JP4682177B2 - 電気泳動表示装置用マイクロカプセル、その製造方法およびその用途 - Google Patents
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Description
本発明の電気泳動表示装置用マイクロカプセルは、ある態様では、電気泳動粒子と溶媒とを含む分散液が殻体に内包されている電気泳動表示装置用マイクロカプセルであって、該殻体がメルカプト基を有するアミノ樹脂で構成される内殻とエポキシ樹脂で構成される外殻とを有することを特徴とする。このような電気泳動表示装置用マイクロカプセルにおいて、前記外殻は、好ましくは、メラミン架橋されたエポキシ樹脂で構成される。
本発明のマイクロカプセルのカプセル強度は、通常は0.6MPa以上、好ましくは1MPa以上、より好ましくは3MPa以上、さらに好ましくは5MPa以上である。マイクロカプセルのカプセル強度の上限は、特に限定されるものではないが、カプセル強度が非常に高いと、マイクロカプセルの柔軟性が低下し、電気泳動表示装置用シートを作製する際に、マイクロカプセルと隣接するマイクロカプセルとの間に空隙ができるので、電気泳動表示装置に用いた場合に、表示性能が低下することがある。それゆえ、マイクロカプセルのカプセル強度の上限は、例えば、50MPa程度である。なお、マイクロカプセルのカプセル強度とは、微小圧縮試験機(例えば、製品名:MCT−W500、(株)島津製作所製)を用いて測定したマイクロカプセルの圧縮強度を意味する。
本発明のマイクロカプセルは、ある態様では、電気泳動粒子と溶媒とを含む分散液がメルカプト基を有するアミノ樹脂から構成される内殻とエポキシ樹脂から構成される外殻とを有する殻体に内包されている。一般に、内殻を構成するアミノ樹脂は不浸透性が高く、外殻を構成するエポキシ樹脂は耐薬品性や機械的性質に優れている。しかも、内殻を構成するアミノ樹脂と外殻を構成するエポキシ樹脂とは、メルカプト基を介して互いに強固に結合しているので、カプセル強度が向上している。それゆえ、このようなマイクロカプセルは、分散液の滲出が起こりにくく、電気泳動表示装置を作製する際に印加されるラミネート圧力により破壊されることもない。従って、電気泳動表示装置に用いた場合に、高いコントラストを示すと共に、高温高湿条件下に長時間(例えば、60℃、90%RHで24時間)放置した場合であっても、低いリーク電流値を示す。また、例えば、バインダー樹脂と混合された形態、すなわち塗工液や電気泳動表示装置用シートの形態でも、長期間にわたり安定に室温保存することができる。
本発明のマイクロカプセルは、電気泳動粒子と溶媒とを含む分散液が芯物質として殻体に内包されている。
本発明のマイクロカプセルは、電気泳動表示装置用マイクロカプセルであるので、電気泳動表示装置が利用・応用可能な表示デバイスを備えた電子機器に用いることができる。このような表示デバイスを備えた電子機器としては、特に限定されるものではないが、例えば、パーソナルコンピューター、ワークステーション、ワードプロセッサー、ICカード、ICタグ、電子手帳、電子辞書、ICレコーダ、電子ブック、電子ペーパー、電子ノート、電卓、電子新聞、電子ホワイトボード、案内板、広告板、各種ディスプレイ、テレビ、DVDプレーヤー、デジタルスチルカメラ、ビューファインダー型またはモニタ直視型のビデオカメラ、カーナビゲーションシステム、携帯電話、テレビ電話、ページャ、携帯端末、POS用端末、タッチパネルを備えた各種機器などが挙げられる。これらの電子機器は、従来公知であるが、その表示デバイスを、本発明のマイクロカプセルを用いた電気泳動表示装置で置き換えることにより、本発明の電子機器が得られる。
本発明による電気泳動表示装置用マイクロカプセルの製造方法は、ある態様では、電気泳動粒子と溶媒とを含む分散液を芯物質とし、該芯物質を水系媒体中に分散させた後、尿素、チオ尿素、メラミン、ベンゾグアナミン、アセトグアナミンおよびシクロヘキシルグアナミンよりなる群から選択される少なくとも1種とホルムアルデヒドとを反応させて得られる初期縮合物を用いて、メルカプト基とカルボキシ基またはスルホ基とを有する化合物の存在下で縮合反応を行うことにより、該芯物質の表面にメルカプト基を有するアミノ樹脂で構成される内殻を形成し、次いで、該芯物質が該内殻に内包されているマイクロカプセルを水系媒体中に分散させた後、エポキシ基を有する化合物を添加することにより、該内殻の外表面にエポキシ樹脂で構成される外殻を形成することを特徴とする。このような製造方法において、好ましくは、前記外殻を形成する際に、エポキシ基を有する化合物に架橋剤を反応させるか、および/または、エポキシ基を有する化合物に加えて、エポキシ・メラミン縮合物を添加する。
まず、電気泳動粒子と溶媒とを含む分散液を芯物質とし、該芯物質を水系媒体中に分散させる。水系媒体としては、特に限定されるものではないが、例えば、水、または、水と親水性有機溶媒との混合溶媒を用いることができる。水と親水性有機溶媒とを併用する場合、水の配合量は、好ましくは70〜95質量%、より好ましくは75〜95質量%、さらに好ましくは80〜95質量%である。
次いで、尿素、チオ尿素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミンおよびシクロヘキシルグアナミンよりなる群から選択される少なくとも1種(以下「アミノ化合物」ということがある。)とホルムアルデヒドとを反応させて初期縮合物を用意する。
次いで、芯物質を分散させた水系媒体中で、初期縮合物を用いて、メルカプト基(−SH)とカルボキシ基(−COOH)またはスルホ基(−SO3H)とを有する化合物(以下「チオール化合物」ということがある。)の存在下で縮合反応を行うことにより、該芯物質の表面にメルカプト基を有するアミノ樹脂で構成される内殻を形成する。この操作により、電気泳動粒子と溶媒とを含む分散液がメルカプト基を有するアミノ樹脂で構成される内殻に内包されたマイクロカプセルが得られる。
内殻を形成する工程で得られたマイクロカプセルは、粒度分布が狭いマイクロカプセルを得るために、分級することが好ましく、および/または、不純物を除去して製品品質を向上させるために、洗浄することが好ましい。
次いで、芯物質が内殻に内包されたマイクロカプセルを水系媒体中に分散させた後、エポキシ基を有する化合物(以下「エポキシ化合物」ということがある。)を添加することにより、該内殻の外表面にエポキシ樹脂で構成される外殻を形成する。この操作により、電気泳動粒子と溶媒とを含む分散液がメルカプト基を有するアミノ樹脂で構成される内殻とエポキシ樹脂で構成される外殻とを有する殻体に内包されたマイクロカプセルが得られる。
本発明の製造方法において、マイクロカプセルは、最終的には、水系媒体中における分散液の形態で得られる。得られたマイクロカプセルは、電気泳動表示装置用マイクロカプセルであるので、電気泳動表示装置の製造に用いられる。電気泳動表示装置を製造するには、まず、電気泳動表示装置用シートを作製する。この場合、マイクロカプセルは、バインダー樹脂と混合して塗工液の形態に調製される。マイクロカプセルは、水系媒体から分離して用いてもよいが、従来公知の濾過装置を用いて、分散液を濾過し、水系媒体の含有率が好ましくは15〜45%、より好ましくは20〜40%、さらに好ましくは25〜35%である濾過ケーキの形態で用いることが好ましい。電気泳動表示装置用シートおよびその製造方法については、以下で詳しく説明する。
本発明の電気泳動表示装置用シート(以下「表示シート」ということがある。)は、本発明のマイクロカプセルとバインダー樹脂とを含む層を有することを特徴とする。本発明の表示シートにおいて、マイクロカプセルは、全体として面状になるように配置されており、その配置を維持し得るように、バインダー樹脂で固定されている。
バインダー樹脂としては、特に限定されるものではないが、好ましくは、有機バインダー樹脂が用いられる。有機バインダー樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、アルキド樹脂、アミノ樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリオレフィン樹脂、シリコーン樹脂、アクリル−シリコーン樹脂、キシレン樹脂、ケトン樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、液状ポリブタジエン、クマロン樹脂などの合成樹脂バインダー;エチレン−プロピレン共重合ゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどの天然または合成ゴムバインダー;セラック、ロジン(松脂)、エステルガム、硬化ロジン、脱色セラック、白セラックなどの天然樹脂バインダー;硝酸セルロース、セルロースアセテートブチレート、酢酸セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどの熱可塑性または熱硬化性高分子バインダー;などを挙げることができる。なお、合成樹脂バインダーは、可塑性(熱可塑性)のバインダーであっても、アクリル系、メタクリル系、エポキシ系などの硬化性(熱硬化性、紫外線硬化性、電子線硬化性、湿気硬化性など)のバインダーであってもよい。これらの有機バインダー樹脂は、単独で用いても2種以上併用してもよい。
本発明の表示シートは、本発明のマイクロカプセルとバインダー樹脂とからなるシートであっても、本発明のマイクロカプセルおよびバインダー樹脂以外に、他の構成部分や構成成分を有していてもよく、特に限定されるものではない。後者の表示シートとしては、例えば、本発明のマイクロカプセルとバインダー樹脂とを含む層(以下「マイクロカプセル層」ということがある。)がフィルム状やシート状の基材上に形成されているか、あるいは、フィルム状やシート状の基材上にマイクロカプセル層を形成した後、このマイクロカプセル層を挟むように別のフィルム状やシート状の基材がさらに配置されている(例えば、マイクロカプセル層がフィルム状やシート状の基材でラミネートされている)表示シートであって、マイクロカプセル層と別の基材とが一体化している表示シートが挙げられる。製造方法が容易であることや、本発明のマイクロカプセルの特性を容易に保持したまま製造することができるなどの点で、後者の形態が好ましい。
本発明の表示シートを製造する方法としては、特に限定されるものではないが、一般には、以下に詳述するように、本発明のマイクロカプセルとバインダー樹脂とを混合して塗工液を調製し、この塗工液をフィルム状やシート状の基材の表面に塗工して乾燥させる方法が好ましく採用される。マイクロカプセル層と基材とが一体化している表示シートを得る場合は、乾燥後、そのまま取り扱うようにすればよいが、マイクロカプセル層のみの表示シートとして得る場合は、乾燥後、基材からマクロカプセル層のみを単離する(剥離する)などすればよい。また、マイクロカプセル層が基材でラミネートされている表示シートを得る場合は、乾燥後の塗工面に、さらに基材を重ねて配置し、ラミネートするようにすればよい。
本発明の表示シートは、例えば、データ表示部の構成要素として、電気泳動表示装置に用いられる。本発明の電気泳動表示装置は、データ表示部を備えている電気泳動表示装置であって、該データ表示部が本発明の表示シートで構成されていることを特徴とする。本発明の電気泳動表示装置は、データ表示部が本発明の表示シートで構成されていること以外は、従来公知の電気泳動表示装置と同様である。それゆえ、データ表示部分以外の部分、例えば、駆動回路や電源回路などは、従来公知の電気泳動表示装置と同様に構成すればよい。すなわち、本発明の電気泳動表示装置は、従来公知の電気泳動表示装置のデータ表示部を本発明の表示シートで構成することにより得られる。なお、本発明においては、駆動回路や電源回路などを外部回路に含めることにより、データ表示部だけを電気泳動表示装置ということがある。
本発明の表示シートを用いて得られた電気泳動表示装置は、例えば、データ表示手段として、電子機器に用いられる。本発明の電子機器は、データ表示手段を備えている電子機器であって、該データ表示手段が本発明の電気泳動表示装置であることを特徴とする。ここで、「データ表示手段」とは、文字データや画像データなどを表示するための手段を意味する。本発明の電子機器は、データ表示手段が本発明の電気泳動表示装置であること以外は、従来公知の電子機器と同様である。それゆえ、データ表示手段以外の部分は、従来公知の電子機器と同様に構成すればよい。すなわち、本発明の電子機器は、従来公知の電子機器におけるデータ表示手段を本発明の電気泳動表示装置で置き換えることにより得られる。
電気泳動粒子の粒子径は、動的光散乱式粒度分布測定装置(製品名:LB−500、(株)堀場製作所製)を用いて、体積平均粒子径を測定した。
マイクロカプセルの粒子径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(製品名:LA−910、(株)堀場製作所製)を用いて、体積平均粒子径を測定した。
(A)マイクロカプセルとバインダー樹脂との混合物である塗工液の形態および(B)塗工液をITO付きPETフィルムに塗布して得られる電気泳動表示装置用シートの形態について、それぞれのサンプルを25℃、60%RHの環境下で保存し、10日経過ごとに電気泳動表示装置を作製してコントラストを測定し、その変化によりマイクロカプセルの保存安定性を評価した。
一辺に未塗布部分(導電性部分)を残した状態で、塗布部分が縦×横=5cm×3cmのマイクロカプセル塗布シート(電気泳動表示装置用シート)と、縦×横=6cm×4cmの厚さ75μmのITO付きPETフィルム(対向電極)を貼り合わせ(任意の2個所をセロテープ(登録商標)で止める)、厚さ2mmのガラス板上に置き、2本のロール間を通過させてラミネートすることにより、電気泳動表示装置を作製する。
電気泳動表示装置の両電極間に40Vの直流電圧を0.4秒間印加して、白表示または黒表示をさせ、各表示の反射率をマクベス分光光度濃度計(製品名:SpectroEye、GretagMacbeth製)で測定し、コントラスト(反射率比)を次式で算出した。
コントラスト=白表示の反射率/黒表示の反射率。
電気泳動表示装置を、23℃、65%RHの環境下で1時間放置した後、同温同湿の環境下で、その両電極間に40Vの直流電圧を2分間印加し、ハイレジスタンスメーターを用いて、流れる電流量(耐湿試験前のリーク電流量)を測定した。
容量20mLのサンプル管に、マイクロカプセルの濾過ケーキ3g、エタノール/水=8/2(質量比)の混合溶剤10gを入れ、30分間攪拌し、24時間放置した後、マイクロカプセルをサンプリングし、溶剤蒸発後におけるマイクロカプセルの状態を光学顕微鏡(デジタルマイクロスコープVHX−500、(株)キーエンス製;倍率500〜2,000倍)で観察し、下記の基準で、マイクロカプセルの溶剤耐性を評価した。
◎:マイクロカプセル全体に変化が全く認められない;
○:少し凹んだマイクロカプセルが若干存在するが、大部分のマイクロカプセルは変化が認められない;
△:マイクロカプセル全体に少し凹みが認められる;
×:マイクロカプセル全体に著しい凹みが認められ、内容物の大部分が抜け出ている。
電気泳動表示装置を厚さ3mmのブタジエンゴムの上に載せた後、任意の高さから、直径11mm、質量5.468gの鋼球を電気泳動表示装置のデータ表示部に垂直落下させて、鋼球が当たった箇所を、光学顕微鏡で観察した。
マイクロカプセルを水で希釈した分散液をプレパラートに1滴垂らして、50℃で5分間乾燥させた。この測定用試料からマイクロカプセル1個を選び出して、微小圧縮試験機(製品名:MCT−W500、(株)島津製作所製)を用いて、圧縮強度を測定し、得られた測定値をカプセル強度とした。測定条件は、試験力:9.8mN、負荷速度:0.446mN/秒、保持時間0秒、圧子の直径:100μmであった。
容量100mLの丸底セパラブルフラスコに、メラミン7.5g、尿素7.5g、37%ホルムアルデヒド水溶液30g、25%アンモニア水3gを仕込み、攪拌しながら、70℃まで昇温した。同温度で1.5時間保持した後、30℃まで冷却し、メラミン・尿素・ホルムアルデヒド初期縮合物を含有する固形分54.4%の水溶液(A−1)を得た。
容量100mLの丸底セパラブルフラスコに、メラミン13g、ベンゾグアナミン2g、37%ホルムアルデヒド水溶液30g、25%アンモニア水3gを仕込み、攪拌しながら、75℃まで昇温した。75℃になった時点で全体が透明になったことを確認した後、直ちに30℃まで冷却し、メラミン・ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド初期縮合物を含有する固形分54.4%の水溶液(A−2)を得た。
容量100mLの丸底セパラブルフラスコに、メラミン15g、37%ホルムアルデヒド水溶液30g、25%アンモニア水3gを仕込み、攪拌しながら、70℃まで昇温した。同温度で15分間保持した後、30℃まで冷却し、メラミン・ホルムアルデヒド初期縮合物を含有する固形分54.4%の水溶液(A−3)を得た。
容量300mLの4つ口セパラブルフラスコに、エポキシ化合物であるポリグリセロールポリグリシジルエーテル(商品名:デナコールEX−521(質量平均分子量732、水に対する溶解率100%)、ナガセケムテックス(株)製)125g、水125gを仕込み、攪拌して溶解した。これに50%尿素水溶液50gを添加し、40℃で1時間反応させて、エポキシ化合物と尿素とを反応させて得られる化合物を含有する固形分50%の水溶液(B−1)を得た。
攪拌羽根、温度計、冷却管を備えた容量300mLのセパラブルフラスコに、メタクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸グリシジル(組成比80:15:5)からなるアクリル系ポリマー(質量平均分子量3,300)2g、カーボンブラック(商品名:MA−100R、三菱化学(株)製)20g、アイソパーM(登録商標)(エクソン化学(株)製)78gを仕込み、さらに直径1mmのジルコニアビーズ800gを仕込んだ。
容量300mLのセパラブルフラスコに、ポリエチレンイミン(商品名:エポミンSP006(質量平均分子量600)、(株)日本触媒製)14.5g、水36.4gを仕込み、攪拌しながら、予め調製しておいた、エポキシ化合物であるラウリルアルコールポリオキシエチレン(EO付加数22)グリシジルエーテル(開発品:デナコールFCA−014(質量平均分子量1,279、水に対する溶解率100%)、ナガセケムテックス(株)製)24.3gを水80gに溶解した水溶液を10分間かけて滴下した。なお、滴下時の液温は25℃以下に保持した。滴下終了後、30分間攪拌し続け、その後70℃まで昇温し、2時間保持した後、常温まで冷却し、ポリエチレンイミンとエポキシ化合物とを反応させて得られる化合物を含有する固形分25%の水溶液(CA−1)を得た。
容量500mLの平底セパラブルフラスコに、アラビアゴム20gを溶解した水溶液120gを仕込み、ディスパー(製品名:ROBOMICS、特殊機化工業(株)製)を用いて、600rpmで攪拌しながら、電気泳動表示装置用分散液(C−1)100gを添加し、その後、攪拌速度を1,600rpmに変更して2分間攪拌した後、攪拌速度を1,000rpmに変更し、水100gを添加して、懸濁液を得た。
実施例1において、ディスパーによる攪拌速度1,600rpmを1,800rpmに変更して懸濁液を得たこと、および、内殻を形成するための水溶液(A−1)に代えて、水溶液(A−2)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(2)を得た。
実施例1において、内殻を形成するための水溶液(A−1)に代えて、水溶液(A−3)を用いたこと、および、エポキシ化合物を添加してから15分後に水溶液(B−2)49gを添加し、その30分後にジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム1gを溶解した水溶液50gを滴下ロートで5分間かけて滴下したこと以外は、実施例1と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(3)を得た。
実施例1において、内殻を形成する反応を40℃で2時間行った後、60℃で2時間熟成を行い、さらに80℃で2時間熟成を行ったこと、および、外殻を形成する反応を40℃で2時間行った後、60℃で2時間熟成を行ったこと以外は、実施例1と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(4)を得た。
実施例1において、電気泳動表示装置用分散液(C−1)を含有する懸濁液を60℃に保持しながら、水溶液(A−1)を添加したこと、内殻を形成する反応を60℃で4時間行った後、80℃で2時間熟成を行ったこと、および、外殻を形成する反応を40℃で2時間行った後、60℃で2時間熟成を行ったこと以外は、実施例1と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(5)を得た。
実施例1において、内殻を形成する反応を40℃で4時間行った後、60℃で2時間熟成を行ったこと、および、外殻を形成する反応を60℃で2時間行った後、80℃で2時間熟成を行ったこと以外は、実施例1と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(6)を得た。
容量500mLの平底セパラブルフラスコに、水60g、アラビアゴム6g、ゼラチン6gを仕込み、溶解させた。この溶液を43℃に保持しながら、50℃に加温した電気泳動表示装置用分散液(C−1)100gを、ディスパー(製品名:ROBOMICS、特殊機化工業(株)製)を用いて、350rpmで攪拌しながら、添加した。その後、攪拌速度を1,600rpmにし、2分間攪拌した後、攪拌速度を1,000rpmにし、43℃の温水300mLを添加して、懸濁液を得た。
容量500mLの平底セパラブルフラスコに、水溶液(CA−1)40gおよび水60gを仕込み、ディスパー(製品名:ROBOMICS、特殊機化工業(株)製)を用いて、350rpmで攪拌しながら、電気泳動表示装置用分散液(C−1)100gを添加した後、1,000rpmで3分間攪拌した。攪拌速度を800rpmにし、水50gを添加して、懸濁液を得た。
容量500mLの平底セパラブルフラスコに、水溶液(CA−1)40gおよび水60gを仕込み、ディスパー(製品名:ROBOMICS、特殊機化工業(株)製)を用いて、350rpmで攪拌しながら、電気泳動表示装置用分散液(C−1)100gを添加した後、1,000rpmで3分間攪拌した。攪拌速度を800rpmにし、水50gを添加して、懸濁液を得た。
実施例1において、L−システイン2gを溶解した水溶液100gを添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして、メルカプト基を有しないアミノ樹脂で構成される内殻の外表面にエポキシ樹脂で構成される外殻が形成された殻体に電気泳動表示装置用分散液(C−1)が内包されたマイクロカプセルの分散液を得た。本比較例では、粒子径が数μmから10μm程度の透明な粒子が多く観察されたが、これらの透明な粒子は外殻を構成するエポキシ樹脂からなる粒子であると考えられる。なお、このような透明な粒子は、実施例1〜6では観察されなかった。
実施例1において、エポキシ化合物を添加する前にマイクロカプセルを取り出し、比較用電気泳動表示装置用マイクロカプセル(C5)とした。
容量500mLの平底セパラブルフラスコに、大豆多糖類(商品名:ソヤファイブ−S−LNP、不二製油(株)製)12gを溶解した水溶液120gを仕込み、ディスパー(製品名:ROBOMICS、特殊機化工業(株)製)を用いて、600rpmで攪拌しながら、電気泳動表示装置用分散液(C−1)100gを添加し、その後、攪拌速度を1,600rpmに変更して2分間攪拌した後、攪拌速度を1,000rpmに変更し、水100gを添加して、懸濁液を得た。
実施例7において、大豆多糖類を(商品名:ソヤファイブ−S−DN、不二製油(株)製)に代えたこと、ディスパーによる攪拌速度1,600rpmを1,800rpmに変更して懸濁液を得たこと、および、内殻を形成するための水溶液(A−1)に代えて、水溶液(A−2)を用いたこと以外は、実施例7と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(8)を得た。
実施例7において、大豆多糖類を(商品名:ソヤファイブ−S−HR100、不二製油(株)製)に代えたこと、内殻を形成するための水溶液(A−1)に代えて、水溶液(A−3)を用いたこと、および、エポキシ化合物を添加してから15分後に水溶液(B−2)49gを添加し、その30分後にジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム1gを溶解した水溶液50gを滴下ロートで5分間かけて滴下すること以外は、実施例7と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(9)を得た。
実施例7において、大豆多糖類を(商品名:ソヤファイブ−S−ZR100、不二製油(株)製)に代えたこと以外は、実施例7と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(10)を得た。
実施例7において、大豆多糖類を(商品名:ソヤファイブ−S−LN、不二製油(株)製)に代えたこと、ディスパーによる攪拌速度1,600rpmを1,800rpmに変更して懸濁液を得たこと、および、内殻を形成するための水溶液(A−1)に代えて、水溶液(A−2)を用いたこと以外は、実施例7と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(11)を得た。
実施例7において、大豆多糖類を(商品名:ソヤファイブ−S−EN100、不二製油(株)製)に代えたこと、内殻を形成するための水溶液(A−1)に代えて、水溶液(A−3)を用いたこと、および、エポキシ化合物を添加してから15分後に水溶液(B−2)49gを添加し、その30分後にジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム1gを溶解した水溶液50gを滴下ロートで5分間かけて滴下すること以外は、実施例7と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(12)を得た。
実施例7において、大豆多糖類を(商品名:SM−700、三栄源エフ・エフ・アイ(株)製)に代えたこと以外は、実施例7と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(13)を得た。
実施例7において、大豆多糖類を(商品名:SM−1200、三栄源エフ・エフ・アイ(株)製)に代えたこと、ディスパーによる攪拌速度1,600rpmを1,800rpmに変更して懸濁液を得たこと、および、内殻を形成するための水溶液(A−1)に代えて、水溶液(A−2)を用いたこと以外は、実施例7と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(14)を得た。
実施例7において、大豆多糖類の代わりの多糖類(商品名:ガティガムSD、三栄源エフ・エフ・アイ(株)製)に代えたこと、内殻を形成するための水溶液(A−1)に代えて、水溶液(A−3)を用いたこと、および、エポキシ化合物を添加してから15分後に水溶液(B−2)49gを添加し、その30分後にジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム1gを溶解した水溶液50gを滴下ロートで5分間かけて滴下すること以外は、実施例7と同様にして、電気泳動表示装置用マイクロカプセル(15)を得た。
図1は、本発明の電子機器の一実施態様であるICカードの一実施例を示す平面図である。ICカード10は、複数の操作ボタン11と、表示パネル12とを備えている。ICカード10において、データ表示手段としての表示パネル12が本発明の電気泳動表示装置である。
図2は、本発明の電子機器の一実施態様である携帯電話の一実施例を示す斜視図である。携帯電話20は、複数の操作ボタン21と、受話口22と、送話口23と、表示パネル24とを備えている。携帯電話20において、データ表示手段としての表示パネル24が本発明の電気泳動表示装置である。
図3は、本発明の電子機器の一実施態様である電子ブックの一実施例を示す斜視図である。電子ブック30は、ブック形状のフレーム31と、フレーム31に対して回動自在に設けられた(開閉可能な)カバー32とを備えている。フレーム31には、表示面を露出させた状態の表示装置33と操作部34とが設けられている。電子ブック30において、データ表示手段としての表示装置33が本発明の電気泳動表示装置である。
図4は、本発明の電子機器の一実施態様である電子ペーパーの一実施例を示す斜視図である。電子ペーパー40は、紙と同様の質感および柔軟性を有するリライタブルシートで構成されている本体41と、表示ユニット42とを備えている。電子ペーパー40において、データ表示手段としての表示ユニット42が本発明の電気泳動表示装置である。
11 操作ボタン
12 表示パネル
20 携帯電話
21 操作ボタン
22 受話口
23 送話口
24 表示パネル
30 電子ブック
31 フレーム
32 カバー
33 表示装置
34 操作部
40 電子ペーパー
41 本体
42 表示ユニット
Claims (10)
- 電気泳動粒子と溶媒とを含む分散液が殻体に内包されている電気泳動表示装置用マイクロカプセルであって、該殻体がメルカプト基を有するアミノ樹脂で構成される内殻とエポキシ樹脂で構成される外殻とを有することを特徴とする電気泳動表示装置用マイクロカプセル。
- 前記外殻がメラミン架橋されたエポキシ樹脂で構成される請求項1に記載の電気泳動表示装置用マイクロカプセル。
- カプセル強度が0.6MPa以上である請求項1または2に記載の電気泳動表示装置用マイクロカプセル。
- 電気泳動粒子と溶媒とを含む分散液を芯物質とし、該芯物質を水系媒体中に分散させた後、尿素、チオ尿素、メラミン、ベンゾグアナミン、アセトグアナミンおよびシクロヘキシルグアナミンよりなる群から選択される少なくとも1種とホルムアルデヒドとを反応させて得られる初期縮合物を用いて、メルカプト基とカルボキシ基またはスルホ基とを有する化合物の存在下で縮合反応を行うことにより、該芯物質の表面にメルカプト基を有するアミノ樹脂で構成される内殻を形成し、次いで、該芯物質が該内殻に内包されているマイクロカプセルを水系媒体中に分散させた後、エポキシ基を有する化合物を添加することにより、該内殻の外表面にエポキシ樹脂で構成される外殻を形成することを特徴とする電気泳動表示装置用マイクロカプセルの製造方法。
- 前記外殻を形成する際に、エポキシ基を有する化合物に架橋剤を反応させる請求項4に記載の製造方法。
- 前記外殻を形成する際に、エポキシ基を有する化合物に加えて、エポキシ・メラミン縮合物を添加する請求項4または5に記載の製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロカプセルとバインダー樹脂とを含む層を有することを特徴とする電気泳動表示装置用シート。
- 前記マイクロカプセルと前記バインダー樹脂とを含む層が導電性フィルム上に形成されている請求項7に記載の電気泳動表示装置用シート。
- データ表示部を備えている電気泳動表示装置であって、該データ表示部が請求項7または8に記載の電気泳動表示装置用シートで構成されていることを特徴とする電気泳動表示装置。
- データ表示手段を備えている電子機器であって、該データ表示手段が請求項9に記載の電気泳動表示装置であることを特徴とする電子機器。
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