JP4675295B2 - クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、部品を固定する位置に合わせて存在するスタッドボルトに対応可能な構造を有し、例えばワイヤハーネスを保持してスタッドボルトに固定されるクリップに関する。
この種のクリップとしては、下記特許文献1、2に開示されたものが知られている。先ず、図7ないし図11を参照しながら下記特許文献1に開示されたクリップについて説明する。
クリップ(文献1ではバンドクリップと称している)1は、クリップ本体2とバンド部3とを有している。クリップ本体2には、板形状部4が形成されている。この板形状部4には、切り欠き部5が形成されている。切り欠き部5には、この一部の間隔を狭める一対の突起6が対向する位置に突出形成されている。このような切り欠き部5には、固定部材7が差し込まれて保持されるようになっている。固定部材7には、内装部8と溝形状部9と工具対応部10とが形成されている。内装部8には、可撓性を有するアーム状の係止突起11が形成されている。固定部材7は、溝形状部9を介して切り欠き部5に差し込まれるようになっている。バンド部3には、係止穴12が形成されている。この係止穴12の内部には、特に図示しないが係止爪が形成されている。バンド部3は、いわゆる結束バンド形状に形成されている。
上記構成において、先ず、ワイヤハーネス13の配索経路に沿って設けられたスタッドボルト14に合わせてクリップ1を準備し、この後にワイヤハーネス13をバンド部3にて保持する。次に、切り欠き部5に差し込んだ固定部材7の内装部8にスタッドボルト14を差し込んで、内装部8の係止突起11をスタッドボルト14のボルト溝に係止させる。これにより、固定部材7のスタッドボルト14からの脱落が防止され、ワイヤハーネス13は所定位置に保持固定される。
尚、固定部材7は、溝形状部9を有することから、切り欠き部5に対して回転可能な状態に取り付けられており、専用の工具15を用いて固定部材7のナット状の工具対応部10を離脱方向に回転させると、ワイヤハーネス13の取り外しが可能となる。
図12において、下記引用文献2に開示されたクリップ(文献2ではクランプと称している)21は、クリップ本体22と部品保持部23とを有している。クリップ本体22には、スタッドボルト24を受け入れて係止するためのボルト係止部25が形成されている。このボルト係止部25は、スタッドボルト24の挿入方向にのびるように形成されている。ボルト係止部25には、一対の弾性係止片26、26が形成されている。一対の弾性係止片26、26には、それぞれにスタッドボルト24に噛み合う係止爪27が形成されている。一対の弾性係止片26、26は、この先端の係止解除操作片28、28を指で開いて弾性変形させると、係止爪27の噛合いが解除されて、スタッドボルト24からの抜き取りができるような構造になっている。部品保持部23は、板状に形成されており、テープ巻きでワイヤハーネス29を保持することができるようになっている。
特開2000−310358号公報 実開平7−18088号公報
引用文献1に開示されるクリップ1にあっては、取り外しの際に専用の工具15が必要になるという問題点や、取り外し時間がかかるという問題点を有している。また、固定部材7や切り欠き部5の寸法管理が正確でないと、ガタ付きや、ガタ付きに起因する異音の発生や、脱落の恐れがあるという問題点を有している。
これに対し、引用文献2に開示されるクリップ21にあっては、指で十分に係止解除操作片28、28を開いて一対の弾性係止片26、26を弾性変形させないと、例えばスタッドボルト24に噛み合う係止爪27の部分が破損したりするという問題点を有している。また、係止解除操作片28、28を開き過ぎると、一対の弾性係止片26、26に破損が生じて、破損カスが例えば車両側に残り、リサイクル率が低下してしまうという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、着脱が容易であるとともに、ガタ付きや損傷や破損の恐れが低減され、さらにはリサイクル率の向上が図られて環境対策も考慮されるクリップを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のクリップは、部品を固定する位置に合わせて設けられたスタッドボルトに対して取り付けられるクリップであって、前記スタッドボルトに取り付き固定されるクリップ本体と、該クリップ本体に連成される部品保持部とを有するクリップにおいて,
前記クリップ本体は,
ボルト軸方向にスリットを形成してなるとともに弾性を持たせてなる平面視略C字状の形状に形成され内側の空間が取り付け前の状態において、前記スタッドボルトを差し込んでも該前記スタッドボルトの外周面との間に隙間ができるくらいの大きさに形成される環状縮径固定部と、
一端が前記環状縮径固定部に連成され、他端が前記部品保持部に連成される板状に形成してなり、回転軸が形成され、前記部品の配索方向に突出するように形成される回転軸部と、
前記回転軸部の両側に該回転軸部を挟み込むように配置され、一部が円弧となる扇状の形状に形成してなり、前記回転軸部の回転軸によって該回転軸部に対して回転自在に取り付けてなる一対の回転部と,
前記一対の回転部に連成される略環状の部分として形成され、該一対の回転部の回転に伴って前記環状縮径固定部装着されるもので、該環状縮径固定部への装着に伴って、前記スリットの間隔を狭めて前記環状縮径固定部を縮径させる環状着脱部とを有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、環状縮径固定部をスタッドボルトに挿通し、この環状縮径固定部に対して環状着脱部を装着する操作を行うと、環状着脱部によって環状縮径固定部の内径が縮径し、環状縮径固定部の内面がスタッドボルトに対して密着する。これにより、クリップとスタッドボルトとの取り付けが完了する。部品保持部の一例としては、結束バンド形状となる構造が挙げられる。部品保持部には、例えばワイヤハーネスなどが保持される。
請求項2記載の本発明のクリップは、請求項1に記載のクリップにおける環状縮径固定部、前記スタッドボルトの外周面に対向する内面に所定の間隔及び配置に、該スタッドボルトに対する取り付け完了時に、該スタッドボルトのネジ溝に入り込んで係止状態を形成する凸部、凹部、又はこれらの組み合わせからなるボルト噛合い部分を有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、環状着脱部によって環状縮径固定部の内径が縮径し、環状縮径固定部の内面がスタッドボルトに対して密着すると、ボルト噛合い部分がスタッドボルトに噛み合って係止状態が形成される。クリップの外れが防止されて部品の取り付けがより一層確実になる。
請求項3記載の本発明のクリップは、請求項1又は請求項2に記載のクリップにおけるクリップ本体、前記環状着脱部に連成され、前記回転軸から離れる位置に形成する取っ手状の部分で、前記環状着脱部を前記環状縮径固定部に対して装着する際の操作を容易にする操作部を有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、操作部を持つことにより、環状着脱部を環状縮径固定部に装着する操作が容易になる。また、操作部を回転軸位置から離れる位置に形成することにより、小さな力で操作をすることが可能になる。
請求項4記載の本発明のクリップは、請求項1ないし請求項3いずれか記載のクリップにおいて、前記環状着脱部は、この開口縁部分に前記環状縮径固定部を内側へ案内するためのテーパを有する、又は、前記環状縮径固定部は、この外縁部分に前記環状着脱部を外面側へ案内するためのテーパを有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、環状着脱部を環状縮径固定部に装着する際に、この装着が容易になる。言い換えれば、テーパの存在によって装着がスムーズに行われる。テーパの存在により、このテーパを摺動する時間の分だけ環状縮径固定部の縮径が徐々に行われることから、急激に縮径させる場合と比べて破損し難い構造となる。
請求項1に記載された本発明によれば、従来よりも着脱を容易にすることができるという効果を奏する。また、専用の工具を用いずに取り外しを行うことができ、コスト面にも配慮することができるという効果を奏する。さらに、着脱時の損傷・破損を防止し、従来よりもリサイクル率を向上させることができるという効果を奏する。さらにまた、スタッドボルトに対してガタ付きなく取り付けすることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、スタッドボルトからの外れをより一層確実に防止することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、スタッドボルトに対する着脱の際の操作性を向上させることができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、環状着脱部と環状縮径固定部との装着をスムーズにするとともに、破損し難い構造にすることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のクリップの一実施の形態を示す斜視図である。また、図2はクリップの取り付け開始時の状態を示す図、図3はクリップの取り付け途中時の状態を示す図、図4はクリップの取り付け完了時の状態を示す図、図5はクリップの取り付け完了時の断面図、図6は部品保持部の一例を示す断面図である。
図1において、引用符号31は本発明のクリップを示している。クリップ31は、例えば自動車等の移動体において、ワイヤハーネス32を所定位置に配索するために用いられている。クリップ31は、ワイヤハーネス32の配索経路に合わせて車体パネル33に設けられるスタッドボルト34に取り付くように構成されている。また、クリップ31は、ワイヤハーネス32を保持することができるように構成されている。具体的な構成としては、スタッドボルト34に取り付き固定されるクリップ本体35と、このクリップ本体35に連成される部品保持部36とを有するように構成されている。
クリップ本体35は、この全体が合成樹脂材により成形されている(強度を必要とする部分や変形させたくない部分を金属製にしてもよいものとする)。クリップ本体35は、ワイヤハーネス32を保持した状態でスタッドボルト34に取り付くだけの十分な強度を有するように材質が選定されている。このようなクリップ本体35は、スタッドボルト34のネジ溝を有する外周面に対して巻着するような状態で取り付く構成を有している。本形態の構成を具体的に挙げると、クリップ本体35は、環状縮径固定部37と、回転軸部38と、回転部39、39と、環状着脱部40と、操作部41とを有して構成されている。
クリップ本体35の構成の中で、環状縮径固定部37と回転軸部38は静的な部分(パネル載置側構造部50)として、また、回転部39、39と環状着脱部40と操作部41は回転方向の移動をする動的な部分(レバー構造部51)として構成されている。以下、図1ないし図6を参照しながら上記の各構成について、及びクリップ31の作用についてを順に説明する。
環状縮径固定部37は、スタッドボルト34のボルト軸方向にスリット42を有する平面視略C字状の形状に形成されている。環状縮径固定部37は、スリット42の間隔が近接したり離間したりするような弾性を有している。すなわち、環状縮径固定部37は、縮径自在となるように形成されている。環状縮径固定部37は、この内側の空間が取り付け前の状態において、スタッドボルト34を差し込んでもこのスタッドボルト34の外周面との間に隙間ができるくらいの大きさに形成されている(スタッドボルト34の挿通が容易に行える程度)。
環状縮径固定部37には、一又は複数の凸部からなるボルト噛合い部分43が形成されている。ボルト噛合い部分43は、スタッドボルト34の外周面に対向する内面に所定の間隔及び配置となるように形成されている。尚、ボルト噛合い部分43は、凸部に限らず凹部や、凸部及び凹部の組み合わせからなるようにしても良いものとする。ボルト噛合い部分43は、スタッドボルト34に対する取り付け完了時において、スタッドボルト34のネジ溝に入り込んで係止状態を形成することができるように形成されている(ボルト噛合い部分43は、スタッドボルト34に対する取り付け前の状態となるボルト挿通時において、ネジ溝に入り込んでボルト挿通の妨げとならないように配置形成されている)。ボルト噛合い部分43は、特に限定するものでないが、スリット42の反対側の位置に配置形成されている。
回転軸部38は、この一端が環状縮径固定部37に連続するように形成されている。また、回転軸部38は、この他端に部品保持部36が連成されている。回転軸部38は、板状となる形状に形成されている。回転軸部38は、ボルト噛合い部分43の裏側となる位置に連成されている。このような回転軸部38には、一対の回転軸44、44(一方のみ図示)が形成されている。回転軸44、44は、ワイヤハーネス32の配索方向に突出するように形成されている。
回転部39、39は、回転軸部38の回転軸44、44によって回転自在となるように形成されている。回転部39、39は、回転軸部38の両側に配置されている。回転部39、39は、回転軸部38を挟み込むように配置されている。回転部39、39は、回転移動をするために、この一部が円弧となる扇状の形状に形成されている。
環状着脱部40は、回転部39、39に連成される略環状の部分として形成されている。この環状着脱部40は、回転部39、39の回転に伴って環状縮径固定部37に装着されるようになっている。環状着脱部40は、環状縮径固定部37への装着がなされると、この最中にスリット42の間隔を狭めて環状縮径固定部37を縮径させることができるように形成されている。環状着脱部40は、スタッドボルト34の径と環状縮径固定部37の肉厚とを考慮して内径が設定されている。環状着脱部40は、環状縮径固定部37が縮径した時の環状縮径固定部37の外径に合わせて内径が設定されている。環状着脱部40は、この内径が拡大しないように形成されている。
このような環状着脱部40には、環状縮径固定部37を内側へ案内するためのテーパ45が形成されている。テーパ45は、環状着脱部40の開口縁部分に形成されている。テーパ45は、この傾斜面が長くなると、環状縮径固定部37の縮径が比較的ゆっくりと行われるようになることから、適宜長さを設定するものとする。
操作部41は、取っ手状の部分であって、環状着脱部40に連成されている。操作部41は、環状着脱部40を環状縮径固定部37に対して装着する際の操作が容易になるように形成されている。操作部41は、回転軸44、44から離れる位置に形成されている(これにより、小さな力で操作をすることが可能になる。操作部41の長さを長くすれば、より小さな力で装着に係る操作をすることができるようになる)。
以上のような構成のクリップ本体35に連成される部品保持部36は、例えば結束バンドの構成を有するように形成されている。図6を参照しながら具体的に説明すると、部品保持部36は、バンド部46と係止穴47とを有して構成されている(図1ないし図4は模式的に図示している)。バンド部46は、ワイヤハーネス32の径に対応可能な長さを有しており、この先端側には複数のバンド側係止部48が形成されている。係止穴47の内部には、バンド側係止部48を引っ掛けるための係止爪49が形成されている。部品保持部36は、バンド部46が係止穴47に差し込まれて係止爪49により係止されると、係止爪49を撓ませない限りワイヤハーネス32の保持状態を解除することができないように形成されている。
次に、上記構成に基づきながら本発明のクリップ31の作用について、取り付け取り外しの作業の例で説明する。クリップ31は、スタッドボルト34の数、言い換えればワイヤハーネス32の保持に必要な数だけ準備される。尚、ここでは一箇所だけの説明をし、他の箇所の説明を省略するものとする。
以下の説明において、上記静的な部分としての環状縮径固定部37及び回転軸部38をパネル載置側構造部50と称するものとする。また、回転方向の移動をする動的な部分としての回転部39、39、環状着脱部40、及び操作部41をレバー構造部51と称するものとする。
スタッドボルト34への取り付け作業は、図2に示すように、部品保持部36にてワイヤハーネス32を保持した状態で、また、レバー構造部51を図示のように持ち上げた状態でパネル載置側構造部50を車体パネル33に載置することから始まる。この時、環状縮径固定部37の内側にスタッドボルト34を挿通する。車体パネル33への載置は、例えば作業者が左手で部品保持部36の辺りのワイヤハーネス32を持つことにより行う。
車体パネル33へ載置が終わると、図3に示すように、回転軸44、44を中心にしてレバー構造部51を矢印方向へ回転させる。作業者は、右手で操作部41を摘みながらレバー構造部51を操作する。レバー構造部51は、環状着脱部40が環状縮径固定部37に近づく方向へ倒れるように回転し移動をする。
最後に、図4に示すように、環状着脱部40を環状縮径固定部37に装着して、レバー構造部51も車体パネル33に対して恰も載置されたような状態にすると、スタッドボルト34への一連の取り付け作業が完了する。環状縮径固定部37は、環状着脱部40の装着の過程でこの環状着脱部40により縮径され、これによって環状縮径固定部37がスタッドボルト34に対して密着する。この時、ボルト噛合い部分43がネジ溝に入り込み係止状態も形成される。
一方、スタッドボルト34からの取り外し作業は、上述の取り付け作業の逆の作業を順に行う。すなわち、図4に示す状態からレバー構造部51を引き起こすようにして回転移動させると、図3及び図2に示すように、環状着脱部40が環状縮径固定部37から離脱する。環状着脱部40が環状縮径固定部37から離脱すると、縮径状態にあった環状縮径固定部37がこの復元力によって元の状態に戻る。この時、環状縮径固定部37の内側とスタッドボルト34との間に隙間が生じてボルト噛合い部分43とネジ溝との係止状態が解除される。
スタッドボルト34のボルト軸に沿ってクリップ31を移動させると、スタッドボルト34に対する取り外しが完了する。そして、部品保持部36の係止爪49を撓ませてバンド部46を係止穴47から引く抜くと、ワイヤハーネス32の保持状態が解除され、一連の取り外し作業が完了する。
以上、図1ないし図6を参照しながら説明してきたように、環状縮径固定部37をスタッドボルト34に挿通し、この環状縮径固定部34に対して環状着脱部40を装着する操作を行うと、環状着脱部40によって環状縮径固定部37の内径が縮径し、環状縮径固定部37の内面がスタッドボルト34に対して密着する構造であることから、簡単に取り付けを行うことができる。また、逆に環状着脱部40の装着状態を解除しスタッドボルト34から抜き取るだけで簡単に取り外しも行うことができる。従って、本発明によれば、従来よりも着脱を容易に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、従来例のような専用の工具を用いずに取り外しを行うことができる。従って、コスト面にも配慮することができるという効果を奏する。さらに、本発明によれば、着脱時に損傷・破損が生じることはなく、結果、従来よりもリサイクル率を向上させることができるという効果を奏する。さらにまた、従来例と異なり、ガタ付きなくスタッドボルト34に対して取り付けすることができるという効果を奏する。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
上述の説明では、部品保持部36にて保持する部品としてワイヤハーネス32を一例に挙げて説明してきたが、この限りではないものとする。また、部品保持部36の構造も一例でありこの限りでないものとする(ワイヤハーネス32の場合、例えばテープ巻きで対応するような構造としてもよいものとする)。
本発明のクリップの一実施の形態を示す斜視図である。 クリップの取り付け開始時の状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 クリップの取り付け途中時の状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 クリップの取り付け完了時の状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 クリップの取り付け完了時の断面図であり、(a)は図4のA−A線断面図、(b)は図4のB−B線断面図である。 部品保持部の一例を示す断面図である。 従来例のクリップの斜視図である。 図7のクリップにおける固定部材の説明図である。 図7のクリップにおける切り欠き部の説明図である。 図7のクリップの取り外し時における状態説明図である。 図7のクリップの取り外し時における状態説明図である。 図7と別になる従来例のクリップの図であり、(a)は斜視図、(b)は係止状態を示す断面図、(c)は取り外し時の状態を示す断面図である。
符号の説明
31 クリップ
32 ワイヤハーネス(部品)
33 車体パネル
34 スタッドボルト
35 クリップ本体
36 部品保持部
37 環状縮径固定部
38 回転軸部
39 回転部
40 環状着脱部
41 操作部
42 スリット
43 ボルト噛合い部分
44 回転軸
45 テーパ
46 バンド部
47 係止穴
48 バンド側係止部
49 係止爪
50 パネル載置側構造部
51 レバー構造部

Claims (4)

  1. 部品を固定する位置に合わせて設けられたスタッドボルトに対して取り付けられるクリップであって、前記スタッドボルトに取り付き固定されるクリップ本体と、該クリップ本体に連成される部品保持部とを有するクリップにおいて,
    前記クリップ本体は,
    ボルト軸方向にスリットを形成してなるとともに弾性を持たせてなる平面視略C字状の形状に形成され内側の空間が取り付け前の状態において、前記スタッドボルトを差し込んでも該前記スタッドボルトの外周面との間に隙間ができるくらいの大きさに形成される環状縮径固定部と、
    一端が前記環状縮径固定部に連成され、他端が前記部品保持部に連成される板状に形成してなり、回転軸が形成され、前記部品の配索方向に突出するように形成される回転軸部と、
    前記回転軸部の両側に該回転軸部を挟み込むように配置され、一部が円弧となる扇状の形状に形成してなり、前記回転軸部の回転軸によって該回転軸部に対して回転自在に取り付けてなる一対の回転部と,
    前記一対の回転部に連成される略環状の部分として形成され、該一対の回転部の回転に伴って前記環状縮径固定部装着されるもので、該環状縮径固定部への装着に伴って、前記スリットの間隔を狭めて前記環状縮径固定部を縮径させる環状着脱部とを有する
    ことを特徴とするクリップ。
  2. 請求項1に記載のクリップにおいて,
    前記環状縮径固定部は,
    前記スタッドボルトの外周面に対向する内面に所定の間隔及び配置に、該スタッドボルトに対する取り付け完了時に、該スタッドボルトのネジ溝に入り込んで係止状態を形成する凸部、凹部、又はこれらの組み合わせからなるボルト噛合い部分を有する
    ことを特徴とするクリップ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のクリップにおいて,
    前記クリップ本体は,
    前記環状着脱部に連成され、前記回転軸から離れる位置に形成する取っ手状の部分で、前記環状着脱部を前記環状縮径固定部に対して装着する際の操作を容易にする操作部を有する
    ことを特徴とするクリップ。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれか記載のクリップにおいて,
    前記環状着脱部は,
    開口縁部分に前記環状縮径固定部を内側へ案内するためのテーパを有する、
    又は、
    前記環状縮径固定部は,
    外縁部分に前記環状着脱部を外面側へ案内するためのテーパを有する
    ことを特徴とするクリップ。
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