方位θ=−45〜45度(左側が正)、鉛直方位=−45〜45度(上側が正)、距離D=5〜3000mmの範囲を検知領域とし、水平方位θおよび鉛直方位φが5度間隔、距離Dが5mm間隔となるように小領域を設定する。ここで、水平方位θおよび鉛直方位φに関しては−45〜45度で5度間隔であるからそれぞれ(90/5)+1=19個の値が存在し、距離Dに関しては5〜3000mmで5mm間隔であるから3000/5=600個の値が存在し、結果的に、600×19×19=216600個の小領域が存在することになる。したがって、実施形態2のように、遅延時間パターンをデータ部11に記憶する場合には、216600組の遅延時間パターンがデータ部11のメモリに記憶される。さらに、遅延時間パターンは受波素子M(X,Y)の個数分の遅延時間Td(X,Y)の組み合わせであって、受波素子M(X,Y)は9個設けられているので、結局、データ部11のメモリには216600×9=1949400個の遅延時間Tdが記憶されることになる。
なお、受波素子M(X,Y)の配置は、上述したものに限らず、たとえば図12(a)に示すように十字状以外の形状(ここではT字状)に配列されていてもよい。また、図12(b)に示すように、合計10個の受波素子Mを用いて水平方向と鉛直方向とのそれぞれに受波素子Mを5個ずつ配列したり、図12(c)に示すように合計25個の受波素子Mを格子点上に配置したりすることもできる。さらにまた、水平方向および鉛直方向のそれぞれにおいて、6個以上(あるいは4個以下)の受波素子Mが並ぶようにしてもよい。
本発明の実施形態1の動作を示す説明図である。 同上の構成を示すブロック図である。 同上の受波器と送波器と各小領域の代表点との位置関係を示す説明図である。 同上の受波手段の構成を示すブロック図である。 同上の検知領域を示す説明図である。 同上の動作を示すフローチャートである。 同上の動作を示す説明図である。 同上の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態2の受波手段の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3の受波手段の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4の受波器と送波器との位置関係を示す説明図である。 同上の他の構成を示す説明図である。 従来例の受波手段の動作を示す説明図である。 同上の動作を示す説明図である。 同上の動作を示す説明図である。
符号の説明
2 物体
4 送波器
6 受波器
7 検知部
9 遅延回路(遅延手段)
10 判断回路(判断手段)
11 データ部(遅延時間設定手段)
13 遅延時間算出部(遅延時間設定手段)
D 距離
M 受波素子
θ 方位

Claims (7)

  1. 検知領域に疎密波を間欠的に送波する送波器と、それぞれ疎密波を電気信号である受波信号に変換する複数個の受波素子を有し、検知領域内に存在する物体で反射された送波器からの疎密波を受波する受波器と、各受波素子から出力される受波信号に基づいて検知領域において物体が存在する位置を検知する検知部とを備え、検知部は、受波素子の個数分の遅延時間が組み合わされた遅延時間パターンであって検知領域を区画した各小領域に一対一に対応付けられた遅延時間パターンを用い、各受波素子からの受波信号を当該遅延時間パターンの各遅延時間だけそれぞれ遅延させる遅延手段と、遅延後の受波信号を全ての受波素子について加算し、加算結果に基づいて遅延後の受波信号が時間軸方向に重なるときの遅延時間パターンに対応した小領域に物体が存在すると判断する判断手段とを有し、遅延時間パターンは、受波器から物体までの距離が大きく物体で反射された疎密波が全ての受波素子に同一の入射角度で入射する場合と、受波器から物体までの距離が小さく物体で反射された疎密波が受波素子ごとに異なる入射角度で入射する場合とのいずれの場合でも遅延後の受波信号が時間軸方向に重なるように、各小領域の方位および各小領域までの距離に対応付けて設定されていることを特徴とする物体検知装置。
  2. 前記検知部は、各受波素子ごとに個別に求めた各小領域の方位および各小領域までの距離に基づいて導出される前記受波素子間の受波信号の時間差を埋めるように設定される前記遅延時間の組み合わせを前記遅延時間パターンとして前記遅延手段に適用する遅延時間設定手段を有することを特徴とする請求項1記載の物体検知装置。
  3. 前記遅延時間設定手段は、前記小領域と前記遅延時間パターンとを予め対応付けてあるデータテーブルを備え、小領域ごとに対応する遅延時間パターンをデータテーブルから読み出して前記遅延手段に適用することを特徴とする請求項2記載の物体検知装置。
  4. 前記遅延時間設定手段は、前記遅延時間パターンを前記小領域ごとに算出して前記遅延手段に適用することを特徴とする請求項2記載の物体検知装置。
  5. 前記検知部は、疎密波が送波されてから受波されるまでに要した時間に対応する物体までの距離を識別する距離算出手段を有し、前記遅延時間設定手段は、距離算出手段で識別された距離に位置する前記小領域を対象とし、対象とする各小領域にそれぞれ対応する前記遅延時間パターンのみを前記遅延手段に適用することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の物体検知装置。
  6. 前記判断手段は、加算後の受波信号の強度が所定のしきい値を超えた前記小領域を仮検出点として選出し、仮検出点が選出されると、次に疎密波の送受波が行われた際に、仮検出点として選出されている各小領域付近の小領域に対応する前記遅延時間パターンのみを前記遅延手段に適用して物体の有無を判断する再検出処理を行う再検出手段としての機能を兼ねていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物体検知装置。
  7. 前記小領域は、複数の前記受波素子の中心に位置する受波素子からみた方位と当該受波素子からの直線距離とで極座標表示されるように、前記検知領域が区画されて設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の物体検知装置。
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