JPH07333352A - 受動型赤外線検知装置 - Google Patents

受動型赤外線検知装置

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JPH07333352A
JPH07333352A JP15182594A JP15182594A JPH07333352A JP H07333352 A JPH07333352 A JP H07333352A JP 15182594 A JP15182594 A JP 15182594A JP 15182594 A JP15182594 A JP 15182594A JP H07333352 A JPH07333352 A JP H07333352A
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signal
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Toshimasa Yasujima
利真 安嶋
Norio Matsumura
憲生 松村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 侵入者の有無判別を正確に行いうるようにし
た受動型赤外線検知装置を提供すること。 【構成】 赤外線−電気変換部11からの出力信号Pを
処理し侵入者の有無を判別するための情報を出力する受
動型赤外線検知装置10において、第1判別部30で出
力信号のレベルを侵入者検知のための第1基準レベルV
H1、VL1と比較し侵入者の有無を示す第1判別情報
HLを得、第2判別部40で出力信号のレベルを第2基
準レベルVH2、VL2と比較し侵入者からの赤外線放
射レベルよりも低い所定の低レベル以上の赤外線入力の
有無を示す第2判別情報OLを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーモパイル、焦電体
セラミックス等を用いた機械警備のための受動型赤外線
検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人体から放射される赤外線エネルギーを
利用してし侵入者の有無を検知するようにした受動型赤
外線検知装置が機械警備システムにおいて広く用いられ
ている。この種の受動型赤外線検知装置は、侵入者の表
面から放射される遠赤外線エネルギーを電気的エネルギ
ーに変換するため、例えば焦電体セラミックス等の如き
変換素子を具えており、光学系により設定された1つま
たは複数のセンシティブゾーンを侵入者が横切る場合に
変換素子から生じる出力信号のレベル変化から、侵入者
の有無を検知する構成となっている。
【0003】これを少し詳しく説明すると、前述のセン
シティブゾーンを侵入者が横切る際に、侵入者から放射
される赤外線に応答して変換素子から生じる出力信号の
レベルの所定方向の変化の大きさを、出力信号のレベル
が所定の基準値を越えている時間により測定し、この時
間が所定時間より長い場合に侵入者有りと判別する構成
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の受
動型赤外線検知装置は、どのような判別アルゴリズムを
採用するにせよ、上記の基準値を調節することにより、
侵入者による出力と、小動物又は太陽光、隙間風、冷暖
房などによる自然発生的なものによる出力とを区別し、
侵入者のみに応答して発報出力を与えるよう調整される
必要がある。
【0005】しかしながら、侵入者の検知を確実に行お
うとすると、基準値のレベルをある程度低く設定する必
要が生じ、結局、小動物等に反応して誤発報を生じる可
能性が高まることになる。特に、機械警備システムにお
いては、この種の誤発報は巡回員の無用な派遣回数を増
大させ、機械警備システムの運用コストを押し上げると
いう問題を生じる。
【0006】本発明の目的は、従って、従来技術におけ
る上述の問題点を解決することができる改善された受動
型赤外線検知装置を提供することにある。
【0007】すなわち、本発明は、侵入者以外の低レベ
ル赤外線放射源の存否をも判別しうるようにし、侵入者
の有無判別を正確に行うのに役立つことができるように
した受動型赤外線検知装置を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の第1の特徴は、予め設定された監視視野から
の入力赤外線レベルに応じた電気的出力を得るための赤
外線−電気変換部と、該赤外線−電気変換部からの出力
信号を処理し侵入者の有無を判別するための情報を出力
する信号処理部とを備えて成る受動型赤外線検知装置に
おいて、前記信号処理部が、前記出力信号のレベルを侵
入者検知のための第1基準レベルと比較し侵入者の有無
を示す第1判別情報を出力する第1判別部と、前記出力
信号のレベルを前記第1基準レベルと異なる第2基準レ
ベルと比較し侵入者からの赤外線放射レベルよりも低い
所定の低レベル以上の赤外線入力の有無を示す第2判別
情報を出力する第2判別部とを備えた点にある。
【0009】本発明の第2の特徴は、予め設定された複
数の監視視野からの入力赤外線レベルに応じた電気的出
力を得るための赤外線−電気変換部と、該赤外線−電気
変換部からの出力信号に応答し所定時間当たり赤外線入
力レベルの有意変化回数を計測する計測手段と、該計測
手段に応答し前記有意変化回数が所定回数以上である場
合に侵入検知情報を出力する第1出力手段とを備えて成
る受動型赤外線検知装置において、前記計測手段に応答
し前記有意変化回数が前記所定回数よりは少ない所定の
レベルに達したか否かを識別する識別手段と、該識別手
段と前記第1出力手段とに応答し前記有意変化回数が前
記所定のレベルに達してから予め定められた時間内に前
記侵入検知情報が出力されなかった場合に擬似侵入検知
情報を出力する第2出力手段とを備えた点にある。
【0010】
【作用】本発明の第1の特徴によれば、侵入者があった
場合、第1基準レベルを越えるレベルの出力信号が赤外
線−電気変換部から得られ、第1判別部において侵入者
有りの検知が行われる。一方、侵入者からの赤外線放射
レベルよりも低い所定の低レベル以上の赤外線入力の有
無を判別するため、第1基準レベルと異なるように設定
された第2基準レベルと出力信号とが第2判別部におい
て比較され、所定の低レベル以上の赤外線放射の有無が
判別される。
【0011】小動物等が監視視野に入ってしまった場
合、第2判別部では所定の低レベル以上の赤外線放射有
りと判別される。一方、小動物等のみによる出力信号の
レベルが第1基準レベルと比較されても第1判別部にお
いて侵入者有りと判別される確率は極めて低い。したが
って、この場合、第2判別部では低レベル赤外線入力有
りの判別が行われるが第1判別部では侵入者有りの判別
は全く行われないか、あるいは侵入者有りの判別が行わ
れたとしても極めて不自然な判別結果となり、両判別結
果を考慮することにより、本当に侵入者があったか否か
を相当程度の確率で判別することができる。
【0012】本発明の第2の特徴によれば、侵入者が移
動することにより各監視視野の赤外線入力レベルが大き
く変動する。赤外線−電気変換部からの出力信号のレベ
ルの有意変化回数が所定時間当たり予め定められた回数
以上になった場合、第1出力手段から侵入者有りを示す
侵入検知情報が出力される。
【0013】一方、出力信号のレベルに有意変化が認め
られるものの所定時間当たりの有意変化回数が所定回数
にまで達しなかった場合であっても、識別手段によって
その有意変化回数が所定回数よりは少ない所定の回数レ
ベルには達していることが識別され、且つ第2出力手段
においてこの識別が行われてから予め定められた時間内
に侵入検知情報が出力されなかったことが判別される
と、侵入者有りとは言えないが、小動物等の侵入、太陽
光、隙間風等のため、侵入者があった場合に類似する状
態が生じていることを示す擬似侵入検知情報が出力され
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き詳細に説明する。図1は、本発明による受動型赤外線
検知装置の一実施例のブロック図である。受動型赤外線
検知装置10は、予め設定された監視視野からの入力赤
外線レベルに応じた出力信号Pを出力するための赤外線
−電気変換部11と、出力信号Pを処理しその結果によ
り侵入者の有無を判別するための情報を出力する処理回
路12とを備えている。図1において、符号13は電源
部であり、電源部13からの直流出力はレギュレータ1
4において安定化され、安定化直流電圧+Vccがレギ
ュレータ14から各部に図示の如く供給されている。
【0015】赤外線−電気変換部11は、焦電体セラミ
ックスから成る赤外線−電気変換素子(図示せず)と2
つのセンシティブゾーンZ1、Z2を構成するための光
学装置(図示せず)とがケース21内に収納されて成
る、公知の構成の赤外線センサユニット22を具えてい
る。赤外線センサユニット22内に収納されている図示
しない赤外線−電気変換素子には、レギュレータ14か
ら直流電圧+Vccが供給されており、センシティブゾ
ーンZ1、Z2内に例えば侵入者が入ると、その放射赤
外線のレベルに応じた電圧信号Eが赤外線センサユニッ
ト22から出力される。
【0016】本実施例では、電圧信号Eはインピーダン
ス変換用の抵抗器23に印加されており、この電圧信号
Eは増幅器24で増幅され、その増幅出力信号が赤外線
−電気変換部11の出力信号Pとして処理回路12に入
力される。なお、抵抗器23及び増幅器24をケース2
1内に収納する構成でもよいことは勿論である。
【0017】図2は、センシティブゾーンZ1、Z2を
侵入者Xが横断した場合の電圧信号Eのレベル変化の様
子の一例が示されている。図2から判るように、センシ
ティブゾーンZ1、Z2内に侵入者が入っていない場合
には、電圧信号Eの値は略Vccの1/2で一定に保た
れている。センシティブゾーンZ1は、正の検出領域に
なっており、センシティブゾーンZ1を侵入者Xが横切
ると電圧信号Eの値は正方向(増方向)に大きく変化し
て電圧ピークIP1が生じる。一方、センシティブゾー
ンZ2は負の検出領域になっており、センシティブゾー
ンZ2を侵入者Xが横切ると電圧信号Eの値は負方向
(減方向)に大きく変化して電圧ピークIP2が生じ
る。赤外線−電気変換部11からは、この電圧信号Eの
レベル変化に相応した電圧信号である出力信号Pが出力
される。
【0018】侵入者Xがセンシティブゾーンを横切るこ
とにより出力信号Pに生じるピーク値の大きさから侵入
者の有無を判別するための情報を得るため、処理回路1
2が設けられている。
【0019】図3には、処理回路12の詳細回路図が示
されている。処理回路12は、出力信号Pのレベルを侵
入者検知のための基準レベルである電圧レベルVH1及
びVL1と比較し侵入者の有無を判別するための第1判
別部30と、出力信号Pのレベルを電圧レベルVH1及
びVL1と異なる別の基準レベルである電圧レベルVH
2及びVL2と比較し侵入者からの赤外線放射レベルよ
りも低い所定の低レベル以上の赤外線入力の有無を判別
するための第2判別部40とを有している。
【0020】第1判別部30は、抵抗分圧回路31から
の基準電圧VH1が−入力端子に入力されその+入力端
子に出力信号Pが入力されている電圧比較器32と、抵
抗分圧回路33からの基準電圧VL1が+入力端子に入
力されその−入力端子に出力信号Pが入力されている電
圧比較器34とを具えている。基準電圧VH1及びVL
1は、図2に示した電圧信号EのレベルSH1、SL1
にそれぞれ相応している。
【0021】電圧比較器32からの比較出力電圧G1
は、クロックパルス発生器35からのクロックパルスC
Lがカウントパルスとして入力されている第1カウンタ
36に計数制御信号として入力されている。第1カウン
タ36は、比較出力電圧G1のレベルが「H」となって
いる間だけクロックパルスCLを計数し、その計数値が
所定値Kに達したことによりその出力信号M1のレベル
が「L」から「H」に変化する構成である。そして、比
較出力電圧G1のレベルが「H」から「L」になるタイ
ミングで第1カウンタ36はリセットされる。すなわ
ち、出力信号Pに正方向のピークが生じた場合、出力信
号Pのレベルが基準電圧VH1より大きくなった後第1
カウンタ36の計数値がKに達すると、出力信号M1の
レベルが「H」となり、この「H」レベル状態は出力信
号Pのレベルが基準電圧VH1より小さくなるまで継続
する。
【0022】電圧比較器34からの比較出力電圧G2
は、クロックパルスCLがカウントパルスとして入力さ
れている第2カウンタ37に計数制御信号として入力さ
れている。第2カウンタ37は、比較出力電圧G2のレ
ベルが「H」となっている間だけクロックパルスCLを
計数し、その計数値が所定値Kに達したことによりその
出力信号M2のレベルが「L」から「H」に変化する構
成である。そして、比較出力電圧G2のレベルが「H」
から「L」になるタイミングで第2カウンタ37はリセ
ットされる。すなわち、出力信号Pに負方向のピークが
生じた場合、出力信号Pのレベルが基準電圧VL1より
も小さくなった後第2カウンタ37の計数値がKに達す
ると、出力信号M2のレベルが「H」となり、この
「H」レベル状態は出力信号Pのレベルが基準電圧VL
1より大きくなるまで継続する。
【0023】出力信号M1、M2はオアゲート38に入
力され、出力信号M1、M2のうちのいずれか一方が
「H」となることにより「H」レベル状態となる侵入検
知信号HLがオアゲート38より出力される。
【0024】すなわち、電圧信号Eの値がSH1を越え
る状態が計数値Kに相当する時間以上継続するか、又は
電圧信号Eの値がSL1より小さくなる状態が計数値K
に相当する時間以上継続した場合に、侵入検知信号HL
のレベルが「H」となる状態が生じ、これにより侵入者
有りとの判別を行うことができる。以上の説明から判る
ように、侵入者検知のための基準レベルVH1(SH
1)、VL1(SL1)は、実験等により、侵入者から
の赤外線放射を確実に判別しうる最適な値に決定され
る。Kの値も同様である。
【0025】次に第2判別部40について説明すると、
第2判別部40は、抵抗分圧回路41からの基準電圧V
H2が−入力端子に入力されており、その+入力端子に
出力信号Pが入力されている電圧比較器42と、抵抗分
圧回路43からの基準電圧VL2が+入力端子に入力さ
れその−入力端子に出力信号Pが入力されている電圧比
較器44とを具えている。基準電圧VH2及びVL2
は、図2に示した出力電流IのレベルSH2、SL2に
それぞれ相応している。
【0026】電圧比較器42からの比較出力電圧G3
は、クロックパルスCLがカウントパルスとして入力さ
れている第3カウンタ45に計数制御信号として入力さ
れている。第3カウンタ45は、比較出力電圧G3のレ
ベルが「H」となっている間だけクロックパルスCLを
計数し、その計数値が所定値Kに達したことによりその
出力信号M3のレベルが「L」から「H」に変化する構
成である。そして、比較出力電圧G3のレベルが「H」
から「L」になるタイミングで第3カウンタ45はリセ
ットされる。すなわち、出力信号Pに正方向のピークが
生じた場合、出力信号Pのレベルが基準電圧VH2より
大きくなった後第3カウンタ45の計数値がKに達する
と、出力信号M3のレベルが「H」となり、この「H」
レベル状態は出力信号Pのレベルが基準電圧VH2より
小さくなるまで継続する。
【0027】電圧比較器44からの比較出力電圧G4
は、クロックパルスCLがカウントパルスとして入力さ
れている第4カウンタ46に計数制御信号として入力さ
れている。第4カウンタ46は、比較出力電圧G4のレ
ベルが「H」となっている間だけクロックパルスCLを
計数し、その計数値が所定値Kに達したことによりその
出力信号M4のレベルが「L」から「H」に変化する構
成である。そして、比較出力電圧G4のレベルが「H」
から「L」になるタイミングで第4カウンタ46はリセ
ットされる。すなわち、出力信号Pに負方向のピークが
生じた場合、出力信号Pのレベルが基準電圧VL2より
も小さくなった後第4カウンタ46の計数値がKに達す
ると、出力信号M4のレベルが「H」となり、この
「H」レベル状態は出力信号Pのレベルが基準電圧VL
2より大きくなるまで継続する。
【0028】出力信号M3、M4はオアゲート47に入
力され、出力信号M3、M4のうちのいずれか一方が
「H」となることにより「H」レベル状態となる低レベ
ル赤外線検知信号OLがオアゲート47より出力され
る。
【0029】すなわち、電圧信号Eの値がSH2を越え
る状態が計数値Kに相当する時間以上継続するか、又は
電圧信号Eの値がSL2より小さくなる状態が計数値K
に相当する時間以上継続した場合に、侵入者からの放射
赤外線レベルよりも低い所定の低レベル以上の赤外線入
力があったことを示す、低レベル赤外線検知信号OLが
出力される。
【0030】したがって、第2判別部40において使用
される基準電圧VH2、VL2の値は、図4に示される
ように、例えば小動物YがセンシティブゾーンZ1、Z
2を横切ったときの電圧信号Eの変化によって生じるピ
ーク値IP3、IP4を検出することが可能なレベルで
あるように、実験等に基づいて適宜に定められる。
【0031】次に、処理回路12の動作につき、図5を
参照して詳細に説明する。出力信号Pのレベルが図5の
(a)に示されるように変化した場合を例にとって説明
すると、比較出力電圧G1、G3は、出力信号Pのレベ
ルがそれぞれ基準電圧VH1、VH2を越えている場合
にのみ高レベル状態となる(図5の(b)、(d)参
照)。一方、比較出力電圧G2、G4は、出力信号Pの
レベルがそれぞれ基準電圧VL1、VL2より低くなっ
ている場合にのみ高レベル状態となる(図5の(c)、
(e)参照)。
【0032】このようにして得られた比較出力電圧G1
乃至G4は対応して設けられたカウンタに計数制御信号
として与えられ、各比較出力電圧の高レベル状態がカウ
ンタ計数値が所定値Kに達するまでの所定の時間t以上
継続しているか否かが計測される。したがって、比較出
力電圧が低レベル状態から高レベル状態となってから時
間tが経過した後、対応する出力信号M1乃至M4のレ
ベルが高レベルとなる(図5の(f)、(s)(h)、
(i)参照)。
【0033】図5の(a)に示したレベル変化の例の場
合には、侵入検知信号HL及び低レベル赤外線検知信号
OLの各レベルは図5の(j)、(h)に示されるよう
に変化することになる。したがって、侵入検知信号HL
のレベルが高レベルになることによって侵入者が検知さ
れたことを判別できるのは勿論のこと、侵入検知信号H
Lのレベルが低レベルのままであるにも拘らず、低レベ
ル赤外線検知信号OLの高レベル状態が生じている場合
には、侵入者以外の何等かの原因、例えば小動物が警備
区域内に入り込んだとの判別が可能になる。さらに、侵
入検知信号HL及び低レベル赤外線検知信号OLのいず
れもが高レベル状態になることが生じた場合であって
も、例えば単位時間当たりに生じる両信号の高レベル状
態の頻度の差をもチェックし、低レベル赤外線検知信号
OLが高レベル状態となる頻度が、侵入検知信号HLの
それに比べて極めて多い場合には、小動物の入り込みの
可能性が極めて高いと判断することができる。
【0034】このように、受動型赤外線検知装置1は、
第1判別部30において侵入者の有無を判別する機能の
ほかに、侵入者からの赤外線放射レベルよりも低い所定
レベル以上の赤外線入力の有無を判別するための第2判
別部40を設け、第2判別部40から低レベル赤外線検
知信号OLを出力する構成としたので、上述の如くし
て、所定の警戒領域内に侵入者がいる場合と小動物が入
り込んだ場合等とを区別して検知することができる。す
なわち、第1判別部30における判別結果のみに基づい
て侵入者の有無を判別する場合に比べて、侵入検知信号
HL及び低レベル赤外線検知信号OLの両方を考慮して
侵入者の有無を行う方が、より正確に侵入者有無の判別
を行うことができることが理解できる。
【0035】なお、図1の実施例では、センシティブゾ
ーンが2つの場合について説明したが、センシティブゾ
ーンの構成はこれに限定されることなく、少なくとも1
つのセンシティブゾーンが設けられていればよく、この
場合には基準レベルも、1組だけで済ませることができ
ることは、上記一実施例についての説明から容易に理解
できるところである。また、正、負のセンシティブゾー
ンが交互に作動したか否かをも判別することにより侵入
者判別を行う場合であっても同様の処理が可能である。
【0036】次に、図6に示す受動型赤外線検知装置の
他の実施例について説明する。
【0037】この受動型赤外線検知装置50もまた、よ
り正確に侵入者の有無を判別できるようにしたものであ
り、予め設定された複数の監視視野からの入力赤外線レ
ベルに応じた電気的出力を得るための赤外線−電気変換
部51を備えている。赤外線−電気変換部51は、焦電
体セラミックスから成る赤外線−電気変換素子(図示せ
ず)と複数のセンシティブゾーンW1、W2、・・・、
WNを構成するための光学装置(図示せず)とがケース
61内に収納されて成る、公知の構成の赤外線センサユ
ニット62を具えている。本実施例では、センシティブ
ゾーンW1、W2、・・・、WNは、その検出極性が1
つおきに正(+)、負(−)となっており、侵入者がこ
れらのセンシティブゾーンを出入りすることに応答して
レベル変化する電圧信号Uが赤外線センサユニット62
から出力される。
【0038】電圧信号Uは、インピーダンス変換のため
抵抗器63に印加される。この電圧信号Uは増幅器64
で増幅され、その増幅信号が赤外線−電気変換部11の
出力信号Qとして取り出され、計測部52に入力され
る。入力抵抗器63及び増幅器64をケース61内に収
納する構成としてもよい。なお、図6の実施例では、安
定化直流電圧+Vccを各部に供給する電源系統を図示
するのが省略されている。
【0039】図7の(a)には、センシティブゾーンW
1、W2、・・・を侵入者が横切った場合に得られる電
圧信号Uに相応した、出力信号Qのレベル変化の様子の
一例が示されている。この波形から判るように、侵入者
の移動に伴ってそのレベルが正方向及び負方向に大きく
変化する。
【0040】図6に戻ると、侵入者がセンシティブゾー
ンW1、W2、・・・を横切ることにより出力信号Qの
レベルに生じる所定時間当りの有意変化回数を計測する
ため、出力信号Qは計測部52に入力されている。本実
施例の場合には、計測部52では、出力信号Qが所定の
正の基準電圧PL及び所定の負の基準電圧NLとレベル
比較され(図7の(a)参照)、この比較結果に基づい
て出力信号Qに生じる正負のピークを検出し、所定時間
当り発生する正負のピークの数を計数することにより所
定時間当りの入力赤外線レベルの有意変化回数が計測さ
れる構成となっている。
【0041】図8を参照して計測部52の構成について
詳しく説明する。71は第1レベル弁別部であり、抵抗
分圧回路72で得られた基準電圧PLと出力信号Qとが
電圧比較器73でレベル比較され、出力信号Qのレベル
が基準電圧PLを越えている場合に電圧比較器73の出
力線73Aのレベルが高レベル状態となる構成である。
一方、74は第2レベル弁別部であり、抵抗分圧回路7
5で得られた基準電圧NLと出力信号Qとが電圧比較器
76でレベル比較され、出力信号Qのレベルが基準電圧
NLより低いレベル状態の場合に電圧比較器76の出力
線76Aのレベルが高レベル状態となる構成である。
【0042】電圧比較回路73、76の各出力線73
A、76Aはオアゲート77の入力に接続されており、
オアゲート77からは図7の(b)に示されるピーク検
知出力CPが出力される。
【0043】このようにして得られたピーク検知出力C
Pの各パルスの有意性をそのパルス幅に基づいてチェッ
クするため、ピーク検知出力CPは、クロックパルス発
生器78からのクロックパルスCLが計数パルスとして
入力されているカウンタ79に計数制御のための信号と
して入力されている。クロックパルスCLの周期は、ピ
ーク検知出力CPの各パルスの時間巾を測定しうるよう
に、比較的短い周期に設定されており、カウンタ79は
ピーク検知出力CPのレベルが低レベルから高レベルに
変化した時点からクロックパルスCPの計数を開始す
る。そしてその計数値が、所定の値Kに達した場合に出
力線79Aのレベルが高レベルとなる。この高レベル状
態は、ピーク検知出力CPのレベル高レベルから低レベ
ルに変化する時点まで継続する。したがって、カウンタ
79からは、図7の(c)に示す波形の有意パルス出力
OPが得られる。
【0044】図7から判るように、出力信号Qの最初の
正のピーク値のように、基準電圧レベルPLを僅かに越
えているものは、第1レベル弁別部71で弁別されたと
しても、カウンタ79の計数値を所定値にまで到達させ
ることができないので、有意パルス出力OPとして出力
されることがない。このように、本実施例では、出力信
号Qの各ピークのうち、所定の基準電圧のレベルにおけ
るその時間長さが所定値を越えているものを有意ピーク
であるとし、その有意ピークに対応した有意パルス出力
をカウンタ79から出力するように構成したものであ
る。
【0045】図8に戻ると、この有意パルス出力OPに
基づいて所定の時間当りにおける出力信号Qの有意変化
回数を計数するための回路が、タイマ80、アンドゲー
ト81、及びカウンタ82を図示の如く接続することに
よって構成されている。タイマ80は有意パルス出力O
Pが低レベルから高レベルに変化したことに応答してト
リガされ、所定のパルス時間巾MのタイマパルスTPを
出力する構成である。このパルス時間巾Mは、タイマパ
ルスTPが一旦出力された後は、その後入力される有意
パルス出力OPに影響されることがない。
【0046】タイマパルスTPはアンドゲート81にゲ
ートパルスとして入力されるほか、カウンタ82にも計
数制御のためのパルスとして入力される。カウンタ82
はタイマパルスTPの立上がりによりセットされて計数
可能な状態とされ、以後、パルス時間巾Mの間に発生し
た有意パルス出力OPのパルス数を計数する。したがっ
て、カウンタ82からは、そこでの計数値を示す計数出
力KSが所定時間当りの赤外線入力レベルの有意変化回
数を示すデータとして出力されることになる。
【0047】計数出力KSは、図6に示されるように、
その有意変化回数が予め定められた回数以上であるか否
かを判別し、予め定められた回数以上である場合に侵入
警報信号KHを出力する第1出力部53に入力されてい
る。
【0048】図9を参照すると、第1出力部53は比較
回路91と第1基準値設定器92とを有し、第1基準値
設定器92おいて設定された第1基準回数値データKK
が計数出力KSと比較される。この第1基準回数値デー
タKKの内容は、時間巾M内において何個の有意パルス
出力を計数した場合に侵入者有りと判断するのかの基準
値を示すものであり、実験により及び又は経験的に定め
られるものである。本実施例では4に定められている。
したがって、計数出力KSの内容が4となると比較回路
91からは一致出力ISが出力され、ワンショットマル
チバイブレータ93がこれによりトリガされ、侵入警報
信号KHが所定時間だけ出力される。
【0049】上記説明から判るように、パルス時間巾M
の値及び第1基準回数値データKKの値は、侵入者の検
知が正確に行われるよう、各種の実験データ及び経験に
基づいて適切な値に定めることができる。
【0050】図6に戻ると、本装置50は、侵入者の有
無の判別をより正確に行うことができるようにするた
め、赤外線入力レベルの所定時間当りにおける有意変化
回数が第1基準回数値データKKにより示される4回に
達していないが予め設定された期間内において所定数以
上の有意変化回数があった場合には、擬似警報信号を別
途出力する機能を有している。このため、本装置50で
は、計数出力KSに応答しその有意変化回数が2回に達
したか否かを識別する識別部54と、識別部54から出
力される有意変化回数が2回に達したことを示す識別出
力SSと侵入警報信号KHとに応答し擬似警報信号GK
を出力する第2出力部55とを備えている。
【0051】図10を参照すると、識別部54は、第2
基準設定器101から出力される第2基準回数値データ
KLと計数出力KSとが比較回路102によって比較さ
れる構成となっている。本実施例では、第2基準回数値
データKLの内容は2回に設定されているので、計数出
力KSの内容が2となったときに識別出力SSが出力さ
れる。
【0052】識別出力SSは、第2出力部55のフリッ
プ・フロップ111のセット入力Sに印加され、識別出
力SSの立上がりタイミングでフリップ・フロップ11
1がセットされ、その出力Qが高レベル状態となる。こ
れによりタイマ112が起動せしめられ、Dフリップ・
フロップ113のトリガが入力Tのレベルが低レベルか
ら高レベルに変化する。Dフリップ・フロップ113
は、直前の作動サイクル時にタイマ114によってリセ
ットされているので、その出力Qは低レベルのままであ
る。
【0053】ここで、所定時間当りの有意変化回数が4
に至らないうちにタイマ112において設定された時間
が経過してしまうと、フリップ・フロップ111の出力
Qが高レベル状態のままでタイマ112の出力が高レベ
ルから低レベルに変化し、Dフリップ・フロップ113
の出力Qは高レベル状態となる。この出力Qからの信号
は擬似警報出力GKとして出力されると共に、タイマ1
14に起動信号として印加される。タイマ114は起動
してから所定時間経過後にDフリップ・フロップ113
のリセット入力Rにリセット信号を与える。これによ
り、Dフリップ・フロップ113の出力Qが低レベルに
戻される。これと同時にその出力QAが高レベル状態と
され、オアゲート115を介してフリップ・フロップ1
11がリセットされる。
【0054】一方、識別出力SSが出力されてタイマ1
12が起動された後、タイマ112によって設定された
タイマ時間が終了するまでに所定時間当りの有意変化回
数が4に達し、侵入警報信号KHが出力された場合に
は、侵入警報信号KHがオアゲート115を介してフリ
ップ・フロップ111に印加され、フリップ・フロップ
111がリセットされてしまうので、擬似警報信号GK
が出力されることはない。
【0055】以上の説明から判るように、赤外線入力レ
ベルの所定時間当りの有意変化回数が4回に達した場合
には侵入警報信号KHが第1出力部53から出力され、
侵入者が検知されたことを知らせることができる。これ
に対し、その有意変化回数が2回にまで達したが4回ま
では達していない状態がタイマ112によって設定され
る所定時間継続されると、侵入者有りとは断言できない
が、小動物の入り込み等の何らかの異常が生じているこ
とを示す擬似警報信号GKが出力されることになる。
【0056】したがって、図1の実施例の場合と同様
に、これら2つの警報信号KH及びGKの発生状態を解
析することにより警戒区域内で生じている事象をかなり
の正確さで把握することができるので、これら2つの警
報信号KH及びGKに基づき侵入者有無の判断を適確に
行うことができる。
【0057】なお、赤外線入力レベルにおける有意変化
回数の検知方法、所定時間当り何回の有意変化回数があ
っ場合に警報出力を発生させるのか、及び擬似警報出力
の発生のための条件等は、本実施例中の記載に限定され
るものではなく、適宜に変更してもよいことは勿論であ
る。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、侵入者の
有無の判別のために、赤外線−電気変換部からの出力の
レベルを第1基準レベル及び第2基準レベルと夫々比較
し、侵入者による赤外線放射レベルよりも低い赤外線放
射源の存否をも判別しうるようにしたので、2種類の判
別出力に基づいてより正確に侵入者の有無を判別するこ
とができる。
【0059】また、予め設定された複数の監視視野から
の赤外線入力レベルの所定時間当りの有意変化回数に基
づいて侵入者検知を行う構成において、侵入者有りと判
別するための有意変化回数に満たない所定の状態が所定
の時間継続した場合に擬似検知情報を出力するようにし
たので、警戒領域において生じている低レベル赤外線放
射状況をこれにより把握することができる。したがっ
て、この場合にも、第1及び第2出力手段からの各情報
内容を考慮することによって、より正確に侵入者の有無
を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受動型赤外線検知装置の一実施例
を示すブロック図。
【図2】図1に示した赤外線センサユニットからの出力
電圧の変化の様子の一例を示す電圧波形図。
【図3】図1に示す処理回路の詳細回路図。
【図4】小動物が入り込んだ場合の図1に示す赤外線セ
ンサユニットの出力電圧の変化の様子の一例を示す電圧
波形図。
【図5】図3に示した処理回路の動作を説明するための
各部の信号の波形図。
【図6】本発明による受動型赤外線検知装置の他の実施
例を示すブロック図。
【図7】図6に示す受動型赤外線検知装置の作動を説明
するための各部の信号の波形の一例を示す波形図。
【図8】図6に示した計測部の回路図。
【図9】図6に示した第1出力部の詳細ブロック図。
【図10】図6に示した識別部及び第2出力部の詳細構
成を示す詳細ブロック図。
【符号の説明】
10、50 受動型赤外線検知装置 11、51 赤外線−電気変換部 12 処理回路 22 赤外線センサユニット 30 第1判別部 40 第2判別部 52 計測部 53 第1出力部 54 識別部 55 第2出力部 GK 擬似警報出力 HL 侵入検知信号 KH 警報出力 OL 低レベル赤外線検知信号 P、Q 出力信号 X 侵入者 Y 小動物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された監視視野からの入力赤外
    線レベルに応じた電気的出力を得るための赤外線−電気
    変換部と、該赤外線−電気変換部からの出力信号を処理
    し侵入者の有無を判別するための情報を出力する信号処
    理部とを備えて成る受動型赤外線検知装置において、 前記信号処理部が、 前記出力信号のレベルを侵入者検知のための第1基準レ
    ベルと比較し侵入者の有無を示す第1判別情報を出力す
    る第1判別部と、 前記出力信号のレベルを前記第1基準レベルと異なる第
    2基準レベルと比較し侵入者からの赤外線放射レベルよ
    りも低い所定の低レベル以上の赤外線入力の有無を示す
    第2判別情報を出力する第2判別部とを備えたことを特
    徴とする受動型赤外線検知装置。
  2. 【請求項2】 予め設定された複数の監視視野からの入
    力赤外線レベルに応じた電気的出力を得るための赤外線
    −電気変換部と、該赤外線−電気変換部からの出力信号
    に応答し所定時間当たり赤外線入力レベルの有意変化回
    数を計測する計測手段と、該計測手段に応答し前記有意
    変化回数が所定回数以上である場合に侵入検知情報を出
    力する第1出力手段とを備えて成る受動型赤外線検知装
    置において、 前記計測手段に応答し前記有意変化回数が前記所定回数
    よりは少ない所定のレベルに達したか否かを識別する識
    別手段と、 該識別手段と前記第1出力手段とに応答し前記有意変化
    回数が前記所定のレベルに達してから予め定められた時
    間内に前記侵入検知情報が出力されなかった場合に擬似
    侵入検知情報を出力する第2出力手段とを備えたことを
    特徴とする受動型赤外線検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007170970A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Mitsubishi Electric Corp 検知装置及び照明制御装置
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KR20140082726A (ko) * 2011-10-28 2014-07-02 브람세 인스텔링 부르 테크놀로지스크 온데르죄크(비토) 엔브이 감시 영역 내의 객체의 존재를 검출하는 적외선 존재 검출기

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