JP4675377B2 - 光送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザダイオード及びフォトダイオード(LD・PD)一体型モジュールを内蔵した光送受信装置に関し、特に電気的及び電磁的クロストークの低減が可能な光送受信装置の構造に関する。
FTTH(Fiber to the Home)技術の急速な普及により、一般家庭においても手軽にインターネット常時接続が可能になってきている。これに伴って、従来高価であった光加入者終端装置(光送受信装置)の小型化及び低価格化(低コスト化)が促進されている。
従来、光(光信号)送信用のレーザダイオードLDと、光受信用のフォトダイオードPDとをそれぞれ別個のモジュールとしたものが主流であったため、光送受信装置自体も大形化していた。
このような点から、一芯双方向光ファイバ(光ファイバケーブル)を終端する小形のLD・PD一体型モジュールも提案されている(特許文献1)。このような一芯双方向LD・PDモジュールでは、金属板を箱状に加工した金属筐体にLD・PDモジュールを収納していた。
ところで、このようなLD・PD一体型モジュールでは、LDモジュール及びPDモジュールの各CANパッケージは、レーザ溶接等の接着技術により、金属筐体に電気的に接続され、グランドが共通となる構造となっている。
しかし、LDモジュールを高周波で駆動(LD変調)した際に、LD及びPDの各光デバイスのリードピンや内部構成部品が有する浮遊容量(Cf)、更には金属筐体部分の浮遊インダクタンス(Lf)等の寄生的な効果によって、LD・PD一体型モジュールのグランド(GND)は理想的なグランドとならない。
このため、一体型モジュールの送信側(発光側)及び受信側(受光側)間に電気的クロストークパスが形成されるとともに、電磁ノイズ(電磁的クロストーク)が発生することで、受信感度劣化の要因となっていた。このような電気的クロストークの発生メカニズムを図11に例示している。
この対策として、LD・PDモジュールを装着した回路基板を金属ケースに収容し、LD・PD一体型モジュールの金属筐体と金属ケースとを固定して電気的に接触させることで、グランド電位を安定させることが考えられていた。
[特許文献1]特開2000−180671号公報
[特許文献2]特開平06−138347号公報
[特許文献3]特開2001−268020号公報
しかし、金属ケースは光送受信装置全体が大形化してしまい、さらに金属ケースの加工工程が煩雑であり、重量があり、かつ金属板の材料費が嵩むといった問題が指摘されていた。
そのため、小形化が可能で、加工が容易で、軽量で、安価なプラスチックケースにLD・PDモジュールを収納した光送受信装置が提案されてきている。
ところが、プラスチックケースにLD・PDモジュールを収納した場合、電気的及び電磁的クロストークの問題が再浮上することになる。すなわち、それぞれ金属筐体に収納されたLD・PD一体型モジュールがプラスチックケースに固定される構造であるため、LD・PD一体型モジュールのグランドは理想的なグランドとならず、送受信側間の電気的クロストークパスが形成されるとともに、電磁ノイズ(電磁的クロストーク)が発生し、受信感度が劣化するという上記問題が再燃したのである。
本発明は、この問題に鑑みてなされたものであり、LD・PD一体型モジュールをプラスチックケースに収納した構造を維持しつつ、電気的クロストーク及び電磁的クロストークの抑制が可能な光送受信装置を提供することを技術的課題とする。
上記課題を解決するために、(1)本発明の光送受信装置は、一芯双方向型光ファイバを終端するLD・PD一体型モジュールと、前記LD・PD一体型モジュールから導出されたリードピンに電気的に接続された回路基板と、前記回路基板を収容する導電性フィラーの混入によりインピーダンス制御されたプラスチックケースとで構成して、前記プラスチックケースの少なくとも一部を前記LD・PD一体型モジュールと当接するようにしたものである。
このように、プラスチックケースに導電性フィラーを混入しインピーダンス制御を行ったプラスチックケースと、LD・PD一体型モジュールとを当接させることで、電気的クロストークパスを形成するインダクタンス成分に対して、抵抗成分を並列に接続することになる。これにより、インダクタンス成分による共振に対してダンピング効果を持たせることで、電気的クロストーク及び電磁的クロストークを抑制することができる。
(2)上記光送受信装置において、前記LD・PD一体型モジュールは金属筐体を有した構成としてもよい。このような金属筐体が前記導電性フィラーの混入されたプラスチックケースに当接されて接触状態を維持することにより、さらにダンピング効果を得ることが可能となる。
(3)また、導電性のバネ材を付加して、このバネ材の脚部を前記プラスチックケースの底部に係合するようにし、前記脚部に連設された平板部が前記金属筐体の表面に接触しながら前記プラスチックケースの底部方向に前記金属筐体を付勢するようにしてもよい。このような導電性のバネ材により、LD・PD一体型モジュールのプラスチックケースへの電気的パスを確実に確保するとともに、LD・PD一体型モジュールの固定を確実に行うことが可能となる。
(4)さらに、この導電性のバネ材の平板部を、前記金属筐体の表面に向かって谷状に折曲させてバネ性を有するようにしてもよい。
(5)さらに、このバネ材にリード板を設けて回路基板のグランド端子または電源端子に接続してもよい。これにより、LD・PD一体型モジュールの金属筐体の電位がグランドの場合、回路基板のグランド端子に確実にアースされることになりグランド電位が安定し、金属筐体の電位が電源の場合には、電源が仮想グランドとなるため電位が安定する。
(6)バネ材を回路基板に接続する形態としては、バネ材に設けたリード板を表面実装部品形状(SMD)として加工性を図ることが可能となる。
(7)また、バネ材に設けたリード板を挿入部品形状(IMD)とし、回路基板にてグランドまたは電源と接続されたスルーホールへ接続することにより、回路基板内層のグランド層または電源層と接続を増やすことにより、更にローインピダンス化することが可能となり、電位が更に安定する。
(8)前記光送受信装置は、LD・PD一体型モジュールの一端からは光ファイバが導出される構造とし、前記導電性フィラーを混入したプラスチックケースを底部と側壁部とで構成し、このプラスチックケースにおいて、前記光ファイバの導出部分は前方に側壁部を開口し、該開口縁から導出方向に突出したスリーブを設けてもよい。このように、光ファイバの導出部分にプラスチックケースから突出され、導電性フィラーが混入されたスリーブが設けられていることにより、特に、この導出部分における電磁的クロストークが抑制される。
(9)上記(1)における光送受信装置は、プラスチックケースに導電性フィラーを混入する構成であるが、導電性フィラーを混入しインピーダンス制御されたプラスチック材をLD・PD一体型モジュールにコーティングしたものを用いてもよい。
本発明によれば、導電性フィラーの混入によりインピーダンス制御されたプラスチックケースに回路基板を収容するとともに、LD・PD一体型モジュールをこのプラスチックケースに当接させることにより、小形、加工容易、軽量かつ低コストなプラスチックケースにおいても、電気的及び電磁的クロストークを抑制することができる。
本発明の他の課題、特徴及び利点は、図面及び併記の請求の範囲とともに取り上げられる際に、以下に記載される明細書(実施の形態)を読むことにより明らかになるであろう。
本発明の一実施形態の光送受信装置の平面図。 バネ材の取付け手順を示す一部断面で示した正面図。 光送受信装置の側面方向からの断面図。 LD・PD一体型モジュールの取付構造を示す側面方向の一部断面図。 バネ材の側面図。 LD・PD一体型モジュールの内部構造の説明図。 実験例の結果を示す図。 LD・PD一体型モジュールの他の取付構造を示す側面方向の一部断面図。 導電性フィラーの含有率と体積抵抗率と合成樹脂の流動性との関係を示す図。 導電性フィラーの含有率によるクロストーク改善効果とケースの加工性との関係を示す図。 電気的クロストークの発生メカニズムを示す図。 電気的クロストークの抑制メカニズムを示す図。
符号の説明
1 光送受信装置
2 回路基板
3 LD・PD一体型モジュール
4 プラスチックケース
5 金属筐体
6 光ファイバ
7 フェルール
8 PDモジュール
9 ランド
10 レンズ
11 WDMフィルタ
12 PD素子
13 素子取付基板
14 リードピン
15 LDモジュール
16 LD素子
17 側壁部
18 底部
20 爪部
21 突起爪
22 バネ材
23 脚部
24 係合爪
25 バネ本体
26 リード板
27 スリーブ
以下、添付図面を参照して、本発明についてさらに詳細に説明する。図面には本発明の好ましい実施形態が示されている。しかし、本発明は、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されてはならない。むしろ、これらの実施形態は、本明細書の開示が徹底的かつ完全となり、当業者に本発明の範囲を十分に伝えるように提供される。
[光送受信装置の構成]
本発明の一実施形態を示す図1を参照すると、光送受信装置1は、回路基板2にレーザダイオード及びフォトダイオード(LD・PD)一体型モジュール3が装着され、該回路基板2が上面を開放され側壁部と底部とを備えるプラスチックケース4に収容された構成を有している。
[LD・PD一体型モジュールの構成]
図6に示すように、LD・PD一体型モジュール3は、金属筐体5を有しており、該金属筐体5の長手方向一端面は一芯双方向型光ファイバ6の端部に取り付けられたセラミック等からなるフェルール7が挿入されている。該金属筐体5内のフェルール7の対向部には、プリズム形の波長合分波カプラであるWDMフィルタ(Wavelength Division Multiplexing Filter)11が設けられ、光ファイバ6から光軸に対して垂直方向には光ファイバ6からの受信波長(たとえば、入射光λ=1.55μm)を90度方向に反射して受信するPDモジュール(Photo Diode Module)8で受光させるようになっている。
PDモジュール8はCANパッケージ構造を有しており、レンズ10を介して焦点距離が制御されたWDMフィルタ11からの受信光を内部のフォトダイオード(PD)素子12が受光するようになっている。PD素子12はCANパッケージの素子取付基板13には、PD素子12単体、またはPD素子12と等価増幅回路(TIA:トランスインピーダンスアンプ)とを組合せた形態で取り付けられており、該基板13からは電源用、グランド(GND)用、及び電気信号出力用のリードピン14が導出されており、このリードピン14の先端が回路基板2のランド9に半田付けされており、光電気変換された電気信号が回路基板2に出力される。
一方、WDMフィルタ11の反フェルール方向の光軸上には、LDモジュール(Laser Diode Module)15が配置されている。LDモジュール15もCANパッケージの素子取付基板13からは電源用、GND用、及び電流信号用のリードピン14が導出され、リードピン14の先端が回路基板2のランド9に半田付けされており、回路基板2からLD素子16を電流変調することによって電気光変換され、この射出光(たとえば、λ=1.3μm)がレンズ10及びWDMフィルタ11を介してフェルール7から光ファイバ6に射出される。
また、金属筐体5は、電気的にPDモジュール8のCANパッケージと、LDモジュール15のCANパッケージとのリードピン14の各グランド端子に電気的に接続されている。
[プラスチックケースの構成]
プラスチックケース4は、たとえばポリマー系の合成樹脂で形成されており、カーボンからなる導電性フィラーが混入されている。当該導電性フィラーを混入したプラスチックケース4は、LD・PD一体型モジュール3自体が有する共振周波数に対して、ダンピング効果が出るよう数Ωから数百Ω程度のインピーダンスを持たせる必要があることと、ケース型への充填し易さや加工性の面で材料流動性及びケース強度を考慮しなければならない。
図9は、導電性フィラーの含有率と第1軸に体積抵抗率との関係と、第2軸に導電性フィラーの含有率と成型加工時における一定圧力及び一定温度下での合成樹脂の流動性との関係とを示している。数Ωから数百Ω程度のインピーダンスを持たせるために、カーボンからなる導電性フィラーの場合、20%〜30%程度の導電性フィラーの添加が最適である。また、ケース金型への充填し易さや加工性の面からは、材料流動性を1.3g/min〜6g/minとするのが目安である。ただし、加工条件や使用する導電性フィラー特性や導電性フィラーの繊維長により添加量は変わるため、この限りではない。
図10は、導電性フィラー含有率によるクロストーク改善効果とケースの加工性との関係について示している。導電性フィラーの添加量が多いほど、当該プラスチックケース4はローインピーダンスとなるが、材料粘性が硬化し、成型時の加工性が悪くなる。逆に、導電性フィラーの添加量が少ないと、材料粘性が軟化し、成型時の加工性は良くなるが、ケースとしての強度を確保できなるとともに、ダンピング効果が出るよう数Ωから数百Ω程度のインピーダンスを持たせることができなくなる。
また、当該プラスチックケース4には、導電性フィラーの他に、ケースとしての強度を確保するために、ガラスフィラー等が別途混入されていてもよい。
プラスチックケース4は、図1及び図3に示すように、回路基板2の収納空間を隔成するように4つの側面に設けられた側壁部17と、底部18とで構成されている。側壁部17の内部空間側には、上方から下方に行くに従って肉厚となる3箇所の爪部20を有しており、回路基板2をケースの上面から底部18方向に押し込むことによって脱落を抑止して固定可能となっている。
LD・PD一体型モジュール3に対応するプラスチックケース4の底部18には、図4に示すような一対の突起爪21が形成されており、一対の突起爪21間にLD・PD一体型モジュール3が位置決めされる。一対の突起爪21には、バネ材22の脚部23に設けられた係合爪24が係止される。
[バネ材の構成]
バネ材22は、図5に示すように、下部が開放された断面コ字状に加工されており、平板状のバネ本体25から垂直方向に折曲された一対の脚部23の先端近傍には、互いに内側に突出された係合爪24が設けられている。また、バネ本体25の後端近傍からは両側方に翼状のリード板(表面実装部品形状SMD)26が水平方向に突出されている。
バネ本体25の中央長手方向は谷状に微角(水平方向に3〜10度)となる程度に折曲されている。
バネ材22をプラスチックケース4に取り付ける場合には、図2に示すように、プラスチックケース4の突起爪21にバネ材22の脚部23の係合爪24を係止させるように上方より底部18方向に押圧した後、リード板26の先端を回路基板2のランド(グランド端子)9に半田付けする。このとき、上述したバネ本体25の谷状微角加工によりLD・PD一体型モジュール3がプラスチックケース4の底面(底部18)に確実に固定されるとともに、モジュール3の金属筐体5とプラスチックケース4とが確実に電気的に接触される。
さらに、バネ本体25の谷状微角加工によりLD・PD一体型モジュール3とバネ材22とが確実に電気的に接触状態を維持でき、バネ板のリード板26を通じて回路基板2のグランド端子と確実に接続されるため、LD・PD一体型モジュール3を理想グランドに近づけるとともに、LD・PD一体型モジュール3の持つインダクタンス成分を低減させることができる。
[電気的クロストーク抑制メカニズム]
図12に電気的クロストークの抑制メカニズムを示している。図11を参照して上述したように、LDモジュールを高周波で駆動(LD変調)した際に、LD及びPDの各光デバイスのリードピンや内部構成部品が有する浮遊容量(Cf)、更には金属筐体部分の浮遊インダクタンス(Lf)等の寄生的な効果によって、LD・PD一体型モジュールのグランド(GND)は理想的なグランドとならない。
このため、一体型モジュールの送信側(発光側)及び受信側(受光側)間に電気的クロストークパスが形成されるとともに、電磁ノイズ(電磁的クロストーク)が発生することで、受信感度劣化の要因となっていた。
しかし、プラスチックケース4に導電性フィラーを混入しインピーダンス制御を行ったプラスチックケースと、LD・PD一体型モジュールとを当接させることで、電気的クロストークパスを形成するインダクタンス成分(Lc)に対して、抵抗成分(R)を並列に接続することになる。これにより、インダクタンス成分による共振に対してダンピング効果を持たせ、電気的クロストーク及び電磁的クロストークを抑制することができる。
導電性フィラーを混入したプラスチックケース4のインピーダンスとしては、LD・PD一体型モジュール自体が有する共振周波数に対して、ダンピング効果が出るよう数Ωから数百Ω程度のインピーダンスを持たせる必要がある。
[実験例の説明]
図7は、本発明者らによるプラスチックケース4、バネ材22、及びスリーブ27の条件の組み合わせによるクロストーク劣化量の測定結果を示している。同図では、PD素子12による受信状態を維持して、LD素子16による送信を行わない場合(送信無)と、送信を行った場合(送信有)とのクロストークによる劣化量を測定した結果を示している。
同図から明らかなように、導電性フィラーを混入したプラスチックケース4(実験例番号4〜6)が、導電性フィラーを混入していないプラスチックケース(実験例番号1〜3)に較べて劣化量が少なく良好な結果が得られていることがわかる。
また、金属バネ材22を装着してプラスチックケース4の底部18と回路基板2のグランド端子に接続した場合に劣化が少ないことがわかる(実験例番号3,5,6)。さらに、実験番号5と実験番号6との比較により、スリーブ27を設けたものが電磁的クロストークを抑止できていることがわかる。
[実施形態の効果]
上述した本発明の一実施形態の光送受信装置1においては、第1に、LD・PD一体型モジュール3を導電性フィラーの混入されたプラスチックケース4に確実に接触させることができ、第2に、バネ材22を用いてLD・PD一体型モジュール3の金属筐体5を回路基板2のグランド端子に確実にアースさせることができるため、この第1及び第2の相乗効果によっても電気的及び電磁的クロストークを低減できる。
さらに、プラスチックケース4の側壁部17において、フェルール7から光ファイバ6が導出されている側は、開口部となっており、この開口部からはフェルール7を覆うスリーブ27が設けられている。このスリーブ27は、プラスチックケース4と一体に構成されているので、スリーブ27にも導電性フィラーが混入されている。したがって、このような導電性フィラーを混入したスリーブ27により、フェルール7近傍からの電磁的クロストークも防止される。
[変形例]
上記一実施の形態では、LD・PD一体型モジュール3は、バネ材22の脚部23の先端をプラスチックケース4の底部18の突起爪21に係合させた構成例で説明したが、バネ材22を用いない構造、すなわち、LD・PD一体型モジュール3の金属筐体5がプラスチックケース4に接触するように配置していれば電気的及び電磁的クロストークを抑制できることは前述の通りである。このように、バネ材22を用いない場合には、図8に示すように、プラスチックケース4の底部18からの一対の突起爪21をケース側壁部17に近い高さまで上方に突出させて、当該突起爪21で直接金属筐体5を固定してもよい。
また、上記光送受信装置1は、LD・PD一体型モジュール3からフェルール7を介して光ファイバ6が直接導出されている、いわゆるピックテイル型の構造で説明したが、光ファイバ6が着脱可能な構造である、いわゆるレセクタブル型であってもよい。
上述した一実施の形態における光送受信装置1は、次のように変形して構成することが可能である。
(1)導電性フィラーの混入によりインピーダンス制御された合成樹脂材がコーティングされ、一芯双方向光ファイバを終端する発光素子及び受光素子一体型モジュールと、前記一体型モジュールから導出された導電性端子に電気的に接続された回路基板と、前記回路基板を収容する合成樹脂ケースとを備える光送受信装置。ここで、合成樹脂材のコーティング技術としては、蒸着または塗布を採ることが可能である。
(2)一芯双方向光ファイバを終端する発光素子及び受光素子一体型モジュールと、前記一体型モジュールから導出された導電性端子に電気的に接続された回路基板と、前記回路基板を収容する合成樹脂ケースとを備え、前記合成樹脂ケースの少なくとも一部が前記一体型モジュールに接触し、前記合成樹脂ケースは導電性フィラーの混入によりインピーダンス制御されている光送受信装置。
また、上述した一実施の形態における光送受信装置1は、バネ材を回路基板に接続する形態としては、バネ材に設けたリード板を表面実装部品形状(SMD)としたが、バネ材に設けたリード板を挿入部品形状(IMD)としてもよい。
本発明は、光ファイバを終端する光送受信技術に利用可能である。

Claims (7)

  1. 金属筐体を有し、一芯双方向光ファイバを終端するレーザダイオード及びフォトダイオード(LD・PD)一体型モジュールと、
    前記LD・PD一体型モジュールから導出されたリードピンに電気的に接続された回路基板と、
    前記回路基板を収容し、少なくとも一部が前記LD・PD一体型モジュールに当接され、導電性フィラーの混入によりインピーダンス制御されたプラスチックケースと
    前記プラスチックケースの底部に脚部が係合され、前記脚部に連設された平板部が前記金属筐体の表面に接触しながら前記プラスチックケースの底部方向に前記金属筐体を付勢するように取り付けられた導電性のバネ材と、
    を備える光送受信装置。
  2. 前記平板部は、前記金属筐体の表面に向かって谷状に折曲されてバネ性を有している請求項1記載の光送受信装置。
  3. 前記バネ材にはリード板が設けられ、前記リード板を通して前記回路基板のグランド端子または電源端子に接続されている請求項1または2記載の光送受信装置。
  4. 前記リード板を表面実装部品形状により前記回路基板のグランド端子または電源端子に接続している請求項3記載の光送受信装置。
  5. 前記リード板を挿入部品形状により前記回路基板のグランド端子または電源端子に接続している請求項3記載の光送受信装置。
  6. 前記LD・PD一体型モジュールの一端からは前記光ファイバが導出され、
    前記プラスチックケースは底部及び側壁部を有し、かつ前記光ファイバの導出部分は前記側壁部が開口されており、該開口縁から導出方向に突出したスリーブが設けられている請求項1〜5のいずれか1項記載の光送受信装置。
  7. 前記インピーダンス制御は、前記LD・PD一体型モジュールの発光側及び受光側間に形
    成される電気的クロストークパスのインダクタンス成分に対して抵抗成分を並列に接続する構成である
    請求項1〜6のいずれか1項記載の光送受信装置。
JP2007504820A 2005-02-25 2006-02-24 光送受信装置 Expired - Fee Related JP4675377B2 (ja)

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