JP4668569B2 - 事務用電子機器及びその再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置、或いはパーソナルコンピュータ等の情報処理装置といった事務用電子機器に関し、特に、ラベルが貼り付けられる構成を有した事務用電子機器及びその再生方法に関するものである。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置、或いはパーソナルコンピュータ等の情報処理装置といった事務用電子機器(OA機器)においては、電気仕様や取り扱い上の注意等が記入されたシート状部材すなわちラベルが、被着対象である外装部材(外装樹脂部材)等に貼付(貼着)されている。近年、環境保護等により資源の有効利用を図ることが要請され、回収した装置や部品を廃棄せずに、例えば加熱溶融するなどして再生利用することが行われている。この場合、例えば互いに相溶性のない異種材料からなるラベル及び外装部材が共に溶融されてなる再生成形品では機械的強度が低下するなどといった品質低下を招くことになる。そこで、外装部材からラベルを剥がすことなく、そのまま外装部材と共に溶融させてリサイクル可能とされた相溶性ラベルが一般的に使用されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
一方、このリサイクルに関し、市場から回収した事務用電子機器に対して清掃やメンテナンス等を施し、その後、この事務用電子機器自体を再利用し、所謂リユース機として販売するという事例も増えてきている。
特開平8−340182号公報
上記のように事務用電子機器のリユース時には、回収した外装部材を清掃して再出荷するが、その際ラベル表面の損傷状態等により、当該ラベルを剥がしたり、或いは新たなラベルを上貼りしたりしていた。
しかしながら事務用電子機器をリユースするにあたり、せっかく貼り付けた相溶性ラベルを剥がしてしまうのは、手間が掛かり経済的ではない。また、ラベルを上貼りするにしても、先に貼付していたラベル(先貼りラベル)との重ね合わせが上手くいかず、すなわち例えば図10(a)に示すように上貼りラベルUが先貼りラベルSの部分で盛り上がった状態となったり、或いは図10(b)に示すように先貼りラベルSに対する上貼りラベルUの位置がずれた状態となったりして、外観(外装の美観)を損う場合が多かった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ラベルを剥がす無駄な手間を省いて効率良くリユース(再利用)させることができ、且つリユース時の外観を保つことが可能な事務用電子機器及びその再生方法を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る事務用電子機器は、所定のシート状部材が貼り付けられる凹部が形成された被貼付部材を備える事務用電子機器において、前記凹部は、上段と下段とを有するよう多段状に凹設されたものであり、前記上段と下段とは、下段において貼り付けられたシート状部材が上段において貼り付けられたシート状部材により覆い隠される配置関係とされ、さらに、前記上段と下段とにおけるシート状部材の貼付領域が同心状且つ相似形に配置されるよう前記多段状に凹設されていることを特徴とする。
上記構成によれば、被貼付部材におけるシート状部材が貼り付けられる凹部(貼付部)
が、下段で貼り付けたシート状部材が上段で貼り付けたシート状部材により覆い隠される配置関係となるよう上段と下段とを有して多段状に凹設されてなるため、換言すれば、被貼付部材の凹部が、下段で貼り付けたシート状部材を上段で貼り付けたシート状部材によって覆い隠すべく各段における該シート状部材の貼付領域が下段から上段へ向けて段階的に大きくなるよう、(その周縁部が)階段状に形成された状態で凹設されてなるため、例えば機器のリユース前には、凹部の最下段(底面部)にシート状部材(第1ラベルとする)を貼り付けておき、リユースの際には、この最下段の次の上段において第1ラベルよりも大きな第2ラベルを(第1ラベルの上面に面接触させて)貼り付け、さらにリユースを行うような場合には、前記上段のさらに上段(この上段に対しては前記上段は“下段”ということになる)において第2ラベルより大きな第3ラベルを貼り付ける、というようにして下段から上段へ順に下段のラベル全体を隠すようにラベルを貼り付けていく構成とすることができる。これにより、リユース等を行う際に、前回に貼付したシート状部材(相溶性ラベル)を剥がすといった無駄な手間が省けて効率良くリユース(再利用)させることができるとともに、上段のラベルが下段のラベルに対して盛り上がった状態となることなく下段のラベルを隠すことができ、機器の外観を保つことができる。
また、凹部が、各段におけるシート状部材の貼付領域(各段の周形状)が同心状に配置されるよう多段状に凹設されてなるため、上段のシート状部材における、下段のシート状部材の周縁部よりも外側の部分の幅が、上下左右略対称となるような状態で(下段のシート状部材が上段のシート状部材からはみ出すことなく)当該シート状部材を下段から上段へと順に貼り付けていくことが可能となり、シート状部材を上貼りする際に、より容易に且つ確実に下段のシート状部材を覆い隠すことができる。
また、凹部が、各段におけるシート状部材の貼付領域が互いに相似形となるよう多段状に凹設されてなるため、凹部の構造の簡素化を図ることができるとともに、この凹部に貼り付けるラベルを、互いに相似な同じ形状(例えば長方形)に統一させてより簡易な構成にすることができる。
上記構成において、前記凹部の各段の高さは、各段において貼り付られるシート状部材の厚みに対応する高さとされていることを特徴とする。この構成によれば、凹部が、各段の高さが当該各段において貼り付られるシート状部材の厚みに対応する高さとなるよう形成されているため、すなわち凹部の各段は、各段の高さが各段のシート状部材の厚みと同じ(或いは貼り付けた後の厚みの収縮を考慮した高さ)となるよう形成されているため、最上段のシート状部材の上面と外装部材の表面とに段差が生じたり、上段で貼り付けたシート状部材における下段のシート状部材の部分が、下段の高さと下段でのシート状部材の厚みが一致しないこと等により陥没・突出した状態となるのを防止することができ、より一層、機器の外観を保つことができる。
発明によれば、リユース等を行う際に、前回に貼付したシート状部材(相溶性ラベル)を剥がすといった無駄な手間が省けて効率良くリユースさせることができるとともに、上段のラベルが下段のラベルに対して盛り上がった状態となることなく下段のラベルを隠すことができ、機器の外観を保つことができる。
また、上段で貼り付けたシート状部材における下段のシート状部材の部分が、下段の高さと下段でのシート状部材の厚みが一致しないこと等により陥没した状態となるのを防止することができ、より一層、機器の外観を保つことができる。
また、上下左右略対称となるような状態で(下段のシート状部材が上段のシート状部材からはみ出すことなく)当該シート状部材を下段から上段へと順に貼り付けていくことが可能となり、シート状部材を上貼りする際に、より容易に且つ確実に下段のシート状部材を覆い隠すことができる。
また、凹部の構造の簡素化を図ることができるとともに、この凹部に貼り付けるラベルを、互いに相似な同じ形状に統一させてより簡易な構成にすることができる。
以下、本発明に係る事務用電子機器について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る事務用電子機器の一例である複写機1(画像形成装置)の内部構成を概略的に示す断面図である。複写機1は、画像形成部100、画像形成部100を備える本体部10の上方に設置された原稿給送部200、本体部10の上部に設置された原稿読取部300、本体部10の下部に設置された給紙部400、本体部10のフロント部に設置された操作表示部500を備えている。
原稿読取部300は、原稿の読み取りを行って当該原稿に対応する画像データを生成するものである。原稿読取部300は、光学的に取得した原稿の画像から画像データを生成するCCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等を備えたスキャナ301などからなり、その上面に、装置原稿読み取り用の第1プラテンガラス302と、ADF原稿読み取り用の第2プラテンガラス303とを備えている。原稿読取部300は、第1プラテンガラス302上に載置された原稿、あるいは原稿給送部200によって第2プラテンガラス303に接するようにして搬送(移動)される原稿を走査しつつ取得した画像データを後述する制御部20へ出力する。
原稿給送部200(ADF)は、原稿読取部300(第2プラテンガラス303の原稿読み取り位置)へ原稿を給送するとともに、当該原稿読取部300によって読み取られた原稿を原稿給送部200の排出部へ排出するものである。この原稿給送部200は、装置の背面側を回動支点(回転中心軸)として本体部10(原稿読取部300)の上面に対して可倒式に構成されており、第1プラテンガラス302(第2プラテンガラス303)の上面を開放するように上方かつ後方側に開くように持ち上げることにより、第1プラテンガラス302の上面に、例えば見開き状態にされた書籍等の読み取り用原稿を載置することが可能に構成されている。
給紙部400は、画像形成部100に対して用紙の給紙を行うものである。給紙部400は、各サイズの用紙(記録紙)が収納される給紙カセット401、402、及び本体部10の一側方部に開閉自在に構成された手差しトレイ4031等からなる手差し給紙部403を備えている。また、給紙部400は、給紙カセット401、402から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送経路404、手差し給紙部403から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送経路405を備えている。各給紙カセット401、402及び手差し給紙部403は、収納されている用紙を取り出すためのピックアップローラ406、407、408、用紙を1枚ずつ各搬送経路に送り出す給紙ローラ409、410、411を備えている。搬送経路404には、用紙を搬送する搬送ローラ412、413、及び搬送されてくる用紙を画像形成部100の手前で待機させるためのレジストローラ414が設けられている。なお、搬送経路405は、レジストローラ414の上流側で搬送経路404と合流している。
画像形成部100は、給紙部400によって搬送されてきた用紙に対して所定の画像を形成する(印刷する)ものである。画像形成部100は、同図中に示す矢印方向に回転可能に支持された感光体ドラム101、この感光体ドラム101の周囲に配設された帯電部102、現像部103、クリーニング部104、レーザ走査ユニット105及び転写ローラ106、転写ローラ106の下流側に配設された定着ローラ107を備えている。
帯電部102は、感光体ドラム101の表面を所定電位に均一に帯電させるものである。レーザ走査ユニット105は、後述する画像記憶部30等から送信されてきた画像データに基づき、レーザービームを感光体ドラム101の表面に照射し、感光体ドラム101表面に静電潜像を形成するものである。現像部103は、静電潜像にトナーを付着させて画像(原稿画像)を顕在化させるものである。転写ローラ106は、搬送されてきた用紙を感光体ドラム101に押し付けた状態で、感光体ドラム101上に顕在化したトナー像を当該用紙に転写するものである。定着ローラ107は、用紙に転写されたトナー像を定着させるものである。定着ローラ107は、図略のヒートローラ及び圧ローラからなり、このヒートローラの熱によって用紙上のトナーを溶かし、圧ローラによって圧力をかけてトナーを用紙上に定着させる。クリーニング部104は、用紙への画像の転写が終了した後、感光体ドラム101の表面に残留しているトナーを清掃するものである。
本体部10の上部及び側面部には、用紙排出トレイ108、109が設けられており、定着ローラ107から搬送されてきた用紙は、それぞれ排出ローラ110、111によって用紙排出トレイ108、109へ排出される。なお、用紙の搬送方向は、排出分岐ガイド112によって、排出ローラ110側と排出ローラ111側とに切り換え可能に構成されている。
操作表示部500は、ユーザの操作に応じて所定の指示入力を行うものである。操作表示部500は、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー501と、印刷部数等を入力するためのテンキー502と、各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示すると共に、種々の操作ボタン等が表示される液晶表示器(LCD)等からなる表示器503(ディスプレイ)とを備えている。
図2は、図1に示す複写機1の概略構成を示すブロック図である。複写機1は、装置全体の動作制御を司る制御部20を備えている。制御部20は、複写機1の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、一時的にデータを保管するRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラム等をROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等からなり、操作表示部500等において入力された所定の指示情報や、本装置の各所に設けられた各種センサからの検出信号に応じて装置全体の制御を行うものである。この制御部20は、上記画像形成部100、原稿給送部200、原稿読取部300、給紙部400及び操作表示部500、並びに画像記憶部30及び画像処理部40などが接続されている。
画像記憶部30は、原稿読取部300によって読み取られた原稿の画像データや図略のネットワークI/F部等を介して外部装置から送信されてきた画像データを一時的に記憶するメモリである。
画像処理部40は、上記画像データに対する各種画像処理、例えばガンマ処理や拡大縮小処理を行うものである。画像処理部40では、例えば原稿読取部300による読み取りによって得られた原稿画像に対する画像データのA/D変換が行われ、当該A/D変換された画像データを用いて上記各種画像処理が行われる。
ところで、複写機1は、一般的に、当該複写機1の外装部材、すなわち本体部10や原稿給送部200、原稿読取部300等の外周壁部や上面部を構成する外装部材の所定位置に、複写機1の電気仕様や取り扱い上の注意等が記載(印刷)されたラベルが貼り付けられている。以下、本発明の特徴点である、当該外装部材におけるラベルが貼り付けられる箇所(貼付部)の構成及びこのラベルについて詳述する。
上記外装部材に貼り付けられるラベルは、例えば樹脂シート、樹脂フィルム、あるいは所定の材質からなる可撓性或いは剛性を有するシート状(又は板状)の部材からなり(これらを纏めてシート状部材という)、所定の被貼付部材(ここでは外装部材)に対して貼り付け可能に構成された、具体的には例えばその裏面に粘着材等が塗布されてなる所謂シール(デカル)として構成されたものである。このラベルは、ここでは、上記背景技術で述べたように、共に溶融した場合の再生成形品における機械的強度低下等の防止を図るべく外装部材と相溶性を有する材料からなる相溶性ラベルが採用されている。なお、複写機1の外装部材のことを外装部材Pとする。外装部材Pは所定の樹脂、例えば熱可塑性樹脂からなる樹脂部材であり、溶融して再生成形品に加工するなどしてリサイクルさせることが可能となっている(ただし、ここでは外装部材Pやラベルの溶融によるリサイクルを行うのではなく複写機1自体がリユースされる)。
図3は、複写機1の外装部材Pにおける、ラベルが貼り付けられる箇所(貼付部)の構成を説明する斜視図である。図3に示すように、外装部材Pにおけるラベルの貼付部2(凹部)は、上段602と下段601とを有するよう多段状(複数段状)に凹設されており、これら各段は、下段601において貼り付けられたラベルが上段602において貼り付けられたラベルによって覆い隠される配置関係とされている。換言すれば、貼付部2は、下段601で貼り付けたラベルを上段602で貼り付けたラベルによって覆い隠されるべく各段におけるラベルの貼付領域が下段から上段へ向けて段階的に大きくなるよう、その周縁部が階段状に形成されている。
この貼付部2の各段の面、すなわち下段601における底面6010や上段602における面(以降、階段状の段部の面のことを段面;段面6020という)は、平面状すなわち外装部材Pの表面に対して水平面となるように形成されている。
ただし、上記各段におけるラベルの貼付領域とは、図3に示すように、各段において形成される領域603や領域604の部分(ここでは当該各領域は上面視略長方形となっている)を示すものとする。また、各段における上記貼付領域の形状のことを、適宜「各段の形状」と表現する。さらに、貼付部2の多段状の凹設部における最下段(底面部)すなわち下段601の段数目を、1段目と表現し、それより上段に向かって2段目、3段目・・・と表現するものとする。
図4は、図3における下段601にラベルが貼り付けられた状態の一例を示す図であり、(a)は、その状態の斜視図を、(b)はその状態の側断面図を示している。図4(a)、(b)に示すように、例えば複写機1の初回出荷時等においては、貼付部2の1段目(下段601)にラベルAが貼り付けられる。この場合、ラベルAの下面全体が1段目の底面に接着されるようにして貼り付けられてもよい。また、ラベルAのサイズが1段目の貼付領域(領域603)より多少小さいサイズとされており、符号605に示すように下段601の壁面6011とラベルAの端辺部との間に隙間を有した状態で貼り付けられてもよい。勿論、この隙間が生じないようにラベルAのサイズと下段601の貼付領域のサイズとが精度良く合わされていてもよい。
図5は、図4に示す下段のラベル貼り付け状態からさらに上段にラベルが上貼りされた状態の一例を示す図であり、(a)は、その状態の斜視図を、(b)はその状態の側断面図を示している。図5(a)、(b)に示すように、例えば複写機1をリユースさせるべく回収して清掃やメンテナンス等を行う際に、貼付部2の1段目のラベルAの上から、2段目(上段602)においてラベルBが貼り付けられる。この場合、2段目の貼付領域(領域604)は、1段目の貼付領域(領域603)よりも大きく形成されているため、ラベルBは、ラベルAの上面と段面6020とに亘って貼り付けられる。このラベルBの貼り付けは、ラベルAと同様に、例えばラベルBの下面がラベルAの上面及び段面6020に接着されるようにして貼り付けられてもよい。また、ラベルBのサイズが2段目の貼付領域より多少小さいサイズにされており、符号606に示すように上段602の壁面6021とラベルBの端辺部との間に隙間を有した状態で貼り付けられてもよい。この場合も、この隙間が生じないようラベルBのサイズと上段602の貼付領域のサイズとが精度良く合わされていてもよい。
ここで、図3では、貼付部2が下段601、上段602と2段構成となるよう多段状に凹設されてなるが、これに限定されず例えば図6に示すように2段よりも多い段数で構成されていてもよい(図6では3段構成となっている)。図6に示す外装部材Pの貼付部2においては、各段の形状が図3と同様に上面視略長方形に相似に形成されたものがそれぞれ同心状に、符号631に示す1段目(段部631;底面部)、符号632に示す2段目(段部632)、符号633に示す3段目(段部633)となるように形成・配置されている。
このように、外装部材Pのラベルの貼付部2の構成を、複写機1のリユース前には、貼付部2の最下段部(底面部)に第1番目のラベルAを貼り付けておき、リユースの際には、当該最下段の次の上段においてラベルAよりも大きな第2番目のラベルBを(ラベルAの上面に面接触させて)貼り付け、さらにリユースを行うような場合には、この上段のさらに上段においてラベルBより大きな第3番目のラベルを貼り付ける、というようにして下段から上段へ順に下段のラベル(ラベル全体)を隠すようにラベルを上貼りしていくことが可能な構成とすることができる。これにより、リユース等を行う際に、せっかく前回貼り付けたラベル(相溶性ラベル)を剥がすといった無駄な手間を省き、効率良くリユースさせることができるとともに、上記図10(a)に示すように上段のラベルが下段のラベルに対して盛り上がった状態となることなくラベルの上貼りにより下段のラベルを隠すことが可能となり、装置の外観を保つことができる。
ところで、貼付部2の各段の高さ(上記壁面6011、6021の高さ;幅)は、各段において貼り付られるラベルA、Bの厚みに対応する高さとされている。すなわち貼付部2の各段は、当該各段の高さが、各段に貼り付けられるラベルの厚み(板厚)と同じ(或いはラベルを貼り付けた後の厚みの収縮を考慮した高さ)となるよう形成されているため、図4(a)及び図5(b)に示すように、段面6020とラベルAの上面とが同じ高さとなる(同平面内にある)ように、及び外装部材Pの表面とラベルBの上面とが同じ高さとなるように貼り付けることが可能となり、したがって、最上段のラベルBの上面と外装部材Pの表面とに段差が生じたり、上段で貼り付けたラベルにおける下段のラベルの部分が、下段の高さと下段でのシート状部材の厚みが一致しないこと等により陥没或いは突出した状態となるのを防止することができ、より一層、装置の外観を保つことができる。なお、当該各段の高さは、互いに異なるものであってもよい。この場合、各段に貼り付けるラベルの厚みはそれぞれこの各段の高さに合わされた厚みとされている。
また、貼付部2の各段は、図3に示すように(図6の場合も同様)、各段の形状(ラベルの貼付領域)が例えば符号607に示す各貼付領域の図心位置を中心として同心状に配置されるよう形成されている。これにより、上段のラベルBにおける下段のラベルAの周縁部よりも外側の部分(ラベルAからはみ出す部分)の幅が、上下左右略対称となるような状態で(下段のラベルAが上段のラベルBからはみ出すことなく)、当該ラベルを下段から上段へと順に貼り付けていくことが可能となり、ラベルを上貼りする際に、より容易に且つ確実に下段のラベルを覆い隠すことができる。
なお、貼付部2は、図3、6に示すように、各段の形状が互いに相似な形となるよう形成されており(各形状の縦横の向きも同じとなっている)、これにより当該貼付部2の構造の簡素化を図る(貼付部2の設計を容易にする)ことができるとともに、この貼付部2に貼り付けるラベルを、互いに相似な同じ形状(ここでは長方形)に統一させてより簡易な構成にすることができる。ただし、この相似形は、ここでの長方形に限定されず、正方形や楕円(真円)等の種々の形状が採用可能である。
また、貼付部2は、外装部材Pの表面側だけでなく、裏面側に設けられる構成、例えば複写機1の外装部材Pとしての所定の開閉カバー等の内面(背面)側に設けられていてもよい。さらに本発明は、以下の態様をとることができる。
(A)各段におけるラベルの貼付領域は、上述のように同心状に形成されてなくともよく、例えば図7に示すように、偏心された状態に形成されていてもよい。ただし、図7に示す段部631a、632a及び633aは、それぞれ図6に示す段部631、632及び633に対応している。なお、当該偏心についても、図7に示すように一方向に偏心されたものに限定されず、例えば左右方向又は上下方向に交互に(或いは各段において任意な方向に)偏心されていてもよい。
(B)上記(A)の態様に関し、例えば図8(a)、(b)に示すように、各段の形状(貼付領域)が、何れかの端辺部で一致するように偏心されて形成されていてもよい。図8(a)は、例えば図3における下段601(図8では下段601a)が上段602(図8では上段602a)の端辺部640(上端辺と右端辺との両端辺部からなる)と一致した状態を示しており、図8(b)は、同じく下段601aが上段602aの端辺部650(右端辺部)と一致した状態を示している。なお、この場合の貼付部2aの構成は、例えば図9の側断面図に示すように、各段における何れかの端辺部(端辺部640、650)が、壁面660に示すように多段でない1段からなる壁面として形成されていてもよい。
(C)各段の形状(貼付領域)は、図3、6の長方形に示すように全て相似形に形成されずともよく、この場合、例えば1段目、3段目・・・と奇数段目が長方形、2段目、4段目・・・と偶数段目が楕円形、といったように交互に異なる形状とされてもよいし、1段目が長方形、2段目が楕円形、3段目が正方形・・・といったように段毎に異なる形状とされてもよい。
(D)各段の面(例えば上記底面6010や段面6020)は水平面でなくともよく、例えば外装部材Pの表面に対して所謂テーパ状となるように傾斜面で形成されていてもよい(この場合、ラベルも上記貼付部のテーパに対応して一端から他端にかけて厚みが徐変されてなるような形状とされている。ただしこのラベルを貼り付けると上面は水平となる)。また、当該各段の面(底面部や段面)は平面状に形成されてなくともよく、例えばラベルの貼り付け面の凹凸に合わせて凹/凸状に形成されていてもよい。ただし、この場合においても、最上段のラベルの上面と外装部材Pの表面とは同じ高さ且つ凹凸の無い平面状に構成されていることが、より良い外観を得る上で好ましい。
(E)本発明は、上記複写機1に限らず、例えば複合機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、或いはパーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理装置などであってもよく、要は、リサイクルの要請がある事務機器に適用されるものである。
本発明に係る事務用電子機器の一例である複写機の内部構成を概略的に示す断面図である。 図1に示す複写機の概略構成を示すブロック図である。 複写機の外装部材における、ラベルが貼り付けられる箇所(貼付部)の構成を説明する斜視図である。 図3における下段にラベルが貼り付けられた状態の一例を示す図であり、(a)は、その状態の斜視図を、(b)はその状態の側断面図を示している。 図4に示す下段のラベル貼り付け状態からさらに上段にラベルが上貼りされた状態の一例を示す図であり、(a)は、その状態の斜視図を、(b)はその状態の側断面図を示している。 貼付部の一変形例を示す図である。 貼付部の一変形例を示す図である。 貼付部の一変形例を示す図であり、(a)は、図3における下段が上段の端辺部(上端辺と右端辺との両端辺部からなる)と一致した状態を示しており、(b)は、同様に下段が上段の端辺部(右端辺部)と一致した状態を示す図である。 図8の状態における側断面図である。 従来の貼付部の構成を説明する図であり、(a)は、上貼りしたラベルが盛り上がった状態を示す図であり、(b)は、先貼りしたラベルに対する上貼りラベルの位置がずれた状態を示す図である。
1 複写機(事務用電子機器)
2、2a 貼付部(凹部)
601、601a 下段
602、602a 上段
603、604 領域(貼付領域)
6010 底面
660、6011、6021 壁面
6020 段面
A、B、S、U ラベル(シート状部材)
P 外装部材(被貼付部材)

Claims (3)

  1. 所定のシート状部材が貼り付けられる凹部が形成された被貼付部材を備える事務用電子機器において、
    前記凹部は、上段と下段とを有するよう多段状に凹設されたものであり、
    前記上段と下段とは、下段において貼り付けられたシート状部材が上段において貼り付けられたシート状部材により覆い隠される配置関係とされ、さらに、
    前記上段と下段とにおけるシート状部材の貼付領域が同心状且つ相似形に配置されるよう前記多段状に凹設されていることを特徴とする事務用電子機器。
  2. 前記凹部の各段の高さは、各段において貼り付けられるシート状部材の厚みに対応する高さとされていることを特徴とする請求項1記載の事務用電子機器。
  3. 段と下段とを有するよう多段状に凹設され、所定のシート状部材が貼り付けられる凹部が形成された被貼付部材を有し、前記凹部の下段に第1のシート状部材を貼り付けた事務用電子機器の再生方法であって
    記凹部の上段に、前記第1のシート状部材を覆い隠すように、第2のシート状部材を貼り付ける工程を含むことを特徴とする事務用電子機器の再生方法。
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