JPH07334090A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH07334090A
JPH07334090A JP6150601A JP15060194A JPH07334090A JP H07334090 A JPH07334090 A JP H07334090A JP 6150601 A JP6150601 A JP 6150601A JP 15060194 A JP15060194 A JP 15060194A JP H07334090 A JPH07334090 A JP H07334090A
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JP
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decal
adherend
adhesive
display device
peeled
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JP6150601A
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English (en)
Inventor
Akito Yoshimaru
明人 吉丸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デカルの持つ有利性を活かしつつ、デカルを
除去し易くして、このデカルが貼り付けられた被貼り付
け体のリサイクル性を良好にした表示装置を提供するこ
とである。 【構成】 機械装置やユニットなどのデカル被貼り付け
体2に、各種の表示内容が書き込まれたデカル1を貼り
付ける。一方、被貼り付け体2に凹窪部3を設け、その
凹窪部3とデカル1との間に、デカル引き剥がし用のド
ライバーを入れることのできる隙間を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被貼り付け体に剥離可
能に貼り付けられたデカルを有する表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境を保護したり、一層の省資源
化を図ったりすることなどから、リサイクル性に優れた
製品の出現が強く要望されるようになっている。オフィ
スオートメーション機器や家庭電化製品などにおいても
同様なことが要求され、そのような点に対応して、ネジ
数をでき得る限り削減したり、大物樹脂部品への、異種
材料部品のカシメ、圧入、接着などを廃止したりするこ
とが、製品設計段階においても種々考慮されている。
又、大物樹脂部品を機械本体に締結する場合にも、イモ
ネジ、Cリング、Eリング等の締結部品の使用をできる
だけ避け、機械装置を解体し易くして、各種材料の再利
用化や、部品,ユニット等の再使用化などを図るように
している。
【0003】ところで、各種の機械装置で、その部品交
換や、保守点検などを誤りなく行ったり、或いはそれら
を容易に行ったりするために、機械装置にデカルと称さ
れている部片を貼り付けた表示装置が用いられている。
このデカルは、例えば、樹脂シート、樹脂フィルム、薄
い樹脂板、紙片、金属フィルム、薄い金属板、薄い木製
板などの可撓性又は剛性を有するシート状物より成り、
その表面に所定の情報が記されたものであって、かかる
デカルは、例えば接着剤によって、機械装置の本体やそ
の部品などの被貼り付け体の表面に貼り付けられる。
【0004】より具体に示すと、例えば、複写装置で
は、ユーザやサービスマンなどのために、簡単な取り扱
い説明文や、部品交換順序の番号などを書き込んだデカ
ルを、必要とする箇所に貼り付けている。又、「高圧注
意」などの注意を促す情報内容などがデカルに示されて
いる場合もある。デカルの表面に記される情報は、文字
によるほか、矢印などの記号や図形、又は色などによっ
て表わされることもあり、かかるデカルは、方形、円形
等の様々な外形形状のものとなっていて、機械装置本体
でなくても、プロセスユニットやトナーカートリッジな
どの部品に貼り付けられる場合もある。
【0005】かような機械装置本体、又はその部品、例
えば、ユニットや、カートリッジなどの各種パーツを、
リサイクルに供する場合に、デカルを、かかる材料再利
用パーツから剥がす必要がある。しかしながら、従来に
おいては、かようなデカルの剥離が容易ではなく、リサ
イクル業者のリサイクル作業性を悪くするものとして、
そのようなデカルを廃止することが要望されていた。
【0006】そこで、かようなデカルに代るものとし
て、次に列挙するような方策が考えられている。 (1)パーツ自体への型文字による表示 (2)パーツへの印刷による表示 (3)下敷タイプシートの採用(例えばB5サイズ程度
の大きさのシートに操作説明文などを印刷したものを製
品に着脱自在に取り付ける) (4)パーツと同一樹脂素材のデカルの採用(接着剤も
同系統の材料とする) (5)簡易取扱い説明書の採用
【0007】一般的に、デカルに要求される機能として
は、先にも触れたところであるが、ユーザやサービスマ
ンなどのための機械装置の通常時又は異常時の操作方法
や、注意事項や、高温,高圧等の危険箇所などの事項を
明確に認知させることである。又、操作部や取っ手の色
などを変えて、その部分を目立たせたり、操作方向を示
したりする場合もある。
【0008】これら一連の機能面からみて、(1)乃至
(5)の代替案では、その各々に関して、以下に述べた
ような弱点がある。
【0009】(1)の場合;型文字による表示は、その
文字が機械装置本体や部品と同じ色となるため、表示内
容が目立たなくなる。又、或る部品を複数の機械装置用
の共通部品として使用する場合、その各機械装置に対応
させて、表示の内容を変えることができない(デカルの
場合は、各機械装置用の各共通部品に、それに対応した
デカルを自由に貼り付けることができる)。
【0010】(2)の場合;表示内容が消えにくく、目
立つ色の表示内容を印刷した場合、樹脂部品材料の再利
用の際に、その部品の品質低下につながる。例えば、塗
料混入による再生材料の力学的特性が劣化するようにな
る。この他、単色ではなく、多色刷りとした場合は、コ
スト高となってしまう。
【0011】(3)の場合;操作部や取っ手などの位置
に、操作方法などを表示してある方が、ユーザにとって
は判り易く、また、危険箇所の表示としても、そのよう
な箇所に行うのが望ましい。
【0012】(4)の場合;同一樹脂素材のデカルを貼
り付ける被貼り付け体として、種々の材質のものが考え
られるため、デカルの接着剤までも同系統にすることは
難しく、被貼り付け体が板金などである場合に、これと
同一材質の接着剤を選択することは一般に考えられな
い。
【0013】(5)の場合;(3)の場合と同じにな
る。
【0014】以上述べた点から、デカルを用いた表示装
置の方が、必要とする箇所の表示を行うことができた
り、各種の被貼り付け体に対応して表示内容の設定がで
きたりすることなどから、より有利になる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、デカ
ルの持つ有利性を活かしつつ、被貼り付け体からデカル
を除去し易くして、デカルが貼り付けられた被貼り付け
体のリサイクル性を良好にし得るようにした表示装置を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、剥離可能なデカルを被貼り付け体の表面に
貼り付けて、デカルの表示内容を前記表面上において視
認可能に表示する表示装置において、前記被貼り付け体
の表面に、デカルの剥離を助ける凹窪部を設けた構成を
提案する。
【0017】その際、上記凹窪部が、デカルによって覆
われた被貼り付け体の表面部分から、デカルによって覆
われていない被貼り付け体の表面部分にかけて形成され
ていると有利である。
【0018】更に、上記凹窪部が、ほぼデカルの剥離方
向に沿って配置されていると特に有利である。
【0019】又、本発明は、上記目的を達成するため、
剥離可能なデカルを被貼り付け体の表面に貼り付けて、
デカルの表示内容を前記表面上において視認可能に表示
する表示装置において、前記被貼り付け体の表面に貼り
付けられる側のデカルの裏面には、その一部に接着剤が
塗布され、その他の裏面の部分は、デカルの剥離を容易
にする接着剤非塗布部分となっている構成を提案する。
【0020】その際、上記接着剤非塗布部分が、ほぼデ
カルの剥離方向に沿って配置されていると効果的であ
る。
【0021】又、上記各構成において、デカルには、そ
の縁部に接着剤の塗布されていない耳部が付設されてい
ると特に有利である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0023】図1は、本発明一実施例の表示装置を示す
正面図である。同図において、符号1は、矩形の外形を
有するデカルを示し、2は機械装置本体、ユニット、カ
ートリッジなどの、デカルを貼り付ける被貼り付け体を
示す。機械装置本体が、例えば複写装置本体である場合
には、ユニットは画像形成プロセスユニットや給紙ユニ
ットなどより成り、又、カートリッジはトナー補給カー
トリッジなどより成る。本例においては、かかる被貼り
付け体2が樹脂パーツとなっていて、デカルを貼り付け
る領域を他の部分に対して一段下げた部分2A(図2)
に、そのデカル1が貼り付けられている。
【0024】デカル1は、前述のように各種材料より成
るシート状物から構成され、その表面に文字や、色彩
や、図形や、記号などの所定の情報が記されているが、
その情報内容については図示を省略してある。デカルの
外形形状も、矩形以外の適宜な形態を採用することがで
きる。デカルとして、前述のように剛性を有するシート
状物を用いることもできるが、実施例に示すデカルは、
可撓性を有するシート状物から成るものとする。
【0025】図2は図1のA−A線に沿う断面図であ
り、デカル1は、この貼り付け側である裏面の全面に接
着剤1aが塗布されている。この接着剤1aは、相手の
被接着面に対して剥離可能な接着剤となっていて、デカ
ル1は被貼り付け体2の表面に対して剥離可能なものと
なっているのである。なお、図2を含むこれ以降の断面
図に関しては、デカル1の本体シート部のハッチングを
便宜上省略してある。
【0026】デカル1の、接着剤が塗布されていない側
の表面には、上述のように各種情報の表示内容が示され
ていて、かようなデカル1が被貼り付け体2の表面に剥
離可能に貼り付けられた状態で、そのデカル1の表示内
容が、被貼り付け体2の表面上において視認可能に表示
される。従来においては、かかる表示装置で、樹脂パー
ツや板金パーツなどに貼り付けられていたデカル1が剥
がしにくくなっていて、リサイクル業者の分解作業性が
非常に悪くなっていたのである。
【0027】そこで、図示した表示装置においては、被
貼り付け体2の表面に、図1及び図2に示すように、正
面から見て矩形の溝状に形成された凹窪部3が設けられ
ている。凹窪部3の底面は、デカル1に接着されていな
い。本例では、この凹窪部3が、デカル1が貼り付けら
れた状態で、そのデカル1によって覆われた被貼り付け
体2の表面部分から、デカル1によって覆われていない
被貼り付け体2の表面部分にかけて形成され、図1に符
号3aで示す凹窪部3の部位が外部に露呈するようにな
っているのである。この露呈した部位3aから、その凹
窪部3にマイナスドライバーなどの工具の先を差し込ん
でデカル1をその裏面側から持ち上げるようにすれば、
それを極めて容易に剥離することができる。
【0028】なお、リサイクル業者がリサイクル品の分
解作業に一般的に用いている工具としては、プラスドラ
イバーやマイナスドライバーやハサミなどがあるが、上
述の剥離にはマイナスドライバーを用いると有利であ
る。
【0029】このように、被貼り付け体2の表面には、
デカル1の剥離を助ける凹窪部3が設けられ、図1に示
した例では、その凹窪部3の一部の部位3aが外部に露
呈しているので、ここから工具を容易に差し込み、デカ
ル1を楽に剥離することができるが、図1に一点鎖線又
は二点鎖線で示すように、被貼り付け体2の表面に、デ
カル1によって完全に覆われる凹窪部3A,3Bを設け
てもよい。凹窪部3Aは、デカル1の縁に沿って配置さ
れているので、その両者の間の隙間(図1の左側の隙
間)から工具を差し込んでデカル1を楽に剥がすことが
でき、又、凹窪部3Bの場合には、これを覆うデカル1
の部分を上から指や工具で加圧して、このデカル部分を
破り、次いでこの凹窪部3Bとデカル1の間の隙間に工
具を差し込んでデカル1を楽に剥離することができる。
【0030】図3はデカル1の被貼り付け体が板金パー
ツとなっている例を示す。板金パーツより成る被貼り付
け体4には、図1及び図2に示した凹窪部3,3A,3
Bと同様に配置された溝状の凹窪部3が設けられ、この
凹窪部3とデカル1との間の隙間からマイナスドライバ
ーなどの工具の先を差し入れて、デカル1を持ち上げる
ようにすれば、接着剤1aによって貼り付けられていた
デカル1を、容易に板金パーツより成る被貼り付け体4
から剥がすことができる。
【0031】上述した一連の実施例によれば、必要とす
る箇所に表示内容を自由に表示できる等の有利性のある
デカルを用いた表示装置において、そのデカルを除去し
易くなるので、デカル被貼り付け体のリサイクル性を良
好なものにすることができる。
【0032】図4及び図5は別の実施例を示し、接着剤
1aを介してデカル1が貼り付けられる被貼り付け体2
の表面の部分2Aには、複数本(本例では3本)の線状
に長く延びた溝状の凹窪部13が設けられ、これらの凹
窪部13の各々は、デカル1の端部側に、外部に露呈し
た部位13aを有している。この例でも、各凹窪部13
の底面とデカル1とは接着されていない。なお、図5は
図4のB−B線に沿う断面図である。
【0033】上述した3箇所の露呈部位13aのうち、
いずれか一つにマイナスドライバーなどの工具の先端を
差し入れることにより、デカル1を容易に引き剥がすこ
とができる。図4に示したデカル1を剥離する場合に、
凹窪部13の延在方向に直交するd方向からデカル1を
剥離しようとすると、断面C−Cの部分では全域にわた
ってデカル1が被貼り付け体2の表面に接着状態となっ
ているため、その引き剥がし作業が非常にやりにくくな
る。これに対して、凹窪部13と平行する方向にデカル
1を引き剥がすようにすれば、接着面積の少ないデカル
1を剥がすことになるので、その作業を容易に行うこと
ができる。
【0034】このように凹窪部13の延在方向に一定の
方向性をもたせ、その方向にデカル1を剥離することに
よって小さな力でデカル1を剥がすことができ、しかも
通常の使用時にはデカルが剥がれ難くすることができ
る。具体的に示すと、凹窪部13をほぼデカル1の剥離
方向に沿って配置し、デカル1を必ずこの方向に剥がす
ようにするのである。その際、図4に符号Xで示したよ
うに、デカル1の表面に、デカル1を剥がす方向を解体
業者に認識させる矢印などの記号を付しておけば、解体
業者はこれを目印として、常に楽にデカル1を剥離する
ことができる。また、図4に示したデカル1のように、
その縦と横の長さが異なる場合、その長手方向に沿って
凹窪部13が位置するように、両者の関係を設定し、デ
カル1の剥離方向がその長手方向となるようにすると、
一層容易にデカル1を剥離することができる。このよう
な構成は、図1に示した凹窪部3A,3Bのように、そ
の凹窪部の全体が、貼り付けられたデカルによって覆わ
れる構成の場合にも適用できるものである。
【0035】なお、図4及び図5に示した凹溝状の凹窪
部13を設ける代りに、この部位をローレット目にして
もよい。又、その部位に「しぼ」や「ギザギザ」などを
付けるようにしてもよい。図6に示した例は、被貼り付
け体2の符号13′で示す部分をギザギザにしたもので
あり、かかるギザギザ13′も、図4に示した凹窪部1
3と同様に延びている。このようなギザギザ、ローレッ
ト目又はしぼも、その微細な各ヘコミが凹窪部を構成
し、かような例においても、デカルをこの長手方向に容
易に引き剥がすことができる。この例の場合は、デカル
を指で押さえてもそれが変形しにくいという利点があ
る。
【0036】図5に示したデカル被貼り付け体2は樹脂
パーツより成っているのであるが、これを図7に示す如
く板金パーツより成る被貼り付け体14としてもよい。
この板金パーツにも例えば図4に示した如き複数本の溝
状の凹窪部13が設けられ、その上を覆うようにしてデ
カル1が被貼り付け体2に貼り付けられる。各凹窪部1
3の底面とデカル1は非接着状態となっている。この例
においても、凹溝状の凹窪部の代りに、ローレット目
や、ギザギザや、しぼなどの面をあらす構成の凹窪部を
採用することができる。
【0037】図8及び図9は、剥離可能なデカルを被貼
り付け体の表面に貼り付けたデカルの表示内容を、上記
表面において視認可能に表示する表示装置の更に他の実
施例を示し、図8はこれに使用されるデカル11を裏側
から見た図である。すなわち、被貼り付け体(図8,図
9には示さず)の表面に貼り付けられる側のデカル1の
裏面には接着剤11aが塗布され、この接着剤11a
は、被貼り付け体の表面に対して剥離が可能となる接着
剤となっている。図9は、図8のD−D線に沿う断面図
であり、デカル1の表面11Aに各種の表示内容が示さ
れている。なお、図8では、接着剤11aの塗布された
領域に斜線を付してあるが、これは後述する各実施例を
示した図10、図12、及び図15においても同様とす
る。
【0038】デカル11の裏面には、図8及び図9に示
すように、その一部に接着剤11aが塗布され、その他
の裏面部分は、デカル11の剥離時に、このデカル11
の剥離を容易にする接着剤非塗布部分15となってい
る。かようなデカル11は、大部分の面積を占める接着
剤11aの塗布部が先の樹脂パーツや板金パーツやその
他の被貼り付け体の表面に貼り付けられるのであるが、
デカル11を剥がす場合には、被貼り付け体の表面と、
デカル11の接着剤非塗布部分15との間の薄い隙間に
マイナスドライバーなどの工具の先を差し入れて、デカ
ル11を持ち上げる。このようにして、この実施例にお
いても、デカル11を容易に引き剥がすことができる。
【0039】図10及び図11は別の例のデカルを示
す。このデカル21にも、図示していない被貼り付け体
に貼り付けられる側のデカルの裏面にデカルの剥離を容
易にする接着剤非塗布部分22が設けられ、その裏面の
四周側が接着剤21aの塗布部となっている。なお、図
11は図10のE−E線に沿う断面図である。本例の場
合は、接着面積が少なくなるので、デカル21を容易に
剥がすことができる。かかるデカル21にはその縁部に
一体に連設され、接着剤の塗布されていない耳部21b
が付設されている。この構成によると、この耳部21b
を指でつまみ、又はドライバーなどの工具でこの耳部2
1bを起こしてその耳部を引っ張れば、デカル21を容
易に剥離することができる。この場合、デカル21の剥
離方向は図11において矢印g方向となる。
【0040】図10及び図11に示した如き耳部21b
の構成は、先に説明し、又は後に説明する全ての実施例
にも適用可能である。
【0041】図12乃至図14は更に別の例のデカルを
示す。このデカル31にも、図示していない被貼り付け
体に貼り付けられる側のデカルの裏面の一部に接着剤3
1aが塗布され、他の裏面部分が、デカルの剥離を容易
にする接着剤非塗布部分32となっている。この接着剤
非塗布部分32は、複数本となっていて、図4乃至図7
のデカル被貼り付け体に設けられる凹窪部と同様に、デ
カルの剥離方向と平行するように設けられている。図1
3は図12のG−G線に沿う断面図、図14は図12の
F−F線に沿う断面図である。
【0042】本例においても、デカル31を剥離するに
は、図示していない被貼り付け体の表面とデカル31の
接着剤非塗布部分32との間の隙間にドライバーなどの
工具の先端を差し入れてデカル31を持ち上げるように
してこれを剥がすが、その際、接着剤31a又は接着剤
非塗布部分32の延在方向に対して直交する方向Pか
ら、デカル31を剥がすと、非常に大きな剥がし力を必
要とする。これに対し、接着剤非塗布部分32の延びる
方向Qに沿ってデカル31を剥がすと、引き剥がす接着
剤31aの面積が小さくなるので、これを容易に剥離す
ることができる。
【0043】このように、接着剤非塗布部分32の延在
方向に一定の方向性をもたせ、その方向にデカル31を
剥離することによって小さな力でデカル31を剥がすこ
とができ、通常の使用時にはデカル31が剥がれ難くす
ることができる。具体的に示すと、接着剤非塗布部分3
2を、ほぼデカル31の剥離方向(矢印Q方向)に沿っ
て配置し、デカル31を必ずこの方向に沿って剥がすよ
うにするのである。これは、次に説明する図15乃至図
17に示した実施例においても全く同様である。図12
乃至図17に示した実施例においても、デカルの剥離方
向を示す矢印などの目印をその表面に記しておき、解体
業者が問違いなく、デカルを接着剤非塗布部分の延在方
向に沿って剥離できるように構成することが望ましい。
また、この場合もデカルの剥離方向は、その長手方向に
設定することが望ましい。
【0044】図15乃至図17は更に別の例のデカルを
示す。このデカル41も、図示していない被貼り付け体
の表面に貼り付けられる側のデカル41の裏面の一部に
接着剤41aが塗布され、その他の裏面の部分は、デカ
ルの剥離を容易にする接着剤非塗布部分42となってい
る。この接着剤非塗布部分42は、斜めで複数本にわた
っている。図16は図15のH−H線に沿う断面図であ
り、図17は図15のI−I線に沿う断面図である。こ
のデカル41においても、断面H−H部分では接着剤が
全域にわたって塗布されているため、こちらの側からは
デカルが剥がしにくくなっているが、断面I−I部分で
は接着剤塗布面積が少なくなっているため、こちらの側
では剥がし力を小さくでき、従って、ほぼ接着剤非塗布
部分42が延びる矢印Q方向にデカル41を剥離するこ
とになる。又、この例では、デカル41の剥離時の始端
Y側にも接着剤非塗布部分が設けられているので、その
剥離作業をより一層楽に行うことができる。接着剤41
aの塗布部分は、デカルの長手方向に細長い三角状のも
のとなっている。
【0045】以上述べた全ての実施例においては、使用
するデカルの形状には何ら限定されるものではなく、方
形状の他、円形状やその他の異なる形状(十字形や凸形
など色々)のデカルを使用することもできる。又、先に
説明した各実施例の構成を適宜組合せて表示装置を構成
することもできる。例えば、凹窪部と接着剤非塗布部分
の構成を組合せると特にデカルの剥離を容易化できる表
示装置を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の表示装置によれば、必
要とする箇所に表示内容を自由に表示できる等の有利性
のあるデカルを用いた表示装置において、そのデカルが
除去し易くなるので、デカル被貼り付け体のリサイクル
性を良好なものにすることができる。
【0047】請求項2に記載の表示装置によれば、デカ
ルと凹窪部との間の隙間に工具を入れ易くなり、より一
層簡単にデカルを剥離することができる。
【0048】請求項3に記載の表示装置によれば、より
一層デカルを剥離し易くなる。
【0049】請求項4に記載の表示装置によれば、必要
とする箇所に表示内容を自由に表示できる等の有利性の
あるデカルを用いた表示装置において、そのデカルが除
去し易くなるので、デカル被貼り付け体のリサイクル性
を良好なものにすることができる。
【0050】請求項5に記載の表示装置によれば、デカ
ルを一層剥離し易くなる。
【0051】請求項6に記載の表示装置によれば、デカ
ルに付設された耳部を利用して、より一層デカルを簡単
に剥離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の表示装置を示す正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】別の例の表示装置の断面図である。
【図4】更に別の例の表示装置の正面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】更に別の例の表示装置の断面図である。
【図7】更に別の例の表示装置の断面図である。
【図8】更に別の例の表示装置に用いられるデカルを裏
面側から見た図である。
【図9】図8のD−D線に沿う断面図である。
【図10】別の例のデカルの裏面を示す図である。
【図11】図10のE−E線に沿う断面図である。
【図12】更に別の例のデカルの裏面を示す図である。
【図13】図12のG−G線に沿う断面図である。
【図14】図12のF−F線に沿う断面図である。
【図15】更に別の例のデカルの裏面を示す図である。
【図16】図15のH−H線に沿う断面図である。
【図17】図15のI−I線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 デカル 2 被貼り付け体 3 凹窪部 3A 凹窪部 3B 凹窪部 4 被貼り付け体 11 デカル 11a 接着剤 13 凹窪部 14 被貼り付け体 15 接着剤非塗布部分 21 デカル 21a 接着剤 21b 耳部 22 接着剤非塗布部分 31 デカル 31a 接着剤 32 接着剤非塗布部分 41 デカル 41a 接着剤 42 接着剤非塗布部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離可能なデカルを被貼り付け体の表面
    に貼り付けて、デカルの表示内容を前記表面上において
    視認可能に表示する表示装置において、前記被貼り付け
    体の表面に、デカルの剥離を助ける凹窪部を設けたこと
    を特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 凹窪部が、デカルによって覆われた被貼
    り付け体の表面部分から、デカルによって覆われていな
    い被貼り付け体の表面部分にかけて形成されている請求
    項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 凹窪部が、ほぼデカルの剥離方向に沿っ
    て配置されている請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 剥離可能なデカルを被貼り付け体の表面
    に貼り付けて、デカルの表示内容を前記表面上において
    視認可能に表示する表示装置において、前記被貼り付け
    体の表面に貼り付けられる側のデカルの裏面には、その
    一部に接着剤が塗布され、その他の裏面の部分は、デカ
    ルの剥離を容易にする接着剤非塗布部分となっているこ
    とを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 接着剤非塗布部分が、ほぼデカルの剥離
    方向に沿って配置されている請求項4に記載の表示装
    置。
  6. 【請求項6】 デカルには、その縁部に接着剤の塗布さ
    れていない耳部が付設されている請求項1乃至5にいず
    れかに記載の表示装置。
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