JP4677043B2 - トルクセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、低トルクを高精度に検出可能なトルクセンサに関する。
従来、歯車に作用する回転抵抗に応じて起歪体が歪むように構成されたトルクセンサとしては、特許文献1に示すものがある。このトルクセンサは、入力軸と出力軸の間に介在する遊星歯車機構を有しており、当該遊星歯車機構がモータの駆動に伴って回転する入力軸の回転駆動を出力軸に伝達するように構成されている。この遊星歯車機構は、前記入力軸に取付けられる太陽ギアと、当該太陽ギアに噛合してその周囲を公転し、かつ自転する複数の遊星ギアと、環状を成し、内方に内歯を備えるとともに、当該遊星ギアに噛合して内輪側でこれを案内する内歯ギアとから構成されている。また、遊星ギアはキャリアに軸支されており、このキャリアには前記出力軸が取付けられている。さらに、前記内歯ギアの外輪側には、側面に歪みゲージが貼り付けられた起歪体が取付けられており、この起歪体においては他端がハウジングに固定されている。この構成により、出力軸に回転抵抗が作用と、内歯歯車にはその円周方向に当該回転抵抗が作用し、起歪体には曲げモーメントが作用する。この曲げモーメントによって起歪体が歪み、当該歪みを歪みゲージが検出することにより、トルクを検出することが可能である。
特許第3659748号公報
上記トルクセンサにおいては、遊星歯車機構が必須の構成要件である。しかしながら、遊星歯車機構の減速作用により、出力トルクは増幅し、これに伴い出力軸に作用する回転抵抗も増大する。そのため、内歯ギアを介して起歪体に伝達される曲げモーメントも増大する。従って、検出可能なトルクが入力トルクよりも大きなトルクに限定され、低トルクを検出することができなかった。しかも、出力軸に作用するモータのイナーシャは減速比の二乗と大きくなる。そのため、遊星歯車機構を備えるトルクセンサでは、出力軸に作用するモータのイナーシャが増大する。従って、出力軸の衝撃トルクが増大し、騒音、振動等の様々な問題があった。
本発明のトルクセンサは、上記課題に鑑みて創成されたものであり、入力軸の回転に伴って回転する入力歯車と、この入力歯車の回転が伝達されるとともに、前記入力軸と異なる軸線上に位置する出力軸を回転軸とする出力歯車と、これら入力歯車と出力歯車とに噛合して回転伝達する1または複数の中間歯車と、単一部材に空洞穴を穿設してロバーバル型を成すとともに、前記中間歯車の回転軸を支持する起歪体と、この起歪体の側面に貼付けられ、起歪体に生じる歪みを検出する歪み検出手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のトルクセンサは、入力軸の回転に伴って回転する入力歯車と、この入力歯車の回転が伝達される出力軸側の出力歯車と、これら入力歯車および出力歯車に噛合して回転伝達する1または複数の中間歯車と、単一部材に空洞穴を穿設してロバーバル型を
成すとともに、前記中間歯車の回転軸だけを支持する起歪体と、この起歪体の側面に貼付けられ、起歪体に生じる歪みを検出する歪み検出手段とを備えることを特徴とする。
また、前記起歪体には空洞穴と連通する切欠部が形成され、この切欠部に前記中間歯車配置されていることが望ましい。
また、前記中間歯車が第一中間歯車と第二中間歯車とから成る一方、前記起歪体が入力軸および出力軸と同一方向に延びるよう縦に配置され、この起歪体にはその上端および下端を貫くようにして回転軸が支持され、この回転軸の上端に第一中間歯車を取り付けて前記入力歯車と噛合させる一方、当該回転軸の下端に第二中間歯車を取り付けて前記出力歯車と噛合させることが望ましい。
また、本発明のトルクセンサは、入力軸側の入力スプロケットと、出力軸側の出力スプロケットと、これらスプロケットに巻き掛けらて回転駆動を伝達する無端チェーンと、この無端チェーンの外輪側に噛合して当該無端チェーンの循環移動に伴って回転する中間スプロケットと、この中間スプロケットを回転自在に支持する起歪体と、この起歪体に生ずる歪みを検出する歪み検出手段とを備えるトルクセンサにおいて、前記起歪体が、単一部 材に空洞穴を穿設してロバーバル型を成すとともに、前記中間スプロケットの回転軸を支 持する一方、当該起歪体の側面には歪み検出手段が貼付けられて成ることを特徴とする。なお、前記起歪体には空洞穴と連通する切欠部が形成され、この切欠部に前記中間スプロ ケットが配置されていることが望ましい。
本発明のトルクセンサにおいては、回転伝達手段が起歪体に回転自在に支持されている。そのため、出力軸に回転抵抗が作用すると、回転伝達手段は当該回転抵抗に応じて起歪体の側面を押圧する方向に移動し、起歪体には曲げモーメントが作用する。この構成により、当該起歪体は歪み、当該歪みを歪み検出手段で検出してトルクを検出することができる。しかも、遊星歯車機構を不要とする構成により、出力トルクが増幅しないので回転抵抗も増大せず、従って低トルクを検出することができる。
第1の実施形態におけるトルクセンサの構成を示す図である。 第1の実施形態におけるトルクセンサの正面視断面図である。 第1の実施形態におけるトルクセンサの平面視要部拡大断面図である。 第2の実施形態におけるトルクセンサの構成を示す図である。 第2の実施形態におけるトルクセンサの正面視断面図である。 第2の実施形態におけるトルクセンサの平面視要部拡大断面図であり、(a)は入力歯車と第一中間歯車噛合状態を示し、(b)は第二中間歯車と出力歯車の噛合状態を示す。 第3の実施形態におけるトルクセンサの平面視断面図である。 第4の実施形態におけるトルクセンサの正面視断面図である。
(第1の実施形態)
以下、図1ないし図3に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1および図2において、1はトルクセンサであり、ロバーバル型の空洞穴2aが形成された起歪体2を有している。この起歪体2は、上蓋3aと下蓋3bとから成るハウジング3に収納されており、当該起歪体2の上面は上蓋3aに覆われ、一方当該起歪体2の下面は下蓋3bに覆われている。また、この起歪体2の一端には固定端2bが一体成形されており、下蓋3bにねじSで固定されている。さらに、図1に示すように、この固定端2bにはピン(図示せず)を挿入可能な挿入孔2fが穿設されており、一方上蓋3aにも当該ピンを挿入可能な挿入孔(図示せず)が穿設されている。そして、これら挿入孔2fにピンを挿入して、起歪体2と上蓋3aは固定されている。その上、この起歪体2は、その固定端2bを除き、前記ハウジング3の内面に対して所定の隙間を設けて収納されており、詳細を後述する出力軸8の回転抵抗に応じて歪むとき、当該ハウジング3の内面に接触しないように構成されている。
また、前記トルクセンサ1は、前記起歪体2の空洞穴2aの内部に配置される入力歯車5を有しており、この入力歯車5は入力軸4に一体に回転可能に取付けられている。この入力軸4は駆動源の一例であるモータ(図示せず)の駆動に伴い回転するとともに、その両端がハウジング3の上蓋3aおよび下蓋3bにベアリング10,11を介して回転自在に保持されている。
さらに、前記起歪体2にはその他端を切り欠いて前記空洞穴2aと連通する切欠部2cが形成さており、この切欠部2cには前記入力歯車5と噛合する中間歯車7が配置されている。この中間歯車7は、図2に示すように、前記起歪体2にベアリング12,13を介して回転自在に保持された中間軸6に一体に回転可能に取付けられており、前記入力軸4の回転駆動に伴い回転するように構成されている。また、この中間軸6においては、その両端が起歪体2の切欠部2cから突出してハウジング3の上蓋2aおよび下蓋2bまで延びている。そこで、詳細を後述する出力軸8の回転抵抗により、当該中間軸6が起歪体2と一体となって移動する際、ハウジング3に接触しないように、当該ハウジング3の上蓋2aおよび下蓋2bには当該中間軸6の径よりも大径の有底穴3c,3bが穿設されている。
その上、前記ハウジング3の内部には、前記中間歯車7と噛合する位置に出力歯車9が配置されている。この出力歯車9は、前記ハウジング3の上蓋2aおよび下蓋2bにベアリング14,15を介して回転自在に保持された出力軸8に一体に回転可能に取付けられており、前記入力軸4の回転駆動に伴い回転するように構成されている。つまり、トルクセンサ1においては、前記入力軸4と出力軸8とがオフセット配置されるとともに、入力軸4の回転駆動は前記中間歯車7を介して出力軸8に伝達される。ここで、前記入力歯車5、中間歯車7、および出力歯車9は、歯すじが回転軸に平行な平歯車であり、これらを歯数の異なるものに変更することで、出力軸8に出力される回転駆動は、入力軸4の回転駆動に対して増速あるいは減速を自在に設定することが可能である。なお、トルクセンサ1においては、入力歯車5および出力歯車9の歯数は同一であり、増減速しないように構成されている。
前記起歪体2には歪み検出手段の一例である歪みゲージ16,17,18,19が貼り付けられており、長手方向に延びる側面にそれぞれ二枚ずつ貼り付けられている。
次に、第1の実施形態のトルクセンサ1による作用を図3に基づいて説明する。まず、モータの駆動に伴って入力軸4がトルクT1で回転すると、入力歯車5もこれと一体になって回転する。続いて、この入力歯車5の回転を受けて、中間歯車7は中間軸6と一体に回転する。さらに、この中間歯車7の回転を受けて、出力歯車9も出力軸8と一体に回転する。
ここで、出力軸8に回転抵抗T2が加わると、当該回転抵抗T2は出力歯車9から噛合中間歯車7へ伝達される。これにより、出力歯車9と噛合している中間歯車7の歯面は当該出力歯車9に押圧され、当該歯面にはその直交方向に押圧力F1が作用する。一方、入力歯車5に噛合してる中間歯車7の歯面は当該入力歯車5に押圧され、当該歯面にはその直交方向に押圧力F2が作用する。そのため、中間歯車7には押圧力F1と押圧力F2との合力F1+F2が作用し、当該中間歯車7を保持する中間軸6にも合力F1+F2が作用する。
また、前記入力歯車5、中間歯車7および出力歯車9の中心点は起歪体2の長手方向側面と平行に延びる直線Lの線上に配置されており、前記中間歯車7と出力歯車9の噛合点、および中間歯車7と入力歯車5の噛合点も当該直線Lの線上に位置する。つまり、押圧力F1および押圧力F2の作用点は当該直線Lの線上に位置する。しかも、中間歯車7は、押圧力F1の作用線と当該直線Lとが成す角、および押圧力F2の作用線と当該直線Lとが成す角は等しくなるように構成されている。そのため、合力F1+F2は起歪体2の長手方向側面に直交する方向に作用する。従って、起歪体2には合力F1+F2が曲げモーメントとして作用し、当該起歪体2は固定端2bを支点として歪む。この起歪体2の歪みを歪みゲージ16,17,18,19で検出することにより、トルクを検出することができる。
前述した第1の実施形態のトルクセンサ1においては、遊星歯車機構を備えるがため出力トルクを増幅せざるを得ない従来のトルクセンサとは異なり、出力トルクは増幅しないので回転抵抗も増大しない。そのため、起歪体2には増幅されずに出力されたトルクに応じた回転抵抗が作用するので、低トルクを検出することができる。しかも、合力F1+F2が起歪体2の長手方向側面に直交する方向に作用するように構成されている。そのため、小さな曲げモーメントであっても起歪体2を歪ませることができるので、低トルクを精度良く検出することができる。また、三個の歯車を一列に配置しただけの歯車機構であり、遊星歯車機構を備えるトルクセンサと比較して、部品点数を少なくすることができる。さらに、入力歯車5および出力歯車7は起歪体2に内包されるように配置されているので、トルクセンサ1を小型化することができる。
(第2の実施形態)
以下、図4ないし図6に基づいて本発明の第2の実施形態を説明する。ここで、第2の実施形態のトルクセンサ21は、前述した第1の実施形態のトルクセンサ1の起歪体2を縦に配置して、これに伴い各種構成部品の配置を変更したものである。
前記トルクセンサ21は、図4および図5に示すように、ロバーバル型の空洞穴222aが形成された起歪体22を有しており、この起歪体22はその長手方向側面が詳細を後述する中間軸26と同一方向に延びるように配置されている。また、この起歪体22の上端には固定端22bが一体成形されており、ハウジング23に固定されている。
また、トルクセンサ21は、駆動源の一例であるモータ(図示せず)の駆動に伴い回転するとともに、起歪体22の長手方向側面と同一方向に延びる入力軸24を有している。この入力軸24にはこれと一体に回転可能に入力歯車25が取付けられている。
前記起歪体22の上端には前記入力歯車25と噛合する第一中間歯車27aが配置されており、一方下端には第二中間歯車27bが配置されている。これら中間歯車27a,27bは、起歪体22の上端および下端を貫いて当該起歪体22にベアリング30,31を介して回転自在に保持された中間軸26に一体に回転可能に取付けられており、前記入力軸24の回転駆動に伴い回転するように構成されている。
また、前記第二中間歯車27bには出力歯車29が噛合してある。この出力歯車29は、ハウジング23にベアリング32,33を介して回転自在に保持された出力軸28に一体に回転可能に取付けられており、前記入力軸24の回転駆動に伴い回転するように構成されている。この構成により、前記入力軸24の回転駆動は、第一中間歯車27aおよび第二中間歯車27bを介して出力軸28に出力される。ここで、これら入力歯車25、第一中間歯車27a、第二中間歯車27b、および出力歯車29は、歯すじが回転軸に平行な平歯車であり、これらを歯数の異なるものに変更することで、出力軸28に出力される回転駆動は、入力軸24の回転駆動に対して増速あるいは減速を自在に設定することが可能である。なお、トルクセンサ21においては、入力歯車25および出力歯車29の歯数は同一であり、増減速しないように構成されている。
前記起歪体2には、図4および図5に示すように、歪み検出手段の一例である歪みゲージ34,35,36,37が貼り付けられており、長手方向に延びる側面にそれぞれ二枚ずつ貼り付けられている。
次に、第2の実施形態のトルクセンサ21による作用を図6(a),(b)に基づいて説明する。まず、図6(a)に示すように、モータの駆動に伴って入力軸24がトルクT1で正回転すると、入力歯車25もこれと一体になって回転する。続いて、この入力歯車25の回転を受けて、第一中間歯車27および第二中間歯車は中間軸26と一体に回転する。さらに、図6(b)に示すように、この第二中間歯車27bの回転を受けて、出力歯車29も出力軸28と一体に回転する。
ここで、図6(b)に示すように、出力軸28に回転抵抗T2が加わると、当該回転抵抗T2は出力歯車29から第一中間歯車27aおよび第二中間歯車27bへ伝達される。このとき、出力歯車29と噛合している第二中間歯車27bの歯面は当該出力歯車29に押圧され、当該歯面にはその直交方向に押圧力F1が作用する。一方、図6(a)に示すように、入力歯車25に噛合してる第一中間歯車27aの歯面は当該入力歯車25に押圧され、当該歯面にはその直交方向に押圧力F2が作用する。そのため、第一中間歯車27aおよび第二中間歯車27bを保持する中間軸26には押圧力F1と押圧力F2との合力F1+F2が作用する。
また、前記入力歯車25および第一中間歯車27aの中心点、並びに第二中間歯車27bおよび出力歯車29の中心点は、起歪体22の長手方向側面の幅方向に平行な直線Lの線上に配置されている。そのため、前記第二中間歯車27bと出力歯車29の噛合点、および第一中間歯車27aと入力歯車25の噛合点も当該直線Lの線上に位置する。つまり、押圧力F1および押圧力F2の作用点は当該直線Lの線上に位置する。しかも、これら第一中間歯車27aおよび第二中間歯車27bは、押圧力F1の作用線と当該直線とが成す鋭角、および押圧力F2の作用線と当該直線Lとが成す鋭角は等しくなるように構成されている。そのため、合力F1+F2は起歪体22の長手方向側面に直交する方向に作用する。従って、起歪体2には合力F1+F2が曲げモーメントとして作用し、当該起歪体22は固定端22bを支点として歪む。この起歪体2の歪みを歪みゲージ34,35,36,37で検出することにより、トルクを検出することができる。
(第3の実施形態)
以下、図7に基づいて本発明の第3の実施形態を説明する。ここで、第3の実施形態のトルクセンサ41は、第1の実施形態ののトルクセンサ1において、入力歯車5、中間歯車7、および出力歯車9に代えて、スプロケット45,47,49を用いたものである
図7において、41はトルクセンサであり、入力軸44と一体に回転可能に入力スプロケット45が取付けられている。一方、出力軸48にもこれと一体に回転可能に出力スプロケット49が取付けられている。これらスプロケット45,49にはチェーン50が巻けられており、入力軸44の回転駆動が出力軸48へ伝達可能に構成されている。また、前記チェーン50の外輪側には、中間軸46に一体に回転可能に取付けられる中間スプロケット47が配置されており、当該チェーン50を案内するように噛合している。
第3の実施形態のトルクセンサ41においては、図7に示すように、モータの駆動に伴って入力軸44がトルクT1で回転すると、入力スプロケット45もこれと一体になって回転する。これを受け、チェーン50は循環移動するとともに、出力スプロケット49は従動する。このとき、チェーン50の外輪側に配置されている中間スプロケット47もチェーン50の循環移動に伴い回転する。ここで、出力軸48に回転抵抗T2を加えると、当該回転抵抗はチェーン50を介して中間スプロケット47に伝達される。このとき、中間スプロケット47の歯面には押圧力F1が作用する。さらに、この反作用がチェーン50を介して中間スプロケット47の他の歯面に作用し、当該歯面には押圧力F2が作用する。そのため、中間スプロケット47を保持する中間軸46には押圧力F1とF2との合力F1+F2が作用する。従って、起歪体2には合力F1+F2が曲げモーメントとして作用し、当該起歪体2は固定端を支点として歪む。この起歪体2の歪みを歪みゲージ16,17,18,19で検出することにより、トルクを検出することができる。
(第4の実施形態)
前述の第1、第2および第3の実施形態のトルクセンサ1,21、41においては、中間歯車7,27a,27b、あるいは中間スプロケット47は、起歪体2、22にベアリングを介して回転自在に保持された中間軸6,26に、一体に回転可能に取付けられている。ここで、第4の実施形態のトルクセンサ81においては、図8に示すように、中間軸86は起歪体2に固定されており、これに伴い中間歯車87がベアリング88,89を介して当該中間軸86に回転自在に取付けられている。このように構成しても第1の実施形態のトルクセンサ1と同様の効果を得ることができる。
なお、第1および第2の実施形態のトルクセンサ1,21においては、入力軸4,24および入力歯車5,25を排除して中間軸6あるいは中間軸26がモータにより直接駆動されように構成してもよい。この場合、中間軸6,26には、図3および図6に示す押圧力F2は作用しないが、押圧力F1が曲げモーメントとして作用する。そのため、起歪体2,22は歪むので、当該歪み検出することにより、トルクを検出することがきる。

1 トルクセンサ
2 起歪体
2a 空洞穴
2b 固定端
2c 切欠部
2d 上方軸取付部
2e 下方軸取付部
2f ピン挿入孔
3 ハウジング
3a 上蓋
3b 下蓋
3c 有底穴
3d 有底穴
4 入力軸
5 入力歯車
6 中間軸
7 中間歯車
8 出力軸
9 出力歯車
10 ベアリング
11 ベアリング
12 ベアリング
13 ベアリング
14 ベアリング
15 ベアリング
16 歪みゲージ
17 歪みゲージ
18 歪みゲージ
19 歪みゲージ

21 トルクセンサ
22 起歪体
22a 空洞穴
22b 固定端
23 ハウジング
24 入力軸
25 入力歯車
26 中間軸
27a 第一中間歯車
27b 第二中間歯車
28 出力軸
29 出力歯車
30 ベアリング
31 ベアリング
32 ベアリング
33 ベアリング
34 歪みゲージ
35 歪みゲージ
36 歪みゲージ
37 歪みゲージ

41 トルクセンサ
44 入力軸
45 入力スプロケット
46 中間軸
47 中間スプロケット
48 出力軸
49 出力スプロケット
50 チェーン

81 トルクセンサ
86 中間軸
87 中間歯車
88 ベアリング
89 ベアリング

Claims (6)

  1. 入力軸の回転に伴って回転する入力歯車と、
    この入力歯車の回転が伝達されるとともに、前記入力軸と異なる軸線上に位置する出力軸を回転軸とする出力歯車と、
    これら入力歯車と出力歯車とに噛合して回転伝達する1または複数の中間歯車と、
    単一部材に空洞穴を穿設してロバーバル型を成すとともに、前記中間歯車の回転軸を支持する起歪体と、
    この起歪体の側面に貼付けられ、起歪体に生じる歪みを検出する歪み検出手段と
    を備えることを特徴とするトルクセンサ。
  2. 入力軸の回転に伴って回転する入力歯車と、
    この入力歯車の回転が伝達される出力軸側の出力歯車と、
    これら入力歯車および出力歯車に噛合して回転伝達する1または複数の中間歯車と、
    単一部材に空洞穴を穿設してロバーバル型を成すとともに、前記中間歯車の回転軸だけを支持する起歪体と、
    この起歪体の側面に貼付けられ、起歪体に生じる歪みを検出する歪み検出手段と
    を備えることを特徴とするトルクセンサ。
  3. 前記起歪体には空洞穴と連通する切欠部が形成され、この切欠部に前記中間歯車が配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトルクセンサ。
  4. 前記中間歯車が第一中間歯車と第二中間歯車とから成る一方、前記起歪体が入力軸および出力軸と同一方向に延びるよう縦に配置され、この起歪体にはその上端および下端を貫くようにして回転軸が支持され、この回転軸の上端に第一中間歯車を取り付けて前記入力歯車と噛合させる一方、当該回転軸の下端に第二中間歯車を取り付けて前記出力歯車と噛合させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトルクセンサ。
  5. 入力軸側の入力スプロケットと、出力軸側の出力スプロケットと、これらスプロケットに巻き掛けらて回転駆動を伝達する無端チェーンと、この無端チェーンの外輪側に噛合して当該無端チェーンの循環移動に伴って回転する中間スプロケットと、この中間スプロケットを回転自在に支持する起歪体と、この起歪体に生ずる歪みを検出する歪み検出手段とを備えるトルクセンサにおいて、
    前記起歪体が、単一部材に空洞穴を穿設してロバーバル型を成すとともに、前記中間スプロケットの回転軸を支持する一方、当該起歪体の側面には歪み検出手段が貼付けられて成ることを特徴とするトルクセンサ。
  6. 前記起歪体には空洞穴と連通する切欠部が形成され、この切欠部に前記中間スプロケットが配置されていることを特徴とする請求項5に記載のトルクセンサ。
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