JP4681896B2 - オゾン生成装置 - Google Patents
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Description
オゾンガスを生成するには、放電装置の放電電極を使用し、酸素ガスを、放電電極を備えた放電領域内の放電ビームの中を通過するように供給することにより、酸素をオゾン化させる方法がある(例えば、特許文献1参照)。このとき、適切な濃度の酸素ガスを放電ビーム中を一定時間かけて通過するように供給すると、酸素ガスを良好にオゾン化できる。
上記の装置で、酸素ガスの濃度や流速が過剰な場合には、十分にオゾン化しないガスが排出される。しかし、適切な濃度の酸素ガスを、放電ビーム中を一定時間かけて通過するように流量調整することは容易でない。
〈構成1〉
導体プレートと、上記導体プレート上に、絶縁基板を介して配置された扁平な放電電極と、上記放電電極の周囲を取り囲むように上記導体プレート上に配置された枠体と、上記枠体上に配置され、上記放電電極の一面上に扁平な放電領域を形成する、透明板材からなる蓋体と、上記蓋体と上記導体プレートとの間の、上記枠体の内周側に配設され、かつ酸素発生部に接続されて酸素を上記放電領域内に送り込む給気ノズルと、上記蓋体と上記導体プレートとの間の、上記枠体の内周側に配設され、かつ上記放電領域内で生成されたオゾンを上記放電領域内から所定の外部領域に向けて排出する排気ノズルと、上記放電領域内の上記放電電極に接触するように配設された電極ピンと、上記導体プレート、上記枠体及び上記蓋体を密着固定する締付け部材とを備えたことを特徴とするオゾン生成装置。
構成1に記載のオゾン生成装置において、上記蓋体を、透明ガラス板により構成したことを特徴とするオゾン生成装置。
構成1又は2に記載のオゾン生成装置において、上記蓋体の上面の外縁部に保護板が配設され、上記保護板の上から上記締付け部材が取付けられていることを特徴とするオゾン生成装置。
構成1ないし3のいずれかに記載のオゾン生成装置において、上記給気ノズル及び上記排気ノズルは、軸心に中心孔が設けられた小径円筒部と、この小径円筒部に連なり、かつ、外周面に、上記小径円筒部の中心孔に通じる複数の横孔が放射状に設けられた大径円筒部とから構成され、上記小径円筒部が上記蓋体を貫通して外部に露出するように取付けられていることを特徴とするオゾン生成装置。
吸気ノズルと排気ノズルの各小径円筒部は、蓋体を貫通して外部に引き出されていることから、放電領域のサイズにかかわりなくガスの流量に応じて太さを自由に調節できる。
構成4に記載のオゾン生成装置において、上記大径円筒部の上端面が上記蓋体に対して気密に当接していることを特徴とするオゾン生成装置。
構成1ないし5のいずれかに記載のオゾン生成装置において、上記電極ピンは、上記放電電極に導体コイルばねを介して当接され、耐オゾン性材料からなる保持体により保持され、上記保持体は、小径円筒部と、この小径円筒部に連なる大径円筒部とから構成され、かつ、上記大径円筒部の両端面が上記締付け部材の締付け力によって、それぞれ上記蓋体と上記絶縁基板に気密に当接したものであることを特徴とするオゾン生成装置。
構成1ないし6のいずれかに記載のオゾン生成装置において、上記導体プレートの下面にヒートシンクを配設したことを特徴とするオゾン生成装置。
構成1ないし7のいずれかに記載のオゾン生成装置において、上記蓋体はガラスにより構成され、上記導体プレートはステンレス鋼により構成され、上記絶縁基板はセラミックにより構成され、上記枠体、上記給気ノズル及び排気ノズルと上記保持体は、それぞれ耐オゾン性樹脂により構成されていることを特徴とするオゾン生成装置。
図1及び図2において、実施例1のオゾン生成装置12は、導体プレート14と、導体プレート14上に絶縁基板16を介して配置された放電電極18と、導体プレート14上に、放電電極18の周囲を取り囲むように、配置された枠体20と、枠体20上に配置された、透明ガラス板からなる蓋体24と、蓋体24と導体プレート14との間の、枠体20の内周側に配設された給気ノズル28及び排気ノズル30と、放電領域22内の放電電極18に接触するように配設された電極ピン42と、導体プレート14、枠体20及び蓋体24を密着固定する締付ボルトのような締付け部材50とを備えている。
図3に示すように、絶縁基板16及び放電電極18は導体プレート14のほぼ中央部に配置されている。給気ノズル28と排気ノズル30は、絶縁基板16上の放電電極18の両側に配置され上方に突出している。電極ピン42は、放電電極18のコーナ部に配置され上方に突出している。
給気ノズル28と排気ノズル30とは、同一の構成をなしている。すなわち、給気ノズル28又は排気ノズル30は、図4に示すように、PTFAにより、小径円筒部36Aと、この小径円筒部36Aに連なる大径円筒部36Bとを形成したものである。小径円筒部36Aの軸心には、中心孔34が設けられている。大径円筒部36Bの外周面には、小径円筒部36Aの中心孔34に通じる複数の横孔40が放射状に設けられている。なお、この横穴は、必ずしも全周方向に等間隔で配置される必要は無い。放射状に、適当な数だけ設けられていればよい。
すなわち、給気ノズル28は、その大径円筒部36Bが放電領域22内の絶縁基板16上に配置され、小径円筒部36Aが蓋体24の貫通孔32A(図2)に嵌入されている。排気ノズル30は、その大径円筒部36Bが放電領域22内の絶縁基板16上に配置され、小径円筒部36Aが蓋体24の貫通孔32B(図2)に嵌入されている。
オゾン雰囲気では、接着剤を使用することができないが、絶縁基板16が給気ノズル28又は排気ノズル30の各大径円筒部36A又は36Bによって気密に当接されるため、接着剤なしでも導体プレート14に固着されている。これにより、給気ノズル28や排気ノズル30周りを十分に気密に保持することができる。しかも、組み立て工程が非常に簡単になるという効果もある。
電極ピン42は、図6、図7に示すように、T型の導体棒43と導体コイルばね48を連結したものをPTFAからなる保持体44で包覆したものである。導体コイルばね48の一端は、放電電極18に接触し、他端は、導体棒43の下端部43Aを、保持体44に対して常時ばね力で押し当てている。保持体44は、小径円筒部44Aと、この小径円筒部に連なる大径円筒部44Bとから構成されている。
締付け部材50としては、締付ボルトを使用することが望ましいが、各部品を密着固定するものであれば、締付ボルトに限定されるものではない。
図8に示すように、放電領域22に対して給気ノズル58と排気ノズル60とを直線的に対向させて配置した場合は、給気ノズル58から送出された酸素ガスの流れ62は、排気ノズル60に向って層流となる。この流れ62は十分な広がりがなく、放電領域22内の放電ビーム中を通過する時間が短くなる。このため、放電領域22内で、酸素ガスの濃い部分と薄い部分とができる。
16 絶縁基板
18 放電電極
20 枠体
22 放電領域
24 蓋体
26 保護板
27Aないし27E 貫通孔
28 給気ノズル
30 排気ノズル
32Aないし32C 貫通孔
34 中心孔
36A 小径円筒部
36B 大径円筒部
40 横孔
42 電極ピン
50 締付け部材
52 ヒートシンク
54 酸素発生部
56 オゾン水生成部
Claims (7)
- 導体プレートと、
前記導体プレート上に、絶縁基板を介して配置された扁平な放電電極と、
前記放電電極の周囲を取り囲むように前記導体プレート上に配置された枠体と、
前記枠体上に配置され、前記放電電極の一面上に扁平な放電領域を形成する、透明板材からなる蓋体と、
前記蓋体と前記導体プレートとの間の、前記枠体の内周側に配設され、かつ酸素発生部に接続されて酸素を前記放電領域内に送り込む給気ノズルと、
前記蓋体と前記導体プレートとの間の、前記枠体の内周側に配設され、かつ前記放電領域内で生成されたオゾンを前記放電領域内から所定の外部領域に向けて排出する排気ノズルと、
前記放電領域内の前記放電電極に接触するように配設された電極ピンと、
前記導体プレート、前記枠体及び前記蓋体を密着固定する締付け部材とを備え、
前記給気ノズル及び前記排気ノズルは、軸心に中心孔が設けられた小径円筒部と、この小径円筒部に連なり、かつ、外周面に、前記小径円筒部の中心孔に通じる複数の横孔が放射状に設けられた大径円筒部とから構成され、前記小径円筒部が前記蓋体を貫通して外部に露出するように取付けられていることを特徴とするオゾン生成装置。 - 請求項1に記載のオゾン生成装置において、
前記蓋体を、透明ガラス板により構成したことを特徴とするオゾン生成装置。 - 請求項1又は2に記載のオゾン生成装置において、
前記蓋体の上面の外縁部に保護板が配設され、前記保護板の上から前記締付け部材が取付けられていることを特徴とするオゾン生成装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のオゾン生成装置において、
前記大径円筒部の上端面が前記蓋体に対して気密に当接していることを特徴とするオゾン生成装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載のオゾン生成装置において、
前記電極ピンは、前記放電電極に導体コイルばねを介して当接され、耐オゾン性材料からなる保持体により保持され、
前記保持体は、小径円筒部と、この小径円筒部に連なる大径円筒部とから構成され、かつ、前記大径円筒部の両端面が前記締付け部材の締付け力によって、それぞれ前記蓋体と前記絶縁基板に気密に当接したものであることを特徴とするオゾン生成装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載のオゾン生成装置において、
前記導体プレートの下面にヒートシンクを配設したことを特徴とするオゾン生成装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載のオゾン生成装置において、
前記蓋体はガラスにより構成され、
前記導体プレートはステンレス鋼により構成され、
前記絶縁基板はセラミックにより構成され、
前記枠体、前記給気ノズル及び排気ノズルと前記保持体は、それぞれ耐オゾン性樹脂により構成されていることを特徴とするオゾン生成装置。
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