JP2004023452A - 電子カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】画像を高画質で記録でき、しかも電池の寿命を向上する。
【解決手段】画像記録時に使用する第1の撮像素子11と、外部に設けたLCD28でモニタリングするときに使用する第2の撮像素子12とを共通の撮影光学系の結像面に配する。第1の撮像素子11は、相対的に高画素の撮像信号を出力する。第2の撮像素子12は、相対的に低画素の撮像信号を出力し第1の撮像素子11とほぼ同一の撮影領域を撮影する。電源スイッチ23の投入時には、第2の撮像素子12のみを駆動して取り込んだ画像データをLCD28にスルー表示して撮像素子の消費電力を抑える。シャッタボタン24の半押し操作信号に応答して駆動を第1の撮像素子11に切り換え記録用の画像データを高画質で記録する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像記録時に使用する第1の撮像素子11と、外部に設けたLCD28でモニタリングするときに使用する第2の撮像素子12とを共通の撮影光学系の結像面に配する。第1の撮像素子11は、相対的に高画素の撮像信号を出力する。第2の撮像素子12は、相対的に低画素の撮像信号を出力し第1の撮像素子11とほぼ同一の撮影領域を撮影する。電源スイッチ23の投入時には、第2の撮像素子12のみを駆動して取り込んだ画像データをLCD28にスルー表示して撮像素子の消費電力を抑える。シャッタボタン24の半押し操作信号に応答して駆動を第1の撮像素子11に切り換え記録用の画像データを高画質で記録する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録するための画像を外部に表示する機能を有する電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮像素子で撮像した画像データを圧縮してメモリカードなどの記録媒体に記録する電子カメラが普及している。電子カメラとしては、電子スチルカメラ以外に動画撮影を主機能とするデジタルビデオカメラなどがある。
【0003】
一般的に、電子カメラには、LCD(液晶デバイス)や覗き込み型電子ビューファインダ(液晶ビューファインダ)などの表示パネルが設けられており、フレーミングを容易にするために撮像素子の出力を表示パネルにスルー画像として常時表示している。
【0004】
撮像素子としては、CCD(Charge Couple Device) センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )センサが知られている。CCDセンサは、半導体技術等の向上及び高画質化の要求に伴って、電子カメラに使用される撮像素子の画素数は増大化している。具体的には、動画撮影用としては、数十万程度の画素数であるが、静止画撮影用としては数百万画素まで達している。しかし、CCDセンサは高画素である反面、高価で消費電力が多く、しかも高画素化にするほどこの傾向が顕著になる。
【0005】
一方、CMOSセンサは、CMOS製造プロセスと同様のプロセスで作製されるため、CCDセンサに比べて安価でしかも消費電力が少ない(5分の1程度)という特徴がある。その一方、CMOSセンサは、CCDセンサに比べ画質(S/N)がやや劣り、感度も低い。
【0006】
【発明が解決するための課題】
電子カメラでは、スルー画像を液晶パネルに表示するために撮像素子を常に駆動し、シャッタレリーズに応答してその時点の静止画像を記録用として取り込む。このため、撮像素子としてCCDセンサを使用した場合には電力を消費し、電源電池の寿命が短くなる。一方CMOSセンサを使用した場合、安価で電源電池の寿命が向上する反面、記録画像の画質を低下させてしまう、とういう欠点があった。
【0007】
本発明は、上記課題を考慮してなされたもので、記録画像を高画質に維持しながら撮像素子の消費電力を極力抑えるように工夫した電子カメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電子カメラでは、相対的に高画素の第1の撮像素子と、相対的に低画素であり、前記第1の撮像素子とほぼ同一の撮影領域を撮影するための第2の撮像素子と、画像を記録する動作のときには第1の撮像素子を駆動し、画像を前記表示手段に表示する動作のときには第2の撮像素子を駆動する駆動切り換え手段とを備えたものである。
【0009】
また、相対的に高画素の撮像信号を出力する第1の撮像素子と、相対的に低画素の撮像信号を出力し、前記第1の撮像素子とほぼ同一の撮影領域を撮影するための第2の撮像素子と、記録開始信号に応答して第2の撮像素子の駆動を停止して第1の撮像素子を駆動する駆動切換手段と、前記駆動切換手段が第1の撮像素子を駆動したときに前記第1の撮像素子から得られる撮像信号を画像処理して記録画像データを生成するとともに、第2の撮像素子を駆動したときには前記第2の撮像素子から得られる撮像信号を画像処理して撮影画像データを生成する画像処理手段と、前記撮影画像データを外部に設けた表示画面に表示する画像表示手段と、前記記録画像データを記録媒体に記録する記録手段とを具備してもよい。
【0010】
画像表示手段は、相対的に画素数の少ない第2の撮像素子から得られた撮影画像データを使用して表示画面にスルー画像を表示する。駆動切換手段は記録開始信号に応答して第2の撮像素子の駆動を停止し、この停止と同時又は一定時間経過後に第1の撮像素子を駆動する。画像処理手段は、第1の撮像素子から得られる撮像信号を処理して記録画像データを生成し、記録画像データを記録手段で記録媒体に記録する。本発明によれば、画像を記録するときだけ相対的に高画素の第1の撮像素子を駆動するから、撮像素子の消費電力を低く抑えることができる。
【0011】
記録開始信号としては、シャッタボタンの半押し操作や全押し操作、あるいはグリップセンサ、又はシャッタボタンに指をかけたことを検知する感圧センサや光電センサなどから得られる信号とするのが望ましい。
【0012】
プリズムなどを用いて第1及び第2の撮像素子に被写体を結像する光学系を共通使用することができる。この場合には、同じ画角となるように第1及び第2の撮像素子の受光面を同じサイズにする。別々の光学系を用い、かつ受光面のサイズが異なる第1及び第2の撮像素子を用いる場合には、同じ画角となるように各光学系を構成する。
【0013】
第1及び第2の撮像素子としては、CCDセンサとCMOSセンサとで構成してもよい。特に、同じ画角で光学系を構成する場合、CMOSセンサはCCDセンサより感度が低いため、同一チップサイズにすることで感度も同じにすることができ、これによりA/Dコンバータや画像処理などのセンサ以降の後段の処理が同じに構成することができるため、第1の撮像素子をCCDセンサで第2の撮像素子をCMOSセンサで構成した方が望ましい。例えば、100万画素のCCDセンサに対して50万画素のCMOSセンサの感度が1/2の場合、CMOSセンサの開口を2倍にすることでCCDセンサと同じ感度にすることができ、チップサイズもほぼ同等にすることができる。また、高画素のCCDセンサとそれよりも低画素のCCDセンサとで構成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
電子スチルカメラ10には、図1に示すように、共通の光学系である撮影レンズ13の結像面をプリズム14により2つに分け、これら結像面に受光面がそれぞれ位置するようにCCDセンサ11及びCMOSセンサ12がそれぞれ配されている。
【0015】
CCDセンサ11は、多画素の撮像信号を出力するCCDセンサとなっている。CMOSセンサ12は、CCDセンサ11と比べて消費電力が低く、また少画素(例えばCCDセンサのほぼ1/2の画素)で、低感度(例えばCCDセンサのほぼ1/2の感度)の撮像信号を出力するCMOSセンサセンサとなっている。このCMOSセンサ12は、CCDセンサ11とほぼ同じサイズの受光面をもっており、CCDセンサ11と同じ撮影領域を撮像する。
【0016】
第1の駆動回路15は、増幅器や信号処理回路で構成されており、タイミングジェネレータ16から得られるクロックパルスに同期してCCDセンサ11からの撮像信号を読み出す。一方、第2の駆動回路17も、増幅器や信号処理回路で構成されており、クロックパルスに同期してCMOSセンサ12からの撮像信号を読み出す。CCDセンサ11は走査部が信号転送方式であり、第1の駆動回路15は各画素を同時に空間サンプリングした後に増幅器で電流/電圧変換を行って撮像信号を電圧信号として出力する。CMOSセンサ12は走査部がアドレス方式であり、第2の駆動回路17は時系列に空間サンプリングした後に増幅器でノイズを除去した形態で撮像信号を出力する。
【0017】
駆動切換器18は、撮像素子電源部19から得られる電源を第1の駆動回路15に供給する第1位置と、第2の駆動回路17に供給する第2位置との間で開閉することで撮像素子への電源供給路を択一的に切り換える。この切り換えはシステム制御部20の制御により行われる。
【0018】
撮像素子電源部19には電源回路21から電源が供給される。電源回路21には、カメラ10の内蔵電池22から電源が供給される。電源回路21は、カメラ10の電源スイッチ23のON操作に応答して第1及び第2駆動回路15,17以外のタイミングジェネレータ16などの各部に電源供給を開始する。撮像素子電源部19は、第1の駆動回路15用と第2の駆動回路17用との電源をそれぞれ出力する。
【0019】
システム制御部20は、カメラ10の電源スイッチ23のON操作に応答して駆動切換器18を第2位置に切り換えるよう制御し、また、シャッタボタン24の半押し操作に応答して駆動切換器18を第1位置に切り換えるよう制御するとともに、画像記録完了から一定時間経過後に再び駆動切換器18を第2位置に切り換えるよう制御する。
【0020】
シャッタボタン24には、レリーズ信号発生回路に接続されており、レリーズ信号発生回路はシャッタボタン24の半押し時、及び全押し時にそれぞれの操作信号をシステム制御部20に入力する。本実施形態では、半押し操作信号を画像記録開始信号としている。
【0021】
第1及び第2の駆動回路15,17から得られる撮像信号は、それぞれ入力切換器25に入力される。入力切換器25は、第1の駆動回路15から得られる撮像信号をA/Dコンバータ26に入力する第1位置と第2の駆動回路17から得られる撮像信号をA/Dコンバータ26に入力する第2置との間で開閉することで撮像信号取込路を択一的に切り換える。
【0022】
システム制御部20は、駆動切換器18の第2位置への切り換えに応答して入力切換器25を第2位置に切り換えるよう制御し、また、駆動切換器18の第1位置への切り換えに応答して入力切換器25を第1位置に切り換えるよう制御するとともに、画像記録完了後から一定時間経過後に再び入力切換器25を第2位置に切り換えるよう制御する。なお、駆動切換器18の切り換えに応じて切り換える代わりに、第2位置への切り換えを電源スイッチ23のON操作に応答して、また、第1位置への切り換えを半押し操作信号の入力に応答して行うようにしてもよい。
【0023】
入力切換器25から得られる撮像信号は、A/Dコンバータ26でデジタル信号に変換されて画像処理部27に送られる。
【0024】
画像処理部27は、第1の駆動回路15から得られる撮像信号が入力したときには、記録用の高画質の記録画像データを生成する画像処理を行うとともに、第2の駆動回路17から得られる撮像信号が入力したときには、LCD28に表示するためのスルー画像となる撮影画像データを生成する。これらの画像処理の切換もシステム制御部20によって制御される。
【0025】
撮影画像データは、画像処理部27で生成された後にビデオメモリ29に取り込まれ、その後にスルー画像としてドライバ30に送られる。ドライバ30は、LCD28を制御してビデオメモリ29から読み出した撮影画像データをLCD28に表示する。LCD28はカメラ10の外部に設けられている。
【0026】
記録画像データは、画像処理部27で生成された後にフレームメモリ31に格納され、1フレーム分の記録画像データとして圧縮処理部32に送られる。圧縮処理部32では、1フレーム分の記録画像データを例えばJPEG方式により画像圧縮してカードドライブ33に出力する。カードドライブ33は、圧縮した記録画像データをメモリカード34などの記録媒体に記録する。
【0027】
なお、画像処理部27から得られる撮影画像データは、システム制御部20に入力されて、撮影条件(自動合焦(AF)、自動露光(AE)など)の設定にも使用される。
【0028】
次に上記構成の作用を図2を参照しながら説明する。電源スイッチ23をON操作すると、電願回路21が第1及び第2の駆動回路15,17以外のタイミングジェネレータ16などの各部に内蔵電池22から取り込んだ電源を供給し、これによりシステム制御部20が立ち上がり、予め記憶されているプログラムが実行される。
【0029】
タイミングジェネレータ16は、電源供給に応答してクロックパルスを第1及び第2の駆動回路15,17にそれぞれ供給する。なお、このとき第1及び第2の駆動回路15,17は駆動電圧が供給されていないため駆動していない。
【0030】
システム制御部20は、プログラムの実行によりまず、駆動切換部18の開閉を第2位置に切り換え、これに応答して入力切換部25の開閉を第2位置に切り換える。また、システム制御部20は、撮像素子電源部19を制御して第1の駆動回路15用と第2の駆動回路17用との電源をそれぞれ出力させる。開閉位置が第2位置となった駆動切換部18は、このうちの第2の駆動回路17用の電源を第2の駆動回路17に印加する。これにより、CMOSセンサ12が駆動する。
【0031】
第2の駆動回路17は、クロックパルスに同期してCMOSセンサ12から画像信号を読み出す。読み出した画像信号は、第2位置となった入力切換器25によりA/Dコンバータ26に入力され、ここでクロックパルスに応じた周波数でサンプリングを行ってデジタル信号に変換してから画像処理部27に送られる。駆動切換器18を第2位置に切り換えたときにはシステム制御部20が画像処理部27を制御してLCD28に表示するための撮影画像データを生成する。その後ビデオメモリ29に格納され、ビデオメモリ29から読み出した撮影画像データがLCD28にスルー画像として表示される。この表示画像は、CMOSセンサ12がCCDセンサ11とほぼ同じサイズの受光面をもっているため、記録用の画像を取り込むCCDセンサ11と同じの撮影領域で表示される。
【0032】
このように、モニタリング時には、第1の駆動回路15の駆動を停止し、低画素の撮像信号を出力するCMOSセンサ12用の駆動回路17のみを駆動するため、内蔵電池22の充電又は交換時期を延ばすことができる。
【0033】
なお、システム制御部20は、画像処理部27から得られる撮影画像データを使用して図示していない自動合焦(AF)、自動露光AEなどの調節を行う。
【0034】
フレーミングはLCD28に表示された画像を見ながら行い、撮影はシャッタボタン24を半押し操作した後にそのまま全押し操作する。シャッタボタン24の半押し操作信号を得るとシステム制御部20は、駆動切換器18の開閉を第1位置に切り換え、これに応答して入力切換器25の開閉も第1位置に切り換える。これにより、第2の駆動回路17の駆動電源が断たれ、代わりに第1の駆動回路15に電源が供給され、CCDセンサ11を第1の駆動回路15が駆動する。
【0035】
第1の駆動回路15は、CCDセンサ11から画像信号を読み出す。読み出した画像信号は、開閉位置が第1位置となった入力切換器25によりA/Dコンバータ26に入力され、ここでデジタル信号に変換されてから画像処理部27に取り込まれる。
【0036】
半押し操作が解除されることなくそのまま全押し操作が行われると、全押し操作信号がシステム制御部20に入力される。システム制御部20は、全押し操作信号を受けることに応答して画像処理部27を静止画撮影画像に対応する高画質の記録画像データを生成するよう制御する。したがって、画像処理部27は、全押し操作信号の入力時点に対応した撮像信号を記録画像用の画像処理を行って記録画像データを生成し、その後にフレ−ムメモリ31に送られる。
【0037】
フレームメモリ31には1フレーム分の記録画像データが取り込まれる。取り込まれた記録画像データは、圧縮処理部32に送られ、ここで例えばJPEG方式により画像圧縮され、圧縮データがカードドライブ33に出力される。カードドライブ33は、圧縮データをメモリカード34などの記録媒体に記録する。
【0038】
なお、システム制御部20は、駆動切換器18を第1位置に切り換えたときに、表示パネルであるLCD28の解像度に対応するドット数に間引きする処理を行ってスルー画像となる表示画像データを生成する。
【0039】
表示画像データは、画像処理部27からビデオメモリ29に取り込まれ、その後ドライバ30の制御によりLCD28に表示される。また、画像処理部27から得られる表示画像データ又は記録画像データはシステム制御部20にも入力され、システム制御部20での自動合焦(AF)、自動露光AEなどの調節に用いられる。
【0040】
このように、画像記録時には、高画素の撮像信号を出力するCCDセンサ11用の駆動回路15を駆動するため、記録データを高画質で保存することができる。
【0041】
上記実施形態では、入力切換器25を設けてA/Dコンバータ26及び画像処理部27とを共通使用しているが、入力切換器25を省略して第1及び第2駆動回路15,17に対応してA/Dコンバータ及び画像処理部とを別々に設けても良い。
【0042】
上記実施形態では、CCDセンサ11とCMOSセンサ12とで構成しているが、高画素と低画素との2つのCCDセンサを使用してもよい。低画素のCCDセンサは高画素に比べてクロックレートが低いから消費電力も少なくなる。
【0043】
また、撮像素子の駆動を切り換える記録開始信号としては、シャッタボタン24の半押し操作信号としているが、全押し操作信号としてもよい。また、グリップセンサをグリップ部に設け、グリップセンサの検知信号に応答して切り換えるように構成してもよい。また、シャッタボタンの近傍に、シャッタボタンへの指かけを検知する例えばフォトセンサや圧力センサを設け、センサから得られる信号に応答して切り換えるようにしてもよい。
【0044】
さらに、上記実施形態では、撮像素子の駆動を切り換える構成として、電源供給路を切り換える構成としているが、代わりに電源を常に供給しておき、システム制御部からの駆動開始信号に基づいて撮像素子の駆動を択一的に切り換えるようにしてもよい。これによれば、電源供給を開始した直後に生じる過大電流や過大電圧により駆動回路などが故障するおそれがあるのを防止することができる。
【0045】
なお、電子カメラには、撮像した画像データの一部を拡大し、拡大した画像データを補完処理してから表示又は記録する電子ズームという機能をもったものがある。この電子ズームを選択したときにも高画素の撮像素子を駆動するのが好適である。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電子カメラでは、画像を記録する動作のときには第1の撮像素子を駆動し、画像を前記表示手段に表示する動作のときには第2の撮像素子を駆動する駆動切り換え手段を備えたから、記録画像の高画質化を維持したままで電源電池の消費を極力抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電子スチルカメラの構成を概略的に示す説明図である。
【図2】電子スチルカメラの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 電子スチルカメラ
11 CCDセンサ
12 CMOSセンサ
13 撮影レンズ
14 プリズム
18 駆動切換器
25 入力切換器
34 メモリカード
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録するための画像を外部に表示する機能を有する電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮像素子で撮像した画像データを圧縮してメモリカードなどの記録媒体に記録する電子カメラが普及している。電子カメラとしては、電子スチルカメラ以外に動画撮影を主機能とするデジタルビデオカメラなどがある。
【0003】
一般的に、電子カメラには、LCD(液晶デバイス)や覗き込み型電子ビューファインダ(液晶ビューファインダ)などの表示パネルが設けられており、フレーミングを容易にするために撮像素子の出力を表示パネルにスルー画像として常時表示している。
【0004】
撮像素子としては、CCD(Charge Couple Device) センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )センサが知られている。CCDセンサは、半導体技術等の向上及び高画質化の要求に伴って、電子カメラに使用される撮像素子の画素数は増大化している。具体的には、動画撮影用としては、数十万程度の画素数であるが、静止画撮影用としては数百万画素まで達している。しかし、CCDセンサは高画素である反面、高価で消費電力が多く、しかも高画素化にするほどこの傾向が顕著になる。
【0005】
一方、CMOSセンサは、CMOS製造プロセスと同様のプロセスで作製されるため、CCDセンサに比べて安価でしかも消費電力が少ない(5分の1程度)という特徴がある。その一方、CMOSセンサは、CCDセンサに比べ画質(S/N)がやや劣り、感度も低い。
【0006】
【発明が解決するための課題】
電子カメラでは、スルー画像を液晶パネルに表示するために撮像素子を常に駆動し、シャッタレリーズに応答してその時点の静止画像を記録用として取り込む。このため、撮像素子としてCCDセンサを使用した場合には電力を消費し、電源電池の寿命が短くなる。一方CMOSセンサを使用した場合、安価で電源電池の寿命が向上する反面、記録画像の画質を低下させてしまう、とういう欠点があった。
【0007】
本発明は、上記課題を考慮してなされたもので、記録画像を高画質に維持しながら撮像素子の消費電力を極力抑えるように工夫した電子カメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電子カメラでは、相対的に高画素の第1の撮像素子と、相対的に低画素であり、前記第1の撮像素子とほぼ同一の撮影領域を撮影するための第2の撮像素子と、画像を記録する動作のときには第1の撮像素子を駆動し、画像を前記表示手段に表示する動作のときには第2の撮像素子を駆動する駆動切り換え手段とを備えたものである。
【0009】
また、相対的に高画素の撮像信号を出力する第1の撮像素子と、相対的に低画素の撮像信号を出力し、前記第1の撮像素子とほぼ同一の撮影領域を撮影するための第2の撮像素子と、記録開始信号に応答して第2の撮像素子の駆動を停止して第1の撮像素子を駆動する駆動切換手段と、前記駆動切換手段が第1の撮像素子を駆動したときに前記第1の撮像素子から得られる撮像信号を画像処理して記録画像データを生成するとともに、第2の撮像素子を駆動したときには前記第2の撮像素子から得られる撮像信号を画像処理して撮影画像データを生成する画像処理手段と、前記撮影画像データを外部に設けた表示画面に表示する画像表示手段と、前記記録画像データを記録媒体に記録する記録手段とを具備してもよい。
【0010】
画像表示手段は、相対的に画素数の少ない第2の撮像素子から得られた撮影画像データを使用して表示画面にスルー画像を表示する。駆動切換手段は記録開始信号に応答して第2の撮像素子の駆動を停止し、この停止と同時又は一定時間経過後に第1の撮像素子を駆動する。画像処理手段は、第1の撮像素子から得られる撮像信号を処理して記録画像データを生成し、記録画像データを記録手段で記録媒体に記録する。本発明によれば、画像を記録するときだけ相対的に高画素の第1の撮像素子を駆動するから、撮像素子の消費電力を低く抑えることができる。
【0011】
記録開始信号としては、シャッタボタンの半押し操作や全押し操作、あるいはグリップセンサ、又はシャッタボタンに指をかけたことを検知する感圧センサや光電センサなどから得られる信号とするのが望ましい。
【0012】
プリズムなどを用いて第1及び第2の撮像素子に被写体を結像する光学系を共通使用することができる。この場合には、同じ画角となるように第1及び第2の撮像素子の受光面を同じサイズにする。別々の光学系を用い、かつ受光面のサイズが異なる第1及び第2の撮像素子を用いる場合には、同じ画角となるように各光学系を構成する。
【0013】
第1及び第2の撮像素子としては、CCDセンサとCMOSセンサとで構成してもよい。特に、同じ画角で光学系を構成する場合、CMOSセンサはCCDセンサより感度が低いため、同一チップサイズにすることで感度も同じにすることができ、これによりA/Dコンバータや画像処理などのセンサ以降の後段の処理が同じに構成することができるため、第1の撮像素子をCCDセンサで第2の撮像素子をCMOSセンサで構成した方が望ましい。例えば、100万画素のCCDセンサに対して50万画素のCMOSセンサの感度が1/2の場合、CMOSセンサの開口を2倍にすることでCCDセンサと同じ感度にすることができ、チップサイズもほぼ同等にすることができる。また、高画素のCCDセンサとそれよりも低画素のCCDセンサとで構成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
電子スチルカメラ10には、図1に示すように、共通の光学系である撮影レンズ13の結像面をプリズム14により2つに分け、これら結像面に受光面がそれぞれ位置するようにCCDセンサ11及びCMOSセンサ12がそれぞれ配されている。
【0015】
CCDセンサ11は、多画素の撮像信号を出力するCCDセンサとなっている。CMOSセンサ12は、CCDセンサ11と比べて消費電力が低く、また少画素(例えばCCDセンサのほぼ1/2の画素)で、低感度(例えばCCDセンサのほぼ1/2の感度)の撮像信号を出力するCMOSセンサセンサとなっている。このCMOSセンサ12は、CCDセンサ11とほぼ同じサイズの受光面をもっており、CCDセンサ11と同じ撮影領域を撮像する。
【0016】
第1の駆動回路15は、増幅器や信号処理回路で構成されており、タイミングジェネレータ16から得られるクロックパルスに同期してCCDセンサ11からの撮像信号を読み出す。一方、第2の駆動回路17も、増幅器や信号処理回路で構成されており、クロックパルスに同期してCMOSセンサ12からの撮像信号を読み出す。CCDセンサ11は走査部が信号転送方式であり、第1の駆動回路15は各画素を同時に空間サンプリングした後に増幅器で電流/電圧変換を行って撮像信号を電圧信号として出力する。CMOSセンサ12は走査部がアドレス方式であり、第2の駆動回路17は時系列に空間サンプリングした後に増幅器でノイズを除去した形態で撮像信号を出力する。
【0017】
駆動切換器18は、撮像素子電源部19から得られる電源を第1の駆動回路15に供給する第1位置と、第2の駆動回路17に供給する第2位置との間で開閉することで撮像素子への電源供給路を択一的に切り換える。この切り換えはシステム制御部20の制御により行われる。
【0018】
撮像素子電源部19には電源回路21から電源が供給される。電源回路21には、カメラ10の内蔵電池22から電源が供給される。電源回路21は、カメラ10の電源スイッチ23のON操作に応答して第1及び第2駆動回路15,17以外のタイミングジェネレータ16などの各部に電源供給を開始する。撮像素子電源部19は、第1の駆動回路15用と第2の駆動回路17用との電源をそれぞれ出力する。
【0019】
システム制御部20は、カメラ10の電源スイッチ23のON操作に応答して駆動切換器18を第2位置に切り換えるよう制御し、また、シャッタボタン24の半押し操作に応答して駆動切換器18を第1位置に切り換えるよう制御するとともに、画像記録完了から一定時間経過後に再び駆動切換器18を第2位置に切り換えるよう制御する。
【0020】
シャッタボタン24には、レリーズ信号発生回路に接続されており、レリーズ信号発生回路はシャッタボタン24の半押し時、及び全押し時にそれぞれの操作信号をシステム制御部20に入力する。本実施形態では、半押し操作信号を画像記録開始信号としている。
【0021】
第1及び第2の駆動回路15,17から得られる撮像信号は、それぞれ入力切換器25に入力される。入力切換器25は、第1の駆動回路15から得られる撮像信号をA/Dコンバータ26に入力する第1位置と第2の駆動回路17から得られる撮像信号をA/Dコンバータ26に入力する第2置との間で開閉することで撮像信号取込路を択一的に切り換える。
【0022】
システム制御部20は、駆動切換器18の第2位置への切り換えに応答して入力切換器25を第2位置に切り換えるよう制御し、また、駆動切換器18の第1位置への切り換えに応答して入力切換器25を第1位置に切り換えるよう制御するとともに、画像記録完了後から一定時間経過後に再び入力切換器25を第2位置に切り換えるよう制御する。なお、駆動切換器18の切り換えに応じて切り換える代わりに、第2位置への切り換えを電源スイッチ23のON操作に応答して、また、第1位置への切り換えを半押し操作信号の入力に応答して行うようにしてもよい。
【0023】
入力切換器25から得られる撮像信号は、A/Dコンバータ26でデジタル信号に変換されて画像処理部27に送られる。
【0024】
画像処理部27は、第1の駆動回路15から得られる撮像信号が入力したときには、記録用の高画質の記録画像データを生成する画像処理を行うとともに、第2の駆動回路17から得られる撮像信号が入力したときには、LCD28に表示するためのスルー画像となる撮影画像データを生成する。これらの画像処理の切換もシステム制御部20によって制御される。
【0025】
撮影画像データは、画像処理部27で生成された後にビデオメモリ29に取り込まれ、その後にスルー画像としてドライバ30に送られる。ドライバ30は、LCD28を制御してビデオメモリ29から読み出した撮影画像データをLCD28に表示する。LCD28はカメラ10の外部に設けられている。
【0026】
記録画像データは、画像処理部27で生成された後にフレームメモリ31に格納され、1フレーム分の記録画像データとして圧縮処理部32に送られる。圧縮処理部32では、1フレーム分の記録画像データを例えばJPEG方式により画像圧縮してカードドライブ33に出力する。カードドライブ33は、圧縮した記録画像データをメモリカード34などの記録媒体に記録する。
【0027】
なお、画像処理部27から得られる撮影画像データは、システム制御部20に入力されて、撮影条件(自動合焦(AF)、自動露光(AE)など)の設定にも使用される。
【0028】
次に上記構成の作用を図2を参照しながら説明する。電源スイッチ23をON操作すると、電願回路21が第1及び第2の駆動回路15,17以外のタイミングジェネレータ16などの各部に内蔵電池22から取り込んだ電源を供給し、これによりシステム制御部20が立ち上がり、予め記憶されているプログラムが実行される。
【0029】
タイミングジェネレータ16は、電源供給に応答してクロックパルスを第1及び第2の駆動回路15,17にそれぞれ供給する。なお、このとき第1及び第2の駆動回路15,17は駆動電圧が供給されていないため駆動していない。
【0030】
システム制御部20は、プログラムの実行によりまず、駆動切換部18の開閉を第2位置に切り換え、これに応答して入力切換部25の開閉を第2位置に切り換える。また、システム制御部20は、撮像素子電源部19を制御して第1の駆動回路15用と第2の駆動回路17用との電源をそれぞれ出力させる。開閉位置が第2位置となった駆動切換部18は、このうちの第2の駆動回路17用の電源を第2の駆動回路17に印加する。これにより、CMOSセンサ12が駆動する。
【0031】
第2の駆動回路17は、クロックパルスに同期してCMOSセンサ12から画像信号を読み出す。読み出した画像信号は、第2位置となった入力切換器25によりA/Dコンバータ26に入力され、ここでクロックパルスに応じた周波数でサンプリングを行ってデジタル信号に変換してから画像処理部27に送られる。駆動切換器18を第2位置に切り換えたときにはシステム制御部20が画像処理部27を制御してLCD28に表示するための撮影画像データを生成する。その後ビデオメモリ29に格納され、ビデオメモリ29から読み出した撮影画像データがLCD28にスルー画像として表示される。この表示画像は、CMOSセンサ12がCCDセンサ11とほぼ同じサイズの受光面をもっているため、記録用の画像を取り込むCCDセンサ11と同じの撮影領域で表示される。
【0032】
このように、モニタリング時には、第1の駆動回路15の駆動を停止し、低画素の撮像信号を出力するCMOSセンサ12用の駆動回路17のみを駆動するため、内蔵電池22の充電又は交換時期を延ばすことができる。
【0033】
なお、システム制御部20は、画像処理部27から得られる撮影画像データを使用して図示していない自動合焦(AF)、自動露光AEなどの調節を行う。
【0034】
フレーミングはLCD28に表示された画像を見ながら行い、撮影はシャッタボタン24を半押し操作した後にそのまま全押し操作する。シャッタボタン24の半押し操作信号を得るとシステム制御部20は、駆動切換器18の開閉を第1位置に切り換え、これに応答して入力切換器25の開閉も第1位置に切り換える。これにより、第2の駆動回路17の駆動電源が断たれ、代わりに第1の駆動回路15に電源が供給され、CCDセンサ11を第1の駆動回路15が駆動する。
【0035】
第1の駆動回路15は、CCDセンサ11から画像信号を読み出す。読み出した画像信号は、開閉位置が第1位置となった入力切換器25によりA/Dコンバータ26に入力され、ここでデジタル信号に変換されてから画像処理部27に取り込まれる。
【0036】
半押し操作が解除されることなくそのまま全押し操作が行われると、全押し操作信号がシステム制御部20に入力される。システム制御部20は、全押し操作信号を受けることに応答して画像処理部27を静止画撮影画像に対応する高画質の記録画像データを生成するよう制御する。したがって、画像処理部27は、全押し操作信号の入力時点に対応した撮像信号を記録画像用の画像処理を行って記録画像データを生成し、その後にフレ−ムメモリ31に送られる。
【0037】
フレームメモリ31には1フレーム分の記録画像データが取り込まれる。取り込まれた記録画像データは、圧縮処理部32に送られ、ここで例えばJPEG方式により画像圧縮され、圧縮データがカードドライブ33に出力される。カードドライブ33は、圧縮データをメモリカード34などの記録媒体に記録する。
【0038】
なお、システム制御部20は、駆動切換器18を第1位置に切り換えたときに、表示パネルであるLCD28の解像度に対応するドット数に間引きする処理を行ってスルー画像となる表示画像データを生成する。
【0039】
表示画像データは、画像処理部27からビデオメモリ29に取り込まれ、その後ドライバ30の制御によりLCD28に表示される。また、画像処理部27から得られる表示画像データ又は記録画像データはシステム制御部20にも入力され、システム制御部20での自動合焦(AF)、自動露光AEなどの調節に用いられる。
【0040】
このように、画像記録時には、高画素の撮像信号を出力するCCDセンサ11用の駆動回路15を駆動するため、記録データを高画質で保存することができる。
【0041】
上記実施形態では、入力切換器25を設けてA/Dコンバータ26及び画像処理部27とを共通使用しているが、入力切換器25を省略して第1及び第2駆動回路15,17に対応してA/Dコンバータ及び画像処理部とを別々に設けても良い。
【0042】
上記実施形態では、CCDセンサ11とCMOSセンサ12とで構成しているが、高画素と低画素との2つのCCDセンサを使用してもよい。低画素のCCDセンサは高画素に比べてクロックレートが低いから消費電力も少なくなる。
【0043】
また、撮像素子の駆動を切り換える記録開始信号としては、シャッタボタン24の半押し操作信号としているが、全押し操作信号としてもよい。また、グリップセンサをグリップ部に設け、グリップセンサの検知信号に応答して切り換えるように構成してもよい。また、シャッタボタンの近傍に、シャッタボタンへの指かけを検知する例えばフォトセンサや圧力センサを設け、センサから得られる信号に応答して切り換えるようにしてもよい。
【0044】
さらに、上記実施形態では、撮像素子の駆動を切り換える構成として、電源供給路を切り換える構成としているが、代わりに電源を常に供給しておき、システム制御部からの駆動開始信号に基づいて撮像素子の駆動を択一的に切り換えるようにしてもよい。これによれば、電源供給を開始した直後に生じる過大電流や過大電圧により駆動回路などが故障するおそれがあるのを防止することができる。
【0045】
なお、電子カメラには、撮像した画像データの一部を拡大し、拡大した画像データを補完処理してから表示又は記録する電子ズームという機能をもったものがある。この電子ズームを選択したときにも高画素の撮像素子を駆動するのが好適である。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明の電子カメラでは、画像を記録する動作のときには第1の撮像素子を駆動し、画像を前記表示手段に表示する動作のときには第2の撮像素子を駆動する駆動切り換え手段を備えたから、記録画像の高画質化を維持したままで電源電池の消費を極力抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電子スチルカメラの構成を概略的に示す説明図である。
【図2】電子スチルカメラの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 電子スチルカメラ
11 CCDセンサ
12 CMOSセンサ
13 撮影レンズ
14 プリズム
18 駆動切換器
25 入力切換器
34 メモリカード
Claims (2)
- 記録するための画像を外部に表示する表示手段を備えた電子カメラにおいて、相対的に高画素の第1の撮像素子と、相対的に低画素であり、前記第1の撮像素子とほぼ同一の撮影領域を撮影するための第2の撮像素子と、画像を記録する動作のときには第1の撮像素子を駆動し、画像を前記表示手段に表示する動作のときには第2の撮像素子を駆動する駆動切り換え手段とを備えたことを特徴とする電子カメラ。
- 相対的に高画素の第1の撮像素子と、相対的に低画素であり、前記第1の撮像素子とほぼ同一の撮影領域を撮影するための第2の撮像素子と、記録開始信号に応答して第2の撮像素子の駆動を停止して第1の撮像素子を駆動する駆動切換手段と、前記駆動切換手段が第1の撮像素子を駆動したときに前記第1の撮像素子から得られる撮像信号を画像処理して記録画像データを生成するとともに、第2の撮像素子を駆動したときには前記第2の撮像素子から得られる撮像信号を画像処理して撮影画像データを生成する画像処理手段と、前記撮影画像データを外部に設けた表示画面に表示する画像表示手段と、前記記録画像データを記録媒体に記録する記録手段とを具備したことを特徴とする電子カメラ。
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