JP4665256B2 - パネル用アンカー - Google Patents
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更にアンカー部にはアンカー部をネジ軸に対して直交位置で停止させるストッパー機構を備えている。
また、支持体は合成樹脂製薄板状のためにアンカー本体への組立作業が樹脂の可撓性能を利用して指で押し込むだけの簡単な作業となるために作業の省力化も可能となり、また、大掛かりな機械等を使用することもない。
すなわち、構成部品の削減と組立作業の省力化、簡易化により製品のコストダウンを可能にし、需要者に廉価で提供することができる。
また、機能面においてもパネルの透孔を通過の際には前記アンカー本体を前記支持体の取付け孔に取付けた固定部材のネジ軸とほぼ平行になるように回転させて、通過後には前記支持体の舌片の反発力により反転した前記アンカー本体のネジ孔に前記ネジ軸が螺合可能となることで、パネルの背面にアンカー本体が確実に掛止にされるので、設備機材等を確実に固定することができる。
すなわち、アンカー本体の規制片がネジ軸の外周に当接することでネジ軸とアンカー本体は一定の角度を有して交差した状態に保持され、アンカー本体とネジ軸を平行にした場合の端面方向の外周形の大きさより大きくなるために、アンカー本体の端縁がパネルの透孔近傍の背面に必ず掛止することとなり、一旦パネル背面に挿入したアンカー本体の抜け出しを確実に防止することができ、作業の確実性が向上する。
図1は本発明に係るパネル用アンカーの実施例を示す斜視図であり、図2は中央縦断面図、図3は構成説明図である。
10は薄鋼板を折り曲げて断面略コの字状に形成したアンカー本体であり、基板11のほぼ中央にはネジ孔12を穿設する。
両側板13、14にはネジ孔12の軸心と一直線上となる位置に小孔15、16を対向して穿設する。
アンカー本体10の全長はパネルに設ける透孔の直径より長くして、両側板13、14間はネジ軸の外径より幅広に形成する。
17は基板11に設けた規制片であり、基板11の一部を切り裂いて内側に向かって折り曲げて突出した状態に一体的に形成する。
18・・・は両側板13、14にそれぞれ2か所づつ対向して設けた滑り止め片であり、端面から外方に突出して一体的に形成するが、鋸歯状に連続して複数形成してもよい。
20は合成樹脂製薄板をプレス加工等により打ち抜いて一体的に形成した支持体でありリング状の取付け部21とその端縁から外方に突設した舌片26とから構成され、取付け部21の中央には取付け孔22をネジ軸の外径よりやや小径に形成してネジ軸をねじ込んで取付け可能とし、両端には対向して一対の突起片23、24をアンカー本体10の小孔15、16の直径よりやや幅狭にして設ける。
支持体20の厚さはネジ軸がねじ込みできる程度の厚みであればよいが、0.5ミリメートルから1.2ミリメートル程度が好適である。
取付け孔22は、図4に示すように孔縁から中心に向かう係止片25・・を4箇所均等に割り付けて設け、係止片25・・の可撓性を利用してネジ軸を取付け孔22に押込むことで取付けることができるようにすることも可能である。
係止片25は1個所あるいは複数個所に設けてもよく、要はネジ軸を押込んで取付けることができればよい。
26は舌片であり、取付け部21の端縁に一対の突起片23、24とほぼ直交する位置に外方に向かって一方に突設する。
その際、支持体20の舌片はアンカー本体10の基板11に設けた規制片とは反対側に向かうように配置しておく。
また、アンカー本体10のネジ孔12と支持体20の取付け孔22は同軸芯上に配置されることとなる。
したがって、図5に示すようにネジ軸Aを取付け孔22にねじ込んで取付けた状態でアンカー本体10をネジ軸A側に向かって回転させ、一旦、アンカー本体10の基板11が舌片25に当接するもののさらに舌片25を押し曲げた状態まで回転させたところから解放すると舌片25の反発力により基板11を押し返し、アンカー本体10は反転することができる。
図6は本発明の実施例の使用状態を示す説明図1である。
ネジ軸Aの先端を支持体20の取付け孔22にねじ込んで取付けた状態でアンカー本体10をネジ軸A側に向かって回転させ、アンカー本体10の両側板13、14がネジ軸Aを外嵌しほぼ平行となる状態でパネルBに設けた透孔Cを通過させ、通過後、アンカー本体10は支持体20の舌片26の反発力により基板11が押し返えされて反転する。
ネジ軸Aを手前に引いてアンカー本体10の両側板13、14の端面をパネルBの背面に当接した状態でネジ軸Aを回転させ、ネジ孔12にねじ込んで固定する。
パネルBから突出した状態となるネジ軸Aに設備機器Dに設けた透孔を嵌めて、更にナットEを締め込むことで設備機器Dを確実に固定することができる。
12 ネジ孔
17 規制片
18 滑り止め片
20 支持体
22 取付け孔
25 係止片
26 舌片
A ネジ軸
B パネル
C 透孔
Claims (4)
- パネルに設けた透孔に固着するためのアンカーであって、ネジ孔を有する基板と対向配置となる小孔を有する両側板からなる断面略コの字状のアンカー本体と、前記両側板の小孔に挿着する一対の突起片を両端に対向配置し、中央には固定部材のネジ軸の取付け孔を有した取付け部と該取付け部の端縁から外方に突設した舌片とからなる合成樹脂製薄板状の支持体とからなり、前記パネルの透孔を通過の際には前記アンカー本体を前記支持体の取付け孔に取付けた固定部材のネジ軸とほぼ平行になるように回転させ、通過後には前記支持体の舌片の反発力により反転した前記アンカー本体のネジ孔に前記ネジ軸が螺合可能となることを特徴とするパネル用アンカー。
- 前記アンカー本体の基板に内側に向かって突出する規制片を設けたことを特徴とする請求項1に記載のパネル用アンカー。
- 前記支持体の取付け孔の孔縁から中心に向かう係止片を設けたことを特徴とする請求項1および2に記載のパネル用アンカー。
- 前記アンカー本体の側板の端面に滑り止め片を設けたことを特徴とする請求項1から3に記載のパネル用アンカー。
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