JP4668058B2 - 検知装置及び照明制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、人体などの熱源を検知する検知装置に関する。
人体などの熱源を検知して、照明器具などの装置を制御する技術がある。
熱源を検知する検知装置には、焦電素子をセンサとして用いるものがある。
焦電素子は、熱源が発する赤外線が当たることにより、電極に温度変化が生じ、電荷が発生することを利用して、熱源を検知するものである。
特開平9−289082号公報 特開2001−13264号公報
焦電素子を用いた検知装置は、個々の焦電素子による特性のバラツキや、検知装置を設置した場所の環境により、検出感度が異なり、誤検出・不検出を防ぐための調整が難しいという課題がある。
この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、検知装置の設置後における調整を容易にすることを目的とする。
この発明にかかる検知装置は、
赤外線の変化を検知して、電圧信号を出力する検知回路と、
オフセット電圧を生成するオフセット電圧生成回路と、
上記オフセット電圧生成回路が生成するオフセット電圧の電圧値を制御するオフセット電圧制御部と、
上記検知回路が出力した電圧信号と上記オフセット電圧生成回路が生成したオフセット電圧とを加算し、アナログ出力電圧を出力するオフセット電圧加算回路と、
上記オフセット電圧加算回路が出力したアナログ出力電圧に基づいて、熱源を検知したか否かを判定し、検知信号を出力する検知判定部と、
を有することを特徴とする。
この発明によれば、例えば、オフセット電圧生成回路が生成するオフセット電圧を、オフセット電圧制御部が制御し、任意の電圧とするので、検知装置の感度の調整が容易になるという効果を奏する。
実施の形態1.
実施の形態1を、図1〜図4を用いて説明する。
図1は、この実施の形態における検知装置100及び照明制御装置200の全体構成の一例を示す構成図である。
照明制御装置200は、照明器具300に対して、照明器具300の点灯、消灯、明るさを制御する調光信号700を出力する。
照明制御装置200は、検知装置100、調光信号生成部211を有する。
調光信号生成部211は、検知装置100が出力した検知信号600を入力し、照明器具300を制御する調光信号700を生成し、照明器具300に対して出力する。
検知装置100は、熱源を検知して検知信号600を出力する。
検知装置100は、検知回路110、帯域通過フィルタ120、オフセット電圧生成回路130、検知判定部140、オフセット電圧制御部151、閾値電圧制御部152、入力部161を有する。
検知回路110は、熱源が発する赤外線による温度変化を検知して、電圧信号Vdを出力する。
検知回路110は、焦電素子111を有する。
焦電素子111は、熱源が発する赤外線を受光部が受けて温度変化が生じると、焦電効果により、電極に電荷が発生する。
発生した電荷が抵抗を流れて、電圧に変換され、FETのゲート端子に入力される。FETのドレイン端子は、抵抗を介して直流電源Vccに接続し、FETのソース端子に接続された抵抗の両端に電圧信号Vdが発生する。
帯域通過フィルタ120は、検知回路110が出力した電圧信号Vdのうち、所定の周波数帯域の信号を増幅し、それ以外の周波数帯域の信号を除去し、オフセット電圧Voffsetを加算した電圧Voutを出力する。
以下、帯域通過フィルタ120が出力する電圧を、アナログ出力電圧と呼ぶ。なお、アナログ出力電圧とは、通常のアナログ電圧に限らず、例えば、インパルス状の電圧でもよいし、ステップ状の電圧であってもよい。
帯域通過フィルタ120は、オフセット電圧加算回路の一例である。
帯域通過フィルタ120は、2段のオペアンプOP1,OP2を有し、オペアンプOP2にオフセット電圧Voffsetを入力する。
オフセット電圧生成回路130は、オフセット電圧Voffsetを生成する。
オフセット電圧生成回路130は、例えば、直流電源Vccとグランドとの間に直列に接続した可変抵抗VR1,VR2を有し、可変抵抗VR1と可変抵抗VR2との接続点にオフセット電圧Voffsetを発生する。
オフセット電圧制御部151は、後述する入力部161が入力した情報に基づいて、オフセット電圧生成回路130が生成するオフセット電圧Voffsetを制御する。
オフセット電圧制御部151は、例えば、可変抵抗VR1,VR2の値を変化させることにより、オフセット電圧生成回路130が生成するオフセット電圧Voffsetを、0V(ボルト)〜直流電源Vccの間で変化させる。
検知判定部140は、帯域通過フィルタ120が出力したアナログ出力電圧Voutに基づいて、焦電素子111が熱源を検知したか否かを判定し、検知信号600を出力する。
検知信号600は、例えば、熱源を検知したか否かを示すデジタル信号である。
検知判定部140は、A/D(アナログデジタル)変換部141、比較部142を有する。
A/D変換部141は、帯域通過フィルタ120が出力したアナログ出力電圧Voutを入力し、デジタル信号に変換し、例えば、8〜16ビットのデジタル出力電圧値550として出力する。
比較部142は、閾値電圧制御部152が設定した閾値電圧値580と、A/D変換部141が出力したデジタル出力電圧値550とを比較して、検知信号600を出力する。
閾値電圧制御部152は、入力部161が入力した情報に基づいて、閾値電圧値580を設定する。
この実施の形態において、閾値電圧制御部152が設定する閾値電圧値580には、上限閾値電圧値Vthと下限閾値電圧値Vtlとの2つがある。
上限閾値電圧値Vthは、オフセット電圧生成回路130が生成するオフセット電圧Voffsetの電圧値以上、直流電源Vcc以下の電圧値に設定する。
下限閾値電圧値Vtlは、オフセット電圧生成回路130が生成するオフセット電圧Voffsetの電圧値以下、0V以上の電圧値に設定する。
比較部142は、A/D変換部141が出力したデジタル出力電圧値550が、上限閾値電圧値Vthより大きい場合、あるいは、下限閾値電圧値Vtlより小さい場合に、検知信号600を出力する。
入力部161は、例えば、オフセット電圧Voffsetや閾値電圧値580を調整するか否か、調整する場合、どのように調整するかなどの情報を入力する。
入力部161は、例えば、設定すべきオフセット電圧Voffsetの電圧値、閾値電圧値580を入力する。
あるいは、記憶装置を用いて、あらかじめオフセット電圧Voffsetの電圧値及び閾値電圧値580の組を複数記憶しておき、入力部161は、どの電圧値を選択するかを入力してもよい。
あるいは、入力部161は、誤検出・不検出があった場合に、誤検出・不検出があったことを使用者に入力させ、それに基づいて電圧値を自動調整することとしてもよい。
入力部161は、例えば、ディップスイッチを用いて、使用者が設定した電圧値などを入力する。
あるいは、入力部161は、リモコンなどの遠隔操作により、使用者が設定した電圧を入力してもよい。リモコンなどの遠隔操作により入力する構成とするほうが、設置後の調整が容易となり、好ましい。
なお、検知判定部140、オフセット電圧制御部151、閾値電圧制御部152、入力部161、調光信号生成部211は、例えば、1チップマイコンによって構成する。あるいは、論理回路などによって構成することとしてもよい。
また、この実施の形態では、アナログ出力電圧Voutをデジタル出力電圧値550に変換して、閾値電圧値580と比較しているが、閾値電圧値の直流電圧を生成する閾値電圧生成回路を設け、アナログ出力電圧Voutと、閾値電圧生成回路が生成した閾値電圧とをコンパレータなどで比較する構成としてもよい。
次に、動作について説明する。
検知回路110が出力する電圧信号Vdは、微弱であり、ノイズを多く含む。また、気温の変化などゆっくりとした温度変化も検出する。
そこで、帯域通過フィルタ120は、人体の検出に最適な周波数成分(例えば、1Hz(ヘルツ)程度)を増幅し、それ以外の周波数成分を除去することにより、ノイズや気温の変化などの影響を除去する。
帯域通過フィルタ120は、直流成分も除去するため、オフセット電圧Voffsetが0Vであれば、アナログ出力電圧Voutは、0Vを中心とした波形の電圧となる。
A/D変換部141は、例えば、0V〜直流電源Vcc(例えば、5V)の間の電圧しか変換できない(0V以下は、すべて0となる)。帯域通過フィルタ120がオフセット電圧Voffsetを加算することにより、アナログ出力電圧Voutは、オフセット電圧値(例えば、2.5V)を中心とした波形となり、デジタル出力電圧値550に変換したあとも、正しい波形を保つことができる。
図2は、この実施の形態において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図である。
横軸は時刻、縦軸は電圧を示す。
直流電源Vccは、A/D変換部141に供給される電源電圧であり、A/D変換部141は、0V〜直流電源Vccの間の電圧を、例えば8ビッドのデジタル出力電圧値に変換する。
オフセット電圧Voffsetは、オフセット電圧生成回路130が生成する電圧であり、帯域通過フィルタ120が検知信号600に加算するので、アナログ出力電圧Voutは、オフセット電圧Voffsetを中心とした波形となる。
上限閾値電圧値Vth及び下限閾値電圧値Vtlは、閾値電圧制御部152が設定した上限閾値電圧値及び下限閾値電圧値である。
アナログ出力電圧Voutは、帯域通過フィルタ120が出力する電圧であり、例えば、曲線で示したように推移する。
ここで、ピーク501,502は、熱源を検知した場合を示す。熱源を検知していない場合でも、ノイズの影響などにより、アナログ出力電圧Voutは、オフセット電圧Voffsetと等しくはならない。例えば、ピーク511,512のような大きなピークを生じる場合もある。
ピーク501において、アナログ出力電圧Voutの電圧値は、上限閾値電圧値Vthより大きくなっている。したがって、検知判定部140は、検知信号600を出力する(「1」を出力)。
また、ピーク502,511,512において、アナログ出力電圧Voutの電圧値は、上限閾値電圧値Vthと下限閾値電圧値Vtlの間である。したがって、検知判定部140は、検知信号600を出力しない(「0」を出力)。
このうち、ピーク502は、熱源を検知した場合のピークであるから、本来は、検知信号600を出力すべきである。
そこで、オフセット電圧Voffsetあるいは閾値電圧値580を調整することにより、ピーク502を検出し、検知信号600を出力できるようにする。
図3は、この実施の形態において、ピーク502を検出できるよう、下限閾値電圧値Vtlを調整した場合の一例を示すグラフ図である。
このように、下限閾値電圧値Vtlを大きくすることにより、ピーク502において、アナログ出力電圧Voutが下限閾値電圧値Vtlより小さくなるので、検知判定部140は、検知信号600を出力するようになる。
図4は、この実施の形態において、ピーク502を検出できるよう、オフセット電圧Voffsetを調整した場合の一例を示すグラフ図である。
このように、オフセット電圧Voffsetを小さくすることにより、ピーク502において、アナログ出力電圧Voutの電圧値が下限閾値電圧値Vtlより小さくなるので、検知判定部140は、検知信号600を出力するようになる。
従来のように、帯域通過フィルタ120の増幅率を調整することにより、検知装置100の感度を調整してピーク502を検出できるようにするためには、帯域通過フィルタ120の増幅率を上げることになる。すると、ピーク502を検出するだけでなく、ノイズであるピーク511も検出するようになってしまう。
この実施の形態によれば、ノイズによるピーク511,512は検出せず、ピーク501,502を検出するように、検知装置100を調整することが可能になる。
この実施の形態における検知装置100によれば、オフセット電圧Voffsetを任意の電圧値に調整することができるので、ノイズによるピークを検出することなく、実際に熱源を検知した場合にのみ検知信号600を出力するよう、検知装置100を調整することができるという効果を奏する。
この実施の形態における検知装置100によれば、上限閾値電圧値Vthと下限閾値電圧値Vtlとを独立して任意の電圧値に調整することができるので、ノイズによるピークを検出することなく、実際に熱源を検知した場合にのみ検知信号600を出力するよう、検知装置100を調整することができるという効果を奏する。
この実施の形態における照明制御装置200によれば、適切に調整した検知装置100が出力する検知信号600に基づいて照明の点灯、消灯、明るさを制御するので、無駄な点灯時間を少なくすることができ、エネルギーの浪費を抑えることができるという効果を奏する。
以上説明した照明制御装置は、
照明器具、制御回路、人感センサから構成され、照明器具を自動点滅、調光する制御システムにおいて、
人感センサの検知感度を決めるオフセット電圧、上限閾値電圧、下限閾値電圧を任意に調整することができることを特徴とする。
この照明制御装置によれば、オフセット電圧を可変できることとしたので、上限閾値電圧または下限閾値電圧の設定範囲を大きくすることができる。また、上限閾値電圧、下限閾値電圧を、各々独立して設定できるようにしたので、焦電素子111内の各素子の出力バラツキを補正することができる。
すなわち、アナログ出力電圧Voutは、焦電素子内の各素子の出力にバラツキがあるため、オフセット電圧に対して上下対称に出力されない。対称にならない分をオフセット電圧または閾値電圧を調整することで補正すれば、素子のバラツキを吸収し、検出することができる。
また、以上説明した照明制御装置は、
ワイヤレスリモコン等で、遠隔操作により、オフセット電圧、上限閾値電圧、下限閾値電圧を変えることができることを特徴とする。
この照明制御装置によれば、ワイヤレスリモコン等で、遠隔操作により、オフセット電圧、上限閾値電圧、下限閾値電圧を変えるようにしたので、現場に設置した後であっても、設置した現場の環境に合わせて、感度を調整することができる。
なお、ワイヤレスリモコン等とは、電波を使う無線の設定器や、有線の設定器であってもよい。
また、設定値が多数あると設定が大変なので、工場出荷時に、最もよく使われるオフセット電圧、閾値電圧のパターンを記憶させておいてもよい。
また、誤検知を防止するため、検知装置内の増幅器のゲインを一時的に低下させたり、ウィンドウコンパレータの検知幅を一時的に広くしたりする必要がないので、検出感度の低下や制御速度の遅延を招くことがない。
実施の形態2.
実施の形態2を、図5〜図6を用いて説明する。
この実施の形態における検知装置100及び照明制御装置200の全体構成は、実施の形態1で説明した検知装置100及び照明制御装置200と同様なので、ここでは説明を省略する。
この実施の形態において、閾値電圧制御部152が設定する閾値電圧値580は、上限閾値電圧値Vthだけである。
比較部142は、閾値電圧制御部152が設定した上限閾値電圧値Vthと、A/D変換部141が出力したデジタル出力電圧値とを比較して、デジタル出力電圧値のほうが上限閾値電圧値Vthよりも大きい場合に、検知信号600を出力する。
また、オフセット電圧生成回路130が生成するオフセット電圧Voffsetは、0Vまたは負の電圧とする。
なお、図1に示した可変抵抗VR1,VR2でオフセット電圧を生成する構成の場合、負の電圧を生成することはできない。しかし、帯域通過フィルタ120において、オフセット電圧生成回路130が生成したオフセット電圧を減算する構成とすれば、オフセット電圧生成回路130が負の電圧を生成した場合と同様の効果となる。
A/D変換部141が出力するデジタル出力電圧値550は、例えば、8ビットなら0から255までの値を取る。A/D変換部141の入力レンジが0〜5Vであるならば、5V/256=19.5mV(ミリボルト)が最小分解能となり、これより小さい電圧差は識別できない。
例えば、オフセット電圧Voffsetが2.5Vだとすると、アナログ出力電圧Voutがプラス方向に振れたときの電圧は、2.5〜5Vの間となり、上限閾値電圧値Vthは、それに対応する電圧値(129〜255)となるように設定する。
ここで、ノイズのレベルが大きく、検出したい信号との間の電圧差が19.5mV未満である場合には、A/D変換部141が出力するデジタル出力電圧値が同じになり、両者を区別することができない。
この実施の形態では、アナログ出力電圧Voutがマイナス方向に触れた場合については検出せず、プラス方向に触れた場合のみを検出することとする。
焦電素子111が熱源を検知すると、検知回路110が出力する電圧信号Vdは、プラス方向のピークとマイナス方向のピークとが対になって現われる。したがって、プラス方向だけを検出することとしても、検出もれにはならない。
図5は、この実施の形態において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図である。
横軸は時刻、縦軸は電圧を示す。この例は、オフセット電圧Voffsetが0Vの場合である。
なお、実際には、オペアンプOP2の飽和によりアナログ出力電圧Voutの波形は、図のとおりにはならない。しかし、0V〜直流電源Vccの間では、ほぼ図示した通りの波形となる。
アナログ出力電圧Voutが0V以下の場合、A/D変換部141が出力するデジタル出力電圧値550は0となる。したがって、比較部142は、ピーク502を検出することができない。
アナログ出力電圧Voutが0V〜直流電源Vccの間にある場合には、A/D変換部141が有意なデジタル出力電圧値550を出力するので、比較部142は、ピーク501を検出して検知信号600を出力することができる。
ここで、オフセット電圧Voffsetが、例えば、Vcc/2である場合と比べると、帯域通過フィルタ120の増幅率を2倍に設定しても、アナログ出力電圧Voutが直流電源Vccを超えることがない。
帯域通過フィルタ120の増幅率を2倍に設定すれば、A/D変換による最小分解能も2倍になる。
すなわち、A/D変換の量子化誤差により、比較部142が10mVの電圧差が識別できないとしても、増幅率を2倍とすれば20mVの電圧差となるので、比較部142が識別できるようになる。
図6は、この実施の形態において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図である。
この例は、オフセット電圧Voffsetが負の電圧である場合である。
このように、オフセット電圧Voffsetを負の電圧とすれば、帯域通過フィルタ120の増幅率を更に高くできるので、更に高い分解能とすることができる。
この実施の形態における検知装置100によれば、下限閾値電圧値を設定せず、マイナスのピークを検出しないこととすることにより、帯域通過フィルタ120の増幅率を高く設定することができる。したがって、ノイズのレベルが高く、検出したい信号との電圧差が小さい場合であっても、上限閾値電圧値Vthを適切な値に設定すれば、誤検出・不検出を減らすことができるという効果を奏する。
なお、この例では、オフセット電圧Voffsetを0Vまたは負の電圧としたが、正の電圧であってもよい。しかし、0Vまたは負の電圧とするほうが、帯域通過フィルタ120の増幅率を高くすることができるので、好ましい。
以上説明した照明制御装置は、
人感センサの検知感度を決める下限閾値電圧を固定して、上限閾値電圧のみを可変させることを特徴とする。
この照明制御装置によれば、下限閾値電圧を固定して、上限閾値電圧のみを可変させることとしたので、例えば、下限閾値電圧、オフセット電圧を0Vとすれば、上限閾値電圧を0V超、直流電源Vcc以下の値に設定することができる。これにより、誤検知が減り、ノイズに対して強くなり、応答速度が速くなる。
実施の形態3.
実施の形態3を、図7〜図8を用いて説明する。
この実施の形態における検知装置100及び照明制御装置200の全体構成は、実施の形態1で説明した検知装置100及び照明制御装置200と同様なので、ここでは説明を省略する。
この実施の形態において、閾値電圧制御部152が設定する閾値電圧値580は、下限閾値電圧値Vtlだけである。
比較部142は、閾値電圧制御部152が設定した下限閾値電圧値Vtlと、A/D変換部141が出力したデジタル出力電圧値とを比較して、デジタル出力電圧値のほうが下限閾値電圧値Vtlよりも小さい場合に、検知信号600を出力する。
また、オフセット電圧生成回路130が生成するオフセット電圧Voffsetは、直流電源Vcc以上とする。
なお、図1に示した可変抵抗VR1,VR2でオフセット電圧を生成する構成の場合、直流電源Vccより高い電圧を生成することはできない。しかし、帯域通過フィルタ120において、オフセット電圧生成回路130が生成したオフセット電圧を増幅して加算する構成とすれば、オフセット電圧生成回路130が直流電源Vccより高い電圧を生成した場合と同様の効果となる。
この実施の形態では、実施の形態2とは逆に、アナログ出力電圧Voutがプラス方向に振れた場合については検出せず、マイナス方向に触れた場合のみを検出する。
図7は、この実施の形態において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図である。
横軸は時刻、縦軸は電圧を示す。この例は、オフセット電圧Voffsetが直流電源Vccと等しい場合である。
このように、オフセット電圧VoffsetがVcc/2である場合と比較して、帯域通過フィルタ120の増幅率を約2倍にしても、アナログ出力電圧Voutが0Vを下回ることがない。
帯域通過フィルタ120の増幅率を上げれば、その分、A/D変換部141の分解能が高くなったのと同じ効果が得られるので、わずかな電圧差でも、検出することが可能となる。
図8は、この実施の形態において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図である。
この例は、オフセット電圧Voffsetが直流電源Vccより高い場合である。
このように、オフセット電圧Voffsetを直流電源Vccより高い電圧とすれば、帯域通過フィルタ120の増幅率を更に高くできるので、更に高い分解能とすることができる。
この実施の形態における検知装置100によれば、上限閾値電圧値を設定せず、プラスのピークを検出しないこととすることにより、帯域通過フィルタ120の増幅率を高く設定することができる。したがって、ノイズのレベルが高く、検出したい信号との電圧差が小さい場合であっても、下限閾値電圧値Vtlを適切な値に設定すれば、誤検出・不検出を減らすことができるという効果を奏する。
なお、この例では、オフセット電圧Voffsetを直流電源Vcc以上の電圧としたが、直流電源Vcc未満の電圧であってもよい。しかし、直流電源Vcc以上の電圧とするほうが、帯域通過フィルタ120の増幅率を高くすることができるので、好ましい。
以上説明した照明制御装置は、
人感センサの検知感度を決める上限閾値電圧を固定して、下限閾値電圧のみを可変させることを特徴とする。
この照明制御装置によれば、上限閾値電圧を固定して、下限閾値電圧のみを可変させることとしたので、例えば、上限閾値電圧、オフセット電圧を直流電源Vccとすれば、加減閾値電圧の設定電圧範囲を0V〜直流電源Vcc未満の値に設定することができる。これにより、誤検知が減り、ノイズに対して強くなり、応答速度が速くなる。
実施の形態4.
実施の形態4を、図9〜図10を用いて説明する。
この実施の形態における検知装置100及び照明制御装置200の全体構成は、実施の形態1で説明した検知装置100及び照明制御装置200と同様なので、ここでは説明を省略する。
この実施の形態において、閾値電圧制御部152が設定する閾値電圧値580は、第一の上限閾値電圧値Vth1、第二の上限閾値電圧値Vth2、第一の下限閾値電圧値Vtl1、第二の下限閾値電圧値Vtl2の4つがある。
なお、これらの閾値電圧値は、オフセット電圧生成回路130が生成するオフセット電圧Voffsetに対して、Vth2>Vth1>Voffset>Vtl1>Vtl2となるように設定する。
比較部142は、閾値電圧制御部152が設定した4つの閾値電圧値580と、A/D変換部141が出力したデジタル出力電圧値550とを比較して、検知信号600を出力する。
図9は、この実施の形態における比較部142が出力する検知信号600の一例を示す図である。
デジタル出力電圧値550が、第二の下限閾値電圧値Vtl2未満である場合、比較部142は検知信号600「−2」を出力する。
デジタル出力電圧値550が、第二の下限閾値電圧値Vtl2以上、第一の下限閾値電圧値Vtl1未満である場合、比較部142は検知信号600「−1」を出力する。
デジタル出力電圧値550が、第一の下限閾値電圧値Vtl1以上、第一の上限閾値電圧値Vth1以下の場合、比較部142は検知信号600「0」を出力する。
デジタル出力電圧値550が、第一の上限閾値電圧値Vth1超、第二の上限閾値電圧値Vth2以下の場合、比較部142は検知信号600「1」を出力する。
デジタル出力電圧値550が、第二の上限閾値電圧値Vth2超の場合、比較部142は検知信号600「2」を出力する。
検知信号600は、第一の検知信号、第二の検知信号の一例である。
図10は、この実施の形態において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutと、比較部142が出力する検知信号600との関係の一例を示すグラフ図である。
(a)に示すように、アナログ出力電圧Voutの振幅が小さい場合には、検知信号600は「0」となる。
アナログ出力電圧Voutの振幅がある程度大きい場合には、検知信号600は「1」または「−1」となる。
アナログ出力電圧Voutの振幅が更に大きい場合には、検知信号600は「2」または「−2」となる。
なお、(b)に示すように、同じ値の持続時間が短い場合には、検知信号600の値を変えず、比較部142が前の値を継続して出力することとしてもよい。そうすれば、後段(例えば、調光信号生成部211)の処理が容易となり、好ましい。
次に、調光信号生成部211における検知信号600の利用方法の一例を説明する。
検知信号600が「2」または「−2」の場合、調光信号生成部211は、照明器具300を通常点灯させる調光信号700を生成する。
検知信号600が「1」または「−1」の場合、調光信号生成部211は、照明器具300を通常よりも暗く点灯させる調光信号700を生成する。
検知信号600が「1」または「−1」となる場合として、例えば、検知した熱源が小さい(または温度が低い)場合が考えられる。例えば、離れた熱源を検知したときは、通常よりも暗く点灯させ、近くに熱源を検知したときは通常点灯させる場合などである。
このように、制御対象(この例では、照明器具300)に、通常の動作をさせるほどではないが、何らかの動作をさせる必要がある場合に、通常の動作をすべき場合と、異なる動作をすべき場合とを区別することができる。
この実施の形態の検知装置100によれば、閾値電圧値を4つ設けて、アナログ出力電圧Voutのレベルに対応した検知信号600を出力するので、制御対象に2種類以上の動作をさせることができるという効果を奏する。
この実施の形態の検知装置100によれば、閾値電圧制御部152が、4つの閾値電圧値を、それぞれ独立して任意に設定するので、検知装置100の感度の調整が容易となるという効果を奏する。
なお、この例では、閾値電圧値として、上下2つの閾値電圧値をペアとして、2組の閾値電圧値を設け、合計4つの閾値電圧値を設定することとしているが、閾値電圧値の数は4つに限らず、もっと多くてもよい。また、上下の閾値電圧値がペアになっていなくてもよい。
実施の形態5.
実施の形態5を、図11〜図16を用いて説明する。
図11は、この実施の形態における検知装置100及び照明制御装置200の全体構成の一例を示す構成図である。
なお、実施の形態1で説明した検知装置100及び照明制御装置200の構成と同様の部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
検知装置100は、移動方向判断部171を有する。
移動方向判断部171は、比較部142が出力した検知信号600に基づいて、検知した熱源の移動方向を特定する。
移動方向判断部171は、熱源の移動方向を特定した場合、その方向を示す移動方向信号650を出力する。出力した移動方向信号650は、例えば、調光信号生成部211が入力し、調光信号700の生成に利用する。
この実施の形態において、閾値電圧制御部152が設定する閾値電圧値580は、下限閾値電圧値と上限閾値電圧値の2つがある。
比較部142は、閾値電圧制御部152が設定した2つの閾値電圧値とA/D変換部141が出力したデジタル出力電圧値550とを比較して、検知信号600を出力する。
図12は、この実施の形態における比較部142が出力する検知信号600の一例を示す図である。
デジタル出力電圧値550が、下限閾値電圧値Vtl未満である場合、比較部142は検知信号600「−1」を出力する。
デジタル出力電圧値550が、下限閾値電圧値Vtl以上、上限閾値電圧値Vth以下である場合、比較部142は検知信号600「0」を出力する。
デジタル出力電圧値550が、上限閾値電圧値Vth超の場合、比較部142は検知信号600「1」を出力する。
検知信号600は、上限検知信号、下限検知信号の一例である。
図13は、この実施の形態における移動方向判断部171が熱源の移動方向を特定する原理を示す説明図である。
焦電素子111は、通常、レンズ118により、電極に焦点を合わせ、熱源が発する赤外線を集中させる。
焦電素子111には、プラス電極とマイナス電極とがあり、物理的な位置が異なるため、それぞれの電極に焦点が合う範囲(検知範囲)が異なる。
例えば、図に示すように、人間(熱源)が右側から左側に移動する場合、まず、プラス電極の検知範囲に入り、その後、マイナス電極の検知範囲に入る。検知範囲から出る場合は、まず、プラス電極の検知範囲を出て、その後、マイナス電極の検知範囲を出る。
逆に、人間が左側から右側に移動する場合、まずマイナス電極の検知範囲に入り、その後、プラス電極の検知範囲に入る。検知範囲から出る場合は、まず、マイナス電極の検知範囲を出て、その後、プラス電極の検知範囲を出る。
図14は、この実施の形態における帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図である。
検知回路110が出力する電圧信号Vdは、プラス電極の検知範囲に熱源が入った場合と、マイナス電極の検知範囲に熱源が入った場合とで、極性が逆の信号となる。
したがって、例えば、熱源が、プラス電極の検知範囲に先に侵入した場合、アナログ出力電圧Voutには、先にプラスのピーク521が現われ、その後、マイナスのピーク522が現われる。
図15は、この実施の形態における帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の別の例を示すグラフ図である。
この例は、図14の場合とは逆に、熱源が、マイナス電極の検知範囲に先に進入した場合である。
この場合、図14の場合と異なり、マイナスのピーク522が先に現われ、プラスのピーク521があとから現われている。
次に、動作について説明する。
移動方向判断部171は、熱源の移動方向により、上記説明したような違いが現われることに基づいて、熱源の移動方向を特定する。
図16は、この実施の形態において、移動方向判断部171が熱源の移動方向を判断する移動方向判断処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
S11において、移動方向判断部171は、比較部142が出力した検知信号600を取得する。
S12において、移動方向判断部171は、S11で取得した検知信号600の値に基づいて、処理を分岐する。
検知信号600が「1」(上限検知信号)である場合には、S13へ進む。
検知信号600が「−1」(下限検知信号)である場合には、S14へ進む。
検知信号600が「0」(検知せず)である場合には、S11に戻る。
S13において、移動方向判断部171は、熱源の移動方向が「右から左」(所定の方向の一例)であると判断し、そのことを示す移動方向信号650を出力する。
その後、S15へ進む。
S14において、移動方向判断部171は、熱源の移動方向が「左から右」(所定の方向と異なる所定の方向の一例)であると判断し、そのことを示す移動方向信号650を出力する。
その後、S15へ進む。
S15において、移動方向判断部171は、比較部142が出力した検知信号600を取得する。
S16において、S15で取得した検知信号600が「0」である期間が所定の時間以上続いた場合には、S11に戻る。そうでない場合には、S15に戻る。
所定の時間内に連続して検知した検知信号600は、1つの熱源の移動に伴うものであるから、移動方向の判定には、最初のものを用い、それ以後のものは判定に用いない。
ある程度、熱源を検知しない期間が続いた後に検知した検知信号600は、また、新たな熱源の移動であるとして、移動方向の判定に用いる。
次に、調光信号生成部211における移動方向信号650の利用方法の一例を説明する。
例えば、部屋の入り口付近に検知装置100を設置し、部屋を出入りする熱源(人間)を検知するものとする。このとき、熱源が部屋を出たのか、部屋に入ったのかを移動方向判断部171が特定できるように、焦電素子111の向きを調整しておく。
比較部142が出力した検知信号600が「0」でない場合、検知装置100が熱源を検知したので、調光信号生成部211は、照明器具300を点灯させる調光信号700を生成する。
部屋に人が入ってきたと移動方向判断部171が判断した場合、調光信号生成部211は、しばらくの間、照明器具300を点灯させる調光信号700を生成し続ける。
焦電素子111による熱源の検知は、熱源の移動を検知するものなので、熱源が移動しない(人間が動かない)場合には、検知できない可能性がある。したがって、比較部142が出力した検知信号600が「0」であっても、部屋の中に人がいる可能性があるからである。
その後、比較部142が出力した検知信号600が「0」の期間が所定の時間を超えた場合には、部屋の中に人がいないと判断し、調光信号生成部211は、照明器具300を消灯させる調光信号700を生成する。
一方、部屋から人が出たと移動方向判断部171が判断した場合、調光信号生成部211は、すぐに、照明器具300を消灯させる調光信号700を生成する。
あるいは、部屋に人が入ってきたと判断した場合と比較して、短い期間だけ、照明器具300を点灯させる調光信号700を生成し続け、その後、照明器具300を消灯させる調光信号700を生成する。
このように、熱源の移動方向を特定し、それに基づいて、例えば、照明器具300を制御することにより、無駄な電力の消費を抑えることができる。
また、例えば、部屋の入り口の外と中の両方に検知装置を設け、どちらが先に熱源を検知するかに基づいて熱源の移動方向を特定する方式と比較すると、検知回路110が1つで済むので、検知装置100を製造・設置するコストを抑えることができる。
この実施の形態の検知装置100によれば、1つの検知回路110が出力する電圧信号Vdのピークが出た順序に基づいて、熱源の移動方向を特定するので、検知装置100の製造コスト、設置コストを抑えることができるという効果を奏する。
実施の形態6.
実施の形態6を、図17〜図18を用いて説明する。
この実施の形態における検知装置100及び照明制御装置200の全体構成は、実施の形態5で説明した検知装置100及び照明制御装置200と同様なので、ここでは説明を省略する。
この実施の形態において、閾値電圧制御部152が設定する閾値電圧値580は、第一の上限閾値電圧値Vth1、第二の上限閾値電圧値Vth2、第一の下限閾値電圧値Vtl1、第二の下限閾値電圧値Vtl2の4つがある。
なお、これらの閾値電圧値は、オフセット電圧生成回路130が生成するオフセット電圧Voffsetに対して、Vth2>Vth1>Voffset>Vtl1>Vtl2となるように設定する。
比較部142は、閾値電圧制御部152が設定した4つの閾値電圧値580と、A/D変換部141が出力したデジタル出力電圧値550とを比較して、検知信号600を出力する。
比較部142が出力する検知信号600は、実施の形態4で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
検知信号600は、第一の上限検知信号、第二の上限検知信号、第一の下限検知信号、第二の下限検知信号の一例である。
図17は、この実施の形態において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutと、比較部142が出力する検知信号600との関係の一例を示すグラフ図である。
ピーク532から始まる一連のピークは、検知対象である熱源(例えば、人間)の移動に伴うものであるとする。
また、ピーク541から始まる一連のピークは、ノイズなどの影響によるものであるとする。
実施の形態5のように、閾値電圧値を2つしか設けない場合には、上限閾値電圧値をVth1、下限閾値電圧値をVtl1に設定すると、ピーク541を拾ってしまい、誤検出となる。したがって、上限閾値電圧値をVth2、下限閾値電圧値をVtl2に設定する。
その場合、比較部142は(b)に示す検知信号600を出力する。
移動方向判断部171が(b)の検知信号600に基づいて移動方向を判定すると、一連のピークのうち最初に検出されるピークは、ピーク531であり、それに対応する検知信号600は「1」(上限検知信号)であるから、移動方向判断部171は、熱源が例えば「右から左」へ移動したと判断する。
しかし、実際には、この一連のピークはピーク532から始まっており、熱源の移動方向は逆である。したがって、移動方向判断部171が判断した熱源の移動方向は間違っている。
この実施の形態では、閾値電圧値を4つ設けているので、比較部142は(a)に示す検知信号600を出力する。
図18は、この実施の形態において、移動方向判断部171が熱源の移動方向を判断する移動方向判断処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
S21において、移動方向判断部171は、比較部142が出力した検知信号600を取得する。
S22において、移動方向判断部171は、S21で取得した検知信号600の値に基づいて、処理を分岐する。
検知信号600が「1」(第一の上限検知信号)である場合には、S23へ進む。
検知信号600が「2」(第二の上限検知信号)である場合には、S25へ進む。
検知信号600が「−1」(第一の下限検知信号)である場合には、S26へ進む。
検知信号600が「−2」(第二の下限検知信号)である場合には、S28へ進む。
検知信号600が「0」(検知せず)である場合には、S21に戻る。
S23において、移動方向判断部171は、比較部142が出力した検知信号600を取得する。
S24において、移動方向判断部171は、S23で取得した検知信号600の値に基づいて、処理を分岐する。
検知信号600が「2」(第二の上限検知信号)または「−2」(第二の下限検知信号)である場合には、S25へ進む。
検知信号600が、所定時間以上継続して「0」(検知せず)である場合には、S21に戻る。
それ以外の場合、すなわち、検知信号600が「1」または「−1」または、断続的に「0」である場合には、S23に戻る。
S25において、移動方向判断部171は、熱源の移動方向が「右から左」(所定の方向の一例)であると判断し、そのことを示す移動方向信号650を出力する。
その後、S29へ進む。
S26において、移動方向判断部171は、比較部142が出力した検知信号600を取得する。
S27において、移動方向判断部171は、S26で取得した検知信号600の値に基づいて、処理を分岐する。
検知信号600が「2」(第二の上限検知信号)または「−2」(第二の下限検知信号)である場合には、S28へ進む。
検知信号600が、所定時間以上継続して「0」(検知せず)である場合には、S21に戻る。
それ以外の場合、すなわち、検知信号600が「1」または「−1」または、断続的に「0」である場合には、S26に戻る。
S28において、移動方向判断部171は、熱源の移動方向が「左から右」(所定の方向と異なる所定の方向の一例)であると判断し、そのことを示す移動方向信号650を出力する。
その後、S29へ進む。
S29において、移動方向判断部171は、比較部142が出力した検知信号600を取得する。
S30において、S29で取得した検知信号600が「0」である期間が所定の時間以上続いた場合には、S21に戻る。そうでない場合には、S29に戻る。
これにより、検知信号600が「1」または「−1」になったのちに、「2」または「−2」になった場合には、移動方向判断部171は、最初の検知信号600が「1」であるか「−1」であるかによって、熱源の移動方向を特定する。
また、検知信号600が「1」または「−1」になったのちに、「2」または「−2」にならずに収束してしまった場合には、ノイズと判断し、移動方向を特定しない。
また、検知信号600がいきなり「2」または「−2」になった場合には、移動方向判断部171は、最初の検知信号600が「2」であるか「−2」であるかによって、熱源の移動方向を特定する。
調光信号生成部211は、検知信号600が「2」または「−2」となった場合に、熱源を検知したものとして、(照明器具300を点灯させる)調光信号700を生成するが、検知信号600が「1」または「−1」となった場合には、調光信号700を生成しない(または、照明器具300を消灯させる調光信号700を生成する)。
このように、閾値電圧制御部152が、閾値電圧値を4つ設定し、信号レベルが大きい方の閾値電圧値(第二の上限閾値電圧値及び第二の下限閾値電圧値)を超えた場合に、調光信号生成部211が調光信号を生成するなどの熱源検知に対応する処理を行う。信号レベルが小さい方の閾値電圧値(第一の上限閾値電圧値及び第一の下限閾値電圧値)を超えただけでは、熱源検知に対応する処理を行わないが、移動方向判断部171が熱源の移動方向を判断する際に利用する。
これにより、第一の上限閾値電圧値及び第一の下限閾値電圧値は、ノイズを拾ってもよいレベルに設定することができる。したがって、検知対象の侵入に伴う電圧信号Vdの最初のピークが小さい場合でも、これを検出することが可能となり、移動方向判断部171における熱源の移動方向の判断の精度を高くすることができる。
この実施の形態の検知装置によれば、閾値電圧値を4つ設定し、アナログ出力電圧Voutがどの信号レベルにあるかを比較部142が比較して、検知信号600を出力する。比較部142が出力した検知信号600の順序に基づいて、移動方向判断部171が熱源の移動方向を特定するので、判断の精度を高くすることができるという効果を奏する。
以上説明した照明制御装置は、
人感センサの検知感度を決める上限閾値電圧、下限閾値電圧を2つ以上設け、人の進入方向を推測することができることを特徴とする。
この照明制御装置によれば、値の異なる上限閾値電圧、下限閾値電圧を設定することによって、各閾値から判定されたデジタル出力を判定材料として、人の進入方向を概略特定することができる。
実施の形態1における検知装置100及び照明制御装置200の全体構成の一例を示す構成図。 実施の形態1において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図。 実施の形態1において、ピーク502を検出できるよう、下限閾値電圧値Vtlを調整した場合の一例を示すグラフ図。 実施の形態1において、ピーク502を検出できるよう、オフセット電圧Voffsetを調整した場合の一例を示すグラフ図。 実施の形態2において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図。 実施の形態2において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図。 実施の形態3において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図。 実施の形態3において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図。 実施の形態4における比較部142が出力する検知信号600の一例を示す図。 実施の形態4において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutと、比較部142が出力する検知信号600との関係の一例を示すグラフ図。 実施の形態5における検知装置100及び照明制御装置200の全体構成の一例を示す構成図。 実施の形態5における比較部142が出力する検知信号600の一例を示す図。 実施の形態5における移動方向判断部171が熱源の移動方向を特定する原理を示す説明図。 実施の形態5における帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の一例を示すグラフ図。 実施の形態5における帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutの波形の別の例を示すグラフ図。 実施の形態5において、移動方向判断部171が熱源の移動方向を判断する移動方向判断処理の流れの一例を示すフローチャート図。 実施の形態6において、帯域通過フィルタ120が出力するアナログ出力電圧Voutと、比較部142が出力する検知信号600との関係の一例を示すグラフ図。 実施の形態6において、移動方向判断部171が熱源の移動方向を判断する移動方向判断処理の流れの一例を示すフローチャート図。
符号の説明
100 検知装置、110 検知回路、111 焦電素子、118 レンズ、120 帯域通過フィルタ、130 オフセット電圧生成回路、140 検知判定部、141 A/D変換部、142 比較部、151 オフセット電圧制御部、152 閾値電圧制御部、161 入力部、171 移動方向判断部、200 照明制御装置、211 調光信号生成部、300 照明器具、501〜541 ピーク、550 デジタル出力電圧値、580 閾値電圧値、600 検知信号、650 移動方向信号、700 調光信号、OP1,OP2 オペアンプ、Vcc 直流電源、Vd 電圧信号、Vout アナログ出力電圧、VR1,VR2 可変抵抗、Vth 上限閾値電圧値、Vth1 第一の上限閾値電圧値、Vth2 第二の上限閾値電圧値、Vtl 下限閾値電圧値、Vtl1 第一の下限閾値電圧値、Vtl2 第二の下限閾値電圧値。

Claims (5)

  1. 赤外線の変化を検知して、電圧信号を出力する検知回路と、
    オフセット電圧を生成するオフセット電圧生成回路と、
    上記オフセット電圧生成回路が生成するオフセット電圧の電圧値を制御するオフセット電圧制御部と、
    上記検知回路が出力した電圧信号と上記オフセット電圧生成回路が生成したオフセット電圧とを加算し、アナログ出力電圧を出力するオフセット電圧加算回路と、
    上記オフセット電圧の電圧値よりも大きい第一の上限閾値電圧値と、上記第一の上限閾値電圧値よりも大きい第二の上限閾値電圧値と、上記オフセット電圧の電圧値よりも小さい第一の下限閾値電圧値と、上記第一の下限閾値電圧値よりも小さい第二の下限閾値電圧値とを設定する閾値電圧制御部と、
    上記閾値電圧制御部が設定した上記第一の上限閾値電圧値及び第二の上限閾値電圧値及び第一の下限閾値電圧値及び第二の下限閾値電圧値それぞれと上記オフセット電圧加算回路が出力したアナログ出力電圧とを比較して、熱源を検知したこと表わす検知信号として、上記アナログ出力電圧の電圧値が上記第一の上限閾値電圧値よりも大きい場合に第一の上限検知信号を出力し、上記アナログ出力電圧の電圧値が上記第二の上限閾値電圧値よりも大きい場合に第二の上限検知信号を出力し、上記アナログ出力電圧の電圧値が上記第一の下限閾値電圧値よりも小さい場合に第一の下限検知信号を出力し、上記アナログ出力電圧の電圧値が上記第二の下限閾値電圧値よりも小さい場合に第二の下限検知信号を出力する検知判定部と、
    上記検知判定部が第二の上限検知信号または第二の下限検知信号を出力し、かつ、上記検知判定部が出力した一連の検知信号のうち最初の検知信号が第一の上限検知信号または第二の上限検知信号である場合に、熱源が所定の方向に移動したと判断し、上記検知判定部が第二の上限検知信号または第二の下限検知信号を出力し、かつ、上記検知判定部が出力した一連の検知信号のうち最初の検知信号が第一の下限検知信号または第二の下限検知信号である場合に、熱源が上記所定の方向と異なる所定の方向に移動したと判断する移動方向判断部とを有することを特徴とする検知装置。
  2. 上記移動方向判断部は、上記検知判定部が所定の時間以上検知信号を出力しない期間が継続したのち、上記検知判定部が第一の上限検知信号を出力し、その後、上記検知判定部が所定の時間以上検知信号を出力しない期間が継続することなく、上記検知判定部が第二の上限検知信号または第二の下限検知信号を出力した場合、及び、上記検知判定部が所定の時間以上検知信号を出力しない期間が継続したのち、上記検知判定部が第二の上限検知信号を出力した場合に、上記熱源が上記所定の方向に移動したと判断し、上記検知判定部が所定の時間以上検知信号を出力しない期間が継続したのち、上記検知判定部が第一の下限検知信号を出力し、その後、上記検知判定部が所定の時間以上検知信号を出力しない期間が継続することなく、上記検知判定部が第二の上限検知信号または第二の下限検知信号を出力した場合、及び、上記検知判定部が所定の時間以上検知信号を出力しない期間が継続したのち、上記検知判定部が第二の下限検知信号を出力した場合に、上記熱源が上記所定の方向と異なる所定の方向に移動したと判断することを特徴とする請求項1に記載の検知装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の検知装置と、
    上記検知装置の検知判定部が出力した検知信号と上記検知装置の移動方向判断部が判断した熱源の移動方向とに基づいて、照明器具の明るさを制御する調光信号を生成する調光信号生成部と、
    を有することを特徴とする照明制御装置。
  4. 上記検知装置は、上記照明器具が設置された部屋の入口に設置され、上記部屋を出入りする熱源を検知し、上記移動方向判断部が判断した熱源の移動方向に基づいて、上記熱源が上記部屋を出たのか上記部屋に入ったのかを判定し、
    上記調光信号生成部は、上記検知装置が熱源を検知した場合に上記照明装置を点灯する調光信号を生成し、上記熱源が上記部屋に入ったと上記検知装置が判定したのち上記検知装置が熱源を検知しない期間が所定の時間を超えた場合に上記照明装置を消灯する調光信号を生成し、上記熱源が上記部屋から出たと上記検知装置が判定したのち上記検知装置が熱源を検知しない場合に上記照明装置を消灯する調光信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の照明制御装置。
  5. 上記検知装置は、上記照明器具が設置された部屋の入口に設置され、上記部屋を出入りする熱源を検知し、上記移動方向判断部が判断した熱源の移動方向に基づいて、上記熱源が上記部屋を出たのか上記部屋に入ったのかを判定し、
    上記調光信号生成部は、上記検知装置が熱源を検知した場合に上記照明装置を点灯する調光信号を生成し、上記熱源が上記部屋に入ったと上記検知装置が判定したのち上記検知装置が熱源を検知しない期間が所定の時間を超えた場合に上記照明装置を消灯する調光信号を生成し、上記熱源が上記部屋から出たと上記検知装置が判定したのち上記検知装置が熱源を検知しない期間が上記所定の時間よりも短い所定の時間を超えた場合に上記照明装置を消灯する調光信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の照明制御装置。
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