JP4678739B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技に対する演出の態様を、設定値と関係付けられた確率で変更するように構成された遊技機に関する。
スロットマシンに代表される遊技機は、遊技者の操作により所定の図柄を揃えることで遊技媒体(遊技メダル等)を獲得する遊技を提供するとともに、画像表示装置や演出用ランプ等による画像や光を用いた視覚効果や、音楽、音声、効果音等の音響効果を用いて遊技に沿った演出が行われるように構成されている。このようなスロットマシンにおいては、通常の遊技よりも遊技媒体の獲得量が多くなる特別遊技(例えば、「ビックボーナス」と呼ばれる遊技)が設けられており、この特別遊技に入賞すると、所定の条件を満たすまで遊技者にとって有利な遊技を行うことができる。ここで、このような特別遊技において、遊技が単調とならないよう、遊技者のリールの停止操作に応じて所定の情報が含まれる演出を行うように構成された遊技機がある。例えば、特別遊技中に入賞可能な小役の当選確率を、この遊技機に予め設定された設定値に対応させることにより、遊技者がこの小役を目押しして入賞させることで、その入賞確率から当該遊技機の設定値を推測可能に構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−323418号公報
しかしながら、このような特別遊技において、その遊技機の設定値に応じて小役の入賞確率を変化させると、この特別遊技における獲得可能な遊技媒体の量に影響してしまい、公平性を保つことができないという課題があった。また、遊技の制御において、設定に応じた役抽選テーブルを個別に設けなければならないという課題もあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、特別遊技における公平性を担保しつつ、遊技者に対して、設定値に関する情報を含む演出を行うように構成された遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る遊技機(例えば、実施形態におけるスロットマシン1)は、遊技者が操作を行う操作手段と、図柄を変動させて表示させる図柄表示手段と、操作手段からの入力に応じて、図柄表示手段により表示される図柄を変動及び停止させ、役に対応する図柄の組み合わせが有効ラインに停止したときは、当該役に応じた数の遊技媒体の払い出しを含む利益を与える遊技を制御するメイン制御手段と、このメイン制御手段による遊技の結果に応じて、当該遊技に対する演出を制御するサブ制御手段と、メイン制御手段で制御される遊技における払出し率を決定するための設定値を設定する設定値設定手段と、を有し、さらに、サブ制御手段が、演出の選択確率を設定値に対応させて定めた演出抽選テーブルを記憶する演出抽選テーブル記憶手段と、この演出抽選テーブルを用いて演出の抽選を行う演出抽選手段と、を有して構成される。そして、サブ制御手段が、遊技において、予め設定された演出抽選役に対応する図柄の組み合わせが有効ラインに停止して、設定値予告演出抽選状態になったと判断されたときに、演出抽選手段により抽選を行い、当該抽選の結果に応じて演出の態様を変更させるように構成される。また、メイン制御手段は、第1小役及びこの第1小役よりも払い出し枚数が少なく、且つ、1回の遊技に対してベットする遊技媒体の数よりも多い払い出し枚数が設定された第2小役を含む役を入賞可能な状態にするとともに、特別遊技中の最後の遊技より前に、第2小役を入賞させることにより、当該特別遊技において獲得できる遊技媒体の枚数を特別遊技中に第2小役を一度も入賞させないときよりも多くなるように制御するように構成される。また、メイン制御手段は、遊技において、予め設定された特別役に対応する図柄の組み合わせが有効ラインに停止したときに、所定枚数以上の遊技媒体が払い出されるまで遊技者にとって有利であって、遊技者の操作で役に対応する図柄の組み合わせを任意に停止させることができる特別遊技を行う特別遊技制御手段を有し、サブ制御手段は、このメイン制御手段において特別遊技制御手段により特別遊技が行われているときに演出抽選役に対応する図柄の組み合わせが有効ラインに停止すると、設定値予告演出抽選状態になったと判断して演出抽選手段を用いた演出を選択するように構成される。
そして、演出抽選テーブル記憶手段は、演出の選択確率を設定値に対応させて定めた第1演出抽選テーブルと、選択確率と設定値との変化量の差が第1演出抽選テーブルよりも大きく設定された第2演出抽選テーブルとを記憶し、演出抽選手段は、特別遊技中の遊技において、設定値予告演出抽選状態になり、且つ、前記第2小役が入賞したときは、第2演出抽選テーブルを用いて抽選を行って演出を選択し、設定値予告演出抽選状態になり、且つ、前記第2小役に入賞していないときは、第1演出抽選テーブルを用いて抽選を行って演出を選択することを特徴とする。
このとき、特別遊技が終了する所定枚数は、第1小役の払い出し枚数の倍数であることが好ましい。
また、このような本発明に係る遊技機において、演出抽選手段は、特別遊技中の遊技のうち、第1小役が入賞すると払い出し枚数の上限である所定枚数に達することで特別遊技が終了する遊技において、第2小役が入賞したことを所定の条件とし、第2演出抽選テーブルを用いて抽選を行うことが好ましい。
また、このような本発明に係る遊技機において、演出抽選テーブル記憶手段は、前記設定値予告演出抽選状態になったと判断したときに演出抽選手段で用いられる演出抽選テーブルにおける選択確率と設定値とが対応していない第3演出抽選テーブル(例えば、実施形態における疑似演出抽選テーブル)を記憶し、演出抽選手段は、設定値予告演出抽選状態になっていないと判断したときに、所定のタイミングで、若しくは、ランダムのタイミングで、第3演出抽選テーブルを用いて抽選を行い、演出の態様の変更を行うように構成されることが好ましい。
本発明に係る遊技機を以上のように構成すると、遊技者は、演出抽選役に入賞することにより、当該遊技者が遊技している遊技機の設定値に関連付けられた確率でその演出が選択されるため、当該遊技機の設定値を推測することができる。
また、この演出の態様の変更を、特別遊技状態のときに、演出変更役に入賞することにより行われるように構成することにより、特別遊技における遊技が単調になることを防止し、遊技性を向上させることができる。
さらに、特別遊技状態における遊技のうち、特定の遊技においてこの演出変更役に入賞したときにだけ演出の態様の変更を行うように構成することにより、遊技性を向上させることができる。また、異なる信頼度の演出抽選テーブルを用意し、演出変更役に入賞するタイミングに応じてこれらのテーブルを使い分けることにより、さらに遊技性を向上させることができる。
なお、演出変更役に入賞していないときに、所定のタイミングで、若しくは、ランダムのタイミングで、演出の態様の変更を行うように構成することにより、当該遊技機を遊技している遊技者以外の者に、その遊技機の設定値を推測させることを防止することができる。
また、態様を変更する演出として音響効果による演出を用いると、遊技者は、遊技に集中しながら、その演出の態様の変更を確認することが容易になり、遊技性を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1〜図3を用いて本発明に係るスロットマシン1の構成について説明する。ここで、図1はスロットマシン1の正面図であり、図2はスロットマシン1の制御の概略を示すブロック図であり、図3はリール外周面の図柄配列を示す平面図である。このスロットマシン1は、リールに表示されている図柄を所定のラインに揃えることにより、所定の遊技メダルを獲得する遊技を提供するものであり、図柄を表示する図柄表示手段20と、遊技者の操作を受け付ける操作手段30と、遊技の制御を行うメイン制御手段100と、このメイン制御手段100で制御される遊技に対して、後述する払出し率を設定する設定値設定手段60と、遊技に対する演出を行う演出手段40と、この演出手段40を制御するサブ制御手段200とから構成されている。
メイン制御手段100は、スロットマシン1における遊技の進行や演出等を含む全体を統括制御する手段であり、役の抽選を行う役抽選手段110、図柄表示手段20の駆動(回転及び停止)制御を行うリール制御手段120、リールが停止したときの図柄の判定を行う停止図柄判定手段130、入賞時の遊技メダルの払い出し等を制御する払出し制御手段140、及び、遊技の進行や状態を制御する遊技状態制御手段150を有して構成されている。このメイン制御手段100は、所定の制御基板上に設けられており、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムを記憶しておくROMと、CPUが各種制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAMと、演出の抽選を行うための乱数発生器等とを備えている。
メイン制御手段100の出力側(図2中、右側)には、図柄表示手段20が電気的に接続されている。この図柄表示手段20は、円筒外周面に沿って多種の図柄が描かれた回転可能な3個のリール(左リール21a、中リール21b、右リール21c)、リール駆動手段(左リール駆動手段22a、中リール駆動手段22b、右リール駆動手段22c)、及び、リール位置検出手段(左リール位置検出手段23a、中リール位置検出手段23b、右リール位置検出手段23c)を有して構成されている。3個のリール21a〜21cは、左右方向に並列に設けられており、スロットマシン1の前扉3に形成されたリール表示窓11から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン1のリール表示窓11からは、合計9個の図柄見えるように配置されている。このリール21a〜21cの各々には、例えば、図3に示すように0番から20番までの21個の図柄が表示されており、番号が増加する順で変動表示される。なお、この図3において、役図柄1〜4は、このスロットマシン1の演出に関連する図柄であって、後述する特別役に特に関係する図柄である。また、リール駆動手段22a〜22cは、ステッピングモータ等で構成され、リール21a〜21cの各々の回転中心部に連結され、その作動はメイン制御手段100のリール制御手段120により制御される。さらに、リール位置検出手段23a〜23cは、各々のリール21a〜21cの停止位置を検出し、有効ライン上に表示されている図柄を検出するものであり、このリール位置検出手段23a〜23cによる検出値はメイン制御手段100により読み出され停止図柄判定手段130に渡される。
ここで、図示しないが、スロットマシン1のリール表示窓11を含む部分には、図柄組合せラインが設けられている。この「図柄組合せライン」とは、リール21a〜21cの停止時における図柄の並びラインであって、図柄の組み合わせを形成させるラインである。本実施例では、上述のようにリール表示窓11に表示される3×3の図柄に対して、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインと、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール21a〜21cの上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
さらに、5本の図柄組合せラインのうち、遊技者によって投入された遊技メダルの枚数に応じて、図柄組合せラインの中から、有効ラインと無効ラインとが設定される。「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組み合わせがそのライン上に停止したときに、その役の入賞となるラインである。一方、「無効ライン」とは、遊技メダルの投入枚数が3枚より少ない場合に生じ、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組み合わせがそのライン上に停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(遊技メダルの払い出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組み合わせの成立対象となっていないラインである。
メイン制御手段100の入力側(図2中、左側)には、操作手段30が電気的に接続されており、ベットボタン31(ベットボタン31a及びMAXベットボタン31b)、スタートレバー32、及び、ストップボタン33(左ストップボタン33a、中ストップボタン33b、右ストップボタン33c)を有している。ベットボタン31は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインが有効化される。なお、図1に示すメダル投入口51は、ベットボタン31と同様に、有効ラインを有効化するために実際の遊技メダルを投入する部分であり、このメダル投入口7からの遊技メダルの投入は、ベットボタン31の操作に含まれるものである。
本実施形態におけるスロットマシン1においては、1回の遊技で投入可能な遊技メダルの枚数は、1枚〜3枚である。そして、投入枚数が1枚のとき、若しくは、ベットボタン31aが1回操作されたときは、水平方向中段の図柄組合せライン(1本)が有効ラインに設定されるとともに、残りの4本の図柄組合せラインが無効ラインに設定される。また、投入枚数が2枚のとき、若しくは、ベットボタン31aが2回操作されたときは、水平方向中段、上段及び下段の図柄組合せライン(3本)が有効ラインに設定されるとともに、残りの2本の図柄組合せラインが無効ラインに設定される。さらに、投入枚数が3枚のとき、若しくは、ベットボタン31aが3回操作されるか、MAXベットボタン31bが操作されたときは、すべての図柄組合せライン(合計5本)が有効ラインに設定され、無効ラインは存在しない。
また、スタートレバー32は、図柄表示手段20として設けられたリール21a〜21cを始動させるときに操作するレバーである。また、ストップボタン33(33a〜33c)は、回転しているリール21a〜21cの各々を停止させるときに遊技者が操作するボタンである。
遊技の開始時には、遊技者は、メダル投入口51から遊技メダルを投入するか、若しくは、ベットボタン31(ベットボタン31a又はMAXベットボタン31b)を操作し、さらに、スタートレバー32を操作する。スタートレバー32が操作されると、そのときに発生する操作信号がメイン制御手段100に入力される。メイン制御手段100は、この操作信号を受信すると、有効ラインを確定するとともに、役抽選手段110により役の抽選を行う。ここで、役としては、複数種類の特別役、複数種類の小役、及び、リプレイが設けられている。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上に遊技メダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)に移行される役である。本実施形態では、特別役として、BB(ビックボーナス)、及び、MB(ミドルボーナス)が設けられている。BBは、特別遊技の1つであるBB遊技に移行させる役であり、MBは特別遊技の他の1つであるMB遊技に移行させる役である。また、小役とは、予め定められた枚数の遊技メダルが払い出される役であり、本実施形態では小役1及び小役2が設けられている。そして、小役の種類に応じて、その役に対応する図柄の組み合わせ及び払い出される遊技メダルの枚数が異なるように設定されている。さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持して再遊技が行えるようにした役である。
なお、役抽選手段110には、乱数値を発生させる乱数発生手段111、この乱数発生手段111から乱数値を抽出する乱数抽出手段112、及び、上記各々の役の当選確率が乱数値の取り得る範囲に対応して定義された役抽選テーブルを記憶する役抽選テーブル記憶手段114を有し、乱数抽出手段112により取り出された乱数値と役抽選テーブルにより役に入賞したか否かを判定する乱数判定手段113とを有して構成されている。
役抽選手段110による役の抽選が行われると、メイン制御手段100は、リール制御手段120により、リール駆動手段22a〜22cを駆動制御して、すべてのリール21a〜21cを回転させるように制御する。このようにして、リール21a〜21cがリール駆動手段22a〜22cによって回転されることで、リール21a〜21c上の図柄は、所定の速度でリール表示窓11内で上下方向に変動表示される。
遊技者が、各ストップボタン33a〜33cを操作すると、そのときに発生する操作信号がメイン制御手段100に入力される。リール21a〜21cが変動表示されている状態で、メイン制御手段100がこの操作信号を受信すると、リール制御手段120により、ストップボタン33a〜33cに対応するリール駆動手段22a〜22cを駆動制御して、そのリール駆動手段22a〜22cに係るリール21a〜21cの停止制御を行う。
以上の操作によりすべてのリール21a〜21cの回転が停止すると、停止図柄判定手段130により、有効ライン上にいずれかの役に対応する図柄が停止したか否かを判定し、役に対応する図柄が停止していると判定されたときは、払出し制御手段140により入賞した役に対応する遊技メダルの払い出しが行われ、さらに、上記特別役に入賞しているときは、遊技状態制御手段150の特別遊技制御手段152が実行されて特別遊技状態となり、反対に特別遊技を終了する条件が揃ったときは、通常遊技制御手段151が実行されて通常遊技状態となる。
また、メイン制御手段100の入力側には、上述の抽選手段110における当選確率に基づいて払い出される遊技メダルの枚数に関連する払出し率を設定変更可能にする設定値設定手段60が電気的に接続されている。この設定値設定手段60は、設定値を入力する(例えば、1〜6の6段階で入力する)設定手段61と、この設定手段61により入力された設定値を役抽選手段110に通知して有効化する設定値変更有効化手段62とを有して構成されている。払出し率の変更は、役抽選テーブル記憶手段114に設定値毎に役に対する当選確率が異なる複数の役抽選テーブルを記憶しておき、設定値に応じてこの役抽選テーブルを使い分けることにより行われる。
このようなスロットマシン1においては、遊技の結果に外部からの影響を加えることができないように、遊技を制御するメイン制御手段100とその遊技に対する演出を制御するサブ制御手段200とは分離して構成されている。そのため、メイン制御手段100は、サブ制御手段200で実行される演出を制御するために、上述の入賞結果を含む制御コマンドをサブ制御手段200に送信するように構成されており、サブ制御手段200は、この制御コマンドを受信したときにその演出の態様を決定し、画像表示部41、各種遊技ランプ42、及び、放音部(スピーカー)43により映像、光及び音響効果を用いて演出を行うように構成されている。ここで、サブ制御手段200は、演出を制御する演出制御手段300と、この演出制御手段300により決定された演出の態様に応じて、上述の画像表示部41、各種遊技ランプ42及び放音部43を制御する画像音響生成手段400とから構成されており、さらに、演出制御手段300は、演出抽選手段310を有して構成されている。
それでは、サブ制御手段200による演出の態様の一つとして、上述のMB遊技時の演出態様の制御について説明するが、まず、本実施形態のスロットマシン1におけるMB遊技について図4を用いて説明する。ここで、図4は、MB遊技を説明するための説明図である。メダル投入口51から遊技メダルが投入されるか、若しくは、ベットボタン31が操作され、さらに、スタートレバー32が操作されると、メイン制御手段100の抽選手段110により抽選が行われる。この抽選においてMB遊技が当選し、且つ、ストップボタン33の操作により停止したリール21a〜21bの図柄のうち、有効ライン上にある図柄の組み合わせがMB遊技に移行する図柄であると停止図柄判定手段130で判定された場合には、払出し制御手段140により所定の枚数(例えば15枚)の遊技メダルが払い出されるとともに、遊技状態制御手段150において、特別遊技制御手段152が実行されて、MB遊技状態に移行する。例えば本実施形態のスロットマシン1においては、MB遊技に移行する図柄としては、左から順に「赤7−赤7−役図柄2」と「役図柄1−役図柄1−役図柄2」が設定されている。特別遊技制御手段152が実行されると、メイン制御手段100からサブ制御手段200に対して、MB遊技に入賞したとことを通知する制御コマンドが送信される。
特別遊技制御手段200は、MB遊技において、所定の小役(本実施形態においては、例えば、「ベル−ベル−ベル」が設定されており、これを「小役1」と呼ぶ)に入賞しやすくリール21a〜21cの作動を制御するとともに、図4(a)に示すように、この小役1の図柄が有効ライン上に揃うと、小役1に入賞したことを通知する制御コマンドをサブ制御手段200に送信し、さらに、所定の枚数(例えば10枚)の遊技メダルが払い出されるように構成されている。そして、このMB遊技状態で遊技が繰り返された結果、所定の枚数(例えば、40枚)の遊技メダルが払い出されると、MB遊技が終了し、遊技制御手段150は、特別遊技制御手段152による特別遊技状態から、通常遊技制御手段151による通常遊技状態に戻るように構成されている。なお、MB遊技が終了したときもその旨を通知する制御コマンドがメイン制御手段100からサブ制御手段200に送信される。
(第1実施例)
サブ制御手段200の演出制御手段300は、メイン制御手段100においてMB遊技状態にあるときに、特別な小役(例えば、有効ライン上に「スイカ−スイカ−スイカ」が並ぶ「小役2」)を演出変更役に設定し、この演出変更役(小役2)が揃うと(この状態を「設定値予告演出抽選状態」と呼ぶ)、設定値設定手段60により設定されている払出し率の設定値に関連付けられた確率で演出(ここでは、音楽とする)の態様を変更するように構成されている。まず、ここでは、第1実施例として、このスロットマシン1が、MB遊技に入賞した直後の遊技において、小役2を揃えて設定値予告演出抽選状態になったときに、音楽の演出態様を変更するように構成されている場合について図5〜図7を用いて説明する。ここで、図5は、MB遊技時の演出制御手段300で実行される処理のフローチャートであり、図6は、この処理における演出変更抽選処理の詳細を示すフローチャートであり、図7は、演出抽選テーブル記憶手段314に記憶される演出抽選テーブルの一例である。
図5及び図6に示す演出変更処理は、メイン制御手段100から制御コマンド(遊技の状態等の通知に関するもの)を受信する毎に演出制御手段300において実行される。まず、メイン制御手段100から受信した制御コマンドが、MBに遊技に入賞した通知であるか否かを判断し(ステップS500)、MB遊技に入賞した通知である場合には、MB状態であることを示すフラグ(MBflg)に”1”をセットし、また、MB遊技中の小役の当選回数をカウントする変数(MBcnt)に”0”をセットして(ステップS510)終了する。一方、ステップS500で制御コマンドがMB遊技に入賞したことの通知でないと判断した場合は、次に、小役に入賞し、且つ、MB遊技状態であるか否か、すなわち、制御コマンドに小役に当選した旨の通知が含まれ、且つ、フラグ(MBflg)に”1”がセットされているか否かを判断し、小役に入賞していないか、若しくは、MB遊技状態でない場合はステップS580に進む(ステップS520)。
一方、ステップS520で小役に入賞し、且つ、MB遊技状態であると判断した場合は、カウンタ(MBcnt)を1増加させ(ステップS530)、さらに、入賞した小役が、演出態様の変更の抽選を行う小役であるか(上述の小役2であるか)を判断し(ステップS540)、小役2である場合は演出変更抽選処理S550を実行する。この演出変更抽選処理S550は、図6に示すように、カウンタ(MBcnt)にセットされている値が所定の回数であるか否か(この第1実施例においては、1回目であるか否か)を判断し、条件を満たさない場合はステップS560に進む(ステップS551)。一方、条件を満たす場合は設定値予告演出抽選状態になったと判断して、演出抽選手段310により、演出態様の変更の抽選を行い(ステップS552)、ステップS560に進む。ここで、演出抽選手段310は、乱数値を発生する乱数発生手段311と、この乱数発生手段311から乱数値を取り出す乱数抽出手段312と、演出抽選テーブルを記憶する演出抽選テーブル記憶手段314を有し、乱数抽出手段312で抽出された乱数値と演出抽選テーブル記憶手段314に記憶されている演出抽選テーブルとを比較して、抽選に当選したか否かを判定する乱数判定手段313とから構成される。
演出抽選テーブル記憶手段314に記憶されている演出抽選テーブルは、図7に示すように、設定値設定手段60で設定されている設定値毎に、演出を変更する確率(「変更有り」)と、演出を変更しない確率(「変更無し」)とが定義されている(この実施形態においては、設定1〜設定6の6段階の設定が可能であり、設定値が大きくなるほど払出し率が高くなるように構成されている)。ここで、例えば「変更有り」における「10/256」とは、乱数抽出手段312で抽出される乱数値が0〜255までの256通りであって、そのうち10個の値が「変更有り」に設定されていることを意味する。
そして、演出制御手段300は、演出抽選手段310により、メイン制御手段100から通知された設定値と、乱数抽出手段312で抽出された乱数値と、演出抽選テーブルの情報とを比較して抽選結果を判定し、この判定結果により演出態様を変更しないとなったときは、処理を終了し(ステップS560)、変更するとなったときは、画像音響生成手段400を制御して演出の態様(本実施形態では放音部43から出力される音楽)を変更し(ステップS570)、処理を終了する。一方、ステップS520で、制御コマンドが小役に入賞した通知でないと判断された場合、若しくは、ステップS540で小役2に入賞した通知でないと判断された場合には、制御コマンドがMB遊技の終了を通知するものか否かを判断し、MB遊技の終了を通知する制御コマンドでない場合は、このまま処理を終了し(ステップS580)、MB遊技の終了を通知する制御コマンドである場合は、フラグ(MBflg)に”0”をセットして(ステップS590)、この処理を終了する。
なお、上記抽選により演出の態様を変更する場合は、例えば、次のゲームで遊技者がベットボタン31を操作したとき(若しくは、メダル投入口51から遊技メダルを投入したとき)に演出の態様を変更する(音楽を変更する)ように構成することができる。このようなタイミングで演出の態様を変更することにより、遊技者は変更のタイミングを意識することができ、遊技者による設定値の推測を容易にすることができる。この演出の態様の変更タイミングの考え方は以降の実施例においても同様である。
このように、MB遊技状態において、特別な小役2に入賞すると(設定値予告演出抽選状態になったと判断されると)、払出し率を決定する設定値に関連付けられた確率で演出の態様(音楽)が変更されるため、遊技者は現在遊技をしているスロットマシン1の設定値を推測することが可能となる。また、この第1実施例に示すように、MB遊技に移行した直後に小役(小役2)に入賞したときにのみ、設定値予告演出抽選状態になったと判断して演出態様の変更の有無を抽選するように構成することにより、変動する図柄が有効ライン上にあるときに正確にストップボタンを操作できる、技量の高い遊技者にのみ、この情報(設定値を推測するための情報)を提供することができるので、遊技の技量を上げようという感情を遊技者に与えることができ、このスロットマシン1の遊技性を向上させることができる。
ところで、本実施形態に係るスロットマシン1は、BB遊技状態にあるときは、各遊技毎に小役の抽選を行いその当選を決定するが、MB遊技状態にあるときは、抽選を行わず、常にすべての小役に当選した状態(すべての小役のフラグが強制的に成立している状態)となっている。その反面、BB遊技状態にあるときは、回転するリール21a〜21cに対して各ストップボタン33a〜33cを操作すると、その操作したタイミングにおいて表示されている図柄から最大4個分滑らして停止させることができるが、MB遊技にあるときは、所定のリールが最大2個分しか滑らして停止させることができないように構成されている。
MB遊技状態においては、小役1(ベル)の図柄を優先して有効ライン上に揃える制御が行われる。ここで、本実施形態に係るスロットマシン1において、MB遊技状態のときは左リールが2個分しか滑らすことができないように設定されているとした場合、有効ライン上に小役2(スイカ)の図柄を揃えるためには、まず、中リール21bにおいて、下から順に「リプレイ−ベル−スイカ」(図3における4〜6番の図柄)若しくは、「チェリー−ベル−スイカ」(図3における0〜2番の図柄)が停止して表示されるように中ストップボタン33bを操作し、次に、右リール21cにおいて、下から順に「ベル−リプレイ−スイカ」(図3における8〜10番の図柄)が停止して表示されるように右ストップボタン33cを操作する。この状態では、上段の中及び右リール21b,21cに「スイカ」の図柄が水平方向に並び、中リール21bの中段及び右リール21cの下段に「ベル」の図柄が斜め方向に並ぶことになる。そして、最後に、左リール21aの下段に「役図柄3」(図3における3番の図柄)が位置するときに左ストップボタン33aを操作すると、図3における4番の「ベル」は中段にあるため、右下がりのラインに「ベル」は揃っておらず、リール制御手段120は、左リール21aの上段に、図3における8番の「ベル」を停止させて、右下がりの有効ライン上に小役1(「ベル−ベル−ベル」の図柄)を停止させようとするが、上述のようにMB遊技においては2個の図柄しか滑らすことができない。そのため、図3における6番の「スイカ」を上段に停止させ、これにより、上段の水平方向の有効ライン上に「スイカ−スイカ−スイカ」の図柄を揃えて、小役2に入賞させるように制御が行われる。
なお、上述のような設定のスロットマシン1において、遊技者が左リール21aから停止をした場合は、左リール21aの下段に「役図柄3」(図3における3番の図柄)が位置するときに左ストップボタン33aを操作すると、図3における4番の「ベル」が中段に位置するため、この状態で左リール21aが停止するため、「スイカ」の図柄(小役2)を揃えることができなくなる。
このように、MB遊技中において、優先的に揃うように設定された小役1とは別の図柄の組み合わせである小役2に入賞したときに演出態様を変更して遊技者に設定値の推測のための情報を提供するように構成することにより、遊技者にはストップボタン33の操作に対する更に高い技量が要求されるため、これによっても、遊技の技量を上げようという感情を遊技者に与えることができ、このスロットマシン1の遊技性を向上させることができる。
なお、このMB遊技において小役2に入賞したときに払い出される遊技メダルの枚数を小役1のときに払い出される枚数より少ない枚数(例えば、9枚)に設定すると、図4(b)に示すように、その後、小役1を3回続けても、その払出し枚数は39枚であるためMB遊技終了条件である40枚に届かず、もう一度MB遊技における小役1に入賞させることができるため、このときのMB遊技における獲得枚数が増加する(49枚になる)。そのため、遊技者に対しては、小役2に入賞させることにより、設定値を推定できる情報を得られるという期待だけでなく、遊技メダルの獲得枚数を増やせるという期待も与えることができ、このスロットマシン1の遊技性をさらに向上させることができる。この小役2において払い出される遊技メダルの枚数の考え方は以降の実施例でも同様である。
また、このような態様を変更する演出として音楽等の音響効果による演出を用いると、遊技者は、遊技に集中しながら、その演出の態様の変更を確認することが容易になり、遊技性を向上させることができる。
(第2実施例)
上述の第1実施例においては、MB遊技中に小役に入賞したきの回数のうち、予め定められた回数のとき(例えば1回目)に小役2に入賞すると、設定値予告演出抽選状態になったと判断して演出態様の変更の抽選を行うように構成した場合について説明したが、この第2実施例では、MB遊技におけるいずれの遊技においても、小役2に入賞すると演出態様の変更の抽選を行うが、小役に入賞する回数のち、小役2に入賞する回が遅くなるほど、演出態様の変更の確率と設定値との関係が明確になるように構成した場合について図8及び図9を合わせて用いて説明する。なお、図8は、この第2実施例における演出変更抽選処理の詳細を示すフローチャートであり、図9は、演出抽選テーブルの一例である。また、この第2実施例は、第1実施例における演出変更抽選処理S550の内容が異なるだけであり、その部分だけ説明する。
この第2実施例において、演出抽選テーブル記憶手段314には、図9(a)に示す低信頼度テーブルと図9(b)に示す高信頼度テーブルとが記憶されている。低信頼度テーブルは、高信頼度テーブルに比べて設定1〜6に対する変更確率の変化量が近接しており、演出態様の変更の頻度と設定値との関係が判別しにくいにようになっている。
ステップS540で、メイン制御手段100から送信された制御コマンドが、演出変更役(小役2)を通知するものである場合は、設定値予告演出抽選状態になったと判断して演出変更抽選処理(ステップS550)が実行される。図8に示す通り、この演出変更抽選処理S550においては、遊技の状態が所定の条件を満たしているか否かを判断する(ステップS553)。ここで、所定の条件は、当該MB遊技における残りの遊技において、終了条件に達するまで小役1に入賞したときに払い出される遊技メダルの枚数(これを「残払出枚数」と呼ぶ)に基づいて判断される。すなわち、図10(a)に示すように、3回続けて小役1に入賞した場合、残払出枚数が、小役1の払出枚数(本実施例では10枚)に当該MB遊技における残りの小役1の入賞回数を乗じて得た枚数と同一となり(以降の遊技において、当該MB遊技の終了条件に達するまで小役1に入賞したときの獲得枚数と一致しているとき)、このような場合を「未セット状態」と呼ぶ。一方、図10(b)に示すように、3回目に小役2に入賞し(その払出枚数は本実施例では9枚)、残払出枚数が上記未セット状態の残総払出枚数より多いとき(以降の遊技において、当該MB遊技の終了条件に達するまで小役1に入賞したときの獲得枚数が、上述の未セット状態における獲得枚数より多いとき)を「セット状態」と呼ぶ。そして、所定の条件は「未セット状態」から「セット状態」に移行したタイミングにおいて、当該MB遊技で獲得した遊技メダルの枚数で判断される。例えば、MB遊技において「セット状態」に移行したときの当該MB遊技における獲得枚数が所定の閾値より多い場合に所定の条件を満たしていると判断される。以上のような判断を行った結果、所定の条件を満たしていないときは、乱数判定手段314は、演出抽選テーブル記憶手段314に記憶されている演出抽選テーブルのうち、低信頼度テーブルを用いて抽選判定を行い(ステップS554)、所定の条件を満たしているときは、高信頼度テーブルを用いて抽選判定を行う(ステップS555)ように構成されている。
例えば、本実施形態の場合、図4(a)に示すように、MB遊技は、小役1を4回入賞すると当該MB遊技における獲得枚数がMB遊技の終了条件に達するように構成されている。そこで、獲得枚数の閾値を30枚以上に設定すると、MB遊技において1回目から3回目までのいずれかで小役2に入賞して「未セット状態」から「セット状態」に移行したときは、それまでの獲得枚数が閾値より少ないため(3回目に小役2に入賞しても獲得枚数は29枚のため)、低信頼度テーブルを使って演出態様の変更の抽選が行われ、そのMB遊技における4回目に小役2に入賞して「未セット状態」から「セット状態」に移行したときは、それまでの獲得枚数が39枚であるので閾値より多いため、高信頼度テーブルを使って抽選が行われる。なお、「未セット状態」及び「セット状態」は、演出制御手段300において、例えばフラグを用いて管理される。
このように、一連のMB遊技において入賞可能な小役のうち、いずれかで小役2に入賞して「未セット状態」から「セット状態」に移行すると演出態様の変更の抽選が行われ、その結果から設定値の推測が可能であるが、当該MB遊技で払い出された遊技メダルの枚数がより多い状態で「セット状態」に移行することで(より厳しい条件で小役2に入賞することで)、信頼度の高い演出抽選テーブルが用いられ、より確実に設定値を知ることができる。これにより、遊技者に対してさらに遊技の技量を上げようという感情を与えることができ、このスロットマシン1の遊技性を向上させることができる。
なお、この第2実施例においては、演出抽選テーブルとして低信頼度テーブルと高信頼度テーブルの2つを用いた場合について説明したが、当該MB遊技における「未セット状態」から「セット状態」に移行する回毎に演出抽選テーブルを用意し(1回目用テーブル、2回目用テーブル、3回目用テーブル、及び、4回目用テーブルを用意し)、これらの信頼度が後ろの回に行くほど高くなるように設定しても良い。あるいは、1回目に「セット状態」に移行したときには、低信頼度テーブルによる抽選を行い、4回目に「セット状態」に移行したときには、高信頼度テーブルによる抽選を行い、その他の回のときには抽選を行わないように構成しても良い。
ところで、以上の第1及び第2実施例に係るスロットマシン1において、演出態様(音楽)が変更される確率は、そのスロットマシン1の設定値と関連付けられており、当該スロットマシン1により遊技をしている遊技者のみならず、その周りで遊技をしている遊技者も設定値を推測することが可能となってしまう。特に音楽の場合はスロットマシン1における遊技の状況を見ていなくても、音楽が変更される回数を知ることである程度の推測が可能となってしまう。そのため、MB遊技時で且つ小役2に入賞し、設定値予告演出抽選状態になったと判断したときに、演出態様の変更の抽選を行うだけでなく、その他の遊技であって、小役2以外に入賞したときにおいても、所定の遊技回数毎、若しくは、ランダムなタイミングで、演出態様の変更の抽選を行うようにすることにより、他の遊技者による設定値の推測を防止することができる。この場合、MB遊技状態で且つ小役2に入賞したとき(設定値予告演出抽選状態になったと判断したとき)は、第1及び第2実施例で説明した演出抽選テーブルを使って抽選を行い(すなわち、演出態様の変更の確率と設定値とが何らかの関連性を有している)、それ以外の場合で、且つ、小役2に入賞していないときには、例えば、設定値と演出態様の変更確率との対応付けが異なる関係を有する演出抽選テーブル(例えば、上述のテーブルと対応関係が逆になっている、すなわち、設定値が高くなるほど、変更の確率が低くなる疑似演出抽選テーブル)を使って抽選を行い、当該抽選を行った次の遊技において、遊技者がベットボタン31を操作したとき(若しくは、メダル投入口51から遊技メダルを投入したとき)に演出の態様を変更するように構成することが好ましい。これにより、実際に遊技をしていないために、MB遊技状態であること、及び、所定のタイミングで小役2に入賞したことを知らない遊技者には、そのスロットマシン1の設定値を推測することはできなくなる。このような設定値と関連付けられていない演出態様の変更も、上述の実施例で説明したとおり、抽選をした次の遊技において遊技者がベットボタン31を操作したタイミング(若しくはメダル投入口51から遊技メダルを投入したタイミング)で、変更が行われるように構成することができる。変更のタイミングを上述の実施例の場合と同じにすることにより、直接遊技をしている遊技者以外の設定値の推測を防止することができる。
以上説明した本発明の実施形態において、達成される主要な効果を整理すれば、下記のようになる。第1に、所定の遊技状態(上記実施例の場合はMB遊技状態)において、所定の役(小役2)に入賞して設定値予告演出抽選状態になると、演出態様の変更の抽選が行われるが、その変更確率は当該スロットマシン1の設定値と関連付けられており、遊技者は設定値を推定することができる。これにより、遊技の技量を上げようという感情を遊技者に与えることができ、このスロットマシン1の遊技性を向上させることができる。また、第2に、所定の遊技状態において所定の役には複数回入賞することができるが、演出態様の変更の抽選を行う回を予め設定しておくことにより、遊技者にはさらに技量が要求されるため、このスロットマシン1の遊技性を更に向上させることができる。
なお、以上の実施例においては、演出態様の変更の抽選をMB遊技において実行するように構成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えばBB遊技中に抽選を行うように構成してもよいし、通常遊技において所定小役に入賞したときに抽選を行うように構成しても良い。また、以上の実施例においては、本発明をスロットマシンに適用した場合について説明したが、パチンコ等の遊技機全般に適用することができる。
本発明に係る遊技の一例であるスロットマシンの正面図である。 上記スロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 リール外周面の図柄配列を示す平面図である。 上記スロットマシンにおけるMB遊技を説明するための説明図である。 第1実施例におけるMB遊技時の演出制御手段で実行される処理のフローチャートである。 上記処理における演出変更抽選処理の詳細を示すフローチャートである。 第1実施例における演出抽選テーブル記憶手段に記憶される演出抽選テーブルの一例である。 第2実施例における演出変更抽選処理の詳細を示すフローチャートである。 第2実施例のおける演出抽選テーブルの一例である。 第2実施例における「未セット状態」及び「セット状態」を説明するための説明図である。
符号の説明
1 スロットマシン
20 図柄表示手段 30 操作手段 60 設定値設定手段
100 メイン制御手段 152 特別遊技制御手段
200 サブ制御手段
310 演出抽選手段 314 演出抽選テーブル記憶手段

Claims (4)

  1. 遊技者が操作を行う操作手段と、
    図柄を変動させて表示させる図柄表示手段と、
    前記操作手段からの入力に応じて、前記図柄表示手段により表示される前記図柄を変動及び停止させ、役に対応する前記図柄の組み合わせが有効ラインに停止したときは、当該役に応じた数の遊技媒体の払い出しを含む利益を与える遊技を制御するメイン制御手段と、
    前記メイン制御手段による前記遊技の結果に応じて、当該遊技に対する演出を制御するサブ制御手段と、
    前記メイン制御手段で制御される前記遊技における払出し率を決定するための設定値を設定する設定値設定手段と、を有し、
    前記サブ制御手段が、
    前記演出の選択確率を前記設定値に対応させて定めた演出抽選テーブルを記憶する演出抽選テーブル記憶手段と、
    前記演出抽選テーブルを用いて前記演出の抽選を行う演出抽選手段と、を有し、
    前記サブ制御手段が、前記遊技において、予め設定された演出抽選役に対応する図柄の組み合わせが前記有効ラインに停止して、設定値予告演出抽選状態になったと判断されたときに、前記演出抽選手段により抽選を行い、当該抽選の結果に応じて前記演出を選択するように構成され、
    前記メイン制御手段は、第1小役及び前記第1小役よりも払い出し枚数が少なく、且つ、1回の前記遊技に対してベットする遊技媒体の数よりも多い払い出し枚数が設定された第2小役を含む前記役を入賞可能な状態にするとともに、前記特別遊技中の最後の遊技より前に、前記第2小役を入賞させることにより、当該特別遊技において獲得できる前記遊技媒体の枚数を前記特別遊技中に前記第2小役を一度も入賞させないときよりも多くなるように制御するように構成され、
    前記メイン制御手段は、前記遊技において、予め設定された特別役に対応する図柄の組み合わせが前記有効ラインに停止したときに、所定枚数以上の遊技媒体が払い出されるまで遊技者にとって有利であって、遊技者の操作で前記役に対応する図柄の組み合わせを任意に停止させることができる特別遊技を行う特別遊技制御手段を有し、
    前記サブ制御手段は、前記メイン制御手段において前記特別遊技制御手段により前記特別遊技が行われているときに前記演出抽選役に対応する図柄の組み合わせが前記有効ラインに停止すると、前記設定値予告演出抽選状態になったと判断して前記演出抽選手段を用いた前記演出を選択するように構成され、
    前記演出抽選テーブル記憶手段は、前記演出の選択確率を前記設定値に対応させて定めた第1演出抽選テーブルと、前記選択確率と前記設定値との変化量の差が前記第1演出抽選テーブルよりも大きく設定された第2演出抽選テーブルとを記憶し、
    前記演出抽選手段は、前記特別遊技中の遊技において、前記設定値予告演出抽選状態になり、且つ、前記第2小役が入賞したときは、前記第2演出抽選テーブルを用いて抽選を行って前記演出を選択し、前記設定値予告演出抽選状態になり、且つ、前記第2小役に入賞していないときは、前記第1演出抽選テーブルを用いて抽選を行って前記演出を選択することを特徴とする遊技機。
  2. 前記特別遊技が終了する前記所定枚数は、前記第1小役の払い出し枚数の倍数であることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 前記演出抽選手段は、前記特別遊技中の前記遊技のうち、前記第1小役が入賞すると払い出し枚数の上限である前記所定枚数に達することで前記特別遊技が終了する遊技において、前記第2小役が入賞したことを前記所定の条件とし、前記第2演出抽選テーブルを用いて抽選を行うことを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  4. 前記演出抽選テーブル記憶手段は、前記設定値予告演出抽選状態になったと判断したときに前記演出抽選手段で用いられる前記演出抽選テーブルにおける前記選択確率と前記設定値とが対応していない第3演出抽選テーブルを記憶し、
    前記演出抽選手段は、前記設定値予告演出抽選状態になっていないと判断したときに、所定のタイミングで、若しくは、ランダムのタイミングで、前記第3演出抽選テーブルを用いて抽選を行い、前記演出の態様の変更を行うように構成された請求項1〜3いずれか一項に記載の遊技機。
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