JP4664769B2 - 充填容器の接着状態検査装置 - Google Patents

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この発明は、軟性充填物が充填された充填容器の検査装置、例えば練り歯磨き、化粧品、絵の具、食品等のゲル状物質を充填した樹脂製可撓チューブの熱圧着シールの良否の判定を行うのに適した充填容器の接着状態検査装置に関する。
容器や包装袋における熱シール部の溶着不良の検査方法としては様々な方法が知られている。
例えば、特許文献1には、赤外線撮影装置により撮影して得られる測定温度分布を表す画像と基本温度分布を表す画像とを減算処理し、所定の閾値と比較して異常警報信号を出力するようにした熱シール部検査装置が記載されている。
また、特許文献2には、流動性を有する内容物がシール包装された包装体の背面に、波長が800〜1000nmの近赤外線光を照射して得られる包装体内の内容物の陰影から当該包装体のシールの良否又は/及び内容物の過不足を検出することを特徴とする包装体の検査方法が開示されている。
特開2000−227407号公報(段落0019、図1及び要約書) 特開平10−246707号公報(段落0013、図1及び要約)
特許文献1記載の熱シール部検査装置は、熱シール直後の温度分布を表す画像を観察する手法を用いている。この検査装置では、被充填材の材質や容器の表面状態の影響を受けにくいが、検査装置を熱シール工程直後の位置に設置する必要がある。すなわち、熱シール部の温度が低下して熱シールが完了した時点(場所)では検査することができないという課題があった。
また、特許文献2記載の検査方法では、熱シール部の温度が低下した後に検査できるが、近赤外光を利用しているので、厚く強度の強い包装材を用いている場合には透視画像が得られないという課題があった。
この発明は、接着された端部が冷却した後において、遠赤外線電子カメラによる静止画像を撮影すべく間欠的に回転駆動する回転駆動機構を備え、この回転駆動機構で回転させる回転搬送手段で充填容器の搬送・搬出を高速、簡易に行なうことができる接着状態検査装置を提供することを目的とする。
また、熱圧着シールの直後における温度分布を表す画像に依存せず、接着された端部の検査における阻害要因となる充填容器内の気泡を端部側から容易に移動除去することができる充填容器の接着状態検査装置を提供することを目的とする。
この発明の充填容器の接着状態検査装置は、端部から充填物が充填された充填容器の端部の熱圧着の接着状態を検査する充填容器の接着状態検査装置であって、端部から充填物が充填され、この端部が熱圧着された充填容器を搬送する搬送手段と、搬送手段の下流側に配設されたテーブルと、テーブル上に配設され、外周面から径方向内側に開口した複数の凹部、または、径方向外側に突出した突出部の先端から径方向内側に開口した複数の凹部を有し、搬送位置において搬送手段から凹部内に充填容器を受け取り、充填容器の検査位置及び搬出位置に回転移動する回転搬送手段と、回転搬送手段の回転軌道外側に周上に固定配設され、搬送位置及び搬出位置に搬送口及び搬出口を有する外周壁と、検査位置において、テーブルに開口された検査用開口部を介して対向して配設される遠赤外線ヒータ及び遠赤外線撮影手段と、遠赤外線撮影手段によって撮影される充填容器の端部の画像に基づき、充填容器の端部における異常の有無を判定する異常判定手段とを備え、充填容器は、熱圧着された端部が回転搬送手段による回転運動の径方向外側に位置するように搬送手段によって搬送されて凹部内に受け取られ、回転搬送手段は、充填物が端部側に移動するような遠心力を充填物に付与するように回転する。
この発明の充填容器の接着状態検査装置は、端部から充填物が充填された充填容器の端部の熱圧着の接着状態を検査する充填容器の接着状態検査装置であって、端部から充填物が充填され、この端部が熱圧着された充填容器を搬送する搬送手段と、搬送手段の下流側に配設されたテーブルと、テーブル上に配設され、外周面から径方向内側に開口した複数の凹部、または、径方向外側に突出した突出部の先端から径方向内側に開口した複数の凹部を有し、搬送位置において搬送手段から凹部内に充填容器を受け取り、充填容器の検査位置及び搬出位置に回転移動する回転搬送手段と、回転搬送手段の回転軌道外側に周上に固定配設され、搬送位置及び搬出位置に搬送口及び搬出口を有する外周壁と、検査位置において、テーブルに開口された検査用開口部を介して対向して配設される遠赤外線ヒータ及び遠赤外線撮影手段と、遠赤外線撮影手段によって撮影される充填容器の端部の画像に基づき、充填容器の端部における異常の有無を判定する異常判定手段とを備え、充填容器は、熱圧着された端部が回転搬送手段による回転運動の径方向外側に位置するように搬送手段によって搬送されて凹部内に受け取られ、回転搬送手段は、充填物が端部側に移動するような遠心力を充填物に付与するように回転するので、電子カメラによる静止画像を撮影するための間欠駆動機構に対し、充填容器の搬送・搬出を高速、簡易に行なうことができると共に、熱圧着直後の輻射熱に依存していないため、接着安定、低温化した後工程であっても接着状態の検査を行うことができ、しかも遠赤外光による透視画像を得るための阻害要因となる気泡を充填容器の転送移動過程で端部から移動除去することができる。このため、接着された端部における充填物の静止透視画像によって的確に接着異常の有無を判定することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置について図面を用いて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置の構成を表す正面図である。
図2は、図1に示すこの発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置のII−II矢視断面図である。
図3は、図2に示すこの発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置から回転搬送手段を取り除いた状態を示す図である。
図4は、図1に示すこの発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置のIV−IV矢視断面図である。
図5は、この発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置の要部の構成を拡大して表す図である。
図6は、この発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置の画像処理手段の構成を拡大して表す図である。
図7は、この発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置においてサーボモータを用いた場合の駆動制御の全体動作を説明するためのシーケンシャルファンクションチャートである。
図1において、この発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置100Aは、開口された状態の端部から充填物が充填された充填容器の端部の熱圧着の接着状態を検査する充填容器の接着状態検査装置であって、充填容器の製造ラインの後工程部分に導入するのに適した機電一体構造の床上設置形装置として構成されている。
接着状態検査装置100Aに収納された制御装置101Aは、後述する画像処理手段600と駆動制御手段700Aとを備える。
また、この接着状態検査装置100Aは、マンマシンインタフェース機器である操作パネル102とモニタパネル103とを備え、各種の設定操作、運転指令操作あるいは運転状態の監視を行うことができる。
接着状態検査装置100Aに固定された棚板104には、支柱106を介して天井板105が固定されている。
棚板104と天井板105の間には、後述する回転搬送手段113、搬送手段である搬送コンベア120、および、搬出手段である搬出コンベア130などが配設されている。
モータ110は、間欠駆動機構111の出力軸である間欠回転軸112を介して、図2に示す回転搬送手段113を間欠回転駆動する。
この回転搬送手段113は、径方向外側に突出したU字形突起部113Aの先端から径方向内側に開口した複数の凹部であるU字部113Bを有し、搬送位置において搬送コンベア120からU字部113B内に充填容器109aを受け取り、充填容器109aの検査位置114a及び搬出位置133に回転移動する。
なお、ここでは、径方向外側に突出した四本のU字形突起部113Aの先端から径方向内側に開口した複数の凹部であるU字部113Bを備える回転搬送手段113を用いる場合について説明するが、回転搬送手段113自体が外周面から径方向内側に開口した複数の凹部を有する円盤状の部材であってもよい。
図2に示す回転搬送手段113は、搬送コンベア120の下流側と搬出コンベア130の上流側との間に配設された固定テーブル115の上に設けられている。
図3に示す外周壁116は、回転搬送手段113の回転軌道外側に周上に固定配設されており、搬送位置に搬送口116aを有し、搬出位置に搬出口116bを有する。
搬送口116aは、搬送シャッタ124によって開閉される。搬出口116bは、搬出シャッタ134によって開閉される。
搬送手段である搬送コンベア120は、図2に示す検査対象となる充填容器109aを矢印121の方向に移送する。検査対象となる充填容器109aは、進行方向に対して接着された端部を後方に向けて、前部案内壁122aと後部案内壁122bによって直進的に案内され、搬送シャッタ124を通過し、搬送完了位置123において回転搬送手段113のU字形底部に突き当たって停止する。
搬送シャッタ124は、図1に示された開閉駆動機構125によって開閉動作され、開閉駆動機構125は支柱126によって固定されている。
搬出手段である搬出コンベア130は、図2に示す良品と判定された充填容器109bを矢印131の方向に移送する。良品と判定された充填容器109bは、搬出シャッタ134を通過すると、前部案内壁132aと後部案内壁132bによって直進的に案内され、図示しない集梱容器に格納される。
搬出シャッタ134は、図1に示す開閉駆動機構135によって開閉駆動され、開閉駆動機構135は支柱136によって固定されている。
図2に示す搬送センサとなる投光器127aと受光器127bは、検査対象となる充填容器109aの通過中における遮光を検出することにより、検査対象となる充填容器109aの搬送開始時期と終了時期を検出する。
図2に示す搬出センサとなる投光器137aと受光器137bは、良品と判定された充填容器109bの通過中における遮光を検出することにより、良品と判定された充填容器109bの搬出開始時期と終了時期を検出する。
図2において、搬送位置である搬送完了位置123に搬送された検査対象となる充填容器109aは、回転搬送手段113によって反時計回りに90度回転され、接着状態の検査位置114aで停止される。接着状態の検査位置114aにおいて検査対象となる充填容器109aに対して後述する遠赤外線撮影手段である遠赤外線電子カメラによる撮影が終了すると、回転搬送手段113によって再度反時計周りの方向に回転移動されて搬出位置である良品の搬出位置133に到達する。
検査位置である接着状態の検査位置114aにおいて電子カメラによる検査対象となる充填容器109aの撮影を行なうときには、次に検査を受ける検査対象となる充填容器が搬送完了位置123に搬送される。また、撮影された検査対象となる充填容器109aが良品の搬出位置133に到達するまでには後述の画像処理手段によって接着の良否が判定される。
充填容器109aが良品であると判定されると、充填容器109aは良品の搬出位置133に回転搬送され、搬出シャッタ134が開放されて、良品と判定された充填容器109bの搬出が搬出コンベア130によって行なわれる。
充填容器109aが良品でないと判定されると、良品の搬出位置133において搬出シャッタ134は開放されず、充填容器109aは、回転搬送手段113によって回収位置である不良品排出位置114bまで回転搬送される。
不良品排出位置114bまで移動した不良品の充填容器109cは、図3の不良品排出手段である落下穴144に落とされ、図4に示す廃品容器107に収集される。
回転搬送手段113を駆動するモータ110は、例えば図示しないインバータによって一定回転速度で連続回転し、間欠駆動機構111によって一定周期で回転、停止を繰り返す。この回転速度は、充填物や充填容器の種類に合わせて変更可能である。
このモータ110は、搬送コンベア120による搬送速度が回転搬送手段113による転送処理速度よりも遅いときには、図2の位置で臨時停止して搬送待ちを行なう。
なお、モータ110として図示しないサーボアンプから駆動されるサーボモータを使用すれば、間欠駆動機構111によらないで回転搬送手段113を間欠的に回転駆動、停止を行なうことができる。
回転搬送手段113が回転しているときには、充填容器109aには遠心力が作用してU字部113B内で径方向外側に移動し、外周壁116に当接しながら摺動する。
回転搬送手段113の起動停止を緩やかに行なって、充填容器109aが搬送口116aや搬出口116bを通過するときの遠心力を抑制すれば、搬送シャッタ124や搬出シャッタ134を省略することも可能であるが、急速加減速による能率向上と回転中の回転搬送手段113に対して誤って次回の検査対象となる充填容器109aが流入するのを避けるためには搬送シャッタ124や搬出シャッタ134は有益である。
特に、この発明の充填容器の接着状態検査装置では、充填容器109aの接着された端部が回転運動における径方向外側を向くように回転搬送手段113のU字部113Bに受け取られるが、搬送中における充填容器109a内の充填物が遠心力によって端部側に移動するように、十分な遠心力を充填容器109a内の充填物に付与するように回転搬送手段113を回転駆動させる必要がある。
図4に示すように、棚板104に固定された支柱140の上部には遠赤外光電子カメラ141が固定され、支柱140の下部には遠赤外光ヒータ142が設けられている。
遠赤外光ヒータ142が発生する波長が8〜12μmの遠赤外光は、図3に示す固定テーブル115に設けられた窓穴143を通じて撮影を行う検査位置114a(図2参照)にある検査対象となる充填容器109aの接着された端部に照射される。
充填容器109aを透過した遠赤外光は、遠赤外光電子カメラ141によって撮影される。
なお、図4に示すエンコーダ117は、モータ110の回転角度を検出するために配設されている。
図5に示すように、天井板105に固定された支柱150の下端部には圧接機構となる揺動アーム151が支点152において軸承され、揺動アーム151の一端と支柱150間には圧接スプリング153が張架されている。
揺動アーム151の他端には転動ローラ154が設けられ、接着状態の検査位置114aに到来した充填容器109aの胴部を圧接して、充填容器109aの接着された端部12に剥離ストレスを付加する。
図6(A)に示すように、充填容器109aの一端は予めキャップ11で封止され、他端の開口端(開口した状態は図示せず)は充填物13を充填した後に熱圧着により接着された端部12となる。
接着状態の検査位置114aに到来した充填容器10の接着された端部12の下部には、温度制御装置602によって定温制御された遠赤外光ヒータ142が設置されていると共に、接着された端部12の上部には遠赤外光電子カメラ141が対向設置されており、充填容器109aを透過した遠赤外光603を受像するように構成されている。
なお、一般に赤外光の波長は800nm(ナノメータ)〜1mm(ミリメータ)とされ、その内で5μm(マイクロメータ)以上の波長の光が遠赤外光と呼ばれるものである。 これに対し、本発明における最良の実施の形態では、8〜12μmの波長帯を検出する遠赤外光電子カメラ141を使用する。
図6(B)及び図6(C)は、遠赤外光電子カメラ141による画像の一例を示す図である。図6(B)は、欠陥がある端部12に充填容器109aの画像を示し、図6(C)は、欠陥のない端部12に充填容器109aの画像を示す。
端部12における樹脂材部分や気泡14部分(すなわち充填部材が存在しない部分)の遠赤外光603の透過率は、充填物13部分の遠赤外光603の透過率よりも高い。このため、濃淡画像を所定の閾値レベルで2値化すれば、充填物の有無を表す濃淡画像を得ることができる。すなわち、容器部分や気泡部分を透視した充填物13部分(斜線部)のみの画像を得る。
図6(A)に示す画像処理手段600は、マイクロプロセッサ607と協働するプログラムメモリ608とデータメモリ609を備える。データメモリ609には各種撮影データや比較基準データが格納される。
プログラムメモリ608に格納されている撮影手段608aとして機能するプログラムは、遠赤外光電子カメラ141によって撮影された端部の画像を画像処理手段600が受信すると、データメモリ609にその画像を撮影画像データ609aとして格納する機能を画像処理手段600に実現させる。
プログラムメモリ608に格納されている充填物透視画像抽出手段608bとして機能するプログラムは、撮影手段608aとして機能するプログラムによって、データメモリ609に撮影画像データ609aが格納されると、撮影画像データ609aの濃淡度合いを所定の閾値で2値化して、データメモリ609に現品透視画像データ609bとして格納する機能を画像処理手段600に実現させる。
プログラムメモリ608に格納されている透視画像比較手段608cとして機能するプログラムは、データメモリ609に格納された現品透視画像データ609bと、予めデータメモリ609に格納されている標準サンプル品に関する基準透視画像データ609cとを対比して、接着不良部15の有無を判定する機能を画像処理手段600に実現させる。
なお、接着された端部12に気泡14が存在すると、その部分に接着不良があるかどうかの判定を行うことができず、たとえ良品であっても不良品として判定することになるので、予め接着された端部12部分から除去しておく必要がある。
次に、図7を用いて、この発明の実施の形態1に係る接着状態検査装置の動作について具体的に説明する。
図7に示すように、工程701は駆動制御手段700Aの動作開始ステップであり、接着状態検査装置100Aの運転準備が整うと、ステートメモリS0がセットされて活性化する。
ステートメモリS0が活性化されている状態において、移行条件701aである運転指令が閉成されると共に、後述の記憶動作702cによって初回動作フラグがセットされていない場合には、移行条件701bが閉成されているので、初期動作を行うべく、活性ステートはステートメモリS0から工程702のステートメモリS1へ移動する。
ステートメモリS1が活性化されると、活性動作702aによって搬送シャッタ124と搬出シャッタ134とが閉鎖されると共に、活性動作702bによってサーボモータ110が駆動されて回転搬送手段113が回転動作を開始し、回転搬送手段113が検査対象となる充填容器109aの搬送可能位置に到達することによって初期化が完了し、初期化完了の移行条件702dが閉成する。
初期化が完了して移行条件702dが閉成すると、活性ステートはステートメモリS1から並進分岐線720を経てステートメモリS10、S20、S30へ並進移動し、ステートメモリS1は不活性になると共に、活性動作702a、702bはステートメモリS1が不活性になると動作停止する。
また、記憶動作702cによって初期化完了が記憶された(フラグが立てられた)後に、再度ステートメモリS0が活性化されたときには、移行条件701bに代わって移行条件701cが閉成されているため、継続動作を行うべく、移行条件701aである運転指令が閉成された後に、工程702の動作はスキップされる。
工程703のステートメモリS10が活性化されると、活性動作703aによって搬送シャッタ124が開放されると共に、活性動作703bによって搬送コンベア120が動作開始する。
搬送センサ127a、127bの動作に応動する搬送完了を示す信号である移行条件703cが閉成されると、活性ステートはステートメモリS10からステートメモリS11へ移動すると共に、活性動作703a、703bの駆動動作を停止する。
工程704のステートメモリS11が活性化されると、活性動作704aによって搬送シャッタ124が閉鎖されると共に、活性動作703bが不作動となっていることによって搬送コンベア120は停止状態となっている。
一方、ステートメモリS1又はS0から並進分岐して活性化された工程705のステートメモリS20では、活性動作705aによって後述の記憶動作711cによって判定記憶された前回の充填容器に関する接着良否の判定結果を示すフラグの状態と、記憶動作702cによって記憶された初回動作フラグの状態を読み出す。
ステートメモリS20で良品と判定した場合には、移行条件705bは閉成される。
一方、ステートメモリS20で未判定の初回動作又は不良品であると判定した場合には、移行条件705cは閉成される。
ステートメモリS20で良品であると判定した場合は、移行条件705bが閉成され、活性ステートがステートメモリS20から工程706のステートメモリS21へ移動すると、活性動作706aによって搬出シャッタ134が開放されると共に、活性動作706bによって搬出コンベア130が駆動され、活性動作706cによって記憶動作711cによって記憶された良品判定フラグがリセットされる。
さらに、搬出センサ137a、137bの動作に応動する搬出完了信号である移行条件706dが閉成されると、搬出が完了したと判定し、活性ステートはステートメモリS21からステートメモリS22へ移行すると共に、活性動作706a、706b、706cの駆動動作は停止する。
なお、ステートメモリS20で未判定の初回動作又は不良品であると判定した場合は、移行条件705cが閉成し、活性ステートはステートメモリS20からステートメモリS22へ移動し、工程706はスキップされる。
工程707のステートメモリS22が活性化されると、活性動作707aによって搬出シャッタ134が閉鎖されると共に、活性動作706bが不作動となっていることによって搬出コンベア130は停止状態となっている。
平進合流線721では、ステートメモリS11とステートメモリS22が共に活性化されるまで活性ステートの下流移動が禁止される。
このため、活性動作704aによって搬送シャッタ124が閉鎖されて移行条件704bが閉成されると共に、活性動作707aによって搬出シャッタ134が閉鎖されて移行条件707bが閉成されると、活性ステートは工程708のステートメモリS12へ移動する。
工程708のステートメモリS12が活性化されると、活性動作708aによってサーボモータ110が駆動され、回転搬送手段113が反時計回りに90度回転した位置で駆動を完了し、移行条件708bが閉成することによって活性ステートはステートメモリS12から工程709のステートメモリS13へ移動する。
一方、ステートメモリS1又はS0から並進分岐して活性化された工程710のステートメモリS30では、活性動作710aによって電子カメラ141の撮影シャッタが露光動作を行い、露光(撮影)完了に伴って移行条件710bが閉成され、活性ステートはステートメモリS30から工程711のステートメモリS31へ移動する。
工程711のステートメモリS31が活性化されると、活性動作711aによって画像処理手段600が現品透視画像データ609bを生成し、活性動作711bによって現品透視画像データ609bと予め格納されていた基準透視画像データ609cとの比較が行なわれ、記憶動作711cによって比較判定結果が良品判定フラグとしてセットされる。
平進合流線722ではステートメモリS13とステートメモリS31が共に活性化されるまで活性ステートの下流移動が禁止されている。
このため、活性動作708aによってサーボモータ110の定寸駆動が完了して移行条件708bが閉成され、活性ステートがステートメモリS13に移動すると共に、活性動作711cによって比較判定結果が記憶されて判定完了の移行条件711dが閉成され、活性ステートがステートメモリS31に移動すると、活性ステートは再度工程701のステートメモリS0へ移動する。
工程701では運転指令が引き続き閉成されておれば以下の工程を繰り返して実行し、運転指令が閉成されないときは、運転指令が閉成されるまで待機状態を保持する。
以上のように、この発明の実施の形態1による充填容器の接着状態検査装置100Aは、樹脂製容器の端部12となる開口端から充填物13を注入した後に、開口端を熱圧着封止するようにした充填容器109aに対する接着状態検査装置であって、接着状態検査装置100Aは搬送手段120と、該搬送手段120によって検査対象となる充填容器109aが順次搬送される複数のU字形突起部を有する回転搬送手段113と、接着状態の検査手段と、該接着状態の検査手段の判定結果に応動する搬出手段130と不良品排出手段144と、回転搬送手段113の外周に設けられ、充填容器109aの搬送・搬出位置において搬送口116aと搬出口116bとを有する外周壁116とを備えている。
搬送手段120は、停止中の回転搬送手段113に対して外周壁116の搬送口116aを通過して端部12を後端にしながら検査対象となる充填容器109aを搬送する電動移送機構によって構成されている。
回転搬送手段113は搬送手段120によって搬送された充填容器109aを、搬送完了位置123から接着状態の検査位置114a、良品の搬出位置133、不良品排出位置114bへと順次転送し、各転送位置で所定停止時間を有する間欠駆動回転機構によって構成されている。
接着状態の検査手段は、所定の接着状態の検査位置114aにある充填容器109aの接着された端部12の下面位置に静止設置された遠赤外光ヒータ142と、充填容器109aの接着された端部12の上面位置に静止設置され、遠赤外光ヒータ142と対向する遠赤外光電子カメラ141と、該遠赤外光電子カメラ141によって得られる端部12の充填物透視画像(図6(B)参照)と正常サンプル品に関する基準透視画像(図6(C)参照)とを比較することによって接着異常の有無を判定する画像処理手段600とによって構成されている。
搬出手段130は、停止中の回転搬送手段113から外周壁116の搬出口116bを通過して端部12を前端にしながら良品判定された充填容器109aを搬出する電動移送機構によって構成されている。
外周壁116は、回転搬送手段113の回転動作によって充填容器109aに作用する遠心力によって充填容器109aが脱落するのを防止する摺動壁面を構成するものであって、遠心力によって充填容器109aに内包された気泡14が充填容器109aの接着された端部12から移動除去されるように、回転搬送手段113は、高速で回転駆動される。
従って、遠赤外線電子カメラによる静止画像を撮影するための間欠駆動機構に対し、充填容器109aの搬送・搬出を高速、簡易に行なうことができると共に、熱圧着直後の輻射熱に依存していないので、接着安定、低温化した後工程であっても接着状態の検査を行うことができ、しかも遠赤外光による透視画像を得るための阻害要因となる気泡を、充填容器109aの転送移動過程で端部から手軽に移動除去することができるので、接着された端部における充填物の静止透視画像によって的確に接着異常の有無を判定することができる。
外周壁116の入口、搬出口116a、116bには搬送シャッタ124と搬出シャッタ134とが設けられ、搬送シャッタ124と搬出シャッタ134は充填容器109aの搬送・搬出時点において開放されて充填容器109aの通過を許し、搬送・搬出完了に伴って閉鎖される開閉駆動機構125、135を備える。
従って、回転搬送手段113を急加速、急減速しても充填容器109aが飛び出すことがないと共に、回転搬送手段113の回転中に誤って次回の検査対象となる充填容器109aが侵入してくる恐れがない特徴がある。
外周壁116は、回転移動によって充填容器109aが傷つきにくく、また、充填容器109aとの摩擦による摩耗に対して十分に強い程度に、摩擦係数が低く、耐磨性が高い樹脂材である高密度ポリエチレンによって構成されている。
従って、回転搬送手段113が回転しているときに充填容器109aと外周壁116と間の圧接摺動抵抗を低減し、外周壁116の磨耗を軽減することができる。
不良品排出手段は、回転搬送手段113の良品の搬出位置133よりも回転搬送手段113の回転方向において後の位置においてテーブル115に設けられた落下穴144によって構成され、接着状態の検査手段が接着不良の判定を行なった充填容器109aが良品の搬出位置133を通過するときには、少なくとも搬出手段130が作動停止しているか、又は搬出シャッタ134が閉鎖されているものであって、良品の搬出位置133を通過した不良品は落下穴144に落下して廃品容器107に排出される。
従って、落下穴を設けるだけで簡単に不良品の排出を行なうことができる。
充填容器109aは、ゲル状物質が充填物として充填された樹脂製チューブであると共に、画像処理手段600は、樹脂製チューブの開口端に施された熱圧着による封止の良否を判定するものであって、遠赤外光電子カメラ141の検出波長は8〜12μm帯の遠赤外光となっている。
従って、空間部や樹脂製容器部分と充填物部との間で濃淡度合いの異なる透視画像が得られ、常温で厚手不透明な樹脂製容器であっても濃淡度合いを所定の閾値ベルで2値化することによって充填物画像を得ることができる。
回転搬送手段113の接着状態の検査位置114aには、到来した検査対象となる充填容器109aに対する圧接機構151が設けられている。
圧接機構151は充填容器109aの胴部に圧力を付加する転動ローラ154と圧接スプリング153を備え、充填容器109aの接着された端部12の接着状態に異常が有れば剥離を生じさせる程度の力を付与しながら遠赤外光電子カメラ141による撮影を行なうものとなっている。
従って、接着された端部に剥離ストレスを加えながら接着状態の検査を行なうことによって、不完全な接着状態のものを検出することができると共に、圧接駆動動力を必要としないで停止直前の充填容器109aを慣性惰力によって押圧することができる。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2に係る接着状態検査装置の構成を表す正面図である。
図9は、この発明の実施の形態2に係る接着状態検査装置の要部の構成を拡大して表す図である。
図10は、この発明の実施の形態2に係る接着状態検査装置の要部の構成を拡大して表す図である。
図8に示す充填容器の接着状態検査装置100Bに収納された制御装置101Bは、基本的に実施の形態1に係る接着状態検査装置の構成に準ずる。
以下、相違点を中心に説明する。
接着状態検査装置100Bの棚板104と天井板105には、以下に詳述する回転搬送手段213、搬送手段である搬送コンベア220、搬出手段である搬出コンベア230などが設置されている。
モータ210は、間欠駆動機構211の出力軸である間欠回転軸212を介して図9及び図10に示す回転搬送手段である複数のU字形突起部213Aを有する回転搬送手段213を間欠的に回転駆動する。
図9及び図10において、回転搬送手段213の複数のU字形突起部213Aの各々の先端に設けられた凹部であるU字部213Bには凹部用シャッタである開閉シャッタ218が設けられている。この開閉シャッタ218は、回転搬送手段213側に配設されている。
搬送手段である搬送コンベア220は、検査対象となる充填容器209aを図8中の矢印221の方向に移送する。検査対象となる充填容器209aは、前部案内壁222a(図示せず)と後部案内壁222bによって直進的に案内され、開閉シャッタ218を通過して、搬送完了位置223において回転搬送手段213のU字形底部に突き当たって停止する。
開閉シャッタ218は、図8及び図10に示す開閉手段である開閉駆動機構225とチャック機構228によって開閉される。
開閉駆動機構225は、支柱226によって固定されている。
このように、開閉シャッタ218を開閉駆動する開閉駆動機構225は、搬送コンベア220、またはテーブル215側に配設される。従って、回転搬送手段213が回転するときには、チャック機構228と開閉シャッタ218とが離脱するように構成されている。
搬出手段である搬出コンベア230は、良品であると判定され、良品の搬出位置233に到来した充填容器209aを図8中の矢印231の方向に移送するものであって、開閉シャッタ218を通過した充填容器209aは前部案内壁232a(図示せず)と後部案内壁232bによって直進的に案内されながら図示しない集梱容器に格納される。
良品と判定された充填容器209aが良品の搬出位置233に到達すると、図8及び図10に示す開閉駆動機構235とチャック機構238とが開閉シャッタ218を開閉する。
開閉駆動機構235は、支柱236によって固定されている。
このように、開閉シャッタ218を開閉駆動する開閉駆動機構225は、テーブル215または搬出コンベア230側に配設される。従って、回転搬送手段213が回転するときには、チャック機構238と開閉シャッタ218とが離脱するように構成されている。
なお、充填容器209aに対する搬送・搬出センサは図2のものと同様に設置されている。
搬送完了位置223に搬送された検査対象となる充填容器209aは、回転搬送手段213が反時計回りに90度回転して停止することによって接着状態の検査位置214aに到達して停止し、前述の遠赤外光電子カメラ141による撮影を行なってから再度反時計回りに回転移動して良品の搬出位置233に到達する。
なお、固定テーブル215に設けられた窓穴243の下部には図8に示す遠赤外光ヒータ142が設置されている。
接着状態の検査位置214aで遠赤外光電子カメラ141による撮影を行なうときには、新たな検査対象となる充填容器209aが搬送完了位置223に搬送されると共に、撮影された充填容器209aが良品の搬出位置233に到達するまでには前述の画像処理手段によって接着の良否が判定されている。
良品の搬出位置233に到達した充填容器209aが良品であれば、開閉シャッタ218が開放され、搬出コンベア230によって良品と判定された充填容器209aの搬出が行なわれる。
良品の搬出位置233に到達した充填容器209aが不良品であれば、開閉シャッタ218は開放されず、次回の回転搬送手段213の回転動作によって不良品排出位置214bまで移動する。
不良品排出位置214bまで移動した不良品と判定された充填容器209bは、固定テーブル215に設けられた落下穴244に落下して、廃品容器内に収集される。
図8に示す駆動制御手段700Bは、実施の形態1における駆動制御手段700Aが実行するシーケンシャルファンクションチャート(図7)と同様の動作を行うが、開閉シャッタ218の開放動作にあたり、開閉駆動機構225及び235とチャック機構228及び238とが下降、チャックの保持及び上昇を行って開放動作を実行し、開閉シャッタ218の閉鎖動作にあたっては、下降、チャックの開放及び上昇を行って閉鎖動作を実行する点が実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置と異なる。
この発明の実施の形態2に係る接着状態検査装置は、回転動作をする回転搬送手段213に開閉シャッタ218を配設し、外周壁116を備えないが、実施の形態1と同様に搬送シャッタ124と搬出シャッタ134とを静止側に設置することによって、回転動作中の回転搬送手段213に対して誤って充填容器209aが流入することを抑制できる。
なお、この発明の実施の形態1と実施の形態2では、不良品排出手段として単なる落下穴144、244を使用しているが、不良品排出コンベアを用いて外部へ搬出することも可能である。
以上、この発明の実施の形態2に係る充填容器の接着状態検査装置100Bは、樹脂製容器の接着された端部12となる開口端から充填物13を注入した後に、開口端を熱圧着封止するようにした充填容器209aに対する接着状態検査装置である。
接着状態検査装置100Bは、搬送手段220と、この搬送手段220によって検査対象となる充填容器209aが順次搬送される複数のU字形突起部を有する回転搬送手段223と、接着状態の検査手段と、この接着状態の検査手段の判定結果に応動する搬出手段230と不良品排出手段244と、回転搬送手段213のU字形突起部の外周位置に設けられた開閉シャッタ218とを備えている。
搬送手段220は、停止中の回転搬送手段213に対して開閉シャッタ218を通過して端部12を後端にしながら検査対象となる充填容器209aを搬送する電動移送機構によって構成されている。
回転搬送手段213は、搬送手段220によって搬送された充填容器209aを、搬送完了位置223から接着状態の検査位置214a、良品の搬出位置233、不良品排出位置214bへと順次転送し、各転送位置で所定停止時間を有する間欠駆動回転機構によって構成されている。
接着状態の検査手段は、所定の接着状態の検査位置214aにある充填容器209aの接着された端部12の下面位置に静止設置された遠赤外光ヒータ142と、充填容器209aの接着された端部12の上面位置に静止設置され、遠赤外光ヒータ142と対向する遠赤外光電子カメラ141と、該遠赤外光電子カメラ141によって得られる端部の充填物透視画像(図6(B))と正常サンプル品に関する基準透視画像(図6(C))とを比較することによって接着異常の有無を判定する画像処理手段600とによって構成されている。
搬出手段230は、停止中の回転搬送手段213から開閉シャッタ218を通過して端部12を前端にしながら良品判定された充填容器209aを搬出する電動移送機構によって構成されており、回転搬送手段213の回転動作によって充填容器209a内の充填物に作用する遠心力によって充填容器10に内包された気泡14が充填容器209aの接着された端部12から移動除去されるように、回転搬送手段213は高速駆動される。
従って、この発明の実施の形態2に係る充填容器の接着状態検査装置100Bによれば、遠赤外線電子カメラによる静止画像を撮影するために間欠的に回転移動する駆動機構に対し、充填容器209aの搬送・搬出を高速かつ容易に行なうことができる。さらに、熱圧着直後の輻射熱に依存しないので、端部の接着が安定して低温化した後工程であっても、接着状態の検査を行うことができる。また、遠赤外光による透視画像を得るための阻害要因となる気泡を、充填容器209aの転送移動過程で端部から手軽に移動除去することができるので、接着された端部における充填物の静止透視画像によって的確に接着異常の有無を判定することができる。
また、外周壁を有しないため、充填容器209aの回転搬送中に充填容器209aの摺動摩擦が発生せず、回転搬送手段213の駆動動力の低下も生じない。
回転搬送手段213に設けられた開閉シャッタ218は、テーブル215または搬出コンベア230側に配設された開閉駆動機構225及び235と、チャック機構228及び238とを介して開閉制御される。
開閉駆動機構225及び235と、チャック機構228及び238とは、充填容器209aの搬送・搬出時に開閉シャッタ218を開放駆動して充填容器209aを通過させ、搬送・搬出完了に伴って開閉シャッタ218を閉鎖駆動してからチャック機構228、238が開閉シャッタ218から離脱するように構成されている。
従って、開閉シャッタ218の開閉構造を簡単、安価にすることができる。
不良品排出手段は、回転搬送手段213の良品の搬出位置233よりも回転搬送手段の回転方向における後方の位置に設けられた落下穴244によって構成され、接着状態を検査する画像処理手段600が接着状態の良否判定を行なった充填容器209aが良品の搬出位置233を通過するときには、少なくとも搬出手段230が作動停止しているか、又は開閉シャッタ218が閉鎖されているので、良品の搬出位置233を通過した不良品は落下穴244に落下して廃品容器に排出される。
従って、落下穴を設けるだけで簡単に不良品の排出を行なうことができる。
この発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置の構成を表す正面図である。 図1に示すこの発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置のII−II矢視断面図である。 図2に示すこの発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置から回転搬送手段を取り除いた状態を示す図である。 図1に示すこの発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置のIV−IV矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置の要部の構成を拡大して表す図である。 この発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置の画像処理手段の構成を拡大して表す図である。 この発明の実施の形態1に係る充填容器の接着状態検査装置においてサーボモータを用いた場合の駆動制御の全体動作を説明するためのシーケンシャルファンクションチャートである。 この発明の実施の形態2に係る接着状態検査装置の構成を表す正面図である。 この発明の実施の形態2に係る接着状態検査装置の要部の構成を拡大して表す図である。 この発明の実施の形態2に係る接着状態検査装置の要部の構成を拡大して表す図である。
符号の説明
10 充填容器、11 キャップ、12 端部、13 充填物、14 気泡、15 接着不良部、100A、100B 接着状態検査装置、101A、101B 制御装置、102 操作パネル、103 モニタパネル、104 棚板、105 天井板、106 支柱、107 廃品容器、109a、109b、109c 充填容器、110 サーボモータ、111 間欠駆動機構、112 間欠回転軸、113 回転搬送手段、113A U字形突起部、113B U字部、114a 検査位置、114b 不良品排出位置、115 固定テーブル、116 外周壁、116a 搬出口、116b 搬出口、117 エンコーダ、120 搬送コンベア、121 矢印、122a 前部案内壁、122b 後部案内壁、123 搬送完了位置、124 搬送シャッタ、125 開閉駆動機構、126 支柱、127a 搬送センサ(投光器)、127b 受光器、130 搬出コンベア、131 矢印、132a 前部案内壁、132b 後部案内壁、133 良品の搬出位置、134 搬出シャッタ、135 開閉駆動機構、136 支柱、137a 搬出センサ(投光器)、137b 受光器、140 支柱、141 遠赤外光電子カメラ、142 遠赤外光ヒータ、143 窓穴、144 不良品排出手段、144 落下穴、150 支柱、151 圧接機構、151 揺動アーム、152 支点、153 圧接スプリング、154 転動ローラ、210 モータ、211 間欠駆動機構、212 間欠回転軸、213 回転搬送手段、213A U字形突起部、213B U字部、214a 検査位置、214b 不良品排出位置、215 固定テーブル、218 開閉シャッタ、220 搬送コンベア、221 矢印、222a 前部案内壁、222b 後部案内壁、223 回転搬送手段、223 搬送完了位置、225 開閉駆動機構、226 支柱、228 チャック機構、230 搬出コンベア、231 矢印、232a 前部案内壁、232b 後部案内壁、233 良品の搬出位置、235 開閉駆動機構、236 支柱、238 チャック機構、243 窓穴、244 不良品排出手段、244 落下穴、600 画像処理手段、602 温度制御装置、603 遠赤外光、607 マイクロプロセッサ、608 プログラムメモリ、608a 撮影手段、608b 充填物透視画像抽出手段、608c 透視画像比較手段、609 データメモリ、609c 基準透視画像データ、609b 現品透視画像データ、609a 撮影画像データ、700A 駆動制御手段、700B 駆動制御手段。

Claims (9)

  1. 端部から充填物が充填された充填容器の端部の熱圧着の接着状態を検査する充填容器の接着状態検査装置であって、
    端部から充填物が充填され、この端部が熱圧着された充填容器を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の下流側に配設されたテーブルと、
    前記テーブル上に配設され、外周面から径方向内側に開口した複数の凹部、または、径方向外側に突出した突出部の先端から径方向内側に開口した複数の凹部を有し、搬送位置において前記搬送手段から前記凹部内に前記充填容器を受け取り、前記充填容器の検査位置及び搬出位置に回転移動する回転搬送手段と、
    前記回転搬送手段の回転軌道外側に周上に固定配設され、前記搬送位置及び搬出位置に搬送口及び搬出口を有する外周壁と、
    前記検査位置において、前記テーブルに開口された検査用開口部を介して対向して配設される遠赤外線ヒータ及び遠赤外線撮影手段と、
    前記遠赤外線撮影手段によって撮影される前記充填容器の端部の画像に基づき、前記充填容器の端部における異常の有無を判定する異常判定手段と
    を備え、
    前記充填容器は、熱圧着された端部が前記回転搬送手段による回転運動の径方向外側に位置するように前記搬送手段によって搬送されて前記凹部内に受け取られ、前記回転搬送手段は、前記充填物が端部側に移動するような遠心力を前記充填物に付与するように回転することを特徴とする充填容器の接着状態検査装置。
  2. 前記充填容器の搬送・搬出時に開閉する搬送シャッタ及び搬出シャッタを前記外周壁の搬送口及び搬出口にそれぞれ備えることを特徴とする請求項1に記載の充填容器の接着状態検査装置。
  3. 前記外周壁は、高密度のポリエチレン製であることを特徴とする請求項1または2に記載の充填容器の接着状態検査装置。
  4. 端部から充填物が充填された充填容器の端部の熱圧着の接着状態を検査する充填容器の接着状態検査装置であって、
    端部から充填物が充填され、この端部が熱圧着された充填容器を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の下流側に配設されたテーブルと、
    前記テーブル上に配設され、外周面から径方向内側に開口した複数の凹部、または、径方向外側に突出した突出部の先端から径方向内側に開口した複数の凹部を有し、搬送位置において前記搬送手段から前記凹部内に前記充填容器を受け取り、前記充填容器の検査位置及び搬出位置に回転移動する回転搬送手段と、
    前記回転搬送手段の凹部の開口部に配設され、前記回転搬送手段の回転時には閉成される凹部用シャッタと、
    前記検査位置において、前記テーブルに開口された検査用開口部を介して対向して配設される遠赤外線ヒータ及び遠赤外線撮影手段と、
    遠赤外線撮影手段によって撮影される前記充填容器の端部の画像に基づき、前記充填容器の端部における異常の有無を判定する異常判定手段と
    を備え、
    前記充填容器は、熱圧着された端部が前記回転搬送手段による回転運動の径方向外側に位置するように前記搬送手段によって搬送されて前記凹部内に受け取られ、前記回転搬送手段は、前記充填物が端部側に移動するような遠心力を前記充填物に付与するように回転することを特徴とする充填容器の接着状態検査装置。
  5. 前記回転搬送手段に配設された凹部用シャッタを開閉駆動する開閉手段は、前記搬送手段、前記テーブル、または、前記搬出手段側に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の充填容器の接着状態検査装置。
  6. 前記搬出位置において、前記異常判定手段によって異常が無いと判定された充填容器を前記回転搬送手段から受け取って搬出する搬出手段と、
    前記検査位置と前記搬送位置との間に位置する回収位置において、前記前記異常判定手段によって異常が有ると判定された充填容器を回収する回収手段と
    をさらに備える請求項1ないし5のいずれか一項に記載の充填容器の接着状態検査装置。
  7. 前記回収位置は、前記回転搬送手段の回転方向において、前記搬出位置と前記搬送位置との間に位置し、この回収位置において、前記テーブルには回収用開口部が開口されており、前記異常判定手段によって異常があると判定された充填容器は、前記回収用開口部を介して回収されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の充填容器の接着状態検査装置。
  8. 前記充填容器は、充填物としてゲル状物質が充填された樹脂製チューブであり、
    前記遠赤外線撮影手段の検出波長は8μm〜12μmであり、
    前記異常判定手段は、端部に異常の無い充填容器の画像を予め保持しており、この端部に異常の無い充填容器の画像と、前記遠赤外線撮影手段によって撮影される前記充填容器の端部の画像とを比較することによって、熱圧着された端部における異常の有無を判定することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の充填容器の接着状態検査装置。
  9. 前記検査位置において前記充填容器の胴部に剥離ストレスとなる力を作用させる転動ローラと圧接スプリングとをさらに備え、前記充填容器の端部に所定の力を付与ながら、前記遠赤外光撮影装置で充填容器の端部の撮影を行なうことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の充填容器の接着状態検査装置。
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