JP3843271B2 - ガソリンベーパ回収装置 - Google Patents

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Description

この発明は、気化したガソリン(以下ガソリンベーパと呼ぶ)を回収するためのガソリンベーパ回収装置に関するものである。
ガソリンスタンドで給油する際、車のガソリンタンク内部は下部にガソリン液が存在し、その上部に気化したガソリンベーパが飽和状態で存在している。ガソリンをガソリンタンクに給油すると、ガソリンタンクとほぼ同容量のガソリンベーパが追い出され、回収されることなく大気へ放出されていた。しかし、車のガソリンタンク内に存在していたガソリンベーパをそのまま大気へ放出することは、光化学スモッグの主原因とされ、人体に悪影響を及ぼすという問題がある。
従来はこの問題に対応するため、炭素数1〜4の炭化水素ガスの少なくとも1種をガソリンベーパに混合した後、この混合ガスを4kgf/cm2まで圧縮機で圧縮し、その後に冷却器で冷却することで回収するガソリン回収装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭51−34209号公報(第1頁〜第2頁)
しかし、従来のガソリンベーパ回収装置では、ガソリンベーパを4kgf/cm2まで加圧するには大きな圧縮機が必要となり、これがコストアップに繋がるという問題があった。また安全性を確保するために、炭化水素をガソリンベーパに混合しているが、炭化水素は可燃性があるので、炭化水素に対しても安全対策を施す必要が発生し、その分、コストアップに繋がるという問題があった。さらに、炭化水素のコストも掛かる。また、回収したガソリンを再利用する際に、炭化水素が混入し、ガソリンの品質が低下するという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、小型で簡単な装置でなおかつ安全で効率良くガソリンを回収できるガソリンベーパ回収装置を安価に提供すること目的としている。さらに回収したガソリンを再利用することも目的としている。
さらに、冷却時に発生する伝熱管への霜の付着を解決することも目的としている。
また、オゾン層破壊防止や地球温暖化防止の観点から、ガソリンベーパを冷却するための熱源機には、可燃性の無いHFC冷媒や自然冷媒を用い、環境負荷の低減も目的としている。
この発明のガソリンベーパ回収装置は、ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するものにおいて、
圧縮機、凝縮器、第一絞り装置、第二絞り装置、第一蒸発器、第二蒸発器、蒸発圧力調整手段接続され、閉回路を形成しており、蒸発圧力調整手段が第一蒸発器の下流に設けられた熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一蒸発器、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二蒸発器は、互いに熱交換できる構造とし、
熱源ユニットにおいて、第一蒸発器の蒸発温度を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器の蒸発温度を0℃より低い温度で制御するものである。
また、第一蒸発器と第一ガソリン凝縮器は水または不凍液を介して熱交換し、水または不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器の蒸発温度は0℃より低い温度で制御するものである。
また、第一蒸発器と第一ガソリン凝縮器は水または第一不凍液を介して熱交換し、水または第一不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器と第二ガソリン凝縮器は第二不凍液を介して熱交換し、第二不凍液は0℃より低い温度で制御するものである。
また、液化ユニットにおいて、気液分離器と第二ガソリン凝縮器の間に、所定の圧力に到達すると開いてガソリンベーパを大気に放出する開閉手段を備えたものである。
また、液化ユニットにおいて、第二ガソリン凝縮器の下流に圧力調整手段を備えたものである。
また、液化ユニットにおいて、所定時間に到達すると、第二ガソリン凝縮器の除霜運転を行うものである。
また、液化ユニットにおいて、第二ガソリン凝縮器より下流に圧力検知手段を備え、所定値以下に圧力を検知すると第二ガソリン凝縮器の除霜運転を行うものである
また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器が配管接続され、閉回路を形成している熱源ユニットと、ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器、流路切り替え弁が配管接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、タンク、ポンプ、第一冷却器、第二冷却器、流路切り替え手段が配管接続され、タンクには不凍液が封入されており、第一冷却器と第二冷却器は直列に接続された不凍液搬送回路と、から構成され、第一ガソリン凝縮器と第一冷却器、および第二ガソリン凝縮器と第二冷却器は、互いに熱交換できる構造としたものである。
また、所定の時間を検知すると、制御手段により、ガソリンベーパと不凍液の流れを反転させるものである。
この発明のガソリンベーパ回収装置は、ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するものにおいて
第一冷却手段と第二冷却手段を備えた熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器で凝縮したガソリンベーパを気液分離して 第二ガソリン凝縮器に流入させる液化ユニットと、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却手段、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却手段は、互いに熱交換できる構造とし、
熱源ユニットにおいて、第一冷却手段の温度を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度を0℃より低い温度で制御するものである。
ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
第一冷却手段と第二冷却手段と蒸発圧力調整手段とを備えた熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器に流入して凝縮し気液分離したガソリンベーパを第二ガソリン凝縮器に流入させる液化ユニットと、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却手段、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却手段は、互いに熱交換できる構造とし、
熱源ユニットにおいて、第一冷却手段の温度を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度を0℃より低い温度で制御するものである。
また、第一冷却手段と第一ガソリン凝縮器は水または不凍液を介して熱交換し、前記水または不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度は0℃より低い温度で制御するものである。
また、第一冷却手段と第一ガソリン凝縮器は水または第一不凍液を介して熱交換し、前記水または第一不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段と第二ガソリン凝縮器は第二不凍液を介して熱交換し、第二不凍液は0℃より低い温度で制御するものである。
更にまた、冷却手段を備えた熱源ユニットと、ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器、流路切り替え弁が配管接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、タンク、ポンプ、第一冷却器、第二冷却器、流路切り替え手段が配管接続され、タンクには不凍液が封入されており、第一冷却器と第二冷却器は直列に接続された不凍液搬送回路と、から構成され、
第一ガソリン凝縮器と第一冷却器、および第二ガソリン凝縮器と第二冷却器は、互いに熱交換できる構造としたものである。
この発明は、小形コンパクトで、ガソリンベーパの回収時間を大幅に短縮することを可能としたガソリンベーパ回収装置を安価に提供できる。また。空気中のガソリンベーパは冷却の際、空気の影響により冷却が阻害されていたが、ガソリン分子の重さに着目したことにより冷却温度を極低温にすることなく回収効率を上げることを可能し、ランニングコストを大幅に削減することができる。
また、第一ガソリン凝縮器と第一蒸発器、および第二ガソリン凝縮器と第二蒸発器を熱交換できる構造とすることにより、第一ガソリン凝縮器で水分の大部分を除去できるため、着霜耐力を大幅に向上させたガソリンバーパ回収装置を提供できる。
また、熱源ユニットにおいて、第一蒸発器の蒸発温度を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器の蒸発温度を0℃より低い温度で制御することにより、大幅に着霜耐力を向上させつつ、第二蒸発器を0℃より低く制御するので、ガソリンの回収効率も大幅に向上させたガソリンベーパ回収装置を提供できる。
また、第一蒸発器と第一ガソリン凝縮器は水または不凍液を介して熱交換し、水または不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器の蒸発温度は0℃より低い温度で制御することにより、ガソリンベーパの処理量の変動への追従性を良くするとともに、大幅に着霜耐力を向上させつつ、第二蒸発器を0℃より低く制御するので、ガソリンの回収効率も大幅に向上させたガソリンベーパ回収装置を提供できる
また、第一蒸発器と第一ガソリン凝縮器は水または第一不凍液を介して熱交換し、水または第一不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器と第二ガソリン凝縮器は第二不凍液を介して熱交換し、第二不凍液は0℃より低い温度で制御することにより、ガソリンベーパの処理量の変動への追従性を良くするとともに、大幅に着霜耐力を向上させつつ、第二蒸発器を0℃より低く制御するので、ガソリンの回収効率も大幅に向上させたガソリンベーパ回収装置を提供できる
また、液化ユニットにおいて、気液分離器と第二ガソリン凝縮器の間に、所定の圧力に到達すると開いてガソリンベーパを大気に放出する開閉手段を備えたことにより、除霜運転中もガソリン回収運転を行うことが可能となり、信頼性を向上させたガソリンベーパ回収装置を提供することができる。
また、液化ユニットにおいて、第二ガソリン凝縮器の下流に圧力調整手段を備えることにより、ガソリン回収装置内が加圧状態であるため、回収率を向上させたガソリンベーパ回収装置を提供できる。
また、液化ユニットにおいて、所定時間に到達すると、第二ガソリン凝縮器の除霜運転を行うことにより、確実に除霜運転を行うタイミングを判定することを可能にし、効率良く除霜運転を行うことができるガソリンベーパ回収装置を提供できる。
また、液化ユニットにおいて、第二ガソリン凝縮器より下流に圧力検知手段を備え、所定値以下に圧力を検知することにより、確実に除霜運転を行うタイミングを判定することを可能にし、効率良く除霜運転を行うことができるガソリンベーパ回収装置を提供できる。
また、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器が配管接続され、閉回路を形成している熱源ユニットと、ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器、流路切り替え弁が配管接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、タンク、ポンプ、第一冷却器、第二冷却器、流路切り替え手段が配管接続され、タンクには不凍液が封入されており、第一冷却器と第二冷却器は直列に接続された不凍液搬送回路と、から構成され、第一ガソリン凝縮器と第一冷却器、および第二ガソリン凝縮器と第二冷却器は、互いに熱交換できる構造とすることにより、除霜運転を行う必要が無くなり、安定してのガソリン回収を行えるガソリンベーパ回収装置を提供できる。
また、所定の時間を検知すると、制御手段により流路切り替え弁により、ガソリンベーパと不凍液の流れを反転させることにより、除霜運転を行う必要が無くなり、安定してガソリン回収を行えるガソリンベーパ回収装置を提供できる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
この実施の形態1におけるガソリンベーパ回収装置は、熱源ユニットと液化ユニットとから構成されている。また、この実施の形態では、冷却手段として、蒸気圧縮式の冷凍装置を用いているが、ペルチェ等の他の冷却手段であっても良いものである。
熱源ユニットは、ガソリンベーパを冷却するための冷凍サイクル装置であり、圧縮機1、凝縮器2、第一絞り装置3、第二絞り装置4、第一蒸発器5、第二蒸発器6、蒸発圧力調節弁7、逆流防止弁8、デフロスト回路9、開閉弁10、低圧維持回路11、開閉弁12、流路抵抗13、第一温度検知手段14a、14b、第二温度検知手段15a〜15c、制御手段16から構成されている。なお、ペルチェ等の他の冷却手段を用いた場合は、熱源ユニットは、ペルチェ等の冷却手段を備えることになる。
この実施の形態1では、第一絞り装置3と第二絞り装置4に電子膨張弁、流路抵抗13にキャピラリーチューブ、第一温度検知手段14a、14b、第二温度検知手段15a〜15cに温度センサを用いている。なお、17は冷媒の流れ方向を示す。
液化ユニットは、吸引ポンプ100、第一ガソリン凝縮器101、気液分離器102、第二ガソリン凝縮器103、圧力調節弁104、開閉弁105、圧力検知手段106、内部熱交換器107から構成されている。なお、108はガソリンベーパの流れ方向を示す。
熱源ユニットの基本動作について説明する。この実施の形態1では、熱源ユニットの冷媒として、R404Aが封入されている。言うまでもなく他のHFC冷媒、R407C、R410A、R134a等や自然冷媒CO等でも良い。
圧縮機1にて圧縮された冷媒ガスは、凝縮器2にて周囲の空気に放熱し、液冷媒となる。液冷媒は第一絞り装置3、第二絞り装置4にて、膨張し、気液二相状態となり、第一蒸発器5、第二蒸発器6に流れ込む。第一蒸発器5と第二蒸発器6において、冷媒はガソリンベーパより吸熱し、気液二相状態からガス冷媒となる。ガス冷媒は、再び、圧縮機1に吸引される。第一蒸発器5では0℃より高い蒸発温度になるように、第二蒸発器6では0℃より低い蒸発温度になるように制御されている。この実施の形態1では、第一蒸発器5の蒸発温度は1℃、第二蒸発器6の蒸発温度は−20℃になるように、制御手段16、第一絞り装置3、第二絞り装置4で制御されている。このように異なる蒸発温度で制御されているため、第一蒸発器5の下流に蒸発圧力調整弁7を設け、冷凍サイクルを安定させている。
液化ユニットの基本動作について説明する。自動車のガソリンタンク内のガソリンベーパはポンプ100にて吸引され、ガソリン回収装置内の圧力は、圧力調整弁104にて、所定の圧力になるように調節されている。この実施の形態1では、ガソリン回収装置内の圧力は、2.5kgf/cm2Gになるように調節されている。ポンプ100にて、吸引されたガソリンベーパは、第一ガソリン凝縮器101に流れ込み、そこで、ガソリンベーパは冷却され、液化する。合わせて、ガソリンベーパ中に含まれる水分も液化される。液化された水分とガソリン液は、気液分離器102に流れ込み、液化しなかったガソリンベーパと液化した「ガソリンと水分」を分離する。第一ガソリン凝縮器101を冷却する第一蒸発器5の蒸発温度は1℃で制御されているため、ガソリンベーパ中の水分が凍結し、閉塞現象を発生することはない。
液化しなかったガソリンベーパは、第二ガソリン凝縮器103に流れ込み、第二ガソリン凝縮器103で液化される。第二ガソリン凝縮器103では、約−20℃の冷媒が流れ込むために、第一ガソリン凝縮器101で液化できなかったガソリンベーパでも液化することが可能となる、さらに、第一ガソリン凝縮器101にて、水分が除去されているため、第二ガソリン凝縮器103にて、水分が凍結する可能性は大幅に低減されている。
図2は第一ガソリン凝縮器101と第一蒸発器5との構造図を示す。図2に示すように、この実施の形態1では、二重管構造になっている。外管である第一蒸発器の伝熱管101aに冷媒が流れ、内管である第一ガソリン凝縮器の伝熱管5aにガソリンベーパが流れ、流し方は対向流である。
図3および図4は第二ガソリン凝縮器103と第二蒸発器6との構造図を示す。図3、図4に示すように、この実施の形態1では、シェルアンドチューブ方式になっており、管外にガソリンベーパを流し、管内に冷媒を流している。この構造について更に説明する。シェル103a内に第二蒸発器6が組み込まれており、シェル103aの底部には液化したガソリンを排出するための排出管103c、開閉弁103bを備えており、さらに伝熱特性を向上させるために邪魔板103dが設けられている。第一ガソリン凝縮器101で冷却されたガソリンベーパが上部より流れ込み、第二蒸発器6によって冷却され、ガソリンが液化される。液化したガソリンはシェル103aの底部に溜まり、所定量が溜まると、開閉弁103bが開き、ガソリンスタンドの地下タンクに液化ガソリンを送る。
ガソリン凝縮器を二つに分割し、第一蒸発器5を3℃、第二蒸発器6を−20℃に制御した場合の効果について説明する。第一ガソリン凝縮器101の入口温度を20℃、出口温度を3℃、第二ガソリン凝縮器103の出口温度を−10℃とする。飽和絶対湿度と温度の関係を図5に示す。第一ガソリン凝縮器101の入口で水分が飽和状態であるとすると、入口の飽和水分量は図5より、0.0147571[kg/kg(DA)]である。第一ガソリン凝縮器101では3℃まで冷却されるので、飽和水分量は0.0047067[kg/kg(DA)]まで減る。さらに、第二ガソリン凝縮器103において、−10℃まで冷却されるため、飽和水分量は0.0016061[kg/kg(DA)]まで小さくなる。従って、このガソリン回収装置にて、除去される水分量は0.0147571―0.0016061=0.013151[kg/kg(DA)]となる。このうち、第一ガソリン凝縮器101で除去される水分量の比率は76%、第二ガソリン凝縮器103では24%となる。すなわち、分割せずにガソリンベーパを20℃から−10℃に一気に冷却する時に比べ、76%の水分量を低減でき、この効果で、着霜耐力を大幅に向上させることができる。その結果、除霜運転の周期が長くなり、省エネになるとともに、ガソリン回収性能も向上する。
次にこの発明のガソリン回収装置の過渡的な運転を説明する。
第一ガソリン凝縮器101は、0℃より高い温度で冷却されているため、着霜は発生しないが、第二ガソリン凝縮器103では0℃より低い温度で冷却されているため、着霜が発生し、霜取り運転が必要となる。霜取りを検知する目的で圧力検知手段106が設けられている。圧力検知手段106により、第二ガソリン凝縮器103の下流の圧力が所定圧力より下回ったことを検知した場合、ガソリン吸引ポンプ100は停止させ、第一絞り装置3と第二絞り装置4は閉、開閉弁10は開状態にする。これにより、高温ガスが第二蒸発器6に流れ込み、伝熱管の周囲の霜を解かす。除霜運転終了の判断は、温度センサ15cによって検知された温度が所定温度以上でなったことで行う。実験データをベースに除霜運転の時間をあらかじめ決めておき、その間、除霜運転を行うようにしても良い。
除霜運転完了後は熱源ユニット、液化ユニットともに通常の運転を行う。
次に、ガソリンベーパの処理量が減った場合(熱負荷が減った場合)における、熱源ユニット側の運転を説明する。
第一蒸発器5の蒸発温度が1℃より低くなり、しかも蒸発器出口の過熱度が所定値以下になった場合は、低圧維持回路11に設けられている開閉弁12を開にする。同様に、第二蒸発器6の蒸発温度が−20℃より低くなり、しかも蒸発器出口の過熱度が所定値以下になった場合は、低圧維持回路11に設けられている開閉弁12を開にする。第一蒸発器5の出口過熱度は、温度センサ14bと温度センサ14aの差を制御手段16によって演算している。第二蒸発器6の出口過熱度は、温度センサ15bと温度センサ15aの差を制御手段16によって演算している。
以上のように、高低圧をバイパスさせる低圧維持回路11を設けることにより、ガソリンベーパの処理量が低下した場合でも、安定した運転を行うことが可能となり、ガソリン回収装置の信頼性を確保できる。
実施の形態2
図6はこの発明の実施の形態2におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
この実施の形態2の特徴は、第一蒸発器5と第一ガソリン凝縮器101の熱交換が不凍液109を介して行われるところである。この実施の形態2では、不凍液109としてブラインが用いられているが、0℃より高温で用いる場合は、水を用いてもよい。
図7は第一ガソリン凝縮器101と第一蒸発器5との構造図を示す。図7に示すように、第一ガソリン凝縮器101と第一蒸発器5の周囲はブライン109で覆われており、そのブライン109を介して、ガソリンベーパを冷却する仕組みになっている。ガソリンベーパが第一ガソリン凝縮器101に流れ込み、周囲のブライン109でガソリンベーパは冷却され、液化される。この実施の形態2では、製造原価を低減させる観点から、伝熱性能を向上させるための攪拌機やポンプ等は用いていない。
ブライン109を介して熱交換をさせる効果について説明する。第二ガソリン凝縮器103では、第二蒸発器6が−20℃と低く制御されるため、除霜運転が必要となる。除霜運転時、第一蒸発器5は冷却運転を行わない。このため、ブライン109が無い場合は、第一ガソリン凝縮器101にてガソリンを冷却することができない。しかし、第一ガソリン凝縮器101の周囲にブライン109が存在することで、その熱容量を利用し、ガソリンベーパを凝縮させることが可能となり、常にガソリン回収運転をすることができるガソリン回収装置を提供できる。さらに、ガソリンベーパ側の処理量が低下した場合、あるいは増加した場合において、負荷への追従が良くなり、ガソリン回収を安定して行うことができる。
熱源ユニットは、実施の形態1とは異なり、絞り装置3a、4aとして温度式膨張弁3a、4aが用いられ、その上流には開閉弁18、19が設けられている。通常運転時は、第一絞り装置3a、第二絞り装置4aにより、第一蒸発器5、第二蒸発器6の出口過熱度が5℃程度になるように制御されている。ブライン温度は、1℃になるように、温度検出手段(実施の形態2では、温度センサ)14aで検知しており、0℃より低くなった場合は、制御手段16aにより、開閉弁18は閉状態にし、周囲のブライン109の冷却を止める。この時、蒸発負荷が急激に小さくなるため、熱源ユニットの圧縮機吸入圧力が低下し、最悪の場合、熱源ユニットが停止する。これを回避する目的で、低圧維持回路11を設けている。このような状態を検知すると、開閉弁12が開状態(通常時は閉)になり、高低圧をバイパスさせる。これにより、低圧の低下を防止でき、安定して熱源ユニットを運転させることができる。
次に、過渡運転時(除霜運転)の動作について説明する。液化ユニットに設けられた圧力検知手段(実施の形態2では圧力センサ)106が所定圧力以下を検知すると、開閉弁105を開状態にする。ガソリンベーパは第一ガソリン凝縮器101で液化され後、第二ガソリン凝縮器103には流れ込まず、開閉弁105からガソリンベーパが大気へ放出される。除霜運転時においても、ガソリンの回収運転を行うことが可能となる。熱源ユニットは、圧力検知手段106が所定圧力以下を検知すると、開閉弁18、19を閉、開閉弁10は開状態にする。このように開閉弁を切り替えることにより、第二蒸発器6に高温のガス冷媒が流れ、第二蒸発器6に付着した霜を解かすことができる。温度検知手段15a(実施の形態2では、温度センサ)が所定の温度以上を検知すると、再び開閉弁18、19を開、開閉弁10を開状態にし、通常運転になる。このとき、液化ユニットの開閉弁105は開から閉状態に切り替わる。
なお、第二蒸発器6と第二ガソリン凝縮器103とを熱交換させる方法は、上述のシェルアンドチューブ熱交換器方式でだけでなく、二重管熱交換器方式、プレート熱交換器方式、プレートフィンチューブ方式等を用いても同じ効果を得ることができる。
以上説明したように、この発明のガソリン回収装置は、着霜耐力を向上させ、しかも除霜中もガソリン回収運転を行うことが可能となり、信頼性の高いガソリン回収装置を提供することができる。
実施の形態3
図8はこの発明の実施の形態3におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
この実施の形態3の特徴は、第一蒸発器5と第一ガソリン凝縮器101、第二蒸発器6と第二ガソリン凝縮器103の熱交換が不凍液109を介して行われるところである。この実施の形態3では、不凍液109としてブラインが用いられている。0℃より高温で用いる場合は、水を用いてもよい。
この実施の形態3では、熱源ユニットと液化ユニットに加えて、不凍液搬送回路から構成されている。不凍液搬送回路は、不凍液搬送ポンプ200、第二冷却器204、デフロストヒータ202、タンク203から構成され、配管にて接続され、閉回路を形成している。タンク203内には、第二蒸発器6とデフロストヒータ202が組み込まれており、それらの周囲はブライン109で満たされている。タンク203内の構造を図9に示す。なお、206は不凍液の流れ方向を示す。
熱源ユニットと液化ユニットの動作は実施の形態1、2と同じである。第二蒸発器6で冷却されたブライン109は不凍液搬送ポンプ200により、第二冷却器204に流れ込み、ガソリンベーパを冷却・液化させる。タンク203内のブライン温度は−20℃で制御されている。タンク203内のブライン温度は、温度検出手段15b(実施の形態3では温度センサ)によって検知され、−20℃以下になると、開閉弁19を閉じることにより、第二蒸発器6でブライン109を冷却することを止める。再び、タンク203内のブライン温度が上昇し、設定値温度以上になると、開閉弁19を開き、通常の冷却運転を行う。
次に、除霜運転について説明する。熱源ユニットは、圧力検知手段106が所定圧力以下を検知すると、開閉弁18、19を閉とし、熱源ユニットを停止させると同時に、デフロストヒータ202を通電し、除霜運転を開始させる。この時、ブラインポンプ200は運転している。デフロストヒータ202によって暖められたブライン109はガソリン冷却器201に流れ込み、伝熱管に付着した氷を解かす。温度センサ15aによって検知された温度が所定温度以上になると、デフロストヒータ202の通電を終わらせ、通常の運転を開始する。
以上のような運転を行うことで、除霜運転中においても、ガソリン回収運転を行うことができ、安定したガソリン回収を実現できる。
実施の形態4
図10および図11はこの発明の実施の形態4におけるガソリン回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
この実施の形態4は、熱源ユニット、液化ユニット、不凍液搬送回路から構成されている。
熱源ユニットはガソリンベーパを冷却するための冷凍サイクル装置であり、圧縮機1、凝縮器2、絞り装置3、蒸発器6から構成されている。
液化ユニットは、吸引ポンプ100、第一ガソリン凝縮器101、気液分離器102、第二ガソリン凝縮器103、流路切り替え弁111から構成されている。
不凍液搬送回路は、不凍液搬送ポンプ200、流路切り替え弁205、第一冷却器201、第二冷却器204から構成されており、配管にて接続され、閉回路を形成している。
この実施の形態4では、不凍液109としてブライン、不凍液搬送ポンプ200にブラインポンプ、絞り装置3に温度式膨張弁、流路切り替え弁205として四方弁をそれぞれ用いている。
熱源ユニットの基本動作について説明する。この実施の形態4では、熱源ユニットの冷媒として、R404Aが封入されている。言うまでもなく他のHFC冷媒、R407C、R410A、R134a等や自然冷媒CO2等でも良い。
圧縮機1にて圧縮された冷媒ガスは、凝縮器2にて周囲の空気に放熱することにより、液冷媒となる。液冷媒は絞り装置3にて膨張し、気液二相状態となり、蒸発器6に流れ込む。蒸発器6において、周囲のブライン109と熱交換し、冷媒はガス状態となり、再び、圧縮機1に吸引される。
次に液化ユニットの基本動作について説明する。
自動車のガソリンタンク内のガソリンベーパが吸引ポンプ100にて吸引され、ガソリン回収装置内の圧力は、圧力調整弁104にて、所定の圧力になるように調節されている。この実施の形態4では、ガソリン回収装置内の圧力は、2.5kgf/cm2Gになるように調節されている。吸引ポンプ100にて、吸引されたガソリンベーパは、第一ガソリン凝縮器101に流れ込み、そこで、ガソリンベーパは冷却され、液化する。合わせて、ガソリンベーパ中に含まれる水分も液化される。液化された「水分とガソリン液」は、気液分離器102に流れ込み、液化しなかったガソリンベーパと液化した「ガソリンと水分」を分離する。凝縮しなかったガソリンベーパは第二ガソリン凝縮器103に流れ込み、そこで第二冷却器204によってさらに冷却され、液化され、低濃度のガソリンベーパとなって大気へ放出される。なお、この発明では、四方弁111により、ガソリンベーパの流れ方向を切り替えることができる。図10においては、ガソリンベーパは先に第一ガソリン凝縮器101(第一冷却器201)を通り、その後第二ガソリン凝縮器103(第二冷却器204)を通過する。四方弁111でガソリンベーパの流れを切り替えると、図11に示すように、ガソリンベーパは第二ガソリン凝縮器103(第二冷却器204)を最初に通り、その後第一ガソリン凝縮器101(第一冷却器201)を通過する。第一ガソリン凝縮器101と第二ガソリン凝縮器103の間の温度は常に0℃以上になるように、ブライン温度を変化させている。
次に不凍液搬送回路の動作について説明する。熱源ユニットにて冷却されたブライン109がブラインポンプ200によって、第一冷却器201、第二冷却器204に送り込まれる。第一冷却器201、第二冷却器204に送り込まれたブライン109は、ガソリンベーパを冷却する。
なお、この発明では、四方弁205により、ブライン109の流れ方向を切り替えることができる。図10においては、ブライン109は先に第二冷却器204(第二ガソリン凝縮器103)を通り、その後第一冷却器201(第一ガソリン凝縮器101)を通過する。四方弁205でブライン109の流れを切り替えると、図11に示すように、ブライン109は第一冷却器201(第一ガソリン凝縮器101)を最初に通り、その後第二冷却器204(第二ガソリン凝縮器103)を通過する。
今、図10に示す流れで、ブライン109が流れているとする。ブライン温度は、熱源ユニットにより、約―15℃に制御されている。ブライン109は第二冷却器204に流れ込むと、ガソリンベーパと熱交換し、温度が上昇する。上昇したブライン109は第一冷却器201に流れ込み、再びガソリンベーパと熱交換し、さらに温度が上昇する。その様子を図12に示す。図12より、第二ガソリン凝縮器103において、ガソリンベーパの温度が0℃より低い温度帯で流れ、伝熱管に霜が発生する。所定時間運転した後、四方弁205により、ブラインの流れ方向を反転させ、また、四方弁111によりガソリンベーパの流れを反転させる。その時の熱交換器での温度変化を図13に示す。図13に示すように、第二ガソリン凝縮器103におけるガソリンベーパの温度が0℃以上となり、伝熱管に付着していた氷が解ける。この運転も所定時間行い、四方弁111、205でガソリンベーパとブラインの流れを反転させる。以後はこの四方弁205、111により切り替わりを所定時間ごとに行う。
以上のように、第一ガソリン凝縮器101、第二ガソリン凝縮器103の役割を一定時間毎に入れ替えることで、除霜運転を行う必要が無くなり、安定してガソリンの回収を行うことができる。
実施の形態5
図14はこの発明の実施の形態5におけるガソリン回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
図14の実施の形態5はブラインの流れが切り替わる場合の回路構成の一例である。このように制御装置300により四方弁205を切り替えてブラインの流れを切り替えるだけでも、ある程度効果は得られる。同様にガソリンベーパの流れを反転させるだけでも、ある程度の効果は得られる。
実施の形態6
図15および図16は、この発明の実施の形態6におけるガソリン回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
この実施の形態6は、図14の流路切り替え弁205を流路切り替え回路205に変更した時の実施例である。流路切り替え回路205は、4個の開閉弁205a〜205dで構成されている。例えば、図14と同じ方向にブラインを流す場合は、開閉弁205a、開閉弁205cを開、開閉弁205b、開閉弁205dを閉にする。ブラインの流れを反転させる場合は、開閉弁205b、開閉弁205dを開、開閉弁205a、開閉弁205cを閉にする。このような方法でブラインの流路を変更しても、図14と同等の効果は得られる。
この発明の実施の形態1におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態1におけるガソリンベーパ回収装置の第一ガソリン凝縮器と第一蒸発器との構造図である。 この発明の実施の形態1におけるガソリンベーパ回収装置の第二ガソリン凝縮器と第二蒸発器との構造図である。 この発明の実施の形態1におけるガソリンベーパ回収装置の第二ガソリン凝縮器と第二蒸発器との構造図である。 飽和絶対湿度と温度の関係を示す特性図である。 この発明の実施の形態2におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態2におけるガソリンベーパ回収装置の第一ガソリン凝縮器と第一蒸発器との構造図である。 この発明の実施の形態3におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態3におけるガソリンベーパ回収装置のタンク内の構造図である。 この発明の実施の形態4におけるガソリン回収装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態4におけるガソリン回収装置の全体構成図である。 熱交換器内のガソリンベーパの温度分布図である。 熱交換器内のガソリンベーパの温度分布図である。 この発明の実施の形態5におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態6におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態6におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図である。
符号の説明
1 圧縮機、 2 凝縮器、 3 第一絞り装置、 3a 第一絞り装置、 4 第二絞り装置、4a 第二絞り装置、5 第一蒸発器、 5a 第一蒸発器の伝熱管、 6 第二蒸発器、 7 蒸発圧力調整弁、 8 逆流防止装置、 9 除霜回路、 10 開閉弁、 11 低圧維持回路、 12 開閉弁、 13 流路抵抗、 14a 温度検知手段、 14b 温度検知手段、 14c 温度検知手段、15a 温度検知手段、 15b 温度検知手段、 15c 温度検知手段、 16 制御手段、 16a 制御手段、 16b 制御手段、16c 制御手段、16d 制御手段、17 冷媒の流れ方向、18 開閉弁、 19 開閉弁、100 ガソリン吸引ポンプ、 101 第一ガソリン凝縮器、 101a 第一ガソリン凝縮器の伝熱管 102 気液分離器、 103 第二ガソリン凝縮器、103a シェル、103b 開閉弁、103c ガソリン液排出管、103d 邪魔板、 104 圧力調整弁、 105 開閉弁、 106 圧力検知手段、 107 内部熱交換器、 108 ガソリンベーパの流れ方向、109 不凍液、 110 タンク、 111 流路切り替え弁、 112 温度検知手段、200 不凍液搬送ポンプ、 201 第一冷却器、 202 デフロストヒータ、203 タンク、204 第二冷却器、 205 流路切り替え弁(流路切り替え回路)、205a 開閉弁、 205b 開閉弁、205c 開閉弁、205d 開閉弁、 206 不凍液の流れ方向、300 制御手段。

Claims (14)

  1. ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
    圧縮機、凝縮器、第一絞り装置、第二絞り装置、第一蒸発器、第二蒸発器、蒸発圧力調整手段接続され、閉回路を形成しており、蒸発圧力調整手段が第一蒸発器の下流に設けられた熱源ユニットと、
    ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、から構成され、
    前記第一ガソリン凝縮器と前記第一蒸発器、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二蒸発器は、互いに熱交換できる構造とし、
    熱源ユニットにおいて、第一蒸発器の蒸発温度を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器の蒸発温度を0℃より低い温度で制御することを特徴とするガソリンベーパ回収装置。
  2. 第一蒸発器と第一ガソリン凝縮器は水または不凍液を介して熱交換し、前記水または不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器の蒸発温度は0℃より低い温度で制御することを特徴とする請求項1記載のガソリンベーパ回収装置
  3. 第一蒸発器と第一ガソリン凝縮器は水または第一不凍液を介して熱交換し、前記水または第一不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器と第二ガソリン凝縮器は第二不凍液を介して熱交換し、前記第二不凍液は0℃より低い温度で制御することを特徴とする請求項1記載のガソリンベーパ回収装置
  4. 液化ユニットにおいて、気液分離器と第二ガソリン凝縮器の間に、所定の圧力に到達すると開いてガソリンベーパを大気に放出する開閉手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のガソリンベーパ回収装置
  5. 液化ユニットにおいて、第二ガソリン凝縮器の下流に圧力調整手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のガソリンベーパ回収装置
  6. 液化ユニットにおいて、所定時間に到達すると、第二ガソリン凝縮器の除霜運転を行うことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のガソリンベーパ回収装置
  7. 液化ユニットにおいて、第二ガソリン凝縮器より下流に圧力検知手段を備え、所定値以下に圧力を検知すると第二ガソリン凝縮器の除霜運転を行うことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のガソリンベーパ回収装置
  8. ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
    圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器が接続され、閉回路を形成している熱源ユニットと、
    ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器、流路切り替え弁が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、
    タンク、ポンプ、第一冷却器、第二冷却器、流路切り替え手段が接続され、前記タンクには不凍液が封入されており、第一冷却器と第二冷却器は直列に接続された不凍液搬送回路と、から構成され、
    前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却器、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却器は、互いに熱交換できる構造としたことを特徴とするガソリンベーパ回収装置
  9. 所定の時間を検知すると、制御手段により、ガソリンベーパと不凍液の流れを反転させることを特徴とする請求項8記載のガソリンベーパ回収装置
  10. ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
    第一冷却手段と第二冷却手段を備えた熱源ユニットと、
    ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器で凝縮したガソリンベーパを気液分離して 第二ガソリン凝縮器に流入させる液化ユニットと、から構成され、
    前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却手段、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却手段は、互いに熱交換できる構造とし、
    熱源ユニットにおいて、第一冷却手段の温度を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度を0℃より低い温度で制御することを特徴とするガソリンベーパ回収装置
  11. ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
    第一冷却手段と第二冷却手段と蒸発圧力調整手段とを備えた熱源ユニットと、
    ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器に流入して凝縮し気液分離したガソリンベーパを第二ガソリン凝縮器に流入させる液化ユニットと、から構成され、
    前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却手段、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却手段は、互いに熱交換できる構造とし、
    熱源ユニットにおいて、第一冷却手段の温度を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度を0℃より低い温度で制御することを特徴とするガソリンベーパ回収装置。
  12. 第一冷却手段と第一ガソリン凝縮器は水または不凍液を介して熱交換し、前記水または不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度は0℃より低い温度で制御することを特徴とする請求項10または11記載のガソリンベーパ回収装置
  13. 第一冷却手段と第一ガソリン凝縮器は水または第一不凍液を介して熱交換し、前記水または第一不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段と第二ガソリン凝縮器は第二不凍液を介して熱交換し、前記第二不凍液は0℃より低い温度で制御することを特徴とする請求項10または11記載のガソリンベーパ回収装置
  14. ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
    冷却手段を備えた熱源ユニットと、
    ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器、流路切り替え弁が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、
    タンク、ポンプ、第一冷却器、第二冷却器、流路切り替え手段が接続され、前記タンクには不凍液が封入されており、第一冷却器と第二冷却器は直列に接続された不凍液搬送回路と、から構成され、
    前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却器、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却器は、互いに熱交換できる構造としたことを特徴とするガソリンベーパ回収装置
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