JP4667515B2 - ベーパガソリン回収装置、及びベーパガソリン回収方法 - Google Patents

ベーパガソリン回収装置、及びベーパガソリン回収方法 Download PDF

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Description

本発明は、気化したガソリン(以下ベーパガソリンと呼ぶ)を回収するための装置、及び方法に関するものである。
車のガソリンタンク内部では、ガソリンが使用され少量になると、下部にガソリン液が存在し、その上部に気化したガソリンが飽和状態で存在する状況になる。従って、ガソリンスタンドでガソリンを給油する際、ガソリンタンクとほぼ同容量のベーパガソリンが追い出され、大気中に放出されてしまう。
しかし、車のガソリンタンク内に存在していたベーパガソリンをそのまま大気へ放出することは、光化学スモッグの主原因とされ、人体に悪影響を及ぼすという問題がある。
この対策として、特開昭51−34209号公報には、炭素数1〜4の炭化水素ガスの少なくとも1種をベーパガソリンに混合した後、この混合ガスを4kgf/cmまで圧縮機で圧縮し、その後に冷却器で冷却することで回収する方式が開示されている。
この特開昭51−34209号公報に示すガソリン回収装置では、安全性確保の観点から炭化水素ガスをベーパガソリンに混合している。しかし、この炭化水素ガス自体も可燃性であり、炭化水素ガスに対する安全対策を施す必要があった。また、回収したガソリンには炭化水素が混入しているのでガソリンの品質が低下しており、そのまま再使用することが難しいという問題があった。さらに、4kgf/cmまでベーパガソリンを加圧するには、大きな圧縮機が必要となり、コストアップにつながるという問題があった。
特開昭51−34209号公報
この発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、小型で簡単な装置でなおかつ安全で効率良くガソリンを回収でき、さらに、回収したガソリンを再使用することができる安価な装置、方法を提供することを目的としている。
本願に係るベーパガソリン回収装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された冷媒を減圧させる絞り装置と、減圧した冷媒を蒸発させる蒸発器とを備えた閉回路と、車のガソリンタンク内のベーパガソリンを吸込み、蒸発器と熱交換させ、冷却させることでベーパガソリンを液化するベーパガソリン液化回路と、車のガソリンタンク内に挿入され、ガソリンタンク内のベーパガソリンを吸い込むベーパガソリン回収用ホースとベーパガソリン液化回路とを接続する配管に設けられた第1の開閉弁と、ベーパガソリン液化回路の圧力を検知する圧力検知手段と、第1の開閉弁の開閉制御をする制御装置とを有し、制御装置は、第1の開閉弁を開いた後、圧力検知手段で検知された圧力が第1の所定値を超えた場合に、第1の開閉弁を閉じることを特徴とする
この発明により、小型で簡単な装置でなおかつ安全で効率良くガソリンを回収でき、さらに、回収したガソリンを再使用することができる安価な装置、方法を提供することができる。
ガソリン回収方法を示すフローチャートである。 参考例1のガソリン回収装置の構成図である。 ブライン温度とガソリン回収率との関係を示す図である。 ベーパガソリン凝縮容器の別の構成を示す構成図である。 参考例2のガソリン回収装置の構成図である。 循環ユニット内圧力とガソリン回収量との関係を示す図である。 参考例3のガソリン回収装置の構成図である。 運転時間とガソリン回収量との関係を示す図である。 運転時間と循環ユニット内圧力との関係を示す図である。 参考例3のガソリン回収方法を示すフローチャートである。 参考例4のガソリン回収方法を示すフローチャートである。 参考例4のガソリン回収装置の構成図である。 実施の形態のガソリン回収装置の構成図である。
参考例1
本発明のガソリン回収では、大きく分けて三つの工程でガソリンを回収する。第1図は、その工程を示すフローチャートである。
第1図では、まず、ガソリンスタンドで車にガソリンを給油する際、ガソリンタンクの下部には液体のガソリン、その上部には飽和のベーパガソリンが存在しているので、ガソリンタンクに存在しているベーパガソリンをガソリンの給油と同時に吸引して、ガソリン回収装置内に送り込み、回収装置内の圧力を上昇させて、ベーパガソリンが凝縮しやすい状態を作り出す吸引工程を行なう(ステップ(以下、「S」とする)1)。
次に、ガソリン回収装置内に吸引したベーパガソリンを、回収装置内で循環させて液化する、具体的には、ガソリン回収装置内の冷却媒体とベーパガソリンとを熱交換させることでベーパガソリンを冷却し、凝縮・液化したガソリンと気体のベーパガソリンとを分離した後、気体のベーパガソリンは、再度冷却媒体と熱交換させて冷却させることを繰り返し、回収したベーパガソリンを液体のガソリンにする凝縮工程を行なう(S2)。
次に、ガソリン回収装置内でのベーパガソリンの循環を停止させ、液化したガソリンをガソリン回収タンクに排出する排出工程を行なう(S3)。
次に、参考例1におけるガソリン回収装置の構成を第2図に基づき説明する。
第2図中、ガソリン回収装置は、熱源ユニット1と循環ユニット2とで主に構成される。また、熱源ユニット1は、圧縮機3と、凝縮器4と、絞り装置5と、蒸発器6とを配管接続させた第1の閉回路と、蒸発器6を収容したタンク7と、ポンプ8と、ガソリン凝縮器9とを配管接続させた第2の閉回路とを有している。なお、第1の閉回路内には冷媒が流動しており、この冷媒として、可燃性の無いHFC冷媒(例えばR404A、R410A、R407C等)や自然冷媒(例えばCO等)が用いられている。また、第2の閉回路内には不凍液(例えば、ブライン(エチレングリコール))が循環している。なお、0度以上でベーパガソリンを凝縮させる時は水を用いても良い。
循環ユニット2は、循環ポンプ10と、容器11と、ガソリン凝縮器9を収容したベーパガソリン凝縮容器12と、第2開閉弁14とを配管接続させた循環回路を有し、さらに、ガソリンタンク内に挿入され、ベーパガソリンを吸引するベーバガソリン回収用ホースと循環回路を接続する配管に設けられた第1開閉弁13と、ベーパガソリン凝縮容器12の下部と、ガソリンスタンドの地下等に配置されるガソリン回収タンクとを接続する配管に設けられた第3開閉弁15とを有している。なお、循環ポンプ10の動作、第1開閉弁13と、第2開閉弁14と、第3開閉弁15の開閉動作は、制御装置16により制御される。
次に、熱源ユニット1での動作について説明する。圧縮機3で圧縮された高温・高圧のガス冷媒は凝縮器4で熱を放出し、液の状態となる。液の状態となった冷媒は絞り装置5で減圧され、低温・低圧の気液二相冷媒となり、蒸発器6へと流れ込む。蒸発器6では、気液二相冷媒は、タンク7内のブラインから熱を吸収し、ガス冷媒となって、圧縮機3へ吸引される。なお、17は、冷媒の流れを示している。
また、タンク内7のブラインは、蒸発器6内の冷媒に熱を供給することで冷やされ、この冷やされたブラインはポンプ8によって、ガソリン凝縮器9へ搬送される。そして、ガソリン凝縮器9内のブラインは、ベーパガソリン凝縮容器12に存在するベーパガソリンと熱交換を行ない、ベーパガソリンから熱を吸収することで温度が上昇する。その後、このブラインは、ポンプ8により再びタンク7に送られ、冷却される。なお、18はブラインの流れを示している。
次に、循環ユニット2での動作について説明する。
まず、第1の開閉弁13を開き、ベーパガソリン回収用ホースが接続される上流側よりベーパガソリンが吸引され、容器11に溜め込まれる。なお、この時、第3の開閉弁15は閉、第2の開閉弁14は閉状態である。次に、ベーパガソリンの吸引が完了すると、制御装置16は、第1開閉弁13を閉、第2開閉弁14を開、第3開閉弁15を閉にした後に、循環ポンプ10を稼動させ、ベーパガソリンを循環ユニット2内で循環させる。なお、19は、ベーパガソリンの流れを示している。この循環では、循環ポンプ10を出たベーパガソリンは容器11を通った後、ベーパガソリン凝縮容器12に送られ、ベーパガソリン凝縮容器12内で、ガソリン凝縮器9内のブラインと熱交換して冷却され、一部が液化する。なお、液化したガソリンは、ベーパガソリン凝縮容器12の底部に溜まることになる。一方、凝縮しなかったベーパガソリンは第2開閉弁14を通り、循環ポンプ10に吸引された後、再び、ベーパガソリン凝縮容器12に送られ、冷却させることとなる。なお、この循環が行なわれることで、ベーパガソリンの濃度が時間と伴に低下することになる。
その後、制御装置16は、所定時間経過後に循環ポンプ10の動作を停止させ、第3の開閉弁15を開にする。すると、ベーパガソリン凝縮容器12より液化し、下部に溜まったガソリンは、液ヘッドを利用してガソリン回収タンクに排出される。
このようにすることで、ベーパガソリンを液化し、ガソリンとして回収できることとなる。
次に、循環ポンプ10でベーパガソリンを閉回路内で循環させる理由について説明する。ベーパガソリンを循環させると、ベーパガソリン凝縮容器12内のガソリン凝縮器9との接触時間が長くなり、また、ある程度ガス流速が確保されているので、ベーパガソリンを循環させない場合に比較して熱伝達率を著しく向上させることができ、回収時間の低減を図り、非常に効率が良くなる。
第3図は、第2図に示すガソリン回収装置によるガソリン回収性能のシミュレーション結果を示すグラフである。なお、第3図では、横軸はブラインの温度、縦軸はガソリン回収率(液化したガソリン量(g)/回収したガソリン量(g))を示している。この第3図からわかるように、ブラインの温度が低いほど、ガソリンの回収率は上昇する。これは、ブライン温度を低くすると、ガソリンの蒸気分圧が小さくなるからであり、例えば、ブラインの温度を−10度程度にすることにより、今まで大気に放出されていたガソリンの約90%以上は回収することが可能となる。
このように、ベーパガソリンを循環ポンプ10で循環させ、ガソリン凝縮器9にて液化することで、回収時間を大幅に削減できる。
また、熱源機に蒸気圧縮式冷凍サイクル装置を用いることで、−10度程度の温度帯を効率的かつ容易に得ることができるとともに、負荷変動への追従も良くできる。
さらに、熱源ユニット1の冷媒として、可燃性の無いHFC冷媒や自然冷媒を用いているので、環境への負荷を小さくできるとともに、火気厳禁のガソリンスタンドでの安全性も確保できる。
なお、第2図では、ベーパガソリンの流れ方向はガソリン凝縮容器12の下から上にしていたが、第4図のように上か下に流す様にしても良い。このようにすれば、凝縮・液化したガソリンが下方へスムーズに流れ、ベーパガソリン凝縮の効率が良くなると伴に、ガソリン凝縮容器12の気液分離効率も上昇する。
参考例2
第5図は、参考例2におけるガソリン回収装置を示す構成図であり、第2図に示すガソリン回収装置の循環ユニット2のベーパガソリン凝縮容器12と第3の開閉弁15との間に、圧力検知手段20を設けたものである。なお、第5図中、第2図と同じ構成、又は同等の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
第6図は、循環ユニット内2の圧力とガソリン回収率との関係をシミュレーションした結果を示すグラフである。なお、第6図では、横軸は循環ユニット内の圧力、縦軸はガソリン回収率(液化したガソリン量(g)/回収したガソリン量(g))を示している。また、循環ユニット内2の圧力は、循環ユニット2内の容積を変化されることにより、変化させている。この第6図では、例えば、大気圧下(約1kgf/cmabs)のベーパガソリン70リットルを、容積が35リットルの循環ユニット2に封入すると、循環ユニット内2の圧力は容積が半分になったので、2(kgf/cmabs)となる。
この第6図から、循環ユニット2の圧力を高くする程、ガソリン回収率は上昇する傾向がわかる。従って、循環ユニット内2の圧力をできるだけ高くなるように、ベーパガソリンを循環ユニット内に、循環ポンプ10で送り込めばガソリンの回収率はよくなる。
しかし、ベーパガソリンは加圧されると引火温度は低下し、その危険度は増大するため消防法により、その圧力は0.2MPa以下に規制されている。従って、本実施の形態では、圧力検知手段20を設け、0.2MPaに圧力を抑える制御を行っている。
具体的には、まず、第1の開閉弁13は開状態、第2開閉弁14は閉状態、第3開閉弁15は閉状態にし、循環ポンプ10により、循環ユニット2にベーパガソリンが送り込まれ、徐々に循環ユニット内の圧力が上昇し、ついには第1の所定圧力(0.2MPa以下)になる。制御装置16は、圧力検知手段20により検知した値が第1の所定値を超えることを認識すると、第1開閉弁13を開から閉状態、第2開閉弁14は閉から開状態、第3開閉弁15は閉状態のままとし、循環ポンプ10を稼動させ、ベーパガソリンを循環ユニット2内で循環させる。このように開閉弁を制御することで、所定圧力以下でベーパガソリンを循環させ、回収を行うことが可能となる。
参考例3
第7図は、参考例3におけるガソリン回収装置を示す構成図であり、第5図に示すガソリン回収装置の循環ユニット2に、圧力検知手段20で検出した圧力に基づき、圧力のサチュレートを判別するための演算装置21を設けたものである。なお、第7図中、第5図と同じ構成、又は同等の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
次に、ガソリン回収完了の判断方法を説明する。第8図は、運転時間とガソリン回収量との関係を示すグラフ、第9図は、運転時間と循環ユニット内2の圧力との関係を示グラフである。第8図では、約3分間、運転するとガソリン回収量はサチュレートし、第9図では、約3分間、運転すると循環ユニット内2の圧力もサチュレートすることから、循環ユニット内2の圧力とガソリン回収量とには相関があることが分かる。従って、圧力検知手段20にて循環ユニット内2の圧力を検知し、圧力に変化が無くなれば回収完了と判断することができる。
この考えに基づき、ガソリン回収を行なう方法、すなわち、第1図の凝縮工程での動作につき、第10図のフローチャートに基づき説明する。
まず、第1の開閉弁13は閉、第2の開閉弁14は開、第3の開閉弁15は閉の状態で、循環ポンプ10を始動させる(S10)。
次に、圧力検知手段20で、循環ユニット2内の時間tでの圧力P(t)を検知し、演算装置21に記憶される(S11)。次に、予め定めた時間:T秒待ち(S12)、循環ユニット2内の時間t+Tでの圧力P(t+T)を検知し(S13)、演算装置21にて、ΔP=P(t)−P(t+T)の演算を行なう(S14)。次に、制御装置16は、このΔPが第2の所定値εより小さいか否かを判定する(S15)。このS15で、ΔPがεより小さいと判定された場合には、圧力はサチュレートとしていると判断でき、制御装置16は循環ポンプ10の稼動を停止する(S16)。なお、S15で、小さくないと判定された場合には、S11に戻る。
このような制御を行うことで、効率良くガソリンを回収できるだけではなく、安全性も十分に確保することができる。
参考例4
ガソリンタンク内のベーパーガソリンは、本来は、ユーザの所有物と考えられるので、回収したガソリンと同量のガソリン、或は、回収したガソリンに見合う金額を返還することを考える必要があり、その場合には、第11図のフローチャートに示すように、S3の次に、回収したガソリンの量を測定する回収量測定工程(S4)が必要となる。
第12図は、この参考例4のガソリン回収装置を示す構成図であり、第7図のガソリン回収装置において、第3開閉弁15の出口方向(ガソリン回収タンク側)に、ガソリン回収量を測定する流量計22を設けたものである。
このようにすることで、ベーパガソリン凝縮容器12よりガソリン回収タンクに排出されるガソリンの流量を測定でき、回収したガソリンに見合った分の料金を割り引く、あるいはガソリンの追加をすることができる。
なお、流量計22の変わりに、重量計を設け、回収したガソリンの重量を測定するようにしても当然によい。
また、この流量計22にコンピュータを接続させ、流量計22で計測した流量に基づき自動的に返金額を計算させるようにしてもよく、また、ガソリン給油機に連動させ、自動的に計測した流量に対応するガソリンを追加給油するようにしてもよい。
実施の形態1
第13図は、実施の形態1におけるガソリン回収装置の構成を示す図である。このガソリン回収装置では、ブラインでベーパガソリンを冷却するのではなく、直接、冷媒でベーパガソリンを冷却する方式を採用している。
第13図中、熱源ユニット1は、圧縮機3と、凝縮器4と、絞り装置5と、ガソリン凝縮器9とを配管接続させた閉回路を有し、冷媒としてHFC冷媒(例えばR404A、R410A、R407C等)や自然冷媒(例えばCO等)が用いられている。循環ユニット2は、循環ポンプ10と、容器11と、ベーパガソリン凝縮容器12と、第1開閉弁13と、第2開閉弁14と、第3開閉弁15とが配管接続されている。さらに、循環ポンプ10の動作、第1開閉弁13と、第2開閉弁14と、第3開閉弁15の開閉動作は、制御装置16により制御される。
この循環ユニット2の制御や動作は、第2図に記載したものと同様である。
熱源ユニット1では、圧縮機3で圧縮された高温・高圧のガス冷媒は凝縮器4で熱を放出し、液の状態となり、その後、絞り装置5で減圧され、低温・低圧の気液二相冷媒となり、ガソリン凝縮器9へと流れ込む。ガソリン凝縮器9では、この気液二相冷媒がベーパガソリン凝縮容器12のベーパガソリンから熱を吸収し、ガス冷媒となって、圧縮機3へ吸引される。また、ベーパガソリン凝縮容器12のベーパガソリンは熱を奪われ、凝縮・液化する。
このように、熱源ユニット1の冷媒と、循環ユニット2のベーパーガソリンとをブラインを介さずに、直接熱交換させてもよく、このようにすることで機器構成を簡単にできる。
なお、第13図の循環ユニット2でも、第5図に示すように圧力検出手段20を設けて制御を行なう、第7図に示すように演算装置21を設けて制御を行なう、第12図に示すように流量計22でベーパガソリンの回収量を測定するようにしても当然によい。
以上のように、この発明は、ガソリンスタンド等に設置し、車のガソリンタンクのペーバーガソリンを回収する装置として、有用である。
1 熱源ユニット、2 循環ユニット、3 圧縮機、4 凝縮器、5 絞り装置、6 蒸発器、7 タンク、9 ガソリン凝縮器

Claims (4)

  1. 車のガソリンタンク内のベーパガソリンを吸込み、吸込んだ前記ベーパガソリンを冷却して液化させるベーパガソリン回収装置であって、
    冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された前記冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された前記冷媒を減圧させる絞り装置と、前記減圧した冷媒を蒸発させる蒸発器とを備えた閉回路と、
    車のガソリンタンク内のベーパガソリンを吸込み、前記蒸発器と熱交換させ、冷却させることで前記ベーパガソリンを液化するベーパガソリン液化回路と、
    前記車のガソリンタンク内に挿入され、前記ガソリンタンク内のベーパガソリンを吸い込むベーパガソリン回収用ホースと前記ベーパガソリン液化回路とを接続する配管に設けられた第1の開閉弁と、
    前記ベーパガソリン液化回路の圧力を検知する圧力検知手段と、
    前記第1の開閉弁の開閉制御をする制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、前記第1の開閉弁を開いた後、前記圧力検知手段で検知された圧力が第1の所定値を超えた場合に、前記第1の開閉弁を閉じることを特徴とするベーパガソリン回収装置。
  2. 第1の所定値は0.2MPa以下であることを特徴とする請求項に記載のベーパガソリン回収装置。
  3. 液化したガソリンの量を測定する測定手段を備えた請求項1または2のいずれか1項に記載のベーパガソリン回収装置。
  4. 冷媒は、R404A、R410A、R407C、またはCO であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のベーパガソリン回収装置。
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