JP2007226141A - 撮影装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】合焦位置の決定を短時間で行うこと。
【解決手段】
被写体像を所定の結像面上に結像させるフォーカスレンズと、結像された被写体像を光電変換して電荷をマトリクスのライン毎に読み出して画像信号として出力するCCDと、出力された画像信号に基づいて画像データを生成するアナログ信号処理部と、画像データから合焦評価値を算出し、算出された合焦評価値から極大値を検出して、極大値の位置に応じてフォーカスレンズの合焦位置を決定するAF処理部と、画像データから所定の対象物を検出する顔検出部と、を備えた撮影装置において、CCDは顔検出部により検出された顔を含まない領域のラインについては所定の割合で間引いて電荷を読み出して画像信号を出力し、AF処理部は、該画像信号に基づいて生成された画像データから合焦評価値を算出するも。
【選択図】図5

Description

本発明は、固体撮像素子を用いたデジタルカメラ等の撮影装置及び撮影方法に関するものである。
従来、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮影装置において、撮影レンズを所定の被写体に合焦するように合焦動作させるオートフォーカス(以下「AF」と表記する)機構が広く用いられている。この種のAF機構としては、撮影装置から被写体に赤外線を照射し、被写体で反射して撮影装置に戻ってきた赤外線の角度を検出することによって被写体までの距離を測定して、その測定距離位置にある物体に合焦するように撮影レンズの位置を設定するようにしたもの(アクティブ方式)や、特許文献1に記載されているように、撮影装置の撮像手段が出力する画像信号を処理して合焦状態を検出し、最良の合焦状態が得られる位置に撮影レンズを設定するようにしたもの(パッシブ方式)が知られている。
上記パッシブ方式のAF機構として、像のコントラストから合焦状態を判別するようにしたコントラスト検出方式が広く知られている。このコントラスト検出方式のAF機構は、撮影レンズを合焦のための動作範囲内(例えば、至近側から無限遠側まで)でステップ駆動により移動させ、ステップ駆動されるごとに撮像手段から画像データを取得し、取得された画像データの合焦評価値(コントラスト値)の極大値に対応する位置に撮像レンズを設定するようにしたものである。
更に、撮像手段として固体撮像素子を用いた撮影装置も多く普及している。このような撮影装置の場合、結像された被写体像に基づいて固体撮像素子が光電変換により電荷を蓄積し、蓄積された電荷が電気信号として読み出されて画像データが生成される。
平11−146405号公報
固体撮像素子を用いた撮影装置であって、AF機構にコントラスト検出方式を用いて合焦位置を決定している場合、撮影レンズが移動する毎に固体撮像素子を形成する全ての素子から電荷を読み出して画像データを生成して合焦評価値を算出するため、合焦位置の決定に時間がかかり、他の処理を十分に行うことができないという問題があった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、短時間で合焦位置の決定をすることができる撮影装置及び方法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明における撮影装置は、被写体像を所定の結像面上に結像させる撮像光学系と、前記結像面に配設され、マトリクス状に配置された複数の画素を有する固体撮像素子からなり、前記結像された被写体像を光電変換して電荷を前記マトリクスのライン毎に読み出して画像信号として出力する撮像手段と、前記出力された画像信号に基づいて画像データを生成する生成手段と、前記画像データから合焦評価値を算出する合焦評価値算出手段と、前記算出された合焦評価値から極大値を検出する極大値検出手段と、前記極大値の位置に応じて前記撮像光学系の合焦位置を決定する決定手段と、前記画像データから所定の対象物を検出する対象物検出手段と、を備えた撮影装置において、前記撮像手段が、前記対象物検出手段により検出された所定の対象物を含まない領域のラインについては所定の割合で該ラインを間引いて前記電荷を読み出して前記画像信号を出力するものであり、前記合焦評価値算出手段が、該画像信号に基づいて生成された画像データから前記合焦評価値を算出するものであることを特徴としている。
ここで「所定の対象物を含まない領域のラインについては所定の割合で該ラインを間引いて」とは、例えば、所定の対象物を含まない領域のラインについては、複数ラインに1ラインの割合で電荷を読み出す間引き処理を示す。
また、前記撮像手段が、前記対象物検出手段により検出された所定の対象物を含まない領域のラインを全て間引き、前記検出された所定の対象物を含む領域の前記ラインのみから電荷を読み出して前記画像信号を出力するものであることとしてもよい。
ここで「所定の対象物を含まない領域のラインを全て間引き」とは、所定の対象物を含まない領域のラインからの電荷の読み出しを行わないことを言う。
また、前記固体撮像素子はCCD又はCMOS素子であることとしてもよい。
また、前記対象物は人物の顔又は目であることとしてもよい。
更に、本発明における撮影方法は、被写体像をマトリクス状に配置された複数の画素を有する固体撮像素子上に結像させ、前記固体撮像素子によって光電変換された電荷を前記マトリクスのライン毎に読み出して画像信号として出力し、前記画像信号に基づいて画像データを生成し、前記画像データから合焦評価値を算出し、前記算出した合焦評価値から極大値を検出し、前記極大値の位置に応じて合焦位置を決定し、前記画像データから所定の対象物を検出する撮影方法において、前記所定の対象物が検出された後、前記検出された所定の対象物を含まない領域のラインについては所定の割合で該ライン間引いて前記電荷を読み出して前記画像信号を出力し、該出力された画像信号に基づいて生成された画像データから前記合焦評価値を算出することを特徴としている。
撮像手段が有する固体撮像素子を構成するラインのうち、対象物が検出された領域を含むラインからのみ電荷を読み出して画像データを生成することにより、固体撮像素子を構成する全てのラインから電荷を読み出して画像データを生成する処理に比べ、画像信号の読み出し時間及び画像信号から画像データを生成する処理時間を短縮することができる。これにより、合焦位置の決定にかかる時間を短縮することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下の実施の形態では、本発明における撮影装置としてデジタルカメラを例に説明するが、本発明の適用範囲はこれに限定されず、例えば、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話、カメラ付きPDA等、電子撮像機能を備えた他の電子機器に対しても適用可能である。
図1及び2は、デジタルカメラの一例を示すものであり、それぞれ背面側及び前面側から見た外観図である。図1に示すように、デジタルカメラ1の本体10の背面には、撮影者による操作のためのインターフェースとして、動作モードスイッチ11、メニュー/OKボタン12、ズーム/上下レバー13、左右ボタン14、Back(戻る)ボタン15、表示切替ボタン16が設けられ、更に撮影のためのファインダ17及び撮影並びに再生のためのモニタ18が設けられている。
動作モードスイッチ11は、静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モードの各動作モードを切り替えるためのスライドスイッチである。メニュー/OKボタン12は、押下される毎に撮影モード、フラッシュ発光モード、記録画素数や感度等の設定を行うための各種メニューをモニタ18に表示させたり、モニタ18に表示されたメニューに基づく選択・設定を決定するためのボタンである。
ズーム/上下レバー13は、上下方向に倒すことによって、撮影時には望遠/広角の調整が行われ、各種設定時にはモニタ18に表示されるメニュー画面中のカーソルが上下に移動して表示される。左右ボタン14は、各種設定時にモニタ18に表示されるメニュー画面中のカーソルを左右に移動して表示させるためのボタンである。
Back(戻る)ボタン15は、押下されることによって各種設定操作を中止し、モニタ18に1つ前の画面を表示するためのボタンである。表示切替ボタン16は、押下することによってモニタ18の表示のON/OFF、各種ガイド表示、文字表示のON/OFF等を切り替えるためのボタンである。ファインダ17は、ユーザが被写体を撮影する際に構図やピントを合わせるために覗くためのものである。ファインダ17から見える被写体像は、本体10の前面にあるファインダ窓23を介して映し出される。
以上説明した各ボタン及びレバーの操作によって設定された内容は、モニタ18中の表示や、ファインダ17内のランプ、スライドレバーの位置等によって確認可能となっている。また、モニタ18には、撮影の際に被写体確認用のスルー画が表示される。これにより、モニタ18は電子ビューファインダとして機能する他、撮影後の静止画や動画の再生表示、各種設定メニューの表示を行う。ユーザによってシャッタボタン19が半押しされるとプレ撮影が行われ、モニタ18に表示されたスルー画に基づいて合焦位置の決定がなされる。更にシャッタボタン19が全押しされると、決定された合焦位置に基づいて撮影が行われ、モニタ18に表示された画像が撮影画像として記録される。
更に、図2に示すように、本体10の前面には、撮影レンズ(撮像光学系)20、レンズカバー21、電源スイッチ22、ファインダ窓23、フラッシュライト24及びセルフタイマーランプ25が設けられ、側面にはメディアスロット26が設けられている。
撮影レンズ20は、被写体像を所定の結像面上(本体10内部にあるCCD等)に結像させるためのものであり、フォーカスレンズやズームレンズ等によって構成される。レンズカバー21は、デジタルカメラ1の電源がオフ状態のとき、再生モードであるとき等に撮影レンズ20の表面を覆い、汚れやゴミ等から撮影レンズ20を保護するものである。電源スイッチ22は、デジタルカメラ1の電源のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。フラッシュライト24は、シャッタボタン19が押下され、本体10の内部にあるシャッタが開いている間に、撮影に必要な光を被写体に対して瞬間的に照射するためのものである。セルフタイマーランプ25は、セルフタイマーによって撮影する際に、シャッタの開閉タイミングを被写体に知らせるためものである。メディアスロット26は、メモリカード等の外部記録メディア70が充填されるための充填口であり、外部記録メディア70が充填されると、データの読み取り/書き込みが行われる。
図3は、デジタルカメラ1の機能構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1の操作系として、前述の動作モードスイッチ11、メニュー/OKボタン12、ズーム/上下レバー13、左右ボタン14、Back(戻り)ボタン15、表示切替ボタン16、シャッタボタン19、電源スイッチ22と、これらのスイッチ、ボタン、レバー類の操作内容をCPU75に伝えるためのインターフェースである操作系制御部74が設けられている。
また、撮影レンズ20を構成するものとして、フォーカスレンズ20a及びズームレンズ20bが設けられている。これらの各レンズは、モータとモータドライバからなるフォーカスレンズ駆動部51、ズームレンズ駆動部52によってステップ駆動され、光軸方向に移動可能な構成となっている。フォーカスレンズ駆動部51は、AF処理部62から出力されるフォーカス駆動量データに基づいてフォーカスレンズ20aをステップ駆動する。ズームレンズ駆動部52は、ズーム/上下レバー13の操作量データに基づいてズームレンズ20bのステップ駆動を制御する。
絞り54は、モータとモータドライバとからなる絞り駆動部55によって駆動される。この絞り駆動部55は、AE(自動露出)/AWB(オートホワイトバランス)処理部63から出力される絞り値データに基づいて絞り54の絞り径の調整を行う。
シャッタ56は、メカニカルシャッタであり、モータとモータドライバとからなるシャッタ駆動部57によって駆動される。シャッタ駆動部57は、シャッタボタン19の押下信号と、AE/AWB処理部63から出力されるシャッタ速度データとに応じてシャッタ56の開閉の制御を行う。
上記光学系の後方には、撮影素子であるCCD(撮像手段)58を有している。CCD58は、多数の受光素子がマトリクス状に配置されてなる光電面を有しており、光学系を通過した被写体像が光電面に結像され、光電変換される。光電面の前方には、各画素に光を集光させるためのマイクロレンズアレイ(不図示)と、RGB各色のフィルタが規則的に配列されてなるカラーフィルタアレイ(不図示)とが配置されている。CCD58は、CCD制御部59から供給される垂直転送クロック信号及び水平転送クロック信号に同期して、画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつ読み出して画像信号として出力する。各画素における電荷の蓄積時間(即ち露出時間)は、CCD制御部59から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。
尚、CCD58は、受光素子のマトリクスの全てのラインから画像信号を読み出す駆動方法と、CPU75から出力された指示信号を受けて、指示されたライン範囲については全てのラインから画像信号を読み出し、指示されたライン範囲以外については所定の割合で間引いてラインから画像信号を読み出す駆動方法とを切り替え可能となるように構成されている。
CCD58が出力する画像信号は、アナログ信号処理部(生成手段)60に入力される。このアナログ信号処理部60は、画像信号のノイズ除去を行う相関2重サンプリング回路(CDS)と、画像信号のゲイン調整を行うオートゲインコントローラ(AGC)と、画像信号をデジタル画像データに変換するA/Dコンバータ(ADC)とからなる。そしてデジタル画像データは、画素毎にRGBの濃度値を持つCCD−RAWデータである。
タイミングジェネレータ72は、タイミング信号を発生させるものであり、このタイミング信号がシャッタ駆動部57、CCD制御部59、アナログ信号処理部60に入力されて、シャッタボタン19の操作と、シャッタ56の開閉、CCD58の電荷取り込み、アナログ信号処理60の処理の同期が取られる。フラッシュ制御部73は、フラッシュ24の発光動作を制御する。
画像入力コントローラ61は、上記アナログ信号処理部60から入力されたCCD−RAWデータをフレームメモリ68に書き込む。このフレームメモリ68は、画像データに対して後述の各種デジタル画像処理(信号処理)を行う際に使用する作業用メモリであり、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)から構成されている。
表示制御部71は、フレームメモリ68に格納された画像データをスルー画としてモニタ18に表示させるためのものであり、例えば、輝度(Y)信号と色(C)信号を一緒にして1つの信号としたコンポジット信号に変換して、モニタ18に出力する。スルー画は、撮影モードが選択されている間、所定間隔で取得されてモニタ18に表示される。また、表示制御部71は、外部記録メディア70に記憶され、メディア制御部69によって読み出された画像ファイルに含まれる画像データに基づいた画像をモニタ18に表示させる。
AF処理部(合焦評価値算出手段、極大値検出手段、決定手段)62及びAE/AWB処理部63は、プレ画像に基づいて撮影条件を決定する。プレ画像とは、シャッタボタン19が半押しされることによって発生する半押し信号を検出したCPU75がCCD58にプレ撮影を実行させた結果、フレームメモリ68に格納された画像データに基づいた画像である。
AF処理部62は、上記プレ画像から合焦評価値を算出してピーク値を検出し、フォーカス駆動量データを出力する。本実施の形態においては、ピントが合った状態では画像の合焦評価値が高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が適用されている。
AE/AWB処理部63は、上記プレ画像に基づいて被写体輝度を測定し、絞り値やシャッタ速度等を決定し、絞り値データやシャッタ速度データを出力すると共に(AE)、撮影時のホワイトバランスを調整する(AWB)。
顔検出部(対象物検出手段)65は、フレームメモリ68に格納された画像データから人物の顔や目を検出するためのものである。本実施の形態では、人物の顔を検出するものとして以下説明するが、人物の目を検出するようにしてもよい。また動物の顔や目等を検出するようにしてもよい。
画像処理部64は、本画像の画像データに対してガンマ補正、シャープネス補正、コントラスト補正等の画質補正処理を施すと共に、CCD−RAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータ及び赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。この本画像とは、シャッタボタン19が全押しされることによって実行されることによってCCD58から画像信号が出力され、アナログ信号処理部60、画像入力コントローラ61経由でフレームメモリ68に格納された画像データに基づいた画像である。本画像の画素数の上限はCCD58の画素数によって決定されるが、例えば、ユーザが設定可能な画質設定(ファイン、ノーマル等の設定)により、記録画素数を変更することができる。一方、スルー画やプレ画像の画素数は本画像より少なくてもよく、例えば、本画像の1/16程度の画素数で取り込まれてもよい。
圧縮/伸長処理部67は、画像処理部64によって画質補正等の処理が行われた画像データに対して、例えばJPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行って、画像ファイルを生成する。この画像ファイルには、各種データ形式に基づいて付帯情報が付加される。またこの圧縮/伸長処理部67は、再生モードにおいては外部記録メディア70から圧縮された画像ファイルを読み出し、伸長処理を行う。伸長後の画像データは表示制御部71に出力され、表示制御部71は画像データに基づいた画像をモニタ18に表示する。
メディア制御部69は、図2におけるメディアスロット26に相当し、外部記録メディア70に記憶された画像ファイル等の読み出し、又は画像ファイルの書き込みを行う。
CPU75は、各種ボタン、レバー、スイッチの操作や各機能ブロックからの信号に応じて、デジタルカメラ1の本体各部を制御する。またデータバス76は、画像入力コントローラ61、各種処理部62〜67、フレームメモリ68、各種制御部69、71、及びCPU75に接続されており、このデータバス76を介して各種信号、データの送受信が行われる。
次に、デジタルカメラ1の簡単な一連の流れを図4のフローチャートを用いて説明する。まずCPU75は、動作モードスイッチ11の設定に従って、動作モードが撮影モードであるか再生モードであるか判別する(ステップS1)。再生モードの場合(ステップS1;再生)、再生処理が行われる(ステップS11)。この再生処理は、メディア制御部69が外部記録メディア70に記憶された画像ファイルを読み出し、画像ファイルに含まれる画像データに基づいた画像をモニタ18に表示させるための処理である。再生処理が終了したら、CPU75はデジタルカメラ1の電源スイッチ22によってオフ操作がなされたか否かを判別し(ステップS10)、オフ操作がなされていたら(ステップS10;YES)、デジタルカメラ1の電源をオフし、処理を終了する。
一方、ステップS1において動作モードが撮影モードであると判別された場合(ステップS1;撮影)、CPU75はスルー画の表示制御を行う(ステップS2)。スルー画の表示とは、前述のプレ画像をモニタ18に表示する処理である。次に、CPU75はシャッタボタン19が半押しされたか否かを判別する(ステップS3)。半押しがされていない場合(ステップS3;NO)、CPU75はステップS2の処理を繰り返す。半押しされた場合(ステップS3;YES)、AE/AWB処理部63が露出の決定を行う(ステップS4)。
続いて、合焦処理が行われ、決定された合焦位置に応じてフォーカスレンズ20aの移動が行われる(ステップS5)。この合焦処理については、後に詳しく説明する。合焦処理が行われると、シャッタボタン19の半押しが解除されたか否かが判別される(ステップS6)。半押しが解除された場合は(ステップS6;YES)、CPU75はステップS2へ処理を移行する。半押しが解除されていない場合は(ステップS6;NO)、CPU75はシャッタボタン19が全押しされたか否かを判別する(ステップS7)。全押しされていない場合は(ステップS7;NO)ステップS7の処理が引き続き繰り返され、全押しされた場合は(ステップS7;YES)CPU75は撮影処理を行う(ステップS8)。撮影処理とは、CCD58の光電面に結像された被写体像が光電変換されて蓄積された電荷が画像信号として読み出され、画像信号がA/D変換されて画像処理部64によって各種信号処理が施されるまでの処理を言う。また、撮影処理として、更に信号処理が施された画像データに対して圧縮/伸長処理部67によって圧縮処理が施されて画像ファイルが生成されてもよい。
撮影処理が終了すると、CPU75は撮影画像をモニタ18に表示する処理を行い、またその撮影画像を外部記録メディア70に記録する(ステップS9)。そしてCPU75は電源スイッチ22によってオフ操作がなされたか否かを判別し(ステップS10)、オフ操作がなされていたら(ステップS10;YES)、デジタルカメラ1の電源をオフし、処理を終了する。オフ操作がなされていなかったら(ステップS10;NO)、ステップS1へ処理を移行する。
次に合焦処理の流れについて図5のフローチャートを用いて説明する。まず、CPU75はフォーカスレンズ駆動部51に対してフォーカスレンズ20aを初期位置に移動させるための指示信号を出力する(ステップS21)。これによりフォーカスレンズ20aが初期位置に移動される。次に、CCD58は画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつ読み出し、画像信号としてアナログ信号処理部60へ出力する(ステップS22)。そして、アナログ信号処理部60によってA/D変換が施されて画像データが生成され、画像データに基づいて顔検出部65が人物の顔を検出する(ステップS23)。顔が検出された場合(ステップS24;YES)、CPU75は画像データのうち、検出された顔を含むCCD58のライン範囲を読出ライン範囲として記憶する(ステップS25)。
ステップS23からステップS25について詳しく説明する。図7(a)は、CCD58を構成する複数の受光部の配置例を示したものあり、マトリクス状に配置された受光部の1行目からn列目(nは2以上の整数)に対して便宜上L1、L2、・・、Lnとライン番号を付してある。図7(b)はCCD58に結像された被写体像の一例である。そして、顔検出部65によって顔99が検出される。図7(c)は被写体像とCCD58のマトリクスとを重ね合わせた図である。同図に示すように、顔99を含むライン番号はL2〜Lmであるから、ステップS25においてはライン番号L2〜Lmが読出ライン範囲として記憶される。
図5に戻る。次にAF処理部62は生成された画像データに基づいて合焦評価値を算出し、ピーク値を検出する(ステップS26)。算出された合焦評価値からピーク値が検出されなかった場合(ステップS26;NO)、CPU75はフォーカスレンズ20aを次の位置へ移動させるためにフォーカスレンズ駆動部51に対して指示信号を出力する(ステップS28)。ここで、フォーカスレンズ20aの位置が限界位置であって、移動ができなかった場合(ステップS29;YES)、CPU75はAFエラーとして(ステップS33)、パンフォーカスの位置にフォーカスレンズ20aを移動させ(ステップS34)、合焦処理を終了する。
フォーカスレンズ20aが移動され(ステップS29;NO)、ステップS23にて顔の検出がなされていたら(ステップS30;YES)、CCD58は記憶された読出ライン範囲の電荷を読み出し(即ち、図7(c)の場合はライン番号L2〜Lmの電荷を読み出す)、画像信号をアナログ信号処理部60に出力する(ステップS31)。
ここで、読出ライン範囲以外のライン(図7(c)の場合はライン番号L1とLm+1〜Ln)の電荷は読み出さないこととしてもよいし、ラインを間引いて電荷を読み出すようにしてもよい。ラインを間引くとは、例えば10ラインに1ラインの割合で電荷を読み出すなど、複数のラインに対して1ラインの電荷を読み出す処理のことを言う。このように、読出ライン範囲以外のラインの電荷を読み出さない、又はラインを間引いて電荷を読み出すことによって、CCD58からの画像信号読み出しにかかる時間を短縮できる。
また、ステップS23にて顔の検出がなされていなかったら(ステップS30;NO)、CCD58はライン毎に電荷を読み出して画像信号を出力し、アナログ信号処理部60が画像データを生成する(ステップS32)。
そして、ステップS31又はステップS32において生成された画像データに基づいてAF処理部62は再び合焦評価値を算出し、ピーク値を検出する(ステップS26)。ピーク値が検出されたら(ステップS27;YES)、AF処理部62はピーク値に対応する位置と被写体距離とが一致するか否かを判別する(ステップS35)。被写体距離の取得方法としては、顔の大きさ又は目の間隔などから被写体距離を算出してもよいし、測距センサ(不図示)等を使って被写体距離を測定する方法を用いてもよい。ピーク値に対応する位置と被写体距離とが一致しない場合(ステップS35;NO)、ピーク値は顔以外によるものと判断しステップS28へ処理を移行する。一致する場合(ステップS35;YES)、ピーク値は顔によるものと判断し、AF処理部62はピーク値に対応する位置を合焦位置として決定して、フォーカス駆動量データをCPU75を介してフォーカス駆動部51に出力する。フォーカス駆動部51はフォーカス駆動量データに基づいてフォーカスレンズ20aを移動させ(ステップS36)、合焦処理を終了する。
このように、CCD58を構成するラインのうち、顔が検出された領域を含むラインからのみ電荷を読み出して画像データを生成することにより、全てのラインから電荷を読み出して画像データを生成する処理に比べ、画像信号の読み出し時間及び画像信号から画像データを生成する処理時間を短縮することができる。これにより、合焦位置の決定にかかる時間を短縮することができる。
尚、本実施の形態では、顔の検出された領域を含むラインについては全ラインについて電荷の読み出しを行うこととしたが、所定の間引き率で電荷の読み出しを行なってもよい。この場合、顔の検出された領域を含むライン以外については、電荷の読み出しを行わないか、又は所定の間引き率よりも低い間引き率で電荷の読み出しを行う。
デジタルカメラの背面図 デジタルカメラの前面図 デジタルカメラの機能ブロック図 デジタルカメラの一連の動作を説明するためのフローチャート 合焦処理の流れを説明するためのフローチャート 図5に続く合焦処理の流れを説明するためのフローチャート 読出ライン範囲を説明するための図
符号の説明
1 デジタルカメラ
11 動作モードスイッチ
12 メニューボタン
13 ズーム/上下レバー
14 左右ボタン
15 BACK(戻り)ボタン
16 表示切替ボタン
17 ファインダ
18 モニタ
19 シャッタボタン
20 撮像レンズ
21 レンズカバー
22 電源スイッチ
23 ファインダ窓
24 フラッシュライト
25 セルフタイマーランプ
26 メディアスロット

Claims (5)

  1. 被写体像を所定の結像面上に結像させる撮像光学系と、
    前記結像面に配設され、マトリクス状に配置された複数の画素を有する固体撮像素子からなり、前記結像された被写体像を光電変換して電荷を前記マトリクスのライン毎に読み出して画像信号として出力する撮像手段と、
    前記出力された画像信号に基づいて画像データを生成する生成手段と、
    前記画像データから合焦評価値を算出する合焦評価値算出手段と、
    前記算出された合焦評価値から極大値を検出する極大値検出手段と、
    前記極大値の位置に応じて前記撮像光学系の合焦位置を決定する決定手段と、
    前記画像データから所定の対象物を検出する対象物検出手段と、
    を備えた撮影装置において、
    前記撮像手段が、前記対象物検出手段により検出された所定の対象物を含まない領域のラインについては所定の割合で該ラインを間引いて前記電荷を読み出して前記画像信号を出力するものであり、
    前記合焦評価値算出手段が、該画像信号に基づいて生成された画像データから前記合焦評価値を算出するものであることを特徴とする撮影装置。
  2. 前記撮像手段が、前記対象物検出手段により検出された所定の対象物を含まない領域のラインを全て間引き、前記検出された所定の対象物を含む領域のラインのみから前記電荷を読み出して前記画像信号を出力するものであることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記固体撮像素子はCCD又はCMOS素子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 前記対象物は人物の顔又は目であることを特徴する請求項1〜3の何れか一項に記載の撮影装置。
  5. 被写体像をマトリクス状に配置された複数の画素を有する固体撮像素子上に結像させ、
    前記固体撮像素子によって光電変換された電荷を前記マトリクスのライン毎に読み出して画像信号として出力し、
    前記画像信号に基づいて画像データを生成し、
    前記画像データから合焦評価値を算出し、
    前記算出した合焦評価値から極大値を検出し、
    前記極大値の位置に応じて合焦位置を決定し、
    前記画像データから所定の対象物を検出する撮影方法において、
    前記所定の対象物が検出された後、前記検出された所定の対象物を含まない領域のラインについては所定の割合で該ラインを間引いて前記電荷を読み出して前記画像信号を出力し、
    該出力された画像信号に基づいて生成された画像データから前記合焦評価値を算出することを特徴とする撮影方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010010737A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Canon Inc 撮影装置、動画静止画記録方法
JP2010193423A (ja) * 2009-01-26 2010-09-02 Victor Co Of Japan Ltd 自動撮像装置

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