JP4667350B2 - ブリッジ装置 - Google Patents

ブリッジ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4667350B2
JP4667350B2 JP2006329529A JP2006329529A JP4667350B2 JP 4667350 B2 JP4667350 B2 JP 4667350B2 JP 2006329529 A JP2006329529 A JP 2006329529A JP 2006329529 A JP2006329529 A JP 2006329529A JP 4667350 B2 JP4667350 B2 JP 4667350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bridge
baton
suspension
pulleys
batons
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006329529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008146864A (ja
Inventor
芳久 山田
Original Assignee
カヤバ システム マシナリー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カヤバ システム マシナリー株式会社 filed Critical カヤバ システム マシナリー株式会社
Priority to JP2006329529A priority Critical patent/JP4667350B2/ja
Publication of JP2008146864A publication Critical patent/JP2008146864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4667350B2 publication Critical patent/JP4667350B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

この発明は、ブリッジ装置に関し、特に、劇場などの舞台上を照らす照明器具を保持しながら舞台上方の天井側から垂下されるバトンに吊り下げられるブリッジを有してなるブリッジ装置の改良に関する。
近年の劇場などにあって、舞台上を照らす照明器具は、簀の子などを有する舞台上方の天井側から垂下されるバトンに吊り下げられるブリッジに保持されるとしており、そのため、このブリッジを有するブリッジ装置について種々の提案があるが、その中で、たとえば、特許文献1には、ブリッジが天井側から垂下される二本のバトンに分離可能に連結されて吊持されるとするブリッジ装置の提案が開示されている。
ちなみに、沿革的に看ると、バトンは、これが照明器具やその他の吊り物を吊り下げる、すなわち、いわゆる吊り物を吊持するとしていたが、その後、多数の照明器具を吊持でき、しかも、いわゆる舞台裏の作業者が内側に立ち入って、照明器具の向きなどの調整し得るものとしてブリッジが登場するに至った。
そして、このブリッジは、バトンではなく専用の吊り機構を利用して舞台の上方の天井側から吊持されるとしていたが、近年では、ブリッジの吊持にはバトンを利用することにして、ブリッジを有効な位置に必要な本数を任意に吊り下げるとし、特に、不使用時には、舞台の袖などに格納する、すなわち、使用時にバトンに吊持させるのが今後の主流となると考えられる。
それゆえ、この特許文献1に開示のブリッジ装置によれば、ブリッジの上端に天井側から垂下される二本のバトンを適宜の吊り材の利用下に連結することで、ブリッジの利用による舞台の照明を可能にし得るのはもちろんのこと、ブリッジの上端へのバトンの連結を実現する吊り材がブリッジに対してあるいはバトンに対して分離可能に連結されるとすることで、不使用時のブリッジをバトンから外し、舞台の袖などに移動させて格納することが可能になる。
特開平9‐265804(明細書中の段落0002、同0007、図1および図2参照)
しかしながら、上記した特許文献1に開示のブリッジ装置にあっては、ブリッジがいわゆる軽量であるとき、取り上げて不具合を生じる訳ではないが、ブリッジがいわゆる重たくなるとき、些か問題があると指摘される可能性がある。
すなわち、ブリッジは、多数の照明器具の保持を可能にするのはもちろんであるが、そのための給電設備やケーブルなどの配設の他、作業者の立ち入りを可能にする機械的強度を有するように形成されるとしている。
そして、多くの場合に、ブリッジ自体の軽量化を図る目的でアルミ材を利用していわゆるフレーム構造に形成されるとしているが、それでも、空体の状態で1トンから1.5トンの重量になり、また、多数の照明器具を保持するなどしていわゆるフル装備の状態になると、ほぼ3トンから3.5トンもの重量になるとされている。
このことからすると、既存のバトン装置において、一本のバトンにおける吊持力を大きくしない限りには、二本のバトンで上記のブリッジを吊持するのは困難になり、また、バトンにおける吊持力を大きくするためには、バトンの機械的強度を上げることが必須とされることになる。
ちなみに、バトンの機械的強度を上げるとなると、バトン装置における経費面や管理面で不利になり易く、したがって、利用するバトンの本数を、たとえば、倍の四本にするなどして対応するのが現状とされている。
そして、利用するバトンの本数を四本にする場合には、たとえば、図6に示すように、ブリッジ1の上端に二つのプーリPを保持させると共に、この二つのプーリPにそれぞれ巻装される各吊り材Hの両端をそれぞれバトン2に連結する態勢とされることになる。
それゆえ、この四本のバトンを利用してブリッジを吊持する場合には、基本的には、各吊り材の長さが同一に設定されるであろうから、垂下される各バトンの高さ位置を同一にする、すなわち、バトンのレベルを同じにする作業、しかも、精緻な作業が必須になる不利があり、これが充足されない場合には、バトンがいわゆる傾斜する不具合が招来されることになる。
この発明は、このような現状を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、既存のバトンの利用によるブリッジの吊持を可能にするのはもちろんのこと、利用するバトンの数をいたずらに多くさせずして、しかも、ブリッジを傾斜させずに吊持するのに最適となるブリッジ装置を提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明によるブリッジ装置の構成を、基本的には、天井側からそれぞれの吊り材で昇降可能に垂下される複数本のバトンと、この複数本のバトンに吊り手段を介して吊持されるブリッジとを有してなるブリッジ装置において、吊り手段が一本構造に形成されると共に、この吊り手段と複数本のバトンとの間にこの複数本のバトンにおける吊持力を均等にするイコライザが配設されてなり、このイコライザが間にプーリの配設を許容するように対向する一対の側板と、この一対の側板間の上段側に等間隔に配設される三個のプーリと、上記の一対の側板間の下段側に配設される二個のプーリと、両端が側板側に連結されながら上段側および下段側の各プーリに順次巻装される巻装体とを有し、上段側に配設の三個のプーリが上方からのそれぞれのバトンに連結されながら側板に上下動可能に保持されてなるとする。
それゆえ、この発明にあって、イコライザが各バトンに連結される上段側の三個のプーリを側板に対して上下動可能に保持させるとするから、各プーリの上下動が許容される範囲内であるが、三本のバトンの高さ位置が三本とも区々となる場合であっても、各バトンにおける吊持力を均等にし得ることになり、その限りにおいて、三本のバトンにおける機械的強度の許容限度内でブリッジを吊持することが可能になる。
そして、この発明にあっては、ブリッジを吊持するバトンが三本とされるから、ブリッジを吊持するバトンが四本とされる場合に比較して、他の用途に利用できるバトンの数を保障し得ることになる。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるブリッジ装置は、図1に示すように、使用時に劇場などの舞台における舞台床Fの上方の天井(図示せず)側から垂下されるバトン2に吊持され、不使用時に図1中で右部となる舞台の奥や図1中で正面部となる舞台の袖にいわゆる格納されるブリッジ1を有してなる。
そして、この発明によるブリッジ装置にあっては、図2にも示すように、上記のブリッジ1およびバトン2の他に、吊り手段3およびイコライザ4を有してなるとしている。
すなわち、この発明によるブリッジ装置にあって、まず、バトン2は、多数本とされて天井側からそれぞれの吊り材21で昇降可能に垂下されるとしており、また、舞台の上方での配設状況についてだが、その軸線方向が舞台の間口方向となる、すなわち、図1中で左側となる客席側から看て舞台の左右方向に延在されるように配設されてなるとしている。
ちなみに、凡そバトンと称されるものには、この発明で言うバトンと異なり、図示しないが、舞台の間口方向の両端部となる袖の天井側に配設されるものがあり、この客席側から看ると軸線方向が言わば縦方向となるバトンにあっては、たとえば、客席から視線を遮る幕や横から舞台上を照らす照明やしようシリンダ内大道具を吊持する場合などに利用されるとしている。
また、凡そバトンと称されるものには、旧来から利用されている図2に示すようないわゆる単管からなるものの他に、図5に示すように、ラダーバトンと称されるものがあり、このラダーバトンにあっては、後述するイコライザ4を吊持する吊り材22を掛け回せるようにする棒状に形成のホルダ部23と、このホルダ部23に連結される束状に形成の連結部24と、この連結部24に連結される棒状に形成の支持部25と、を有してなり、全体として見ると、梯子状あるいはトラス状の態様を呈するとしている。
このように、バトン2がラダーバトンとされる場合には、単一のバトン2の負担過重を大きくすることが可能になり、したがって、バトン2が単管からなる場合には、どうしても本数が増えて、それに伴う不具合が多くなる不利があったことに比較して、コストや維持の面からしても有利なると言い得る。
なお、バトン2におけるホルダ部23に掛け回される吊り材22は、下端にフック22aを有していて、イコライザ4に対する分離可能な連結を実現し得るとし、また、支持部25に天井側からの吊り材21が連結されるとしている。
ところで、バトン2にブリッジ1を吊持させるとき、図示するところにあっては、バトン2の本数を三本としているが、この三本のバトン2は、図2に示すように、それぞれいわゆる左右となる一対の、すなわち、二本の吊り材22を有してなるとしており、したがて、後述する吊り手段3およびイコライザ4についてもそれぞれ一対、すなわち、いわゆる二個配置とされるとしているが、以降の説明においては、便宜上、一方の吊り手段3やイコライザ4についてのみ説明する。
つぎに、上記のバトン2、すなわち、図示するところでは、複数本とされる三本のバトン2で吊持されるブリッジ1は、図4に示すように、舞台上、すなわち、舞台床Fの上方に広がる空間を照らす複数の照明器具Lを保持するとしている。
そして、このブリッジ1は、複数の照明器具Lを保持することからして、この複数の照明器具Lに接続されるケーブル(図示せず)や給電設設備(図示せず)を有するとしている。
また、このブリッジ1は、図4に示すように、照明器具Lのこのブリッジ1への取り付けや照明器具Lにおける向きの調整などの諸作業を実践するいわゆる裏方と称される作業者Hの底板11からなる歩廊上への立ち入りを許容するとしている。
さらに、このブリッジ1は、上記したバトン2に吊持されて利用されるとき、その軸線方向が舞台の間口方向に沿う状態にされるとしており、このとき、多くの場合に、図示しないが、舞台の間口方向に直列する複数体が一体に連結されて利用されるとしている。
ちなみに、いわゆる単体のブリッジ1についての寸法であるが、図示するところでは、舞台の間口方向となる軸線方向の長さをほぼ5mにし、高さをほぼ2.5mにし、舞台の奥行き方向となるいわゆる厚さをほぼ60cmにするとしている。
以上からして、このブリッジ1は、所定数の照明器具Lの保持を可能にすると共に、ケーブルの配設や給電設備の配設、さらには、作業者Hの立ち入りを可能にする機械的強度を有するように形成されるとしており、多くの場合に、図3に示すように、いわゆるフレーム構造に形成されるとしている。
そして、ブリッジ1は、上記したように、底板11を有して歩廊を形成すると共に、この歩廊に立ち入る作業者Hの身の安全を保障する安全帯(図示せず)の分離可能な連結を可能にする安全帯用フック12を有してなるとしている。
ちなみに、安全帯用フック12は、図示するところでは、このブリッジ1の上端部にあって、このブリッジ1の軸線方向に延在されるガイドレール13(図3参照)に移動可能に保持されてなるとしている。
なお、このブリッジ1にあっては、歩廊上を作業者Hが安全に通行できるように、いわゆる腰高の高さ位置にあって、ブリッジ1の軸線方向に延びる手摺14(図3参照)を有してなるとしている。
また、このブリッジ1にあっては、前記したように、不使用時には、舞台の奥や舞台の袖に格納されるとしているが、この格納の際には、ブリッジ1を舞台床F上で移動させるとしていることから、図3および図4に示すように、下端に適宜数のキャスタCを分離可能に連結し得るとしている。
ちなみに、このキャスタCについては、ブリッジ1の下端に固定的に、すなわち、分離できないように保持されてなるとしても良いが、ブリッジ1を吊り上げて使用する使用時には、いわゆる邪魔になることが予想されるであろうから、分離可能にブリッジ1の下端に連結されてなるとするのが好ましいであろう。
吊り手段3は、原理的には、後述するイコライザ4を介して上記のブリッジ1を吊持する手段であり、その意味からすれば、任意の構成に設定されて良いが、 前記したように、ブリッジ1が不使用時にはバトン2から分離されていわゆる格納されること、および、使用時にはバトン2に吊持されて鉛直に垂下されることを鑑みて、この吊り手段3にあっては、まず、一本構造に形成されるとしており、つぎに、いわゆる取り扱い易さの上から、可撓性を有するように形成されてなるとしている。
そして、この吊り手段3は、図示するところでは、図5に示すように、上方側の吊り材たるチェーン31と、下方側の吊り材たるワイヤ32とが分離可能に連結されてなるとし、このとき、チェーン31は、上端がイコライザ4にいわゆる固定的に連結され、下端にフック31aを有してなるとしている。
それに対して、ワイヤ32は、下端がブリッジ1の上端のブラケット15にいわゆる固定的に連結されてなる(図4参照)とし、上端が上記のフック31aの分離可能な連結を具現化するためにループ状に形成されてなるとしている。
このように、この吊り手段3にあって、上方側をチェーン31にし、下方側をワイヤ32にする一本構造に形成されることで、吊り上げられて使用状態におかれるブリッジ1は、自然に傾斜することなく垂下されることになる。
そして、この吊り手段3にあって、上方側をチェーン31にし、下方側をワイヤ32にする場合には、不使用のブリッジ1を舞台床F上に降ろしてバトン2から分離するとき、すなわち、図示するところでは、イコライザ4から分離するとき、チェーン31は、これを垂下した状態のままに維持することが可能になると共に、ワイヤ32にあっては、チェーン31と分離された上端側を舞台床F側に降ろすようにすることが可能になる。
それゆえ、このことからすると、この吊り手段3にあっては、図示しないが、舞台床F上に立つ作業者Hがチェーン31とワイヤ32との連結の実行する際、あるいは、分離を実行する際の操作性に優れることになる点で有利となる。
イコライザ4は、図5に示すように、一対の側板41,42と、上段側の複数個の、すなわち、三個のプーリ43,44,45および下段側の複数個の、すなわち、二個のプーリ46,47と、巻装体48とを有してなる。
一対の側板41,42は、間にプーリ43,44,45,46,47の配設を許容するように対向し、なおかつ、下段側の二個のプーリ46,47については、これを枢着させ、上段側の三個のプーリ43,44,45については、これを上下動可能に保持するとしている。
そして、一対の側板41,42は、前記したように、下端中央に吊り手段3におけるチェーン31の上端の固定的な連結を許容する、すなわち、簡単に分離されない構造に連結させるとしている。
つぎに、三個のプーリ43,44,45は、一対の側板41,42間の上段側に等間隔に配設され、それぞれの軸43a,44a,45aの両端が、一部図示しないが、側板41,42にそれぞれ開穿のガイド縦孔41a,42a,41b,42b,41c,42cに挿通されるとしている。
それゆえ、この三個のプーリ43,44,45にあっては、ガイド縦孔41a,42a,41b,42b,41c,42cの長さの範囲内で一対の側板41,42に対して上下動し得ることになる。
そして、上記の軸43a,44a,45aの両端は、一部図示しないが、一対の側板41,42に外側から隣接される一対の帯状のブラケット43b,43c,44b,44c,45b,45cに連結されていて、このブラケット43b,43c,44b,44c,45b,45cの上下動に同期して上下動するとしている。
そしてさらに、このブラケット43b,43c,44b,44c,45b,45cが前記したバトン2における吊り材22にフック22aの利用下に分離可能に連結されるとしている。
ちなみに、三個のプーリ43,44,45の配設間隔であるが、このイコライザ4にあっては、下段側の二個のプーリ46,47との間で巻装体48を巻装させるとしているから、言わば下段側のプーリ46,47の巾とほぼ同じ寸法になる間隔を有するとしている。
一方、この下段側の二個のプーリ46,47は、前記したように、一対の側板間41,42に枢着されているが、このとき、上記の三個のプーリ43,44,45の言わば間に配設される、すなわち、上下方向では離れているのはもちろんであるが、この上下方向で見ると、三個のプーリ43,44,45の間に位置決められている態勢にあるとしている。
これは、前記したように、このイコライザ4にあっては、この二個のプーリ46,47には三個のプーリ43,44,45との間で巻装体48が巻装されるとしていることに基づく。
そして、巻装体48は、両端が側板41,42側に連結されながら上段側および下段側の各プーリ43,44,45および46,47に順次に、すなわち、図示するところでは、プーリ43,46,44,47,45の順に巻装されるとしている。
ちなみに、この巻装体48の長さは、図示するように、上段側のプーリ43,44,45の軸43a,44a,45aがそれぞれのガイド縦孔41a,42a,41b,42b,41c,42cに対して上下方向の中間部にある、すなわち、いわゆる中立状態にあるように維持できる長さに設定されている。
それゆえ、このイコライザ4にあっては、上記のガイド縦孔41a,42a,41b,42b,41c,42cの範囲内で各プーリ43,44,45が上下動できる状態にあることを条件にして、このイコライザ4に連結される各バトン2における吊持力を均等にし得ることになる。
このことからすれば、このイコライザ4を利用する場合には、一本のバトン2にのみ、あるいは、二本のバトン2にブリッジ1における総重量を負担させることがなく、各バトン2の機械的強度を超える荷重作用で各バトン2をいわゆる故障させるような不具合の発生をあらかじめ回避し得ることになる。
以上からすれば、この発明のイコライザ4にあっては、三本のバトン2を利用して、しかも、能力一杯にブリッジ1を吊り下げることを可能にするもので、ブリッジ1を吊持するバトン2が四本とされる場合に比較して、他の用途に利用できるバトン2の数を保障し得ることになる。
前記したところでは、この発明によるブリッジ装置において、イコライザ4が三本のバトン2に連結されてなるとしているが、この発明のブリッジ装置が意図するところは、複数本のバトン2における吊持力を均等にして、一本あるいは二本のバトン2が総重量を負担することの不具合を解消することにあるから、この観点からすれば、イコライザ4が二本のバトン2に連結される構成に設定されてなる、すなわち、図示しないが、上端側に二個のプーリを有し下段側に一個のプーリを有する構成に設定されてなるとしても良いと言い得ることになる。
そして、この場合には、ブリッジ1が軽量に形成されている場合におりように便利となり、また、ブリッジ1以外の吊りものをバトン2に吊持させる場合の利用に便利となるであろう。
この発明によるブリッジ装置の劇場の舞台上での使用状態および格納状態を示す概略縦断面図である。 この発明によるブリッジ装置を示す概略斜視図である。 この発明によるブリッジ装置を構成するブリッジの正面図である。 図3に示すブリッジの側面図である。 この発明によるブリッジ装置を構成するイコライザを一部破談して示す正面図である。 従来のブリッジの吊持状態の一例を示す図である。
符号の説明
1 ブリッジ
2 バトン
3 吊り手段
4 イコライザ
11 歩廊を構成する底板
12 安全帯用フック
21 吊り材
31 吊り材たるチェーン
32 吊り材たるワイヤ
41,42 側板
43,44,45,46,47 プーリ
48 巻装体

Claims (4)

  1. 天井側からそれぞれの吊り材で昇降可能に垂下される複数本のバトンと、この複数本のバトンに吊り手段を介して吊持されるブリッジとを有してなるブリッジ装置において、吊り手段が一本構造に形成されると共に、この吊り手段と複数本のバトンとの間にこの複数本のバトンにおける吊持力を均等にするイコライザが配設されてなり、このイコライザが間にプーリの配設を許容するように対向する一対の側板と、この一対の側板間の上段側に等間隔に配設される三個のプーリと、上記の一対の側板間の下段側に配設される二個のプーリと、両端が側板側に連結されながら上段側および下段側の各プーリに順次巻装される巻装体とを有し、上段側に配設の三個のプーリが上方からのそれぞれのバトンに連結されながら側板に上下動可能に保持されてなることを特徴とするブリッジ装置。
  2. 天井側からそれぞれの吊り材で昇降可能に垂下されるバトンにおける軸線方向が舞台の間口方向とされると共にブリッジの軸線方向がバトンの軸線方向と同一方向とされてなる請求項1に記載のブリッジ装置。
  3. 吊り手段がイコライザの下端側に連結される吊り材とブリッジの上端に連結される吊り材とを分離可能に連結して可撓性を有する一本構造とされてなる請求項1に記載のブリッジ装置。
  4. ブリッジが歩廊となる底板を有すると共に、安全帯の分離可能な連結を可能にしながら歩廊に沿う移動が可能とされる安全帯用フックを有してなる請求項1に記載のブリッジ装置。
JP2006329529A 2006-12-06 2006-12-06 ブリッジ装置 Expired - Fee Related JP4667350B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006329529A JP4667350B2 (ja) 2006-12-06 2006-12-06 ブリッジ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006329529A JP4667350B2 (ja) 2006-12-06 2006-12-06 ブリッジ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008146864A JP2008146864A (ja) 2008-06-26
JP4667350B2 true JP4667350B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=39606811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006329529A Expired - Fee Related JP4667350B2 (ja) 2006-12-06 2006-12-06 ブリッジ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4667350B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5307464B2 (ja) * 2008-07-22 2013-10-02 カヤバ システム マシナリー株式会社 可動間口壁構造

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS428764Y1 (ja) * 1964-02-28 1967-05-10
JPS4821808B1 (ja) * 1968-09-12 1973-07-02
JPS5793890A (en) * 1980-11-29 1982-06-11 Sumitomo Metal Ind Crane
JPH051489A (ja) * 1991-06-25 1993-01-08 Matsushita Electric Works Ltd 間仕切りパネルへの給電装置
JPH09265804A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Kayaba Ind Co Ltd 舞台用ライトブリッジ
JPH09268758A (ja) * 1996-03-27 1997-10-14 Kayaba Ind Co Ltd 移動式ゴンドラ装置
JPH09272693A (ja) * 1996-04-04 1997-10-21 Meidensha Corp 巻上装置
JPH09301670A (ja) * 1996-05-08 1997-11-25 Toshihisa Sakurada 吊り揚げ補助装置
JP2001293100A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Osuka Engineering:Kk 高所作業用安全装置
JP2006000186A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Marumo Denki Kk 演出空間用給電装置および給電方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS428764Y1 (ja) * 1964-02-28 1967-05-10
JPS4821808B1 (ja) * 1968-09-12 1973-07-02
JPS5793890A (en) * 1980-11-29 1982-06-11 Sumitomo Metal Ind Crane
JPH051489A (ja) * 1991-06-25 1993-01-08 Matsushita Electric Works Ltd 間仕切りパネルへの給電装置
JPH09268758A (ja) * 1996-03-27 1997-10-14 Kayaba Ind Co Ltd 移動式ゴンドラ装置
JPH09265804A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Kayaba Ind Co Ltd 舞台用ライトブリッジ
JPH09272693A (ja) * 1996-04-04 1997-10-21 Meidensha Corp 巻上装置
JPH09301670A (ja) * 1996-05-08 1997-11-25 Toshihisa Sakurada 吊り揚げ補助装置
JP2001293100A (ja) * 2000-04-17 2001-10-23 Osuka Engineering:Kk 高所作業用安全装置
JP2006000186A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Marumo Denki Kk 演出空間用給電装置および給電方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008146864A (ja) 2008-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006306621A (ja) エレベータ昇降路にガイドレールを設置する方法および装置
CN113562582B (zh) 一种具有自适应补充结构的金属热处理用吊装装置
CN103663055B (zh) 升降机装置和方法
JP6012578B2 (ja) 重量物運搬方法、及び重量物運搬装置
KR101405010B1 (ko) 현수교의 보강형 인상을 위한 갠트리
JP4667350B2 (ja) ブリッジ装置
EP3048076B1 (en) A rope lifting tool and a rope lifting arrangement
US20160332852A1 (en) Arrangement and a method for transporting material in an elevator shaft
CN101612483A (zh) 一种避免多套威亚装置驱动钢丝绳相互缠绕的威亚装置运行系统
JP4340792B1 (ja) 巻取式ウインチを用いたネット又はシート等の吊張体の移動システム
CN107720526B (zh) 一种钢丝绳超载自动脱落吊具
KR101833810B1 (ko) 멀티로프 동기형 호이스트
CN105186387A (zh) 一种大截面电缆隧道敷设用装置
JP6605411B2 (ja) 揚重ブラケット及び巻上機
JP5991604B2 (ja) ネット又はシートの吊張装着、及びネット又はシートの吊張方法
JP2011092605A (ja) 吊り物装置
CN210795565U (zh) 一种盘卷钢筋起吊装置
JP2001287877A (ja) エレベータの主ロープ交換方法とその装置
KR20170132597A (ko) 현수 비계용 접이식 작업대 장치
JPH07144850A (ja) ローラ付きシャックル及び乗りかご吊上げ装置
CN116742549B (zh) 一种模块化的吊装式配电电缆桥架
CN216235700U (zh) 一种重型钢结构手动起吊装置
KR200342932Y1 (ko) 용접로봇 공급장치
JP5307464B2 (ja) 可動間口壁構造
JP4132532B2 (ja) ゴンドラ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4667350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees