JP4665833B2 - 撮影装置、その制御方法及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮影装置、その制御方法及びそのプログラムに関する。
従来、撮影装置としては、光学系を介して被写体をフィルムに撮影する撮像装置と、この撮像装置とは異なる光学系を介してファインダ画像を入力する電子ファインダ装置とを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された撮影装置は、電子ファインダ装置で撮像された画像データに撮影画角に応じた撮影範囲枠を合成し、この合成された画像データを画像表示モニタに表示するため、視差の影響を小さくすることができる。
特開2001−53992号公報
ところで、この特許文献1に記載された撮影装置が、光電変換素子としてのCCDなどを用いたデジタルデータを撮影する構成のものを採用したときには、入力した画像信号をデジタル変換するアナログフロントエンドや画像処理を施す画像処理装置、画像信号の出力タイミングなどを設定するタイミングジェネレータなどを電子ファインダ装置と撮像装置とに設ける必要があり、撮影処理に関係する構成が複雑になる問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、複数の光電変換素子を備えた撮影装置において撮影処理に関係する構成の簡素化を図ることができる撮影装置、その制御方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の撮影装置は、
光学系を介して得られる被写体の像を第1の光電変換素子で光電変換し第1画像信号を生成する第1撮像手段と、
光学系を介して得られる被写体の像を第2の光電変換素子で光電変換し第2画像信号を生成する第2撮像手段と、
前記第1撮像手段から入力した第1画像信号に第1の画像処理を施して第1画像情報を生成可能であり、前記第2撮像手段から入力した第2画像信号に第2の画像処理を施して第2画像情報を生成可能である画像処理手段と、
前記第1撮像手段から入力した第1画像信号を前記画像処理手段へ出力するか前記第2撮像手段から入力した第2画像信号を前記画像処理手段へ出力するかを切り替え可能な切替手段と、
を備えたものである。
この撮影装置では、第1撮像手段から入力した第1画像信号を画像処理手段へ出力するか第2撮像手段から入力した第2画像信号を画像処理手段へ出力するかを切り替え、入力した第1又は第2画像信号に所定の画像処理を施して第1又は第2画像情報を生成する。このように、複数の撮像手段によって生成された画像信号を1つの画像処理手段で処理可能である。したがって、入力した画像信号ごとに画像処理手段を設けるものに比べて、撮影処理に関係する構成の簡素化を図ることができる。ここで、「画像処理」には、例えば、黒色を適正化するオプティカルブラック処理や撮影時の光源による色味の違いを補正するホワイトバランス処理、各画素間の色情報を補間する画素補間処理、画像のサイズを変更するリサイズ処理、各色のバランスを調整する色再現処理、画素間のコントラストを高めるシャープネス処理、画像の色を忠実に再現するようガンマ値を補正するガンマ補正処理、画像信号に基づいて画像ファイルを生成する画像ファイル生成処理などが含まれる。また、第1の画像処理と第2の画像処理は、同じ処理であってもよいし、異なる処理であってもよい。
本発明の撮影装置において、前記第1撮像手段は、ファインダ画像として前記第1画像信号を生成し、前記第2撮像手段は、撮影画像として前記第2画像信号を生成するものとしてもよい。こうすれば、ファインダ画像の第1画像信号と撮影画像の第2画像信号とを切り替えて画像処理することができる。
本発明の撮影装置は、ファインダ画像を表示可能な画像表示手段と、情報を記憶可能な情報記憶手段と、を備え、前記画像処理手段は、前記切替手段によって第1画像信号が入力されているときには前記第1画像信号に基づいて生成した前記第1画像情報を前記画像表示手段へ出力し、前記切替手段によって第2画像信号が入力されているときには前記第2画像信号に基づいて生成した前記第2画像情報を前記情報記憶手段に出力するものとしてもよい。こうすれば、第1画像信号に基づくファインダ画像を画像表示手段に表示させることができるし、第2画像信号に基づく撮影画像を情報記憶手段に記憶することができる。
本発明の撮影装置は、前記第1撮像手段から入力した第1画像信号を前記画像処理手段へ出力するか前記第2撮像手段から入力した第2画像信号を前記画像処理手段へ出力するかのいずれかの指示である画像信号切替指示を取得可能な信号切替取得手段と、前記信号切替取得手段が取得した前記画像信号切替指示に応じて前記切替手段を切り替えるよう制御する信号切替制御手段と、を備えたものとしてもよい。こうすれば、取得した画像信号切替指示に応じて第1画像信号と第2画像信号とのいずれを画像処理手段へ出力するかを自動的に切り替えることができる。
本発明の撮影装置は、前記第1撮像手段が前記第1画像信号を生成する処理に関する第1タイミングと前記第2撮像手段が前記第2画像信号を生成する処理に関する第2タイミングとのいずれかを設定可能であるタイミング設定手段、を備え、前記切替手段は、前記タイミング設定手段が前記第1タイミングと前記第2タイミングとのいずれを設定するかをも切り替え可能であるものとしてもよい。こうすれば、複数のうちいずれかの撮像手段に画像信号を生成させるタイミングを1つのタイミング設定手段で設定可能であるため、複数の撮像手段ごとにタイミング設定手段を設けるものに比べて、より構成の簡素化を図ることができる。このとき、本発明の撮影装置は、前記第1撮像手段が前記第1画像信号を生成する処理に関する第1タイミングと前記第2撮像手段が前記第2画像信号を生成する処理に関する第2タイミングとのいずれを設定するかの指示である時期設定切替指示を取得可能な設定切替取得手段と、前記設定切替取得手段が取得した前記時期設定切替指示に応じて前記切替手段を切り替えるよう制御する設定切替制御手段と、を備えたものとしてもよい。こうすれば、取得した時期設定切替指示に応じて第1タイミングと第2タイミングとのいずれを設定するかを自動的に切り替えることができる。
本発明の撮影装置は、前記第1撮像手段から入力した前記第1画像信号を所定の形式に変換し該変換後の第1画像信号を前記画像処理手段へ出力可能であり、前記第2撮像手段から入力した前記第2画像信号を所定の形式に変換し該変換後の第2画像信号を前記画像処理手段へ出力可能である信号変換手段、を備え、前記切替手段は、前記第1撮像手段から入力した第1画像信号を前記信号変換手段を介して前記画像処理手段へ出力するか前記第2撮像手段から入力した第2画像信号を前記信号変換手段を介して前記画像処理手段へ出力するかをも切り替え可能であるものとしてもよい。こうすれば、複数の撮像手段のいずれかから入力した画像信号を1つの信号変換手段で所定形式に変換可能であるため、複数の撮像手段ごとに信号変換手段を設けるものに比べて、より構成の簡素化を図ることができる。ここで、「所定の形式に変換」とは、例えば、アナログ信号とデジタル信号とを変換可能なものとしてもよいし、パラレル信号とシリアル信号とを変換可能なものとしてもよい。このとき、本発明の撮影装置は、前記第1撮像手段から入力した前記第1画像信号を所定の形式に変換し該変換後の第1画像信号を前記画像処理手段へ出力するか前記第2撮像手段から入力した前記第2画像信号を所定の形式に変換し該変換後の第2画像信号を前記画像処理手段へ出力するかのいずれかの指示である信号変換切替指示を取得可能な変換切替取得手段と、前記変換切替取得手段が取得した前記信号変換切替指示に応じて前記切替手段を切り替えるよう制御する変換切替制御手段と、を備えたものとしてもよい。こうすれば、取得した信号変換切替指示に応じて第1画像信号を所定形式に変換するか第2画像信号を所定形式に変換するかを自動的に切り替えることができる。
本発明の撮影装置において、前記信号変換手段は、前記第1撮像手段よりも前記第2撮像手段に近い位置に配置されているものとしてもよい。こうすれば、第2撮像手段から信号変換手段への配線を第1撮像手段に比べて短くし配線に作用して生じるノイズを低減可能であるため、第2撮像手段で撮像された画像の画質の低下を抑制することができる。特に、第1撮像手段がファインダ画像としての画像信号を生成し、第2撮像手段が撮影画像としての画像信号を生成するものにおいては、ファインダ画像の画質の低下よりも撮影画像の画質の低下を優先して抑制することができる。このとき、前記信号変換手段は、前記第1撮像手段とは別であり前記第2撮像手段と同じ基板上に配置されているものとしてもよい。
本発明の撮影装置において、前記第2撮像手段は、前記第1撮像手段と異なる光学系を介して得られる被写体の像を前記第2の光電変換素子で光電変換し第2画像信号を生成するものとしてもよい。こうすれば、各撮像手段が個別の光学系を有するため、自由度が増す。あるいは、前記第2撮像手段は、前記第1撮像手段と共通の光学系を介して得られる被写体の像を前記第2の光電変換素子で光電変換して第2画像信号を生成するものとしてもよい。こうすれば、光学系をも共通するため、より構成を簡略化できる。特に、第1及び第2撮像手段のうち一方がファインダ画像としての画像信号を生成し、他方が撮影画像としての画像信号を生成するものにおいては、ファインダ画像と撮影画像とが共通の光学系により得られるため、視差を生じない。
本発明の撮影装置の制御方法は、
光学系を介して得られる被写体の像を第1の光電変換素子で光電変換し第1画像信号を生成する第1撮像手段と、光学系を介して得られる被写体の像を第2の光電変換素子で光電変換し第2画像信号を生成する第2撮像手段と、前記第1撮像手段から入力した第1画像信号に第1の画像処理を施して第1画像情報を生成可能であり、前記第2撮像手段から入力した第2画像信号に第2の画像処理を施して第2画像情報を生成可能である画像処理手段と、前記第1撮像手段から入力した第1画像信号を前記画像処理手段へ出力するか前記第2撮像手段から入力した第2画像信号を前記画像処理手段へ出力するかを切り替え可能な切替手段と、を備えた撮影装置の制御方法であって、
(a)前記第1撮像手段から入力した第1画像信号を前記画像処理手段へ出力するか前記第2撮像手段から入力した第2画像信号を前記画像処理手段へ出力するかのいずれかの指示である画像信号切替指示を取得するステップと、
(b)前記ステップ(a)で取得した前記画像信号切替指示に応じて前記切替手段を切り替えるよう制御するステップと、
を含むものである。
この撮影装置の制御方法では、第1撮像手段から入力した第1画像信号を画像処理手段へ出力するか第2撮像手段から入力した第2画像信号を画像処理手段へ出力するかを切り替え、入力した第1又は第2画像信号に所定の画像処理を施して第1又は第2画像情報を生成する。このように、複数の撮像手段によって生成された画像信号を1つの画像処理手段で処理可能である。したがって、入力した画像信号ごとに画像処理手段を設けるものに比べて、撮影処理に関係する構成の簡素化を図ることができる。また、取得した画像信号切替指示に応じて第1画像信号と第2画像信号とのいずれを画像処理手段へ出力するかを自動的に切り替えることができる。なお、この制御方法において、上述した撮影装置の種々の態様を採用してもよいし、また、上述した撮影装置の各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
本発明のプログラムは、上述した撮影装置の制御方法を、1又は2以上のコンピュータに実行させるためのプログラムである。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピュータに実行させるか又は複数のコンピュータに各ステップを分担して実行させれば、上述した制御方法が実行されるため、上述した制御方法と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態であるデジタルカメラ10の構成の概略を示す構成図、図2はデジタルカメラ10の背面図である。
本実施形態のデジタルカメラ10は、図1に示すように、被写体の像を光電変換し撮影画像としての画像信号を出力するメイン電子撮像ユニット20と、このメイン電子撮像ユニット20とは別に設けられ被写体を光電変換しファインダ画像としての画像信号を出力する電子ファインダユニット40と、メイン電子撮像ユニット20と電子ファインダユニット40とを切り替えてこれらのいずれかに信号を出力したりこれらから出力されるいずれかの信号を切り替えて入力した信号に所定の画像処理を施して画像データや画像ファイルを生成する共通処理ユニット50と、共通処理ユニット50から入力した画像データをEVF68や画像表示モニタ69に表示させる表示制御装置67と、ユーザによって操作される各種の操作スイッチ群27と、被写体までの距離を検出可能な測距センサ28と、共通処理ユニット50により生成された画像ファイルを保存可能なメモリカード38と、装置全体を制御するメイン制御装置60とを備えている。
メイン電子撮像ユニット20は、交換可能な撮影レンズ機構21と、光を光電変換によって電気信号に変換するメイン用イメージセンサ22と、撮影レンズ機構21とメイン用イメージセンサ22との間に配置されたフォーカルプレーンシャッタ23と、種々のタイミングでメイン用イメージセンサ22を駆動するドライバ回路24と、メイン用イメージセンサ22から出力された電気信号をデジタル信号に変換するメイン用アナログフロントエンド(AFE)26とを備えている。
撮影レンズ機構21は、図示しないレンズマウントを介して着脱自在に本体に取り付けられており、凸レンズと凹レンズとを組み合わせて構成された第1レンズ群21aと、光量を調節する絞り機構21bを駆動可能な絞り調節部21cと、測距センサ28や撮影レンズ機構21からの情報に基づいて焦点あわせを行うオートフォーカス機構29とを備えている。絞り調節部21cには、絞り機構21bを駆動可能な図示しないモータが設けられている。オートフォーカス機構29は、光の入射方向に対して移動可能に支持され合焦を行う第2レンズ群29aと、第2レンズ群29aからの光をメイン用イメージセンサ22に送る第3レンズ群29bと、図示しないモータの駆動により第2レンズ群29aを前後に移動可能な焦点調節部29cとを備えており、測距センサ28により計測された距離に基づいて合焦動作を行うものである。絞り調節部21cや焦点調節部29cは、メイン制御装置60と電気的に接続されており、メイン制御装置60からの信号により駆動制御される。
メイン用イメージセンサ22は、マトリックス状に配置された複数のフォトダイオード22aと、各フォトダイオード22aごとに形成されフォトダイオード22aから受け取った電荷を垂直方向に転送可能な垂直転送用CCD22bと、垂直方向の終端に位置する垂直転送用CCD22bから受け取った電荷を水平方向に転送可能な水平転送用CCD22cとを備えている。フォトダイオード22aは、画素ごとに設けられた光電変換素子であり、露光されたときの光を電荷に変換して蓄積する。このフォトダイオード22aは、電子シャッタ機能を有しており、この電子シャッタ機能により電荷を図示しない基板へ逃がすことができるようになっている。また、フォトダイオード22aは、その各々がレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)のいずれかの色の信号を出力するよう構成されている。垂直転送用CCD22b及び水平転送用CCD22cは、電荷転送素子であり、露光中は動作しないが露光する直前のタイミングや露光したあと電荷をフォトダイオード22aから受け取る前のタイミングでCCD22b,22cに貯まったノイズとなる不要な電荷を掃き出し、露光後の電荷をフォトダイオード22aから受け取り順次転送することにより画像信号を読み出すようになっている。これらのフォトダイオード22aや垂直転送用CCD22b,水平転送用CCD22cは、メイン用ドライバ回路24によって駆動される。なお、ここではメイン用イメージセンサ22としてCCDイメージセンサを例示したが、CMOS型のイメージセンサを採用してもよい。
フォーカルプレーンシャッタ23は、シャッタの開閉を先幕と後幕とからなるシャッタ幕を作動させることにより行うものである。このフォーカルプレーンシャッタ23では、メイン用イメージセンサ22の1点に注目したときに、その1点を先幕の後端が通過して露光され始めてから後幕の先端が通過して遮光されるまでの時間がシャッタスピードに相当する。フォーカルプレーンシャッタ23は、非撮影時に不要な光がメイン用イメージセンサ22に照射されないように遮光する機能を有する。このフォーカルプレーンシャッタ23は、先幕と後幕との光の通過時間を精密に制御することによりメイン用イメージセンサ22へ被写体像を照射する時間を精密に制御し、被写体像の厳密な露光量を制御可能である。
メイン用AFE26は、メイン用イメージセンサ22のフォトダイオード22aから読み出された画像アナログ信号を相関二重サンプラ(CDS)処理回路を経てノイズを抑えて読み込み、適正な信号レベルに増幅する可変増幅アンプを経て10〜16ビット程度のデジタル信号に変換するA/D変換部26aと、A/D変換部26aでデジタル変換されたパラレルの信号を高速通信可能なシリアルの信号に変換して出力するパラレルシリアル変換部26bとを備えている。また、メイン用AFE26は、メイン用イメージセンサ22に組み込まれている光学的な暗黒レベルに基づいてメイン用イメージセンサ22に入射する光量の基準となるゼロレベルを正確に再生するための図示しないオプティカルブラック再現回路が組み込まれており、正確な光量を出力可能となっている。
電子ファインダユニット40は、第4レンズ群41aと絞り機構41bと第5レンズ群41cとを備えたパンフォーカス式のファインダレンズ機構41と、光をフォトダイオード42aの光電変換によって電気信号に変換し垂直転送用CCD42bと水平転送用CCD42cにより出力するファインダ用イメージセンサ42と、種々のタイミングでファインダ用イメージセンサ42を駆動するファインダ用ドライバ回路44と、A/D変換部46aとパラレルシリアル変換部46bとを含みファインダ用イメージセンサ42から出力された電気信号をデジタル信号に変換するファインダ用AFE46とを備えている。なお、ファインダ用イメージセンサ42やファインダ用ドライバ回路44、ファインダ用AFE46などは前出のメイン用イメージセンサ22やメイン用ドライバ回路24、メイン用AFE26などと同様の構成のため、ここではその説明を省略する。但し、メイン用イメージセンサ22は数百万〜千数百万画素であるのに対してファインダ用イメージセンサ42は数十万画素〜数百万であり、ファインダ用イメージセンサ42はメイン用イメージセンサ22に比べて光電変換素子の数が少ないため安価である。
共通処理ユニット50は、メイン電子撮像ユニット20と電子ファインダユニット40とからのいずれかの信号に対して画像処理を行ったりこれらのいずれかに対して信号の送信を行ったりするものであり、セレクタ52と、タイミングジェネレータ(TG)55と、画像処理装置54と、を備えている。セレクタ52は、メイン制御装置60からの信号に応じて、メイン電子撮像ユニット20から入力した信号と電子ファインダユニット40から入力した信号とのいずれを画像処理装置54に出力するかを切り替え可能なものである。TG55は、メイン用イメージセンサ22における垂直転送用CCD22bの駆動速度を決定する垂直ラインシフトパルスや水平転送用CCD22cの駆動速度を決定する水平ラインシフトパルスの出力タイミングや、ファインダ用イメージセンサ42における垂直転送用CCD42bの駆動速度を決定する垂直ラインシフトパルスや水平転送用CCD42cの駆動速度を決定する水平ラインシフトパルスの出力タイミング、各種デバイスの動作の同期をとるための同期信号の出力タイミングなどをセレクタ55aにより切り替えてメイン用ドライバ回路24やファインダ用ドライバ回路44などに出力するものである。この各出力タイミングは、各出力タイミングに対応するTG55内に設けられたレジスタに各値をセットすることにより設定される。画像処理装置54は、メイン用AFE26又はファインダ用AFE46から出力されたシリアルのデジタル信号をパラレルのデジタル信号へ変換するシリアルパラレル変換部54aや、メイン用AFE26及びファインダ用AFE46のオプティカルブラック再現回路で再現されたオプティカルな黒色レベルの値を減算処理して黒信号レベルをゼロにするオプティカルブラック部54b、撮影時の光源による色味の違いを補正するホワイトバランス処理を行うホワイトバランス部54c、各画素間の色情報を補間する画素補間処理を行う画素補間部54d、画像のサイズを変更するリサイズ処理を行うリサイズ部54e、撮影された画像の色のバランスを調整する色再現処理を行う色再現部54f、画像の輪郭を強調するシャープネス処理を行うシャープネス部54g、画像のコントラストを調整すると共に画像の出力先の特性に合わせて適正なトーンを補正するガンマ補正処理を行うガンマ補正部54h、画像データを一般的な形式のデジタル画像に変換すると共に撮影に関する各情報を付加した画像ファイル(例えばJPEGファイルやExifファイルなど)を生成する画像ファイル生成処理を行う画像ファイル生成部54iを備えている。
表示制御装置67は、共通処理ユニット50で生成された画像データをファインダ画像として表示可能である、EVF68及び画像表示モニタ69(図2参照)に表示させる画像表示処理を実行するものである。本実施形態では、EVF68及び画像表示モニタ69のいずれか一方にファインダ画像を表示させたりEVF68と共に画像表示モニタ69にファインダ画像を表示するかを図示しない選択キーにより切り替え可能に構成されている。
操作スイッチ群27は、ユーザの操作によって押下されると撮影レンズ機構21を通じてメイン用イメージセンサ22上に結像した画像を取り込むタイミングをメイン制御装置30へ出力するシャッタボタン27aのほか、ポートレート撮影や夜景撮影など撮影モードを設定可能なダイヤルスイッチ27b,デジタルカメラ10を起動・終了する際に押下される電源ボタン27cなどを含む。シャッタボタン27aは、ユーザの操作によって半押しや全押しが可能であり、半押し状態では半押し信号をメイン制御装置60へ出力し、半押し状態後に全押しすることにより全押し信号をメイン制御装置60へ出力する。なお、この操作スイッチ群27には、図示しないがこの他にカメラのISO感度を設定するためのボタンや、シャッタスピードを設定するボタン、ホワイトバランスを設定するためのボタン、レンズの絞りを設定するボタン、露出補正値を設定するボタンなど撮影に必要な一連の設定を行うためのボタンが配設されている。また、操作スイッチ群27には、図示しないが、撮影画像を確認するためのモニタ表示のオン・オフボタンや、各種設定用の画面を選択するボタンなど撮影画像を見るためのボタンや、撮影画像を削除するボタン、日時を設定するためのボタンなどが配設されている。
測距センサ28は、ある間隔をもって配置された2組のレンズと、各レンズの後方に配置されたエリアセンサとからなり、被写体から入射する像を各エリアセンサ上に結像させ、各像のエリアセンサ内の位置の位相差を元に三角測量の原理で距離を測距する位相差センサとして構成されている。
メイン制御装置60は、CPU62を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムや各種テーブルを記憶するROM64と、データを一時的に記憶するRAM66と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備えている。メイン制御装置60には、操作スイッチ群27からの各種のスイッチ信号や測距センサ28からの信号、メモリカード38から読み出した各種データ、画像処理装置54からの各種信号などが入力される。また、メイン制御装置60からは、撮影レンズ機構21への駆動信号やフォーカルプレーンシャッタ23への駆動信号、セレクタ52への制御信号、TG55への制御信号、メモリカード38へ書き込む各種データ、表示制御装置67への信号などが出力される
次に、こうして構成された本実施形態のデジタルカメラ10の動作について説明する。図3は、メイン制御装置60のCPU62により実行される撮影表示処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、電源ボタン27cがオンにされたあとオフにされるまで実行される。このルーチンが開始されると、CPU62は、まず、電子ファインダユニット40から出力された画像信号を共通処理ユニット50へ入力するようにセレクタ52を切り替えると共に、TG55から所定の出力タイミングがファインダ用ドライバ回路44に出力されるようセレクタ55aを切り替え(ステップS100)、TG55に電子ファインダユニット40の各出力タイミングを設定させる(ステップS110)。電子ファインダユニット40の出力タイミングの設定は、例えばファインダ用イメージセンサ42などの出力タイミングを予めROM64に記憶させておき、この記憶させた内容を読み出してレジスタにセットすることにより行うものとした。
次に、CPU62は、設定された出力タイミングでファインダ用ドライバ回路44を駆動させることによりファインダ用イメージセンサ42からファインダ画像としての画像信号の読み出しを行う(ステップS120)。画像信号の読み出しは、TG55のレジスタにセットされた出力タイミングをファインダ用ドライバ回路44に出力することにより行うものとした。また、この画像信号の読み出しは、ファインダ用イメージセンサ42に貯まったノイズとなる不要な電荷を掃き出したあとに実行されるよう設定されている。またこの読み出した画像信号は、ファインダ用AFE46へ入力されることによりアナログ信号からデジタル信号に変換されると共にパラレル信号からシリアル信号に変換される。このファインダ用AFE46から出力された変換後の画像信号は、セレクタ52を介して画像処理装置54に入力する。このように、シリアルの画像信号をファインダ用AFE46から画像処理装置54へ送信するため、配線でのノイズの影響を抑えると共に高速に画像信号を入出力することができる。
続いて、CPU62は、読み出した画像信号に所定の画像処理を施すファインダ画像処理を画像処理装置54に実行させる(ステップS130)。ここで、撮影表示処理ルーチンの説明を中断し、ファインダ画像処理について説明する。図4は、画像処理装置54により実行されるファインダ画像処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンが起動されると、画像処理装置54は、シリアルの画像信号をセレクタ52から入力し、この入力した画像信号をパラレルの画像信号に変換し(ステップS300)、変換後の画像信号に対して黒色の再現を適正化するオプティカルブラック減算処理を実行し(ステップS310)、撮影時の光源による色味の違いを補正するホワイトバランス処理に用いられるホワイトバランスパラメータを算出するためのサンプリングを行う(ステップS320)。このサンプリングは、各画素間でどのような色の分布となっているかを把握する処理であり、例えば、白から黒の範囲の信号のみを抽出したり、基準範囲内にある輝度の信号のみを抽出したりして行うよう設定されている。なお、ここでは、セレクタ52から画像信号が入力されるたびにホワイトバランスパラメータを算出するためのサンプリングを実行し、サンプリングした画像信号が画像処理装置54内に設けられた図示しない画像データ記憶メモリ(RAM)に記憶されるものとした。次に、ホワイトバランスのサンプリングが終了したか否かを、入力されるすべての画像信号、つまり1フレーム分の画像信号についてサンプリングを実行したか否かに基づいて判定し(ステップS330)、ホワイトバランスのサンプリングが終了していないと判定されたときにはステップS300〜S320の処理を行い、ホワイトバランスのサンプリングが終了したと判定されたときには、サンプリングした結果に基づいてホワイトバランスパラメータを算出する(ステップS340)。このホワイトバランスパラメータは、色の分布とホワイトバランスパラメータとの関係を経験的に求め、この求めた値をROM64に記憶しておき、得られた結果に対応する値を読み出して設定するものとした。なお、ここでは、ホワイトバランスパラメータは、ファインダ用イメージセンサ42から入力した画像信号に基づいて算出するものとしたが、前回のホワイトバランスパラメータの値を今回の値に参照するものとしてもよい。続いて、算出されたホワイトバランスパラメータを用いて画像信号にホワイトバランスを実行し(ステップS350)、各画素間の色情報を補間する画素補間処理を行い(ステップS360)、画像のサイズを変更するリサイズ処理を行う(ステップS370)。ここでは、画像表示モニタ69の大きさに合うサイズの画像が得られるように設定されている。このため、リサイズ処理では、撮影可能な範囲の画像全体がEVF68に表示可能となる大きさの画像データを生成するのである。続いて、各色のバランスを調整する色再現処理を行う(ステップS380)。この色再現処理は、ファインダ用イメージセンサ42から入力したRGBの画像信号を正しい色で表示するよう再現するための処理であり、処理を高速化するために3×3のマトリクス演算によりRGB→RGBの色変換を行う処理である。なお、画像表示モニタ69に表示する画像データも同様に処理される。色再現処理を行ったあと、画素間のコントラストを高めるシャープネス処理及びノイズ除去を行い(ステップS390)、画像の色を忠実に再現するようガンマ値を補正するガンマ補正処理を行い(ステップS400)、上記各処理を施した画像データをRAM66に記憶させ(ステップS410)、このルーチンを終了する。このように、電子ファインダユニット40から出力された画像信号がセレクタ52を介して画像処理装置54で画像処理され、この画像処理されたEVF68用の画像データと画像表示モニタ69用の画像データとがRAM66に記憶される。なお、ファインダ画像処理は動画の処理であり、リアルタイム性が重視される。このため、ここでは、ホワイトバランスのサンプリング処理(ステップS320)によりステップS340で算出されたホワイトバランスパラメータを、次のフレームのホワイトバランスの実行(ステップS350)に用いることにより、次のフレームでのホワイトバランスのサンプリング処理及びホワイトバランスパラメータの算出処理中であっても読み込んだ画像データを表示可能として画像データの表示遅れをできる限り短時間にするように工夫している。
さて、撮影表示処理ルーチンの説明に戻る。ステップS130でファインダ画像処理が実行されると、CPU62は、このファインダ画像処理で生成された画像データをEVF68や画像表示モニタ69に表示させるよう表示制御装置67を制御する(ステップS140)。続いて、CPU62は、シャッタボタン27aが半押し状態であるか否かをシャッタボタン27aからの半押し信号に基づいて判定し(ステップS150)、シャッタボタン27aが半押し状態でないと判定されたときには、ユーザに撮影の意志がないものとみなし、ステップS120以降の処理を実行する。一方、シャッタボタン27aが半押し状態であると判定されたときには、CPU62は、自動焦点処理を実行すると共に自動露出処理を実行する(ステップS160)。ここで、自動焦点処理は、測距センサ28からの出力信号に基づいて被写体までの距離を求め、この求めた距離の位置に焦点が合うように焦点調節部29cを駆動させる処理である。また、自動露出処理は、電子ファインダユニット40からの画像信号に基づいて被写体の明るさを求めて適正露出を設定し、設定された適正露出になるよう絞り調節部21cを駆動させる処理である。なお、自動露出処理は、撮影レンズ機構21を通してフォーカルプレーンシャッタ23まで透過する光量を計測し、この計測した光量に基づいて適正露出を設定してもよい。
続いて、CPU62は、シャッタボタン27aが全押し状態であるか否かをシャッタボタン27aからの全押し信号に基づいて判定し(ステップS170)、シャッタボタン27aが全押し状態でないと判定されたときには、ステップS120以降の処理を実行する。一方、シャッタボタン27aが全押し状態であると判定されたときには、CPU62は、ステップS180〜S240の撮像処理を実行する。まず、CPU62は、メイン電子撮像ユニット20から入力した画像信号を共通処理ユニット50へ出力するようにセレクタ52を切り替えると共に、TG55から所定の出力タイミングがメイン用ドライバ回路24に出力されるようセレクタ55aを切り替え(ステップS180)、TG55にメイン電子撮像ユニット20の各出力タイミングを設定させる(ステップS190)。そして、まず、CPU62は、メイン用イメージセンサ22に貯まったノイズとなる不要な電荷を掃き出しを行い、メイン用イメージセンサ22への露光前の準備を行う。次に、CPU62は、メイン用イメージセンサ22への露光を行うためにフォーカルプレーンシャッタ23を制御して必要な秒時のシャッタ駆動を行い、被写体画像の撮像処理を行う。メイン電子撮像ユニット20のノイズ除去動作や撮像準備動作、撮像動作などの一連の動作に関するTG55の出力タイミングの設定は、これらの動作のタイミングを予めROM64に記憶させておき、この記憶させた内容を読み出してレジスタにセットすることにより行うものとした。
次に、CPU62は、露光されたメイン用イメージセンサ22の画像信号の読み出しを行う(ステップS200)。この画像信号の読み出しは、設定された出力タイミングでメイン用ドライバ回路24を駆動させることによりメイン用イメージセンサ22から撮影画像としての画像信号を読み出すことにより行う。画像信号の読み出しは、TG55のレジスタにセットされた出力タイミングがメイン電子撮像ユニット20に出力されるようTG55のセレクタ55aを切り替えて行うものとした。また、この画像信号の読み出しは、メイン用イメージセンサ22に貯まったノイズとなる不要な電荷を掃き出したあとに実行されるよう設定されている。この読み出した画像信号は、メイン用AFE26へ入力されることによりアナログ信号からデジタル信号に変換されると共にパラレル信号からシリアル信号に変換される。また、メイン用AFE26から出力された変換後の画像信号は、セレクタ52を介して画像処理装置54に入力する。このように、シリアルの画像信号をメイン用AFE26から画像処理装置54へ送信するため、ノイズの影響を抑えると共に高速に画像信号を入出力することができる。
続いて、CPU62は、読み出した画像信号に所定の画像処理を施すメイン画像処理を画像処理装置54に実行させる(ステップS210)。ここで、撮影表示処理ルーチンの説明を中断し、メイン画像処理について説明する。図5は、画像処理装置54により実行されるメイン画像処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。なお、上述のファインダ画像処理ルーチンと同様の処理については、その具体的な説明を省略する。このルーチンが起動すると、画像処理装置54は、シリアルの画像信号をセレクタ52から入力しこの入力した画像信号をパラレルの画像信号に変換し(ステップS500)、変換後の画像信号に対して上記オプティカルブラック減算処理を実行し(ステップS510)、画像信号を画像データとして画像処理装置54内部に設けられた画像データ記憶メモリ(RAM)に保存すると共に、ホワイトバランスパラメータを算出するための画像データのサンプリングを行う(ステップS520)。なお、ここでは、セレクタ52から画像信号が入力されるたびにホワイトバランスパラメータを算出するためのサンプリングを実行し、サンプリングした画像信号を画像処理装置54内部に設けられた画像データ記憶メモリ(RAM)に記憶するものとした。次に、メイン用イメージセンサ22からの1画面分の画像信号の読み込みが終了したか否かを判定し(ステップS530)、1画面分の画像信号の読み込みが終了していないと判定されたときには、ステップS500〜S520の処理を行い、1画面分の画像信号の読み込みを完了するまで入力した画像信号を画像処理装置54内部に設けられた画像データ記憶メモリ(RAM)に記憶させる。この結果、1画面分の画像信号の読み込みの終了に伴い、ホワイトバランスのサンプリングも終了する。メイン用イメージセンサ22からの1画面分の画像信号の読み込みが終了したと判定されたときには、サンプリングした結果に基づいてホワイトバランスパラメータを算出する(ステップS540)。このホワイトバランスパラメータは、上述したファインダ画像処理ルーチンと同様の方法により設定することができる。続いて、算出されたホワイトバランスパラメータを用いて画像信号にホワイトバランスを実行し(ステップS550)、画素補間処理を行い(ステップS560)、必要に応じて画像のサイズを変更するリサイズ処理を行う(ステップS570)。続いて、色再現処理、シャープネス処理、ノイズ除去、ガンマ補正処理を上述したファインダ画像処理ルーチンと同様に行い(ステップS580〜600)、撮影画像としての画像データについては所定形式の画像ファイル(例えばJPEG形式の画像ファイルなど)を生成する画像ファイル生成処理を行い(ステップS610)、生成した画像ファイルをRAM66に記憶し(ステップS620)、このルーチンを終了する。ここで、通常、画像表示モニタ69などに表示する表示用の画像サイズは、メイン電子撮像ユニット20で得られる画像サイズよりも小さいため、画像を画像表示モニタ69などに表示する場合には、追加の処理としてステップS570で画像サイズを変更するリサイズ処理を行うのである。なお、このステップS570のリサイズ処理は、撮影直後に撮影画像を画像表示モニタ69に表示するよう予めユーザにより設定されているときに実行するものとした。このように、シャッタボタン27aが押下されたときには、メイン電子撮像ユニット20から出力された画像信号がセレクタ52を介して画像処理装置54で画像処理され、この画像処理された画像データがRAM66に記憶される。
さて、撮影表示処理ルーチンの説明に戻る。ステップS210のあと、CPU62は、RAM66に記憶された撮影画像としての画像ファイルをメモリカード38に保存し(ステップS220)、必要に応じて、メイン画像処理で生成された画像表示モニタ69用の画像データを画像表示モニタ69に表示させるよう表示制御装置67を制御し(ステップS230)、そのままステップS100以降の処理を実行する。即ち、電子ファインダユニット40から出力された画像信号が共通処理ユニット50へ入力するようにセレクタ52を切り替え、EVF68や画像表示モニタ69にファインダ画像を表示させ、シャッタボタン27aが全押しされたときには、メイン電子撮像ユニット20から出力された画像信号が共通処理ユニット50へ入力するようにセレクタ52を切り替え、撮像処理を実行し、撮影した画像をメモリカード38に保存すると共に、必要に応じて画像表示モニタ69に撮影画像を表示させる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の電子ファインダユニット40が本発明の第1撮像手段に相当し、メイン電子撮像ユニット20が第2撮像手段に相当し、画像処理装置54が画像処理手段に相当し、セレクタ52及びセレクタ55aが切替手段に相当し、EVF68及び画像表示モニタ69が画像表示手段に相当し、TG55がタイミング設定手段に相当し、RAM66及び画像処理装置54内部に設けられた画像データ記憶メモリが情報記憶手段に相当し、CPU62が信号切替取得手段、信号切替制御手段、設定切替取得手段及び設定切替制御手段に相当する。また、フォトダイオード42aが本発明の第1の光電変換素子に相当し、フォトダイオード22aが本発明の第2の光電変換素子に相当し、シャッタボタン27aの全押し信号が画像信号切替指示及び時期設定切替指示に相当する。なお、本実施形態では、デジタルカメラ10の動作を説明することにより本発明のデジタルカメラの制御方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態のデジタルカメラ10によれば、電子ファインダユニット40から入力したファインダ画像としての画像信号を画像処理装置54へ出力するかメイン電子撮像ユニット20から入力した撮影画像としての画像信号を画像処理装置54へ出力するかを切り替え、入力した画像信号に所定の画像処理を施して画像データを生成する。このように、複数の撮像ユニットによって生成された画像信号を1つの画像処理装置54で処理可能である。したがって、複数の撮像ユニットごとに画像処理装置54を設けるものに比べて、撮影処理に関係する構成の簡素化を図ることができる。このため、製造コストを低減することができるし、装置のコンパクト化を図ることもできる。また、画像処理装置54は比較的高価であるため、製造コストを低減する効果が大きい。
また、画像処理装置54は、セレクタ52によってファインダ画像としての画像信号が入力されているときにはこの画像信号に基づいて生成した画像データをEVF68や画像表示モニタ69へ出力し、セレクタ52によって撮影画像としての画像信号が入力されているときにはこの画像信号に基づいて生成した画像データをRAM66に出力するため、ファインダ画像をEVF68や画像表示モニタ69に表示させることができるし、画像信号に基づく撮影画像をRAM66やメモリカード38に記憶することができる。また、CPU62がシャッタボタン27aの信号に応じてセレクタ52を切り替えるよう制御するため、電子ファインダユニット40からの画像信号とメイン電子撮像ユニット20からの画像信号とのいずれを画像処理装置54へ出力するかを自動的に切り替えることができる。
更に、電子ファインダユニット40が画像信号を生成する出力タイミングとメイン電子撮像ユニット20が第2画像信号を生成する出力タイミングとのいずれかをTG55が設定可能であり、CPU62がシャッタボタン27aの信号に応じてセレクタ55aを切り替えるよう制御するため、複数のうちいずれかの撮像ユニットに画像信号を生成させるタイミングを1つのTG55で設定可能であり、複数の撮像ユニットごとにTG55を設けるものに比べて、より構成の簡素化を図ることができる。また、シャッタボタン27aからの信号に応じて電子ファインダユニット40の出力タイミングとメイン電子撮像ユニット20の出力タイミングとのいずれを設定するかを自動的に切り替えることができる。
メイン電子撮像ユニット20が電子ファインダユニット40と異なる光学系を介して得られる被写体の像を光電変換して第2画像信号を生成するため、各撮像ユニットが個別の光学系を有し、設計の自由度が増す。特に、従来の一眼レフカメラでは大型且つ高価なペンタプリズムを筐体内部に組み込む必要があるが、デジタルカメラ10では、安価でコンパクトなカメラを構成可能であるというメリットがきわめて大きい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。なお、以下において、上述の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
例えば、上述した実施形態では、セレクタ52と画像処理装置54とTG55とを含む共通処理ユニット50を備えたものとしたが、図6に示すように、セレクタ52と画像処理装置54とを含む共通処理ユニット150と、メイン電子撮像ユニット20用のTG25と、電子ファインダユニット40用のTG45とを備えたデジタルカメラ110としてもよい。このとき、TG45が電子ファインダユニット40の出力タイミングを設定し、TG25がメイン電子撮像ユニット20の出力タイミングを設定する。こうしても、複数の撮像ユニットごとに画像処理装置54を設けるものに比べて、撮影処理に関係する構成を簡素化することはできる。なお、TGとAFEとを1つのLSIで構成するか否かについては、2つのTGを用いたときの制御の安定性や、1つのTG及びAFEを用いたときのコスト低減効果や信号を送受信する配線数の低減可能というメリットなどを比較考量して判断すればよい。
上述した実施形態では、セレクタ52と画像処理装置54とTG55とを含む共通処理ユニット50を備えたものとしたが、図7に示すように、画像処理装置54と、TG55と、メイン電子撮像ユニット20からの画像信号と電子ファインダユニット40からの画像信号とのいずれかをシリアルのデジタル信号に変換可能でありA/D変換部256aとパラレルシリアル変換部256bとを含む共通用AFE256と、メイン電子撮像ユニット20からの画像信号を共通用AFE256へ出力するか電子ファインダユニット40からの画像信号を共通用AFE256へ出力するかを切り替え可能なセレクタ252と、を含む共通処理ユニット250を備えたデジタルカメラ210としてもよい。具体的には、メイン電子撮像ユニット20では、メイン用イメージセンサ22やメイン用ドライバ回路24、セレクタ252、共通用AFE256などが同じメイン電子撮像基板70上に配設され、電子ファインダユニット40では、ファインダ用イメージセンサ42とファインダ用ドライバ回路44とがメイン電子撮像基板70とは別の基板に配設されており、メイン用イメージセンサ22から共通用AFE256までの距離がファインダ用イメージセンサ42から共通用AFE256までの距離よりも短くなるように構成されている。そして、メイン制御装置60は、シャッタボタン27aからの全押し信号を入力したあと、メイン電子撮像ユニット20から共通用AFE256へ画像信号が出力されるようにセレクタ252を切り替え、撮影処理の終了後に電子ファインダユニット40から共通用AFE256へ画像信号が出力されるようにセレクタ252を切り替える。こうすれば、複数の撮像ユニットごとにAFEを設けるものに比べて、より構成の簡素化を図ることができる。また、AFEを共通化して画像信号の変換を実行可能であるため、一層製造コストを低減させることができる。更に、最終的な静止画の撮影を行う上で重要なメイン電子撮像ユニット20から共通用AFE256への配線を電子ファインダユニット40からの配線に比べて短くすることにより、配線に作用して生じるノイズを低減可能であり、ファインダ画像の画質の低下よりも撮影画像の画質の低下を優先して抑制することができる。更にまた、全押し信号に応じて電子ファインダユニット40からの画像信号とメイン電子撮像ユニット20からの画像信号とのいずれかをパラレルのデジタル信号に変換するかを自動的に切り替えることができる。なお、共通用AFE256を備えるものにおいて、メイン用イメージセンサ22やファインダ用イメージセンサ42から共通用AFE256までの配線距離や、配設する基板などは、どのように構成してもかまわないが、これらの配線距離が共に短くなるように構成することが配線でのノイズの影響を低減する上ではより好ましい。
上述した実施形態では、メイン用イメージセンサ22とファインダ用イメージセンサ42とは、それぞれ異なる光学系である撮影レンズ機構21とファインダレンズ機構41とを介して被写体からの光を入力するものとしたが、図8に示すように、メイン電子撮像ユニット20が電子ファインダユニット40と共通の光学系を介して得られる被写体の像を光電変換して画像信号を生成するいわゆる一眼レフのような使われ方をするデジタルカメラ310としてもよい。具体的には、撮影レンズ機構21から入射した光をレフレックスミラー341aとミラー341bとを用いて反射させてファインダ用イメージセンサ42へ導くように構成する。このレフレックスミラー341aは、シャッタボタン27aが押下されたときに、撮影レンズ機構21から入射した光がメイン用イメージセンサ22に導かれるように図示しないバネ機構により跳ね上げ可能に支持されるものとした。なお、このデジタルカメラ310では、上述した共通用AFE256を備えるものとした。こうすれば、光学系をも共通するため、より構成を簡略化できる。特に、ファインダ画像と撮影画像とが共通の光学系により得られるため、視差を生じない。なお、実際の一眼レフカメラの場合は、画像の上下左右を合わせるために高価且つ大きなペンタプリズムを利用するが、ファインダ用イメージセンサ42へ被写体像を導く場合には画像処理により画像の上下左右を反転させることが可能であり、ペンタプリズムを必要としないため、光路の構造をきわめてシンプルな構造且つ、きわめて安価なものとすることができる。また、光路の構造がコンパクトになるため、カメラの筐体自体を小型化することができるのである。
上述した実施形態では、ステップS230で画像表示モニタ69に画像を表示したあと、セレクタ52を電子ファインダユニット40側に切り替えてEVF68や画像表示モニタ69に画像表示を行うものとしたが、例えば、シャッタボタン27aが全押しされてから一定時間(例えば10秒など)経過するとセレクタ52やセレクタ55aを電子ファインダユニット40側に切り替えるものとしてもよい。なお、シャッタボタン27aの全押し信号に基づいてセレクタ52やセレクタ55aを切り替えるものとしたが、それとは別のタイミングでこれらを切り替えるものとしてもよい。
上述した実施形態では、図5に示したメイン画像処理ルーチンで、メイン用イメージセンサ22から入力した画像信号に基づいてホワイトバランスパラメータを算出するものとしたが、シャッタボタン27aが押下される直前の電子ファインダユニット40のホワイトバランスパラメータの値を参照して設定するものとしてもよい。具体的には、電子ファインダユニット40のホワイトバランスパラメータの値をメイン電子撮像ユニット20の値に変換する係数を予め求めておき、この係数を電子ファインダユニット40のホワイトバランスパラメータに乗じてメイン電子撮像ユニット20のホワイトバランスパラメータを求めるものとしてもよい。電子ファインダユニット40のホワイトバランスのサンプリング結果は、比較的広範囲を見渡していることから被写体周囲の光源の情報を比較的多く含んでいる。このため、撮影される環境の光源の特定が比較的困難な場合、例えば、被写体が接写する真っ赤な花や緑の葉、青空などの本番撮影時にこのサンプリング結果を利用することにより、ホワイトバランスの失敗を抑制可能である。こうすれば、ホワイトバランスパラメータのサンプリング処理を省略可能であり、処理の簡素化をより図ることができる。また、上述した実施形態では、セレクタ52から画像信号が入力されるたびにオプティカルブラック減算処理やホワイトバランスのサンプリングを実行するものとしたが、セレクタ52から入力される画像信号のすべてをバッファとしてのRAM66に一時的に記憶してからこれらの処理を行うものとしてもよい。
上述した実施形態では、メイン用AFE26は、メイン用イメージセンサ22からのパラレルのアナログ信号をシリアルのデジタル信号に変換して画像処理装置54へ出力するものとしたが、このパラレルの信号からシリアルの信号への変換を省略してもよい。つまり、メイン用AFE26のパラレルシリアル変換部26bや画像処理装置54のシリアルパラレル変換部54aを省略してもよい。こうすれば、より構成を簡素なものとすることができる。なお、ファインダ用AFE46についても同様である。
上述した実施形態では、画像処理装置54は、オプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス処理、画素補間処理、リサイズ処理、色再現処理、シャープネス処理、ノイズ除去処理、ガンマ補正処理、画像ファイル生成処理などを行うものとしたが、これらのうち一部を省略してもよいし、これら以外の処理を加えるものとしてもよい。
上述した実施形態では、画像表示装置としてEVF68と画像表示モニタ69とを備えるものとしたが、EVF68を省略してもよいし画像表示モニタ69を省略してもよい。こうすれば、画像表示装置の簡素化を図ることができる。また、このとき、省略したものの画像処理をも省略可能であるため、画像処理の簡素化をも図ることができる。
上述した実施形態では、セレクタ52と画像処理装置54とTG55とを含む共通処理ユニット50を備えたものとした、つまり、画像処理装置54とTG55とを共用するものとしたが、更に、メイン用ドライバ回路24とファインダ用ドライバ回路44とを共用する共通用ドライバ回路を備え、画像表示時にはTG55からの出力タイミングでファインダ用イメージセンサ42を駆動させ、撮影処理時にはTG55からの出力タイミングでメイン用イメージセンサ22を駆動するよう切り替えるものとしてもよい。こうすれば、より一層構成の簡素化を図ることができる。
上述した実施形態では、電子ファインダユニット40のファインダレンズ機構41は、パンフォーカス式の機構であるとしたが、より高度なゾーンフォーカスタイプの機構としてもよい。あるいは、撮影レンズ機構21と同様のオートフォーカス機構を設けるものとしてもよい。このとき、電子ファインダユニット40のオートフォーカス機構とメイン電子撮像ユニット20のオートフォーカス機構29とを連動させてもよい。こうすれば、シャッタボタン27aが半押し状態で撮影準備をしているときに、フォーカス状態をEVF68などで確認することができる。
上述した実施形態では、メイン画像処理ルーチンで画像ファイルまで生成するものとしたが、撮影表示処理ルーチンのステップS210のあとに、ユーザからの保存指示があったか否かの判定を行い、この保存指示があったときにRAM66に記憶された画像データから画像ファイルを生成してメモリカード38に記憶するものとしてもよい。こうすれば、保存する画像データのみ画像ファイルを生成するため、処理を簡素化することができる。あるいは、画像処理装置54内部に設けられた画像データ記憶メモリ(RAM)に記憶された画像データから画像ファイルを生成してメモリカード38に記憶するものとしてもよい。
上述した実施形態では、メイン画像処理ルーチンで、メイン電子撮像ユニット20から入力した画像データにリサイズ処理を実行するものとしたが、シャッタボタン27aが全押しされる直前の画像を撮影した画像に代えて画像表示モニタ69に表示しこのリサイズ処理を省略するものとしてもよい。こうすれば、撮影時の処理を簡素なものとすることができる。
上述した実施形態では、撮影装置の一例としてデジタルカメラ10を取り上げたが、複数の撮像ユニット(イメージセンサ)を備えた撮影装置であれば本発明を適用可能である。そのような撮像装置としては、デジタルカメラのほかに、デジタルビデオ、カメラ付き携帯電話などが挙げられる。
デジタルカメラ10の構成の概略を示す構成図である。 デジタルカメラ10の背面図である。 撮影表示処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 ファインダ画像処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 メイン画像処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 別のデジタルカメラ110の構成の概略を示す構成図である。 別のデジタルカメラ210の構成の概略を示す構成図である。 別のデジタルカメラ310の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
10,110,120,310 デジタルカメラ、20 メイン電子撮像装置、21 撮影レンズ機構、21a レンズ群、21b 絞り機構、21c 絞り調節部、22 メイン用イメージセンサ、22a,42a フォトダイオード、22b,42b 垂直転送用CCD、22c,42c 水平転送用CCD、23 フォーカルプレーンシャッタ、24 メイン用ドライバ回路、25 タイミングジェネレータ(TG)、26 メイン用アナログフロントエンド(AFE)、26a,46a,256a A/D変換部、26b,46b,256b パラレルシリアル変換部、27 操作スイッチ群、27a シャッタボタン、27b ダイヤルスイッチ、27c 電源ボタン、28 測距センサ、29 オートフォーカス機構、29a 第2レンズ群、29b 第3レンズ群、29c 焦点調節部、38 メモリカード、40 電子ファインダユニット、41 ファインダレンズ機構、41a 第4レンズ群、41b 絞り機構、41c 第5レンズ群、42 ファインダ用イメージセンサ、44 ファインダ用ドライバ回路、45 タイミングジェネレータ(TG)、46 ファインダ用アナログフロントエンド(AFE)、50,150,250 共通処理ユニット、52,252 セレクタ、54 画像処理装置、54a シリアルパラレル変換部、54b オプティカルブラック部、54c ホワイトバランス部、54d 画素補間部、54e リサイズ部、54f 色再現部、54g シャープネス部、54h ガンマ補正部、54i 画像ファイル生成部、55 タイミングジェネレータ(TG)、55a セレクタ、60 メイン制御装置、62 CPU、64 ROM、66 RAM、67 表示制御装置、68 エレクトリカルビューファインダ(EVF)、69 メイン制御装置、70 メイン電子撮像基板、256 共通用AFE、341a レフレックスミラー、341b ミラー。

Claims (10)

  1. 光学系を介して得られる被写体の像を光電変換し第1画像信号を生成する第1撮像手段と、
    光学系を介して得られる被写体の像を光電変換し第2画像信号を生成する第2撮像手段と、
    前記第1撮像手段から入力した第1画像信号に第1の画像処理を施して第1画像情報を生成可能であり、前記第2撮像手段から入力した第2画像信号に第2の画像処理を施して第2画像情報を生成可能である画像処理手段と、
    前記第1画像情報を表示可能な画像表示手段と、
    前記第2画像情報を記憶可能な情報記憶手段と、
    前記画像処理手段によって生成された第1画像情報を表示させるよう前記画像表示手段へ出力するか、前記画像処理手段によって生成された第2画像情報を記憶させるよう前記情報記憶手段へ出力するか、を切り替え可能な切替手段と、を備え
    前記第1撮像手段は前記第2撮像手段に比して広範囲を見渡すものであり、
    前記第1の画像処理及び前記第2の画像処理には、撮影時の光源による色味の違いをホワイトバランスパラメータを用いて補正するホワイトバランス処理が含まれており、
    前記画像処理手段は、前記第1の画像処理に用いられる第1ホワイトバランスパラメータを前記第1撮像手段から入力した第1画像信号を用いて算出すると共に、前記第1画像信号を用いて算出した第1ホワイトバランスパラメータを利用して前記第2の画像処理に用いられる第2ホワイトバランスパラメータを算出し、前記第1撮像手段から入力した第1画像信号に第1ホワイトバランスパラメータを用いてホワイトバランス処理を施して第1画像情報を生成すると共に、前記第2撮像手段から入力した第2画像信号に第2ホワイトバランスパラメータを用いてホワイトバランス処理を施して第2画像情報を生成する、撮影装置。
  2. 前記画像処理手段は、アナログ信号として入力された前記第1撮像手段からの前記第1画像信号と、アナログ信号として入力された前記第2撮像手段からの前記第2画像信号とをデジタル信号に変換するA/D変換部を備え、
    前記第撮像手段と前記A/D変換部との間の配線は、前記第撮像手段と前記A/D変換部との間の配線よりも短く形成されている、請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記第1撮像手段は、前記第2撮像手段の光学系と少なくとも一部を共有しており、前記第2撮像手段により得られる被写体の像に対して反転した像が得られるよう配置されている、入射光を反射するミラーを該第1撮像手段の光学系に有している、請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の撮影装置であって、
    前記第1撮像手段から入力した第1画像信号を前記画像処理手段へ出力するか前記第2撮像手段から入力した第2画像信号を前記画像処理手段へ出力するかのいずれかの指示である画像信号切替指示を取得可能な信号切替取得手段と、
    前記信号切替取得手段が取得した前記画像信号切替指示に応じて前記切替手段を切り替えるよう制御する信号切替制御手段と、
    を備えた撮影装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の撮影装置であって、
    前記第1撮像手段が前記第1画像信号を生成する処理に関する第1タイミングと前記第2撮像手段が前記第2画像信号を生成する処理に関する第2タイミングとのいずれかを設定可能であるタイミング設定手段、を備え、
    前記切替手段は、前記タイミング設定手段が前記第1タイミングと前記第2タイミングとのいずれを設定するかをも切り替え可能である、
    撮影装置。
  6. 請求項5に記載の撮影装置であって、
    前記第1撮像手段が前記第1画像信号を生成する処理に関する第1タイミングと前記第2撮像手段が前記第2画像信号を生成する処理に関する第2タイミングとのいずれを設定するかの指示である時期設定切替指示を取得可能な設定切替取得手段と、
    前記設定切替取得手段が取得した前記時期設定切替指示に応じて前記切替手段を切り替えるよう制御する設定切替制御手段と、
    を備えた撮影装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の撮影装置であって、
    前記第1撮像手段から入力した前記第1画像信号を所定の形式に変換し該変換後の第1画像信号を前記画像処理手段へ出力可能であり、前記第2撮像手段から入力した前記第2画像信号を所定の形式に変換し該変換後の第2画像信号を前記画像処理手段へ出力可能である信号変換手段、を備え、
    前記切替手段は、前記第1撮像手段から入力した第1画像信号を前記信号変換手段を介して前記画像処理手段へ出力するか前記第2撮像手段から入力した第2画像信号を前記信号変換手段を介して前記画像処理手段へ出力するかをも切り替え可能である、
    撮影装置。
  8. 請求項7に記載の撮影装置であって、
    前記第1撮像手段から入力した前記第1画像信号を所定の形式に変換し該変換後の第1画像信号を前記画像処理手段へ出力するか前記第2撮像手段から入力した前記第2画像信号を所定の形式に変換し該変換後の第2画像信号を前記画像処理手段へ出力するかのいずれかの指示である信号変換切替指示を取得可能な変換切替取得手段と、
    前記変換切替取得手段が取得した前記信号変換切替指示に応じて前記切替手段を切り替えるよう制御する変換切替制御手段と、
    を備えた撮影装置。
  9. 光学系を介して得られる被写体の像を光電変換し第1画像信号を生成する第1撮像手段と、光学系を介して得られる被写体の像を光電変換し第2画像信号を生成する第2撮像手段と、前記第1撮像手段から入力した第1画像信号に第1の画像処理を施して第1画像情報を生成可能であり、前記第2撮像手段から入力した第2画像信号に第2の画像処理を施して第2画像情報を生成可能である画像処理手段と、前記第1画像情報を表示可能な画像表示手段と、前記第2画像情報を記憶可能な情報記憶手段と、を備えた撮影装置の制御方法であって、
    前記第1撮像手段は前記第2撮像手段に比して広範囲を見渡すものであり、
    前記第1の画像処理及び前記第2の画像処理には、撮影時の光源による色味の違いをホワイトバランスパラメータを用いて補正するホワイトバランス処理が含まれており、
    (a)前記画像処理手段に前記第1画像情報を生成させ該生成した第1画像情報を表示させるよう前記画像表示手段へ出力させるか、前記画像処理手段に前記第2画像情報を生成させ該生成した第2画像情報を記憶させるよう前記情報記憶手段へ出力させるか、を切り替えるステップ
    (b)前記第1の画像処理に用いられる第1ホワイトバランスパラメータを前記第1撮像手段から入力した第1画像信号を用いて算出すると共に、前記第1画像信号を用いて算出した第1ホワイトバランスパラメータを利用して前記第2の画像処理に用いられる第2ホワイトバランスパラメータを算出し、前記第1撮像手段から入力した第1画像信号に第1ホワイトバランスパラメータを用いてホワイトバランス処理を施して第1画像情報を生成すると共に、前記第2撮像手段から入力した第2画像信号に第2ホワイトバランスパラメータを用いてホワイトバランス処理を施して第2画像情報を生成するステップと、
    を含む撮影装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の撮影装置の制御方法の各ステップを1又は複数のコンピュータに実現させるためのプログラム。
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