JP4678472B2 - 減速機付きラジアル型ピストンモータ - Google Patents

減速機付きラジアル型ピストンモータ Download PDF

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    • F24C7/00Stoves or ranges heated by electric energy
    • F24C7/06Arrangement or mounting of electric heating elements

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
複数段の遊星減速機を取付けたラジアル型ピストンモータにおいて、ラジアル型ピストンモータと遊星減速機との関連配置構成に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来から、アキシャル型モータやラジアル型モータに遊星減速機を取付けて低速大トルクを得る構成が知られており、モータと遊星減速機とを組合せた減速機付きモータが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、アキシャル型モータと2段の遊星歯車列とを組合わせた遊星減速機付きモータなどが使用されている。
【0003】
上記特許文献1、2に記載されている減速機付きモータの基本的な構成は、両者とも同じ構成を備えているので特許文献1に記載された構成を図3、4を用いて説明することにする。
【0004】
図3には、減速機付きモータの縦断面図を示し、図4には、図3のB−B断面図を示している。ハウジング40に設けた給入排出口41から供給された圧油によってシリンダブロック42内を半径方向に摺動するプランジャ43が押圧される。このとき偏心カム44にベアリング45で支承されている回転ブロック46の内周面を前記プランジャ43によって押圧し、回転ブロック46を回転させる。
【0005】
回転ブロック46の外周面には歯が刻まれたピニオン47が形成され、同ピニオン47はハウジング40と一体に形成した内歯車48と噛合い、偏心カム44の中心O2を回転中心とした自転が制約され、同制約により回転ブロック46が公転する。また、ピントル49は偏心カム44と一体回転を行うので、偏心カム44の回転に応じて交互に各シリンダに圧油を送ることができ、プランジャ43を介して回転ブロック46の内周面を押圧して回転ブロック46を公転させている。
【0006】
ピニオン47の歯数Z1と内歯車48の歯数Z2との関係から、回転ブロック46は公転1回転に対して(Z2−Z1)/Z1だけ自転する。これにより、(Z2−Z1)/Z1の比で回転ブロック46の回転を減速することができ、減速した回転は自転駆動ピン50を介して出力軸51から取り出すことができる。
【0007】
この減速機付きモータで取り出すことのできる出力は、モータの回転をピニオン47と内歯車48とにより減速して出力軸51の回転として取り出すことができる。しかし、モータ回転を減速するに遊星歯車列を1段用いることで減速を行っており、しかもピニオン47の歯数Z1と内歯車48の歯数Z2との歯数を小さくすることで大きな減速比を得ている。
【0008】
このため、低速大トルクを得ようとすると、ピニオン47と内歯車48間に加わる負荷が大きくなってしまい、ピン50等に破損が生じ、モータの回転を取り出せなくなってしまう事態が発生する。そのため、出力軸51で取り出すことのできるトルクとしては大トルクのものは取り出すことができず、おのずと出力できるトルクに限界があった。
【0009】
また、出力としては出力軸51の軸回転として取り出しており、例えば、無限軌道のトラックシューを備えた走行装置において、同トラックシューを駆動する走行起動輪への出力としてケース回転の状態で取り出すことはできなかった。
【0010】
ケース回転の状態にて回転を取り出すためには、更にケース回転を行わせる歯車機構が必要であり、特に、走行用のトラックシューを走行起動輪で駆動するためには、大トルクの出力が要求されており、大トルクを出力させるためにはモータを大型化する必要がある。このため、大型化したモータと減速機とをトラックシューの幅内や、走行起動輪の回転面内に設置することはできなかった。
【0011】
図5には、アキシャル型モータに2段の遊星歯車列を組合せた減速機付きモータの従来例を示している。図示せぬ外部油圧ポンプから吐出された高圧油を複数個のシリンダ60内に導き入れ、各シリンダ60内のピストン61を往復動させることで、ピストン61の先端に回動自在に設けたピストンシュー62により、斜板63を押圧しながら摺動し、シリンダ60とスプライン結合したモータシャフト64−1を回転駆動させ、更に、同モータシャフト64−1とスプライン結合した回転軸(サンシャフト)64−2を回転駆動させている。
【0012】
同回転軸64−2は1段目の遊星歯車列における第1太陽歯車65となっており、第1キャリア67に回転自在に支承された複数の第1遊星歯車66は、前記第1太陽歯車65に噛合わされていると共に走行起動輪75に形成した第1内歯車68と噛合わされている。
【0013】
第1キャリア67と前記回転軸64−2の外側に位置する第2太陽歯車70とはスプライン結合されており、第1キャリア67における前記回転軸64−2周りの回転を第2太陽歯車70に伝達している。第2太陽歯車70は2段目の遊星歯車列における太陽歯車となっている。
【0014】
第2キャリア72に回転自在に支承された複数の第2遊星歯車71は、前記第2太陽歯車70に噛合わされていると共に走行起動輪75に形成した第2内歯車73と噛合わされている。また、第2キャリア72はアキシャル型モータのモータケース76に固定されており、第2キャリア72の回転が阻止されている。
【0015】
アキシャル型モータから出力された回転は、回転軸64−2によって取り出され、回転軸64−2の回転は、回転軸64−2を第1太陽歯車70とした一段目の遊星歯車列によって減速される。走行起動輪75は図示せぬトラックシューと噛合っているため、起動時には高負荷が加わった状態となり、第1内歯車68は停止している状態となっている。
【0016】
このため、第1遊星歯車66は第1内歯車68に沿って自転しながら公転する。第1遊星歯車68の公転は、第1キャリア67の回転として取り出される。第1キャリア67の回転は、第2太陽歯車70に伝達される。
これにより、回転軸64−2から出力された回転は、1段目の遊星歯車列によって減速され、2段目の遊星歯車列の第2太陽歯車70に伝達されることになる。
【0017】
第2太陽歯車70の回転は、第2遊星歯車71を自転させる。複数の第2遊星歯車71を支承している第2キャリア72がアキシャル型モータのモータケース76に固定されているため、第2遊星歯車71は公転を行わずに自転のみ行うことになる。第2遊星歯車71の自転により、走行起動輪75に形成した第2内歯車73が回転し、走行起動輪75と噛合った図示せぬトラックシューを駆動する。
【0018】
これにより、回転軸64―2から出力された回転は、1段目の遊星歯車列によって減速され、2段目の遊星歯車列によって更に減速された後に走行起動輪75を駆動することになる。走行起動輪75が駆動された後では、第2内歯車73と一体の第1内歯車68も走行起動輪75の回転方向に回転する。
【0019】
しかしながら、上記構成の減速機付きアキシャル型モータは軸方向の長さが長くなっている。しかも、アキシャル型モータは一般に高速回転を行うために1段目の遊星歯車列における減速比を大きくしなければならず、遊星歯車列の配置構成に制限を受けてしまう。
【0020】
【特許文献1】
特公昭42−24608号公報(1頁左欄最終行から1頁右欄下より5行、第1図、第2図)
【特許文献2】
特公昭50−14696号公報(1頁左欄下より8行から2頁左欄8行、第1図〜第3図)
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、上記従来の問題を解決し、減速機付きラジアル型モータの全長を短縮し、コンパクト化を図ることができ、特に、トラックシューの走行起動輪の駆動源として使用したときに、減速機及びモータをトラックシューの幅内に格納することができる減速機付きラジアル型ピストンモータを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本願発明の課題は本件請求項1〜に記載された各発明により達成される。
即ち、本件請求項1に係る発明は、減速機付きラジアル型ピストンモータにおいて、前記減速機は複数段の遊星歯車列を備え、前記モータのモータケースに中空のファイナルシャフトを一体的に構成し、前記ファイナルシャフトの中空内に少なくとも1段以上の前記遊星歯車列を配し、前記ファイナルシャフトの中空内周面に形成した内歯車を、前記遊星歯車列における内歯車とし、前記最終段の遊星歯車列におけるキャリアを前記ファイナルシャフトに固定し、
前記複数段の遊星歯車列のうち少なくとも最終段の遊星歯車列を前記ファイナルシャフト外に配したことを特徴とする減速機付きラジアル型ピストンモータにある。
【0023】
この発明では、減速機付きモータからの出力により回転駆動される回転部材を支承するファイナルシャフトをモータケースと一体的に構成し、同ファイナルシャフト内に遊星減速機の歯車列を構成するとともに、少なくとも最終段の遊星歯車列を前記ファイナルシャフト外に配しているので、減速機付きのラジアル型ピストンモータの全長を短縮することができる。
【0024】
しかも、ラジアル型ピストンモータは、アキシャル型モータに比べ、同じ場積でモータの容量を大きく取れるので、1段目の遊星歯車列での減速比をラジアル型ピストンモータではアキシャル型モータより小さくすることができることを有効利用している。
【0025】
これにより、本願発明でモータとしてラジアル型ピストンモータを用い、減速機とした複数段の遊星歯車列とファイナルシャフトとの配置関係を上述の構成としているため、減速機付きラジアル型ピストンモータをコンパクトに構成することができる。
【0026】
さらに、本願発明の減速機付きラジアル型ピストンモータをトラックシューの走行起動輪の駆動源として使用した場合には、減速機付きラジアル型ピストンモータをトラックシュー内に格納することが容易に構成できる。
【0027】
また、本願発明では、最終段の遊星歯車列におけるキャリアをファイナルシャフトに固定した構成にしておくことができる。この構成によって、最終段の遊星歯車列を構成する歯車の内で回転を固定しておく歯車として、キャリアを固定しておくことができ、しかも、同キャリアの固定をファイナルシャフトに固定する構成とすることができる。そして、遊星減速機の構成をコンパクト化、及び減速機付きラジアル型ピストンモータの全長を短縮することができる。
【0028】
更に、本願発明では、ファイナルシャフトの中空内周面を同中空内に配した遊星歯車列の内歯車とした構成にしておくことができる。
【0029】
この構成によって、ファイナルシャフトを減速機付きラジアル型ピストンモータにより回転駆動される回転部材を支承させるとともに、同ファイナルシャフト内に配した遊星歯車列の内歯車として使用したことにより、さらに、遊星減速機の構成をコンパクト化、及び減速機付きラジアル型ピストンモータの全長を短縮することができる。
【0030】
請求項2に係わる発明は、請求項1に記載された事項に加えて、ファイナルシャフトで回転自在に支承する走行装置の走行起動輪の内周面に最終段の遊星歯車列における内歯車を形成した事項を限定した減速機付きラジアル型ピストンモータにある。
【0031】
この発明では、ファイナルシャフトで回転自在に支承する回転部材として、トラックシュー等の走行起動輪を用い、同走行起動輪を最終段の遊星歯車列における内歯車としたことにより、走行起動輪をケース回転させることができる。また、走行起動輪及び減速機付きラジアル型ピストンモータを走行起動輪で起動するトラックシューのシュー幅内に格納することができ、しかも、格納することのできるラジアル型ピストンモータの容量を大型化することができるようになる。
【0032】
【発明の実施形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。本発明は、例えば、減速機付きラジアル型ピストンモータにおいて、同じ場積でモータ容量を大型化でき、しかも減速機付きラジアル型ピストンモータの全長を短縮することのできる構成として効果的に適用することができる。
【0033】
本願発明の実施例として、図1、2を用いて減速機付きラジアル型ピストンモータに適用した例を説明する。
図1には、減速機付きラジアル型ピストンモータの断面平面図を示し、図2は、図1のA―A断面図を90度時計方向に回転させたラジアル型ピストンモータの断面図を示している。
【0034】
図2に示すように、トラックフレーム1に支持されたラジアル型ピストンモータのモータケース2内には、偏心カムリング3がスラスト方向(図2の左右方向)に摺動可能に支持されている。図1においては、偏心カムリング3は、紙面と平行な上下方向に対して摺動可能となっている。モータケース2の内周壁に形成したスラスト受面5aとその反対側に設けたスラスト受面5bとで偏心カムリング3の外周壁に形成した扁平面6a、6bをそれぞれ支持している。スラスト受面5a、5b及び扁平面6a、6bとは、偏心カムリング3の中心線に対して対称位置に配されている。
【0035】
スラスト受面5aと扁平面6a間には、スラストベアリング7が設けられている。なお、スラストベアリング7はスラスト受面5bと扁平面6b間にも形成することができる。
【0036】
偏心カムリング3は、モータケース2内に設けた可変ピストン8及び押圧ピストン9とによって構成した移動機構によってスラスト方向(図2の左右方向)への摺動及び位置決めが行われる。なお、移動機構としては、上記構成に限定されるものではなく、移動機構として周知の構成を採用することができるものである。
【0037】
偏心カムリング3の内周面は実質的に円筒形に形成されており、同内周面内にはシリンダブロック10がモータケース2内に支持され通路12、13を設けたピントル11に対して回転可能に支承されている。同シリンダブロック10には回転軸20が結合されている。
【0038】
シリンダブロック10には半径方向に延びた複数のシリンダ15がそれぞれ穿設され、各シリンダ15内にはピストン16が摺動自在に挿入され、ピストン16の先端にはピストンシュー17が枢着結合されている。各ピストン16及びピストンシュー17はシリンダブロック10の前記半径方向に延びたシリンダ15から張出し、図示せぬ保持リングによって円筒形の偏心カムリング3内周面に沿って可動に拘束されている。偏心カムリング3の内周面は各ピストンシュー17のための摺動面を形成している。
【0039】
通路12又は通路13からシリンダ15に供給する圧油を図2の上半分側にあるシリンダに供給するか、下半分側にあるシリンダに供給するかによってシリンダブロック10の回転方向を正逆転させることができる。今、ピントル11の縦通路12から図2の上半分側にあるシリンダ15に対して高圧油を供給し、下半分側にあるシリンダ15からの戻り圧油を縦通路13を介して回収すると、シリンダブロック10は図2において時計方向に回転する。
【0040】
シリンダブロック10の回転は回転軸20によって取り出され、回転軸20は、1段目の遊星歯車列の太陽歯車(以下、第1太陽歯車21とする。)となっている。1段目の遊星歯車列は、モータケース2と一体的に構成したファイナルシャフト4内に設けられ、ファイナルシャフト4の中空内周面が、1段目の遊星歯車列の内歯車(以下、第1内歯車24とする。)として構成されている。
【0041】
1段目の遊星歯車列において、前記回転軸20に形成した第1太陽歯車21及び前記第1内歯車24にそれぞれ噛合した複数の遊星歯車(以下、第1遊星歯車22とする。)は、キャリア(以下、第1キャリア23とする。)に回転自在に支承されている。
【0042】
第1内歯車24は、モータケース2に一体的に構成されたファイナルシャフト4に形成されているため、回転を行わず固定状態におかれている。このため、第1太陽歯車21の回転を減速して、第1キャリア23の回転として取り出される。
【0043】
2段目の遊星歯車列における太陽歯車(以下、第2太陽歯車26とする。)は、前記回転軸20とは別体で、しかも前記回転軸20と同軸の状態で減速機のカバー30に支承され、前記第1キャアリア23スプライン結合されている。このため、第1キャリア23の回転が第2太陽歯車26に伝達されることになる。
【0044】
2段目の遊星歯車列におけるキャリア(以下、第2キャリア28とする。)に回転自在に支承された複数の遊星歯車(以下、第2遊星歯車27とする。)は、前記第2太陽歯車26に噛合うと共に前記ファイナルシャフト4に支承されている走行起動輪31に形成した内歯車(以下、第2内歯車29とする。)と噛合っている。
【0045】
また、第2キャリア28は、前記ファイナルシャフト4に固定され、その回転が阻止されている。走行起動輪31は、減速機のカバー30をその端部に固定し、トラックシュー32のピン33と噛合うスプロケット34を走行起動輪31の外周に取付けている。
【0046】
本願実施例の減速機付きラジアル型ピストンモータの駆動を説明する。ピントル11内に設けた通路12又は13から圧油がシリンダ15に供給されると、ピストン16が押圧され、ピストン16の先端に枢着したピストンシュー17により偏心カムリング3の内周面を押圧する。偏心カムリング3からの反力と、偏心カムリング3の回転中心とシリンダブロック10の回転中心との偏移量とにより、シリンダブロック10に回転モーメントが作用し、シリンダブロック10はピントル11の周囲を回転する。
【0047】
シリンダブロック10の回転は、回転軸20により取り出され、第1太陽歯車21の回転となる。第1太陽歯車21に噛合っている複数の第1遊星歯車22は、モータケース2に一体的に固定されたファイナルシャフト4の第1内歯車24に沿って自転を行うとともに公転を行う。第1遊星歯車22の公転は、第1キャリア23の回転として取り出され、第1キャリア23にスプライン結合した第2太陽歯車26の回転となる。
【0048】
第2遊星歯車27を支承している第2キャリア28がファイナルシャフト4に固定されているため、第2太陽歯車26と噛合っている複数の第2遊星歯車27は、それぞれ第2キャリア28で支承された位置で自転することになる。第2遊星歯車27の自転は、走行起動輪31に形成した第2内歯車29に伝達され、第2内歯車29を回転させる。第2内歯車29の回転により走行起動輪31が回転し、走行起動輪31に設けたスプロケット34によってトラックシュー32を駆動することができる。
【0049】
このラジアル型ピストンモータの実施例では、偏心カムリングを1つ用いたものを例示しているが、偏心カムリングは1列のものに限定されるものではなく、複数列の偏心カムリングを用いたラジアル型ピストンモータを本願発明に適用することができるものである。
【0050】
また、減速機として2段の遊星歯車列を用いたものを例示しているが、遊星歯車列として3段以上の複数段を配列することもできる。その際、最初の何段かをファイナルシャフト内に配することができる。この場合でも、上記説明した2段目の遊星歯車列をファイナルシャフト外に配したように、少なくとも最終段の遊星歯車列はファイナルシャフト外に配することが必要となる。
【0051】
本願発明により、全長を短縮した減速機付きラジアル型ピストンモータを提供することができ、特に、トラックシューの幅内に格納することができる減速機付きラジアル型ピストンモータを提供することができる。
【0052】
しかも、ファイナルシャフト内に1段以上の遊星歯車列を配することにより減速機のスペース効率を高めることができ、また、少なくとも最終段の遊星歯車列をファイナルシャフト外に配することで大トルクを生じさせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】減速機付きラジアル型ピストンモータの断面図である。
【図2】図1のラジアル型ピストンモータ部でのA―A断面図である。
【図3】従来例における減速機付きラジアルモータの断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】従来例における減速機付きアキシャル型モータの断面図である。
【符号の説明】
1 トラックフレーム
2 モータケース
3 偏心カムリング
4 ファイナルシャフト
5a、b スラスト受面
6a、b 扁平面
7 スラストベアリング
8 可変ピストン
9 押圧ピストン
10 シリンダブロック
11 ピントル
12 通路
13 通路
15 シリンダ
16 ピストン
17 ピストンシュー
20 回転軸
21 第1太陽歯車
22 第1遊星歯車
23 第1キャリア
24 第1内歯車
26 第2太陽歯車
27 第2遊星歯車
28 第2キャリア
29 第2内歯車
30 カバー
31 走行起動輪
32 トラックシュー
33 ピン
34 スプロケット
40 ハウジング
41 給入排出口
42 シリンダブロック
43 プランジャ
44 偏心カムリング
45 ベアリング
46 回転ブロック
47 ピニオン
48 内歯車
49 ピントル
50 自転駆動ピン
51 出力軸
60 シリンダ
61 ピストン
62 ピストンシュー
63 斜板
64−1 モータシャフト
64−2 回転軸(サンシャフト)
65 第1太陽歯車
66 第1遊星歯車
67 第1キャリア
68 第1内歯車
70 第2太陽歯車
71 第2遊星歯車
72 第2キャリア
73 第2内歯車
75 走行起動輪
76 モータケース

Claims (2)

  1. 減速機付きラジアル型ピストンモータにおいて、
    前記減速機は複数段の遊星歯車列を備え、
    前記モータのモータケースに、中空のファイナルシャフトを一体的に構成し、
    前記ファイナルシャフトの中空内に少なくとも1段以上の前記遊星歯車列を配し、
    前記ファイナルシャフトの中空内周面に形成した内歯車を、前記遊星歯車列における内歯車とし、
    前記最終段の遊星歯車列におけるキャリアを前記ファイナルシャフトに固定し、
    前記複数段の遊星歯車列のうち少なくとも最終段の遊星歯車列を前記ファイナルシャフト外に配したことを特徴とする減速機付きラジアル型ピストンモータ。
  2. 前記ファイナルシャフトで回転自在に支承する走行装置の走行起動輪の内周面に前記最終段の遊星歯車列における内歯車を形成したことを特徴とする請求項1に記載の減速機付きラジアル型ピストンモータ。
JP2003022313A 2003-01-30 2003-01-30 減速機付きラジアル型ピストンモータ Expired - Fee Related JP4678472B2 (ja)

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