JP2003042843A - 光入力変換装置 - Google Patents

光入力変換装置

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JP2003042843A
JP2003042843A JP2001232602A JP2001232602A JP2003042843A JP 2003042843 A JP2003042843 A JP 2003042843A JP 2001232602 A JP2001232602 A JP 2001232602A JP 2001232602 A JP2001232602 A JP 2001232602A JP 2003042843 A JP2003042843 A JP 2003042843A
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潤一 加藤
Yasumasa Nishiyama
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Junro Nanahara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセット値を正確に設定できる光入力変換
装置を提供する。 【解決手段】 受光素子4の出力電流が増幅回路部5を
通してマイコン6に入力される。マイコン6は電源投入
時に動作切替スイッチ9がオンであれば増幅回路部5の
出力値をオフセット値としてEEPROM8に記憶す
る。また、マイコン6は電源投入時に動作切替スイッチ
9がオフであれば増幅回路部5の出力値からEEPRO
M8に記憶されたオフセット値を減算した演算値を求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光量に応じた
出力が得られる光入力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の光入力変換装置は、
例えば天井に取り付けられて直下の机上面照度を検出す
る用途に用いられている。図8に示す光入力変換装置1
では、机上面での反射光が入射する受光素子4を備え、
受光素子4の出力を増幅回路部5により増幅した後に、
増幅回路部5の出力値をマイコン6によりA/D変換す
るとともに、オフセット補正スイッチ7で設定されたオ
フセット値をマイコン6において増幅回路部5の出力値
から減算して演算値を求め、この演算値を外部に出力す
る構成を採用している。図示例では、受光素子4として
フォトダイオードのように入射光量に応じた電流を出力
するものを用いている。この種の受光素子4の出力電流
は微弱であるから、増幅回路部5では受光素子4の出力
を電流電圧変換した後に電圧増幅する。さらに、図示例
では光入力変換装置1が信号線3を介して親機2に接続
されており、親機2から要求されたときに上述した演算
値を親機2に返すように構成されている。このような構
成を用いることにより、親機2では例えば照明負荷のよ
うな負荷を制御するために、光入力変換装置1から返送
される演算値に基づいて机上面照度を求めることができ
る。ここに、光入力変換装置1に設けた受光素子4は机
上面での反射光を検出しているから、親機2には受光素
子4への入射光量を机上面照度に換算するための定数が
予め登録されており、親機2では光入力変換装置1から
の演算値に前記定数を乗算することによって机上面照度
を算出する。
【0003】ところで、上述のように光入力変換装置1
から出力される演算値に定数を乗算することによって机
上面照度を求めるから、机上面照度が0であるときには
演算値も0でなければならない。すなわち、机上面照度
が0である暗状態において演算値が0でなければ親機2
で求めた机上面照度が0にならず、正しい机上面照度を
求めることができなくなる。一方、増幅回路部5におい
て上述した電流電圧変換および電圧増幅を行うために増
幅回路部5にオペアンプを用いることが多く、オペアン
プでは入力が0のときに出力が0にならないオフセット
電圧の存在が知られているから、親機2において机上面
照度を正確に求めるには、光入力変換装置1から出力さ
れる演算値からオフセット電圧を除去しなければならな
い。
【0004】そこで、上述した光入力変換装置1には、
増幅回路部5の出力値からオフセット電圧に相当するオ
フセット値を発生させるためのオフセット補正スイッチ
7を設け、オフセット補正スイッチ7により設定された
オフセット値をマイコン6において増幅回路部5の出力
値から減算して上記演算値に用いている。オフセット補
正スイッチ7は4ビットのデジタルスイッチ(たとえ
ば、DIPスイッチ)であって、0Vから想定されるオ
フセット電圧の最大値までを16段階に分割した各値を
選択可能としてある。したがって、オフセット補正スイ
ッチ7によって選択可能な値から増幅回路部5の出力値
に含まれるオフセット電圧に最も近い値を選択し、マイ
コン6ではこの値をオフセット値として用いるのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにオフセット補正スイッチ7を用いてオフセット値
を設定すると、比較的少数の段階(上述した例では16
段階)からオフセット値を選択することになるから、増
幅回路部5の出力値に含まれるオフセット電圧に近い値
のオフセット値を選択することは可能であるが、オフセ
ット電圧とオフセット値とを一致させることは困難であ
る。この問題を解決するには、オフセット補正スイッチ
7において選択可能な段数を増やすことが考えられる
が、段数が多くなればオフセット値の最適値を選択する
ための手数が多くなる。又、オフセット値を手操作で設
定すると誤設定の可能性が高くなる。
【0006】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、最適なオフセット値が自動的に求め
られるようにしてオフセット値の設定を容易にし、結果
的にオフセット値を多段階から選択可能としてオフセッ
ト値を従来構成よりも精度よく設定することが可能な光
入力変換装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入射
光量に応じて出力が変化する受光素子と、前記受光素子
の出力を増幅する増幅回路部と、前記受光素子への光を
遮断した状態における前記増幅回路部の出力値をオフセ
ット値として記憶するための記憶手段と、前記オフセッ
ト値を前記記憶手段に記憶させるオフセット処理と光の
入射時における前記増幅回路部の出力値から前記オフセ
ット値を減じて演算値として用いる通常処理とが選択可
能なマイコンとを備えるものである。
【0008】請求項2の発明は、入射光量に応じて出力
が変化する受光素子と、前記受光素子の出力を増幅する
増幅回路部と、前記受光素子と前記増幅回路部との間に
挿入され前記受光素子の出力を前記増幅回路部に入力す
る状態と前記増幅回路部への入力を禁止する状態とを切
り替える入力切替スイッチと、前記入力切替スイッチに
よって前記受光素子の出力の前記増幅回路部への入力が
禁止された状態における前記増幅回路部の出力値をオフ
セット値として記憶するための記憶手段と、前記オフセ
ット値を前記記憶手段に記憶させるオフセット処理と前
記受光素子の出力が前記増幅回路部に入力されている状
態において前記増幅回路部の出力値から前記オフセット
値を減じて演算値として用いる通常処理とが選択可能な
マイコンとを備えるものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記マイコンでは前記通常処理の期間
中には前記オフセット処理を開始させる指示を受け付け
ないことを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記マイコンでは前記通常処理の期間
中に前記オフセット処理を開始させる指示を受けると、
前記通常処理を中断して前記オフセット処理を行った後
に前記通常処理を再開することを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
の発明において、別に設けたリモートコントローラから
のワイヤレス信号を受信するワイヤレス信号受信部を備
え、前記オフセット処理を開始させる指示が前記ワイヤ
レス信号受信部を通して前記マイコンに与えられること
を特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
の発明において、前記オフセット処理の終了を報知する
表示灯を備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (実施形態1)本実施形態における光入力変換装置1
は、図1に示すように、入射光量に応じて出力が変化す
る受光素子4を用い、受光素子4の出力を増幅回路部5
により増幅した後、増幅回路部5の出力値をマイコン6
に入力する点では従来構成と同様である。ただし、本実
施形態では、記憶手段としてのEEPROM8がマイコ
ン6に付設されるとともに、後述するオフセット処理と
通常処理とを選択するための動作切替スイッチ9がマイ
コン6に付設されている。受光素子4は従来構成と同様
に入射光量に応じて出力電流が変化するものを用いる。
増幅回路部5は、図2に示すように、電流電圧変換部5
aと電圧増幅部5bとを備える。電流電圧変換部5a
は、オペアンプ10と抵抗11とからなり、オペアンプ
10の反転入力端に受光素子4の出力電流が入力される
と、受光素子4の出力電流に対応した電圧を出力する。
電圧増幅部5bは、オペアンプ12と2本の抵抗13,
14とからなる非反転増幅回路であって、電流電圧変換
部5aの出力電圧を増幅する。
【0014】ところで、本実施形態のマイコン6は、動
作切替スイッチ9の設定状態に応じてオフセット処理と
通常処理とを選択するように構成されている。基本的に
は、オフセット処理は増幅回路部5の出力値をオフセッ
ト値としてEEPROM8に書き込む処理であって、通
常処理はEEPROM8に記憶されたオフセット値を読
み出して増幅回路部6の出力値から減算する処理であ
る。以下に、マイコン6の動作を図3に基づいて具体的
に説明する。
【0015】光入力変換装置1の電源が投入されると
(S1)、マイコン6の初期化が行われ(S2)、次
に、動作切替スイッチ9の設定状態を読み込む(S
3)。ここで、動作切替スイッチ9がオンであるときに
はオフセット処理に移行し、オフであるときには通常処
理に移行する。上述のように通常処理においてはEEP
ROM8にオフセット値が記憶されている必要があるか
ら、まずオフセット値をEEPROM8に登録するオフ
セット処理について説明する。
【0016】電源投入前に動作切替スイッチ9がオンで
あって、ステップS3においてオフセット処理に移行し
たときには、まずカウンタXを0に初期化し(S4)、
増幅回路部5の出力を3回読み込む(S5〜S7)。図
3における「光入力変換値」は増幅回路部5の出力値を
意味する。増幅回路部5の出力値を3回読み込んだ後に
は、ステップS8に移行して、3個の光入力変換値の平
均値を求める。このようにして求めた平均値をオフセッ
ト値としてEEPROM8に格納する(S9)。こうし
てEEPROM8にオフセット値が格納されるとオフセ
ット処理は終了する。この間の時間はわずかである。こ
こにおいて、オフセット値は増幅回路部5で発生するオ
フセット電圧に相当する値であるから、受光素子4には
光が入射しない状態でオフセット処理を実行する必要が
ある。そこで、光入力変換装置1を遮光した箱内に収納
するなどして上述の処理を実行する。ここに、マイコン
6ではオフセット処理中には動作切替スイッチ9の状態
が変化しても通常処理に移行することはなく、オフセッ
ト処理が終了して次に電源が投入されるまでは通常処理
は行われないようにしてある。しかして、動作切替スイ
ッチ9をオンにして電源を投入してから数秒が経過した
後に、電源を遮断すればEEPROM8にはオフセット
値が自動的に設定される。
【0017】一方、光入力変換装置1を机上面照度の測
定などに用いるために実際に使用する際には、動作切替
スイッチ9をオフにするとともに光入力変換装置1を実
際の使用環境に設置し電源を投入する(S1)。この場
合にもマイコン6の初期化処理が行われた後に(S
2)、ステップS3において動作切替スイッチ9の設定
状態が読み込まれて通常処理に移行する。通常処理で
は、まずEEPROM8からオフセット値を読み出す
(S11)。その後、増幅回路部5の出力値(光入力変
換値)を読み込み(S12)、光入力変換値からオフセ
ット値を減算して補正値(演算値)とする(S13)。
この補正値を用いると、例えば従来構成として説明した
ように机上面照度を求めたる演算処理が可能になり(S
14)、また机上面照度を一定値に保つように照明負荷
の光出力を制御するような制御処理が可能になる(S1
5)。その後、受光素子4への入射光量の変化に対応し
て演算処理および制御処理を行うためにマイコン6はス
テップS12〜S15を繰り返す。ここに、オフセット
値は変化しないからステップS11において1回だけオ
フセット値を読み込むようにし、以後の処理ではオフセ
ット値の読み込みは行わない。又、通常処理では動作切
替スイッチ9の設定状態が変化してもオフセット処理に
移行することはない。つまり、通常処理とオフセット処
理とは独立しており、一方の処理中においては他方の処
理を開始させる指示を受け付けないようにしてある。
【0018】上述したように、本実施形態の構成では、
受光素子4への光の入射を遮断するとともに動作切替ス
イッチ9をオンにして電源を投入するだけでオフセット
値を自動的に設定することができるから、EEPROM
8のビット数を多くしてもオフセット値の設定処理に手
間がかからず誤設定も生じない。その結果、オフセット
補正スイッチを用いる従来構成よりも多段階でオフセッ
ト値を設定することが可能であり、増幅回路部5の出力
値の分解能程度の正確なオフセット値を設定することが
可能である。とくに、本実施形態では増幅回路部5で発
生するオフセット電圧だけではなく受光素子4の暗電流
による誤差成分もオフセット値に折り込むことになるか
ら、誤差の少ない正確な演算値を得ることが可能にな
る。
【0019】なお、記憶手段としてはEEPROM8を
用いた例を示したが、無給電でも記憶内容が消去されな
メモリであればよく、例えばフラッシュメモリを用いる
ことも可能である。又、動作切替スイッチ9を用いた例
を示したが、図4に示すように、光入力変化装置1の回
路基板の回路パターンに動作切替パターン15を形成
し、動作切替パターン15を動作切替スイッチ9に代え
てもよい。すなわち、動作切替パターン15は、互いに
離間して形成された2個のランド15a,15bからな
り、一方のランド15aがマイコン6に接続され、電源
の両端間に接続した抵抗Rの接地側の一端に他方のラン
ド15bが接続される。したがって、両ランド15a,
15bの間が開放されているか短絡されているかに応じ
て動作切替スイッチ9と等価に用いることができるので
あって、両ランド15a,15b間が短絡された状態で
電源が投入されたときにオフセット処理を行うようにマ
イコン6を構成しておけば、動作切替スイッチ9が不要
になる。この構成を採用すれば、工場出荷前に両ランド
15a,15b間を短絡させる検査治具を用いてオフセ
ット処理を実行することによりオフセット値を設定し、
検査治具を外して出荷すれば、動作切替スイッチ9を回
路基板に実装する必要がないから部品点数が削減されコ
ストの低減に寄与する。
【0020】又、本実施形態においてはオフセット処理
の際に光入力変換値を3回読み取りその平均値をオフセ
ット値に用いたが、光入力変換値の読取回数にはとくに
制限はなく、光入力変換値を1回だけ読み取ってオフセ
ット値に用いてもよい。 (実施形態2)実施形態1では、動作切替スイッチ9を
オンにするか動作切替パターン15に検査治具を接触さ
せることによってオフセット処理の実行を指示してお
り、原則としてオフセット処理を出荷時に行うようにし
ているが、出荷時に適正なオフセット値が設定されてい
ても経年変化によってオフセット電圧が変動するから誤
差成分が増加することになる。そこで、本実施形態で
は、工場出荷後においても比較的簡単な操作でオフセッ
ト処理が行えるようにした例を示す。
【0021】図5に示すように、本実施形態では実施形
態1における動作切替スイッチ9に代えて、別に設けた
リモートコントローラ(以下、リモコンと略称する)か
らのワイヤレス信号を受信するワイヤレス信号受信部1
6及びオフセット処理の終了を報知する表示灯としての
発光ダイオードを備えたLED点灯部17とを設けてあ
る。さらに、本実施形態では、図6に示すように、受光
素子4の出力が増幅回路部5に入力される状態と増幅回
路部5に入力されない状態とを選択する入力切替スイッ
チ18を増幅回路部5に設けてある。入力切替スイッチ
18は、電流電圧変換部5aの入力端に共通接点cが接
続されており、受光素子4に接続された接点aと接地さ
れた接点bとの一方に共通接点cが選択的に接続され
る。また、共通接点cが接点aと接点bとのどちらに接
続されるかはマイコン6から指示される。ただし、本実
施形態では常時は共通接点cが接点aに接続されている
ものとする。また、本実施形態のマイコン6では、リモ
コンからのワイヤレス信号に基づくワイヤレス信号受信
部16からの出力によってマイコン6に対してオフセッ
ト処理と通常処理との開始を指示することができるよう
に構成される。
【0022】図7(a)に示すように、電源を投入する
と(S1)、マイコン6は初期化処理の後(S2)、自
動的に通常処理を開始してEEPROM8に格納された
オフセット値を読み出す(S11)。通常処理は実施形
態1と同様であって、光入力変換値を読み込んで(S1
2)、光入力変換値からオフセット値を減じた値を補正
値(演算値)とし(S13)、この補正値を用いて演算
処理(S14)や制御処理(S15)を行うのである。
【0023】一方、本実施形態においてオフセット処理
を開始するには、通常処理の期間中においてリモコン
(図示せず)を操作してオフセット処理の開始を指示す
る。すなわち、通常処理の期間中においてワイヤレス信
号受信部16がオフセット処理の開始を指示するワイヤ
レス信号を受信すると、通常処理に割り込みがかかり、
図7(b)のようにオフセット処理が割り込み処理とし
て実行される。オフセット処理の内容は実施形態1と同
様であって、まずカウンタが初期化され(S4)、増幅
回路部5の出力値(光入力変換値)が3回読み込まれる
(S5〜S7)。ここに、割り込み処理の開始時には入
力切替スイッチ18の共通接点cは接点bに接続され、
増幅回路部5には受光素子4からの出力は入力されない
状態となっている。言い換えると、増幅回路部5の入力
端は接地されて基準電位に保たれるから、受光素子4へ
の入射光量に関係なく増幅回路部5の出力値は暗状態を
疑似した値になる。増幅回路部5の出力値を3回読み込
んだ後にはそれらの平均値を求めてオフセット値とし
(S8)、オフセット値をEEPROM8に書き込む
(S9)。ここで、オフセット値をEEPROM8に書
き込んだ後にはLED点灯部17に指示して表示灯を点
灯させる。上述したオフセット処理が終了すれば、割り
込み処理が終了して通常処理に復帰する。このとき同時
に入力切替スイッチ18の共通接点cは接点aに接続さ
れる。この通常処理ではEEPROM8に書き込まれた
最新のオフセット値が用いられるから、経年変化によっ
てオフセット電圧が変化していても、そのオフセット電
圧に見合うオフセット値を設定することができる。ま
た、オフセット処理から通常処理に復帰する際には入力
切替スイッチ18の共通接点cは接点bに接続され、受
光素子4の出力が増幅回路部5に入力される状態にな
る。
【0024】上述したように、本実施形態の構成では、
リモコンを操作してオフセット処理の開始を指示するだ
けの簡単な操作でオフセット値を設定することができ、
しかも光入力変換装置1とは別に設けたリモコンからオ
フセット処理を指示することができるから、工場出荷後
にオフセット値を容易に変更することができる。しか
も、入力切替スイッチ18を設けていることによって受
光素子4への光入力を遮光する必要がない点でもオフセ
ット値の設定操作を簡単に行うことができる。なお、L
ED点灯部17は実施形態1の構成において設けること
も可能である。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、入射光量に応じて出
力が変化する受光素子と、前記受光素子の出力を増幅す
る増幅回路部と、前記受光素子への光を遮断した状態に
おける前記増幅回路部の出力値をオフセット値として記
憶するための記憶手段と、前記オフセット値を前記記憶
手段に記憶させるオフセット処理と光の入射時における
前記増幅回路部の出力値から前記オフセット値を減じて
演算値として用いる通常処理とが選択可能なマイコンと
を備えるものであり、遮光状態での増幅回路部の出力値
をオフセット値として記憶手段に記憶させ、このオフセ
ット値を読み出して補正に用いるから、最適なオフセッ
ト値を自動的に求めてオフセット値を容易に設定するこ
とができ、結果的にオフセット値を多段階から選択可能
としてオフセット値を従来構成よりも精度よく設定する
ことが可能になるという利点がある。
【0026】請求項2の発明は、入射光量に応じて出力
が変化する受光素子と、前記受光素子の出力を増幅する
増幅回路部と、前記受光素子と前記増幅回路部との間に
挿入され前記受光素子の出力を前記増幅回路部に入力す
る状態と前記増幅回路部への入力を禁止する状態とを切
り替える入力切替スイッチと、前記入力切替スイッチに
よって前記受光素子の出力の前記増幅回路部への入力が
禁止された状態における前記増幅回路部の出力値をオフ
セット値として記憶するための記憶手段と、前記オフセ
ット値を前記記憶手段に記憶させるオフセット処理と前
記受光素子の出力が前記増幅回路部に入力されている状
態において前記増幅回路部の出力値から前記オフセット
値を減じて演算値として用いる通常処理とが選択可能な
マイコンとを備えるものであり、入力切替スイッチによ
って遮光状態と等価な状態を擬似的に生成し、この状態
での増幅回路部の出力値をオフセット値として記憶手段
に記憶させ、このオフセット値を読み出して補正に用い
るから、最適なオフセット値を自動的に求めてオフセッ
ト値を容易に設定することができ、結果的にオフセット
値を多段階から選択可能としてオフセット値を従来構成
よりも精度よく設定することが可能になるという利点が
ある。
【0027】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記マイコンでは前記通常処理の期間
中には前記オフセット処理を開始させる指示を受け付け
ないから、通常処理においてオフセット値が変更される
ことがなく、工場出荷時などにオフセット値を設定すれ
ば、その後に使用者がオフセット値を不用意に変更して
しまうことがなく、オフセット値の誤設定を防止するこ
とができる。
【0028】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記マイコンでは前記通常処理の期間
中に前記オフセット処理を開始させる指示を受けると、
前記通常処理を中断して前記オフセット処理を行った後
に前記通常処理を再開するので、オフセット値を任意の
時点で設定することができ、たとえば経年変化によって
オフセット値を変更する必要が生じたときにも容易に対
応することができる。
【0029】請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
の発明において、別に設けたリモートコントローラから
のワイヤレス信号を受信するワイヤレス信号受信部を備
え、前記オフセット処理を開始させる指示が前記ワイヤ
レス信号受信部を通して前記マイコンに与えられるもの
であり、光入力変換装置を設置場所から取り外すことな
くリモートコントローラの操作のみでオフセット値を設
定することができるから、光入力変換装置が高所に配置
されているような場合でもオフセット値を簡単に設定す
ることができる。
【0030】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
の発明において、前記オフセット処理の終了を報知する
表示灯を備えるので、オフセット処理の終了が使用者に
報知されることにより、オフセット値が設定されたこと
を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示すブロック図である。
【図2】同上の要部回路図である。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】同上の別形態を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態2を示すブロック図である。
【図6】同上の要部回路図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光入力変換装置 4 受光素子 5 増幅回路部 6 マイコン 8 EEPROM 9 動作切替スイッチ 15 動作切替パターン 15a,15b ランド 16 ワイヤレス信号受信部 17 LED点灯部 18 入力切替スイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 37/02 H05B 37/02 U H01L 31/10 A (72)発明者 西山 恭正 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 七原 淳郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2G065 AA03 AB04 BA09 BC16 BC33 BC35 DA01 3K073 AA12 AA31 AA37 AA39 AA45 AA67 AA75 BA24 CA01 CB01 CB06 CD01 CF13 CF14 CF16 CG06 CH01 CH21 CJ19 CJ22 5F049 MA01 NB07 UA13 UA20 5J050 AA01 BB17 CC07 EE31 EE39 FF10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光量に応じて出力が変化する受光素
    子と、前記受光素子の出力を増幅する増幅回路部と、前
    記受光素子への光を遮断した状態における前記増幅回路
    部の出力値をオフセット値として記憶するための記憶手
    段と、前記オフセット値を前記記憶手段に記憶させるオ
    フセット処理と光の入射時における前記増幅回路部の出
    力値から前記オフセット値を減じて演算値として用いる
    通常処理とが選択可能なマイコンとを備えることを特徴
    とする光入力変換装置。
  2. 【請求項2】 入射光量に応じて出力が変化する受光素
    子と、前記受光素子の出力を増幅する増幅回路部と、前
    記受光素子と前記増幅回路部との間に挿入され前記受光
    素子の出力を前記増幅回路部に入力する状態と前記増幅
    回路部への入力を禁止する状態とを切り替える入力切替
    スイッチと、前記入力切替スイッチによって前記受光素
    子の出力の前記増幅回路部への入力が禁止された状態に
    おける前記増幅回路部の出力値をオフセット値として記
    憶するための記憶手段と、前記オフセット値を前記記憶
    手段に記憶させるオフセット処理と前記受光素子の出力
    が前記増幅回路部に入力されている状態において前記増
    幅回路部の出力値から前記オフセット値を減じて演算値
    として用いる通常処理とが選択可能なマイコンとを備え
    ることを特徴とする光入力変換装置。
  3. 【請求項3】 前記マイコンでは前記通常処理の期間中
    には前記オフセット処理を開始させる指示を受け付けな
    いことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光入力
    変換装置。
  4. 【請求項4】 前記マイコンでは前記通常処理の期間中
    に前記オフセット処理を開始させる指示を受けると、前
    記通常処理を中断して前記オフセット処理を行った後に
    前記通常処理を再開することを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の光入力変換装置。
  5. 【請求項5】 別に設けたリモートコントローラからの
    ワイヤレス信号を受信するワイヤレス信号受信部を備
    え、前記オフセット処理を開始させる指示が前記ワイヤ
    レス信号受信部を通して前記マイコンに与えられること
    を特徴とする請求項3又は請求項4記載の光入力変換装
    置。
  6. 【請求項6】 前記オフセット処理の終了を報知する表
    示灯を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5の
    いずれか1項に記載の光入力変換装置。
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