JP4669231B2 - 超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置 - Google Patents
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Description
また、利用された流体が気体となる際には、密度などに代表される流体の状態変化により、汚染物の多くが分離されるが、回収される気体中にはなお飽和状態または不飽和状態として分離されないままの微量汚染物が残留し、用途によっては残留した微量汚染物により不具合が生じるという欠点があった。
また、気液分離機構を用いるものについては圧力降下後の二酸化炭素が完全に気化する場合、粘性の高い不要物が装置へ不具合を引起したり、完全に液化した場合にはその後の回収工程に過大な熱エネルギーが必要になるという欠点があった。
また、本発明は圧力降下後の二酸化炭素を所定の気液率を保つように温度および圧力を制御し、同時に気液分離圧力容器の液面をヒーターによって制御し液中で濃縮分離した不要物を連続処理することにより、圧力降下後に析出する不要物の装置への不具合を解消し、かつ少ない熱エネルギで回収工程を行なうことができる超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置を提供することを目的としている。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
したがって、より二酸化炭素中に含まれている不要物を効率よく除去することができる。
したがって、効率よく気液分離を行なうことができる。
なお、前記フィルター25、25で捕捉された液体は、回収パイプ通路27、27によって気液分離圧力機構18、18内へ導けるように構成されている。
また、液体洗浄装置2での第二工程で排出される排出流体は、他方の気液分離機構8、他方の液体の処理機構9、他方のミスト分離機構10、不要物除去機構11および液化精製機構12で再使用できる液体の二酸化炭素に再生する。
また、本発明を実施するための形態では、超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置2から排出される排出流体3を回収して再生させるものについて説明したが本発明はこれに限らず、超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工等で用いられた二酸化炭素を回収して再生させるものに用いても同様な作用効果がえられる。
[発明を実施するための異なる形態]
なお、この本発明を実施するための形態ではサイクロン方式やバッフル方式の気液分離機構を用いたり、サイクロン方式、バッフル方式を用いたミスト分離機構を用いてもよい。
前記捕集機構39は気液分離圧力容器18の液体が位置する上下部と連通する不要物捕集容器40およびポンプ41が介装された送液機構42と、この送液機構42の不要物捕集容器40の上部あるいは下部、本発明の実施の形態では上部より不要物を排出する開閉弁43を備えた第2の不要物排出パイプ44とで構成されている。
2:洗浄装置、 3:排出流体、
4:洗浄槽、
5:圧力調整器あるいはバルブ開閉器、
6:排出パイプ、 7:圧力降下機構、
8、8A:気液分離機構、 9:排液の処理機構、
10:ミスト分離機構、 11:不要物除去機構、
12:液化精製機構、 13:パイプ通路、
14:開閉弁、 15:温度調整手段、
16:圧力調整手段、 17:フィルター、
18:気液分離圧力容器、 19:ヒーター、
20:開閉弁、 21:減圧機構、
22:排気パイプ、 23:排ガス規制に適合させる処理機構、
24:冷却装置、 25:フィルター、
26:開閉弁、 27:回収パイプ通路、
28:フィルター、 29:フィルター、
30:圧力調整弁、 31:圧力調整弁、
32:冷却装置、 33:精製用圧力容器、
34:圧力調整弁、 35:ヒーター、
36:開閉弁、 37:洗浄装置の二酸化炭素供給機構、
38:排出パイプ、 39:捕集機構、
40:不要物捕集容器、 41:ポンプ、
42:送液機構、 43:開閉弁、
44:不要物排出パイプ。
Claims (10)
- 超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかから排出される排出流体を所定の気液率を保つように温度調整手段および圧力調整手段、この温度調整手段および圧力調整手段で圧力調整された排出流体を気体と液体に分離する気液分離圧力容器とからなる気液分離機構と、この気液分離機構の気液分離圧力容器で分離された気体である二酸化炭素を液化精製する液化精製機構とを備えることを特徴とする超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置。
- 超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかから排出される排出流体を所定の気液率を保つように温度調整手段および圧力調整手段、この温度調整手段および圧力調整手段で圧力調整された排出流体を気体と液体に分離する気液分離圧力容器とからなる気液分離機構と、この気液分離機構の気液分離圧力容器で分離された液体中の不要物を減圧回収あるいは不要物を除去して燃焼あるいは大気へ放出する不要物の処理機構と、前記気液分離機構で分離された気体である二酸化炭素を液化精製する液化精製機構とを備えることを特徴とする超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置。
- 超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかから排出される排出流体を所定の気液率を保つように温度調整手段および圧力調整手段、この温度調整手段および圧力調整手段で圧力調整された排出流体を気体と液体に分離する気液分離圧力容器とからなる気液分離機構と、この気液分離機構の気液分離圧力容器で分離された気体である二酸化炭素中のミストを分離するミスト分離機構と、このミスト分離機構でミストが分離された気体である二酸化炭素を液化精製する液化精製機構とを備えることを特徴とする超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置。
- 超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかから排出される排出流体を所定の気液率を保つように温度調整手段および圧力調整手段、この温度調整手段および圧力調整手段で圧力調整された排出流体を気体と液体に分離する気液分離圧力容器とからなる気液分離機構と、この気液分離機構の気液分離圧力容器で分離された気体である二酸化炭素中の不要物を除去する不要物除去機構と、この不要物除去機構で不要物が除去された気体である二酸化炭素を液化精製する液化精製機構とを備えることを特徴とする超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置。
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- 超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかから排出される排出流体を所定の気液率を保つように温度調整手段および圧力調整手段、この温度調整手段および圧力調整手段で圧力調整された排出流体を気体と液体に分離する気液分離圧力容器とからなる気液分離機構と、この気液分離機構の気液分離圧力容器で分離された気体である二酸化炭素中のミストを分離するミスト分離機構と、前記気液分離機構の気液分離圧力容器で分離された気体である二酸化炭素中の不要物を除去する不要物除去機構と、前記ミスト分離機構でミストが分離された気体である二酸化炭素を液化精製する液化精製機構とを備えることを特徴とする超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置。
- 超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかから排出される排出流体を所定の気液率を保つように温度調整手段および圧力調整手段、この温度調整手段および圧力調整手段で圧力調整された排出流体を気体と液体に分離する気液分離圧力容器とからなる気液分離機構と、この気液分離機構の気液分離圧力容器で分離された液体中の不要物を減圧回収あるいは不要物を除去して燃焼あるいは大気へ放出する不要物の処理機構と、前記気液分離圧力容器で分離された気体である二酸化炭素中の不要物を除去する不要物除去機構と、この不要物除去機構で不要物が除去された気体である二酸化炭素を液化精製する液化精製機構とを備えることを特徴とする超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置。
- 超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかから排出される排出流体を所定の気液率を保つように温度調整手段および圧力調整手段、この温度調整手段および圧力調整手段で圧力調整された排出流体を気体と液体に分離する気液分離圧力容器とからなる気液分離機構と、この気液分離機構の気液分離圧力容器で分離された液体中の不要物を減圧回収あるいは不要物を除去して燃焼あるいは大気へ放出する不要物の処理機構と、前記気液分離圧力容器で分離された気体である二酸化炭素中のミストを分離するミスト分離機構と、このミスト分離機構でミストが分離された気体である二酸化炭素中の不要物を除去する不要物除去機構と、この不要物除去機構で不要物が除去された気体である二酸化炭素を液化精製する液化精製機構とを備えることを特徴とする超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置。
- 気液分離機構は洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかから排出される排出流体に応じて処理できるように少なくとも2対以上設置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8いずれかに記載の超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置。
- 気液分離機構は超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかから排出される排出流体を所定の気液率を保つように温度調整手段および圧力調整手段と、この温度調整手段および圧力調整手段で圧力調整された排出流体を気体と液体に分離する気液分離圧力容器と、この気液分離圧力容器の液面を制御することができるヒーターとで構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9いずれかに記載の超臨界あるいは液体の二酸化炭素を用いた洗浄装置、乾燥装置、抽出装置、高分子材料の加工のいずれかで用いられた二酸化炭素の再生回収装置。
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