JP4676210B2 - 自動車用内装部品の製造方法 - Google Patents

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本発明は、例えばインストルメントパネル等の自動車用内装部品の製造方法に関する。
特許文献1は、この種の自動車用内装部品を製造するために、パウダースラッシュ成形で表皮材(表皮)を形成するとともに、モールドプレス成形を施すことで、表皮材と芯材(基材)とを一体化させる製造方法を開示する。また、モールドプレス成形時、樹脂芯材と表皮材との接着性が不足する場合等には、表皮材と樹脂芯材との間にシート状物を設定することが好ましい旨を開示する。
特許第3298657号公報(段落番号0004、0012、0033)
上記の特許文献1では「シート状物」は、単に接着性が不足する場合等に取り付けると述べるだけで、具体的にどの場所にシート状物が設定されるかの記載はまったくない。しかしながら、例えばインストルメントパネル等は、湾曲部やコーナー部等を多用する立体感のある形状に設計されている場合が多いので、上記シート状物がコーナー部を覆うように配置される可能性も考えられる。また、特許文献1のようなモールドプレス成形時に限らず、例えば射出成形により、表皮と基材とを一体化させることも考えられる。
しかしながら表皮のコーナー部の部分にシート状物を配置してゲートから溶融樹脂を供給すると、コーナー部でシート状物が表皮から剥がれて浮いてしまい易く、内装部品のコーナー部の外観を損なってしまうおそれがあり、この点で改善の余地が残されていた。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
◆本発明の第1の観点によれば、表皮と基材を一体化させてコーナー部を有する形状に成形し、且つ、そのコーナー部の少なくとも一部において前記表皮と前記基材との間に補強材を介在させた自動車用内装品の製造方法であって、前記コーナー部に相当する部分を有する成形用の型の内部で前記表皮を保持するとともに、前記基材を構成する溶融樹脂を供給するゲートから、当該溶融樹脂を当該型の内部空間に流す工程を含み、前記工程において、前記溶融樹脂が流し込まれる前記型の内部空間の一部は、その厚みが相互に異なる流量調整用の厚肉部又は薄肉部を有しており、前記厚肉部又は前記薄肉部は、前記ゲートから前記補強材に向かう前記溶融樹脂の流路となる内部空間の一部の厚みを調整することによって形成され、前記補強材の端部に向かう前記溶融材料の流れに対して、前記補強材に沿って流れる前記溶融材料の流れよりも大きな抵抗を付与する。なお、「溶融樹脂」には、半溶融状態の樹脂も含まれる。
この構成によれば、前記厚肉部又は薄肉部によって、内部空間内での溶融樹脂の流れに偏りを生じさせることができ、この結果、コーナー部の部分での補強材の表皮からの浮きや剥がれを防止できる。従って、コーナー部での表面外観に優れた自動車用内装品を得ることができる。さらに、コーナー部に沿うように前記補強材の端部側から当該補強材の領域へ入る溶融材料の流れを前記補強材に沿って流れる溶融材料の流れと比べて小さくできる。この結果、コーナー部の部分での補強材の表皮からの浮きや剥がれを確実に防止できる。
◆前記の自動車用内装品の製造方法においては、前記厚肉部又は薄肉部は、前記ゲートの近傍に設けられていることが好ましい。
これにより、厚肉部又は薄肉部の作用(流量調整作用)が、ゲートから注入される溶融樹脂の流れに対し一層直接的に働くので、当該溶融樹脂の流れの偏りを一層効果的に作り出すことができる。
◆前記の自動車用内装品の製造方法においては、前記工程において、前記コーナー部に相当する内部空間に溶融樹脂を充填した後、前記内部空間における前記厚肉部又は薄肉部の厚みを、それ以外の部分の厚みと等しくすることが好ましい。
これにより、最終的に完成する自動車用内装品の厚みを一様にすることができる。
◆前記の自動車用内装品の製造方法においては、スライドコアのスライドによって、前記内部空間における前記厚肉部又は薄肉部の厚みを、それ以外の部分の厚みと等しくすることが好ましい。
これにより、自動車用内装品の厚みを一様にするための操作が容易で、金型の構成も簡素にできる。
最初に、本発明の製造方法で製造される自動車用内装品の一例としてのミドルパッド部について、詳細に説明する。図1はミドルパッド部を備えるインストルメントパネルをコンソールボックス等とともに示す全体斜視図、図2は助手席側ミドルパッド部を示す斜視図である。図3(a)は図2におけるX−X線断面矢視図、図3(b)はエアバッグ膨張時の様子を示す断面図である。
図1には、コンソールボックス51やロアパネル52、グローブボックス53を組み付けた状態のインストルメントパネル50の全体斜視図を示している。本発明の製造方法は、例えば、図1に図示する自動車用内装品のうち、インストルメントパネル50の助手席側ミドルパッド部の部品(符号54)を製造する場合に好適である。
図2は前記助手席側ミドルパッド部54の拡大斜視図を示し、図3(a)は図2のX−X線断面矢視図を示す。図3(a)に示すように、ミドルパッド部54は、基材2と、その表面(乗員側の面)全体を覆う表皮1と、を備えている。このミドルパッド部54の裏面側には、図示しないエアバッグを配置できるようになっている。
図2に示すように、助手席側ミドルパッド部54には、エアーコンディショナの吹出し口19が貫通状に形成されている。また、図2や図3(a)に示すように、ミドルパッド部54の上部には、角張った形状のコーナー部13が形成されている。
この助手席側ミドルパッド部54には、前記エアバッグの膨張時に容易に破断して所定の領域Aに開口を形成できるように、強度を弱化させた破断容易線16a〜16eが形成されている。この破断容易線16a〜16eは、例えば、乗員からの視認が通常不可能な微細な貫通孔を適宜の間隔で並べて形成したものに構成することができる。
破断容易線16a〜16eは図2に示すように、縦方向に延びる2本の開裂縦線16a・16bと、上下方向中央で横方向に延びる開裂横線16cと、その上下に配置されて前記開裂横線16cとほぼ平行に延びる2本のヒンジ線16d・16eと、により構成される。
この結果、エアバッグの膨張時には、膨らむエアバッグが前記領域Aの裏面を押圧する結果、開裂縦線16a・16b及び開裂横線16cが破断して、図3(b)に示すように、前記ヒンジ線16d・16eまわりに回動する上下両開き状のドア部17・18をミドルパッド部54の上記の領域Aに形成するようになっている。
また図2等に示すように、助手席側ミドルパッド部54の表皮1の裏側(表皮1と基材2との間)には、可撓性のある2枚の薄い補強シート14・14が埋設されている。図2や図3(a)に示すように、この補強シート14は、上記2本のヒンジ線16d・16eをそれぞれ跨るように、かつ、上記の開裂横線16cを跨らないように設置されている。この構成により、エアバッグ膨張時にヒンジ線16d・16eが完全に破断するのを防止して(図3(b)参照)、ドア部17・18が千切れてミドルパッド部54から分離してしまうことを防止している。
図3(a)に示すように、上側の補強シート14は、前記コーナー部13を跨るようにして、前記表皮1と前記基材2との間に介在されている。また図2に示すように、上側の補強シート14は、前記コーナー部13の一部を覆うように設置されている。
次に図4(a)及び図4(b)を参照して、前記表皮1と基材2とを一体化させて前記ミドルパッド部54を製造するための射出成形工程を説明する。図4(a)は射出成形時の底面側からみた模式図であり、図4(b)は図4(a)におけるP−P線断面矢視図である。図5は、図4(a)におけるQ−Q線断面矢視図である。図6は、射出成形後のミドルパッド部のコーナー部近傍を示す一部断面図である。
なお、前記表皮1は、この射出成形工程の前の段階で予め製造しておくものとする。この表皮1は、パウダースラッシュ成形で形成されたスキン層と、その裏側に発泡性プラスチックを回り込ませて積層形成した発泡層と、によりなり、例えば前記特許文献1に示すような公知の方法で製造することができる。
前記射出成形工程では、上記表皮1は、射出成形用上型10tの型面上に真空吸引により密着した状態で保持されている。一方、下型10bには、プランジャ等で押し出される溶融樹脂(基材2を構成する)を金型の内部空間11へ導入するためのゲート12が設けられている。
この内部空間11はコーナー部13’を有する形状に構成されており、この結果、完成品としてのミドルパッド部54は、前記コーナー部13’に相当するコーナー部13を有する形状になる。また、このコーナー部13’の内側に跨るように、前記内部空間11に保持される表皮1の裏面には、可撓性の補強シート14が予め設置されている。
この図4に示す射出成形工程において、上記射出成形用上型10tと下型10bとで形成される内部空間11には、ゲート12から供給された溶融樹脂が前記補強シート14の端部に向かう流れを制限するように、ゲート12の近傍に薄肉部15が設けられている。言い換えれば、周囲より厚みの小さい薄肉部15をゲート12の近傍位置に形成するように、上型10tと下型10bの型面の輪郭が定められている。
図5に示すように、この薄肉部15の部分に対応する位置においては、下型10bにスライドコア20が設置されており、このスライドコア20は油圧シリンダ21の可動部に連結されている。図5に示す状態ではスライドコア20の端部が内部空間11に対して突出しており、これにより前記薄肉部15が構成されているが、この状態から油圧シリンダ21を駆動してスライドコア20を退避方向(矢印)へスライドさせることで、薄肉部15の部分の厚みを周囲と等しい厚みとなるように変更することができる。
上記の構成で前記ゲート12から溶融樹脂を供給すると、上記内部空間11では、図4(a)に白抜き矢印で示すような溶融樹脂の流れが形成される(なお、矢印が太いほど流量が大きいことを示す)。この図4(a)に示すように、コーナー部13における補強シート14の端部へゲート12から直接向かう溶融樹脂の流れFは、前記薄肉部15によって制限される。従って、コーナー部13(13’)にて補強シート14の端部から補強シート14の領域へ入る溶融樹脂の流れGを抑制することができる。言い換えれば、コーナー部13(13’)に沿うようにして補強シート14の領域へ入る流れGよりも、コーナー部13(13’)に向かうようにして補強シート14の領域へ入る流れHを、相対的に強くすることができる。
この結果、図6に示すように、コーナー部13での補強シート14の剥がれや浮き(逆に言えば、コーナー部13での表皮1の補強シート14からの浮き)を防止して、ミドルパッド部54のコーナー部13の表面外観を良好に保つことができる。
上記の薄肉部15がない場合を比較例として図7に示すが、この比較例の場合、図7(a)に示すように、コーナー部13における補強シート14の端部へゲート12から直接向かう溶融樹脂の流れFが強く、従って、コーナー部13に沿うように補強シート14の端部から補強シート14の領域へ入る溶融樹脂の流れGが強くなりすぎてしまい、この流れGの影響で、補強シート14の表皮1からの剥がれや浮きが生じてしまう(図8の符号sの部分)。この点、上記実施形態(図4)では前記薄肉部15を設けることにより、コーナー部13に沿うような上記流れGを抑制する一方、コーナー部13へ向かうような溶融樹脂の流れHを増加させることで、補強シート14の剥がれや浮きを防止することができているのである(図6)。
このように溶融樹脂の流れに偏りを生じるようにコントロールしながら前記コーナー部13へ十分な量の樹脂を充填した後は、前記油圧シリンダ21を駆動してスライドコア20を図5の矢印の如く退避させることにより、前記内部空間11の薄肉部15の厚みを、その周囲の厚みと等しくなるようにする(言い換えれば、前記薄肉部15を消失させる)。これにより、成形後のミドルパッド部54の厚みを一様にすることができる。この後は、樹脂の固化後に型から取り外し、バリ取り等の所定の仕上げ工程を行うことで、完成品としてのミドルパッド部54を得ることができる。
本実施形態のミドルパッド部54の製造方法は以上に示すように、成形用の型10t・10bが、ミドルパッド部54のコーナー部13に相当する部分(コーナー部13’)を有するようにし、この型の内部空間11に前記表皮1を保持させた状態で、前記基材2を構成する溶融樹脂を前記内部空間11へ流す工程を含んでいる。そして図4(a)に示すように、この工程において前記型の内部空間11は、その厚みが周囲と異なる薄肉部15を有している。
この結果、内部空間11内での溶融樹脂の流れに偏りを生じさせることができ、この結果、コーナー部13の部分での補強シート14の表皮1からの浮きや剥がれを防止できる。
また、薄肉部15の形状を種々変えることで溶融樹脂の流れの偏り具合をきめ細かくコントロールできるとともに、ゲート12の数を少なくすることができる。即ち、溶融樹脂の流れに偏りを生じさせる方法としては、ゲート12を複数設け、それぞれのゲート12からの流量を互いに異ならせる手法も考えられるが、ゲート12を複数設ける構成は複雑で、設備費や工数が増大し、製造コストの上昇を招いてしまう。また、ゲートコントローラで流量を変化させる手法も考えられるが、この手法では溶融樹脂の流量を全体的に変化させることはできても、流量を部分的に(局所的に)変化させるのは困難である。この点、本実施形態では、このような問題もないのである。
また図4(a)に示すように、前記型の内部空間11は、前記薄肉部15が設けられている結果、前記ゲート12から前記コーナー部13(13’)における前記補強シート14の端部へ向かう溶融樹脂の流れFに対し、相対的に大きな抵抗を付与するような形状に構成されている。これにより、コーナー部13(13’)に沿うようにして補強シート14の領域に入る流れGを小さくでき、この結果、コーナー部13の部分での補強シート14の表皮1からの浮きや剥がれを防止できる。
また図4(a)に示すように、前記薄肉部15は前記ゲート12の近傍に設けられている。従って、薄肉部15の流量調整作用が、ゲート12から注入される溶融樹脂の流れに対し一層直接的に働き、当該溶融樹脂の流れの偏りを効果的に作り出すことができる。
また上記実施形態では、前記コーナー部13に相当する内部空間(コーナー部13’)に溶融樹脂を充填した後、前記内部空間11における前記薄肉部15の厚みを、それ以外の部分の厚み(周囲の厚み)と等しくしている。これにより、厚みが一様なミドルパッド部54を得ることができる。また、油圧シリンダ21によるスライドコア20のスライドによって薄肉部15の厚みを周囲の厚みと等しくするので、ミドルパッド部54の厚みを一様とするための操作が容易で、構成も簡素にできる。
以上に本実施形態の製造方法を説明したが、上記の実施形態は更に以下のように変更することができる。
(1)上記ではミドルパッド部54の製造方法について説明したが、補強シート等の補強材をコーナー部に有する部品であれば、その他の自動車用内装品、例えば図1に示すコンソールボックス51やロアパネル52やグローブボックス53の製造方法に適用することもできる。
(2)コーナー部はある程度角張った形状であれば良く、図3(a)に示すようなほぼ直角なコーナー部13のみならず、鋭角、鈍角のコーナー部であっても良い。
(3)補強シート14は、図2に示すようにコーナー部13の一部を覆う場合のみならず、コーナー部の全部を覆うように設置されていても良い。また、エアバッグの膨張の際に回動するドア部17・18のヒンジ部の補強を目的とする場合に限定されず、他の部分の補強や、ミドルパッド部54自体の補強のために設置されていても良い。
(4)内部空間11に設けられる薄肉部15の位置、個数、形状については図4(a)に示す場合に限定されず、所望に応じて変更可能なことは勿論である。
(5)また、内部空間11に薄肉部15を設ける代わりに、その部分を通常の厚みとし、それ以外の部分を通常より厚みの大きい厚肉部として、溶融樹脂を流れ易くしても良い。この構成でも、前記ゲート12から前記コーナー部13(13’)における前記補強シート14の端部へ向かう溶融樹脂の流れFに対し、相対的に大きな抵抗を付与することが可能である。なお、この場合、前記厚肉部が流量調整部に相当する。また更に、薄肉部と厚肉部の両方を設ける構成であっても良い。
(6)薄肉部や厚肉部を周囲の厚みと等しくするための構成としては、スライドコア20に限られず、他の構成を用いても良い。また、スライドコア20は、油圧シリンダ21で駆動する方式に限定されず、エアシリンダで駆動しても良いし、カムガイド式やスプリング式を用いても良い。また、このスライドコア20は、薄肉部15の厚みを変更するためにだけ設けられていても良いし、射出成形用上型10t・下型10bのアンダカット部を抜くためのスライドコアと兼用されても良い。
(7)射出成形でミドルパッド部54を成形する場合に限らず、型の内部に溶融状の樹脂を流し込んで成形するものであれば、どのような成形方法であっても良い。
ミドルパッド部を備えるインストルメントパネルをコンソールボックス等とともに示す全体斜視図。 助手席側ミドルパッド部を示す斜視図。 図3(a)は図2におけるX−X線断面矢視図、図3(b)はエアバッグ膨張時の様子を示す断面図。 図4(a)は射出成形時における内部空間の形状と溶融樹脂の流れを示す模式図、図4(b)は図4(a)のP−P線断面矢視図。 図4(a)におけるQ−Q線断面矢視図。 射出成形後のミドルパッド部のコーナー部近傍を示す一部断面図。 図7(a)は、比較例の射出成形時における内部空間の形状と溶融樹脂の流れを示す模式図、図7(b)は図7(a)のR−R線断面矢視図。 前記比較例における、射出成形後のミドルパッド部のコーナー部近傍を示す一部断面図。
符号の説明
1 表皮
2 基材
10t 射出成形用上型(成形用の型)
10b 射出成形用下型(成形用の型)
11 内部空間
13 コーナー部
13’ 内部空間のコーナー部
14 補強シート(補強材)
15 薄肉
20 スライドコア
54 インストルメントパネルの助手席側ミドルパッド部(自動車用内装品)

Claims (4)

  1. 表皮と基材を一体化させてコーナー部を有する形状に成形し、且つ、そのコーナー部の少なくとも一部において前記表皮と前記基材との間に補強材を介在させた自動車用内装品の製造方法であって、
    前記コーナー部に相当する部分を有する成形用の型の内部で前記表皮を保持するとともに、前記基材を構成する溶融樹脂を供給するゲートから、当該溶融樹脂を当該型の内部空間に流す工程を含み、
    前記工程において、前記溶融樹脂が流し込まれる前記型の内部空間の一部は、その厚みが相互に異なる流量調整用の厚肉部又は薄肉部を有しており、
    前記厚肉部又は前記薄肉部は、前記ゲートから前記補強材に向かう前記溶融樹脂の流路となる内部空間の一部の厚みを調整することによって形成され、前記補強材の端部に向かう前記溶融材料の流れに対して、前記補強材に沿って流れる前記溶融材料の流れよりも大きな抵抗を付与することを特徴とする、自動車用内装品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の自動車用内装品の製造方法であって、
    前記厚肉部又は薄肉部は、前記ゲートの近傍に設けられていることを特徴とする、自動車用内装品の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動車用内装品の製造方法であって、
    前記工程において、前記コーナー部に相当する内部空間に溶融樹脂を充填した後、前記内部空間における前記厚肉部又は薄肉部の厚みを、それ以外の部分の厚みと等しくすることを特徴とする、自動車用内装品の製造方法。
  4. 請求項3に記載の自動車用内装品の製造方法であって、
    スライドコアのスライドによって、前記内部空間における前記厚肉部又は薄肉部の厚みを、それ以外の部分の厚みと等しくすることを特徴とする、自動車用内装品の製造方法。
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