JP4680295B2 - Δς型変調器を搭載する半導体装置及び半導体システム - Google Patents

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Description

本発明はΔΣ型変調器の発振状態を適切に検出する半導体装置及び半導体システムに関する。
従来のΔΣ型変調器を搭載する半導体装置及び半導体システムは、ΔΣ型変調器が出力するオーバーフロー検出信号をマイクロコンピュータ(以降、マイコンと呼ぶ)等が確認してΔΣ型変調器の内部状態をリセットすることにより、ΔΣ型変調器を発振状態から復帰させている(例えば、特許文献1参照)。
以下、従来のΔΣ型変調器を搭載する半導体装置について説明する。
図19は、従来のΔΣ型A/D変換器を搭載する半導体装置の構成を示すブロック図である。
従来のΔΣ型A/D変換器を搭載する半導体装置は、入力アナログデータAをデジタルデータBに変換するΔΣ型A/D変換器100と、ΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを確認してΔΣ型A/D変換器100をリセットするΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dのコマンドを発行するマイコン101とを有している。
ΔΣ型A/D変換器100は、積分器を縦続接続して2次以上のΔΣ変換する場合、大入力信号に対して、あるいはステップ状に急峻に変化する入力信号に対して回路の内部状態が発振する場合がある。このような場合、ΔΣ型A/D変換器100においては、ひとたび発振が発生するとその振幅が次第に大きくなり、限られた電源電圧によって駆動されているオペアンプ等の回路素子が線形な正常動作ができなくなり、動作精度が失われ、正常なA/D変換ができなくなる。また、発振開始後入力信号が正常値に戻っても、ΔΣ型A/D変換器100は発振を継続してしまうこともあり、この場合、発振を検出して内部状態をリセットする必要がある。そのため、ΔΣ型A/D変換器100は積分器の出力と設定されたコンパレータ閾値とを比較しオーバーフロー検出信号Cをマイコン101へ出力して、ΔΣ型A/D変換器100においてオーバーフローが起きていることを知らせることができるようにしている。マイコン101はオーバーフロー検出信号Cを確認して、ΔΣ型A/D変換器100においてオーバーフローが起きている場合にΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dを送信することにより、ΔΣ型A/D変換器100の内部状態をリセットし、発振状態から復帰させている。
特許第3192256号 米国特許第5012244号明細書
以上説明したように、従来のΔΣ型変調器を搭載する半導体装置はΔΣ型変調器が発振した場合にΔΣ型変調器を発振状態から復帰させることができるが、ノイズの影響などにより一時的にオーバーフローを起こすこともあり、必要以上にリセットをかける問題が発生するため、適切にΔΣ型変調器の発振状態を検出する必要がある。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、一時的にオーバーフローした場合はΔΣ型変調器の内部状態をリセットせず、発振状態が継続されている場合のみΔΣ型変調器の内部状態をリセットして、ノイズなどの影響により一時的にオーバーフローを起こした場合などに必要以上にリセットをかけることなく、発振状態から正常動作が可能な状態に復帰することができる半導体装置及び半導体システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定することを特徴とする。
本発明の請求項に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定することを特徴とする。
本発明の請求項に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項6に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項7に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項9に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項10に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項11に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項12に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項13に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項14に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項15に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項16に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項17に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項18に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項19に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項20に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しないことを特徴とする。
本発明の請求項21に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しないことを特徴とする。
本発明の請求項22に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しないことを特徴とする。
本発明の請求項23に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しないことを特徴とする。
本発明の請求項24に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しないことを特徴とする。
本発明の請求項25に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しないことを特徴とする。
本発明の請求項26に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しないことを特徴とする。
本発明の請求項27に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しないことを特徴とする。
本発明の請求項28に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しないことを特徴とする。
本発明の請求項29に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めないことを特徴とする。
本発明の請求項30に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めないことを特徴とする。 本発明の請求項31に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めないことを特徴とする。
本発明の請求項32に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めないことを特徴とする。
本発明の請求項33に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めないことを特徴とする。
本発明の請求項34に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めないことを特徴とする。
本発明の請求項35に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めないことを特徴とする。
本発明の請求項36に係る半導体装置は、積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めないことを特徴とする。
本発明の請求項37に係る半導体システムは、請求項36のいずれかに記載の半導体装置を有する半導体システムにおいて、前記半導体装置から出力されるデータを処理する信号処理回路をさらに備え、前記信号処理回路は、前記発振判定回路によりΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の出力を調整し、該出力をフェードアウトまたはオフすることを特徴とする。
本発明の請求項38に係る半導体システムは、請求項36のいずれかに記載の半導体装置を有する半導体システムにおいて、前記半導体装置内のΔΣ型変調器に、入力振幅を調整してデータを出力する入力振幅制限回路をさらに備え、前記入力振幅制限回路は、前記発振判定回路によりΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の入力振幅を調整することを特徴とする。
本発明の請求項39に係る半導体システムは、請求項37または38のいずれかに記載の半導体システムにおいて、オーバーフロー頻度値に基づき、ΔΣ型変調器が発振間際の状態であるかを判定する発振間際判定回路を備え、前記オーバーフロー検出回路の所定の値を、発振が検出されないときの基準値の範囲内の値に変更し、前記オーバーフロー検出回路によりΔΣ型変調器の積分器の出力と前記変更した所定の値とを比較し出力されたオーバーフロー検出信号に基づき、前記オーバーフロー頻度算出回路によりオーバーフロー頻度値を算出し、前記発振間際判定回路によりΔΣ型変調器の発振間際の状態を検出することを特徴とする。
本発明の請求項40に係る半導体システムは、請求項37または38のいずれかに記載の半導体システムにおいて、オーバーフロー頻度値に基づき、ΔΣ型変調器が発振間際の状態であるかを判定する発振間際判定回路を備え、前記発振間際判定回路の判定基準値を、発振が検出されないときの基準値の範囲内の値に変更し、前記発振間際判定回路により、オーバーフロー頻度値と前記変更した判定基準値を比較し、ΔΣ型変調器の発振間際の状態を検出することを特徴とする。
本発明に係る半導体装置及び半導体システムは、ΔΣ型A/D変換器が出力するオーバーフロー検出信号がオーバーフロー状態を示してもすぐに発振状態とは判断せず、ΔΣ型A/D変換器が出力するオーバーフロー検出信号を発振検出条件に合わせてカウントし、カウント数が閾値より大きい場合にのみΔΣ型A/D変換器が発振していると判断することで、ΔΣ型A/D変換器の発振状態を適切に検出し、一時的にオーバーフローした場合はΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットせず、発振状態が継続されている場合のみΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットして、必要以上にリセットをかけることなく発振状態から正常動作が可能な状態に復帰することができる。
また、ΔΣ型変調器が発振すると、ΔΣ型変調器の複数段の積分器の出力振幅が正常値を超えるため、前記複数段の積分器のいずれかまたは複数の出力をモニタし、前記出力振幅を前記所定の値と比較することにより、所定の値を正常範囲外側に超えた場合オーバーフロー検出信号を出力し、前記オーバーフロー検出信号から前記オーバーフロー頻度算出回路により前記積分器の出力が正常範囲外にある頻度を求める。この頻度を求めることにより、前記積分器の出力がノイズなどにより一時的に正常範囲外になっているのか、または発振して正常範囲外になっているのか特定することができ、発振している場合のみΔΣ型変調器の発振を収めることができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明を、スイッチトキャパシタ回路を持つ3次ΔΣ型変調器の発振検出に適用した実施の形態1に係る半導体装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は入力端子、5はオーバーフロー検出回路、6はオーバーフロー頻度算出回路、7は発振判定回路、8は発振停止回路、14は出力端子、13はΔΣ型変調器である。なお、ΔΣ型変調器13は、演算器10,11,12と、積分器2,3,4と、量子化回路9と、により構成されている。積分器2〜4は積分回路を構成する3個のカスケード接続された第1〜第3の積分器であり、本実施の形態1の積分回路は3個の積分器が直列に接続されている。積分回路としては、積分器を1個以上用いることができ、直列接続の他、並列接続やその組合せでもよい。なお、ΔΣ型変調器13は、A/D変換器でもD/A変換器でも良い。
また、9は積分器の出力信号を所定のしきい値で1または0に量子化する量子化回路であり、ΔΣ型変調器13の出力信号を出力する。12は入力端子1の出力信号と量子化回路9の出力を演算する演算器である。10,11は本実施の形態1の積分器,2の出力と量子化回路9の出力を演算する演算器である。
さらに、5は前記複数段の積分器のいずれかまたは複数の出力をモニタし、出力振幅を所定の値と比較することにより、前記積分器の少なくとも1つの出力振幅が前記所定の値を正常範囲外に超えた場合オーバーフロー検出信号としてオーバーフロー状態を示した状態を出力するオーバーフロー検出回路である。なお、前記オーバーフロー検出回路5の所定の値は可変でも良い。
6は、オーバーフロー検出信号をローパスフィルタに通し一時的な信号振幅の異常をカットし、オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路である。ここで、オーバーフロー頻度算出回路6は、オーバーフロー検出信号をフィルターに通し、その結果により発振判定を行うため、発振誤判定をなくすことができる。なお、オーバーフロー頻度算出回路6は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力するようにしてもよい。7は、前記オーバーフロー頻度値を所定の値と比較し、所定の値より大きい場合は発振状態と判定する発振判定回路である。なお、前記発振判定回路7の所定の値は、可変でも良い。
8は、発振判定回路7によりΔΣ型変調器13が発振状態であると判定された時、各積分器2,3,4をリセットして発振を収める発振停止回路である。なお、発振停止回路8は、積分器2,3,4の乗数を変更し積分器2,3,4の出力を小さくすることにより動作を安定に戻しても良い。また、発振停止回路8は、積分器2,3,4の出力範囲を狭くすることにより動作を安定に戻しても良い。また、発振停止回路8は、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアのどちらを選択するかの切り換えができる、のうちいずれの構成でも良い。
以下に、構成及び動作について詳細に説明する。
ここで、実施の形態1の半導体装置の一例として、図1の、オーバーフロー頻度算出回路5としてカウント回路、発振判定回路7として比較回路、発振停止回路8としてリセット生成回路、ΔΣ型変調器13としてΔΣ型A/D変換器を用いる場合について説明する。
なお、上記のように、図1の半導体装置のオーバーフロー頻度算出回路6はオーバーフロー検出信号をローパスフィルタに通す構成である場合について説明したが、オーバーフロー頻度算出回路6としてカウント回路を用いた場合、オーバーフロー頻度算出回路6は一定期間内オーバーフロー検出信号がオーバーフロー状態を示した回数をカウントし、その回数であるカウント値をオーバーフロー頻度算出回路6からオーバーフロー頻度値として出力しても良い。この場合そのカウント値は前記一定期間毎にリセットされる。なお、前記一定期間は可変でもよい。
図2は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の一例の構成を示すブロック図である。
この実施の形態1の半導体装置は、入力アナログデータ信号Aをデジタルデータ信号Bに変換するΔΣ型A/D変換器100と、ΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを積分することによりΔΣ型A/D変換器100の発振状態を検出してΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成する発振検出回路112と、発振検出条件を設定するマイコン101とを有している。発振検出回路112は、一定期間内にΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントするカウント回路201と、カウント回路201が出力するカウント値Iと発振閾値設定Fとを比較する比較回路202と、比較回路202が出力する発振検出信号JからΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成するリセット生成回路203とを有している。ここで、カウント回路201は、発振検出周期設定Eに基づいてオーバーフロー検出のタイミングを示す検出タイミング信号Sを生成する検出タイミング生成回路201a、及び一定期間内にオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントするオーバーフローカウント回路201bを有している。マイコン101から検出タイミング生成回路201aに発振検出周期設定Eが入力され、検出タイミング生成回路201aからオーバーフローカウント回路201b及び比較回路202に検出タイミング信号Sが出力される。オーバーフローカウント回路201bはΔΣ型A/D変換器100からオーバーフロー検出信号Cが入力され、検出タイミング信号Sに基づき発振検出周期設定Eの期間内にオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントし、カウント値Iがオーバーフローカウント回路201bから比較回路202に出力される。
なお、ΔΣ型A/D変換器100とマイコン101は、従来の半導体装置におけるものと同一のものである。
図3は、図2に示した本発明の実施の形態1に係る半導体装置におけるΔΣ型A/D変換器の発振検出のタイミングチャートである。図3を参照しながら、ΔΣ型A/D変換器の発振状態を検出する動作を説明する。
マイコン101から発振検出回路112内のカウント回路201に発振検出周期設定Eが設定され、発振検出回路112内の比較回路202に発振閾値設定Fが設定される。カウント回路201において、発振検出回路リセットHを解除してから(タイミングT101)、発振検出周期設定Eの期間毎にΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cがオーバーフロー状態を示した回数を数え、その回数であるカウント値Iを比較回路202に出力する。カウント値Iは検出タイミング信号Sに基づき発振検出周期設定Eの期間毎にリセットされる(タイミングT102,T104〜T107,T109,T110,T112,T113)。
比較回路202では、検出タイミング信号Sに基づき発振検出周期設定Eの期間毎(タイミングT102,T104〜T107,T109,T110,T112,T113)にカウント値Iと発振閾値設定Fを比較し、カウント値Iが発振閾値設定Fより大きい場合(タイミングT102,T107)、発振検出信号Jを“H”にしてリセット生成回路203に出力する。リセット生成回路203では、発振検出信号Jが“H”になったら、ΔΣ型A/D変換器100の内部状態をリセットするようにΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成し、ΔΣ型A/D変換器100に出力する。また、ハードリセット信号Kはリセット生成回路203から比較回路202に入力され、発振検出信号Jはハードリセット信号Kにより“L”に戻り、次の発振検出を待つ。また、ハードリセット信号Kがリセット生成回路203からカウント回路201に入力され、ハードリセット信号Kが解除されると、次の発振検出周期が開始する(タイミングT103,T108)。
なお、発振検出回路112がΔΣ型A/D変換器100の内部状態をリセットしたことをマイコン101から確認できるように発振検出モニタ信号Gをマイコン101へ出力しておくことが望ましい。発振検出信号Jが“H”になったら(タイミングT102)、発振検出モニタ信号Gを“H”に設定し、マイコン101により発振検出モニタ信号Gを読み出しΔΣ型A/D変換器100の発振状態を確認したら(タイミングT111)、マイコン101から比較回路202に発振検出モニタ信号用クリア信号Tを出力し、発振検出モニタ信号Gを“L”に設定することで、発振検出回路112がΔΣ型A/D変換器100をリセットしたことをマイコン101が確実に確認できるようにしておく。
以上のように実施の形態1に係る半導体装置は、発振検出周期設定Eの期間内のオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントし、カウント値Iを出力するカウント回路201と、前記カウント値Iと発振閾値設定Fを比較して、発振検出周期設定Eの期間内のオーバーフロー検出回数が閾値以上の場合にΔΣ型A/D変換器100が発振状態であると判断し、発振検出信号Jを有効にして出力する比較回路202と、前記発振検出信号Jが入力され、前記ΔΣ型A/D変換器100をリセットするハードリセット信号Kを生成するリセット生成回路203とを有する発振検出回路112を備えるようにしたので、ノイズなどの影響により一時的にオーバーフローを起こした場合などに必要以上にリセットをかけることなく、発振状態が継続されている場合のみΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットして発振状態から適切に正常動作が可能な状態に復帰することができる。また、発振検出回路が発振状態を検出すると該発振検出回路が自動的にΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットすることにより、マイコンが頻繁にΔΣ型A/D変換器の発振状態を確認してΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットしなくても良く、マイコンの負担を軽減できるという効果がある。
また、この実施の形態1では発振検出条件を自由に変更できるように発振検出条件である発振検出周期設定E、発振閾値設定Fをマイコン101から設定するものとして説明したが、該両設定E、Fは予め定数として設定してもよく、該両設定E、Fをマイコン101から設定した場合と同様の動作、効果が得られ、マイコンから自由に設定できる場合と比べて回路規模を縮小できる効果も得られる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置の一例の構成を示すブロック図である。
この実施の形態2の半導体装置は、入力アナログデータ信号Aをデジタルデータ信号Bに変換するΔΣ型A/D変換器100と、ΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lだけ待った後にΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを積分することによりΔΣ型A/D変換器100の発振状態を検出してΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成する発振検出回路1112と、発振検出条件を設定するマイコン101とを有している。発振検出回路1112は、ΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lだけ待った後の一定期間内にΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントするカウント回路1201と、カウント回路1201が出力するカウント値Iと発振閾値設定Fとを比較する比較回路202と、比較回路202が出力する発振検出信号JからΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成するリセット生成回路203とを有している。ここで、カウント回路1201は、ΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lと発振検出周期設定Eに基づいてオーバーフロー検出のタイミングを示す検出タイミング信号Sを生成する検出タイミング生成回路1201a、及び一定期間内にオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントするオーバーフローカウント回路1201bを有している。マイコン101から、検出タイミング生成回路1201aに発振検出周期設定E及びΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lが入力され、検出タイミング生成回路1201aからオーバーフローカウント回路1201b及び比較回路202に検出タイミング信号Sが出力される。オーバーフローカウント回路1201bは、ΔΣ型A/D変換器100からオーバーフロー検出信号Cが入力され、検出タイミング信号Sに基づきΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lだけ待った後の発振検出周期設定Eの期間内にオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントし、カウント値Iがオーバーフローカウント回路1201bから比較回路202に出力される。また、ΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lは、あらかじめ取得されたΔΣ型A/D変換器100の安定するまでの時間に基づき決定され、発振検出回路リセットHが解除されたとき、またはハードリセット信号Kが生成後解除されたときにΔΣ型A/D変換器の安定待ちが開始される。
なお、ΔΣ型A/D変換器100とマイコン101は、従来の半導体装置におけるものと同一のものである。また、発振検出回路1112内の比較回路202とリセット生成回路203は実施の形態1のものと同一のものである。
図5は、図4に示した本発明の実施の形態2に係る半導体装置におけるΔΣ型A/D変換器の発振検出のタイミングチャートである。図5を参照しながら、ΔΣ型A/D変換器の発振状態を検出する動作を説明する。
マイコン101から発振検出回路1112内のカウント回路1201に発振検出周期設定EとΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lが設定され、発振検出回路1112内の比較回路202に発振閾値設定Fが設定される。カウント回路1201において、発振検出回路リセットHを解除してから(タイミングT201)、ΔΣ型A/D変換器100が安定するまでΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lだけ待った後(タイミングT202)、発振検出周期設定Eの期間毎にΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cがオーバーフロー状態を示した回数を数え、その回数であるカウント値Iを比較回路202に出力する。カウント値Iは検出タイミング信号Sに基づきΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lだけ待った後発振検出周期設定Eの期間毎にリセットされる(タイミングT203〜T205,T209)。比較回路202では、検出タイミング信号Sに基づきΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lだけ待った後発振検出周期設定Eの期間毎(タイミングT203〜T205,T209)にカウント値Iと発振閾値設定Fを比較し、カウント値Iが発振閾値設定Fより大きい場合(タイミングT205)、発振検出信号Jを“H”にしてリセット生成回路203に出力する。リセット生成回路203では、発振検出信号Jが“H”になったら、ΔΣ型A/D変換器100の内部状態をリセットするようにΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成し、ΔΣ型A/D変換器100に出力する。また、ハードリセット信号Kはリセット生成回路203から比較回路202に入力され、発振検出信号Jはハードリセット信号Kにより“L”に戻り、次の発振検出を待つ。また、ハードリセット信号Kがリセット生成回路203からカウント回路1201に入力され、ハードリセット信号Kが解除されると、再度ΔΣ型A/D変換器安定待ちが開始し(タイミングT206)、ΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lの期間の経過後、次の発振検出周期が開始する(タイミングT208)。
なお、発振検出回路1112がΔΣ型A/D変換器100の内部状態をリセットしたことをマイコン101から確認できるように発振検出モニタ信号Gをマイコン101へ出力しておくことが望ましい。発振検出信号Jが“H”になったら(タイミングT205)、発振検出モニタ信号Gを“H”に設定し、マイコン101により発振検出モニタ信号Gを読み出しΔΣ型A/D変換器100の発振状態を確認したら(タイミングT207)マイコン101から比較回路202に発振検出モニタ信号用クリア信号Tを出力し発振検出モニタ信号Gを“L”に設定することで、発振検出回路1112がΔΣ型A/D変換器100をリセットしたことをマイコン101が確実に確認できるようにしておく。
また、本実施の形態2では、図4の半導体装置において、オーバーフロー検出信号Cを出力し、ΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lの期間待った後の発振検出周期設定Eの期間内のオーバーフロー検出回数が閾値以上のときにΔΣ型A/D変換器100が発振状態であると判断する場合について説明したが、図1に示した半導体装置において、ΔΣ型変調器13が安定になるまで、オーバーフロー検出回路5、オーバーフロー頻度算出回路6、発振判定回路7、発振停止回路8の動作を待機するようにしてもよい。
詳しく説明すると、図1に示した半導体装置において、起動直後や、発振停止回路8により動作を安定状態に戻そうとした後、安定状態への遷移期間中に積分器2,3,4の出力振幅が大きい状態が続きΔΣ型変調器13が発振状態であると判定され、発振停止回路8により再び動作を安定状態に戻そうとされることがある。これが続くと常に安定状態に戻そうとされているので、ΔΣ型変調が正常に行われなくなるおそれがある。そこで、起動直後や、発振停止回路8により動作を安定状態に戻そうとした後、オーバーフロー検出回路5はΔΣ型変調器13が安定になるまでオーバーフロー検出信号を出力しない。または、起動直後や、発振停止回路8により動作を安定状態に戻そうとした後、オーバーフロー頻度算出回路6は、ΔΣ型変調器13が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しない。または、起動直後や、発振停止回路8により動作を安定状態に戻そうとした後、発振判定回路7は、ΔΣ型変調器13が安定になるまで、発振と判定しない。または、起動直後や、発振停止回路8により動作を安定状態に戻そうとした後、発振停止回路8は、ΔΣ型変調器13が安定になるまで、動作を安定状態に戻そうとしない。上記のオーバーフロー検出回路5、オーバーフロー頻度算出回路6、発振判定回路7、発振停止回路8による少なくともいずれか1つの動作の段階で、起動直後や、発振停止回路8により動作を安定状態に戻そうとした後、ΔΣ型変調器13が安定になるまで待機する。
以上のように実施の形態2に係る半導体装置は、ΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lの期間待った後の発振検出周期設定Eの期間内にオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントし、カウント値Iを出力するカウント回路1201と、前記カウント値Iと発振閾値設定Fを比較して、ΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lの期間待った後の発振検出周期設定Eの期間内のオーバーフロー検出回数が閾値以上の場合にΔΣ型A/D変換器100が発振状態であると判断し、発振検出信号Jを有効にして出力する比較回路202と、前記発振検出信号Jが入力され、前記ΔΣ型A/D変換器100をリセットするハードリセット信号Kを生成するリセット生成回路203とを有する発信検出回路1112を備えるようにしたので、実施の形態1と同様に、発振状態が継続されている場合のみΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットして、発振状態から適切に復帰することができ、また、マイコンが頻繁にΔΣ型A/D変換器の発振状態を確認してΔΣ型A/D変換器の発振状態をリセットしなくても良く、マイコンの負担を軽減できるという効果がある。
また、本実施の形態2によれば、発振検出回路1112内のカウント回路1201にΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lを設定してΔΣ型A/D変換器が安定するまでオーバーフロー検出回数のカウントを待つことにより、ΔΣ型A/D変換器が不安定な間にΔΣ型A/D変換器がリセットされることを防止するという効果がある。
また、この実施の形態2では発振検出条件を自由に変更できるように発振検出条件である発振検出周期設定E、発振閾値設定F、ΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lを、マイコン101から設定するものとして説明したが、該設定E、F、Lは予め定数として設定してもよく、該設定E、F、Lをマイコン101から設定した場合と同様の動作、効果が得られ、マイコンから自由に設定できる場合と比べて回路規模を縮小できる効果も得られる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置の一例の構成を示すブロック図である。
この実施の形態3の半導体装置は、入力アナログデータ信号Aをデジタルデータ信号Bに変換するΔΣ型A/D変換器100と、ΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを積分することによりΔΣ型A/D変換器100の発振状態を検出してΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成する発振検出回路2112と、発振検出条件を設定するマイコン101とを有している。発振検出回路2112は、一定期間内にΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントするカウント回路201と、カウント回路201が出力するカウント値Iと発振閾値設定Fとを比較した結果をカウントして発振検出連続回数設定Mと比較する比較回路2202と、比較回路2202が出力する発振検出信号Jに基づきΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成するリセット生成回路203とを有している。
ここで、ΔΣ型A/D変換器100とマイコン101は、従来の半導体装置におけるものと同一のものである。また、発振検出回路2112内のカウント回路201及びリセット生成回路203は実施の形態1のものと同一のものである。
図7は、図6に示した本発明の実施の形態3に係る半導体装置における発振検出連続回数設定M=2の場合のΔΣ型A/D変換器の発振検出のタイミングチャートである。図7を参照しながら、ΔΣ型A/D変換器の発振状態を検出する動作を説明する。
マイコン101から発振検出回路2112内のカウント回路201に発振検出周期設定Eが設定され、発振検出回路2112内の比較回路2202に発振閾値設定F及び発振検出連続回数設定Mが設定される。カウント回路201において、発振検出回路リセットHを解除してから(タイミングT301)、発振検出周期設定Eの期間毎にΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cがオーバーフロー状態を示した回数を数え、その回数であるカウント値Iを比較回路2202に出力する。カウント値Iは検出タイミング信号Sに基づき発振検出周期設定Eの期間毎にリセットされる(タイミングT302〜T307,T309,T311)。
比較回路2202では、検出タイミング信号Sに基づき発振検出周期設定Eの期間毎に(タイミングT302〜T307,T309,T311)カウント値Iと発振閾値設定Fを比較し、カウント値Iが発振閾値設定Fより大きい場合(タイミングT302,T306,T307)は発振検出連続回数Rをインクリメントし、カウント値Iが発振閾値設定Fより小さい場合(タイミングT303,T304,T305,T309,T311)は発振検出連続回数Rをリセットする。例えば、タイミングT302ではカウント値Iが発振閾値設定Fより大きいため、発振検出連続回数Rは「0」から「1」となるが、次のタイミングT303では、カウント値Iが発振閾値設定Fより小さく、カウント値Iが発振閾値設定Fより大きい場合が連続していないので、発振検出連続回数Rは「1」から「0」にリセットされる。そして、発振検出連続回数Rが発振検出連続回数設定M=2以上になった場合(タイミングT307)発振検出信号Jを“H”にしてリセット生成回路203へ出力する。
リセット生成回路203では、発振検出信号Jが“H”になったら、ΔΣ型A/D変換器100の内部状態をリセットするようにΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成し、ΔΣ型A/D変換器100に出力する。また、ハードリセット信号Kはリセット生成回路203から比較回路2202に入力され、発振検出連続回数Rはハードリセット信号Kにより「2」から「0」にリセットされ、発振検出信号Jもハードリセット信号Kにより“L”に戻り、次の発振検出を待つ。また、ハードリセット信号Kがリセット生成回路203からカウント回路201に入力され、ハードリセット信号Kが解除されると、次の発振検出周期が開始する(タイミングT308)。
なお、発振検出回路2112がΔΣ型A/D変換器100の内部状態をリセットしたことをマイコン101から確認できるように発振検出モニタ信号Gをマイコン101へ出力しておくことが望ましい。発振検出信号Jが“H”になったら(タイミングT307)、発振検出モニタ信号Gを“H”に設定し、マイコン101により発振検出モニタ信号Gを読み出しΔΣ型A/D変換器100の発振状態を確認したら(タイミングT310)、マイコン101から比較回路2202に発振検出モニタ信号用クリア信号Tを出力し発振検出モニタ信号Gを“L”に設定することで、発振検出回路2112がΔΣ型A/D変換器100をリセットしたことを確実に確認できるようにしておく。
また、本実施の形態3では、図6の半導体装置において、オーバーフロー検出回数が閾値以上になる場合が連続したときのみΔΣ型A/D変換器が発振状態であると判断する場合について説明したが、図1に示した半導体装置においても、発振判定回路7がオーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続したときのみΔΣ型変調器が発振状態であると判断するようにしてもよい。その場合、図1の半導体装置のオーバーフロー頻度算出回路6は、オーバーフロー検出信号が連続してオーバーフロー状態を示した回数を数え、その回数であるカウント値をオーバーフロー頻度値として出力し、カウント値はオーバーフロー検出信号がオーバーフロー状態を示していない場合にリセットされる。
以上のように実施の形態3に係る半導体装置は、発振検出周期設定Eの期間内のオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントし、カウント値Iを出力するカウント回路201と、前記カウント値Iと発振閾値設定Fを比較して、発振検出周期設定Eの期間内のオーバーフロー検出回数が閾値以上になる場合が連続する回数が発振検出連続回数設定M以上になった場合にΔΣ型A/D変換器100が発振状態であると判断し、発振検出信号Jを有効にして出力する比較回路2202と、前記発振検出信号Jが入力され、前記ΔΣ型A/D変換器100をリセットするハードリセット信号Kを生成するリセット生成回路203とを有する発振検出回路2112を備えるようにしたので、オーバーフロー検出回数が閾値以上になる場合が連続した場合にのみΔΣ型A/D変換器が発振状態であると判断することにより、ΔΣ型A/D変換器が不用意にリセットされることを防止するという効果がある。
また、この実施の形態3では発振検出条件を自由に変更できるように発振検出条件である発振検出周期設定E、発振閾値設定F、発振検出連続回数設定Mを、マイコン101から設定するものとして説明したが、該設定E、F、Mは予め定数として設定してもよく、該設定E、F、Mをマイコン101から設定した場合と同様の動作、効果が得られ、マイコンから自由に設定できる場合と比べて回路規模を縮小できる効果も得られる。
なお、本実施の形態3は、実施の形態2と同様に、発振検出回路内のカウント回路にΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lを設定して、ΔΣ型A/D変換器が安定するまで待った後の一定期間内のオーバーフロー検出回数を数えるようにすれば、ΔΣ型A/D変換器が不安定な間にΔΣ型A/D変換器がリセットされることを防止するという効果も得られる。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置の一例の構成を示すブロック図である。
この実施の形態4の半導体装置は、入力アナログデータ信号Aをデジタルデータ信号Bに変換するΔΣ型A/D変換器100と、ΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを積分することによりΔΣ型A/D変換器100の発振状態を検出する発振検出回路4112と、発振検出回路4112から出力される発振検出モニタ信号Gを確認してΔΣ型A/D変換器100へΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dを発行するマイコン101とを有している。発振検出回路4112は、一定期間内にΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントするカウント回路4201と、カウント回路4201が出力するカウント値Iと発振閾値設定Fとを比較する比較回路4202とを有している。ここで、カウント回路4201は、発振検出周期設定Eに基づいてオーバーフロー検出のタイミングを示す検出タイミング信号Sを生成する検出タイミング生成回路4201a、及びオーバーフロー検出信号Cの検出回数をカウントするオーバーフローカウント回路4201bを有している。マイコン101から検出タイミング生成回路4201aに発振検出周期設定Eが入力され、検出タイミング生成回路4201aからオーバーフローカウント回路4201b及び比較回路4202に検出タイミング信号Sが出力される。オーバーフローカウント回路4201bはΔΣ型A/D変換器100からオーバーフロー検出信号Cが入力され、検出タイミング信号Sに基づき発振検出周期設定Eの期間内にオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントし、カウント値Iがオーバーフローカウント回路4201bから比較回路4202に出力される。また、比較回路4202は、発振検出信号Jを生成する発振検出信号生成回路4202aと、発振検出モニタ信号Gを生成する発振検出モニタ信号生成回路4202bを有している。発振検出信号生成回路4202aから発振検出モニタ信号生成回路4202bに発振検出信号Jが入力され、発振検出モニタ信号生成回路4202bからマイコン101に発振検出モニタ信号Gが出力される。
なお、ΔΣ型A/D変換器100とマイコン101は、従来の半導体装置におけるものと同一のものである。
図9は、図8に示した本発明の実施の形態4に係る半導体装置におけるΔΣ型A/D変換器の発振検出のタイミングチャートである。図9を参照しながら、ΔΣ型A/D変換器の発振状態を検出する動作を説明する。
マイコン101から発振検出回路4112内のカウント回路4201に発振検出周期設定Eが設定され、発振検出回路4112内の比較回路4202に発振閾値設定Fが設定される。カウント回路4201において、発振検出回路リセットHを解除してから(タイミングT501)、発振検出周期設定Eの期間毎にΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cがオーバーフロー状態を示した回数を数え、その回数であるカウント値Iを比較回路4202に出力する。カウント値Iは検出タイミング信号Sに基づき発振検出周期設定Eの期間毎にリセットされる(タイミングT502,T506,T507,T509〜T511,T515)。また、マイコン101からカウント回路4201へソフトリセット設定Dが入力され、ソフトリセット設定Dが解除されると、次の発振検出周期を開始する(タイミングT505、T514)。
比較回路4202内の発振検出信号生成回路4202aでは、検出タイミング信号Sに基づき発振検出周期設定Eの期間毎(タイミングT502,T506,T507,T509〜T511,T515)にカウント値Iと発振閾値設定Fを比較し、カウント値Iが発振閾値設定Fより大きい場合(タイミングT502,T510)、次の発振検出周期の間発振検出信号Jを“H”に設定する。比較回路4202内の発振検出モニタ信号生成回路4202bでは、発振検出信号Jが“H”になったら発振検出モニタ信号Gを“H”に設定してマイコン101へ出力する。また、マイコン101から比較回路4202へソフトリセット設定Dが入力され、発振検出信号J及び発振検出モニタ信号Gはソフトリセット設定Dにより“L”に戻り、次の発振検出を待つ。
マイコン101は発振検出回路4112から出力される発振検出モニタ信号Gを定期的にモニタし(タイミングT503,T508,T512)、発振検出モニタ信号GがΔΣ型A/D変換器100の発振状態を示した場合(タイミングT503,T512)ΔΣ型A/D変換器100の内部状態をリセットするようにΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dを発行する(タイミングT504,T513)。
ここで、タイミングT502からの発振検出の間に、発振検出周期設定Eの長さの期間が終了する前に、タイミングT503でマイコン101が発振検出モニタ信号GによりΔΣ型A/D変換器100の発振状態を示したことを確認したとき、ΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dがマイコン101から比較回路202に入力され、その時点で発振検出信号J及び発振検出モニタ信号Gは“L”に戻る(タイミングT504)。また上述のように、タイミングT510からの発振検出周期の間、発振検出信号Jは“H”に設定され、タイミングT511で発振検出信号Jは“L”に戻る。タイミングT511からの発振検出の間、発振検出モニタ信号Gはマイコン101により検出されるまで“H”であり、マイコン101により検出された後(タイミングT512)、ΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dにより“L”に設定される(タイミングT513)。
なお、本実施の形態4では、図8の半導体装置において、発振検出モニタ信号に基づいてΔΣ型A/D変換器をリセットするソフトリセット設定をマイコンからΔΣ型A/D変換器に送信する場合について説明したが、図1に示した半導体装置においても、図8の半導体装置と同様に、さらにマイコンを備え、発振検出モニタ信号に基づいてΔΣ型変調器をリセットするソフトリセット設定をマイコンからΔΣ型変調器に送信するようにしてもよい。
以上のように実施の形態4に係る半導体装置は、発振検出周期設定Eの期間内のオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントし、カウント値Iを出力するカウント回路4201と、前記カウント値Iと発振閾値設定Fを比較して、発振検出周期設定Eの期間内のオーバーフロー検出回数が閾値以上の場合にΔΣ型A/D変換器100が発振状態であると判断し、ΔΣ型A/D変換器100が発振状態であることを示す発振検出モニタ信号Gをマイコン101に出力する比較回路4202とを有する発振検出回路4112を備え、前記発振検出モニタ信号Gに基づいて前記ΔΣ型A/D変換器100をリセットするソフトリセット設定Dをマイコン101からΔΣ型A/D変換器100に送信するようにしたので、実施の形態1の効果と同様に、発振状態が継続されている場合のみΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットして、発振状態から正常動作が可能な状態に復帰することができる。
また、この実施の形態4では発振検出条件を自由に変更できるように発振検出条件である発振検出周期設定E、発振閾値設定Fをマイコン101から設定するものとして説明したが、該両設定E、Fは予め定数として設定してもよく、該両設定E、Fをマイコン101から設定した場合と同様の動作、効果が得られ、マイコンから自由に設定できる場合と比べて回路規模を縮小できる効果も得られる。
また、この実施の形態4では、発振検出方法として、実施の形態1と同様に一定期間内のオーバーフロー検出回数が閾値以上の場合にΔΣ型A/D変換器が発振状態であると判断する方法を用いたが、実施の形態4と同様に、連続オーバーフロー検出回数が閾値以上であると検出される場合は、ΔΣ型A/D変換器が発振状態であると判断する方法を用いてもよく、同様の効果が得られる。
更に、実施の形態2と同様に、発振検出回路内のカウント回路にΔΣ型A/D変換器安定待ち設定Lを設定して、ΔΣ型A/D変換器が安定するまで待つことにより、ΔΣ型A/D変換器が不安定な間にΔΣ型A/D変換器がリセットされることを防止するという効果も得られる。
また、実施の形態3と同様にオーバーフロー検出回数が閾値以上になる場合が連続した場合にのみΔΣ型A/D変換器が発振状態であると判断することにより、ΔΣ型A/D変換器が不用意にリセットされることを防止するという効果も得られる。
(実施の形態5)
図10は、本発明の実施の形態5に係る半導体装置の一例の構成を示すブロック図である。
この実施の形態5の半導体装置は、入力アナログデータ信号Aをデジタルデータ信号Bに変換するΔΣ型A/D変換器100と、ΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントすることによりΔΣ型A/D変換器100の発振状態を検出してΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成する発振検出回路112と、発振検出回路112から出力される発振検出モニタ信号Gを確認してΔΣ型A/D変換器100へΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dを発行するマイコン101と、マイコン101が発行するΔΣ型A/D変換器用ハードリセット有効設定Nに基づいてΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号KとΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dを切り替えるリセット選択回路113とを有している。発振検出回路112は、ΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントするカウント回路201と、カウント回路201が出力する検出タイミング信号Sに基づき、カウント回路201が出力するカウント値Iと発振閾値設定Fとを比較する比較回路202と、比較回路202が出力する発振検出信号JからΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを生成するリセット生成回路203とを有している。
ここで、ΔΣ型A/D変換器100とマイコン101は、従来の半導体装置におけるものと同一のものである。また、本実施の形態5の発振検出回路112は実施の形態1のものと同一のものとする。なお、本実施の形態5では、発振検出回路は実施の形態1のものと同一のものとしたが、実施の形態2または3と同一のものを用いるようにしてもよい。
次に動作について説明する。なお、実施の形態1と同様の動作についてはその説明を省略する。
まず、マイコン101からのハードリセット有効設定Nによって、あらかじめハードリセット信号K、またはソフトリセット設定Dのいずれを用いるかを決定する。
リセット選択回路113は、マイコン101が発行するΔΣ型A/D変換器用ハードリセット有効設定Nに基づいて、実施の形態1ないし3のようにハードリセット信号Kを用いて発振検出回路112がΔΣ型A/D変換器100をリセットするか、または実施の形態4のようにソフトリセット設定Dを用いてマイコン101がΔΣ型A/D変換器100をリセットするかを切り替え、ΔΣ型A/D変換器100へΔΣ型A/D変換器リセット信号Oを出力する。
また、ΔΣ型A/D変換器リセット信号Oはリセット選択回路113から比較回路202に入力され、発振検出信号JはΔΣ型A/D変換器リセット信号Oにより“L”に戻る。また、ΔΣ型A/D変換器リセット信号Oがリセット選択回路113からカウント回路201に入力され、ΔΣ型A/D変換器リセット信号Oが解除されると、次の発振検出周期が開始する。
発振検出回路112がΔΣ型A/D変換器100をリセットする場合、発振状態を検出すると自動的にΔΣ型A/D変換器100の内部状態をリセットするため、マイコン101が頻繁にΔΣ型A/D変換器100の発振状態を確認しなくても良いという効果があるが、発振検出回路112がΔΣ型A/D変換器100をリセットしたことが外部から確認できる構造になっていない場合は、頻繁にΔΣ型A/D変換器100が発振状態を起こしていて、本来は発振検出条件やΔΣ型A/D変換器100の前段の入力などを考慮する必要があっても、ΔΣ型A/D変換器100をリセットし続けることで動作を続けてしまう場合があるという問題がある。一方マイコン101がΔΣ型A/D変換器100をリセットする場合は、必ずマイコン101において発振検出モニタ信号Gを確認しているため、上記のような問題は起こらないが、頻繁にマイコン101が発振検出モニタ信号Gを確認する必要があるため、マイコン101の処理に負担がかかる。このように、発振検出回路112がΔΣ型A/D変換器100をリセットする場合と、マイコン101がΔΣ型A/D変換器100をリセットする場合とで、両者で異なる効果があることを考慮して、半導体装置の使用条件により、ΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号KとΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dを切り替える。
なお、本実施の形態5では、図10の半導体装置において、リセット選択回路により、ΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号KとΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dを切り替えることができる場合について説明したが、図1の半導体装置においても、さらにマイコンとリセット選択回路を備え、図10の半導体装置と同様に、リセット選択回路により、ΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号KとΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dを切り替えることができるようにしてもよい。
以上説明したように、実施の形態5に係る半導体装置は、リセット選択回路113により、ΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号KとΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定Dを切り替えることができるようにすることで、発振検出回路112がΔΣ型A/D変換器100をリセットする場合と、マイコン101がΔΣ型A/D変換器100をリセットする場合を半導体装置の使用条件により選択して、ΔΣ型A/D変換器100の内部状態をリセットすることにより、適切にΔΣ型A/D変換器100の発振状態を復帰させることができるという効果がある。
また、本実施の形態5によれば、発振検出回路112内のリセット生成回路203またはマイコンからのΔΣ型A/D変換器ソフトリセットコマンドのどちらかが正常に動作しない場合に正常に動作するリセットを選択できるというフェイルセーフの効果もある。
なお、この実施の形態5では、ΔΣ型A/D変換器100の発振状態を検出する発振検出回路として、実施の形態1と同一の発振検出回路112を用いる場合について説明したが、実施の形態2と同様にΔΣ型A/D変換器が安定するまで待った後にオーバーフロー検出回数が閾値以上である場合に発振状態であると判断する発振検出回路1112を用いる場合、または実施の形態3と同様に発振検出連続回数が発振検出連続設定回数以上である場合に発振状態であると判断する発振検出回路2112を用いる場合でも同様の効果が得られる。
(実施の形態6)
図11は、本発明の実施の形態6に係る半導体システムの構成を示すブロック図である。図11中の1〜14は、図1中の1〜14と同じであるので説明を省略する。実施の形態6に係る半導体システムは、図1に示した実施の形態1に係る半導体装置に、信号処理回路16をさらに備えたものである。
図11において、16は、ΔΣ型変調器13が出力するデータ信号を信号処理する信号処理回路である。発振判定回路7によりΔΣ型変調器13が発振状態であると判定されると、前記信号処理回路16でフェードアウト処理を行うことでΔΣ型変調器13がリセットされることによるデータの不連続が後段の信号処理に与える影響を小さくする。また、発振が収まった後、信号処理回路16はフェードイン処理を行うことで、ΔΣ型変調器13がリセットされることによるデータの不連続が後段の信号処理に与える影響を小さくする。
なお、発振判定回路7によりΔΣ型変調器13が発振と判定されたとき、前記信号処理回路16で、外部へのデータの出力をオフにする処理を行うようにしてもよく、ΔΣ型変調器13がリセットされることによるデータの不連続が後段の信号処理に与える影響を小さくする。
以下、構成及び動作を詳細に説明する。
ここで、本実施の形態6の半導体システムの一例として、図1の、オーバーフロー頻度算出回路5としてカウント回路、発振判定回路7として比較回路、発振停止回路8としてリセット生成回路、ΔΣ型変調器13としてΔΣ型A/D変換器を用いる場合について説明する。
図12は、本発明の実施の形態6に係る半導体システムの一例の構成を示すブロック図である。
この実施の形態6の半導体システムは、入力アナログデータ信号Aをデジタルデータ信号Bに変換するΔΣ型A/D変換器100と、ΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントすることによりΔΣ型A/D変換器100の発振状態を検出する発振検出回路112と、発振検出回路112から出力される発振検出モニタ信号Gを確認するマイコン101とよりなる半導体装置と、ΔΣ型A/D変換器100が出力するデジタルデータ信号Bを信号処理する信号処理回路114とからなる。
この実施の形態6のΔΣ型A/D変換器100とマイコン101は、従来の半導体装置におけるものと同一のものである。また、本実施の形態6の発振検出回路112は、実施の形態1のものと同一のものとする。実施の形態1と異なるのは、発振検出回路112が出力するΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号KをΔΣ型A/D変換器100の他に信号処理回路114にも入力していることである。なお、本実施の形態6は、発振検出回路は実施の形態1のものと同一のものとしたが、実施の形態2ないし5と同一のものを用いるようにしてもよい。
次に動作について説明する。なお、実施の形態1と同様の動作についてはその説明を省略する。
図13は、図12に示した本発明の実施の形態6に係る半導体システムにおけるΔΣ型A/D変換器の発振状態と信号処理のタイミングチャートである。
本発明の実施の形態6に係る半導体システムは、実施の形態1に示されるように、発振検出回路112により、発振検出周期設定Eの期間内のオーバーフロー検出回数が発振閾値設定F以上の場合に、ΔΣ型A/D変換器100が発振状態であると判断して、ΔΣ型A/D変換器100の発振状態を検出し、ΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号KをΔΣ型A/D変換器100と信号処理回路114に入力する。
ΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kにより、ΔΣ型A/D変換器100がリセットされたとき、図13に示すように、ΔΣ型A/D変換器100から出力されるデジタルデータ信号Bにデータの不連続が発生する。ここで、ΔΣ型A/D変換器100から信号処理回路114にデジタルデータ信号Bが入力され、デジタルデータ信号Bが処理されるときに、通常、信号処理回路114内で信号処理遅延が生じる。
信号処理回路114がフェードアウト処理をしない場合、ΔΣ型A/D変換器100が発振状態になると(タイミングT701)、信号処理回路114での信号処理遅延分だけ遅れたタイミングT702において、信号処理回路114の出力QにΔΣ型A/D変換器がリセットされることによるデータの不連続が発生する。このデータの不連続を防ぐため、信号処理回路114においてΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを確認して、ΔΣ型A/D変換器100がリセットされることを確認したら(タイミングT701)、信号処理回路114はフェードアウト処理を行い、データの不連続が発生するタイミングT702までに徐々にデータをミュートする。
このとき、図13のタイミングT701からT702の間の信号処理遅延の期間を利用して、信号処理回路114においてデジタルデータ信号Bのデータをフェードアウト処理して出力Q'を行うことにより、ΔΣ型A/D変換器100のリセットによるデータの不連続の外部への影響を小さくし、データの不連続による違和感を小さくすることができる。
以上のように実施の形態6に係る半導体システムは、半導体装置内の発振検出回路112から入力されるΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号Kを確認して、ΔΣ型A/D変換器100がリセットされることを確認したらデータのフェードアウト処理を行う信号処理回路114を備えるようにしたので、実施の形態1と同様に、発振状態が継続されている場合のみΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットするようにし、発振状態から適切に正常動作が可能な状態に復帰することができ、また、マイコンが頻繁にΔΣ型A/D変換器の発振状態を確認してΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットしなくても良く、マイコンの負担を軽減できるという効果がある。
また、本実施の形態6によれば、半導体装置内の発振検出回路から信号処理回路にハードリセット信号が入力されるようにしたので、ΔΣ型A/D変換器がリセットされることにより生じるデータの不連続を想定し、ΔΣ型A/D変換器100の後段の信号処理回路において、外部に不連続なデータを出力する前にフェードアウト処理を行うことで、外部への影響を小さくできる、という効果がある。
なお、この実施の形態6では、実施の形態1のように一定期間内のオーバーフロー検出回数が閾値以上である場合に発振状態であると判断する発振検出方法を用いる場合について記載したが、実施の形態2のようにΔΣ型A/D変換器が安定するまで待った後のオーバーフロー検出回数が閾値以上である場合に発振状態であると判断する発振検出方法、実施の形態3のように発振検出連続回数が発振検出連続設定回数以上である場合に発振状態であると判断する発振検出方法を用いる場合も、ΔΣ型A/D変換器がリセットされることにより生じるデータの不連続を想定し、ΔΣ型A/D変換器の後段の信号処理回路において、外部に不連続なデータを出力する前にフェードアウト処理を行うことで、外部への影響を小さくできる、という効果がある。
また、実施の形態4のように、ΔΣ型A/D変換器の発振状態を検出し、マイコンからのΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定により、ΔΣ型A/D変換器をリセットする発振検出方法、及び実施の形態5のように、ΔΣ型A/D変換器の発振状態を検出し、発振検出回路からのハードリセット信号と、マイコンからのΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定を切り替えて出力されるΔΣ型A/D変換器リセット信号により、ΔΣ型A/D変換器をリセットする発振検出方法を用いる場合も、ΔΣ型A/D変換器がリセットされることにより生じるデータの不連続を想定し、ΔΣ型A/D変換器の後段の信号処理回路において、外部に不連続なデータを出力する前にフェードアウト処理を行うことで、外部への影響を小さくできる、という効果がある。
また、本実施の形態6によれば、発振が収まった後、信号処理回路16によりΔΣ型変調器の出力信号に対しフェードイン処理を行うことによって、ΔΣ型変調器13がリセットされることによるデータの不連続が後段の信号処理に与える影響を小さくするという効果がある。
(実施の形態7)
図14は、本発明の実施の形態7に係る半導体システムの構成を示すブロック図である。図14中の1〜14は、図1中の1〜14と同じであるので説明を省略する。実施の形態7に係る半導体システムは、図1に示した実施の形態1に係る半導体装置に、入力振幅制限回路17をさらに備えたものである。
図14において、17は、ΔΣ型変調器13が発振しないように入力振幅を調整して入力データ信号をΔΣ型変調器13へ出力する入力振幅制限回路である。発振判定回路7によりΔΣ型変調器13が発振状態であると判定されると、前記入力振幅制限回路17は入力振幅を小さくしてデータを出力する。ΔΣ型変調器13が発振したということは、入力信号が大きく発振しやすい状態になっている場合があるので、入力振幅を小さくすることにより、発振が収まった後、ΔΣ型変調器13が再びすぐ発振することを防ぐ。
以下、構成及び動作を詳細に説明する。
ここで、本実施の形態7の半導体システムの一例として、図1の、オーバーフロー頻度算出回路5としてカウント回路、発振判定回路7として比較回路、発振停止回路8としてリセット生成回路、ΔΣ型変換器13としてΔΣ型A/D変換器を用いる場合について説明する。
図15は、本発明の実施の形態7に係る半導体システムの一例の構成を示すブロック図である。
この実施の形態7の半導体システムは、入力アナログデータ信号Aをデジタルデータ信号Bに変換するΔΣ型A/D変換器100と、ΔΣ型A/D変換器100が出力するオーバーフロー検出信号Cを検出する回数をカウントすることによりΔΣ型A/D変換器100の発振状態を検出する発振検出回路112と、発振検出回路112から出力される発振検出モニタ信号Gを確認して入力振幅制限回路115にΔΣ型A/D変換器発振確認コマンドPを発行するマイコン101とよりなる半導体装置と、ΔΣ型A/D変換器100が発振しないように入力振幅を調整して入力アナログデータ信号AをΔΣ型A/D変換器100へ出力する入力振幅制限回路115とからなる。
この実施の形態7のΔΣ型A/D変換器100とマイコン101は、従来の半導体装置におけるものと同一のものである。また、発振検出回路112は、実施の形態1のものと同一のものである。実施の形態1と異なるのは、マイコン101から入力振幅制限回路115にΣ型A/D変換器の発振確認コマンドPを送信し、入力振幅制限回路115により入力振幅を調整して入力アナログデータAをΔΣ型A/D変換器100に入力していることである。なお、本実施の形態7では、発振検出回路は実施の形態1のものと同一のものとしたが、実施の形態2ないし5と同一のものを用いるようにしてもよい。
次に動作について説明する。なお、実施の形態1と同様の動作についてはその説明を省略する。
本発明の実施の形態7に係る半導体装置は、実施の形態1に示されるように、発振検出回路112により、発振検出周期設定Eの期間内のオーバーフロー検出回数が発振閾値設定F以上の場合に、ΔΣ型A/D変換器100が発振状態であると判断して、ΔΣ型A/D変換器100の発振状態を検出する。マイコン101は、発振検出回路112内の比較回路202からの発振検出モニタ信号Gを確認してΔΣ型A/D変換器100が発振状態である場合は、入力振幅制限回路115にΔΣ型A/D変換器の発振確認コマンドPを送信して、ΔΣ型A/D変換器100の発振状態を知らせる。入力振幅制限回路115は、ΔΣ型A/D変換器100が発振している場合は、入力アナログデータAがΔΣ型A/D発振器100の許容範囲を超えていると判断し、ゲインを小さくして入力アナログデータAをΔΣ型A/D変換器100に出力することで、ΔΣ型A/D変換器100の許容範囲内にして、ΔΣ型A/D変換器100が発振しにくくする。
以上のように実施の形態7に係る半導体システムは、半導体装置内のマイコン101が発振検出モニタ信号Gを確認して、ΔΣ型A/D変換器100が発振状態であることを示した場合に、マイコン101から入力振幅制限回路115にΔΣ型A/D変換器の発振確認コマンドPを送信し、前記入力振幅制限回路115は、前記ΔΣ型A/D変換器100が発振状態である場合はデータの入力振幅を小さくしてデータを出力するようにしたので、実施の形態1と同様に、発振状態が継続されている場合のみΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットするようにし、発振状態から適切に正常動作が可能な状態に復帰することができ、また、マイコンが頻繁にΔΣ型A/D変換器の発振状態を確認してΔΣ型A/D変換器の内部状態をリセットしなくても良く、マイコンの負担を軽減できるという効果がある。
また、本実施の形態7によれば、ΔΣ型A/D変換器の発振が検出された場合にΔΣ型A/D変換器の入力ゲインを小さくすることでΔΣ型A/D変換器が発振しにくいシステムを実現できる。
なお、この実施の形態7では、実施の形態1のように一定期間内のオーバーフロー検出回数が閾値以上である場合に発振状態であると判断する発振検出方法を用いる場合について記載したが、実施の形態2のようにΔΣ型A/D変換器が安定するまで待った後のオーバーフロー検出回数が閾値以上である場合に発振状態であると判断する発振検出方法、実施の形態3のように発振検出連続回数が発振検出連続設定回数以上である場合に発振状態であると判断する発振検出方法を用いてΔΣ型A/D変換器の発振が検出された場合にも、入力振幅制限回路によりΔΣ型A/D変換器の入力ゲインを小さくすることでΔΣ型A/D変換器が発振しにくいシステムを実現できる。
また、実施の形態4のように、ΔΣ型A/D変換器の発振状態を検出し、マイコンからのΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定により、ΔΣ型A/D変換器をリセットする発振検出方法、及び実施の形態5のように、ΔΣ型A/D変換器の発振状態を検出し、発振検出回路からのハードリセット信号と、マイコンからのΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定を切り替えて出力されるΔΣ型A/D変換器リセット信号により、ΔΣ型A/D変換器をリセットする発振検出方法を用いてΔΣ型A/D変換器の発振が検出された場合に入力振幅制限回路によりΔΣ型A/D変換器の入力ゲインを小さくすることでΔΣ型A/D変換器が発振しにくいシステムを実現できる。
(実施の形態8)
図16は、本発明の実施の形態8に係る半導体システムの構成を示すブロック図である。ここで、図16中の1〜6,9〜14は図1中の1〜6,9〜14と同じ、図16中の17は図14中の17と同じであるので説明を省略する。実施の形態8に係る半導体システムは、図1に示した実施の形態1に係る半導体装置に、入力振幅制限回路17をさらに備え、また、図1の発振判定回路7及び発振停止回路8の代わりに発振間際判定回路18を備えたものである。
図16において、18は、オーバーフロー頻度値と基準値を比較し、ΔΣ型変調器13が発振間際の状態であるかを判定する発振間際判定回路である。
ここで、オーバーフロー検出回路5において、入力信号と基準値を比較する際に、オーバーフロー検出回路5内の基準値を、通常の発振検出時の基準値と比較して、発振が検出されない時の基準値の範囲内になるよう変更する。これにより、オーバーフロー検出回路5は、ΔΣ型変調器13が発振する前であっても、発振しそうになるとオーバーフロー検出信号をオーバーフロー頻度算出回路6に出力し、発振間際判定回路18によりオーバーフロー頻度値と基準値を比較し、発振間際と判断される。発振間際判定回路18により発振間際と判断されると、発振間際判定信号が発振間際判定回路18から入力振幅制限回路17に出力され、入力振幅制限回路17によりアナログ入力信号の入力振幅を小さくし、ΔΣ型変調器13の発振を回避することが出来る。
発振間際を検出するには、上記のようにオーバーフロー検出回路5において、アナログ入力信号と比較する基準値を変更しても良いが、オーバーフロー検出回路5内の基準値を変更せずに、発振間際判定回路18において発振を判定する基準値を下げて発振間際を検出することも出来る。ΔΣ型変調器13が発振し始めた時は、オーバーフロー頻度算出回路6からのオーバーフロー頻度値の出力が少なく、徐々にオーバーフロー頻度値の出力が多くなるが、例えば、発振間際判定回路18の基準値を50回から30回に変更することにより、ΔΣ型変換器13が発振する前であっても発振しそうになると、発振間際判定回路18により、発振間際であると判定することができる。
なお、例えば、さらにマイコンを備え、マイコンからの指示により、発振間際判定回路18の基準値、及びオーバーフロー検出回路5の基準値を変更するようにしてもよい。
以上のように実施の形態8に係る半導体システムは、オーバーフロー頻度値に基づき、ΔΣ型変調器13が発振間際の状態であるかを判定する発振間際判定回路18を備え、前記オーバーフロー検出回路5の所定の値を、発振が検出されないときの基準値の範囲内の値に変更し、前記オーバーフロー検出回路5によりΔΣ型変調器13の積分器の出力と前記変更した所定の値とを比較し出力されたオーバーフロー検出信号に基づき、前記オーバーフロー頻度算出回路6によりオーバーフロー頻度値を算出し、前記発振間際判定回路18によりΔΣ型変調器13の発振間際の状態を検出するようにしたので、ΔΣ型変調器が発振した後に入力制限した場合はリセットは必要であるのに対し、ΔΣ型変調器が発振間際の状態であることを判定したときにΔΣ型変調器の入力制限して発振を回避することによりリセットする必要がないという効果がある。また、ΔΣ型変調器が発振間際の状態であることを検出し、ΔΣ型変調器の発振を回避することで、発振状態の不快感、例えば、ラジオの場合の雑音を回避することができる。
(実施の形態9)
図17は、本発明の実施の形態9に係る半導体システムの構成を示すブロック図である。ここで、図17中の1〜6、9〜14は図1中の1〜6、9〜14と同じ、図17中の16は図11中の16と同じ、図17中の18は図16中の18と同じであるので説明を省略する。実施の形態9に係る半導体システムは、図1に示した実施の形態1に係る半導体装置に、信号処理回路16をさらに備え、また、図1の発振判定回路7及び発振停止回路8の代わりに発振間際判定回路18を備えたものである。
図17において、発振間際判定回路18により発振間際であることが判定されると、発振間際判定信号が、信号処理回路16に出力される。
オーバーフロー検出回路5において、アナログ入力信号と基準値を比較する際に、オーバーフロー検出回路5内の基準値を、通常の発振検出時の基準値と比較して、発振が検出されない時の基準値の範囲内になるよう変更する。これにより、オーバーフロー検出回路5は、ΔΣ型変調器13が発振する前であっても、発振しそうになるとオーバーフロー検出信号をオーバーフロー頻度算出回路6に出力し、発振間際判定回路18によりオーバーフロー頻度値と基準値を比較し、発振間際と判定される。発振間際判定回路18により発振間際と判断されると、発振間際判定信号が発振間際判定回路18から信号処理回路16に出力され、信号処理回路16によりΔΣ型変調器13の出力信号に対しフェードアウト処理を行うことで、ΔΣ型変調器13が発振することによるデータの不連続が後段の信号処理に与える影響を小さくする。
発振間際を検出するには、上記のようにオーバーフロー検出回路5において、入力信号と比較する基準値を変更しても良いが、オーバーフロー検出回路5内の基準値を変更せずに、発振間際判定回路18において発振を判定する基準値を下げて発振間際を検出することも出来る。
なお、図17の半導体システムにおいて、発振停止回路8をさらに備え、発振間際判定回路18からの発振間際判定信号が発振停止回路8に出力されたとき、ΔΣ型変調器13の発振間際の状態を抑えるようにしてもよい。
また、例えば、図17の半導体システムにさらにマイコンを備え、マイコンからの指示により、発振間際判定回路18の基準値、及びオーバーフロー検出回路5の基準値を変更するようにしてもよい。
以上のように実施の形態9に係る半導体システムは、オーバーフロー頻度値に基づき、ΔΣ型変調器13が発振間際の状態であるかを判定する発振間際判定手段を備え、前記オーバーフロー検出回路5の所定の値を、発振が検出されないときの基準値の範囲内の値に変更し、前記オーバーフロー検出回路5によりΔΣ型変調器13の積分器の出力と前記変更した所定の値とを比較し出力されたオーバーフロー検出信号に基づき、前記オーバーフロー頻度算出回路6によりオーバーフロー頻度値を算出し、前記発振間際判定回路18によりΔΣ型変調器13の発振間際の状態を検出し、発振間際の状態であると判定された場合、信号処理回路16によりΔΣ型変調器13の出力をフェードアウト処理するようにしたので、実施の形態6の効果と同様に、後段の信号処理に対する発振の影響を小さくすることができるという効果がある。また、この実施の形態9ではΔΣ型変調器13の発振間際の状態を検出しているため、発振を検出してからフェードアウト処理する場合と比較して、信号処理回路16内の信号処理遅延が小さい場合でも後段の信号処理に対する発振の影響を小さくすることができるという効果がある。
(実施の形態10)
図18は、本発明の実施の形態10に係る半導体装置の構成を示すブロック図である。ここで、図18中の1〜4,6〜14は図1中の1〜4,6〜14と同じであるので説明を省略する。実施の形態10に係る半導体装置は、図1に示した実施の形態1に係る半導体装置の量子化回路9の出力が、オーバーフロー検出回路5に入力するようにしたものである。
図18において、オーバーフロー検出回路5は、量子化回路9がマルチビットの際、量子化回路9の出力を所定の値と比較することにより、量子化回路9の出力が所定の値を超えた場合オーバーフロー検出信号としてオーバーフロー状態を示した状態を出力する。例えば、量子化回路9が3ビットの比較器から構成される場合、量子化回路9のデジタル出力は0〜7であり、オーバーフロー検出回路5は、オーバーフロー検出回路5内の基準値を6としたときに、量子化回路9のデジタル出力が6以上のときをオーバーフローとして検出することができる。
実施の形態1の図1に示した半導体装置では、オーバーフロー検出回路5は、ΔΣ型変調器13の積分器2〜4の出力のアナログ信号の電圧を基準値と比較することにより、オーバーフロー検出を行っていたが、実施の形態10の図18に示した半導体装置では、量子化回路9の出力のデジタル信号を基準値と比較しており、実施の形態10では、量子化回路9の出力でオーバーフロー状態を判断することにより、オーバーフロー検出回路5の構成を簡単にすることが出来る。
以上のように実施の形態10に係る半導体装置は、オーバーフロー検出回路5が、ΔΣ型変調器13の出力信号がマルチビットの際、前記ΔΣ型変調器13の量子化回路9の出力信号を所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力するようにしたので、オーバーフロー検出回路5の面積や消費電力を削減することができ、また、オーバーフロー検出回路5の設計の際の手間を省くことができるという効果がある。
本発明に係る半導体装置及び半導体システムは、ラジオ受信をデジタル処理する無線受信装置などに適用できるものである。
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置のブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の一例のブロック図である。 図3は、図2に示した本発明の実施の形態1に係る半導体装置のタイミングチャートである。 図4は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置の一例のブロック図である。 図5は、図4に示した本発明の実施の形態2に係る半導体装置のタイミングチャートである。 図6は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置の一例のブロック図である。 図7は、図6に示した本発明の実施の形態3に係る半導体装置のタイミングチャートである。 図8は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置の一例のブロック図である。 図9は、図8に示した本発明の実施の形態4に係る半導体装置のタイミングチャートである。 図10は、本発明の実施の形態5に係る半導体装置の一例のブロック図である。 図11は、本発明の実施の形態5に係る半導体装置のブロック図である。 図12は、本発明の実施の形態6に係る半導体システムの一例のブロック図である。 図13は、図12に示した本発明の実施の形態6に係る半導体システムのタイミングチャートである。 図14は、本発明の実施の形態7に係る半導体システムのブロック図である。 図15は、本発明の実施の形態7に係る半導体システムの一例のブロック図である。 図16は、本発明の実施の形態8に係る半導体システムのブロック図である。 図17は、本発明の実施の形態9に係る半導体システムのブロック図である。 図18は、本発明の実施の形態10に係る半導体装置のブロック図である。 図19は、従来の半導体装置のブロック図である。
符号の説明
1 入力端子
2,3,4 積分器
5 オーバーフロー検出回路
6 オーバーフロー頻度検出回路
7 発振判定回路
8 発振停止回路
9 量子化回路
10,11,12 演算器
13 ΔΣ型変調器
14 出力端子
16 信号処理回路
17 入力振幅制限回路
18 発振間際判定回路
100 ΔΣ型A/D変換器
101 マイコン
112,1112,2112,3112,4112 発振検出回路
113 リセット選択回路
114 信号処理回路
115 入力振幅制限回路
201,1201,3201,4201 カウント回路
202,2202,3202,4202 比較回路
203 リセット生成回路
201a,1201a,4201a 検出タイミング生成回路
201b,1201b,4201b オーバーフローカウント回路
4202a 発振検出信号生成回路
4202b 発振検出モニタ信号生成回路
A 入力アナログデータ信号
B デジタルデータ信号
C オーバーフロー検出信号
D ΔΣ型A/D変換器ソフトリセット設定
E 発振検出周期設定
F 発振閾値設定
G 発振検出モニタ信号
H 発振検出回路リセット信号
I オーバーフローカウンタ
J 発振検出信号
K ΔΣ型A/D変換器ハードリセット信号
L ΔΣ型A/D変換器安定待ち設定
M 発振検出連続回数設定
N ΔΣ型A/D変換器ハードリセット有効設定
O ΔΣ型A/D変換器リセット信号
P ΔΣ型A/D変換器発振確認コマンド
Q 信号処理部出力
R 発振検出連続回数
S 検出タイミング信号
T 発振検出モニタ信号用クリア信号

Claims (40)

  1. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定する、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定する、
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定する、
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定する、
    ことを特徴とする半導体装置。
  5. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  6. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  7. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  8. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  9. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  10. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  11. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  12. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記オーバーフロー検出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー検出信号を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  13. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  14. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  15. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  16. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  17. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  18. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  19. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  20. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、オーバーフロー頻度値を出力しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  21. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  22. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しない、
    ことを特徴とする半導体装置
  23. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しない、
    ことを特徴とする半導体装置
  24. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しない、
    ことを特徴とする半導体装置
  25. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しない、
    ことを特徴とする半導体装置
  26. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  27. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  28. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記発振判定回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、ΔΣ型変調器が発振状態であると判定しない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  29. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  30. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  31. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  32. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、D/A変換器からなり、
    前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  33. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  34. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  35. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  36. 積分器の出力信号を量子化する量子化器を有するΔΣ型変調器と、
    ΔΣ型変調器の少なくともいずれか1箇所の積分器の出力と可変である所定の値とを比較しオーバーフロー検出信号を出力するオーバーフロー検出回路と、
    前記オーバーフロー検出信号に基づき、前記積分器の出力が正常範囲外となる頻度であるオーバーフロー頻度値を算出し、該オーバーフロー頻度値を出力するオーバーフロー頻度算出回路と、
    前記オーバーフロー頻度値に基づき、前記ΔΣ型変調器が発振状態であるかを判定する発振判定回路と、
    前記発振判定回路により前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の発振を収める発振停止回路と、を備え、
    前記オーバーフロー検出回路は、前記ΔΣ型変調器の量子化器の複数ビットの出力信号を可変である所定の値と比較し、オーバーフロー検出信号を出力し、
    前記オーバーフロー頻度算出回路は、オーバーフロー検出信号を積分し、オーバーフロー頻度値を出力し、
    前記発振判定回路は、前記オーバーフロー頻度値と閾値を比較して、オーバーフロー頻度値が閾値以上になる場合が連続する回数が規定回数以上になった場合に、前記ΔΣ型変調器が発振状態であると判定し、
    前記ΔΣ型変調器は、A/D変換器からなり、
    前記発振停止回路は、起動直後または発振を収めた後、ΔΣ型変調器が安定になるまで、発振を収めない、
    ことを特徴とする半導体装置。
  37. 請求項5〜36のいずれかに記載の半導体装置を有する半導体システムにおいて、
    前記半導体装置から出力されるデータを処理する信号処理回路をさらに備え、
    前記信号処理回路は、前記発振判定回路によりΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の出力を調整し、該出力をフェードアウトまたはオフする、
    ことを特徴とする半導体システム。
  38. 請求項5〜36のいずれかに記載の半導体装置を有する半導体システムにおいて、
    前記半導体装置内のΔΣ型変調器に、入力振幅を調整してデータを出力する入力振幅制限回路をさらに備え、
    前記入力振幅制限回路は、前記発振判定回路によりΔΣ型変調器が発振状態であると判定された場合、前記ΔΣ型変調器の入力振幅を調整する、
    ことを特徴とする半導体システム。
  39. 請求項37または38のいずれかに記載の半導体システムにおいて、
    オーバーフロー頻度値に基づき、ΔΣ型変調器が発振間際の状態であるかを判定する発振間際判定回路を備え、
    前記オーバーフロー検出回路の所定の値を、発振が検出されないときの基準値の範囲内の値に変更し、前記オーバーフロー検出回路によりΔΣ型変調器の積分器の出力と前記変更した所定の値とを比較し出力されたオーバーフロー検出信号に基づき、前記オーバーフロー頻度算出回路によりオーバーフロー頻度値を算出し、前記発振間際判定回路によりΔΣ型変調器の発振間際の状態を検出する、
    ことを特徴とする半導体システム。
  40. 請求項37または38のいずれかに記載の半導体システムにおいて、
    オーバーフロー頻度値に基づき、ΔΣ型変調器が発振間際の状態であるかを判定する発振間際判定回路を備え、
    前記発振間際判定回路の判定基準値を、発振が検出されないときの基準値の範囲内の値に変更し、前記発振間際判定回路により、オーバーフロー頻度値と前記変更した判定基準値を比較し、ΔΣ型変調器の発振間際の状態を検出する、
    ことを特徴とする半導体システム。
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