JP2006165937A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でフレアを適切に補正して良質な画像を得る。
【解決手段】CCD3から入力した輝度信号の累積度数分布(ヒストグラム)をヒストグラム作成部42で作成し、黒補正値算出部435はヒストグラム作成部42で作成した輝度信号のヒストグラムとあらかじめ撮影光学系2等の特性に応じて測定した補正特性と比較して黒レベルの補正値を取得する。画像処理部43はCCD3から入力した画像信号を黒補正値算出部435で取得した黒レベルの補正値で黒補正し、撮像した画像に黒浮きが生じることを防ぐ。
【選択図】 図2

Description

この発明は、撮像素子を使用した撮像装置、特にフレア補正に関するものである。
CCD等の撮像素子を用いたデジタルカメラにおいては、撮影光学系で反射した光が、再度、撮像素子に入力することにより、被写体の画像の最も暗い低輝度部分で黒レベルが浮いた状態になり、全体が明るくなって撮影した画像がぼやけて画質が劣化するフレアがある。
このフレアを補正するため、特許文献1に示された撮像装置は、CCDから出力された撮像信号から得られた輝度信号を、黒引き込みレベルに基づいてフレアを補正するフレア補正回路を介してガンマ補正回路に供給するとともに、フレア補正前の輝度信号を所定の輝度レベルでのヒストグラムを作成し、作成したヒストグラムの値にからフレア補正用の黒引き込みレベルを算出し、算出した黒引き込みレベルをフレア補正回路にフィードフォワードしてフレア補正を行うようにしている。
また、特許文献2に示されたフレア補正方法は、各種カメラのフレア特性をあらかじめ測定して保存しておき、撮影した全ての画像を保存しているフレア特性を用いて補正するようにしている。
特許文献1に示すように、輝度信号のヒストグラムからフレア補正用の黒引き込みレベルを算出してフィードフォワード制御を行っていると、フレア補正制御が複雑になってしまう。また、特許文献2に示すように、あらかじめ測定したフレア特性を用いてフレア補正する方法では、撮影する各種被写体の画像に対して精度の高いフレア補正することは困難であるという短所がある。
特開平9−247541号公報 特開2003−69896号公報
この発明は、このような短所を改善し、簡単な構成でフレアを適切に補正することができる撮像装置を提供することを目的とするものである。
この発明の撮像装置は、撮影光学系と撮像素子と画像信号処理部と撮影光学系駆動部と撮像素子駆動部と駆動制御部と画像データ記録部とを有する撮像装置において、画像信号処理部は、ヒストグラム作成部と黒補正値算出部及び画像処理部を有し、ヒストグラム作成部は撮像素子から入力した輝度信号の累積度数分布(ヒストグラム)を作成し、黒補正値算出部はヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムとあらかじめ撮影光学系等の特性に応じて測定した補正特性と比較して黒レベルの補正値を取得し、画像処理部は撮像素子から入力した画像信号を黒補正値算出部で取得した黒レベルの補正値で黒補正することを特徴とする。
黒補正値算出部は、撮影直前のモニタリング駆動においてヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムに基づき黒レベルの補正値を取得し、画像処理部は、続いて行われる静止画駆動において入力した画像信号の黒補正を行うと良い。
また、黒補正値算出部は、第1の静止画駆動においてヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムに基づき黒レベルの補正値を取得し、前記画像処理部は、第2の静止画駆動において入力した画像信号の黒補正を行うようにしても良い。
さらに、黒補正値算出部はヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムと撮影光学系の条件によって黒レベルの補正値を取得したり、ヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムとAE測光量によって黒レベルの補正値を取得したり、あるいはヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムと撮影光学系の条件及びAE測光量によって黒レベルの補正値を取得すると良い。
この発明は、撮像素子から入力した輝度信号のヒストグラムの黒レベルがある範囲にあるとき、フレアにより黒浮きが発生すると判断し、この範囲と黒浮きを防止するための黒レベルのシフト量をあらかじめ測定して補正特性として格納しておき、この補正特性で撮像素子から入力した画像信号の黒レベルを補正することにより、撮像した画像に黒浮きが生じることを防いで、良質な画像を得ることができる。
また、撮影直前のモニタリング駆動において作成した輝度信号のヒストグラムに基づき黒レベルの補正値を取得し、続いて行われる静止画駆動において入力した画像信号の黒補正を行うことにより、簡単な処理で黒浮きがない良質な画像を得ることができる。
さらに、第1の静止画駆動において入力した輝度信号のヒストグラムに基づき黒レベルの補正値を取得し、第2の静止画駆動において入力した画像信号の黒補正を行うから、撮像ししのスミアによる影響を抑制して良質な画像を得ることができる。
また、輝度信号のヒストグラムで黒レベルの補正値を取得するとともに、撮影光学系やAE測光量によって黒レベルの補正値を取得することにより、撮影光学系個々のレンズのばらつきや被写体の状況に応じて黒補正することができ、撮像した画像に黒浮きが生じることを防いで、良質な画像を得ることができる。
図1はこの発明の撮像装置の構成を示すブロック図である。図に示すように、撮像装置1は、撮影光学系2と撮像素子であるCCD3と画像信号処理部4と撮影光学系駆動部5と撮像素子駆動部6と駆動制御部7と画像データ記録部8及び電源部9等を有する。撮影光学系2はバリア・絞り・シャッタ部21とレンズユニット20を有する。
画像信号処理部4はCDS・A/D変換部41とヒストグラム作成部42及び画像処理部43を有する。CDS・A/D変換部41は、CCD3から出力した信号の画像ノイズ除去用の相関二重サンプリングを行うCDS411と、CDS411から出力した信号の利得調整を行うAGC412と、AGC412から出力したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部413と、A/D変換部413から出力されるデジタル信号の黒レベルのオフセットをする黒レベルオフセット部414を有する。ヒストグラム作成部42は、CDS・A/D変換部41でデジタル信号に変換された輝度信号の累積度数分布(ヒストグラム)を作成して画像処理部43に送る。画像処理部43は、制御部431と、画像信号の黒レベルを補正する黒レベル補正部432と、輝度信号と色差信号の分離を行うY/C分離部433と、ガンマ変換部434を有し、CDS・A/D変換部41から出力した画像信号を処理し、処理した画像信号を駆動制御部7と画像信号記録部8とビデオジャック10に送るとともに、画像表示部11に画像を表示し、マイク12やスピーカ13との音声入出力を行う音声回路14と音声情報を授受する。また、CDS・A/D変換部41やタイミングジェネレータ61を制御する。制御部431には黒補正値算出部435を有する。
撮影光学系駆動部5はバリア・絞り・シャッタ部21レンズユニット20を駆動する絞りモータ51やシャッタモータ52及びズーム駆動モータ53等と、各モータ51〜53を駆動するモータドライバ54を有する。撮像素子駆動部6は、CCD3とCDS・A/D変換部41の駆動パルスを発生するタイミングジェネレータ61と、CCD3に垂直転送パルスを送る垂直ドライバ62を有する。
駆動制御部7は、アドレス/データバス71を介して画像処理部42に接続されたSUB−CPU72とプログラム用メモリ73と画像データバッファメモリ74及び通信系75を有する。SUB−CPU72は、操作系スイッチ14からの信号をユーザ操作情報として画像処理部42に出力するとともに、ユーザ操作情報と画像処理部42からの画像信号により、モータドライバ54やストロボユニット15の駆動を制御する。画像データ記録部8は、撮像して処理した画像信号による画像を示す画像データを記憶する。電源部9にはDCジャック91と電池92が接続され、画像信号処理部4や駆動制御部7及び各駆動部に電力を供給する。
この撮像装置1で被写体の画像を撮影してフレア補正した画像を記録するときの処理を図2のフローチャートを参照して説明する。
操作系スイッチ14の第1レリーズボタンを押下げて撮影光学系2のレンズユニット22のオートフォーカス機能を働かせた後、第2レリーズボタンを押下げると撮影光学系2を通して被写体の像がCCD3に取り込まれ、CCD3で画素毎に電気信号に変換されてCDS・A/D変換部41に送られる。CDS・A/D変換部41は送られた信号のノイズ成分を除去して増幅し、デジタル信号に変換して画像処理部43に送る(ステップS1)。
一方、ヒストグラム作成部42はCDS・A/D変換部41でデジタル信号に変換した輝度信号のヒストグラムを作成して、画像処理部43の制御部431に送りメモリに格納する(ステップS2)。輝度信号のヒストグラムが制御部431に送られると、黒補正値算出部435はメモリに格納したヒストグラムの黒レベルを確認して黒補正値を取得する(ステップS3)。この黒補正値算出部435には、撮影光学系2等の特性に応じたヒストグラムの黒レベルYBに対する黒補正値、例えば図3に示すように、ヒストグラムの黒レベルYBがある範囲y1からy2の間でD(YB)と変化する黒補正値Dの補正特性が格納されている。すなわち撮影光学系2等の特性により、黒レベルYBがy1からy2の範囲にあるとき、フレアにより黒浮きが発生すると判断し、このy1からy2の範囲と黒浮きを防止するための黒レベルYBのシフト量をあらかじめ測定して格納しておく。この黒補正値算出部435で黒補正値Dを取得するときは、図4のフローチャートに示すように、ヒストグラムの黒レベルYBを確認し(ステップS11)、確認した黒レベルYBとあらかじめ格納された補正特性とを比較し、確認した黒レベルYBが黒レベルy1より低レベルか否を確認し(ステップS12)、確認した黒レベルYBが黒レベルy1より低レベルのときは、補正特性から黒補正値D=0を取得する(ステップS13)。また、確認した黒レベルYBが黒レベルy1より高レベルのときは(ステップS12)、確認した黒レベルYBが黒レベルy2より低レベルか否を確認し(ステップS14)、確認した黒レベルYBが黒レベルy2より低レベルのとき、すなわち確認した黒レベルYBが黒レベルy1と黒レベルy2の間にあるときは、補正特性から確認した黒レベルYBに対応した黒補正値D=D(YB)を取得する(ステップS15)。また、確認した黒レベルYBが黒レベルy2より高レベルのときは、補正特性から黒補正値D=0を取得し(ステップS16)、取得した黒補正値Dを記憶する(ステップS17)。
この状態でCCD3は被写体の静止画を取り込む(ステップS4)。取り込まれた静止画の画像信号はCDS・A/D変換部41を介して画像処理部43に送られ、各種画像処理が行われ、同時に黒補正値算出部435で取得した黒補正値Dで黒レベルを補正する(ステップS5)。この黒レベルを補正した画像信号による画像を画像データ記録部8に記録する(ステップS6)。この黒補正値Dで黒レベルを補正する処理は、黒レベル補正部432の設定を切り換えたり、ガンマ変換部434のガンマ特性を切り換えても良いが、RGBの色バランスをすべての階調において適正に保持するという観点からはガンマ特性を切り換えると良い。なお、CDS・A/D変換部41の黒レベルオフセット414のオフセット設定値を切り換えても良い。
このように、ヒストグラムの黒レベルYBがある範囲y1からy2にあるとき、フレアにより黒浮きが発生すると判断し、このy1からy2の範囲と黒浮きを防止するための黒レベルYBのシフト量をあらかじめ測定して補正特性として格納しておき、この補正特性で入力した画像信号の黒レベルを補正するから、撮像した画像に黒浮きが生じることを防いで、良質な画像を得ることができる。
前記説明では輝度信号のヒストグラムを作成し、作成したヒストグラムの黒レベルYBに対して黒浮きが発生する範囲で黒補正した場合について説明したが、ヒストグラムの黒レベルYBと撮影光学系2の例えばズーム位置やF値の情報を組み合わせたり、ヒストグラムの黒レベルYBと被写体の情報、例えばAE(Auto Exposure;自動露出)測光値とを組み合わせたり、または、ヒストグラムの黒レベルYBと撮影光学系2の情報及び被写体の情報を組み合わせて黒補正値を設定して黒補正を行うようにしても良い。
例えばヒストグラムの黒レベルYBと撮影光学系2の情報及び被写体の情報を組み合わせて黒補正値を設定して黒補正をする場合について説明する。
この場合、黒補正値算出部435には、図3に示したヒストグラムの黒レベルYBによる黒補正値Dの補正特性とともに、撮影光学系2の情報及び被写体の情報による補正特性を格納してある。すなわちフレアはレンズユニット22とCCD3がある特定の位置関係にあるときに不要な散乱や反射光によって発生するから、この特定の位置で黒レベルを補正するため、例えば図5(a)に示すように、ズーム駆動モータ53を駆動するモータの駆動パルス数で定まるズーム位置Zpに応じた黒レベルの補正係数Aと、図5(b)に示すように、F値に応じた黒レベルの補正係数Bの各補正特性を格納してある。また、フレアは被写体の明るさに応じて発生し、暗い被写体では発生しにくいので、図5(c)に示すように、AE測光量Bvに応じた黒レベルの補正係数Cの補正特性があらかじめ格納してある。
そして図6のフローチャートに示すように、被写体の像が撮影光学系2を通してCCD3に取り込まれると(ステップS21)、ヒストグラム作成部42はCDS・A/D変換部41でデジタル信号に変換した輝度信号のヒストグラムを作成して、画像処理部43の制御部431に送りメモリに格納する(ステップS22)。輝度信号のヒストグラムが制御部431に送られると、黒補正値算出部435はメモリに格納したヒストグラムの黒レベルを確認して黒補正値Dを取得する(ステップS23)。
次に、黒補正値算出部435は、SUB−CPU72から送られるズーム位置Zpを確認し、ズーム位置Zpに応じた黒レベルの補正係数Aを取得する(ステップS24)。このズーム位置Zpに応じた黒レベルの補正係数Aを取得するときは、図7のフローチャートに示すように、ズーム位置Zpを確認し(ステップS31)、確認したズーム位置Zpとあらかじめ格納されたズーム位置に応じた補正特性とを比較し、確認したズーム位置Zpがあらかじめ測定したズーム位置Z2より焦点距離が長い望遠系側にあるか否を確認し(ステップS32)、確認したズーム位置Zpがズーム位置Z2より望遠系側にあるときは黒補正係数A=0を取得する(ステップS33)。また、確認したズーム位置Zpがズーム位置Z2より焦点距離が短い広角系側にあるときは、確認したズーム位置Zpがズーム位置Z1より望遠系側にあるかどうかを確認し(ステップS34)、確認したズーム位置Zpがズーム位置Z1より望遠系側にあるとき、すなわちズーム位置Zpがズーム位置Z1とズーム位置Z2の間にあるときは、ズーム位置Zpに対応した黒補正係数A=A(Zp)を取得する(ステップS35)。また、確認したズーム位置Zpがズーム位置Z1より広角系側にあるときは、黒補正係数A=1を取得し(ステップS36)、取得した黒補正係数Aを記憶する(ステップS37)。
次に、黒補正値算出部435は、SUB−CPU72から送られるF値を確認し、F値に応じた黒レベルの補正係数Bを取得する(ステップS25)。このF値に応じた黒レベルの補正係数Bを取得するときは、図8のフローチャートに示すように、F値を確認し(ステップS41)、確認したF値とあらかじめ格納されたF値に応じた補正特性とを比較し、確認したF値があらかじめ測定したF1より大きいときは黒補正係数B=0を取得し(ステップS43)、確認したF値がF1より小さいときは黒補正係数B=1を取得し(ステップS44)、取得した黒補正係数Aを記憶する(ステップS37)。
その後、黒補正値算出部435は、AE測光量Bvを確認し、AE測光量Bvに応じた黒レベルの補正係数Cを取得する(ステップS27)。このAE測光量Bvに応じた黒レベルの補正係数Cを取得するときは、図9のフローチャートに示すように、AE測光量Bvを確認し(ステップS51)、確認したAE測光量Bvとあらかじめ格納されたAE測光量に応じた補正特性とを比較し、AE測光量Bvがあらかじめ測定したAE測光量b1より暗いか否を確認し(ステップS52)、確認したAE測光量BvがAE測光量b1より暗いときは黒補正係数C=0を取得する(ステップS53)。また、確認したAE測光量BvがAE測光量b1より明るいときは、確認したAE測光量BvがAE測光量b2より暗いかどうかを確認し(ステップS54)、確認したAE測光量BvがAE測光量b1より暗いとき、すなわちAE測光量BvがAE測光量b1とAE測光量b2の間にあるときは、AE測光量Bvに対応した黒補正係数C=C(Bv)を取得する(ステップS55)。また、確認したAE測光量BvがAE測光量b2より明るいときは、黒補正係数C=1を取得し(ステップS56)、取得した黒補正係数Cを記憶する(ステップS57)。
そして黒補正値算出部435は、記憶した黒補正値Dと黒補正係数A,B,Cを乗算して黒レベルの補正値を取得する(ステップS27)。この状態でCCD3は被写体の静止画を取り込み(ステップS28)、黒補正値算出部435は、取り込まれた静止画の画像信号を取得した黒レベルの補正値で補正する(ステップS29)。この黒レベルを補正した画像信号による画像を画像データ記録部8に記録する(ステップS30)。
このようにヒストグラムの黒レベルYBと撮影光学系2の情報及び被写体の情報を組み合わせて黒補正値を設定して黒補正することにより、撮影光学系2個々のレンズのばらつきや被写体の状況に応じて黒補正することができ、撮像した画像に黒浮きが生じることを防いで、良質な画像を得ることができる。
前記説明では、1回の静止画駆動で黒レベルの補正値の取得と黒補正を行った場合について説明したが、例えば、薄曇りの空を撮影するような場合、フレアが発生する条件の下ではモニタリング駆動においてCCDのスミアも発生し易いと考えられる。このような条件下で、1回の静止画駆動で黒レベルの補正値の取得と黒補正を行うと、モニタリングでのスミアによる黒浮きとフレアによる黒浮きを区別できず、静止画撮影時に過剰に補正するケースが考えられる。すなわちスミアは一般的に、(モニタリング駆動のスミア量)>>(静止画駆動のスミア量)の関係であるためである。この対策として、静止画駆動を2回行い、最初の静止画駆動でスミアの影響を排除してフレアによる黒浮きを検出して黒レベルの補正値を取得し、2回目の静止画駆動で黒補正を実施して画像を記録すると良い。
この発明の撮像装置の構成を示すブロック図である。 撮像装置の処理を示すフローチャートである。 輝度信号のヒストグラムの黒レベルYBに対する黒補正値の補正特性図である。 輝度信号のヒストグラムによる黒補正値の取得処理を示すフローチャートである。 撮影光学系とAE測光量に対する黒補正値の補正特性図である。 撮像装置の他の処理を示すフローチャートである。 ズーム位置による黒補正値の取得処理を示すフローチャートである。 F値による黒補正値の取得処理を示すフローチャートである。 AE測光量による黒補正値の取得処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1;撮像装置、2;撮影光学系、3;CCD、4;画像信号処理部、
5;撮影光学系駆動部、6;撮像素子駆動部、7;駆動制御部、
8;画像データ記録部、9;電源部、41;CDS・A/D変換部、
42;ヒストグラム作成部、43;画像処理部、431;制御部、
435;黒補正値算出部。

Claims (6)

  1. 撮影光学系と撮像素子と画像信号処理部と撮影光学系駆動部と撮像素子駆動部と駆動制御部と画像データ記録部とを有する撮像装置において、
    前記画像信号処理部は、ヒストグラム作成部と黒補正値算出部及び画像処理部を有し、前記ヒストグラム作成部は、撮像素子から入力した輝度信号の累積度数分布(ヒストグラム)を作成し、前記黒補正値算出部は、ヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムとあらかじめ撮影光学系等の特性に応じて測定した補正特性と比較して黒レベルの補正値を取得し、前記画像処理部は、撮像素子から入力した画像信号を黒補正値算出部で取得した黒レベルの補正値で黒補正することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記黒補正値算出部は、撮影直前のモニタリング駆動においてヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムに基づき黒レベルの補正値を取得し、前記画像処理部は、続いて行われる静止画駆動において入力した画像信号の黒補正を行う請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記黒補正値算出部は、第1の静止画駆動においてヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムに基づき黒レベルの補正値を取得し、前記画像処理部は、第2の静止画駆動において入力した画像信号の黒補正を行う請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記黒補正値算出部はヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムと撮影光学系の条件によって黒レベルの補正値を取得する請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記黒補正値算出部はヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムとAE測光量によって黒レベルの補正値を取得する請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記黒補正値算出部はヒストグラム作成部で作成した輝度信号のヒストグラムと撮影光学系の条件及びAE測光量によって黒レベルの補正値を取得する請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。

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