JP3843271B2 - ガソリンベーパ回収装置 - Google Patents
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従来はこの問題に対応するため、炭素数1〜4の炭化水素ガスの少なくとも1種をガソリンベーパに混合した後、この混合ガスを4kgf/cm2まで圧縮機で圧縮し、その後に冷却器で冷却することで回収するガソリン回収装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、冷却時に発生する伝熱管への霜の付着を解決することも目的としている。
また、オゾン層破壊防止や地球温暖化防止の観点から、ガソリンベーパを冷却するための熱源機には、可燃性の無いHFC冷媒や自然冷媒を用い、環境負荷の低減も目的としている。
圧縮機、凝縮器、第一絞り装置、第二絞り装置、第一蒸発器、第二蒸発器、蒸発圧力調整手段が接続され、閉回路を形成しており、蒸発圧力調整手段が第一蒸発器の下流に設けられた熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一蒸発器、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二蒸発器は、互いに熱交換できる構造とし、
熱源ユニットにおいて、第一蒸発器の蒸発温度を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器の蒸発温度を0℃より低い温度で制御するものである。
第一冷却手段と第二冷却手段を備えた熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器で凝縮したガソリンベーパを気液分離して 第二ガソリン凝縮器に流入させる液化ユニットと、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却手段、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却手段は、互いに熱交換できる構造とし、
熱源ユニットにおいて、第一冷却手段の温度を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度を0℃より低い温度で制御するものである。
第一冷却手段と第二冷却手段と蒸発圧力調整手段とを備えた熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器に流入して凝縮し気液分離したガソリンベーパを第二ガソリン凝縮器に流入させる液化ユニットと、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却手段、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却手段は、互いに熱交換できる構造とし、
熱源ユニットにおいて、第一冷却手段の温度を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度を0℃より低い温度で制御するものである。
第一ガソリン凝縮器と第一冷却器、および第二ガソリン凝縮器と第二冷却器は、互いに熱交換できる構造としたものである。
また、第一ガソリン凝縮器と第一蒸発器、および第二ガソリン凝縮器と第二蒸発器を熱交換できる構造とすることにより、第一ガソリン凝縮器で水分の大部分を除去できるため、着霜耐力を大幅に向上させたガソリンバーパ回収装置を提供できる。
図1は、この発明を実施するための実施の形態1におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
この実施の形態1におけるガソリンベーパ回収装置は、熱源ユニットと液化ユニットとから構成されている。また、この実施の形態では、冷却手段として、蒸気圧縮式の冷凍装置を用いているが、ペルチェ等の他の冷却手段であっても良いものである。
熱源ユニットは、ガソリンベーパを冷却するための冷凍サイクル装置であり、圧縮機1、凝縮器2、第一絞り装置3、第二絞り装置4、第一蒸発器5、第二蒸発器6、蒸発圧力調節弁7、逆流防止弁8、デフロスト回路9、開閉弁10、低圧維持回路11、開閉弁12、流路抵抗13、第一温度検知手段14a、14b、第二温度検知手段15a〜15c、制御手段16から構成されている。なお、ペルチェ等の他の冷却手段を用いた場合は、熱源ユニットは、ペルチェ等の冷却手段を備えることになる。
この実施の形態1では、第一絞り装置3と第二絞り装置4に電子膨張弁、流路抵抗13にキャピラリーチューブ、第一温度検知手段14a、14b、第二温度検知手段15a〜15cに温度センサを用いている。なお、17は冷媒の流れ方向を示す。
熱源ユニットの基本動作について説明する。この実施の形態1では、熱源ユニットの冷媒として、R404Aが封入されている。言うまでもなく他のHFC冷媒、R407C、R410A、R134a等や自然冷媒CO2等でも良い。
液化ユニットの基本動作について説明する。自動車のガソリンタンク内のガソリンベーパはポンプ100にて吸引され、ガソリン回収装置内の圧力は、圧力調整弁104にて、所定の圧力になるように調節されている。この実施の形態1では、ガソリン回収装置内の圧力は、2.5kgf/cm2Gになるように調節されている。ポンプ100にて、吸引されたガソリンベーパは、第一ガソリン凝縮器101に流れ込み、そこで、ガソリンベーパは冷却され、液化する。合わせて、ガソリンベーパ中に含まれる水分も液化される。液化された水分とガソリン液は、気液分離器102に流れ込み、液化しなかったガソリンベーパと液化した「ガソリンと水分」を分離する。第一ガソリン凝縮器101を冷却する第一蒸発器5の蒸発温度は1℃で制御されているため、ガソリンベーパ中の水分が凍結し、閉塞現象を発生することはない。
図2は第一ガソリン凝縮器101と第一蒸発器5との構造図を示す。図2に示すように、この実施の形態1では、二重管構造になっている。外管である第一蒸発器の伝熱管101aに冷媒が流れ、内管である第一ガソリン凝縮器の伝熱管5aにガソリンベーパが流れ、流し方は対向流である。
図3および図4は第二ガソリン凝縮器103と第二蒸発器6との構造図を示す。図3、図4に示すように、この実施の形態1では、シェルアンドチューブ方式になっており、管外にガソリンベーパを流し、管内に冷媒を流している。この構造について更に説明する。シェル103a内に第二蒸発器6が組み込まれており、シェル103aの底部には液化したガソリンを排出するための排出管103c、開閉弁103bを備えており、さらに伝熱特性を向上させるために邪魔板103dが設けられている。第一ガソリン凝縮器101で冷却されたガソリンベーパが上部より流れ込み、第二蒸発器6によって冷却され、ガソリンが液化される。液化したガソリンはシェル103aの底部に溜まり、所定量が溜まると、開閉弁103bが開き、ガソリンスタンドの地下タンクに液化ガソリンを送る。
第一ガソリン凝縮器101は、0℃より高い温度で冷却されているため、着霜は発生しないが、第二ガソリン凝縮器103では0℃より低い温度で冷却されているため、着霜が発生し、霜取り運転が必要となる。霜取りを検知する目的で圧力検知手段106が設けられている。圧力検知手段106により、第二ガソリン凝縮器103の下流の圧力が所定圧力より下回ったことを検知した場合、ガソリン吸引ポンプ100は停止させ、第一絞り装置3と第二絞り装置4は閉、開閉弁10は開状態にする。これにより、高温ガスが第二蒸発器6に流れ込み、伝熱管の周囲の霜を解かす。除霜運転終了の判断は、温度センサ15cによって検知された温度が所定温度以上でなったことで行う。実験データをベースに除霜運転の時間をあらかじめ決めておき、その間、除霜運転を行うようにしても良い。
除霜運転完了後は熱源ユニット、液化ユニットともに通常の運転を行う。
第一蒸発器5の蒸発温度が1℃より低くなり、しかも蒸発器出口の過熱度が所定値以下になった場合は、低圧維持回路11に設けられている開閉弁12を開にする。同様に、第二蒸発器6の蒸発温度が−20℃より低くなり、しかも蒸発器出口の過熱度が所定値以下になった場合は、低圧維持回路11に設けられている開閉弁12を開にする。第一蒸発器5の出口過熱度は、温度センサ14bと温度センサ14aの差を制御手段16によって演算している。第二蒸発器6の出口過熱度は、温度センサ15bと温度センサ15aの差を制御手段16によって演算している。
以上のように、高低圧をバイパスさせる低圧維持回路11を設けることにより、ガソリンベーパの処理量が低下した場合でも、安定した運転を行うことが可能となり、ガソリン回収装置の信頼性を確保できる。
図6はこの発明の実施の形態2におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
この実施の形態2の特徴は、第一蒸発器5と第一ガソリン凝縮器101の熱交換が不凍液109を介して行われるところである。この実施の形態2では、不凍液109としてブラインが用いられているが、0℃より高温で用いる場合は、水を用いてもよい。
図7は第一ガソリン凝縮器101と第一蒸発器5との構造図を示す。図7に示すように、第一ガソリン凝縮器101と第一蒸発器5の周囲はブライン109で覆われており、そのブライン109を介して、ガソリンベーパを冷却する仕組みになっている。ガソリンベーパが第一ガソリン凝縮器101に流れ込み、周囲のブライン109でガソリンベーパは冷却され、液化される。この実施の形態2では、製造原価を低減させる観点から、伝熱性能を向上させるための攪拌機やポンプ等は用いていない。
ブライン109を介して熱交換をさせる効果について説明する。第二ガソリン凝縮器103では、第二蒸発器6が−20℃と低く制御されるため、除霜運転が必要となる。除霜運転時、第一蒸発器5は冷却運転を行わない。このため、ブライン109が無い場合は、第一ガソリン凝縮器101にてガソリンを冷却することができない。しかし、第一ガソリン凝縮器101の周囲にブライン109が存在することで、その熱容量を利用し、ガソリンベーパを凝縮させることが可能となり、常にガソリン回収運転をすることができるガソリン回収装置を提供できる。さらに、ガソリンベーパ側の処理量が低下した場合、あるいは増加した場合において、負荷への追従が良くなり、ガソリン回収を安定して行うことができる。
次に、過渡運転時(除霜運転)の動作について説明する。液化ユニットに設けられた圧力検知手段(実施の形態2では圧力センサ)106が所定圧力以下を検知すると、開閉弁105を開状態にする。ガソリンベーパは第一ガソリン凝縮器101で液化され後、第二ガソリン凝縮器103には流れ込まず、開閉弁105からガソリンベーパが大気へ放出される。除霜運転時においても、ガソリンの回収運転を行うことが可能となる。熱源ユニットは、圧力検知手段106が所定圧力以下を検知すると、開閉弁18、19を閉、開閉弁10は開状態にする。このように開閉弁を切り替えることにより、第二蒸発器6に高温のガス冷媒が流れ、第二蒸発器6に付着した霜を解かすことができる。温度検知手段15a(実施の形態2では、温度センサ)が所定の温度以上を検知すると、再び開閉弁18、19を開、開閉弁10を開状態にし、通常運転になる。このとき、液化ユニットの開閉弁105は開から閉状態に切り替わる。
なお、第二蒸発器6と第二ガソリン凝縮器103とを熱交換させる方法は、上述のシェルアンドチューブ熱交換器方式でだけでなく、二重管熱交換器方式、プレート熱交換器方式、プレートフィンチューブ方式等を用いても同じ効果を得ることができる。
図8はこの発明の実施の形態3におけるガソリンベーパ回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
この実施の形態3の特徴は、第一蒸発器5と第一ガソリン凝縮器101、第二蒸発器6と第二ガソリン凝縮器103の熱交換が不凍液109を介して行われるところである。この実施の形態3では、不凍液109としてブラインが用いられている。0℃より高温で用いる場合は、水を用いてもよい。
この実施の形態3では、熱源ユニットと液化ユニットに加えて、不凍液搬送回路から構成されている。不凍液搬送回路は、不凍液搬送ポンプ200、第二冷却器204、デフロストヒータ202、タンク203から構成され、配管にて接続され、閉回路を形成している。タンク203内には、第二蒸発器6とデフロストヒータ202が組み込まれており、それらの周囲はブライン109で満たされている。タンク203内の構造を図9に示す。なお、206は不凍液の流れ方向を示す。
次に、除霜運転について説明する。熱源ユニットは、圧力検知手段106が所定圧力以下を検知すると、開閉弁18、19を閉とし、熱源ユニットを停止させると同時に、デフロストヒータ202を通電し、除霜運転を開始させる。この時、ブラインポンプ200は運転している。デフロストヒータ202によって暖められたブライン109はガソリン冷却器201に流れ込み、伝熱管に付着した氷を解かす。温度センサ15aによって検知された温度が所定温度以上になると、デフロストヒータ202の通電を終わらせ、通常の運転を開始する。
図10および図11はこの発明の実施の形態4におけるガソリン回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
この実施の形態4は、熱源ユニット、液化ユニット、不凍液搬送回路から構成されている。
熱源ユニットはガソリンベーパを冷却するための冷凍サイクル装置であり、圧縮機1、凝縮器2、絞り装置3、蒸発器6から構成されている。
不凍液搬送回路は、不凍液搬送ポンプ200、流路切り替え弁205、第一冷却器201、第二冷却器204から構成されており、配管にて接続され、閉回路を形成している。
この実施の形態4では、不凍液109としてブライン、不凍液搬送ポンプ200にブラインポンプ、絞り装置3に温度式膨張弁、流路切り替え弁205として四方弁をそれぞれ用いている。
熱源ユニットの基本動作について説明する。この実施の形態4では、熱源ユニットの冷媒として、R404Aが封入されている。言うまでもなく他のHFC冷媒、R407C、R410A、R134a等や自然冷媒CO2等でも良い。
次に液化ユニットの基本動作について説明する。
自動車のガソリンタンク内のガソリンベーパが吸引ポンプ100にて吸引され、ガソリン回収装置内の圧力は、圧力調整弁104にて、所定の圧力になるように調節されている。この実施の形態4では、ガソリン回収装置内の圧力は、2.5kgf/cm2Gになるように調節されている。吸引ポンプ100にて、吸引されたガソリンベーパは、第一ガソリン凝縮器101に流れ込み、そこで、ガソリンベーパは冷却され、液化する。合わせて、ガソリンベーパ中に含まれる水分も液化される。液化された「水分とガソリン液」は、気液分離器102に流れ込み、液化しなかったガソリンベーパと液化した「ガソリンと水分」を分離する。凝縮しなかったガソリンベーパは第二ガソリン凝縮器103に流れ込み、そこで第二冷却器204によってさらに冷却され、液化され、低濃度のガソリンベーパとなって大気へ放出される。なお、この発明では、四方弁111により、ガソリンベーパの流れ方向を切り替えることができる。図10においては、ガソリンベーパは先に第一ガソリン凝縮器101(第一冷却器201)を通り、その後第二ガソリン凝縮器103(第二冷却器204)を通過する。四方弁111でガソリンベーパの流れを切り替えると、図11に示すように、ガソリンベーパは第二ガソリン凝縮器103(第二冷却器204)を最初に通り、その後第一ガソリン凝縮器101(第一冷却器201)を通過する。第一ガソリン凝縮器101と第二ガソリン凝縮器103の間の温度は常に0℃以上になるように、ブライン温度を変化させている。
なお、この発明では、四方弁205により、ブライン109の流れ方向を切り替えることができる。図10においては、ブライン109は先に第二冷却器204(第二ガソリン凝縮器103)を通り、その後第一冷却器201(第一ガソリン凝縮器101)を通過する。四方弁205でブライン109の流れを切り替えると、図11に示すように、ブライン109は第一冷却器201(第一ガソリン凝縮器101)を最初に通り、その後第二冷却器204(第二ガソリン凝縮器103)を通過する。
以上のように、第一ガソリン凝縮器101、第二ガソリン凝縮器103の役割を一定時間毎に入れ替えることで、除霜運転を行う必要が無くなり、安定してガソリンの回収を行うことができる。
図14はこの発明の実施の形態5におけるガソリン回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
図14の実施の形態5はブラインの流れが切り替わる場合の回路構成の一例である。このように制御装置300により四方弁205を切り替えてブラインの流れを切り替えるだけでも、ある程度効果は得られる。同様にガソリンベーパの流れを反転させるだけでも、ある程度の効果は得られる。
図15および図16は、この発明の実施の形態6におけるガソリン回収装置の全体構成図の一例を示すものである。
この実施の形態6は、図14の流路切り替え弁205を流路切り替え回路205に変更した時の実施例である。流路切り替え回路205は、4個の開閉弁205a〜205dで構成されている。例えば、図14と同じ方向にブラインを流す場合は、開閉弁205a、開閉弁205cを開、開閉弁205b、開閉弁205dを閉にする。ブラインの流れを反転させる場合は、開閉弁205b、開閉弁205dを開、開閉弁205a、開閉弁205cを閉にする。このような方法でブラインの流路を変更しても、図14と同等の効果は得られる。
Claims (14)
- ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
圧縮機、凝縮器、第一絞り装置、第二絞り装置、第一蒸発器、第二蒸発器、蒸発圧力調整手段が接続され、閉回路を形成しており、蒸発圧力調整手段が第一蒸発器の下流に設けられた熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一蒸発器、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二蒸発器は、互いに熱交換できる構造とし、
熱源ユニットにおいて、第一蒸発器の蒸発温度を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器の蒸発温度を0℃より低い温度で制御することを特徴とするガソリンベーパ回収装置。 - 第一蒸発器と第一ガソリン凝縮器は水または不凍液を介して熱交換し、前記水または不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器の蒸発温度は0℃より低い温度で制御することを特徴とする請求項1記載のガソリンベーパ回収装置。
- 第一蒸発器と第一ガソリン凝縮器は水または第一不凍液を介して熱交換し、前記水または第一不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二蒸発器と第二ガソリン凝縮器は第二不凍液を介して熱交換し、前記第二不凍液は0℃より低い温度で制御することを特徴とする請求項1記載のガソリンベーパ回収装置。
- 液化ユニットにおいて、気液分離器と第二ガソリン凝縮器の間に、所定の圧力に到達すると開いてガソリンベーパを大気に放出する開閉手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のガソリンベーパ回収装置。
- 液化ユニットにおいて、第二ガソリン凝縮器の下流に圧力調整手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のガソリンベーパ回収装置。
- 液化ユニットにおいて、所定時間に到達すると、第二ガソリン凝縮器の除霜運転を行うことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のガソリンベーパ回収装置。
- 液化ユニットにおいて、第二ガソリン凝縮器より下流に圧力検知手段を備え、所定値以下に圧力を検知すると第二ガソリン凝縮器の除霜運転を行うことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のガソリンベーパ回収装置。
- ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器が接続され、閉回路を形成している熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器、流路切り替え弁が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、
タンク、ポンプ、第一冷却器、第二冷却器、流路切り替え手段が接続され、前記タンクには不凍液が封入されており、第一冷却器と第二冷却器は直列に接続された不凍液搬送回路と、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却器、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却器は、互いに熱交換できる構造としたことを特徴とするガソリンベーパ回収装置。 - 所定の時間を検知すると、制御手段により、ガソリンベーパと不凍液の流れを反転させることを特徴とする請求項8記載のガソリンベーパ回収装置。
- ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
第一冷却手段と第二冷却手段を備えた熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器で凝縮したガソリンベーパを気液分離して 第二ガソリン凝縮器に流入させる液化ユニットと、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却手段、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却手段は、互いに熱交換できる構造とし、
熱源ユニットにおいて、第一冷却手段の温度を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度を0℃より低い温度で制御することを特徴とするガソリンベーパ回収装置。 - ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
第一冷却手段と第二冷却手段と蒸発圧力調整手段とを備えた熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、第二ガソリン凝縮器が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器に流入して凝縮し気液分離したガソリンベーパを第二ガソリン凝縮器に流入させる液化ユニットと、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却手段、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却手段は、互いに熱交換できる構造とし、
熱源ユニットにおいて、第一冷却手段の温度を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度を0℃より低い温度で制御することを特徴とするガソリンベーパ回収装置。 - 第一冷却手段と第一ガソリン凝縮器は水または不凍液を介して熱交換し、前記水または不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段の温度は0℃より低い温度で制御することを特徴とする請求項10または11記載のガソリンベーパ回収装置。
- 第一冷却手段と第一ガソリン凝縮器は水または第一不凍液を介して熱交換し、前記水または第一不凍液を0℃より高い温度で制御し、第二冷却手段と第二ガソリン凝縮器は第二不凍液を介して熱交換し、前記第二不凍液は0℃より低い温度で制御することを特徴とする請求項10または11記載のガソリンベーパ回収装置。
- ガソリンタンク内のガソリンベーパを吸引し、吸引したガソリンベーパを液化して回収するガソリンベーパ回収装置において、
冷却手段を備えた熱源ユニットと、
ガソリン吸引ポンプ、第一ガソリン凝縮器、気液分離器、第二ガソリン凝縮器、流路切り替え弁が接続され、閉回路を形成しており、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器は直列に接続され、第一ガソリン凝縮器と第二ガソリン凝縮器の間に気液分離器が備えられた液化ユニットと、
タンク、ポンプ、第一冷却器、第二冷却器、流路切り替え手段が接続され、前記タンクには不凍液が封入されており、第一冷却器と第二冷却器は直列に接続された不凍液搬送回路と、から構成され、
前記第一ガソリン凝縮器と前記第一冷却器、および前記第二ガソリン凝縮器と前記第二冷却器は、互いに熱交換できる構造としたことを特徴とするガソリンベーパ回収装置。
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