JP4666573B2 - 土砂構造物材料の製造方法並びにこの製造方法を利用した表面保護工法及び法面保護工法 - Google Patents
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Description
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、砂及び土類から選択される少なくとも一種以上の土砂と、この土砂を小粒化する凝集剤からなる第1の改質剤と、を混合若しくは混練手段に供給し、混合若しくは混練する第1の工程と、第1の工程により混合若しくは混練された一次混練土砂に、半水石膏及び軽焼マグネシア又は半水石膏若しくは軽焼マグネシアからなる前記土砂表面の粘りを除去する第2の改質剤を前記土砂の重量の0〜10%混入して混合若しくは混練する第2の工程と、第2の工程により混合若しくは混練された二次混練土砂に、軽焼マグネシアと、この軽焼マグネシアの重量の0〜10%の減水剤と、フライアッシュ、シリカフューム、スラグ、セピオライト、炭酸カルシウム及び石粉から選択される少なくとも一種以上の、前記軽焼マグネシアの重量の0〜500%の混和材と、を混入して混合若しくは混練する第3の工程と、を有する、ことを特徴とする土砂構造物材料の製造方法である。
本発明における土類の原料は、粘性土、泥土、砂質土、シルト、まさ土、腐植土(腐葉土)、火山灰土、赤土、田土、ピートモス、鹿沼土、バーミキュライト、パーライト、ゼオライト、ケイソウ土、ベントナイト、カオリン、シラス、関東ローム、泥炭、等からなっている。特に、土木工事に際して発生した残土や施工対象となる法面等を成形・加工するに際して発生した現地発生土、あるいは下水汚泥、上水汚泥、ヘドロなどの廃棄土を使用すると、一層原料コストの低減を図ることができる。
請求項2記載の発明は、土砂構造物材料をエアー搬送し、単位時間(h)当たり3m 3 以上の吐出量で吹付け、法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面を被覆して該法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面の表面を保護する工法であって、請求項1記載の製造方法によって土砂構造物材料を得るにあたり、前記土砂1m 3 に対して、前記第1の改質剤を1〜20kg添加するとともに、前記第2の改質剤を1〜150kg添加して、前記土砂の粒径を20mm以下とし、かつ、前記軽焼マグネシア100重量部に対し、前記土類を100〜1000重量部配合して、前記土砂構造物材料のスランプ値を5cm以下、28日圧縮強度を0.2N/mm 2 以上としておき、得られた土砂構造物材料を前記法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面に吹付ける、ことを特徴とする表面保護工法である。
<請求項3記載の発明>
請求項3記載の発明は、前記軽焼マグネシア100重量部に対し、前記砂を25〜500重量部、前記土類を25〜500重量部配合する、請求項2記載の表面保護工法である。
土砂構造物材料のスランプ値を5cm以下とすることにより、エアー搬送を円滑にするとともに、法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面の被覆に適した強度と耐久性とを確保することができる。
請求項4記載の発明は、湿式混合若しくは湿式混練をした前記土砂構造物材料を、吹付機により管路を介して、該管路の先端の吹付ノズルへエアー搬送し、該吹付ノズルから前記法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面に吹付ける、請求項2又は請求項3記載の表面保護工法である。
土砂構造物材料を湿式混合若しくは湿式混練しても、搬送途中の管路内で土砂構造物材料が固化したり、詰まったりすることがないので、円滑な吹付作業を行うことができる。
請求項5記載の発明は、乾式混合若しくは乾式混練をした前記土砂構造物材料を、吹付機により第1の管路を介して、該第1の管路の先端の吹付ノズルへエアー搬送し、該吹付ノズルには、第2の管路から水又は水及び急結剤が供給され、この水又は水及び急結剤を搬送させた状態で、前記土砂構造物材料を、前記吹付ノズルから前記法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面に吹付ける、請求項2又は請求項3記載の表面保護工法である。
土砂構造物材料を乾式混合若しくは乾式混練をした状態で管路先端の吹付ノズルまで搬送し、該吹付ノズルで水又は水及び急結剤を搬送させ、法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面に吹付けるので、搬送途中に上記材料が固化したり、詰まったりすることがないため、吹付機による吹付ノズルへのエアー搬送が円滑になる。
請求項6記載の発明は、土砂構造物材料を圧送し、単位時間(h)当たり3m 3 以上の吐出量で吹付け又は打設し、法面に構造体を形成して該法面を保護する工法であって、請求項1記載の製造方法によって土砂構造物材料を得るにあたり、前記土砂1m 3 に対して、前記第1の改質剤を1〜20kg添加するとともに、前記第2の改質剤を1〜150kg添加して、前記土砂の粒径を20mm以下とし、前記軽焼マグネシア100重量部に対し、前記砂を25〜62.5重量部、前記土類を25〜62.5重量部配合して、前記土砂構造物材料のスランプ値を5cm超、又はPロートフロー値を8秒以上、28日圧縮強度を10N/mm 2 以上としておき、得られた土砂構造物材料をポンプ圧送し、前記法面に吹付け又は打設する、ことを特徴とする法面保護工法である。
土砂構造物材料のスランプ値を5cm超、又はPロートフロー値を8秒以上とすることにより、ポンプ圧送を円滑にするとともに、法面に形成する法面構造体に適した強度と耐久性とを確保することができる。
請求項7記載の発明は、湿式混合若しくは湿式混練をした前記土砂構造物材料を、ポンプにより第1の管路を介して、該第1の管路の先端の吹付ノズルへ圧送し、該吹付ノズルには、第2の管路から急結剤が供給され、この急結剤を搬送させた状態で、前記土砂構造物材料を、前記吹付ノズルから前記法面に吹付け又は打設する、請求項6記載の法面保護工法である。
土砂構造物材料を湿式混合若しくは湿式混練をした状態で管路先端の吹付ノズルまで搬送し、該吹付ノズルで急結剤を搬送させ吹付けるので、搬送途中に上記材料が固化したり、詰まったりすることがないため、ポンプによる吹付ノズルへ圧送が円滑になる。
請求項8記載の発明は、土砂構造物材料を、ポンプにより管路を介して圧送し、その管路の先端の吹付ノズルから、法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面に単位時間(h)当たり3m 3 以上の吐出量で吹付ける表面保護工法であって、請求項1記載の製造方法によって土砂構造物材料を得るにあたり、前記土砂1m 3 に対して、前記第1の改質剤を1〜20kg添加するとともに、前記第2の改質剤を1〜150kg添加して、前記土砂の粒径を20mm以下とし、前記軽焼マグネシア100重量部に対し、前記砂を25〜62.5重量部、前記土類を25〜62.5重量部配合して、前記土砂構造物材料のスランプ値を8〜27cm、28日圧縮強度を10N/mm 2 以上としておき、前記ポンプと吹付ノズルとの間の管路途中であり、かつ吹付ノズルから3〜40m離間した位置において、2〜10Nm3/分の量をもって空気を吹込み、前記請求項1記載の製造方法によって得られた土砂構造物材料を前記空気を連行した状態で、前記吹付ノズルから吹付け、法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面の表面を保護する、ことを特徴とする表面保護工法である。
スランプ値が8〜27cmであるために、流動性に良好であり、また、リバンドロスが無くまたはあっても極く少量であるために、強度の低下を防止できる。
請求項9記載の発明は、前記吹付ノズルは作業員が保持しながら吹付を行う請求項8記載の表面保護工法である。
コンクリートポンプ車が入ることができない山間部などの場所であっても、作業員がノズル部分を保持して、あらゆる場所に移動して法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面に吹付けることができる。
<土砂構造物材料>
まず、軽焼マグネシアについて説明する。マグネサイト(炭酸カルシウム)を800℃前後で焼成すると、軽焼マグネシアと炭酸ガスになる(MgCO3→MgO+CO3)。軽焼マグネシアは、表面活性が高く反応に富み、一般的には、耐火物、肥料等の原料に使用されている。しかし近年、この軽焼マグネシアの水硬性を利用し、軽焼マグネシアを主成分とする水硬性硬化材が販売されている。
(改質剤)
土砂構造物材料の成分を均質化し圧縮強度のバラつきを抑えるためには、土砂と軽焼マグネシアとの均質な攪拌(混合若しくは混練)が要件となり、その前提として、土砂を小粒化し、さらに、土類の粘性に起因する表面の粘りを除去して、サラサラの状態に改質する必要がある。ただし、ポンプ圧送の場合は水を投入して柔らかくするので、土砂を圧送管の内径の約1/3以下の大きさに小さくするだけでよく、土類の粘性に起因する表面の粘りを除去する必要がないので、半水石膏及び軽焼マグネシア又は半水石膏若しくは軽焼マグネシアを添加しなくてもよい。
前述したように、土砂構造物材料の成分を均質化し圧縮強度のバラつきを抑えるためには、土砂と軽焼マグネシアとの均質な攪拌が要件となり、その前提として、土砂を小粒化し、さらに、ポンプ圧送の場合を除き、土類の粘性に起因する表面の粘りを除去して、サラサラの状態に改質する必要がある。
吐出量(圧送量)が単位時間(h)当たり3m3/h以上とするためには、土砂が20mm以下(好ましくは15mm以下)の粒径であればよい。そして、土砂を20mm以下の粒径とするためには、土砂1m3に対して、アニオン系、カチオン系等の凝集剤、グアガム及び吸収ポリマーから選択される少なくとも一種以上の改質剤を1〜20kg/m3添加するとともに(ただし、吸収ポリマーを使用しない場合には、1〜10kg/m3でよい)、半水石膏、軽焼マグネシアから選択される少なくとも一種以上の改質剤を1〜150kg/m3添加することが好ましい(より好適には、50〜100kg/m3である)。
この流動性については、流動性を構成する材料の粘性との相関が高く、この粘性を的確に評価できる基準でなければならない。モルタルの流動性を評価するものとしては、モルタルフロー試験器によるテーブルフロー値が知られている。土砂構造物材料の土砂についても同様に、テーブルフロー値(15回の落下運動を与えてのモルタルの広がった径の平均値)で流動性や粘性を評価してもよいが、15回の落下運動を与えての土砂の強制安息角を測ることによることが好適である。
土砂をベルトコンベア(図示せず)により二軸ミキサー若しくは正逆回転ミキサーからなる混合混練手段(図示せず)に搬送するとともに、凝集剤、グアガム、吸収ポリマーから選択される少なくとも一種以上の改質剤を該混合若しくは混練手段に投入し、攪拌(混合若しくは混練)する。そして、約3〜6分攪拌し、土砂が小塊状になったら、土砂の表面の粘りを除去するため、先の混合若しくは混練手段に半水石膏及び軽焼マグネシア又は半水石膏若しくは軽焼マグネシアを投入して、さらに約1〜3分攪拌(混合若しくは混練)する。
一般的に、法面保護工法は、法面が安定していて落石や部分的崩壊がなく、法面の表面だけの風化防止を主目的としているが、本発明における法面保護工法は、この目的に加え、イ)風化岩、長大法面等で落石や部分的な崩壊が考えられる場合、ロ)表面すべり(直線すべり)、又は円弧すべりが発生するものと予想される場合、ハ)急勾配、ダム湛水面、浸透水の激しい法面の場合、に行われる法面抑止工法も含むものとする。また、法面には、当然のことながら護岸工事における法面(例えば、河川の護岸法面)も含まれるものであるから、この法面保護工法には、河川等の護岸保護を目的とした被覆も含まれるものである。なお、請求の範囲及び明細書記載中の、法面の表面保護工法とは、便宜上、上記法面保護工法の言い換えにすぎない。
まず、湿式攪拌、すなわち湿式混合若しくは湿式混練の場合について説明する。
軽焼マグネシア、上記混練土砂、上記混和剤、及び上記混和材を、第1のベルトコンベア(図示せず)により計量器(図示せず)へ搬送し、この計量器によりそれぞれの重量を計量し上記配合になるように調整した後、第2のベルトコンベアによりミキサー(図示せず)へ搬送する。そして、エアーによる搬送性の観点から、スランプ値が0〜5cm以下の範囲になるように、所定量の水をこのミキサーに投入した上で、このミキサーにより湿式混合若しくは湿式混練する。この湿式混合若しくは湿式混練された上記配合の土砂構造物材料を、第3のベルトコンベア(図示せず)によりコンプレッサー等を備えた吹付機(図示せず)へ搬送する。
軽焼マグネシア、上記混練土砂、上記混和剤、及び上記混和材を、第1のベルトコンベア(図示せず)により計量器(図示せず)へ搬送し、この計量器によりそれぞれの重量を計量し上記配合になるように調整した後、第2のベルトコンベアによりミキサー(図示せず)へ搬送する。そして、このミキサーにより乾式混合若しくは乾式混練する。この乾式混合若しくは乾式混練された上記配合の土砂構造物材料を、第3のベルトコンベア(図示せず)によりコンプレッサー等を備えた吹付機(図示せず)へ搬送する。
軽焼マグネシア、上記混練土砂、上記混和剤、及び上記混和材を、第1のベルトコンベア(図示せず)により計量器(図示せず)へ搬送し、この計量器によりそれぞれの重量を計量し上記配合になるように調整した後、第2のベルトコンベアによりミキサー(図示せず)へ搬送する。そして、ポンプによる圧送のし易さの観点から、スランプ値が5cm以上(好ましくは5cm超)、又はPロートフロー値を8秒以上の範囲になるように、所定量の水をこのミキサーに投入した上で、このミキサーにより湿式攪拌、すなわち湿式混合若しくは湿式混練する。この湿式混合若しくは湿式混練された上記配合の土砂構造物材料を、第3のベルトコンベア(図示せず)により圧送ポンプ(図示せず)へ搬送する。なお、ポンプ圧送時の材料の分離防止とスムーズな圧送のために、湿式混合若しくは湿式混練の際に、ベントナイト、アタパルジャイトやセピオライト等の粘土鉱物、アクリル高分子系樹脂等の増粘剤を材料分離低減剤として添加して、混合若しくは混練してもよい。
エアー併用ポンプ圧送の吹付による各種表面保護工法及び法面保護工法における、土砂構造物材料の配合としては、軽焼マグネシア(M):砂(S)の重量比が、1:0.1〜4未満とされる。M:Sが1:0.1未満では、不経済になるとともにクラックが入り易くなる。M:Sが1:4以上であると、強度が不足するとともに圧送性を損なう。粗骨材を入れる場合、軽焼マグネシア:砂:粗骨材の重量比が1:0.1〜4未満:<2とされる。粗骨材の粒度としては、25mm以下、特に15mm以下が好適である。粗骨材としては、砂利のほか、スラグ(徐冷スラグ)なども用いることができる。さらに、これらの材料には、減水剤、気泡剤、増粘剤などを軽焼マグネシアに対して0〜10重量%以下の範囲で、および水硬性スラグ微粉末、炭酸カルシウム(炭カル)、フライアッシュなどの混合材を軽焼マグネシアに対して150重量%以下の範囲で添加することができる。水の添加量としては、軽焼マグネシアに対する水の比率(W/M)として、30〜65%が好ましい。吹付ノズルからの法枠材料の吐出量としては、2〜10Nm3/時が好適である。
図1は全体図であり、上記混練土砂1をショベル車2などにより、ホッパー3に投入し、ベルトコンベア4で計量器5内に投入する。計量後は、ミキサー6内に投入し、軽焼マグネシア7および水タンク8からの水をポンプ9により水ホース10を通して供給し、ミキサー6にて湿式混合若しくは湿式混練する。
Claims (9)
- 砂及び土類から選択される少なくとも一種以上の土砂と、
この土砂を小粒化する凝集剤からなる第1の改質剤と、を混合若しくは混練手段に供給し、混合若しくは混練する第1の工程と、
第1の工程により混合若しくは混練された一次混練土砂に、半水石膏及び軽焼マグネシア又は半水石膏若しくは軽焼マグネシアからなる前記土砂表面の粘りを除去する第2の改質剤を前記土砂の重量の0〜10%混入して混合若しくは混練する第2の工程と、
第2の工程により混合若しくは混練された二次混練土砂に、軽焼マグネシアと、
この軽焼マグネシアの重量の0〜10%の減水剤と、
フライアッシュ、シリカフューム、スラグ、セピオライト、炭酸カルシウム及び石粉から選択される少なくとも一種以上の、前記軽焼マグネシアの重量の0〜500%の混和材と、を混入して混合若しくは混練する第3の工程と、を有する、
ことを特徴とする土砂構造物材料の製造方法。 - 土砂構造物材料をエアー搬送し、単位時間(h)当たり3m 3 以上の吐出量で吹付け、法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面を被覆して該法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面の表面を保護する工法であって、
請求項1記載の製造方法によって土砂構造物材料を得るにあたり、前記土砂1m 3 に対して、前記第1の改質剤を1〜20kg添加するとともに、前記第2の改質剤を1〜150kg添加して、前記土砂の粒径を20mm以下とし、
かつ、前記軽焼マグネシア100重量部に対し、前記土類を100〜1000重量部配合して、前記土砂構造物材料のスランプ値を5cm以下、28日圧縮強度を0.2N/mm 2 以上としておき、
得られた土砂構造物材料を前記法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面に吹付ける、
ことを特徴とする表面保護工法。 - 前記軽焼マグネシア100重量部に対し、前記砂を25〜500重量部、前記土類を25〜500重量部配合する、
請求項2記載の表面保護工法。 - 湿式混合若しくは湿式混練をした前記土砂構造物材料を、吹付機により管路を介して、該管路の先端の吹付ノズルへエアー搬送し、該吹付ノズルから前記法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面に吹付ける、請求項2又は請求項3記載の表面保護工法。
- 乾式混合若しくは乾式混練をした前記土砂構造物材料を、吹付機により第1の管路を介して、該第1の管路の先端の吹付ノズルへエアー搬送し、
該吹付ノズルには、第2の管路から水又は水及び急結剤が供給され、この水又は水及び急結剤を搬送させた状態で、前記土砂構造物材料を、前記吹付ノズルから前記法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面に吹付ける、請求項2又は請求項3記載の表面保護工法。 - 土砂構造物材料を圧送し、単位時間(h)当たり3m 3 以上の吐出量で吹付け又は打設し、法面に構造体を形成して該法面を保護する工法であって、
請求項1記載の製造方法によって土砂構造物材料を得るにあたり、前記土砂1m 3 に対して、前記第1の改質剤を1〜20kg添加するとともに、前記第2の改質剤を1〜150kg添加して、前記土砂の粒径を20mm以下とし、
前記軽焼マグネシア100重量部に対し、前記砂を25〜62.5重量部、前記土類を25〜62.5重量部配合して、前記土砂構造物材料のスランプ値を5cm超、又はPロートフロー値を8秒以上、28日圧縮強度を10N/mm 2 以上としておき、
得られた土砂構造物材料をポンプ圧送し、前記法面に吹付け又は打設する、
ことを特徴とする法面保護工法。 - 湿式混合若しくは湿式混練をした前記土砂構造物材料を、ポンプにより第1の管路を介して、該第1の管路の先端の吹付ノズルへ圧送し、
該吹付ノズルには、第2の管路から急結剤が供給され、この急結剤を搬送させた状態で、前記土砂構造物材料を、前記吹付ノズルから前記法面に吹付け又は打設する、請求項6記載の法面保護工法。 - 土砂構造物材料を、ポンプにより管路を介して圧送し、その管路の先端の吹付ノズルから、法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面に単位時間(h)当たり3m 3 以上の吐出量で吹付ける表面保護工法であって、
請求項1記載の製造方法によって土砂構造物材料を得るにあたり、前記土砂1m 3 に対して、前記第1の改質剤を1〜20kg添加するとともに、前記第2の改質剤を1〜150kg添加して、前記土砂の粒径を20mm以下とし、
前記軽焼マグネシア100重量部に対し、前記砂を25〜62.5重量部、前記土類を25〜62.5重量部配合して、前記土砂構造物材料のスランプ値を8〜27cm、28日圧縮強度を10N/mm 2 以上としておき、
前記ポンプと吹付ノズルとの間の管路途中であり、かつ吹付ノズルから3〜40m離間した位置において、2〜10Nm3/分の量をもって空気を吹込み、
前記請求項1記載の製造方法によって得られた土砂構造物材料を前記空気を連行した状態で、前記吹付ノズルから吹付け、法面、斜面、ライニング面又はトンネル覆工面の表面を保護する、
ことを特徴とする表面保護工法。 - 前記吹付ノズルは作業員が保持しながら吹付を行う請求項8記載の表面保護工法。
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