JP4753355B2 - 法枠構築工法 - Google Patents

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Description

本発明は、法面などの傾斜地の安定化を図るための法枠構築工法に関する。
いわゆるフリーフレーム工法に代表される法枠構築工法が盛んに採用されている。
このフリーフレーム工法は、吹付用ガン体のタンク内に、セメント、砂(細骨材)および必要により砂利(粗骨材)を水と混練し、タンクの出側に設けたエアガンによるエアの搬送力によりホース内に圧送し、そのホースの先端に連結した吹付ノズルから、対象面にモルタルまたはコンクリートとして吹き付けるものである。この場合、型枠は、クリンプ金網を地山に沿って平行に配設し、その間をスペーサーにより連結して自立させたものを用いて、たとえば格子状に組み上げ、隣接する側型枠内に吹付材料を吹き付けて、法枠を構築するものである。また、隣接する側型枠内には、鉄筋を配筋しておく。
吹付材料としては、通常、モルタル吹付の場合には、セメント:砂の重量比が、1:4を基本とし、コンクリート吹付の場合には、セメント:砂:砂利の重量比が、1:4:1〜2を基本としている。さらに、型枠として、クリンプ金網を用いているので、剛性が低いこと、材料の搬送距離が最大高さとして50m、水平距離として100m程度などの理由によって、JIS A 1101に規定するスランプ値が0cmであることを基本としている。
しかし、この種の従来の法枠用吹付工法の場合には、実績の多さにも係わらず、次記の問題点が残されている。
(1)セメント(C):砂(S)の重量比が1:4であり、吹付工法としては、貧配合(単位セメント量の少ない)であるために、強度が充分でない。
(2)型枠内に貧配合材料をエアと共に吹き付けると、大量のリバンドロスが発生し、これを排除しないと、巣ができ、強度の低下をもたらす。
(3)スランプ値が0cmの流動性のない材料を用いると、鉄筋の裏側に回り込み難く、間隙または巣ででき、強度の低下を生じる。
そこで、汎用の(通常配合の)生コンクリートの材料を、横断面の周囲を完全に囲んだ型枠を用い、その型枠内に材料を充填する方法も開発されている。
しかし、このいわばポンプ打設法枠方式の工法においても、次記の問題点を有する。
(イ)通常用いられている2.5 インチのホースを通して、材料を圧送すると、ホースの先端部および吹付ノズルを保持する作業員には、約20kg程度の負荷がかかり、到底、作業員がこれを保持しながら、地山および型枠に沿って移動しながら、打設することは困難であり、このために、コンクリートポンプ車にて、そのブームを法肩まで伸ばし、そのブームに沿って配設した管路を通して打設する必要があり、コンクリートポンプ車を打設個所近傍まで搬入できない、あるいはブームの移動が空間的に規制される山間部の施工には不適当である。
(ロ)型枠内の全体に材料を行き渡らせるためには、あるいはその品質保持のためには、材料に対してバイブレータにより振動を与える必要があり、その手段を採るのが難しく、また作業性にも劣る。
(ハ)法肩から打設した材料を型枠全体に行き渡らせることは至難の技であり、特に横法枠に充填することが困難である。さらに、具体的には、横枠の法肩側上部に未充填空間部が生じてしまう。その結果として、小面積範囲の法枠の構築用に限定されてしまう。
(ニ)バイブレータの不十分な掛け方により、でき上がった法枠の品質にばらつきが発生する。
これに対し、本出願人は、先に「モルタルまたはコンクリートを主体とし、セメント:砂の重量比が、1:1〜4未満であり、スランプ値が8〜27cmの湿式法枠構築材料を、ポンプにより管路を介して圧送し、その管路の先端の吹付ノズルから、地山に固定した型枠内に吹き付けるとともに、前記ポンプと吹付ノズルとの間の管路の途中であり、かつ吹付ノズルから5〜40m離間した位置において、2〜10Nm3/分の量をもって空気を吹込み、前記湿式法枠構築材料を前記空気を連行した状態で前記吹付ノズルから吹き付けることを特徴とする法枠構築工法。」を提案した(特許文献1)。
また、法枠構築用材料として、減水剤のほかセピオライト(昭和鉱業社製「ミルコンSP」)を添加することも提案した(特許文献2)。
特許第3003751号公報 特開平6−264449号公報
本出願人は、かかる工法が実用上優れた方法であることを施工実績の積み重ねによって実証した。しかしながら、本発明者は、その後においても、法枠構築材料を長距離(特に100m以上の長距離)を安定して搬送できるとともに、開口率が70%以上の側型枠内に吹き付けて充填した場合、その開口から材料が流出するいわゆる「ダレ」を確実に防止しつつ、充填性に優れた材料の模索を鋭意続行してきた。その結果、添加するセピオライトを通常のものに対して特殊のものを使用すると、これを達成できることを知見した。
しかるに、当該特殊セピオライトは配合材料に対して分散性が多少悪く、分散性が悪いままで搬送すると、搬送性及び吹付後の材料特性が悪化することが知見された。
したがって、本発明の課題は、法枠構築材料を特に長距離(特に100m以上の長距離)を安定して搬送できるとともに、開口率が70%以上の側型枠内に吹き付けて充填した場合、その開口から材料が流出するいわゆる「ダレ」を確実に防止しつつ、充填性に優れたものとなる法枠構築工法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次記のとおりである。
<請求項1項記載の発明>
モルタルまたはコンクリートを主体とし、水セメント比W/Cが40〜60%であり、単位セメント量がモルタルの場合で430kg/m3以上、コンクリートの場合で380kg/m3以上である配合材料に対し、界面活性剤をセメント量に対して0.001〜0.5重量%及びセピオライトを0.5〜5.0重量%を添加して分散させた後、圧送前120分以内でのスランプ値が15〜27cmである湿式法枠構築材料を、
ポンプにより管路を介して圧送し、その管路の先端の吹付ノズルから、前記吹付ノズルから吐出された材料の吐出後1分以内でのスランプ値が5〜11cmとした状態で、地山に固定され、鉄筋が配筋された隣接する側型枠内に吹き付けて充填するとともに、
前記ポンプと吹付ノズルとの間の管路の途中であり、かつ吹付ノズルから7〜40m離間した吹き込み位置のみにおいて、空気を吹込み、前記湿式法枠構築材料を前記空気を連行した状態で前記吹付ノズルから吹き付け、いかなる過程においても前記湿式法枠構築材料へ急結剤を添加することなく、法枠を構築するとともに、
前記セピオライトとして、鉱物原石を粗砕し、この粗砕物をこれに対する200〜600重量%の水の存在下で、45μmアンダーが95%以上の粒度に解砕したものを使用する
ことを特徴とする法枠構築工法。
ここに、前記スランプ値は、JIS A 1101(1998)に基づき測定される。
<請求項2項記載の発明>
ミキサーに前記配合材料を投入するとともに、当該ミキサーに前記セピオライト及び界面活性剤を投入して前記配合材料に対する分散を行い、
前記ミキサーの撹拌軸に設けたトルク検出器からのトルク値に基づき、前記界面活性剤及びセピオライトの投入量を調整し、前記圧送前120分以内でのスランプ値を15〜27cmに調節する、請求項1記載の法枠構築工法。
(作用効果)
本出願人が提案した添加剤であるセピオライトは、昭和鉱業社製「ミルコンSP」である(特許文献2参照)。
これに対して、本発明において使用するセピオライトは、鉱物原石を粗砕し、この粗砕物をこれに対する200〜600重量%(より望ましくは250〜450重量%)の水の存在下で、45μmアンダーが95%以上(より望ましくは97%以上)の粒度に解砕し微粒子化したものである。ここに本発明で使用するセピオライトについて特許文献2で使用したものとの差異を表1に示した。なお、いずれもスペイン産の鉱石を粉砕したものであり、昭和鉱業社より販売されているもので、すべて商品名である。
Figure 0004753355
表1から明らかなように、乾式粉砕の「ミルコンP」に対し湿式粉砕の「ミルコンSP」は細粉化しているが、本発明の使用する例としての「RSA剤」は、嵩比重、粒度構成(粒度分布)から判るように微粉である。また、粘性が高くかつ6rpm/60rpmの粘度比は8.3と高い。
かかる特性のセピオライトであるが故に、本発明のセピオライトを使用すると、材料の混練後120分以内でのスランプ値が15〜27cmである材料が、吹付ノズルから吐出された段階で、吐出後1分以内でのスランプ値が5〜11cmと低下することも知見した。スランプ値の変化量は、少なくとも5cm、通常は8cm以上である。管路の途中での空気の吹込みによって、スランプ値の低下が見られるが、セピオライト無添加で最大2cm程度である。従来のセピオライト添加の場合においても、ある程度のスランプ値の低下は見られるが、その低下量を小さい。本発明のセピオライトを使用する場合、スランプ値の変化量は、5cm以上、通常は8cm以上である。
このようなスランプ値の変化をもたらす材料は大きな利点をもたらす。すなわち、スランプ値が15〜27cmである柔らかい材料を使用できるので、特に100m以上の(混練現場から吹付現場までの)長距離を安定して材料を搬送することができる。そして、側型枠内に吹き付けて充填する段階では、小さいスランプ値を示す、すなわち硬い材料で充填できるので、側型枠の開口から材料が流出するいわゆる「ダレ」を確実に防止できるのである。
他方、後述の実験例の結果を示す表3の結果に基づけば、スランプ値の低下割合(低下量)だけが、評価に1対1で対応しないことからも判るように、本発明のセピオライトは、性状及び挙動が従来品と異なるが故に、高い評価を得ることができたことを知見した。
実際に従来使用していたセピオライトと本発明のセピオライトとは、まったく異なる挙動を示すことが知見された。図1は、セメント:砂:粗骨材=1:3:1のコンクリート材料に対し、従来使用していたセピオライトを添加した場合と本発明のセピオライトを添加した場合とについて、二重円筒回転粘土計すなわち図5に示す寸法の内円筒51(φ150mm)と外円筒52(φ200mm)の隙間にコンクリートを充填後、外円筒52を徐々に回転させ、その回転における内円筒51に発生するトルクをトルク計53により測定して、回転速度計54による回転速度とに基づき、せん断速度とせん断応力との関係を示したものである。
図1から判るように、セピオライト鉱物を添加したコンクリートは、せん断速度を高める(粘度計の測定回転数を高める)とせん断応力も上昇するが、従来のセピオライトを添加した場合に比べ本発明のセピオライトは、せん断応力がより高くなる。さらに、せん断速度を逆に低下させるとせん断応力は、従来品に比べ高いせん断応力を示し、ヒステリシス曲線の面積が大きくなる。つまり、低いせん断速度を与えると構造が回復するために粘度が上昇する。レオロジー的には、この性質をレオペクシーと称される。最終的にせん断速度をゼロにすると、降伏応力が従来品に比べ高くなることが判る。このように、せん断速度をゼロにしたときに降伏応力(降伏値)が従来品に比較して高いことは、側型枠内に吹き付けて充填した段階(せん断速度がゼロの段階)で、モルタル又はコンクリートの流動性が低下することを意味し、もって側型枠の開口から材料が流出するいわゆる「ダレ」を確実に防止できることを意味している。これに関連して粘度変化については、後記実験例3にて説明する。
前述の「ミルコンSP」は、粗砕物をこれに対する100重量%の水で練り込んだ後、ペレット状に押出し成形し乾燥させる。その後、ピンミルにより粉砕するものである。これに対し、本発明のセピオライト「RSA剤」の製造方法例を説明すると、スペイン産の鉱物原石を粗砕し、この粗砕物をこれに対する200〜600重量%(通常は300〜400重量%)の水の存在下で、45μmアンダーが95%以上の粒度に、たとえば臼状のコロイドミルにより解砕することにより得ることができる。水の存在量が多く、かつコロイドミルを使用しているので、微細化された高粘性のセピオライトとなるのである。
一方、従来は、配合材料を生コンクリート車により吹付現場まで搬送した時点で、生コンクリート車のタンク内に所定量のセピオライト及び界面活性剤を投入して、約3分間、タンク内のアジテータにより高速撹拌するだけで十分な分散性が得られた。そして、スランプ値も目的の範囲内に調整できた。
これに対し、前述のように、本発明のセピオライトは配合材料に対する分散性が悪く、スランプ値も不安定である。そこで、本発明に従って、配合材料を予めレディーミクスト材料として生コンクリート車により吹付現場まで搬送し、吹付現場に設置したミキサーに配合材料を投入するとともに、そのミキサーにセピオライト及び界面活性剤を投入して配合材料に対する分散を行うと、生コンクリート車での分散に比較して分散性を改善できる。そして、前記ミキサーの撹拌軸に設けたトルク検出器からのトルク値に基づき、界面活性剤及びセピオライトの投入量を調整することで、圧送前120分以内でのスランプ値を15〜27cmに調節することが容易となる。
参考となる発明>
前記ミキサーは、少なくとも2つの分散槽を有し、前記生コンクリート車のシュートから前記配合材料を一方の分散槽に投入し、前記セピオライト及び前記界面活性剤を投入して前記配合材料に対する分散を行う第1の過程と、その後に前記シュートを移動させて他方の分散槽に前記配合材料を投入し、前記セピオライト及び前記界面活性剤を投入して前記配合材料に対する分散を行う第2の過程とを、交互に行う請求項記載の法枠構築工法。
(作用効果)
このように、第1の過程と第2の過程とを交互に行うことにより、円滑な分散を行うことができ、吹付ノズルからの連続的な吹付けが可能となる。
以下、本発明をさらに説明する。
本発明では、モルタルまたはコンクリートを主体とし、水セメント比W/Cが40〜60%であり、単位セメント量(ここに、空気量を考慮しない値である。配合設計では空気量を4〜6%として仮定して計算するが多い(場合により10%として仮定することもある)ので、その空気量を考慮しないとの意味である。本発明においてすべて同じ意味で使用している。)がモルタルの場合で430kg/m3以上、コンクリートの場合で380kg/m3以上であり、界面活性剤をセメント量に対して0.001〜0.5重量%及びセピオライトを0.5〜5.0重量%を添加し混練し、混練後120分以内でのスランプ値が15〜27cm(特に18〜26cmが最適)である湿式法枠構築材料を、(コンクリート)ポンプにより管路を介して圧送するものである。
本発明の施工形態を図面を参照しながら詳説する。
図2はコンクリート吹付けの全体図であり、生コンクリート車1から、所定に配合したコンクリートをミキサー2に受け入れ、このミキサー2に、界面活性剤Y及びセピオライトXを投入し、良く分散させる。分散が完了した湿式法枠構築材料Zは、コンクリート圧送用のポンプ3に投入し、これにより、圧送管路5を通して吹付ノズル6に圧送する。
一方で、コンプレッサー7により、エアをエア圧送管8を介して、圧送管路5の途中に設けたY字管9から、湿式材料中に投入する。これによって、湿式材料中に空気が連行され、吹付ノズル6から吐出される。10は空気流量計であり、材料の配合および吹付状況に応じて、空気量を調整するようになっている。
ポンプ3としては、スクイズポンプやピストンポンプなどの適宜のものを使用できる。 ここで、圧送管路5としては、Y字管9までは基本的には金属管で構成し、吹付ノズル6までは可撓性の耐圧ホースとするのが好適であるが、前記金属管に代えて高圧ホースを使用することもできる。空気を連行させるY字管9の位置としては、本発明に従って吹付ノズル6から7〜40mとされるが、特に10〜30mが好ましい。
空気の投入位置(連行開始位置)が吹付ノズル6に近いと空気を連行した状態での搬送距離が短く、吹付ノズルからの材料吐出が安定しない。さらに作業員が吹付ノズルを持ちながら、移動し難くなり、作業性の低下をもたらす。逆に、過度に遠いと、搬送中に材料の分離などを生じる虞れがある。また、圧送ポンプ3からは、吐出材料の流れを安定させるために、少なくとも5m以上離れることが好ましい。吹付ノズル6基準による空気の投入位置に関する特性については後述する。
図4に示すように、型枠は、鋼製の網体(クリンプ金網やパンチングメタルなど)からなる側型枠21を平行に隣接して立設して、たとえば格子状に組み上げる。この場合、隣接する側型枠21、21同士は、鋼棒または鋼線などによる連結材22にて連結するとともに、長手方向に鉄筋23を連結材22に番線などにより固定する。さらに、必要個所、たとえば交点にアンカーピンを地山に対して打ち込む。側型枠21の開口率は、本発明に従って70%以上とされる。開口率が小さいと、材料との一体性が充分でなく、また、静置現場への搬入に際し重量的に重くなるなどの問題もある。
吹付けに際しては、作業員が、ホースを担いで、吹付ノズル6を側型枠21、21間内に向けた状態で、材料を吹き付ける。その際、作業員は、材料の側型枠21、21内への充填状況を見ながら作業することができる。最終的に構築した法枠で囲まれる領域内には、植生土嚢を積んだり、植生用基盤の造成、モルタル吹付などを行うことができる。また、予め対象法面には、金網などを敷設しておくこともできる。急傾斜地などに対しては、交点に本格的なアンカーを打ち込むことできる。
吹付ノズルとしては、一般のコーン状のノズルのほか、適宜の形状及び構造のものを使用できる。
側型枠の開口率としては、前述のように、70%以上とされるが曲げ強度などを阻害しない範囲で95%、とりわけ90%までのものを使用できる。
本発明においては、富配合の材料に対して、空気を連行させる。空気によって圧送性を高める場合には、管路を先端に行くにしたがって段状に内径を増大させ、その増大個所の段部にそれぞれ空気を吹き込むことができる。いずれにしても、空気の連行量としては、総量で2〜10Nm3/分、特に2〜7Nm3/分が好ましい。吐出圧力としては、2〜10kg/cm2、特に5〜8kg/cm2が好適である。空気の連行量および吐出圧力は、吹付状況に応じて、作業員からの連絡を受けて逐次、あるいは予め調整できる。前述のホースの内径は、35〜60mm、特に40〜50mmが好適であり、吹付ノズル6の吐出部の内径としては40〜60mmが望ましい。空気の流量が2Nm3/分未満、圧力が2kg/cm2未満では、材料の吐出力が弱くて型枠への充填性が低下してしまう。また、流量が10Nm3/分を超え、圧力が10kg/cm2を超えると材料が分離してリバウンドロスが大量に発生して品質が低下してしまう。
本発明の法枠材料としては、モルタル又はコンクリートが使用される。単位セメント量がモルタルの場合で430kg/m3以上、コンクリートの場合で380kg/m3以上とされる。これ以下であると、強度が充分でなくなる。ちなみに、配合比を表2に示した。
Figure 0004753355
いずれにおいても、セメント(C):砂(S)の重量比が、1:1〜4未満とされる。C:Sが1:1未満では、不経済になるとともにクラックが入り易くなる。C:Sが1:4以上であると、強度が不足するとともに圧送性を損なう。コンクリートの場合、セメント:砂:粗骨材の重量比が1:1〜4未満:<2とされる。粗骨材の粒度としては、25mm以下、特に15mm以下が好適である。粗骨材としては、砂利のほか、スラグ(徐冷スラグ)なども用いることができる。さらに、これらの材料には、本発明の添加剤に加えて、減水剤、気泡剤、増粘剤などをセメントに対して3重量%以下の範囲で、および水硬性スラグ微粉末、炭カル、フライアッシュなどの混合材をセメントに対して50重量%以下の範囲で添加することができる。水の添加量としては、W/Cとして、40〜60%が好ましい。吹付ノズルからの法枠材料の吐出量としては、2〜10Nm3/時が好適である。
本発明では、急結剤を一切使用しない。この点はトンネルライニングでのNATM工法が急結剤の使用を必須とするものとの相違である。特許文献1の本出願人による提案が嚆矢となって、類似の工法が開発され、急結剤を使用する工法も採用されている。しかし、急結剤の使用によってダレを抑制できるとしても、長期的な強度の低下を招くことを本発明者は知見している。空気の添加も上記の位置の一箇所のみが好適である。2箇所以上であると、搬送が安定しないことを知見している。
本発明では、吹付ノズルから吐出された材料の吐出後1分以内でのスランプ値が5〜11cm(特に7.5〜10cmが最適)に調整する。この調整には、主に界面活性剤及びセピオライトの添加量、空気の吹き込み位置を選定することにより達成できる。
当該スランプ値が5cm未満であると、充填性が悪く、特に鉄筋裏への回りこみ性が悪くなる。11cmを超えると、側型枠からのダレが生じるなどの問題を招く。これらの点に関しては、実験例とともに後述する。
なお、特開昭61−28670号のものは、本発明の構成と部分的に共通する。しかし、これはNATM工法を主眼としたものであるばかりでなく、搬送元のスランプ値が6〜10cmであり、本発明のもの明らかに異なる。しかも、同方法は、搬送元のスランプ値が6〜10cmであるものに対し、空気の混入及び急結剤の添加を図るものであり、吹付ノズルから吐出された材料の吐出後1分以内でのスランプ値は不明である。われわれの実験からすれば、空気の混入、特に急結剤の添加によりスランプ値は大幅に低下し、ゲル化によりスランプ値自体が測定できず、実質は0cm言うべきものである。実際に、汎用のNATM工法では、搬送元のスランプ値が通常8cmのものを使用し、これに対して空気の混入及び急結剤の添加を行うのであるから、硬い材料の吹付であることは明らかである。本発明が対象とする法枠構築では、対象面への付着や粉塵の発生防止を主眼とするのではなく、鉄筋裏への回りこみ性を良化して充填性に優れたものにする必要があるのであり、目的も明らかに異なる。
ちなみに、水セメント比W/Cは、いずれも55%であり、単位セメント量が420kg/m3の配合の場合において、急結剤を5.0%添加した場合、コンクリートの28日強度が27N/mm2であるのに対し、急結剤を添加しない場合の28日強度は32N/mm2となり、急結剤を添加しないことにより強度が高くなることが知見された。
前述のように、吹付ノズルから吐出された材料の吐出後1分以内でのスランプ値が5〜11cmに調整するに際し、支配的な因子は、搬送元のスランプ値、本発明のセピオライトの添加量、及び混練・分散状況である。
コンクリートの場合、生コンクリート車1から受け入れるコンクリートが経時的に均質とは到底言い難い。また、本発明のセピオライトは分散性が従来品に比較して多少悪い。そこで、従来は、到着した生コンクリート車1のタンク中に、界面活性剤及びセピオライトを投入し撹拌すればよいものであったのに対し、図3に示すように、生コンクリート車1とポンプ3の受け入れ口との間に、ミキサー2を設置し、このミキサー2中に界面活性剤Y及びセピオライトXを投入し、良く分散させることが必要である。ミキサー2としては、複数の分散槽(図示例では分散槽2A、2B)であるのが望ましく、生コンクリート車1からのコンクリートをシュート1a(図2参照)を介して一方の分散槽に投入して分散させている過程で、他方の分散槽では続くコンクリートの受け入れを行う交互受け入れ・分散方式を採るのが望ましい。
実施の形態では、分散槽には、2軸2a,2aにそれぞれ撹拌羽根2b,2bを設けたものが分散性に優れることを知見している。少なくとも一方の撹拌羽根2bは、回転軸芯とほぼ平行な面をもつ平板状のものが望ましい。この形態の下で、軸2a,2aまたは一方の軸2aにトルク検出器2Cを設け、検出したトルク値からせん断抵抗値を求め、所定のせん断抵抗値範囲内になるように、本発明のセピオライト添加量を調整することで、搬送元のスランプ値も調整できる。
界面活性剤の添加の有無及び添加量は、微細な空気が混入するために流動性が向上し、スランプ値が柔らかくなるため、材料の搬送性を高める機能も担う。使用できる界面活性剤としては、アニオン界面活性剤としてせっけん系,硫酸エステル系,スルホネート系,リン酸エステル系、ノニオン界面活性剤としてエーテル系,エステルエーテル系、両性界面活性剤としてベタイン系,イミダゾリンベタイン系などを挙げることができるが、上記のアニオン界面活性剤が望ましい。本発明の界面活性剤は、生成する微小な気泡が圧送管路内において圧送抵抗を低減する。セメント量に対して0.001重量%未満ではその効果が劣り、他方過度の添加量は効果が飽和する。より好適な上限値は、0.1重量%である。
セピオライトの添加量についても、セメント量に対して0.5重量%未満ではその効果が劣り、他方過度の添加量は効果が飽和する。
〔実験例〕
以下実験例を示して本発明の効果を明らかにする。
(実験例1)
前述の装置構成の下で、吹付材料のスランプ値、エア投入位置(Y字管の吹付ノズルからの離間距離)、及びセピオライトの種類を種々変更して、吹付状況を観察するとともに、構築した法枠の物性を調べた。なお、エア圧送圧力(元圧)は6.5kg/cm2、エア流量は4Nm3/分で一定とし、吹付ノズルとしては直管タイプのものを使用した。
使用したコンクリート吹付材料はセメント:砂:水硬性スラグ微粉末:粗骨材=1:3:0.2:1 であり、単位セメント量を402kg/m3、水セメント比W/Cは55%、界面活性剤としては、セメント量に対して0.005重量%にそれぞれ一定とした。
実験に使用したものは、先の表1に示した、従来品セピオライトとして、昭和鉱業社製「ミルコンSP」を、本発明のセピオライトとして、昭和鉱業社製「RSA剤」である。
スランプ値はセピオライト添加量及び分散時間により、前述のトルク検出器により検出したトルク値からせん断抵抗値を求め、所定のせん断抵抗値を指標として、変動させた。セピオライトの添加量は、セメント量に対して1.0〜2.5重量%の範囲内での変化で対応できた。
側型枠としては、開口率が82%のクリンプ金網を使用した。Y字管から先の先端ホースの内径は45mmにした。
また、それぞれ搬送元材料のスランプ値及び吹付ノズルから吐出された材料のスランプ値を測定した。搬送性は、主に吹付ノズルからの吐出状況が安定しているか否かにより、吹付状況は、反発ロス状況、法枠のカット断面状況、採取コアの外観状況を5名の実験者による評価の平均および評価のバラツキにより判断した。この状況観察評価は、「ス」の生成状況、鉄筋の裏への回り状況なども含む。さらに、特にダレについて別評価項目とした。結果を表3に示す。なお、細骨材は鬼怒川産で粗粒率2.9のものを使用した。また、本発明の材料により構築した法枠の28日強度は、35〜39N/mm2であった。
Figure 0004753355
(実験例2)
モルタル吹付材料に換えて実験例1と同じ実験を行った。材料は、セメント:砂=1:3であり、単位セメント量を495kg/m3とした。結果は、表3の結果と実質的に同じであるために掲載を省略する。
(実験例3)
上記実験結果に基づき、従来品のセピオライトと本発明のセピオライトとの間で顕著な効果の相違を示したので、基礎的な物性に関して研究した。
(1)常温の水を180g、本発明のセピオライト(「RSA剤」)及び、昭和鉱業社から入手したセピオライト(「ミルコンSP」)を20g計量する。
(2)水に各材料を投入後、ケミカルミキサーにより回転数550rpmで3分間撹拌し、10%懸濁液を作成する。
(3)作成した10%懸濁液の粘性を振動式粘度計により測定する。各材料の粘性発現の傾向を知るために経時変化も調べる。
各セピオライトの粘性の経時変化を図6に示した。
測定は3時間後まで行った。本発明の「RSA剤」の懸濁液作成直後の粘性は84.1mPa・sで、これから増加しつづけ、60分後に360.0mPa・s、120分後に591.6mPa・s、180分後に783.3mPa・sとなった。つまり、3時間後には粘度が9.3倍に上昇した。一方、「ミルコンSP」の懸濁液作成直後の粘性は12.4mPa・sで、その後、60分で13.1mPa・s、180分で13.8mPa・sと微増する傾向を示した。
本実験結果より、「RSA剤」は「ミルコンSP」とは粘性の発現に関して大きな違いが見られた。「RSA剤」は、練り上がり直後から大きな値を示し、時間が経過するにつれて粘性がさらに増加する傾向を示した。一方、「ミルコンSP」は、練り上がり直後、「RSA剤」の練り上がり直後の値の約1/7の粘性であり、その後微増する程度で3時間後の両者の粘性を比較すると、57倍の違いが見られる。
本発明に係るセピオライト「RSA剤」が、従来の使用品と異なる挙動を示すであろうことは図6に示す結果からも明らかであろう。
(実験例4)
ミキサーにトルク検出器を設けて、検出したトルク値とスランプ値との相関について実験室段階で検討した。
使用した、トルクレンチ東日製作所製「FTD100CN2−S」の軸先端に、図8に示す4枚の撹拌羽根を有する攪拌子を撹拌軸に連結したトルクメータを製作し、種々の配合のものについて、前記相関を調査したところ、図7に示すように、全域にわたり相関性がきわめて高い結果が得られた。ここでの実験におけるトルク値は、材料に対するベーンの剪断抵抗値を意味する。これによって、搬送元側のスランプ値の管理にも有効であることは明らかであり、本発明に従って、ミキサーの撹拌軸に設けたトルク検出器からのトルク値に基づき、界面活性剤及びセピオライトの投入量を調整し、圧送前120分以内でのスランプ値が15〜27cmに調節する方法が有効であることが判明した。なお、吹付ノズルから吐出された材料の吐出後1分以内でのスランプ値の上限値11cmは、ベーンの剪断抵抗値としては、1.2kgN/m2となる。
セピオライト添加コンクリートのヒステリシス曲線を示すグラフである。 材料およびエアの圧送系統を示す説明図である。 ミキサーの概要図である。 法枠例の概要斜視図である。 せん断試験の器具の正面図ある。 実験結果のグラフである。 他の実験結果のグラフである。 実験に供した回転子の結果のグラフである。
1…生コンクリート車、2…ミキサー、3…ポンプ、5…圧送管路、6…吹付ノズル、7…コンプレッサー、8…エア圧送管、9…Y字管、X…セピオライト、Y…界面活性剤、Z…法枠構築材料。

Claims (2)

  1. モルタルまたはコンクリートを主体とし、水セメント比W/Cが40〜60%であり、単位セメント量がモルタルの場合で430kg/m3以上、コンクリートの場合で380kg/m3以上である配合材料に対し、界面活性剤をセメント量に対して0.001〜0.5重量%及びセピオライトを0.5〜5.0重量%を添加して分散させた後、圧送前120分以内でのスランプ値が15〜27cmである湿式法枠構築材料を、
    ポンプにより管路を介して圧送し、その管路の先端の吹付ノズルから、前記吹付ノズルから吐出された材料の吐出後1分以内でのスランプ値が5〜11cmとした状態で、地山に固定され、鉄筋が配筋された隣接する側型枠内に吹き付けて充填するとともに、
    前記ポンプと吹付ノズルとの間の管路の途中であり、かつ吹付ノズルから7〜40m離間した吹き込み位置のみにおいて、空気を吹込み、前記湿式法枠構築材料を前記空気を連行した状態で前記吹付ノズルから吹き付け、いかなる過程においても前記湿式法枠構築材料へ急結剤を添加することなく、法枠を構築するとともに、
    前記セピオライトとして、鉱物原石を粗砕し、この粗砕物をこれに対する200〜600重量%の水の存在下で、45μmアンダーが95%以上の粒度に解砕したものを使用する
    ことを特徴とする法枠構築工法。
    ここに、前記スランプ値は、JIS A 1101(1998)に基づき測定される。
  2. ミキサーに前記配合材料を投入するとともに、当該ミキサーに前記セピオライト及び界面活性剤を投入して前記配合材料に対する分散を行い、
    前記ミキサーの撹拌軸に設けたトルク検出器からのトルク値に基づき、前記界面活性剤及びセピオライトの投入量を調整し、前記圧送前120分以内でのスランプ値を15〜27cmに調節する、請求項1記載の法枠構築工法。
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