JP4393906B2 - 炎感知器 - Google Patents
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前記炎判定手段は、前記所定の炎判定処理として、前記記憶手段に記憶された前記第1増幅部及び前記第2増幅部における半波形データの積分値の相対比による炎判定を少なくとも行い、前記所定の炎判定処理とは異なる炎判定処理として、前記相対比による炎判定を行わずに、前記記憶手段に記憶された前記第1増幅部における複数の半波形データを用いて、所定時間内の前記複数の半波形データにおける増幅出力信号のサンプリング個数のそれぞれが炎の揺らぎ周波数に相当する範囲内でばらついていることにより、炎が発生していると判別する、炎判定を少なくとも行う。
前記炎判定手段は、前記所定の炎判定処理として、前記記憶手段に記憶された前記第1増幅器群及び前記第2増幅器群における半波形データの積分値の相対比による炎判定を少なくとも行い、前記所定の炎判定処理とは異なる炎判定処理として、前記相対比による炎判定を行わずに、前記記憶手段に記憶された前記第1増幅部における複数の半波形データを用いて、所定時間内の前記複数の半波形データにおける増幅出力信号のサンプリング個数のそれぞれが炎の揺らぎ周波数に相当する範囲内でばらついていることにより、炎が発生していると判別する、炎判定を少なくとも行う。
図1は本発明の実施形態1に係る炎感知器の構成を示すブロック図である。なお、この炎感知器は例えば建物の室内、船舶等の移動体の室内等の風速の小さな箇所に配置されるものとする。この炎感知器は、光学波長フィルタ11及び焦電センサ12からなる赤外線センサ13を備えており、この赤外線センサ13はCO2共鳴放射の波長帯域(例えば4.5μm)の赤外線を受光して電気信号に変換して増幅器14に出力する。この増幅器14及びそれに後続するバンドパスフィルタ15は増幅部16を構成しており、増幅器14で増幅された信号はバンドパスフィルタ15でフィルタ処理されて、後述のように、炎のゆらぎ成分の周波数帯域の信号が出力される。バンドパスフィルタ15の出力は半波整流器17により半波整流されてマイクロプロセッサ30に入力する。また、この炎感知器は、光学波長フィルタ21及び焦電センサ22からなる赤外線センサ23を備えており、この赤外線センサ23はCO2共鳴放射の波長帯域に隣接した帯域(例えば5.0μm)の赤外線を受光して電気信号に変換して増幅器24に出力する。この増幅器24及びそれに後続するバンドパスフィルタ25は増幅部26を構成しており、増幅器24で増幅された信号はバンドパスフィルタ25でフィルタ処理されて炎のゆらぎ成分の周波数帯域の信号が出力される。バンドパスフィルタ25の出力は半波整流器27により半波整流されてマイクロプロセッサ30に入力する。なお、増幅器14,24はその感度ゲインが複数段階に切替可能に構成されているものとする。
図2は本実施形態1の増幅部16のゲインと従来の増幅部のゲインとの対比を示した特性図である。従来の増幅部は周波数に対して幅広なゲイン特性を有し、また、その中心周波数が概ね6Hz〜8Hzに設定されているが、本実施形態の増幅部16はその配置箇所が室内に特化されているので、そのゲイン特性は周波数に対して幅狭なゲイン特性となっており、また、その中心周波数が2Hz〜5Hzの範囲に設定されている。以下、このようなゲイン特性にした理由を説明する。
(1)CPU32は、上記のフラグ(飽和)がセットされてない(データDAが飽和していない)場合には、RAM33に記憶された同時刻における増幅部16及び増幅部26における波形データセットHDA及びHDBに対して、以下の(a)〜(c)に示す複数の炎判定条件による炎判定を行って、複数の炎判定条件を満たした場合に炎が発生したと判定する。
(a)増幅部16の波形データセットHDAの積分値が第1の所定のしきい値以上。なお、波形データセットHDAの積分値とは、例えば、波形データセットHDA1においては、この波形データセットHDA1を構成するデータDA1〜DA7の加算値である。
(b)増幅部16及び増幅部26における波形データセットHDA及びHDBの積分値の相対比が第2の所定のきい値以上。なお、波形データセットHDA及びHDBの積分値の相対比とは、例えば、波形データセットHDA1及びHDB1においては、この波形データセットHDA1を構成するデータDA1〜DA7の加算値と、この波形データセットHDB1を構成するデータDB1〜DB7の加算値との比である。
(c)増幅部16における波形データセットHDAのサンプリング個数が炎の揺らぎ周波数に相当する範囲内である。
(2)CPU32は、上記のフラグ(飽和)がセットされている(データDAが飽和している)場合には、RAM33に記憶された増幅部16の波形データセットHDAを用いて、その周期が炎の揺らぎ周波数に相当する範囲内であるか否かによって炎判定を行う。なお、波形データセットHDAの周期の算出には波形データセットHDAのサンプリング個数が用いられる。
図9は本発明の実施形態2に係る炎感知器の構成を示したブロック図である。この炎感知器は、図1の増幅器14及び24がそれそれ複数の直列に接続された増幅器14a〜14c及び増幅器24a〜24cからそれぞれ構成されている。
なお、上述の実施形態2においては増幅器を3個直列に配置した例について説明したが、その個数を複数個であれば任意である。また、ゲインの異なる増幅器を複数並列に配置してもよい。また、炎の判別方法についても上記の例に限定されるものではなく、赤外線センサ13及び/又は23の出力を用いて適宜判断すればよい。また、図6において、半波整流器17,27により負電圧側を整流した例について説明したが、正電圧側を整流してもよい。
Claims (2)
- CO2共鳴放射の波長帯域の赤外線を受光して電気信号に変換して出力する第1赤外線センサと、
該第1赤外線センサからの出力信号を所定の感度ゲインにより増幅して出力する第1増幅部と、
前記CO2共鳴放射の波長帯域近傍の赤外線を受光して電気信号に変換して出力する第2赤外線センサと、
該第2赤外線センサからの出力信号を所定の感度ゲインにより増幅して出力する第2増幅部と、
前記第1増幅部及び第2増幅部からの増幅出力信号をサンプリングするサンプリング手段と、
該サンプリング手段によりサンプリングされた前記第1増幅部からの増幅出力信号の飽和状態を検出する飽和状態検出手段と、
前記第1増幅部及び第2増幅部の所定の感度ゲインをそれぞれ複数段階に切換制御し、前記飽和状態検出手段が前記飽和状態を検出した場合に、前記第1増幅部及び第2増幅部の所定の感度ゲインを連動して低感度側の最適な感度ゲインに切換制御する感度ゲイン切換制御手段と、
前記最適な感度ゲインに切換制御された状態において、前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記第1増幅器及び第2増幅部からの増幅出力信号に基づいて、所定の炎判定処理を行う炎判定手段と、
を備えた炎感知器において、
前記感度ゲイン切換制御手段が、前記第1増幅部及び第2増幅部を最低感度ゲインに切換制御した状態で、前記飽和状態検出手段が、前記第1増幅部からの増幅出力信号の飽和状態を検出した場合には、前記炎判定手段は、前記所定の炎判定処理とは異なる炎判定処理として、前記第1増幅部からの増幅出力信号の波形データの周期が炎の揺らぎ周波数に相当する範囲内であるか否かによる炎判定を少なくとも行うものであり、
前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記第1増幅部からの増幅出力信号が取り込みレベル以上となったときから、該取り込みレベル未満となる前までにサンプリングされた前記第1増幅部及び第2増幅部からの1群の増幅出力信号をそれぞれの半波形データとして記憶する記憶手段を備え、
前記炎判定手段は、
前記所定の炎判定処理として、前記記憶手段に記憶された前記第1増幅部及び前記第2増幅部における半波形データの積分値の相対比による炎判定を少なくとも行い、
前記所定の炎判定処理とは異なる炎判定処理として、前記相対比による炎判定を行わずに、前記記憶手段に記憶された前記第1増幅部における複数の半波形データを用いて、所定時間内の前記複数の半波形データにおける増幅出力信号のサンプリング個数のそれぞれが炎の揺らぎ周波数に相当する範囲内でばらついていることにより、炎が発生していると判別する、炎判定を少なくとも行うことを特徴とする炎感知器。 - CO2共鳴放射の波長帯域の赤外線を受光して電気信号に変換して出力する第1赤外線センサ、及び前記CO2共鳴放射の波長帯域近傍の赤外線を受光して電気信号に変換して出力する第2赤外線センサからなる1対のセンサと、
該1対のセンサの出力信号をそれぞれ増幅して、複数段階の感度ゲインにおける増幅出力信号をそれぞれ出力可能な第1増幅器群及び第2増幅器群からなる1対の増幅器群と、
前記1対の増幅器群からの増幅出力信号をサンプリングするサンプリング手段と、
該サンプリング手段によりサンプリングされた前記第1増幅器群からの複数段階の感度ゲインにおける増幅出力信号の飽和状態をそれぞれ検出する飽和状態検出手段と、
該1対の増幅器群からの複数段階の感度ゲインにおける増幅出力信号のうち、同一段階の増幅出力信号同士に基づいて、所定の炎判定処理を行う炎判定手段と、
を備えた炎感知器において、
前記飽和状態検出手段が、前記第1赤外線センサ側の最低感度ゲインにおける増幅出力信号の飽和状態を検出した場合には、前記炎判定手段は、前記所定の炎判定処理とは異なる炎判定処理として、前記第1増幅器群からの増幅出力信号の波形データの周期が炎の揺らぎ周波数に相当する範囲内であるか否かによる炎判定を少なくとも行うものであり、
前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記第1増幅器群からの増幅出力信号が取り込みレベル以上となったときから、該取り込みレベル未満となる前までにサンプリングされた前記第1増幅器群及び第2増幅器群からの1群の増幅出力信号をそれぞれの半波形データとして記憶する記憶手段を備え、
前記炎判定手段は、
前記所定の炎判定処理として、前記記憶手段に記憶された前記第1増幅器群及び前記第2増幅器群における半波形データの積分値の相対比による炎判定を少なくとも行い、
前記所定の炎判定処理とは異なる炎判定処理として、前記相対比による炎判定を行わずに、前記記憶手段に記憶された前記第1増幅部における複数の半波形データを用いて、所定時間内の前記複数の半波形データにおける増幅出力信号のサンプリング個数のそれぞれが炎の揺らぎ周波数に相当する範囲内でばらついていることにより、炎が発生していると判別する、炎判定を少なくとも行うことを特徴とする炎感知器。
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