JP2002160905A - オゾン発生器およびオゾン発生装置 - Google Patents

オゾン発生器およびオゾン発生装置

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JP2002160905A JP2000358268A JP2000358268A JP2002160905A JP 2002160905 A JP2002160905 A JP 2002160905A JP 2000358268 A JP2000358268 A JP 2000358268A JP 2000358268 A JP2000358268 A JP 2000358268A JP 2002160905 A JP2002160905 A JP 2002160905A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状電極の全体を有効に利用でき、小型、低
価格においても十分なオゾン発生を行うことのできる簡
便なオゾン発生器を提供する。 【解決手段】 オゾン発生器1は、一端側開口と他端側
開口とを備える金属製筒状外部電極2と、外部電極2を
被覆するとともに、筒状外部電極2の一端外方および他
端外方に突出する部分を備える絶縁性材料により形成さ
れた筒状部材4と、筒状外部電極2のほぼ中心を貫通す
る金属製線状内部電極3と、線状内部電極3の両端を筒
状外部電極2の外方において保持するための電極保持部
と、筒状部材4に設けられた側面開口を介して筒状外部
電極2と接触する第1の接点5と、内部電極3の一端部
もしくは他端部と連結された第2の接点6とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオゾン発生器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オゾンを無声放電により発生さ
せ、発生させたオゾンを殺菌、脱臭等に使用することが
行われている。無声放電を使用するオゾン発生器は、一
対の電極間にガラス、セラミックス等の誘電体を挟むと
ともに、電極間に放電空間を形成して構成する。そし
て、この放電空間内に酸素または空気を流しながら、電
極に交直流高電圧を印加する。この結果、電極間に生じ
た電界で加速された電子が酸素分子に衝突してO原子を
生じる。そして、このO原子が酸素分子Oなどと反応
してオゾンOが生成されるようになっている。円筒型
電極を有する小型のオゾン発生器においては、一方の電
極に針状電極を用いるもの、石英管を誘電体とするもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のような針状電極
を用いるものでは、針状電極と筒状電極間でのみコロナ
放電が発生する。このため、オゾン発生量も少なく、か
つ、筒状電極の全体を有効利用していない。石英管を誘
電体とするものでは、構造、寿命に問題がある。本発明
の目的は、筒状電極の全体を有効に利用でき、小型、低
価格においても十分なオゾン発生を行うことのできる簡
便なオゾン発生器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、 (1) 一端側開口と他端側開口とを備える金属製筒状
外部電極と、該外部電極を被覆するとともに、該筒状外
部電極の一端外方および他端外方に突出する部分を備え
る絶縁性材料により形成された筒状部材と、前記筒状外
部電極のほぼ中心を貫通する金属製線状内部電極と、該
線状内部電極の両端を前記筒状外部電極の外方において
保持するための電極保持部と、前記筒状部材に設けられ
た側面開口を介して前記筒状外部電極と接触する第1の
接点と、前記内部電極の一端部もしくは他端部と連結さ
れた第2の接点とを備えるオゾン発生器である。
【0005】(2) 上記(1)において、前記電極保
持部は、前記線状内部電極を緊張した状態にて両端を保
持するための一端側電極保持部材と他端側電極保持部材
および緊張状態発生部材を備えていることが好ましい。 (3) 上記(1)または(2)において、前記緊張状
態発生部材は、前記線状内部電極の一端もしくは他端に
設けられたスプリング部材であることが好ましい。 (4) 上記(1)または(2)において、前記線状内
部電極の一端もしくは他端のいずれかは、一端側電極保
持部材もしくは他端側電極保持部材を貫通し、前記緊張
状態発生部材は、前記線状内部電極の一端もしくは他端
と前記一端側電極保持部材もしくは他端側電極保持部材
間に圧縮状態で配置されたスプリング部材であることが
好ましい。 (5) 上記(2)ないし(4)のいずれかにおいて、
前記金属製線状内部電極の一端部は、前記一端側電極保
持部材のほぼ中央に位置し、他端部は、前記他端側電極
保持部材のほぼ中央に位置していることが好ましい。
【0006】(6) 上記(1)ないし(5)のいずれ
かにおいて、前記オゾン発生器は、前記筒状部材の一端
側に設けられた一端側ヘッダーと、前記筒状部材の他端
側に設けられた他端側ヘッダーとを備えていることが好
ましい。 (7) 上記(1)ないし(5)のいずれかにおいて、
前記オゾン発生器は、前記筒状部材の一端側に設けら
れ、前記一端側電極保持部材の長さとほぼ同じ内径を有
する一端側電極保持部材位置規制部を備える一端側ヘッ
ダーと、前記筒状部材の他端側に設けられ、前記他端側
電極保持部材の長さとほぼ同じ内径を有する他端側電極
保持部材位置規制部を備える他端側ヘッダーとを備えて
いることが好ましい。 (8) 上記(6)または(7)において、前記第2の
接点は、前記一端側ヘッダーもしくは前記他端側ヘッダ
ーの側面に設けられ、該ヘッダー側の前記内部電極の端
部と連結されているものであることが好ましい。 (9) 上記(6)ないし(8)のいずれかにおいて、
前記一端側ヘッダーおよび他端側ヘッダーは、チューブ
接続用ポートを備えていることが好ましい。
【0007】また、上記目的を達成するものは、 (10) 上記(1)ないし(9)のいずれかのオゾン
発生器と該オゾン発生器のための電源供給装置とからな
るオゾン発生装置であり、前記電源供給装置は、前記オ
ゾン発生器の前記筒状外部電極と前記線状内部電極間に
所定の電圧を印加するための電圧印加機能と、前記オゾ
ン発生器に電流が流れたことを検知する過多電流検出機
能と、該過多電流検出機能により電流の発生が検知され
ると自動的に電圧印加を停止する自動停止機能を備えて
いるオゾン発生装置である。 (11) 上記(10)において、前記電源供給装置
は、前記自動停止機能が作動したことを知らせる警報機
能を備えていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】そこで、本発明のオゾン発生器を
図面に示す実施例を用いて説明する。図1は、本発明の
オゾン発生器の実施例の正面図である。図2は、図1の
A−A線断面図である。図3は、図2のB−B線断面図
である。図4は、図2のC−C線断面図である。図5
は、図2のD−D線断面図である。図6は、図1に示し
たオゾン発生器の一端側(気体流入側)の拡大断面図で
ある。図7は、図1に示したオゾン発生器の他端側(気
体流出側)の拡大断面図である。図8は、図1に示した
オゾン発生器の第1の接点付近の拡大断面図である。図
9は、本発明のオゾン発生器に電源装置を接続したオゾ
ン発生装置を説明するための説明図である。
【0009】本発明のオゾン発生器1は、一端側開口と
他端側開口とを備える金属製筒状外部電極2と、外部電
極2を被覆するとともに、筒状外部電極2の一端外方お
よび他端外方に突出する部分を備える絶縁性材料により
形成された筒状部材4と、筒状外部電極2のほぼ中心を
貫通する金属製線状内部電極3と、線状内部電極3の両
端を筒状外部電極2の外方において保持するための電極
保持部と、筒状部材4に設けられた側面開口を介して筒
状外部電極2と接触する第1の接点5と、内部電極3の
一端部もしくは他端部と連結された第2の接点6とを備
えている。特に、図示する実施例のオゾン発生器1は、
一端側開口と他端側開口とを備える金属製筒状外部電極
2と、外部電極2を被覆する合成樹脂製筒状部材4と、
筒状外部電極2のほぼ中心を貫通する金属製線状内部電
極3と、線状内部電極3を緊張した状態にて両端を保持
するための一端側電極保持部材11および他端側電極保
持部材12および緊張状態発生部材13を備える電極保
持部と、筒状部材4に設けられた側面開口を介して筒状
外部電極2と接触する第1の接点5と、筒状部材4の一
端側に設けられ、一端側電極保持部材11の長さとほぼ
同じ内径の一端側電極保持部材位置規制部15aを備え
る一端側ヘッダー15と、筒状部材4の他端側に設けら
れ、他端側電極保持部材12の長さとほぼ同じ内径の他
端側電極保持部材位置規制部16aを備える他端側ヘッ
ダー16と、一方のヘッダーの側面に設けられ、ヘッダ
ー側の内部電極の端部と連結された第2の接点6とを備
え、一端側電極保持部材11および他端側電極保持部材
12のほぼ中央に金属製線状内部電極3の両端が保持さ
れている。
【0010】そこで、図面を用いて、本発明のオゾン発
生器1を説明する。筒状外部電極2は、図2に示すよう
に、一端および他端開口を備える筒状体である。筒状外
部電極2は、円筒導体であることが好ましいが、多角筒
体(例えば、六角、八角)であってもよい。特に、この
実施例では、内径および外径が均一な円筒導体(円筒
体)となっている。また、筒状外部電極2は、導電性材
料により形成されている。導電性材料としては、どのよ
うなものでもよいが、例えば、ステンレス鋼、アルミニ
ウムなどの耐腐食性の高いものが好適である。また、内
部が鏡面仕上げされたステンレス、ステンレス鋼、アル
ミニウムなどの金属により形成されかつ内面がフッ素樹
脂や絶縁性の紙やフィルムにより被覆されたものなども
好適である。
【0011】そして、このオゾン発生器1は、外部電極
2を被覆するとともに、筒状外部電極2の一端外方およ
び他端外方に突出する部分を備える絶縁性材料により形
成された筒状部材4を備えている。外部電極2は、その
外径とほぼ等しい内径を備える筒状部材4内に、露出し
ないように収納されている。具体的には、図6および図
7に示すように、筒状部材本体内に筒状外部電極2は離
脱不能に収納されており、筒状部材本体部の一端には一
端側電極保持部材取付用筒状部材4aが固定されてお
り、筒状部材本体部の他端には他端側電極保持部材取付
用筒状部材4bが固定されている。一端側電極保持部材
取付用筒状部材4aは、筒状部材本体部の外径より小さ
い外径を有しており、他端側電極保持部材取付用筒状部
材4bは、筒状部材本体部の外径より小さい外径を有し
ている。一端側電極保持部材取付用筒状部材4aおよび
他端側電極保持部材取付用筒状部材4b部分には、内面
に露出する筒状外部電極2は存在しないため、その部分
はオゾン発生場とはなっていない。このため、後述する
一端側電極保持部材11および他端側電極保持部材12
は、オゾン発生に起因する劣化を受けることがない。
【0012】筒状部材本体部、一端側電極保持部材取付
用筒状部材4a、他端側電極保持部材取付用筒状部材4
bは、絶縁性材料で形成されることが好ましく、例え
ば、硬質もしくは半硬質合成樹脂、セラミックスなどの
絶縁材料により形成することができる。合成樹脂として
は、例えば、ポリ塩化ビニル(硬質塩化ビニル)、ポリ
カーボネート、アクリル樹脂(例えば、ポリアクリレー
ト)、スチレン系樹脂(例えば、ポリスチレン)などが
使用できる。
【0013】金属製線状内部電極3は、図2に示すよう
に、筒状外部電極2内に外部電極2のほぼ中心を貫通す
るように設けられている。また、オゾン発生器1は、金
属製線状内部電極3のための電極保持部を備えている。
電極保持部は、線状内部電極3を緊張した状態にて両端
を保持するためのものであり、図2ないし図7に示すよ
うに、一端側電極保持部材11、他端側電極保持部材1
2、緊張状態発生部材13を備えている。
【0014】線状内部電極3の一端には、図6に示すよ
うに、抜け止め部材14が固定されている。また、線状
内部電極3の一端部は、一端側電極保持部材11の長手
方向中央に設けられた貫通孔11aを貫通している。そ
して、抜け止め部材14と一端側電極保持部材11との
間には圧縮状態のスプリング部材13が配置されてい
る。また、一端側電極保持部材11は、筒状部材4の一
端開口端の内径より長い長さの柱状部材により形成され
ている。具体的には、一端側電極保持部材11は、筒状
部材本体部の外径より小さく、一端側電極保持部材取付
用筒状部材4aの外径とほぼ等しい長さを有する角柱体
が用いられており、この角柱体を中央に設けられた貫通
孔11aが筒状部材4のほぼ中心軸の延長線上となるよ
うに、筒状部材4の中心軸に対して直交するように設け
られている。
【0015】線状内部電極3の他端は、図7に示すよう
に、他端側電極保持部材12の中央に固定されている。
この実施例のオゾン発生器1では、他端側電極保持部材
12は、細長い板状部材により形成されており、その長
手方向中央に形成された溝を用いて、線状内部電極3の
他端が緊縛固定されている。そして、他端側電極保持部
材12を構成する板状部材は、その長手方向が筒状部材
4の中心軸に対して直交しかつ平板面が筒状部材4の軸
方向に平行となるように、筒状部材4の他端に保持され
ている。具体的には、筒状部材4の他端には、他端側電
極保持部材12の肉厚より若干広い幅の向かい合う溝が
形成されている。この実施例では、他端側電極保持部材
取付用筒状部材4bは、肉厚より若干広い幅の向かい合
う溝4cを備えている。この向かい合う溝4cに他端側
電極保持部材12を構成する板状部材の両端部の一端側
端部付近が進入し保持されている。
【0016】そして、線状内部電極3は、他端が他端側
電極保持部材12に固定され、かつ、一端側に抜け止め
部材14と一端側電極保持部材11との間に配置された
圧縮状態のスプリング部材13により、緊張する方向に
常に引っ張られており、緊張状態を維持している。この
ように、線状内部電極3は、スプリング部材13により
緊張状態となっているので、使用時の加熱により線状内
部電極3に膨張が生じても撓むことがなく、撓みによる
放電のかたよりがない。さらに、この実施例では、スプ
リング部材13および抜け止め部材14を収納するチュ
ーブ状部材19が設けられている。このチューブ状部材
19は、その中心軸が一端側電極保持部材11の貫通孔
11aのほぼ延長線上となるように保持部材11に固定
されている。このようなチューブ状部材19を設けるこ
とにより、スプリング部材13の変形を防止できる。
【0017】また、一端側電極保持部材11は、図3お
よび図5に示すように、筒状部材4の一端開口を閉塞し
ておらず、一端側電極保持部材11の長手方向の両側面
より気体は筒状部材4内に流入可能である。同様に、他
端側電極保持部材12は、図4および図5に示すよう
に、筒状部材4の他端開口を閉塞しておらず、他端側電
極保持部材12の長手方向の両側面より気体は筒状部材
4内より流出可能である。
【0018】線状電極3としては、導電性材料が使用さ
れ、例えば、タングステン線、ステンレス鋼線などの金
属線が好適である。また、線状電極は、表面をセラミッ
クコーティングしたものを用いても良い。このようにす
ることにより、線状電極の劣化を防止できる。さらに、
高電圧によりコロナ放電を行うことも可能となる。そし
て、本発明のオゾン発生器1では、絶縁性材料により形
成された筒状部材4の一端部および他端部により、筒状
外部電極2の一端側外方および他端側外方に形成された
オゾン非発生部において、線状内部電極3の両端が保持
されている。このため、線状内部電極3の両端の保持部
において、スパークの発生がなく、スパークに起因する
線状内部電極3の両端の保持部の劣化がない。
【0019】そして、筒状部材4の一端には、一端側ヘ
ッダー15が取り付けられ、固定されており、筒状部材
4の他端には、他端側ヘッダー16が取り付けられてい
る。一端側ヘッダー15は、図6に示すように、チュー
ブ接続用ポート21を備えている。図1ないし図7に示
す実施例では、チューブ接続用ポート21は、筒状部材
4の中心軸に平行となるように、より具体的には、筒状
部材4の中心軸のほぼ延長線上に位置するように設けら
れている。さらに、一端側ヘッダー15は、一端側電極
保持部材11の長さとほぼ同じ内径の一端側電極保持部
材位置規制部15aを備えている。このため、一端側ヘ
ッダー15を筒状部材4の一端側に装着することによ
り、一端側電極保持部材11は、一端側電極保持部材位
置規制部15aの中心を横切る位置に配置され、これに
より、一端側電極保持部材11の中心である貫通孔11
aは、筒状部材4のほぼ中心軸の延長線上となるように
配置される。これにより、線状内部電極3は、筒状部材
4のほぼ中心を貫通するものとなる。さらに、この実施
例では、一端側ヘッダー15は、ヘッダー本体とこれに
螺合により着脱可能となっているポート21を備えるヘ
ッダー部材22により構成されている。
【0020】他端側ヘッダー16は、図7に示すよう
に、チューブ接続用ポート23を備えている。図1ない
し図7に示す実施例では、チューブ接続用ポート23
は、筒状部材4の中心軸に平行となるように、より具体
的には、筒状部材4の中心軸のほぼ延長線上に位置する
ように設けられている。さらに、他端側ヘッダー16
は、他端側電極保持部材12の長さとほぼ同じ内径の他
端側電極保持部材位置規制部16aを備えている。この
ため、正確な位置に他端側電極保持部材12が配置され
た状態でないと他端側ヘッダー16を筒状部材4の他端
に完全に装着できないようになっている。また、逆に、
正確な位置に他端側電極保持部材12が配置された状態
において他端側ヘッダー16を筒状部材4の他端に装着
すると他端側電極保持部材12の位置は、他端側ヘッダ
ー16により保持されるようになっている。このため、
他端側電極保持部材12の長手方向の中央に他端が保持
された線状内部電極3の他端は、筒状部材4のほぼ中心
軸上に配置されることになる。また、他端側ヘッダー1
6は、ヘッダー本体とこれに螺合により着脱可能となっ
ているポート23を備えるヘッダー部材24により構成
されている。一端側ヘッダー15および他端側ヘッダー
16の形成材料としては、硬質もしくは半硬質合成樹
脂、セラミックスなどの絶縁材料により形成されてい
る。合成樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル(硬質
塩化ビニル)、ポリカーボネート、アクリル樹脂(例え
ば、ポリアクリレート)、スチレン系樹脂(例えば、ポ
リスチレン)などが使用できる。
【0021】筒状外部電極2の長さとしては、200〜
500mm程度が好適であり、特に、300〜400m
m程度が好適である。筒状外部電極2の内径としては、
20〜60mm程度が好適であり、特に、30〜50m
m程度が好適である。線状内部電極3の線径としては、
0.1〜1.0mm程度が好適であり、特に、0.3〜
0.5mm程度が好適である。また、筒状外部電極の両
端外方に形成されるオゾン非発生部の長さ(言い換えれ
ば、筒状外部電極の一端から一端側電極保持部材までの
長さおよび筒状外部電極の他端から他端側電極保持部材
までの長さ)は、20〜40mm程度が好適である。
【0022】このオゾン発生器は、1つの筒状物である
ので、能力の設計は、筒状物の内径、長さ、印加電圧、
供給電力形式および数により自由に行うことができる。
そして、オゾン発生器1は、筒状部材4に設けられた側
面開口を介して筒状外部電極2と接触する第1の接点5
と、一方のヘッダーの側面に設けられ、そのヘッダー側
の内部電極3の端部と連結された第2の接点6とを備え
ている。具体的には、筒状部材本体部は長手方向中央付
近に設けられた開口部分に装着される第1の接点5を備
えている。第1の接点5は、筒状部材4の外面形状に対
応した湾曲した帯状の固定用部材31と、圧縮されたス
プリング部材32とこのスプリング部材32により筒状
部材4の開口より露出する筒状外部電極2に押し付けら
れる接点部材33および露出する接点部材33の端部に
電源装置のコードの接続のための固定部材34を備えて
いる。
【0023】また、一端側ヘッダー15には、第2の接
点6が設けられている。一端側ヘッダー15は、側面に
開口を備えている。この開口に第2の接点6を構成する
接点部材35が取り付けられており、接点部材35は、
導通線36により線状内部電極3の一端に固定された抜
け止め部材14に電気的に接続されている。そして、オ
ゾン発生器1に、図9に示すような電源供給装置10を
接続することによりオゾン発生装置20となる。本発明
のオゾン発生器1は、筒状外部電極2と線状内部電極3
間の所定電圧印加によるコロナ放電によりオゾンを発生
させるものであり、電極間に通電させるものではない。
このため、正常状態では多量電流は流れない。このた
め、電源供給装置10は、オゾン発生器1に過多電流が
流れたことを検知する過多電流検出機能を備えており、
この過多電流検出機能により電流の発生が検知されると
自動的に電流供給を停止する自動停止機能を備えてい
る。さらに、電源供給装置は、電源供給の自動停止機能
が作動したことを知らせる警報機能を備えていることが
好ましい。警報機能としては、ブザーによる音声的警
告、ランプによる視覚的警告のいずれでもよい。
【0024】具体的には、この実施例の電源供給装置1
0は、電源部41と、電流検知部42と、制御部43、
警報部44を備えている。過多電流検出機能を備える電
流検知部により、オゾン発生器内での電流の発生が検知
されると、その検知は制御部に伝達され、制御部は電源
部により電圧供給を停止させるものとなっている。電源
部は、一次電源、制御回路、電圧・周波数調整装置、昇
圧変圧器、半波または全波整流回路等を必要により備え
ている。そして、オゾン発生器の2つの接点間には、言
い換えれば、外部電極2と内部電極3間には、単なる電
圧の印加ではなく、半波または全波整流波を印加するも
のとしてもよい。なお、電源供給装置は、オゾン発生器
1の内部電極3はプラス側に外部電極2はマイナス側と
なるように接続されている。
【0025】
【発明の効果】本発明のオゾン発生器は、一端側開口と
他端側開口とを備える金属製筒状外部電極と、該外部電
極を被覆するとともに、該筒状外部電極の一端外方およ
び他端外方に突出する部分を備える絶縁性材料により形
成された筒状部材と、前記筒状外部電極のほぼ中心を貫
通する金属製線状内部電極と、該線状内部電極の両端を
前記筒状外部電極の外方において保持するための電極保
持部と、前記筒状部材に設けられた側面開口を介して前
記筒状外部電極と接触する第1の接点と、前記内部電極
の一端部もしくは他端部と連結された第2の接点とを備
えている。
【0026】このオゾン発生器では、線状内部電極と筒
状外部電極が気体の流通方向と平行に長いため、オゾン
発生場が長く、オゾン発生量も多い。さらに、電極保持
部は筒状外部電極の外方において線状内部電極を保持す
るための保持部がオゾン非発生部に位置するので、オゾ
ン発生に起因する劣化を受けることがない。また、小型
化可能であり、かつ、このオゾン発生器は、1つの筒状
物であるので、能力の設計は、筒状物の内径、長さ、印
加電圧、供給電力形式および数により自由に行うことが
でき、多目的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のオゾン発生器の実施例の正面
図である。
【図2】図2は、図1のA−A線断面図である。
【図3】図3は、図2のB−B線断面図である。
【図4】図4は、図2のC−C線断面図である。
【図5】図5は、図2のD−D線断面図である。
【図6】図6は、図1に示したオゾン発生器の一端側
(気体流入側)の拡大断面図である。
【図7】図7は、図1に示したオゾン発生器の他端側
(気体流出側)の拡大断面図である。
【図8】図8は、図1に示したオゾン発生器の第1の接
点付近の拡大断面図である。
【図9】図9は、本発明のオゾン発生器に電源装置を接
続したオゾン発生装置を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 オゾン発生器 2 筒状外部電極 3 内部電極 10 電源供給装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側開口と他端側開口とを備える金属
    製筒状外部電極と、該外部電極を被覆するとともに、該
    筒状外部電極の一端外方および他端外方に突出する部分
    を備える絶縁性材料により形成された筒状部材と、前記
    筒状外部電極のほぼ中心を貫通する金属製線状内部電極
    と、該線状内部電極の両端を前記筒状外部電極の外方に
    おいて保持するための電極保持部と、前記筒状部材に設
    けられた側面開口を介して前記筒状外部電極と接触する
    第1の接点と、前記内部電極の一端部もしくは他端部と
    連結された第2の接点とを備えることを特徴とするオゾ
    ン発生器。
  2. 【請求項2】 前記電極保持部は、前記線状内部電極を
    緊張した状態にて両端を保持するための一端側電極保持
    部材と他端側電極保持部材および緊張状態発生部材を備
    えている請求項1に記載のオゾン発生器。
  3. 【請求項3】 前記緊張状態発生部材は、前記線状内部
    電極の一端もしくは他端に設けられたスプリング部材で
    ある請求項1または2に記載のオゾン発生器。
  4. 【請求項4】 前記線状内部電極の一端もしくは他端の
    いずれかは、一端側電極保持部材もしくは他端側電極保
    持部材を貫通し、前記緊張状態発生部材は、前記線状内
    部電極の一端もしくは他端と前記一端側電極保持部材も
    しくは他端側電極保持部材間に圧縮状態で配置されたス
    プリング部材である請求項1または2に記載のオゾン発
    生器。
  5. 【請求項5】 前記金属製線状内部電極の一端部は、前
    記一端側電極保持部材のほぼ中央に位置し、他端部は、
    前記他端側電極保持部材のほぼ中央に位置している請求
    項2ないし4のいずれかに記載のオゾン発生器。
  6. 【請求項6】 前記オゾン発生器は、前記筒状部材の一
    端側に設けられた一端側ヘッダーと、前記筒状部材の他
    端側に設けられた他端側ヘッダーとを備えている請求項
    1ないし5のいずれかに記載のオゾン発生器。
  7. 【請求項7】 前記オゾン発生器は、前記筒状部材の一
    端側に設けられ、前記一端側電極保持部材の長さとほぼ
    同じ内径を有する一端側電極保持部材位置規制部を備え
    る一端側ヘッダーと、前記筒状部材の他端側に設けら
    れ、前記他端側電極保持部材の長さとほぼ同じ内径を有
    する他端側電極保持部材位置規制部を備える他端側ヘッ
    ダーとを備えている請求項1ないし5のいずれかに記載
    のオゾン発生器。
  8. 【請求項8】 前記第2の接点は、前記一端側ヘッダー
    もしくは前記他端側ヘッダーの側面に設けられ、該ヘッ
    ダー側の前記内部電極の端部と連結されているものであ
    る請求項6または7に記載のオゾン発生器。
  9. 【請求項9】 前記一端側ヘッダーおよび他端側ヘッダ
    ーは、チューブ接続用ポートを備えている請求項6ない
    し8のいずれかに記載のオゾン発生器。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    オゾン発生器と該オゾン発生器のための電源供給装置と
    からなるオゾン発生装置であり、前記電源供給装置は、
    前記オゾン発生器の前記筒状外部電極と前記線状内部電
    極間に所定の電圧を印加するための電圧印加機能と、前
    記オゾン発生器に電流が流れたことを検知する過多電流
    検出機能と、該過多電流検出機能により電流の発生が検
    知されると自動的に電圧印加を停止する自動停止機能を
    備えていることを特徴とするオゾン発生装置。
  11. 【請求項11】 前記電源供給装置は、前記自動停止機
    能が作動したことを知らせる警報機能を備えている請求
    項10に記載のオゾン発生装置。
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