JPH0210062Y2 - - Google Patents

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JPH0210062Y2
JPH0210062Y2 JP1985142212U JP14221285U JPH0210062Y2 JP H0210062 Y2 JPH0210062 Y2 JP H0210062Y2 JP 1985142212 U JP1985142212 U JP 1985142212U JP 14221285 U JP14221285 U JP 14221285U JP H0210062 Y2 JPH0210062 Y2 JP H0210062Y2
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JP
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shaft
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hydraulic motor
hub
reducer
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JP1985142212U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案の減速機は、建設機械のクローラ車両
の走行装置に用いられるものである。
〈従来の技術〉 建設機械等に用いられるクローラ車両は、その
走行に高速性が要求されないものであるから、そ
の走行装置の駆動源には、高トルク、低回転数の
特性が求められる。また、走行装置の駆動源は、
建設機械が油圧源を有し、かつその制御が容易に
行えると共に高トルクの得易い回転ピストンモー
タが用いられる。回転ピストンモータは、その出
力軸に複数のピストンを有するシリンダブロツク
を連結し、前記ピストンの先端を斜板に当接させ
る構成でシリンダブロツクのシリンダに圧油を供
給すると、ピニオンが圧油により押し出され斜板
を押圧する。このためその反力で出力軸が回転す
るものである。従つて、この回転ピストンモータ
に高トルクを得ようとする場合、シリンダに嵌入
するピストンの受圧面積を大きくし、かつ各部分
の強度を高くする必要があるので、その形状が大
型化する。
クローラ車両の走行装置の走行駆動源Dは、第
2図cあるいは第2図bに示すように、クローラ
の走行装置の部分に直接取付けられるものであ
る。従つて、回転ピストンモータが大型化すれ
ば、クローラのフラツトシユーより外にはみ出し
(第2図c参照)クローラ車両の走行中に岩石等
で破損する。
このため、駆動源に求められる、軸方向及び径
方向の小型化を行うための手段として、回転ピス
トンモータ出力軸の低トルク、高速化することで
小型化し、その出力を減速機で減速し、高トルク
低回転の出力を得る構成が用いられるようになつ
た。
すなわち、第2図a(特開昭51−108919)に示
すように、車体に取付けられる本体1に回転ピス
トンモータ(以下油圧モータと記す。)2と、減
速機3とを取付け、この減速機3の出力でクロー
ラの走行装置を駆動する。この油圧モータ2は、
本体1にベアリング20a,20bで回転自在に
支承された出力軸21を有し、この出力軸21に
は、ピストン22が摺動自在に嵌入されるシリン
ダブロツク23を連結してある。ピストン22
は、複数本設けてあり、その先端が本体1に設け
てある斜板25に当接している。出力軸21は斜
板25を貫通している。
この油圧モータ2は、給排通路26a,26b
からの圧油がシリンダブロツク23のシリンダ2
4へ給排されると、ピストン22が斜板25に押
圧され、その反力で出力軸21が回転させられ
る。
減速機3は、油圧モータ2の出力軸21の先端
に歯車31を固定し、この歯車を太陽歯車とする
遊星歯車機構を用いた減速機である。
なお、遊星歯車機構は、第2図aに示すよう
に、噛合う歯車の数が多くなるので、この数を減
少することで小型化が図れるため、差動歯車機構
を使用した、第3図a,bに示すような減速機が
提案されている。
この減速機40は、本体41に回転自在に支承
されるハブ42の内歯歯車43を設け、このハブ
42内には、油圧モータ2の出力が出力軸2aか
ら歯車44a,44bを介して伝達される偏心軸
44に、揺動回転させられるピニオン45を設け
てあり、このピニオン45とハブ42の内歯歯車
43の噛み合い回転によつて油圧モータ2の出力
回転数を減速する構成である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 第2図aに示したものの技術的な考え方に基い
て、第3図a,bに示す減速機と油圧モータを結
合することで、第2図aに示したものよりも小型
の駆動源を得ることができる。
上記の技術的思想に基いて得られた駆動源にお
いて、油圧モータと減速機の軸は、第4図a,b
に示すような支承手段がある。第4図aに示す支
承手段であれば、減速機に作用する負荷による軸
のたわみが油圧モータに作用しないが、軸受の分
だけ軸方向に長くなる問題がある。この点第4図
bに示す支承手段であれば、軸受が一つ省かれる
ので軸方向に短かくなるが、減速機に作用する負
荷による軸のたわみが油圧モータに影響を与え、
その場合軸の仕上精度の悪さや負荷の大きさで、
軸受に作用する負荷が均一になり難い。従つて、
このような駆動源は寿命が短かいものとなる問題
がある。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案による手段は、建設機械用クローラ車
両の車体に固定される本体に、斜板式油圧モータ
とこの油圧モータの出力を入力する減速機とを一
体的に設けた走行装置用減速機において、前記減
速機を、前記本体に内歯歯車を有するハブを回転
自在に設けると共に、前記ハブの内歯歯車に噛み
合う2枚のピニオンに偏心運動を与える軸が回転
自在に支承され、前記ピニオンは、本体に固定し
たキヤリアピンが貫通するとともに、互いに180゜
相違する位置で前記ハブの内歯歯車に噛み合う構
成としてあり、前記減速機の軸の両端を本体に軸
受で支承し、前記油圧モータの軸の減速機側を前
記減速機の軸とスプライン結合すると共に、その
他端を本体に軸受を介して支承したものである。
〈作用〉 上記技術的手段を有するこの考案は、主要部を
略図で示すと第1図cのようになり、減速機のピ
ニオン64,64が、ハブの内歯歯車に180度相
違した位置で噛合つているので、減速のためピニ
オン64,64に作用する負荷P1,P2は殆ど
相殺される。従つて、ピニオン64,64に偏心
を与える軸67を支承する軸受に作用する負荷P
3,P4は、前記負荷P1,P2によるモーメン
トのみであるから、ベアリング70a,70bに
作用する負荷P3,P4は負荷P1,P2に比べ
て極めて小さい値である。
また、ベアリング70bには油圧モータ52の
回転に要する負荷P5が作用するが、油圧モータ
は、高回転数、低トルクとしてあるので、その軸
54の軸直角方向の負荷が小さい値となる。従つ
てベアリング70bを共用することができる。な
お、同図における符号は実施例に記載のものと同
じである。
〈実施例〉 この発明の1実施例を示す第1図a,bについ
て説明する。図において、50はクローラ車両の
車体に取付けられる本体で、この本体にアキシヤ
ルピニオン型油圧モータ52と、差動歯車機構を
用いた減速機53とを設けてある。
油圧モータ52は、出力軸54にシリンダブロ
ツク55を結合し、この出力軸54の一端を本体
50に軸受56で支承し、他端を減速機53の軸
67にスプライン結合してある。シリンダブロツ
ク55は、ピストン57を摺動自在に嵌入するシ
リンダ58を複数有し、ピストン57はシリンダ
58に圧油が給排されると、ピストン57の先端
が本体50に固定してある斜板59にシユーブロ
ツク60を介して押圧され、その反力で出力軸5
4が回転する。なお、油圧モータの出力軸54に
与えられるトルクは、ピストン57の受圧面積で
決定される。
減速機53は、本体50に回転自在に支承され
内歯61を有するハブ62と、内歯歯車61に噛
合う歯63を有するピニオン64,64と、この
ピニオン64,64を貫通し本体50に固定され
るキヤリアピン65とを有し、前記ピニオン6
4,64は偏心部67a,67bを有する軸67
で揺動回転させられる構成である。この軸67
は、キヤリアピン65を本体50側に固定するボ
ルト68でキヤリアピン65と共に固定される端
体69と、本体50との2箇所で、ベアリング7
0a,70bにより支承されている。
上記出力軸54は、減速機53側へ伸延する端
部をスプライン軸部71に形成され、上記軸67
は内孔を有し上記スプライン軸部71の嵌合する
スプライン穴72に形成されている。このスプラ
イン嵌合はその直径方向にわずかに余裕のあるも
のである。
この減速機53は、油圧モータ52の出力軸5
4の回転力が軸67に伝達され、ピニオン64,
64が揺動回転させられて、ハブ62に減速され
た出力回転を得る。
減速機53の回転中において、伝達負荷は軸6
7に作用し、撓みが生じるが、その撓みは二つの
軸受70a,70bにより保守され、油圧モータ
52の出力軸54へは、スプライン軸部71とス
プライン穴72とによるスプライン結合部で吸収
されて伝達されない。
〈考案の効果〉 この考案によれば、減速機の軸を二つの軸受で
本体に支持してその撓みをスプライン結合部で吸
収するようにしたことにより、減速機の特定の軸
受に過負荷が作用することがなくかつ油圧モータ
側に減速機の軸の撓みの影響が及ばないものとし
て、油圧モータの出力軸の軸受を一つ省略して軸
方向寸法の短かい駆動源とすることができる効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案の1実施例の縦断正面図、
第1図bは第1図aのA−A断面図、第1図cは
同実施例の主要部の構成と負荷の状態を示す部分
断面略正面図、第2図aは従来のクローラ車両用
走行装置の駆動源の1例を示す縦断正面概略図、
第2図b,cは夫々異なる従来のクローラ車両の
概略斜視図、第3図aは従来のクローラ車両用走
行装置の駆動源の減速機に差動歯車機構を使用し
た1例を示す縦断正面図、第3図bは第3図aの
B−B断面図、第4図aは第3図aにおける軸の
軸受状態の説明図、第4図bは他の軸受状態の説
明図である。 50……本体、52……油圧モータ、53……
減速機、54……出力軸、55……シリンダブロ
ツク、56……軸受、57……ピストン、59…
…斜板、61……内歯歯車、62……ハブ、64
……ピニオン、67……軸、70a,70b……
軸受、71……スプライン軸部、72……スプラ
イン穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建設機械用クローラ車両の車体に固定される本
    体に、斜板式油圧モータとこの油圧モータの出力
    を入力する減速機とを一体的に設けた走行装置用
    減速機において、前記減速機を、前記本体に内歯
    歯車を有するハブを回転自在に設けると共に、前
    記ハブの内歯歯車に噛み合う2枚のピニオンに偏
    心運動を与える軸が回転自在に支承され、前記ピ
    ニオンは、本体に固定したキヤリアピンが貫通す
    るとともに、互いに180゜相違する位置で前記ハブ
    の内歯歯車に噛み合う構成としてあり、前記減速
    機の軸の両端を本体に軸受で支承し、前記油圧モ
    ータの軸の減速機側を前記減速機の軸とスプライ
    ン結合すると共に、その他端を本体に軸受を介し
    て支承したクローラ車両の走行装置用減速機。
JP1985142212U 1985-09-17 1985-09-17 Expired JPH0210062Y2 (ja)

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JP1985142212U JPH0210062Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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JP1985142212U JPH0210062Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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JPS6248879U JPS6248879U (ja) 1987-03-26
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51106919A (ja) * 1975-03-14 1976-09-22 Teijin Seiki Co Ltd Kyatapiraashikisharyono yuatsukudosochi

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54141630U (ja) * 1978-03-24 1979-10-02

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