JP4668707B2 - デッキクロスメンバ、デッキクロスメンバの製作方法 - Google Patents

デッキクロスメンバ、デッキクロスメンバの製作方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば自動車に用いられるデッキクロスメンバに関する。さらに、例えば自動車に用いられるデッキクロスメンバの製作方法に関する。
自動車では、車幅方向両側に設けられるフロントピラー間に、デッキクロスメンバが渡されている。デッキクロスメンバは、ステアリング装置のシャフト部分を支持する。それゆえ、シャフトの支持剛性を高めるためには、デッキクロスメンバの剛性を向上することが考えられる。
デッキクロスメンバの剛性を向上する手段としては、デッキクロスメンバの断面を大きくすることが考えられる。
しかし、デッキクロスメンバは、通常パイプ部材から構成される。このパイプ部材は、押出成形で形成される。押出成形で形成されるパイプでは、通常、軸方向を垂直に横切る断面は、軸方向に一定になる。
それゆえ、ステアリング装置のシャフトの支持剛性を考慮した断面を有するパイプによって形成されたデッキクロスメンバの断面は、大きくなる傾向にある。
このように形成されたデッキクロスメンバであれば、ステアリングの支持剛性は向上するが、デッキクロスメンバ自体の重量も増加する。デッキクロスメンバの重量の増加に伴ってデッキクロスメンバのコストも増加する。それゆえ、デッキクロスメンバの重量増加は、好ましくない。
このため、ステアリング装置のシャフトの支持剛性を向上するとともに、重量の増加が抑えられたデッキクロスメンバが提案されている。
具体的には、デッキクロスメンバにおいて運転席側は、断面が大きいパイプで構成される。デッキクロスメンバにおいて助手席側は断面が小さいパイプで構成される。このようなデッキクロスメンバが提案されている。
この種のデッキクロスメンバでは、ステアリングが支持される運転席側が、ステアリングの支持剛性を考慮した断面、つまり大きな断面を有するパイプで構成されることによって、ステアリングの支持剛性は、向上する。さらに、ステアリングの支持剛性に比較的影響を与えない助手席側を断面の小さなパイプで構成することによって、デッキクロスメンバは、軽量化される(例えば、特許文献1参照。)。
この種のデッキクロスメンバでは、運転席側または助手席側のどちらか一方のパイプを拡径し、または縮径することによって、2つのパイプは、互いに嵌合する。そして、2つのパイプを嵌合することによって、これら2つのパイプは、連結される。
特開平9―277961号公報
しかし、特許文献1で開示されているデッキクロスメンバでは、パイプは、拡径もしくは縮径される。このため、デッキクロスメンバには、拡径、縮径に耐えうる例えば鉄製のパイプが用いられる。
一方、デッキクロスメンバの軽量化を考慮した場合、デッキクロスメンバを鉄製のパイプよりも軽い、例えばアルミ製のパイプを用いることが好ましい。
しかし、アルミ製のパイプを拡径、縮径することは、難しい。それゆえ、特許文献1に開示されているデッキクロスメンバにアルミ製のパイプを用いることは、難しいと考えられる。
つまり、特許文献1で開示されているデッキクロスメンバでは、デッククロスメンバを形成するパイプに用いられる材料は、限定されてしまう。
デッキクロスメンバを形成するパイプの材質が限定されることは、デッキクロスメンバの製作にとって、軽量化などの自由度が狭まることになるので、好ましくない。
したがって、本発明の目的は、効果的に軽量化することができるデッキクロスメンバを提供することにある。
本発明の他の目的は、断面の大きさが異なる2つのパイプを接続して構成されるデッキクロスメンバの製作方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明のデッキクロスメンバは、ステアリング装置を支持する第1のパイプであって、軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第1のパイプと、前記第1のパイプ内に挿入されて内側に収容部が設けられるジョイント部材と、前記ジョイント部材の前記収容部内に挿入されて軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第2のパイプとを備える。前記第1のパイプには、前記第1のパイプの内周部と外周部に連通するとともに前記第1のパイプの軸方向に延びる長孔形状の貫通孔が設けられる。前記ジョイント部材は、前記貫通孔の縁部に溶接されて前記第1のパイプの前記軸方向に延びる溶接部を形成して前記第1のパイプに固定される。前記ジョイント部材は前記第2のパイプに溶接されて溶接部を形成して前記第2のパイプに固定される。前記ジョイント部材と前記第2のパイプとの前記溶接部は、第2のパイプの軸の周方向に延びる
このような構成によれば、第1のパイプと第2のパイプとは、互いに向かい合う端部の形状を変形することなく連結される。具体的には、第1のパイプの端部を縮径したり、または第2のパイプの端部を拡径したりすることがない。
それゆえ、上記のような変形にたえられなかった材料を第1,2のパイプの材料に用いることができる。例えば、比較的軽いアルミ製のパイプを用いることができる。
つまり、第1,2のパイプに用いられる材料の制限がなくなるので、第1,2のパイプの軽量化の自由度は、拡がる。
請求項2に記載の発明のデッキクロスメンバは、請求項1の記載において、前記第1のパイプの内周部には、前記第1のパイプの軸方向に沿うとともに前記第1のパイプの内側に面する複数の内面が設けられる。本発明の請求項3に記載のデッキクロスメンバは、請求項2の記載において、前記第1のパイプの前記内面は、平面である。請求項4に記載の発明のデッキクロスメンバは、請求項1の記載において、前記第2のパイプの外周部には、前記第2のパイプの軸方向に沿うとともに前記第2のパイプの外側に面する複数の外面が設けられる。前記ジョイント部材が前記第2のパイプの前記外面に溶接されて前記ジョイント部材と前記第2のパイプとの前記溶接部が形成される。前記第1のパイプの端部と前記ジョイント部材とが溶接されて溶接部が形成される。前記第1のパイプの前記端部と前記ジョイント部材との前記溶接部と、前記第2のパイプと前記ジョイント部材との前記溶接部とは、前記ジョイント部材の周方向に交互に設けられる
請求項5に記載の発明のデッキクロスメンバは、請求項4の記載において、前記第1のパイプの前記端部と前記ジョイント部材との前記溶接部は、複数形成される。前記第2のパイプと前記ジョイント部材との前記溶接部は、複数形成される。前記第1のパイプの前記端部と前記ジョイント部材との複数の前記溶接部と、前記第2のパイプと前記ジョイント部材との複数の前記溶接部とは、前記ジョイント部材の周方向に1つずつ交互に配置される。請求項6の記載の発明のデッキクロスメンバは、請求項4または請求項5の記載において、前記第1のパイプの前記端部と前記ジョイント部材との前記溶接部と、前記第2のパイプと前記ジョイント部材との前記溶接部とは、前記ジョイント部材の周方向に環状に配置される
請求項7に記載の発明のデッキクロスメンバは、請求項1の記載において、前記第1,2のパイプの少なくとも一方は、アルミ製である。請求項8に記載の発明のデッキクロスメンバは、ステアリング装置を支持する第1のパイプであって、軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第1のパイプと、前記第1のパイプ内に挿入されて内側に収容部が設けられるジョイント部材と、前記ジョイント部材の前記収容部内に挿入されて軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第2のパイプとを備える。前記第1のパイプには、前記第1のパイプの内周部と外周部に連通するとともに前記第1のパイプの軸方向に延びる長孔形状の貫通孔が設けられる。前記ジョイント部材は、前記貫通孔の縁部に溶接されて前記第1のパイプの前記軸方向に延びる溶接部を形成して前記第1のパイプに固定される。前記第1のパイプは、複数の内面を有し、この複数の内面は前記第1のパイプの前記軸方向に延びるとともに前記第1のパイプの内側に位置する平面である。前記第1のパイプの端部は、前記ジョイント部材に溶接されて溶接部を形成する。前記第1のパイプの端部と前記ジョイント部材との前記溶接部は、前記第1のパイプの周方向に延びる。前記ジョイント部材は前記第2のパイプに溶接されて溶接部を形成して前記第2のパイプに固定される。前記ジョイント部材と前記第2のパイプとの前記溶接部は、前記第2のパイプの軸の周方向に延びる。前記第1のパイプの端部と前記ジョイント部材との前記溶接部と、前記第2のパイプと前記ジョイント部材との前記溶接部とが前記ジョイント部材の周方向に交互に配置される
請求項9に記載の発明のデッキクロスメンバの製作方法は、ステアリング装置を支持する第1のパイプであって、軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第1のパイプと、前記第1のパイプ内に挿入されて前記第1のパイプに固定されるジョイント部材であって、内側に収容部が設けられるジョイント部材と、前記ジョイント部材の前記収容部内に挿入されて前記ジョイント部材に固定される第2のパイプであって、軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第2のパイプとを具備するデッキクロスメンバの製作方法である。前記デッキクロスメンバの製作方法は、前記第1のパイプと前記第2のパイプとを、押出成形によって形成し、前記第1のパイプに、前記第1のパイプの内周部と外周部に連通するとともに前記第1のパイプの軸方向に延びる長孔形状の貫通孔を形成し、前記第1のパイプ内に前記ジョイント部材を収容して、前記貫通孔の縁部を前記ジョイント部材に溶接して前記第1のパイプの軸方向に延びる溶接部を形成して第1のパイプと前記ジョイント部材とを固定し、前記ジョイント部材の前記収容部内に前記第2のパイプを挿入して前記第2のパイプと前記ジョイント部材とを溶接して前記第2のパイプの軸の周方向に延びる溶接部を形成することによって前記第2のパイプと前記ジョイント部材とを固定する。
このような前記デッキクロスメンバの製作方法では、前記第1のパイプと前記第2のパイプとは、押出成形によって形成されるとともに、前記ジョイント部材の前記収容部内に前記第2のパイプを挿入して前記第2のパイプと前記ジョイント部材とを固定し、かつ前記第1のパイプ内に前記ジョイント部材を収容して前記第1のパイプと前記ジョイント部材とを固定することによってデッキクロスメンバを形成する。
本発明によれば、第1のパイプと第2のパイプとの材料は、限定されない。それゆえ、第1,2のパイプに軽い材料を用いることができるので、デッキクロスメンバは、効果的に軽量化される。
本発明の第1の実施形態に係るデッキクロスメンバを、図1から図9を参照して説明する。
図1は、本発明のデッキクロスメンバ10を備える自動車の車体22の前部21を示す斜視図である。図1に示すように、車体22の前部21には、一対のフロントピラー23が設けられている。各フロントピラー23は、車幅方向両側に1つずつ配置されている。
フロントピラー23間には、インストルメントパネル24(図中2点鎖線で一部示される)が設けられている。インストルメントパネル24の中には、デッキクロスメンバ10が設けられている。デッキクロスメンバ10は、インストルメントパネル24を保持するとともに、車体22を補強する。
デッキクロスメンバ10は、各フロントピラー23間に配置されており、一方のフロントピラー23から他方のフロントピラー23まで延びている。デッキクロスメンバ10の両端は、フロントピラー23に支持されている。
車体22において運転席に対応する部位25には、ステアリング装置26が設けられている。ステアリング装置26は、ステアリングホイール26aと、ステアリングシャフト26bと、などを備えている。
ステアリングホイール26aは、ステアリングシャフト26bに連結されている。図に示すように、ステアリングシャフト26bは、デッキクロスメンバ10に支持されている。
図2は、デッキクロスメンバ10を示す斜視図である。上記したように、デッキクロスメンバ10は、インストルメントパネル24内に収容されている。インストルメントパネル24内には、図示しない空調装置など、他の部品も収容されている。
それゆえ、デッキクロスメンバ10は、インストルメントパネル24内に収容される他の部品との干渉を考慮して形成されている。
図3は、デッキクロスメンバ10が分解された状態を示している。図2と図3とに示すように、デッキクロスメンバ10は、第1のパイプ30と、第2のパイプ40と、ジョイント部材60と、を備えている。
デッキクロスメンバ10は、第1のパイプ30と第2のパイプ40とが、ジョイント部材60によって連結されることによって、形成される。図1に示すように、デッキクロスメンバ10は、第1のパイプ30が運転席側(ステアリング装置26側)に位置し、第2のパイプ40が助手席側(図中、運転席の反対側)に位置するように、設置される。
図4は、第1のパイプ30と第2のパイプ40とがジョイント部材60によって連結された状態において、ジョイント部材60の近傍を示している。
第1のパイプ30は、押出成形によって形成される。それゆえ、図3に示すように、第1のパイプ30の軸方向Aを垂直に横切る第1のパイプ30の断面31は、軸方向Aに一定である。断面31は、本発明で言う、第1の断面である。第1のパイプ30は、アルミ製である。
図1に示すように、第1のパイプ30は、デッキクロスメンバ10において運転席側を構成する。それゆえ、第1のパイプ30には、ステアリングシャフト26bが固定される。第1のパイプ30には、支持部32が設けられている。ステアリングシャフト26bは、例えば図示しない支持部材を介して支持部32に固定される。
一方、ステアリング装置26では、安全性の面から、ステアリングシャフト26bの支持剛性は、高いほうがよい。ステアリングシャフト26bの支持剛性は、デッキクロスメンバ10の剛性が高いほど、高くなる。
したがって、デッキクロスメンバ10においてステアリングシャフト26bが支持される部位の剛性は、高いことが望ましい。
それゆえ、第1のパイプ30の断面31は、ステアリングシャフト26bの支持剛性を考慮した大きさを有している。さらに、第1のパイプ30は、インストルメントパネル24内に収容される部品(図示せず)との干渉を考慮して形成されている。
本実施形態では、図3に示すように、第1のパイプ30の断面31は、他の部品との干渉を避けるために略五角形に形成されている。
第1のパイプ30は、第1の壁部33と、第2の壁部34と、第3の壁部35と、第4の壁部36と、第5の壁部37と、を有している。第1〜5の壁部33,34,35,36,37は、第1の壁部33から図中時計回り方向に互いに隣接している。
第1の壁部33の内面33aは、軸方向Aに沿う平面である。第2の壁部34の内面34aは、軸方向Aに沿う平面である。第3の壁部35の内面35aは、軸方向Aに沿う平面である。第4の壁部36の内面36aは、軸方向Aに沿う平面である。第5の壁部37の内面37aは、軸方向Aに沿う平面である。
図1に示すように、第2のパイプ40は、デッキクロスメンバ10において助手席側を形成する。第2のパイプ40は、押出成形によって形成される。それゆえ、図3に示すように、第2のパイプ40の軸方向Bを横切る断面41は、軸方向Bに一定である。第2のパイプ40は、アルミ製である。断面41は、本発明で言う、第2の断面である。
デッキクロスメンバ10において助手席側の剛性は、ステアリングシャフト26bの支持剛性に、比較的影響を及ぼさない。それゆえ、第2のパイプ40の断面41は、第1のパイプ30の断面31ほど大きくなくてよい。
上記したように、第2のパイプ40の断面41は、インストルメントパネル24内に収容される部品との干渉を考慮して形成されている。本実施形態では、図3に示すように、第2のパイプ40の断面41は、他の部品との干渉を避けるために、略六角形に形成されている。
第2のパイプ40の断面41は、第1〜6の角部42,43,44,45,46,47を有している。また、第2のパイプ40は、第6の壁部48と、第7の壁部49と、第8の壁部50と、第9の壁部51と、第10の壁部52と、第11の壁部53と、を有している。
第6の壁部48は、第1の角部42と第2の角部43とをなだらかにつないでいる。第6の壁部48の外面48aは、軸方向Bに沿っている。第7の壁部49は、第2の角部43と第3の角部44とをなだらかにつないでいる。第7の壁部49の外面49aは、軸方向Bに沿っている。
第8の壁部50は、第3の角部44と第4の角部45とをなだらかにつないでいる。第8の壁部50の外面50aは、軸方向Bに沿っている。第9の壁部51は、第4の角部45と第5の角部46とをなだらかにつないでいる。第9の壁部51の外面51aは、軸方向Bに沿っている。
第10の壁部52は、第5の角部46と第6の角部47とをなだらかにつないでいる。第10の壁部52の外面52aは、軸方向Bに沿っている。第11の壁部53は、第6の角部47と第1の角部42とをなだらかにつないでいる。第11の壁部53の外面53aは、軸方向Bに沿っている。
図4に示すように、ジョイント部材60は、第1のパイプ30内に挿入されるとともに、内側に第2のパイプ40を収容する。そして、ジョイント部材60の外周面は、第1のパイプ30の内周面に固定される。第2のパイプ40は、ジョイント部材60の内側に固定される。この結果、第1のパイプ30と第2のパイプ40とは、ジョイント部材60を介して互いに連結される。
図3に示すように、ジョイント部材60は、第1の被固定部61と、第2の被固定部62と、第3の被固定部63と、第4の被固定部64と、第1の連結部65と、第2の連結部66と、第3の連結部67と、第4の連結部68と、を有している。
図5は、図4に示されたデッキクロスメンバ10を、後に説明されるジョイント部材60の軸方向Xに沿って見た正面図である。図3〜図5に示すように、第1〜4の被固定部61,62,63,64は、第1のパイプ30の内周面に固定されるように、それぞれの面が外側を向くとともに略環状に配置されている。
ジョイント部材60は、第1〜4の被固定部61,62,63,64が第1〜4の連結部65,66,67,68によって連結されることによって形成される。
ジョイント部材60の形状を具体的に説明する。第1の被固定部61は、第1のパイプ30の第1の壁部33の内面33aに固定されるように配置される。第2の被固定部62は、第1のパイプ30の第2の壁部34の内面34aに固定されるように配置される。第3の被固定部63は、第1のパイプ30の第4の壁部36の内面36aに固定されるように配置される。第4の被固定部64は、第1のパイプ30の第5の壁部37の内面37aに固定されるように配置される。
第1の連結部65は、第1の被固定部61と第2の被固定部62とを連結している。第2の連結部66は、第2の被固定部62と第3の被固定部63とを連結している。第3の連結部67は、第3の被固定部63と第4の被固定部64とを連結している。第4の連結部68は、第4の被固定部64と第1の被固定部61とを連結している。
また、第1〜4の連結部65,66,67,68によって、第2のパイプ40を収容する収容部70が形成されている。
収容部70について具体的に説明する。第1の連結部65は、第1の被固定部61の一端から内側に向かって延びている。そして、内側に所定距離延びた後に、屈曲部65aで曲がって第2の被固定部62に向かって延びて、第2の被固定部62の第1の被固定部61側につながっている。
第3の連結部67は、第3の被固定部63の第4の被固定部側端から内側に向かって延びている。そして、内側に所定距離延びた後に、屈曲部67aで曲がって第4の被固定部64に向かって延びて、第4の被固定部64の第3の被固定部63側につながっている。
第4の連結部68は、第4の被固定部64の第1の被固定部61側から内側に向かって延びている。そして、内側に所定距離延びた後、屈曲部68aで曲がって第1の被固定部61に向かって延びて、第1の被固定部61の第4の被固定部64側につながっている。
屈曲部65aは、第2のパイプ40の第1の角部42の近傍を支持できるように、第1の角部42の近傍に沿った形状に形成される。第2の連結部66は、第2のパイプ40の第2の角部43ら第3の角部44までの範囲を支持するように、第2の角部43から第3の角部44までの範囲に沿った形状に形成される。屈曲部67aは、第5の角部46の近傍を支持するように、第5の角部46の近傍に沿った形状に形成される。屈曲部68aは、第6の角部47の近傍を支持できるように、第6の角部47の近傍に沿った形状に形成される。
第1〜3の屈曲部65a,67a,68aと第2の連結部66とが上記のように形成されることによって、第1〜3の屈曲部65a,67a,68aと第2の連結部66とによって、収容部70が形成される。
また、屈曲部65aは、第1の被固定部61と第2の被固定部62との間に配置される。第2の連結部66は、第2の被固定部62と第3の被固定部63との間に配置される。屈曲部67aは、第3の被固定部63と第4の被固定部64との間に配置される。屈曲部68aは、第4の被固定部64と第1の被固定部61との間に配置される。
このように形成されるジョイント部材60は、軸方向Xを垂直に横切る断面が軸方向Xに一定な形状であって、例えば押出成形によって形成され、またダイカストや鋳造部材でも良い
つぎに、第1のパイプ30とジョイント部材60との固定構造と、第2のパイプ40とジョイント部材60との固定構造と、を説明する。
図6は、図5に示されたF6−F6線に沿う断面図である。図6は、第1のパイプ30と第2のパイプ40とがジョイント部材60を介して連結された状態を示している。図6に示すように、ジョイント部材60は、長さL1程第1のパイプ30から出るように、第1のパイプ30内に挿入される。L1の一例としては、略10mmである。
第1のパイプ30とジョイント部材60とは、互いに溶接されることによって、互いに固定される。図6は、第1の壁部33と第1の被固定部61とが溶接され、第4の壁部36と第3の被固定部63とが互いに溶接されている状態を示している。
図6に示すように、第1のパイプ30の先端縁33bは、ジョイント部材60に固定される。例えば、第1の壁部33の先端縁33bは、第1の被固定部61に溶接される。それゆえ、溶接部100が形成される。溶接部100は、本発明で言う、接合部の一例である。第1の壁部33においてジョイント部材60の第1の被固定部61と重なる範囲の少なくとも一部には、貫通孔80が形成されている。第1の壁部33と第1の被固定部61とは、貫通孔80を通しても溶接される。それゆえ、溶接部101が形成される。溶接部101は、本発明で言う、接合部の一例である。この溶接部101は、第1のパイプ30の軸方向に沿って設けられており、溶接部分の距離を長くとることができる。なお、溶接部101は、図9に示すように第1のパイプ30の周方向に沿って設けられても良い。また、この溶接部101は、第1のパイプ30の軸方向と、周方向と両方を組み合わせても良い。なお、溶接方法は、MIG溶接、TIG溶接、レーザ溶接などが好ましい。
第2の壁部34と第2の被固定部62との溶接構造と、第4の壁部36と第3の被固定部63との溶接構造と、第5の壁部37と第4の被固定部64との溶接構造とは、第1の壁部33と第1の被固定部61との溶接構造と同様であってよい。それゆえ、説明は、省略する。
なお、第1のパイプ30と第2のパイプ40との連結部の強度を確保するために、ジョイント部材60において第1のパイプ30内に挿入される長さは、所定の長さ、例えば50〜100mmほどの長さを有することが好ましい。
また、上記したように、ジョイント部材60は、溶接の関係上、第1のパイプ30から例えば10mm程出ることが好ましい。それゆえ、ジョイント部材60は、軸方向Aに例えば60〜110mm程の長さを有することが好ましい。
図7は、第1のパイプ30と第2のパイプ40とが、ジョイント部材60を介して連結された状態において、ジョイント部材60の近傍を第4の被固定部64側から見た斜視図である。
図8は、図5に示されたF8−F8線に沿う断面図である。図8は、第2のパイプ40とジョイント部材60とが互いに溶接されている状態を示している。
図8に示すように、第2のパイプ40は、ジョイント部材60から長さL1出るように、収容部70内に挿入される。そして、第2のパイプ40とジョイント部材60とは、互いに溶接されることによって、互いに固定される。
ジョイント部材60軸方向両端縁65bと第2のパイプ40とが互いに溶接される。それゆえ、屈曲部65aの軸方向両端縁65bと第1の角部42の近傍とが互いに溶接される。それゆえ、溶接部102が形成される。溶接部102は、本発明で言う、接合部の一例である。同様に、屈曲部67aの軸方向両端縁65bと第5の角部46の近傍とが互いに溶接される。それゆえ、溶接部102が形成される。
なお、第2の連結部66と第7の壁部49との溶接構造と、屈曲部68aと第6の角部47の近傍との溶接構造は、屈曲部65aと第1の角部42の近傍との溶接構造と同じであってよい。それゆえ、説明は省略する
図4と図5と図7とに示すように、第1のパイプ30とジョイント部材60との溶接部100と、第2のパイプ40とジョイント部材60との溶接部102とは、ジョイント部材60の周方向Eに交互に配置される。
この点について、具体的に説明する。図5を時計方向Dに見ると、第1の壁部33と第1の被固定部61との溶接部100から時計方向Dに進むと、屈曲部65aと第1の角部42との溶接部102がある。さらに時計方向Dに進むと、第2の壁部34と第2の被固定部62との溶接部100がある。さらに時計方向Dに進むと、第2の連結部66と第7の壁部49との溶接部102がある。さらに時計方向Dに進むと、第4の壁部36と第3の被固定部63との溶接部102がある。さらに時計方向Dに進むと、屈曲部67aと第5の角部46の近傍との溶接部102がある。さらに時計方向Dに進むと、第5の壁部37と第4の被固定部64との溶接部100がある。さらに時計方向Dに進むと、第6の角部47の近傍と屈曲部68aとの溶接部102がある。
つぎに、上記のように形成されるデッキクロスメンバ10の製作方法を説明する。
まず、図3に示すように、第1のパイプ30と第2のパイプ40とジョイント部材60とを、位置決めする。
ついで、ジョイント部材60の収容部70内に、略10mmほど出るように第2のパイプ40を挿入して、ジョイント部材60と第2のパイプ40とを溶接する。具体的には、第1の角部42の近傍と屈曲部65aとが溶接される。第2の連結部66と第7の壁部49とが溶接される。第5の角部46の近傍と屈曲部67aとが溶接される。第6の角部47の近傍と屈曲部68aとが溶接される。
ついで、図6と図8とに示すように、第1のパイプ30内に、略10mmほど外に出るようにジョイント部材60を挿入して、第1のパイプ30とジョイント部材60とを溶接する。
具体的には、第1の壁部33と第1の被固定部61とが溶接される。第2の壁部34と第2の被固定部62とが溶接される。第4の壁部36と第3の被固定部63とが溶接される。第5の壁部37と第4の被固定部64とが溶接される。
上記のように第2のパイプ40とジョイント部材60とが互いに溶接され、かつ第1のパイプ30とジョイント部材60とが互いに溶接されることによって、デッキクロスメンバ10が形成される。
このように形成されるデッキクロスメンバ10では、第1のパイプ30と第2のパイプ40とは、ジョイント部材60を介して、互いに連結される。それゆえ、第1のパイプ30の開口端の形状を、第2のパイプ40と嵌合するように変形させたり、または第2のパイプ40の開口端の形状を第1のパイプ30と嵌合するように変形させたりする必要がない。
つまり、上記のように第1のパイプ30または第2のパイプ40を変形させる場合では、第1,2のパイプ30,40には変形に耐えるだけの延性が求められる。それゆえ、第1,2のパイプ30,40の材料は限定されてしまう。
しかし、本発明では、ジョイント部材60を用いることによって、第1,2のパイプ30,40には、変形が施されない。それゆえ、比較的延びが悪いが軽いアルミ製の第1,2のパイプ30,40を用いることができる。
このように、第1,2のパイプ30,40の材料として軽い材料を用いることができるので、デッキクロスメンバ10は、軽量化される。つまり、第1,2のパイプ30,40の材料の選定の自由度があるので、効果的に第1,2のパイプ30,40を軽量化することができる。
また、第1,2のパイプ30,40は、それぞれ複数の面を有している。それゆれ、第1のパイプ30とジョイント部材60とを溶接する場合、面が複数あることによって、第1のパイプ30とジョイント部材60との溶接箇所を増やすことができる。同様に、第2のパイプ40とジョイント部材60との溶接箇所を増やすことができる。
また、第1のパイプ30とジョイント部材60との溶接箇所と、第2のパイプ40とジョイント部材60との溶接箇所とが、ジョイント部材60の周方向Eに交互に設けられることによって、溶接箇所を抑えて第1のパイプ30と第2のパイプ40とが剛性が高く溶接される。
さらに、図5に示すように、ジョイント部材60の軸方向Xに第1のパイプ30とジョイント部材60との溶接箇所と第2のパイプ40とジョイント部材60との溶接箇所を見た場合、これら溶接箇所は、略環状に配置される。それゆえ、第1のパイプ30と第2のパイプ40との連結がより強固になる。
また、第1,2のパイプ30,40とジョイント部材60とは、押出成形によって形成されるアルミ製のパイプである。そして、デッキクロスメンバ10は、ジョイント部材60の収容部70内に第2のパイプを挿入して互いに溶接し、第1のパイプ30内にジョイント部材60を挿入して互いに溶接することによって、形成される。
つまり、第1,2のパイプ30,40とジョイント部材60とが押出成形によって形成されるアルミ製のパイプであることによって、これら第1,2のパイプ30,40と、ジョイント部材60の製作コストを安くすることができるとともに、部品精度を向上することができる。
つまり、デッキクロスメンバ10は、コストが抑えられるとともに製品精度が向上される。
つぎに、本発明の第2の実施形態に係るデッキクロスメンバ10を、図10を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様な機能を有する構成は、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、ジョイント部材60の形状が第1の実施形態と異なる。他の構造は、第1の実施形態と同様であってよい。
この点について、具体的に説明する。図10は、本実施形態のジョイント部材60の斜視図である。図10に示すように、本実施形態のジョイント部材60では、第1〜4の被固定部61,62,63,64は、隣り合うどうしなだらかに接続されている。
このような形状のジョイント部材60は、押出成形によって形成されてもよい。または、別部材を用いて隣り合う被固定部どうしを接続してもよい。
本実施形態では、第1の実施形態の効果に加えて、ジョイント部材60の角部を少なくすることができるので、作業の安全性が向上する。
また、上記の実施形態では、第1のパイプ30を5角形、第2のパイプ40を6角形として説明したが、これに限定されることなく多角形であればよい。
本発明の第1の実施形態に係るデッキクロスメンバを備える自動車の車体の前部の斜視図。 図1に示されたデッキクロスメンバの斜視図。 図1に示されたデッキクロスメンバの分解斜視図。 図1に示されたデッキクロスメンバのジョイント部材の近傍を示す斜視図。 図4に示されたデッキクロスメンバの正面図。 図5に示されたF6−F6線に沿うデッキクロスメンバの断面図。 図1に示されたジョイント部材の近傍を第4の被固定部側から見た斜視図。 図5に示されたF8−F8線に沿うデッキクロスメンバの断面図。 図1に示されたジョイント部材の接合部の別の形態を第4の被固定部側から見た斜視図。 本発明の第2の実施形態に係るデッキクロスメンバのジョイント部材の斜視図。
符号の説明
10…デッキクロスメンバ、26…ステアリング装置、30…第1のパイプ、31…断面、33a…内面、34a…内面、35a…内面、36a…内面、37a…内面、40…第2のパイプ、41…断面、48a…外面、49a…外面、50a…外面、51a…外面、52a…外面、53a…外面、60…ジョイント部材、70…収容部、80…貫通孔、100…溶接部、101…溶接部、102…溶接部。

Claims (9)

  1. ステアリング装置を支持する第1のパイプであって、軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第1のパイプと、
    前記第1のパイプ内に挿入され内側に収容部が設けられるジョイント部材と、
    前記ジョイント部材の前記収容部内に挿入され軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第2のパイプ
    を具備し、
    前記第1のパイプには、前記第1のパイプの内周部と外周部に連通するとともに前記第1のパイプの軸方向に延びる長孔形状の貫通孔が設けられ、
    前記ジョイント部材は、前記貫通孔の縁部に溶接されて前記第1のパイプの前記軸方向に延びる溶接部を形成して前記第1のパイプに固定され、
    前記ジョイント部材は前記第2のパイプに溶接されて溶接部を形成して前記第2のパイプに固定され、
    前記ジョイント部材と前記第2のパイプとの前記溶接部は、第2のパイプの軸の周方向に延びる
    ことを特徴とするデッキクロスメンバ。
  2. 前記第1のパイプの内周部には、前記第1のパイプの軸方向に沿うとともに前記第1のパイプの内側に面する複数の内面が設けられ
    ことを特徴とする請求項1に記載のデッキクロスメンバ。
  3. 前記第1のパイプの前記内面は、平面である
    ことを特徴とする請求項2に記載のデッキクロスメンバ。
  4. 前記第2のパイプの外周部には、前記第2のパイプの軸方向に沿うとともに前記第2のパイプの外側に面する複数の外面が設けられ、
    前記ジョイント部材は、前記第2のパイプの前記外面に溶接されて前記ジョイント部材と前記第2のパイプとの前記溶接部を形成し、
    前記第1のパイプの端部と前記ジョイント部材とは溶接されて溶接部を形成し、
    前記第1のパイプの前記端部と前記ジョイント部材との前記溶接部と、前記第2のパイプと前記ジョイント部材との前記溶接部とは、前記ジョイント部材の周方向に交互に設けられる
    ことを特徴とする請求項に記載のデッキクロスメンバ。
  5. 前記第1のパイプの前記端部と前記ジョイント部材との前記溶接部は、複数形成され、
    前記第2のパイプと前記ジョイント部材との前記溶接部は、複数形成され、
    前記第1のパイプの前記端部と前記ジョイント部材との複数の前記溶接部と、前記第2のパイプと前記ジョイント部材との複数の前記溶接部とは、前記ジョイント部材の周方向に1つずつ交互に配置される
    ことを特徴とする請求項4に記載のデッキクロスメンバ。
  6. 前記第1のパイプの前記端部と前記ジョイント部材との前記溶接部と、前記第2のパイプと前記ジョイント部材との前記溶接部とは、前記ジョイント部材の周方向に環状に配置される
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のデッキクロスメンバ
  7. 前記第1,2のパイプの少なくとも一方は、アルミ製である
    ことを特徴とする請求項1に記載のデッキクロスメンバ。
  8. ステアリング装置を支持する第1のパイプであって、軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第1のパイプと、
    前記第1のパイプ内に挿入されて内側に収容部が設けられるジョイント部材と、
    前記ジョイント部材の前記収容部内に挿入されて軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第2のパイプと
    を具備し、
    前記第1のパイプには、前記第1のパイプの内周部と外周部に連通するとともに前記第1のパイプの軸方向に延びる長孔形状の貫通孔が設けられ、
    前記ジョイント部材は、前記貫通孔の縁部に溶接されて前記第1のパイプの前記軸方向に延びる溶接部を形成して前記第1のパイプに固定され、
    前記第1のパイプは、複数の内面を有し、この複数の内面は前記第1のパイプの前記軸方向に延びるとともに前記第1のパイプの内側に位置する平面であり、
    前記第1のパイプの端部は、前記ジョイント部材に溶接されて溶接部を形成し、
    前記第1のパイプの端部と前記ジョイント部材との前記溶接部は、前記第1のパイプの周方向に延び、
    前記ジョイント部材は前記第2のパイプに溶接されて溶接部を形成して前記第2のパイプに固定され、
    前記ジョイント部材と前記第2のパイプとの前記溶接部は、前記第2のパイプの軸の周方向に延び、
    前記第1のパイプの端部と前記ジョイント部材との前記溶接部と、前記第2のパイプと前記ジョイント部材との前記溶接部とが前記ジョイント部材の周方向に交互に配置される
    ことを特徴とするデッキクロスメンバ。
  9. ステアリング装置を支持する第1のパイプであって、軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第1のパイプと、
    前記第1のパイプ内に挿入されて前記第1のパイプに固定されるジョイント部材であって、内側に収容部が設けられるジョイント部材と、
    前記ジョイント部材の前記収容部内に挿入されて前記ジョイント部材に固定される第2のパイプであって、軸方向を垂直に横切る断面が前記軸方向に一定である第2のパイプと
    を具備するデッキクロスメンバの製作方法であって、
    前記第1のパイプと前記第2のパイプとを、押出成形によって形成し、
    前記第1のパイプに、前記第1のパイプの内周部と外周部に連通するとともに前記第1のパイプの軸方向に延びる長孔形状の貫通孔を形成し、
    前記第1のパイプ内に前記ジョイント部材を収容して、前記貫通孔の縁部を前記ジョイント部材に溶接して前記第1のパイプの軸方向に延びる溶接部を形成して第1のパイプと前記ジョイント部材とを固定し、
    前記ジョイント部材の前記収容部内に前記第2のパイプを挿入して前記第2のパイプと前記ジョイント部材とを溶接して前記第2のパイプの軸の周方向に延びる溶接部を形成することによって前記第2のパイプと前記ジョイント部材とを固定する
    ことを特徴とするデッキクロスメンバの製作方法。
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