JP2005189175A - 流動性容器の検査装置および検査方法 - Google Patents

流動性容器の検査装置および検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 チューブ容器32におけるシール部46へのわずかな内容物の入り込みも検出できる検査装置を提供する。
【手段】 チューブ容器32のシール部46に向けて、レーザ光源54、56から、レーザ光が照射される。CCDカメラ58、60によって、これを撮像する。コンピュータ62は、CCDカメラ58、60の画像を取得してレーザ光源による線を抽出する。このレーザ光源による線の形状に基づいて、シール部46の良否を判断するようにしている。
【選択図】 図4

Description

この発明は、検査対象物の凹凸に関する検査を行う技術に関するものである。たとえば、練り歯磨き等の流動物を収納した容器のシール不良を検出する技術に関するものである。
図1に示すように、チューブ容器2に薬剤、歯磨き粉や化粧剤等の内容物を充填した製品が多く市場に出回っている。これらは、チューブ端部の開口部から内容物を充填した後、開口部を高周波や熱によって接着してシールされている。
このシール部4の密封性を、製造ライン上にて検査する装置が提案されている。たとえば、特許文献1には、図2のような装置が開示されている。シールされた(シール部4)チューブ容器2の本体部を、押付装置(図示せず)によって押圧する。製造ラインのコンベア両端には、変位センサ8、10が設けられており、これらセンサ8、10によってシール部4の厚さを計測する。シール部4の密封性が不十分であれば、押圧によって内容物がシール部4に入り込み、シール部4の厚さが大きくなる。これを、変位センサ8、10によって検出しようとするものである。
また、特許文献2には、チューブを押圧し、内容物がシール部4から流出するか否かを、CCDカメラによって撮像して検出する装置が開示されている。この装置では、最初に一定の押圧力を与え、その後、徐々に押圧力を小さくするようにしている。これにより、押圧によってシール部が破裂した場合に、撮像時には内容物が全て漏出してしまっているという検出ミスを防ぐことができる。
特開平5−281079
特開平8−105810
しかしながら、上記の従来技術には次のような問題点があった。特許文献1の装置では、コンベアの移動速度と変位センサの応答速度によって、検出精度が決定される。したがって、単位時間あたりの検査個数を多くすると、微少な不良が検出できなくなるという問題があった。加えて、この装置では、図3に示すように、チューブ容器2が傾いていた場合には、本体部6の厚さを計測するおそれがあった(図の一点鎖線20参照)。このため、良品であるにもかかわらず、シール不良であると誤判断する可能性があった。
また、特許文献2のものでは、シール部4から内容物が漏出する場合には検出できるが、内容物がほんの少しシール部4に入り込んだような不良(図1の部分14参照)を検出することはできなかった。
この発明は、上記のような問題点を解決して、内容物がほんの少しシール部に入り込んだ不良も検出でき、さらには、単位時間あたりの検査個数を従来よりも多くできるような検査装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段および効果
(1)この発明に係る検査装置は、流動物容器のシール部分の良否を検査する検査装置であって、前記シール部分の一面に対して線状レーザ光を照射する一面レーザ光照射手段と、流動物容器のシール部分の前記一面を撮像する一面撮像手段と、一面撮像手段から一面画像を取得し、当該一面画像における線状レーザ光の形状的特性に基づいて、シール部分の良否を判断するシール良否判断手段とを備えている。
したがって、流動物がシール部に入り込んだ程度の不良も検出することができる。
(2)この発明に係る検査装置は、一面レーザ光照射手段による照射位置を移動する一面照射位置移動手段と、一面撮像手段から取得した第1の一面画像に基づいて、照射位置移動手段によって、線状レーザ光が前記シール部分の所定の位置に照射されるように調整する調整手段とを備え、良否判定手段は、調整手段によって調整された後に第2の一面画像を取得し、当該第2の一面画像に基づいて良否判断を行うことを特徴としている。
したがって、検査対象が傾いていても、正しい位置に線状レーザ光を照射して、検査を行うことができる。
(3)この発明に係る検査装置は、流動物容器に対する押圧を行う押圧手段を備え、第1の一面画像は、押圧手段による押圧の開始後に取得され、第1の一面画像を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第1の流出判断手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、調整のために取得した画像に基づいて、あわせて、流動物の流出による不良を検出することができる。
(4)この発明に係る検査装置は、第2の一面画像は、調整手段によって調整された後であって、押圧手段による押圧の終了前または終了後に取得され、第2の一面画像を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第2の流出判断手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、線状レーザ光による良否判断のために取得した画像に基づいて、あわせて、流動物の流出による不良を検出することができる。
(5)この発明に係る検査装置は、第1の一面画像に基づいて、流動物容器の外観形状の検査を行う外観形状検査手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、調整のために取得した画像に基づいて、あわせて、流動物容器の外観形状の検査を行うことができる。
(6)この発明に係る検査装置は、シール良否判断手段におけるシール良否の基準となる判定値を、各流動物容器の製造情報と対応付けて記録した記録部と、第1の一面画像に基づいて、前記流動物容器に記述された製造情報を読み取る製造情報取得手段と、製造情報取得手段によって取得した製造情報に対応する判定値を記録部から読み出し、シール良否の基準とする判定値読出手段とをさらに備えている。
したがって、調整のために取得した画像に基づいて、検査対象である流動物容器の製造方法を取得し、対応する判定値を設定することができる。
(7)この発明に係る検査装置は、流動物容器のシール部分の良否を検査する検査装置であって、前記シール部分の一面に対して線状レーザ光を照射する一面レーザ光照射手段と、前記シール部分の裏面に対して線状レーザ光を照射する裏面レーザ光照射手段と、流動性容器のシール部分の前記一面を撮像する一面撮像手段と、流動性容器のシール部分の前記他面を撮像する裏面撮像手段と、一面撮像手段から一面画像を取得し、他面撮像手段から他面画像を取得し、当該一面画像における線状レーザ光と、当該他面画像における線状レーザ光との形状的近似性に基づいて、シール部分の良否を判断するシール良否判断手段とを備えている。
したがって、流動物がシール部に入り込んだ程度の不良も検出することができる。また、シール部分の両側のレーザ光の形状的近似性に基づいて検査しているので、シール部分の密閉性に問題がなくシール部分全体が反っているような場合も、正常品であることを判断することができる。
(8)この発明の検査装置は、一面レーザ光照射手段による照射位置を移動する一面照射位置移動手段と、裏面レーザ光照射手段による照射位置を移動する裏面照射位置移動手段と、一面撮像手段から取得した第1の一面画像に基づいて、一面照射位置移動手段によって、線状レーザ光が前記シール部分の所定の位置に照射されるように調整するとともに、裏面撮像手段から取得した第1の裏面画像に基づいて、裏面照射位置移動手段によって、線状レーザ光が前記シール部分の所定の位置に照射されるように調整する調整手段とを備え、前記良否判定手段は、調整手段によって調整された後に第2の一面画像および第2の裏面画像を取得し、当該第2の一面画像および第2の裏面画像に基づいて良否判断を行うことを特徴としている。
したがって、検査対象が傾いていても、正しい位置に線状レーザ光を照射して、検査を行うことができる。
(9)この発明の検査装置は、流動物容器に対する押圧を行う押圧手段を備え、前記第1の一面画像および第1の裏面画像は、押圧手段による押圧の開始後に取得され、前記第1の一面画像および第1の裏面画像を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第1の流出判断手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、調整のために取得した画像に基づいて、あわせて、流動物の流出による不良を検出することができる。
(10)この発明の検査装置は、前記第2の一面画像および第2の裏面画像は、調整手段によって調整された後であって、押圧手段による押圧の終了前または終了後に取得され、当該前記第2の一面画像および第2の裏面画像を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第2の流出判断手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、線状レーザ光による良否判断のために取得した画像に基づいて、あわせて、流動物の流出による不良を検出することができる。
(11)この発明に係る検査装置は、第1の一面画像または第1の裏面画像に基づいて、前記流動物容器の外観形状の検査を行う外観形状検査手段をさらに備えていることを特徴としている。
(12)この発明に係る検査装置は、シール良否判断手段におけるシール良否の基準となる判定値を、各流動物容器の製造情報と対応付けて記録した記録部と、第1の一面画像または第1の裏面画像に基づいて、前記流動物容器に記述された製造情報を読み取る製造情報取得手段と、製造情報取得手段によって取得した製造情報に対応する判定値を記録部から読み出し、シール良否の基準とする判定値読出手段と、をさらに備えたことを特徴としている。
したがって、調整のために取得した画像に基づいて、あわせて、流動物容器の外観形状の検査を行うことができる。
したがって、調整のために取得した画像に基づいて、検査対象である流動物容器の製造方法を取得し、対応する判定値を設定することができる。
(13)この発明の検査装置は、
流動物容器のシール部分の良否を検査する検査装置であって、
前記シール部分の一面に対して線状レーザ光を照射する一面レーザ光照射手段と、
前記シール部分の裏面に対して線状レーザ光を照射する裏面レーザ光照射手段と、
一面レーザ光照射手段による照射位置を移動する一面照射位置移動手段と、
裏面レーザ光照射手段による照射位置を移動する裏面照射位置移動手段と、
流動性容器のシール部分の前記一面を撮像する一面撮像手段と、
流動性容器のシール部分の前記他面を撮像する裏面撮像手段と、
流動物容器に対する押圧を行う押圧手段と、
押圧手段による押圧の開始後、一面撮像手段からの第1の一面画像または裏面撮像手段からの第1の裏面画像または双方を取得し、当該前記第1の一面画像または第1の裏面画像または双方を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第1の流出判断手段と、
前記第1の一面画像に基づいて、一面照射位置移動手段によって、線状レーザ光が前記シール部分の所定の位置に照射されるように調整するとともに、前記第1の裏面画像に基づいて、裏面照射位置移動手段によって、線状レーザ光が前記シール部分の所定の位置に照射されるように調整する調整手段と、
前記調整手段によって線状レーザ光の照射位置が所定の位置に調整された後、一面撮像手段から第2の一面画像を取得し、他面撮像手段から第2の他面画像を取得し、当該第2の一面画像における線状レーザ光と、当該第2の他面画像における線状レーザ光との形状的近似性に基づいて、シール部分の良否を判断するシール良否判断手段と、
前記第2の一面画像または第2の裏面画像または双方を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第2の流出判断手段とを備えている。
したがって、流動物がシール部に入り込んだ程度の不良も検出することができる。また、シール部分の両側のレーザ光の形状的近似性に基づいて検査しているので、シール部分の密閉性に問題がなくシール部分全体が反っているような場合も、正常品であることを判断することができる。さらに、検査対象が傾いていても、正しい位置に線状レーザ光を照射して、検査を行うことができる。また、調整のために取得した画像に基づいて、あわせて、流動物の流出による不良を検出することができる。さらにまた、線状レーザ光による良否判断のために取得した画像に基づいて、あわせて、流動物の流出による不良を検出することができる。
(14)この発明の検査装置は、前記第2の一面画像および第2の裏面画像は、前記第1の一面画像、第1の裏面画像の取得後であって、押圧手段による押圧の終了前または終了後に取得されることを特徴としている。したがって、流動物の流出による不良を精度よく検出することができる。
(15)この発明の検査方法は、検査対象の凹凸に関する検査を行う方法であって、検査対象に対し、撮像可能な帯状の光を照射し、検査対象に対して照射された帯状の光を撮像し、撮像された帯状の光の形状に基づいて、検査対象の凹凸に関する良否を判定する検査方法。
したがって、わずかな凹凸についても検査を行うことができる。。
この発明において、「流動物容器」とは、流動物を収納した容器をいい、実施形態では、チューブ容器32、フレキシブルパウチ100などがこれに該当する。
「線状レーザ光を照射するレーザ光照射手段」とは、線状の光源を有するものだけでなく、点状の光源を走査して擬似的に線状レーザ光を照射するものも含む概念である。レーザ光照射手段は、実施形態では、レーザ光源54、56(図4参照)がこれに該当する。
「撮像手段」は、実施形態では、CCDカメラ58、60(図4参照)がこれに該当する。
「シール良否判断手段」とは、少なくとも、シール部の良否を判断するものであり、実施形態では、図11のステップS16、S17がこれに対応する。
「照射位置移動手段」とは、機械的、電気的などの方法によって、照射位置を変更することのできる手段をいい、実施形態では、照射位置補正機構68(図7参照)がこれに該当する。
「調整手段」とは、少なくとも、照射位置移動手段を制御するものであり、実施形態では、図11のステップS11がこれに対応する。
「流出判断手段」とは、少なくとも、流動体の流出を検出する手段をいい、実施形態では、図9のステップS6、S7や図10のステップS14、S15がこれに対応する。
「押圧手段」とは、検査対象を押圧する手段をいい、実施形態では、押圧機構52(図5参照)がこれに該当する。
「外観形状検査手段」とは、少なくとも、検査対象の外観形状を検査する手段をいい、実施形態では、図10のステップS8、S9、またはS10などがこれに対応する。
「製造情報」とは、少なくとも、製造ロット、製品種別など検査対象の属するグループや個々の検査対象を特定するための情報をいい、文字図形記号などで表示されたものの他、バーコードなどで表示されたものを含む概念である。実施形態では、ロット番号がこれに該当する。また、「製造番号取得手段」は、実施形態では、図9のステップS4がこれに対応する。
「判定値」とは、シール良否の判断の基準となる情報であり、実施形態では、判定値テーブル112に記録された判定値がこれに該当する。また、「判定値読出手段」は、実施形態では、図9のステップS5がこれに対応する。
図4にこの発明の一実施形態による検査装置30を、製造ライン中に組み込んだ場合の例を模式的に示す。この製造ラインは、左から右へと工程が流れるようになっている。図4Aに示すように、チューブ容器32はキャップ部34を下にして、コンベア36上の固定具38に保持されている。チューブ容器32のキャップ部34の反対側(つまり上部)は、開口している。この開口部40から、薬剤や歯磨き剤などの流動物42が充填される。
充填の終了したチューブ容器32は、コンベア36によって、次のシール部形成工程に送られる。シール部形成工程においては、シール装置44により、高周波や熱等を用いて、チューブ容器32の上端部が接着される(図4B参照)。これにより、シール部46が形成される。
次に、図4Cに示すように、チューブ容器32はトリミング装置に送られる。トリミング装置48は、シール部46の幅、角部の面取りなどが所定の形状になるように、切断を行う。
トリミングの後、チューブ容器32は、検査工程に送られる(図4D参照)。検査工程の検査装置30は、チューブ容器32のシール部46の密封性や、外形寸法などの検査を行う。検査装置は、チューブ容器32の本体部50を押圧するための押圧機構52、第1のレーザ光源54、第2のレーザ光源56、第1のCCDカメラ58、第2のCCDカメラ60、コンピュータ62を備えている。
図5に、押圧機構52の構成を示す。固定具38に保持されたチューブ容器32の両側に、油圧機構によって駆動可能なピストン62、64が設けられている。この油圧機構は、コンピュータからの指令によって、押圧を開始したり停止したりするものである。
なお、図示の都合上、チューブ容器32を90度回転して描いているが、チューブ容器32は、そのままの方向で、図4Dの検査装置30に送り込まれる。つまり、第1のレーザ光源54と第2のレーザ光源56は、コンベア36を挟んで対向するように設けられている。第1のCCDカメラ58、第2のCCDカメラ60についても同様である。
図6に、第1のレーザ光源54、第2のレーザ光源56の配置を示す。図6Bに示すように、第1のレーザ光源54はシール部46の一面を照射し、第2のレーザ光源はシール部46の反対側の面を照射するように配置されている。したがって、図6Aに示すように、シール部46に、レーザ光による線80が形成されることになる。
図7に、第1のレーザ光源54と、このレーザ光源66の照射位置を移動させるための照射位置補正機構68を示す。固定板70には、レーザ光源回転固定板72が、軸受74により回転可能に取り付けられている。上下補正用ステッピングモータ76は、コンピュータ62からの指令を受けて動作して、レーザ光源回転固定板72を、矢印78の方向に回転させる。これにより、シール部46に形成されるレーザ光による線80は、上下に移動することになる。
レーザ光源回転固定板72には、レーザ光源54が、軸受82により回転可能に取り付けられている。回転補正用ステッピングモータ84は、コンピュータ62からの指令を受けて動作して、レーザ光源54を、矢印86の方向に回転させる。これにより、シール部46に形成されるレーザ光による線80は、図6Aの一点鎖線88にて示すように、回転されることになる。なお、第2のレーザ光源56にも同様の照射位置補正機構が設けられている。
第1のCCDカメラ58は、シール部46の一方面を、斜め上部から撮像する。第2のCCDカメラ60は、シール部46の他方の面を、斜め上部から撮像する。
図8に、コンピュータ62のハードウエア構成を示す。メモリ90は、作業領域として用いられるものである。ディスプレイ92には、オペレータに対する指示などが表示される。画像入力処理部94は、第1のCCDカメラ58、第2のCCDカメラ60からの画像を取り込む処理を行う。キーボード/マウス96は、オペレータが、指示を入力するためのものである。センサ98は、検査対象であるチューブ容器32が、検査位置に到達したことを検出して開始信号を出力するものであり、光電センサなどを用いることができる。排出機構102は、CPU106からの排出命令を受けて、不良品を、コンベア36から押し出すなどにより排除する機構である。
入出力インターフェイス(I/O)100には、センサ98、排出機構102、押圧機構52(正確には押圧機構52の油圧機構)、照射位置補正機構68(正確には照射位置補正機構68のステッピングモータ76、84)が接続されている。ハードディスク104には、オペレーティングシステム108、制御プログラム110、ロット番号と対応づけて判定値が記述された判定値テーブル112、基準画像114が記憶されている。制御プログラム110は、取り込んだ画像に基づいて、シール部46の良否などを判断するためのプログラムであり、オペレーティングシステム108と協働して、その機能を発揮するものである。CPU106は、これら各ハードウエアを制御プログラムにしたがって制御するものである。
図9に、ハードディスク104に記録された制御プログラムをフローチャートにて示す。まず、CPU106は、センサ98からの開始信号を受けたかどうかを判断する(ステップS1)。開始信号を受けると、CPU106は、I/O100を介して、押圧機構52に押圧開始の信号を与える(ステップS2)。続いて、CPU106は、画像入力処理部94を介して、第1のCCDカメラ58の画像および第2のCCDカメラ60の画像を取り込んで、メモリ90に記憶する。
取り込んだシール部46の画像には、予め定められた位置に、ロット番号116が印字されている(図13参照)。CPU106は、文字認識処理によって、ロット番号を取得する(ステップS4)。なお、数字や記号に代えて、バーコード等によってロット番号を印字しておけば、認識が容易である。CPU106は、取得したロット番号に対応する判定値を、ハードディスク104の判定値テーブル112から取得し、メモリ90に記憶する。
なお、判定値テーブル112において、必ずしもロット番号と対応付けて判定値を記憶しておく必要はなく、製品種別に応じて判定値を記憶しておき、操作者が判定値を選択するようにしてもよい。この場合、CPU106による文字認識処理は不要である。
次に、CPU106は、取得した第1のCCDカメラ58からの画像と、ハードディスク104に予め記録されている基準画像との差分画像を得る(ステップS6)。基準画像は、図12Aに示すように、シール部46から内容物の漏出がない場合の画像を予め撮像して記憶したものである。取得した画像と、この基準画像との差分画像を求めれば、内容物の漏出を検出することができる(図10C参照)。なお、差分画像を生成する対象は、予め定めてある図10A、Bに示す線αより左側の領域(基準画像におけるシール部46の先端)としている。内容物の漏出は、差分画像において、現れた差分の画素数が所定数以上であるか否かによって判断すればよい。漏出があると判断した場合には(ステップS7)、不良品に対する処理(排出機構を駆動)を行う(ステップS18)。
漏出がなければ、CPU106は、取得した第2のCCDカメラ60からの画像についても、上記と同様にして、基準画像との差分画像を算出し、漏出の有無を判断する。なお、第1のCCDカメラ58の画像、第2のCCDカメラ60の画像のいずれか一方だけに基づいて、漏出の有無を判断するようにしてもよい。
ここでも、漏出がないと判断すれば、CPU106は、シール部46の幅L1が、判定値に記載された範囲内であるか否かを判断する(図10、ステップS8)。図13を用いて、シール部46の幅L1を算出する手法を説明する。この実施形態において例として用いたチューブ容器32は、シール部46と本体部47との境目において、図13に示すように、輪郭線の角度が変化している。
CPU106は、まず、第1のCCDカメラ58の画像(または第2のCCDカメラ60の画像)から、チューブ容器32の輪郭線を算出する。輪郭線の算出は、背景との濃度差によって行うなど、周知の手法を用いることができる。
次に、CPU106は、輪郭線の画像において、予め定められた位置に基準線Xを引く。この基準線Xから、輪郭線までの垂直距離を算出する。この垂直距離の変化が、大きくなる点が、シール部46と本体部47との境界点118であると判断できる。
反対側についても、同様にして、シール部46と本体部47との境界点120を得ることができる。境界点118と境界点120を結ぶ線が、シール部46と本体部47の境界線122である。この境界線122と、輪郭線124との距離を算出すれば、シール部46の幅L1を得ることができる。
CPU106は、このシール部46の幅L1が、判定値の範囲内であるかどうかを判断し、範囲外であれば不良品処理を行う。
判定値の範囲内であれば、CPU106は、次に、コーナーの半径Rの判定を行う(ステップS9)。CPU106は、図14に示すように、輪郭線を延長して線α、β、γを得る。次に、線βに並行な線郡を描画し、当該線郡の各線について、線αから輪郭線までの距離を算出し、各線についての距離を合計する。つまり、線α、線β、輪郭線によって構成される図形部分の面積にほぼ比例する値を算出する。距離の合計値(つまり面積)が、設定値の範囲内でなければ、不良品に対する処理を行う。CPU106は、反対側のコーナーについても、同様の処理を行う。
不良でなければ、CPU106は、線αと線γの角度θを算出する(ステップS10)。この角度θが設定値の範囲内でなければ、不良品に対する処理を行う。CPU106は、反対側のコーナーについても、同様の処理を行う。
不良でなければ、CPU106は、レーザ光の照射位置の補正を行う(図11、ステップS11)。図15を参照して、照射位置補正のための処理を説明する。CPU106は、第1のCCDカメラ58の画像(または第2のCCDカメラ60の画像)の輪郭線に基づいて得られた線αと、予め定められている基準線Yとの角度φとを算出する。なお、基準線Yは、位置補正を行わない状態でのレーザ光によって形成される線80と並行になるように設定されている。
CPU106は、この角度φに基づいて、照射位置補正機構68のステッピングモータ84に回転指令を与え、線αとレーザ光による線80とが並行になるようにする。
続いて、CPU106は、線αから所定の距離L2の位置に、レーザ光による線80が位置するように、照射位置補正機構68のステッピングモータ76に回転指令を与える。なお、本体部47に近いシール部46にレーザ光による線80が位置するようにL2を設定することが好ましい。シール部46へのわずかな内容物の入り込みでも検出できるからである。
このようにして位置補正が終了すると、CPU106は、押圧機構52に対して押圧を終了し、シリンダ62、64を元の位置に戻す命令を出力する(ステップS12)。
その後、CPU106は、画像入力処理部94を介して、第1のCCDカメラ58の画像および第2のCCDカメラ60の画像を取り込んで、メモリ90に記憶する(ステップS13)。そして、ステップS6、S7と同じように、基準画像との差分画像を算出し、内容物の漏出があるか否かを判断する(ステップS14、S15)。
なお、この実施形態では、押圧の比較的初期的段階で漏出検出をし、押圧の終了後あるいは終了直前に、再度漏出検出をしている。したがって、確実に漏出の検出を行うことができる。
漏出がなければ、レーザ光による線80に基づいて、シール部46の密封性を判断する。CPU106は、ステップS13において取り込んだ、第1のCCDカメラ58の画像および第2のCCDカメラ60の画像に基づいて、レーザ光による線(レーザ描画線という)の画像を抽出する。このレーザ描画線の抽出は、2値化処理などによって行うことができる。
図16を用いて、レーザ描画線に基づく、シール部46の判定を説明する。図において、左側に示されているのが、第1のCCDカメラ58の画像から抽出したレーザ描画線80である。右側に示されているのが、第2のCCDカメラ60の画像から抽出したレーザ描画線81である。この実施形態では、CPU106は、図16に示すように、レーザ描画線80と81を所定間隔あけて合成した画像を生成し、ディスプレイ92に表示するようにしている。これにより、人間が目視によって、良否を判断することもできる。
CPU106は、レーザ描画線80の所定間隔(たとえば、0.3mm間隔)ごとに座標を取得する。次に、X方向に関して、座標値を平均する。図に示す直線80aは、この平均値を表している。次に、CPU106は、この平均値と各点の座標との差を算出する。たとえば、平均値よりも右側に点があれば、その差は正とし、左側にあれば、その差は負とする。したがって、差1から差nが得られる。
レーザ描画線81についても、その平均値(直線81a)との差を算出する。ただし、平均値よりも右側に点があれば、その差は負とし、左側にあれば、その差は正として、レーザ描画線81とは逆の符号にて差を算出する。
次に、CPU106は、レーザ描画線80と81のそれぞれ対応する点(Y座標が同じもの)ごとに、上記で算出した差を、互いに加算する。つまり、レーザ描画線80の差1とレーザ描画線81の差1を加算して和1を得て、レーザ描画線80の差2とレーザ描画線81の差2を加算して和2を得て・・・というように演算を行う。
このようにして得られたそれぞれの和を、判定値テーブル112に記録されている判定値と比較する。何れか一つの和でも当該判定値を超えている場合には(ステップS17)、CPU106は、シール部46の不良であると判断して、不良品に対する処理を行う(ステップS18)。
この判定処理により、図17に示すような判定が可能となる。たとえば、図17Aは、良品である。また、内容物が、シール部46に入っていると、図17Bのように検出され、上記和1、和2・・・のいずれかが判定値を越えて不良であると判断できる。図17Cにおいても同様である。また、図17Dに示すように、シール部46に不良はなく、シール部46が波打っているような場合であっても、上記和1、和2・・・によって判定すれば、不良品でないと判断することができる。すなわち、一面と裏面の凹凸形状の差に基づいて、不良判定を行っているので、このような検出が可能となっている。
ステップS17あるいはステップS18を終了したら、CPU106は、次の検査対象であるチューブ容器が来るのを待つ(ステップS1)。
上記の実施形態では、2つのレーザ光源と、2つのCCDカメラを設けているが、1つのレーザ光源と1つのCCDカメラだけで、検査を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、差分画像に基づく漏出検出を2回行っているが、1回だけにすることもできる。また、レーザ光による検査だけを行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、検査対象物を立てた状態で検査しているが、横に倒した状態などで検査を行うようにしてもよい。
さらに、図18に示すように、流動物を中に収納したフレキシブルパウチ100の密封性検査にも用いることができる。
なお、上記実施形態では、機械的構成によってレーザ光の照射位置を変えるようにしているが、異なる位置に照射する複数のレーザ光源を用意しておき、何れを点灯させるかを切り替えることによって、照射位置の調整を行うようにしてもよい。
上記実施形態では、和1、和2・・・を算出して、レーザ描画線80とレーザ描画線81の形状的類似性を判断しているが、図形認識によって、これを判断するようにしてもよい。
なお、本発明によるレーザ光等を用いた検出は、検出部分が透明であっても、レーザ光によるレーザ描画線を得ることができれば、実施可能である。
チューブ容器2を示す図である。 従来の検査装置を示す図である。 従来の検査装置の問題点を示す図である。 本発明の一実施形態による検査装置を用いたラインを示す図である。 押圧機構52を示す図である。 シール部46へのレーザ光の照射状態を示す図である。 レーザ光源54の照射位置補正機構68を示す図である。 コンピュータ62のハードウエア構成を示す図である。 制御プログラムのフローチャートである。 制御プログラムのフローチャートである。 制御プログラムのフローチャートである。 差分画像による漏出検出を説明するための図である。 シール部46と本体部47との境界を検出するための処理を説明する図である。 チューブ容器32の外形の角度を検出するための処理を説明する図である。 照射位置補正の処理を説明するための図である。 レーザ描画線に基づく判定処理を説明するための図である。 レーザ描画線に基づく判定例を示す図である。 フレキシブルパウチを示す図である。
符号の説明
52・・・押圧機構
54,56・・・レーザ光源
58,60・・・CCDカメラ
62・・・コンピュータ

Claims (15)

  1. 流動物容器のシール部分の良否を検査する検査装置であって、
    前記シール部分の一面に対して線状レーザ光を照射する一面レーザ光照射手段と、
    流動性容器のシール部分の前記一面を撮像する一面撮像手段と、
    一面撮像手段から一面画像を取得し、当該一面画像における線状レーザ光の形状的特性に基づいて、シール部分の良否を判断するシール良否判断手段と、
    を備えた検査装置。
  2. 請求項1の検査装置において、さらに、
    一面レーザ光照射手段による照射位置を移動する一面照射位置移動手段と、
    一面撮像手段から取得した第1の一面画像に基づいて、照射位置移動手段によって、線状レーザ光が前記シール部分の所定の位置に照射されるように調整する調整手段と、
    を備え、
    前記良否判定手段は、調整手段によって調整された後に第2の一面画像を取得し、当該第2の一面画像に基づいて良否判断を行うことを特徴とするもの。
  3. 請求項2の検査装置において、さらに、
    流動物容器に対する押圧を行う押圧手段を備え、
    前記第1の一面画像は、押圧手段による押圧の開始後に取得され、
    前記第1の一面画像を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第1の流出判断手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  4. 請求項3の検査装置において、
    前記第2の一面画像は、調整手段によって調整された後であって、押圧手段による押圧の終了前または終了後に取得され、
    当該前記第2の一面画像を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第2の流出判断手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  5. 請求項2〜4のいずれかの検査装置において、
    前記第1の一面画像に基づいて、前記流動物容器の外観形状の検査を行う外観形状検査手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  6. 請求項2〜5のいずれかの検査装置において、
    シール良否判断手段におけるシール良否の基準となる判定値を、各流動物容器の製造情報と対応付けて記録した記録部と、
    前記第1の一面画像に基づいて、前記流動物容器に記述された製造情報を読み取る製造情報取得手段と、
    製造情報取得手段によって取得した製造情報に対応する判定値を記録部から読み出し、シール良否の基準とする判定値読出手段と
    をさらに備えたことを特徴とするもの。
  7. 流動物容器のシール部分の良否を検査する検査装置であって、
    前記シール部分の一面に対して線状レーザ光を照射する一面レーザ光照射手段と、
    前記シール部分の裏面に対して線状レーザ光を照射する裏面レーザ光照射手段と、
    流動性容器のシール部分の前記一面を撮像する一面撮像手段と、
    流動性容器のシール部分の前記他面を撮像する裏面撮像手段と、
    一面撮像手段から一面画像を取得し、他面撮像手段から他面画像を取得し、当該一面画像における線状レーザ光と、当該他面画像における線状レーザ光との形状的近似性に基づいて、シール部分の良否を判断するシール良否判断手段と、
    を備えた検査装置。
  8. 請求項7の検査装置において、さらに、
    一面レーザ光照射手段による照射位置を移動する一面照射位置移動手段と、
    裏面レーザ光照射手段による照射位置を移動する裏面照射位置移動手段と、
    一面撮像手段から取得した第1の一面画像に基づいて、一面照射位置移動手段によって、線状レーザ光が前記シール部分の所定の位置に照射されるように調整するとともに、裏面撮像手段から取得した第1の裏面画像に基づいて、裏面照射位置移動手段によって、線状レーザ光が前記シール部分の所定の位置に照射されるように調整する調整手段と、
    を備え、
    前記良否判定手段は、調整手段によって調整された後に第2の一面画像および第2の裏面画像を取得し、当該第2の一面画像および第2の裏面画像に基づいて良否判断を行うことを特徴とするもの。
  9. 請求項8の検査装置において、さらに、
    流動物容器に対する押圧を行う押圧手段を備え、
    前記第1の一面画像および第1の裏面画像は、押圧手段による押圧の開始後に取得され、
    前記第1の一面画像および第1の裏面画像を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第1の流出判断手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  10. 請求項9の検査装置において、
    前記第2の一面画像および第2の裏面画像は、調整手段によって調整された後であって、押圧手段による押圧の終了前または終了後に取得され、
    当該前記第2の一面画像および第2の裏面画像を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第2の流出判断手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  11. 請求項8〜10のいずれかの検査装置において、
    前記第1の一面画像または第1の裏面画像に基づいて、前記流動物容器の外観形状の検査を行う外観形状検査手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  12. 請求項8〜11のいずれかの検査装置において、
    シール良否判断手段におけるシール良否の基準となる判定値を、各流動物容器の製造情報と対応付けて記録した記録部と、
    前記第1の一面画像または第1の裏面画像に基づいて、前記流動物容器に記述された製造情報を読み取る製造情報取得手段と、
    製造情報取得手段によって取得した製造情報に対応する判定値を記録部から読み出し、シール良否の基準とする判定値読出手段と
    をさらに備えたことを特徴とするもの。
  13. 流動物容器のシール部分の良否を検査する検査装置であって、
    前記シール部分の一面に対して線状レーザ光を照射する一面レーザ光照射手段と、
    前記シール部分の裏面に対して線状レーザ光を照射する裏面レーザ光照射手段と、
    一面レーザ光照射手段による照射位置を移動する一面照射位置移動手段と、
    裏面レーザ光照射手段による照射位置を移動する裏面照射位置移動手段と、
    流動性容器のシール部分の前記一面を撮像する一面撮像手段と、
    流動性容器のシール部分の前記他面を撮像する裏面撮像手段と、
    流動物容器に対する押圧を行う押圧手段と、
    押圧手段による押圧の開始後、一面撮像手段からの第1の一面画像または裏面撮像手段からの第1の裏面画像または双方を取得し、当該前記第1の一面画像または第1の裏面画像または双方を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第1の流出判断手段と、
    前記第1の一面画像に基づいて、一面照射位置移動手段によって、線状レーザ光が前記シール部分の所定の位置に照射されるように調整するとともに、前記第1の裏面画像に基づいて、裏面照射位置移動手段によって、線状レーザ光が前記シール部分の所定の位置に照射されるように調整する調整手段と、
    前記調整手段によって線状レーザ光の照射位置が所定の位置に調整された後、一面撮像手段から第2の一面画像を取得し、他面撮像手段から第2の他面画像を取得し、当該第2の一面画像における線状レーザ光と、当該第2の他面画像における線状レーザ光との形状的近似性に基づいて、シール部分の良否を判断するシール良否判断手段と、
    前記第2の一面画像または第2の裏面画像または双方を基準画像と比較し、流動物が流出していないか否かを判断する第2の流出判断手段と、
    を備えた検査装置。
  14. 請求項13の検査装置において、
    前記第2の一面画像および第2の裏面画像は、前記第1の一面画像、第2の裏面画像の取得後であって、押圧手段による押圧の終了前または終了後に取得されることを特徴とするもの。
  15. 検査対象の凹凸に関する検査を行う方法であって、
    検査対象に対し、撮像可能な帯状の光を照射し、
    検査対象に対して照射された帯状の光を撮像し、
    撮像された帯状の光の形状に基づいて、検査対象の凹凸に関する良否を判定する検査方法。
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