JP4672318B2 - エッチング方法 - Google Patents
エッチング方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4672318B2 JP4672318B2 JP2004274637A JP2004274637A JP4672318B2 JP 4672318 B2 JP4672318 B2 JP 4672318B2 JP 2004274637 A JP2004274637 A JP 2004274637A JP 2004274637 A JP2004274637 A JP 2004274637A JP 4672318 B2 JP4672318 B2 JP 4672318B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- etching
- layer
- plasma
- gas
- hbr
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Description
さらに、前記ストッパー層がシリコン酸化膜であり、被処理体がSOI構造を有するシリコンウエハであることが好ましい。
前記制御プログラムは、実行時に、上記第1観点に係るエッチング方法が行われるように、プラズマエッチング装置を制御することを特徴とする、コンピュータ記憶媒体が提供される。
第1のエッチング工程では、まず、図1のゲートバルブ13を開にしてウエハWをチャンバー1内に搬入し、支持テーブル2に載置した後、支持テーブル2を図示の位置まで上昇させ、排気系12の真空ポンプにより排気ポート11を介してチャンバー1内を排気する。この状態のウエハWは、図4(a)に示すように、Si基板101上に、絶縁酸化膜のストッパー層102、被エッチング層としてのポリシリコンなどのシリコン層103、レジストなどのマスク層104が積層された構造をしている。マスク層104には、所定形状のパターンが形成されている。
このようなテーパー形状は、第1のエッチング工程におけるチャンバー1内の圧力と、プラズマを発生させるための高周波電力によって、制御することができる。この目的のため、第1のエッチング工程におけるチャンバー1内の圧力は、13.3〜66.7Pa(100〜500mTorr)とし、プラズマを生成させるための高周波電力はウエハWの面積当り1.6〜7.6W/cm2とすることが好ましい。
磁場の強さ=17000μT(170G)勾配磁石;
SF6/O2流量比=300/80;
上下部電極間距離(シャワーヘッド20の下面と支持テーブル2の上面までの距離、以下同様である)=37mm;
バックプレッシャー(センター部/エッジ部)=933/5332Pa(7/40Torr);
シャワーヘッド20の温度=40℃;
チャンバー1側壁の温度=40℃;
支持テーブル2の温度=−10℃;
第2のエッチング工程は、プラズマエッチング装置100で処理ガスを代えてエッチングを実施する。第2のエッチング工程では、図4(c)のように、第1のエッチング工程で形成されたホール110のテーパー形状の側壁111(破線で示す)を横方向に広げるようにエッチングが進められる。
なお、プラズマエッチングにおける他の条件は、以下のとおりである。
磁場の強さ=17000μT(170G)勾配磁石;
チャンバー内圧力=26.7Pa(200mTorr);
高周波電力=600W(ウエハ面積当り3.3W/cm2);
上下部電極間距離=37mm;
バックプレッシャー(センター部/エッジ部)=1333/2666Pa(10/20Torr);
シャワーヘッド20の温度=40℃;
チャンバー1側壁の温度=40℃;
支持テーブル2の温度=0℃
さらに、第2のエッチング工程では、光学的手法によるエッチング形状モニター手段を用いて、テーパー角度などをモニターし、所定のエッチング形状となった時点で終点とし、エッチングを終了させることができる。
磁場の強さ=17000μT(170G);
チャンバー内圧力=26.7Pa(200mTorr);
高周波電力=600W(ウエハ面積当り3.3W/cm2);
SF6/O2流量比=180/60;
上下部電極間距離=37mm;
バックプレッシャー(センター部/エッジ部)=1333/2666Pa(10/20Torr);
シャワーヘッド20の温度=40℃;
チャンバー1側壁の温度=40℃;
支持テーブル2の温度=0℃
磁場の強さ=17000μT(170G);
チャンバー内圧力=26.7Pa(200mTorr);
高周波電力=600W(ウエハ面積当り3.3W/cm2);
SF6/O2流量比=180/60;
上下部電極間距離=37mm;
バックプレッシャー(センター部/エッジ部)=1333/2666Pa(10/20Torr);
シャワーヘッド20の温度=40℃;
チャンバー1側壁の温度=40℃;
支持テーブル2の温度=0℃
磁場の強さ=17000μT(170G);
チャンバー内圧力=39.9Pa(300mTorr);
高周波電力=300W(ウエハ面積当り1.6W/cm2);
SF6/O2/HBr流量比=180/60/180;
上下部電極間距離=37mm;
バックプレッシャー(センター部/エッジ部)=1333/2666Pa(10/20Torr);
シャワーヘッド20の温度=40℃;
チャンバー1側壁の温度=40℃;
支持テーブル2の温度=0℃
図8(b)のサンプルは、第1のエッチング工程で45μm、第2のエッチング工程で12μmの合計57μmの深さまでエッチングできる時間分のオーバーエッチングを実施した。
また、図8(c)のサンプルは、第1のエッチング工程で95μm、第2のエッチング工程で20μmの合計115μmの深さまでエッチングできる時間分のオーバーエッチングを実施した。
また、図8(d)のサンプルは、第1のエッチング工程で95μm、第2のエッチング工程で12μmの合計107μmの深さまでエッチングできる時間分のオーバーエッチングを実施した。
磁場の強さ=17000μT(170G);
チャンバー内圧力=33.25Pa(250mTorr);
高周波電力=550W(ウエハ面積当り3.0W/cm2);
SF6/O2流量比=180/60;
上下部電極間距離=37mm;
バックプレッシャー(センター部/エッジ部)=1333/2666Pa(10/20Torr);
シャワーヘッド20の温度=40℃;
チャンバー1側壁の温度=40℃;
支持テーブル2の温度=0℃;
磁場の強さ=17000μT(170G);
チャンバー内圧力=39.9Pa(300mTorr);
高周波電力=300W(ウエハ面積当り1.6W/cm2);
SF6/O2/HBr流量比=180/60/180;
上下部電極間距離=37mm;
バックプレッシャー(センター部/エッジ部)=1333/2666Pa(10/20Torr);
シャワーヘッド20の温度=40℃;
チャンバー1側壁の温度=40℃;
支持テーブル2の温度=0℃;
図9(b)のエッジ部は、第1のエッチング工程で101μm、第2のエッチング工程で9μmの合計110μmの深さまでエッチングできる時間をかけてエッチングを実施した。
例えば、上記実施形態ではマグネトロンRIEプラズマエッチング装置100の磁場形成手段としてダイポールリング磁石を用いたが、これに限るものではなく、磁場の形成も必須なものではない。また、本発明の範囲のガス圧力でプラズマを形成することができれば装置は問わず、容量結合型や誘導結合型等の種々のプラズマエッチング装置100を用いることができる。ただし、高圧でプラズマを形成する観点からは誘導結合型よりも容量結合型のものが好ましい。また、プラズマ生成領域と被処理体とを近づける観点からはその中でもRIEタイプのものが好ましい。また、上記実施形態ではウエハのエッチングについて示したが、Si部分を含む被処理体におけるSiのエッチングであれば、ウエハのエッチングに限るものではない。
2;支持テーブル(電極)
12;排気系
15;第1の高周波電源
17;冷媒室
18;ガス導入機構
20;シャワーヘッド(電極)
23;処理ガス供給系
24;ダイポールリング磁石
26;第2の高周波電源
100;プラズマエッチング装置
101;Si基板
102;ストッパー層
103;シリコン層
104;マスク層
110;ホール
111,112;側壁
W;ウエハ
Claims (5)
- 真空に保持可能な処理容器内に、所定形状のパターンが形成されたマスク層と、前記マスク層の下に形成された被エッチング層としてのシリコン層と、前記シリコン層の下に形成されたストッパー層とを有する被処理体を載置し、エッチングガスのプラズマを作用させることにより前記ストッパー層に達する略垂直形状の開口を形成するエッチング方法であって、
SF6とO2とを含み、HBrを含まない第1のエッチングガスにより、前記シリコン層に壁面がテーパー形状の開口を、前記ストッパー層の一部が露出するまで形成する第1のエッチング工程と、
SF6とO2とHBrとを含む第2のエッチングガスにより、前記開口のテーパー形状の壁面を横方向に広げ、前記壁面がテーパー形状の開口を、前記ストッパー層に達する略垂直形状の開口とする第2のエッチング工程と、
を含み、
前記第1のエッチングを、
SF6流量をO2流量の3〜4倍とし、前記テーパー形状の開口のテーパー角度が80〜88°の範囲になるように、前記処理容器内の圧力を23.9Pa以上39.9Pa未満、前記被処理体単位面積あたりの高周波電力を2.2W/cm 2 以上3.3W/cm 2 以下の範囲で制御して発生させたプラズマにより行い、
前記第2のエッチングを、
HBrと、SF6およびO2との比[HBr/(SF6+O2)]を0.25より大きく1より小さくし、前記被処理体単位面積あたりの高周波電力が前記第1のエッチングよりも小さく、かつ前記処理容器内の圧力が前記第1のエッチングよりも高い条件で発生させたプラズマにより行うことを特徴とする、エッチング方法。 - 前記第1のエッチング工程では、前記ストッパー層の一部が露出した後も所定時間オーバーエッチングを行なうことを特徴とする、請求項1に記載のエッチング方法。
- 前記ストッパー層がシリコン酸化膜であり、被処理体がSOI構造を有するシリコンウエハであることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のエッチング方法。
- 前記第2のエッチング工程のエッチング速度は、前記第1のエッチング工程のエッチング速度より小さいことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエッチング方法。
- コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ記憶媒体であって、
前記制御プログラムは、実行時に、
前記請求項1から請求項4のいずれか一項に記載されたエッチング方法が行われるように、プラズマエッチング装置を制御することを特徴とする、コンピュータ記憶媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004274637A JP4672318B2 (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | エッチング方法 |
US11/231,979 US7405162B2 (en) | 2004-09-22 | 2005-09-22 | Etching method and computer-readable storage medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004274637A JP4672318B2 (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | エッチング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006093269A JP2006093269A (ja) | 2006-04-06 |
JP4672318B2 true JP4672318B2 (ja) | 2011-04-20 |
Family
ID=36233964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004274637A Expired - Fee Related JP4672318B2 (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | エッチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4672318B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008309657A (ja) * | 2007-06-14 | 2008-12-25 | Toyota Motor Corp | 積層体から製造される構造体とその製造方法 |
JP5102653B2 (ja) * | 2008-02-29 | 2012-12-19 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置及びコンピュータ記憶媒体 |
JP5305973B2 (ja) | 2009-02-20 | 2013-10-02 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | トレンチ形成方法 |
JP5203340B2 (ja) | 2009-12-01 | 2013-06-05 | 東京エレクトロン株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
JP5877982B2 (ja) * | 2011-09-22 | 2016-03-08 | Sppテクノロジーズ株式会社 | プラズマエッチング方法 |
JP7220603B2 (ja) * | 2019-03-20 | 2023-02-10 | 東京エレクトロン株式会社 | 膜をエッチングする方法及びプラズマ処理装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003037100A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Hitachi Ltd | プラズマエッチング方法 |
JP2003151954A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-23 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3331979B2 (ja) * | 1997-08-29 | 2002-10-07 | 株式会社デンソー | 半導体のエッチング方法 |
-
2004
- 2004-09-22 JP JP2004274637A patent/JP4672318B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003037100A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Hitachi Ltd | プラズマエッチング方法 |
JP2003151954A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-23 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006093269A (ja) | 2006-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI706460B (zh) | 電漿蝕刻方法 | |
JP4827083B2 (ja) | プラズマエッチング装置およびプラズマエッチング方法 | |
US8975188B2 (en) | Plasma etching method | |
US9177823B2 (en) | Plasma etching method and plasma etching apparatus | |
JP4877747B2 (ja) | プラズマエッチング方法 | |
KR101384589B1 (ko) | 반도체 장치의 제조 방법 | |
KR101088254B1 (ko) | 플라즈마 에칭 방법, 플라즈마 에칭 장치 및 컴퓨터 기억 매체 | |
US7405162B2 (en) | Etching method and computer-readable storage medium | |
US9048191B2 (en) | Plasma etching method | |
JP3920015B2 (ja) | Si基板の加工方法 | |
EP2492955B1 (en) | Semiconductor device manufacturing method and computer-readable storage medium | |
JP4663368B2 (ja) | プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置、制御プログラム及びコンピュータ記憶媒体 | |
JP5064319B2 (ja) | プラズマエッチング方法、制御プログラム及びコンピュータ記憶媒体 | |
US7902078B2 (en) | Processing method and plasma etching method | |
KR102058592B1 (ko) | 에칭 방법 | |
JP4722725B2 (ja) | 処理方法およびプラズマエッチング方法 | |
JP2009158740A (ja) | プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置、制御プログラム及びコンピュータ記憶媒体 | |
JP2007214299A (ja) | エッチング方法 | |
JP6096438B2 (ja) | プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置 | |
JP4672318B2 (ja) | エッチング方法 | |
EP2897156A1 (en) | Plasma processing apparatus | |
US9349574B2 (en) | Plasma etching method and plasma etching apparatus | |
JP2006165246A (ja) | プラズマエッチング方法 | |
JP2007005592A (ja) | プラズマ処理方法、高速プラズマエッチング装置 | |
JP4800077B2 (ja) | プラズマエッチング方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070806 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100921 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101019 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110118 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110119 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |