JP4676421B2 - 連続製造工程のためのレーザー溶接方法 - Google Patents

連続製造工程のためのレーザー溶接方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4676421B2
JP4676421B2 JP2006349003A JP2006349003A JP4676421B2 JP 4676421 B2 JP4676421 B2 JP 4676421B2 JP 2006349003 A JP2006349003 A JP 2006349003A JP 2006349003 A JP2006349003 A JP 2006349003A JP 4676421 B2 JP4676421 B2 JP 4676421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
steel
laser welding
manufacturing process
pickling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006349003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007175774A (ja
Inventor
イン‐ス ウー
ジョン‐シク パク
ボ‐ユン ジォン
ジョン‐ボン リー
ジョン‐キル キム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Posco Co Ltd
Original Assignee
Posco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Posco Co Ltd filed Critical Posco Co Ltd
Publication of JP2007175774A publication Critical patent/JP2007175774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4676421B2 publication Critical patent/JP4676421B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/40Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
    • C22C38/42Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with copper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/18Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring using absorbing layers on the workpiece, e.g. for marking or protecting purposes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/02Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/04Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing manganese
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/06Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing aluminium

Description

本発明は、連続製造工程において、圧延材を相互接合して連続的に生産する圧延材のレーザー溶接方法に関する。より詳細には、急加熱急冷却するレーザー溶接工程において、低温変態組織が発生する鋼種に対して溶接部の硬化組織を低減させ溶接部の溶接品質を安定的に提供できる連続製造工程のためのレーザー接合方法に関する。
金属板材を生産する技術分野において、生産工程を連続化することによって、生産性と品質を向上させ、そして製造できる製品サイズを拡大化する要求が強まりつつある。
かかる連続製造工程は、電気鋼板やフェライト系ステンレス鋼板のような高級鋼種にまでその適用が拡大されつつある。
連続製造工程の代表例には、酸洗いと連続圧延が繋がって同時進行するPCM(Pickling&Tandem cold rolling mill)工程がある。熱延コイルから得られる冷延コイルは、酸洗いと連続圧延(Tandem cold rolling mill)をそれぞれ施行する方法があるが、酸洗いと連続圧延が繋がって同時進行するPCM(Pickling&Tandem cold rolling mill)工程でも製造することが出来る。PCM工程は、酸洗いとTCMをそれぞれ施行する工程に比べ生産性を大きく向上させることができ、最近多く適用されている。
このような連続圧延分野において重要なのは、先行する圧延板材の後端と後行する圧延板材の先端とを相互接合する圧延板材の接合技術にある。連続圧延のために圧延板材を接合する技術には固相接合方法と溶接による接合方法がある。
溶接による接合方法は、連続圧延ラインの入口側で、先行する圧延板材の後端と後行する圧延板材を相互溶接して溶接部を形成した後、続いて後続圧延ラインを通過することになる。この場合、溶接部の品質が良くない場合には、後続圧延ラインを通過する間に溶接部が板破断し生産が全面中断される深刻な問題を引き起こす。従って、連続圧延のためには熱延、冷延コイルの溶接部の品質特性を確保するのが重要な技術とみられる。特に、PCMラインでは、既存の酸洗ラインとTCMラインに比べ生産ラインが長くコイルを入れるルーパーの数が多いため、既存ラインに比べ厳しい溶接品質を要求している。
連続圧延ラインに適用される溶接方法には、短絡とフラッシング(Flashing)を繰り返し発生させるフラッシュバット溶接(Flash butt welding)と、高密度の熱源を利用するレーザー溶接がある。
フラッシュバット溶接は、入熱量が大きいため被溶接材の選択に限界がある。その一例として電気鋼板、フェライト系ステンレス鋼、高炭素鋼などに対しては接合強度が確保されず、冷間圧延中に板破断が発生する場合がある。特に、高炭素鋼は炭素(C)の含有量が高いため、フラッシュバット溶接が非常に難しい材料と評価されている。また、溶接日程及び溶接条件を一定に設定して反復作業を実施した場合にも、個々の溶接部の品質特性にバラツキを示すなど再現性にも問題があるものと指摘されている。
レーザー溶接は、エネルギー密度が高く入熱量が少ないため、既存のフラッシュバット溶接に比べ優れた品質特性が得られるものと知られている。
しかし、レーザー溶接で高炭素鋼を溶接して連続圧延する場合、溶接金属部に気孔やピンホールが発生し、溶接金属と溶接熱影響部に亀裂が発生する問題点がある。
気孔やピンホールは、素材内の炭素含量と深い関係がある。溶接時に、溶融金属内の炭素が大気中の酸素と反応し、COガスを作りながら外部に放出できなかったガスが凝固時に残留し気孔が発生するものと知られている。
従って、溶融金属部の炭素含量を低減させることが重要で、適切な溶接材料を使用することにより、気孔発生を低減させることが出来る。
溶接部の亀裂は、硬化組織と関係があり、高炭素鋼では、溶接時の急加熱と急冷却過程から生成されるマルテンサイト組織が主な原因とされている。溶接部の硬化組織は、溶接金属部と溶接熱影響部が同時に発生するため、その改善方法も複雑で様々である。
以上のように、硬化組織が発生する鋼材を連続圧延するための先行技術としては、次のような技術がある。
先ず、特許文献1は、溶接部を熱処理することに関するものであって、固定式熱源を使用して、圧延材の炭素含有量に応じて特定の熱処理温度で一定時間維持する方法を開示している。しかし、この方法は熱処理の維持時間によって全体的な溶接施工時間が増加する問題点がある。
さらに他の先行技術には、特許文献2がある。この技術は、溶接部をレーザー溶接で溶接した後、1分以内に400℃以上、AC1点以下の温度範囲で熱処理する方法に関する。しかし、この技術は、400℃以上、AC1点以下で硬化組織を完全に除去させるために非常に長い時間維持しなければならず、また、レーザー溶接のように急冷却される場合には、溶接後数秒以内に溶接部を急加熱して熱処理する必要があるため、熱処理施工方法が非常に複雑になるという問題点がある。
また他の先行技術には、特許文献3がある。この技術は、高炭素鋼板の接合部の間に、溶接性に優れた低炭素鋼を挿入して溶接する方法に関する。この技術は、他の溶接法に比べて溶接工程数が2倍以上増加する上に、リーダーストリップ(Leader strip)を毎回用意しなければならないという問題点があって、大量生産には適さない。
また他の先行技術には、特許文献4がある。この技術は、レーザー溶接部がフェライトとパーライトの混合領域を通過するうちに冷却されるよう熱処理する方法に関する。この技術は、レーザー溶接に関するものであって、アーク溶接に比べて急加熱し急冷却するため、フェライトとパーライトが混在する領域に変態させにくいという問題がある。特に、高炭素鋼に対して溶接する場合、硬化現象が著しく発生するという問題点がある。
さらに他の先行技術には、特許文献5がある。この技術は、接合部に対してレーザー溶接が完了した後、圧延材を熱処理する方法に関する。しかし、この技術もレーザー溶接を適用するため、溶接部が急冷却され熱処理を行う直前にマルテンサイト組織に変態が完了し、微細亀裂が発生するという問題点がある。従って、この技術はPCMのように高品質を要求する生産ラインでは適用が困難である。
また他の先行技術には、特許文献6がある。この技術は、高炭素鋼と低炭素鋼の異種接合部でフィラーワイヤ(Filler wire)を使用し、熱処理を行わず、低炭素鋼側にレーザービームを照射して溶接部の亀裂を防ぐ方法に関する。しかし、この技術は溶融されない高炭素鋼側の溶接熱影響部から発生する硬化組織を除去できないという問題点がある。
さらに他の先行技術には、特許文献7がある。この技術は、フラッシュバット溶接に関するものであって、溶接部に熱処理を実施する方法に関する。溶接方法は異なるが、溶接部に熱処理を実施する上記技術と類似する技術として、特許文献8と特許文献9そして特許文献10がある。しかし、これら技術は何れも炭素が0.5%以上含まれている高炭素鋼板の溶接部の品質を、安定的に確保することが困難であるという問題点がある。
以上のように連続圧延のための鋼板の接合技術は多数あるが、殆どの場合が炭素の含有量が比較的低い高炭素鋼や、溶接品質が大して要求されない生産ラインに適用する方法である。
従って、急加熱急冷却されるレーザー溶接工程において、溶接後に低温変態組織が発生する鋼種、例えば高炭素鋼や、DP、TRIP、CP鋼を、連続圧延するのに適用できる程度の溶接接合部の品質特性を確保できる技術が要求されている。
日本特許公開公報平5−50276号 日本特許公開公報平5−132719号 日本特許公開公報平8−57502号 日本特許公開公報平8−215872号 日本特許公開公報第2000−317642号 日本特許公開公報第2001−353587号 日本特許公開公報第2000−317642号 日本特許公開公報平5−132719号 日本特許公開公報第2000−317642号 日本特許公開公報第2004−76159号
従って本発明は、このような従来の問題点を解消するためのものであって、本発明の目的は、レーザー溶接部の硬化組織を低減させ溶接部の品質を安定的に確保して、連続製造工程に対する生産性を大幅に改善出来るレーザー溶接方法を提供することにある。
上記の目的を達成すべく、本発明は、低温変態組織が発生する圧延材を相互に接触させる段階と、
上記圧延材の接触部分に対して溶接段階でC:0.1重量%以下、Cr:0−1.22重量%を含む溶接材料を使用してレーザー溶接する段階とを含む連続圧延のためのレーザー溶接方法を提供する。
本発明において上記溶接材料は、炭素鋼またはNi合金が代表例であり、これらは線材または粉末または薄膜のうち何れか一つの形態を使用するのが好ましい。
また、本発明の一実施例による溶接方法は、上記溶接段階の前に上記圧延材の接触部分を600℃乃至800℃の範囲で予熱処理するのが好ましい。また、本発明の一実施例による溶接方法は、上記溶接段階の後に上記溶接部を800℃乃至1100℃の範囲で加熱して後熱処理するのが好ましい。本発明において予熱処理と後熱処理は、一緒に適用するのが最も好ましい。
本発明において、低温変態組織が発生する圧延材は、Cの含量が0.5重量%以上の高炭素鋼、DP鋼、TRIP鋼、CP鋼が挙げられる。上記高炭素鋼の例としては、重量%としてC:0.5%以上、Si:0.1〜0.5%、Mn:0.3〜0.6%、P:0.05%以下、S:0.05%以下、Cu:0.5%以下、Ni:3%以下、Cr:0.05〜0.5%、Al:0.05%以下を含み、その他の不可避な不純物と残りのFeから組成されるものである。
本発明による連続製造工程のためのレーザー溶接方法は、酸洗いと冷延する工程(PCM、Pickling&Tandem Cold Rolling Mill)、酸洗いとオイル塗布する工程(POL、Pickling&Oiling Line)、焼き鈍しと酸洗いする工程(APL、Annealing&Pickling Line)、酸洗いする工程(PL、Pickling Line)、冷延する工程(TCM、Tandem Cold Rolling Mill)等の何れか一つの工程に適用される。
本発明による連続製造工程のレーザー溶接方法は、これまで適用されていなかった連続製造工程のための溶接条件を提供し、低温変態組織が発生する鋼を連続的に生産できるようにする技術的効果がある。
また、本発明は低温変態組織が発生し得る圧延材を連続生産するために、溶接欠陥のない良好なレーザー溶接接合部を得ることができ、図3のように、レーザー溶接部が板破断せずに連続作業を可能とする技術的効果を提供する。
また本発明は、鋼材の炭素含有量に関係なく溶接施工時間を一般鋼水準の25秒範囲に短縮することにより、連続製造工程での鋼材生産性を大幅に向上させる技術的効果がある。
以上のように、本発明の溶接条件を適用すると、低温変態組織が発生し得る鋼であっても、連続生産ラインに印加される強い圧縮荷重と、スタンドとの間にかかる引っ張り荷重にも耐えられるため、連続生産工程中にも溶接部の破断が起きない連続製造工程を遂行することを可能とする。
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照にさらに詳しく説明する。
本発明において“低温変態組織が発生する圧延材”とは、レーザー溶接方法で相互接合させ溶接部を形成した後、冷却時に溶接部の組織が低温変態組織に相変態する圧延材を意味する。低温変態組織とは、マルテンサイト、ベイナイトが含まれた組織を意味する。レーザー溶接後に低温変態組織が発生する圧延材には、高炭素鋼または高強度鋼素材がある。
高炭素鋼はCの含量が0.5重量%以上の鋼を意味する。高炭素鋼の代表例には、重量%(以下、本発明において%は特に説明が無い限り重量%を意味する。)として、C:0.5%以上、Si:0.1〜0.5%、Mn:0.3〜0.6%、P:0.05%以下、S:0.05%以下、Cu:0.5%以下、Ni:3%以下、Cr:0.05〜0.5%、Al:0.05%以下を含み、その他の不可避な不純物と残りのFeから成るものである。炭素含有量の側面でCが0.5%以上含まれている鋼であれば、何れも本発明で意味する高炭素鋼に含まれるものと解釈すべきであり、高炭素鋼に特殊な機能を付加するためMo、V、Ti、W、B、Nb、Sb等の元素が添加されているか否かは関係ない。
高強度素材は、引っ張り強度が450MPaを有するよう設計された鋼であって、その例として低温変態組織を有する鋼を意味する。この低温変態組織鋼を有する鋼としては、DP鋼(Dual Phase鋼)とTRIP(Transformation Induced Plasticity、変態誘起塑性)鋼そしてCP鋼(Composite Phase鋼)などがある。これを通常変態組織鋼という。DP鋼は、軟らかいフェライトと強度が高いマルテンサイトという、2つの性質が異なる相が混合した鋼であって、少ない合金元素で優れた加工性と高い強度を同時に確保できる鋼種である。そしてTRIP鋼は、鋼中に延性に優れたフェライト相と強度に優れたベイナイト相、そして高温で存在する準安定オーステナイト相で構成されたもので、準安定オーステナイト相が変形されると、強度に優れたマルテンサイト相に変わる鋼種である。CP鋼は、マルテンサイトやベイナイトの組織に析出物が存在する鋼である。これら変態組織鋼は、低温変態組織を有するよう鋼成分が設計されたものであって、レーザー溶接後に変態組織に相変態することになる。
このように高炭素鋼や低温変態組織を有するよう設計された鋼種は、連続圧延のためにレーザー溶接方法で接合した後、冷却時に溶接部においてマルテンサイトやベイナイトのような脆性の強い低温変態組織に相変態が起こることとなる。このように、低温変態組織が発生すると連続圧延工程で溶接部に亀裂が発生したり、板破断が起きるなど様々な問題点が発生する。
また、本発明において“溶接部”とは、連続圧延のために先行する圧延板材の後端と、後行する圧延板材の先端を、レーザー溶接機で相互溶接して形成される接合部であって、レーザーによって溶融された後、凝固する溶融金属部と、溶融はされないがレーザーの熱源によって熱影響を受ける溶接熱影響部(HAZ:Heat Affected Zone)を含むことを意味する。
また、本発明において“連続製造工程”という用語は、熱間圧延や冷間圧延ラインで連続的に圧延材を圧延する工程を意味すると共に、圧延材を相互接合して2個以上のコイルが連結された状態で、研磨工程または溶融亜鉛メッキ工程または焼き鈍し工程などのように、連続的に通板する全ての連続ラインを含む意味として使用される。
先ず、本発明による目的を達成するため、低温変態組織が発生するレーザー溶接部の組織検査、及びエリクセン(Erichsen)試験を通じて確認された、溶接部での硬化現象の発生原因について検討してみる。
本発明の発明者等によって確認された結果によると、溶接部の硬化現象は溶接金属及び溶接熱影響部で各々発生し、低温変態組織が主な原因として働いていることが確認できた。
このような低温変態組織は、溶接部の化学組成によって、一定水準に制御することが出来る。このために炭素含有量が圧延材より低い溶接材料を使用して溶接金属部の炭素含有量を低減させることが出来る。より好ましくは、溶接材料と共に熱処理によって硬度を減少させることが出来る。
そして溶接部の品質特性は、上記のように溶接部の硬度によっても影響されるが、溶接部全体の硬度分布にも影響される。
従って本発明では、溶接部を熱処理する技術をさらに提供して、溶接部の硬度を減少させつつも、溶接部全体の硬度分布を緩和させ、低温変態組織を有する鋼に対してレーザー溶接部の品質を安定的に確保することを可能とする。
また、PCMのような連続ラインでは、溶接と熱処理を分離して実施すると溶接施工時間が長くなるため、全体的な生産速度が低減する。そして圧延材の炭素含有量が増加するにつれ、熱処理時間も増加することになる。
従って、本発明ではこのような問題点を解決するため、図1のように熱処理装置を溶接機と共に一体型で構成して、圧延材の溶接部が溶接と同時に熱処理されるように溶接装置を構成する。
図1を参考に本発明による溶接装置を説明すると、本発明による溶接装置は大きく溶接機10と熱処理機20から成っている。これら装置は、何れも一体で形成されるのが好ましいが、必ずしもこれに制限されるのではない。図1は本発明による溶接装置を概略的に図示したものであるため、これら装置が一体で形成される構成は示されていないが、このようにこれら装置を一体で構成する技術は、通常の設備技術によって実施できるため、これら装置を一体で構成するための技術的構成に関する詳細な説明は省略する。
本発明による溶接機10は、レーザー14を発振させるレーザー発生機12と溶接材料を供給するフィラー供給機16から成る。また熱処理機20は、移動する圧延材を加熱させるための熱源として速やかに加熱できる手段であれば何れも適用可能で、高周波誘導コイルを使用するのが好ましい。このような熱処理機20は、溶接部の前に設置され溶接される前に圧延材40を加熱する予熱機22と溶接以後に圧延材50を加熱する後熱機24から成っている。
本発明による溶接装置を用いて移動する圧延材を相互溶接する場合、先ず後行圧延材40の先端と先行圧延材50の後端とを接触させた後、予熱機22で加熱した状態で溶接機10で溶接し、相互接合された溶接部60は後熱機24によって後熱される。
図1において符号30はガイドロールを示す。
本発明による溶接装置を用いて移動する圧延材を溶接する場合、圧延材も移動するが、これと共に溶接装置も移動することになる。この際、圧延材の移動方向と溶接装置の移動方向が同一だったり反対だったりすることが出来る。圧延材の移動方向と溶接装置の移動方向が同一の場合には、圧延材の移動速度が溶接装置の移動速度と同じかより速く移動するのが好ましい。
図2は本発明の一実施例において移動式溶接装置とこれを用いて溶接する場合、圧延材の溶接部に対する熱サイクル履歴及びこれによる組織状態を模式的に示している。
本発明ではレーザー溶接後に低温変態組織が発生する圧延材の連続圧延のため、溶接部の硬化現象を制御するための方法として、溶接部の化学組成を制御する方法と溶接部の熱処理方法を提供する。
以下では、このような方法について順番通り説明する。
先ず、溶接部の化学組成を制御する方法について説明する。
この方法は、溶接部の溶融金属を殆ど形成する溶接材料を制御する方法である。溶接材料はフィラー供給機16から溶接部60へ供給され、基本的にCの含量が0.1%以下で、Crの含量が0−1.22%の溶接材料が好ましい。このような溶接材料としては、炭素鋼と高靭性材料のNi合金が挙げられる。炭素鋼系列がより安定的に溶接品質を確保できるので好ましい。
ステンレス鋼及びNi合金から成る溶接材料は、最適の溶接パラメータが導き出されない場合には、母材である高炭素鋼とのぬれ性が低下され、融点の差によって母材成分が完全に希釈されないため、間欠的に溶接部が脆化される現象が生じ得る。しかし、本発明の溶接材料からNi合金を除くのではない。
本発明において溶接金属部の組成は、炭素の含有量が0.4%以下になるよう制御するのが好ましい。これはレーザー溶接の場合には、極小量の溶接材料を溶融させ溶接部に満たすため、通常のアーク溶接に比べ母材の希釈率が非常に大きいからである。
例えば、圧延材内の炭素の含有量が0.85%以上の高炭素鋼圧延材の場合に、希釈率を最大30%に設定し、溶接金属部の炭素含有量を0.4%以下に維持するためには、溶接材料の炭素含有量は約0.1wt%以下になるべきである。
またクロム(Cr)は、圧延材内の炭素と反応して溶接金属と溶接熱影響部の付近でクロム炭化物を形成するので、クロム(Cr)の含有量は1.22%以下に制御するのが好ましい。
従って本発明では、溶接機から供給される溶接材料は、C:0.1%以下、Cr:0−1.22%以下の炭素鋼またはNi合金が好ましい。炭素鋼はFeが主成分で、Ni合金はNiが主成分の溶接材料である。これらはC、Crを本発明の条件を満たしながら、通常の炭素鋼またはNi合金であれば適用可能である。溶接材料の形状は線材が好ましいが、粉末や薄膜形態の溶接材料も使用可能である。
次に、溶接部の熱処理方法について説明する。
本発明において溶接部の熱処理は、溶接接合部の亀裂を防ぐための溶接前に実施する予熱処理と、溶接後に溶接接合部の硬化現象を緩和させるために実施する後熱処理がある。
仮に、低温変態組織が発生する圧延材に対してレーザー溶接を実施し、接合された溶接部に対して後熱処理のみ実施した場合、溶接以後の溶接部は後熱処理する前に急冷却され、溶接部に亀裂が生じ得る。
従って、低温変態組織が発生する溶接材料に対してレーザー溶接による急冷却熱サイクルを緩和させるため、溶接前に予熱処理を実施するのが好ましい。
このような予熱処理の温度は、本発明の一実施例のように移動式熱処理機を適用する場合、マルテンサイト変態温度(Ms)のすぐ上では十分な予熱効果が得られないため、これより高い温度に予熱するのが好ましい。
従って、本発明の一実施例によると、高炭素鋼の溶接部に対して予熱する場合、予熱処理の温度は600℃乃至800℃の範囲で実施するのが好ましい。予熱処理の温度が600℃以下で予熱処理すると、移動する圧延材に対して予熱のための十分な時間が確保できないため、溶接部に十分な品質特性が確保できず、予熱温度が800℃以上になると過度の入熱によって溶接部に変形が発生して良好な溶接部が確保できない。
そして本発明において溶接部の後熱処理は、大きく二つの概念で実施する。
最初の概念は、AC1以下で比較的長時間維持して溶接部のマルテンサイト組織をテンパード(tempered)マルテンサイトに変化させ、延性を確保するテンパリング(Tempering)処理方法である。
二番目の概念は、レーザー溶接時の冷却熱サイクルを積極的に制御して、フェライトとパーライト組織に変態させる方法である。
ここでテンパリング処理方法は、比較的長時間熱処理しなければならないので、これによる十分な延性を確保できることが長所であるが、生産速度が速いコイル生産ラインでは、後熱処理に長時間かかると生産性が低下する。従って、移動式熱源を用いたレーザー溶接システムでは、後者のレーザー溶接後の冷却サイクルを緩和させる方法がより好ましい。
溶接部の後熱処理の温度は、800乃至1100℃の範囲で加熱するのが好ましく、より好ましくは950〜1100℃の範囲である。また溶接部の後熱処理は、加熱後の維持時間をもたせず、自然冷却するのが好ましい。
溶接部の後熱処理温度が800℃以下の場合には、入熱量が不足し、冷却後の溶接部の組織にマルテンサイト組織が形成され、硬度低減効果が無い。また、後熱処理の温度が1100℃以上の場合には、入熱量が多すぎて溶接部の組織が粗大化され、一部分は冷却時に硬化組織のマルテンサイト組織が再生成され、溶接部の物理的特性が悪化する。
本発明のレーザー溶接方法は、圧延材を連続製造工程にて生産する全ての方法に適用できるものである。例えば、酸洗いと冷延する工程(PCM、Pickling&Tandem Cold Rolling Mill)、酸洗いとオイル塗布する工程(POL、Pickling&Oiling Line)、焼き鈍しと酸洗いする工程(APL、Annealing&Pickling Line)、酸洗いする工程(PL、Pickling Line)、冷延する工程(TCM、Tandem Cold Rolling Mill)等がある。
以下では本発明による好ましい実施例について説明する。
本実施例では、表1のような組成を有する高炭素鋼熱間圧延材(主成分Fe)を使用した。圧延材の厚さは2.0mmであった。このような圧延材は、最大出力12kWのCOレーザー溶接機を用いて相互溶接した。
Figure 0004676421
そして本実施例で使用した溶接材料には、ワイヤ状態(Φ0.9mm)のフィラーを使用し、その化学組成は下記の表2に示したように、炭素鋼系列のER70S−G、ER80S−Gとステンレス鋼系列のER308、そしてニッケル合金系列のERNiCrMo03、ERNi等を使用した。炭素鋼系列のER70S−G、ER80S−Gの化学成分のうちFeが主成分であり、表2には表記していない。
Figure 0004676421
圧延材をレーザー溶接機で溶接する際のレーザー溶接の条件は、溶接部の気孔アンダーフィル(Underfill)のような溶接欠陥が発生しない条件にし、レーザーの出力は8.4kWで溶接速度は4.5m/minであり、接合部の間隔は0.15mmにした。
溶接部に対する熱処理は、20w×200lmmの大きさの熱源を有する高周波誘導加熱炉を使用し、出力を変えつつ、溶接線に沿って移動させながら熱処理した。
熱処理条件は、加熱速度は約100℃/sで、予熱処理及び後熱処理の温度を変えながら熱処理した後、熱処理後には自然冷却(空冷)した。
溶接部を熱処理する時、高周波誘導炉によって加熱された溶接部の温度は、R−typeの熱電対を溶融境界線に点溶接し、溶接による温度履歴を測定し、温度履歴曲線から最高到達温度を求め、この温度を熱処理温度と定めた。
本発明の一実施例によると、エリクセン高さ4mm以上でPCMラインの通板基準を満たしたところ、エリクセン試験機(Erichsen)を用いてエリクセン高さを評価し、エリクセン高さ4mmを基準に合格可否を決定した。溶接部の品質特性の評価方法は、溶接部の亀裂発生時点までの塑性変形された高さを測定して評価した。
先ず、炭素含有量が0.85%のSK85鋼に対して、溶接材料及び熱処理条件による品質評価結果を下記の表3に示した。
Figure 0004676421
表3から分かるように、SK85鋼の溶接部に対して溶接材料を使用しなかったり、熱処理を実施しない場合には、溶接直後に溶接部から溶接亀裂が発生して通板可能な溶接接合部が得られなかった。
また、予熱処理または後熱処理のみを単独で実施した場合にも、通板が出来る程度の溶接部の品質特性を確保できなかった。
これに対して、本発明のように予熱処理と後熱処理を全て実施した場合には、他の実施例に比べて溶接部の品質が改善されたことが分かる。
また、表3から分かるように、予熱処理温度を600〜800℃にし、これと共に後熱処理の温度を950〜1100℃の範囲で加熱した場合には、PCM連続圧延通板の限界基準であるエリクセン高さ4.0mmを超過する安定的な溶接品質特性を示している。
そして溶接材料は、クロム(Cr)含有量が少ないER70S−G、ER80S−G、ERNiの場合には、限界基準であるエリクセン高さ4.0mmを超過したが、クロム(Cr)含有量がそれぞれ19.86%、21.17%含まれたER308、ERNiCrMo−3の場合には、同じ熱処理技術を適用しても満足するような水準の溶接品質が得られなかった。
このような事実は、溶接材料に含まれたクロム(Cr)成分と圧延材の炭素成分が溶接中に反応してクロム−炭化物を粒界に生成させ、溶接部の粒界を脆化させるからである。
次に、炭素の含有量が0.5%のS50C鋼に対して、溶接材料及び熱処理条件による品質評価結果を下記の表4に示した。
表4に示した実施例は、表3から確認された最高エリクセン値を示した熱処理温度条件、即ち予熱処理温度723℃と後熱処理温度1005℃で実施したものである。
Figure 0004676421
表4から分かるように、S50C鋼のレーザー溶接部の品質特性は、SK85鋼レーザー溶接部に比べて溶接材料及び熱処理方法に関係なく全体的に優れていることが分かる。
また、S50C鋼のレーザー溶接部の品質特性は、後熱処理のみを単独で実施した場合にも、限界基準であるエリクセン高さ4.0mmを超える値が得られることが分かる。
このような結果は、鋼材内の炭素含有量の減少によって硬化現象が低減されたことによるものとみられる。
また表4を参照すると、予熱処理及び後熱処理を同時に適用した場合には、溶接部の品質特性がさらに向上されることが分かる。
以上本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明は以上のような実施例に示した高炭素鋼の連続圧延時溶接での溶接条件に特定されるのでなく、本発明の思想が適用される連続製造工程に必要な様々な溶接条件に適用することが出来る。
従って、本願発明は特許請求範囲と発明の詳細な説明の範囲の中で多様に変形して実施するのが可能で、これも本発明の範囲に属する。
本発明の一実施例によるレーザー溶接装置を示す概念図である。 本発明の一実施例によるレーザー溶接部の熱サイクルを示すグラフである。 本発明の一実施例においてSK85鋼の圧延材に関するもので、PCM連続圧延以後のレーザー溶接部を示す写真である。

Claims (6)

  1. 圧延材を連続製造工程のためにレーザー溶接する方法において、
    低温変態組織が発生する圧延材を相互に接触させる段階と、
    上記圧延材の接触部分を600℃乃至800℃の範囲で予熱処理する段階と、
    上記圧延材の接触部分に対して溶接段階でC:0.1重量%以下、Cr:0−1.22重量%を含む溶接材料を使用してレーザー溶接する段階と、
    上記接触部分を1005℃乃至1100℃の範囲で加熱して後熱処理する段階を含む連続製造工程のためのレーザー溶接方法。
  2. 上記溶接材料は、炭素鋼またはNi合金から選択されることを特徴とする請求項1に記載の連続製造工程のためのレーザー溶接方法。
  3. 上記溶接材料は、線材または粉末または薄膜の何れの形態であることを特徴とする請求項1に記載の連続製造工程のためのレーザー溶接方法。
  4. 上記低温変態組織が発生する圧延材は、Cの含量が0.5重量%以上の高炭素鋼、DP鋼、TRIP鋼、CP鋼から選択されることを特徴とする請求項1に記載の連続製造工程のためのレーザー溶接方法。
  5. 上記高炭素鋼は、重量%としてC:0.5%以上、Si:0.1〜0.5%、Mn:0.3〜0.6%、P:0.05%以下、S:0.05%以下、Cu:0.5%以下、Ni:3%以下、Cr:0.05〜0.5%、Al:0.05%以下を含み、その他の不可避な不純物と残りのFeから組成されることを特徴とする請求項4に記載の連続製造工程のためのレーザー溶接方法。
  6. 上記連続製造工程は、酸洗いと冷延する工程(PCM、Pickling&Tandem Cold Rolling Mill)、酸洗いとオイル塗布する工程(POL、Pickling&Oiling Line)、焼き鈍しと酸洗いする工程(APL、Annealing&Pickling Line)、酸洗いする工程(PL、Pickling Line)、冷延する工程(TCM、Tandem Cold Rolling Mill)の何れか一つであることを特徴とする請求項1に記載の連続製造工程のためのレーザー溶接方法。
JP2006349003A 2005-12-26 2006-12-26 連続製造工程のためのレーザー溶接方法 Active JP4676421B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020050130102A KR100711453B1 (ko) 2005-12-26 2005-12-26 연속압연을 위한 고탄소강의 용접방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007175774A JP2007175774A (ja) 2007-07-12
JP4676421B2 true JP4676421B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=38182319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006349003A Active JP4676421B2 (ja) 2005-12-26 2006-12-26 連続製造工程のためのレーザー溶接方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4676421B2 (ja)
KR (1) KR100711453B1 (ja)
CN (1) CN1990155A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220179A (ja) * 2008-02-19 2009-10-01 Toshiba Corp 二重管の接合方法
KR101134852B1 (ko) * 2010-02-16 2012-04-13 현대하이스코 주식회사 Jⅰs s45c 고탄소강판의 연속압연을 위한 용접 방법
CN102925904B (zh) * 2012-11-30 2014-11-12 张家港浦项不锈钢有限公司 一种不锈钢宽厚板卷热退火酸洗方法
JP6736941B2 (ja) * 2016-03-28 2020-08-05 中国電力株式会社 鋼部材の溶接方法、及び溶接材料
KR102010080B1 (ko) * 2017-12-26 2019-10-21 주식회사 포스코 강판의 용접부의 열처리방법
EP3520945B1 (en) * 2018-02-05 2021-01-13 Ningbo Geely Automobile Research & Development Co. Ltd. Laser brazing process
CN109183029B (zh) * 2018-11-16 2021-02-19 佛山市南海区科琎精密机械有限公司 一种激光熔覆工艺
CN113146157B (zh) * 2021-04-15 2023-03-03 鞍钢股份有限公司 600MPa级冷轧双相钢热轧基板激光焊接的方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57106488A (en) * 1980-12-22 1982-07-02 Kawasaki Steel Corp Laser welding method
JPH05132719A (ja) * 1991-11-13 1993-05-28 Kawasaki Steel Corp 高炭素鋼板あるいは鋼帯の溶接方法
JP2005048271A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Jfe Steel Kk 高炭素鋼材の溶接方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2834587B2 (ja) * 1991-01-14 1998-12-09 新日本製鐵株式会社 高炭素鋼板の突き合わせレーザ溶接法
JPH08276207A (ja) * 1995-04-03 1996-10-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 連続圧延における鋼帯溶接部の強化方法
JP3461753B2 (ja) 1999-04-16 2003-10-27 新日本製鐵株式会社 連続熱間圧延方法
KR100990721B1 (ko) * 2003-10-07 2010-10-29 주식회사 포스코 연속압연에 의한 열간압연재의 냉각방법 및 그 장치

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57106488A (en) * 1980-12-22 1982-07-02 Kawasaki Steel Corp Laser welding method
JPH05132719A (ja) * 1991-11-13 1993-05-28 Kawasaki Steel Corp 高炭素鋼板あるいは鋼帯の溶接方法
JP2005048271A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Jfe Steel Kk 高炭素鋼材の溶接方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR100711453B1 (ko) 2007-04-24
CN1990155A (zh) 2007-07-04
JP2007175774A (ja) 2007-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4486639B2 (ja) 連続製造工程のためのレーザー溶接方法、その装置、及びレーザー溶接用圧延板材
JP4676421B2 (ja) 連続製造工程のためのレーザー溶接方法
CA3074362C (en) Method for laser beam welding of one or more steel sheets made of press-hardenable manganese-boron steel
US9862058B2 (en) Method for laser welding one or more workpieces made of hardenable steel in a butt joint
KR101747586B1 (ko) 두 개의 블랭크와 블랭크를 연결하기 위한 방법 및 얻어진 제품
KR102088470B1 (ko) 경화가능한 강의 하나 이상의 피용접재를 필러 와이어를 사용하는 맞대기 이음으로 레이저 용접하기 위한 방법
US7540402B2 (en) Method for controlling weld metal microstructure using localized controlled cooling of seam-welded joints
WO2021100218A1 (ja) 炭素鋼材の溶接方法
Kang et al. Laser tailor-welded blanks for hot-press-forming steel with arc pretreatment
Guo et al. Laser welding of high strength steels (S960 and S700) with medium thickness
JP2019537666A (ja) 多相冷間圧延超高強度鋼
JP2007098462A (ja) フラッシュバット溶接方法
JP3077576B2 (ja) 低炭素マルテンサイト系ステンレス鋼溶接管の製造方法
JP4619635B2 (ja) 高炭素鋼材の溶接方法
JPH08309428A (ja) 溶接鋼管の製造方法
WO2008086028A1 (en) Method for controlling weld metal microstructure using localized controlled cooling of seam-welded joints
JP2005288504A (ja) 疲労強度に優れた溶接継手およびその溶接方法
JP7453600B2 (ja) スポット溶接継手及びスポット溶接継手の製造方法
CA3119709C (en) Dual pass, dual anneal welding method for joining high strength steels
JP4586515B2 (ja) 溶接部に母材並の二次加工性を有する溶接鋼管及びその製造方法
KR102045642B1 (ko) 연속압연을 위한 레이저 용접방법
Kim et al. Effect of Heat Treatment Conditions on Resistance Spot Weldability of 1.8 GPa-grade Al-Si Coated Hot Stamping Boron Steel
JP3242040B2 (ja) 機械構造用高炭素鋼電縫鋼管の製造方法
JP2003170274A (ja) ステンレス鋼板のフラッシュバット溶接方法
JPH09194995A (ja) 高強度・高靱性溶接鋼管およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100728

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4676421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250