JP4661652B2 - デコード方法及びデコード装置 - Google Patents

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Description

本発明はデコード方法及びデコード装置に係り、特にMPEG(Moving Picture Experts Group)方式により映像信号を圧縮符号化して得た、互いに非同期な複数の符号化データ(以下、MPEGデータともいう)のうち、任意に選択した一の符号化データのデコード出力を得るデコード方法及びデコード装置に関する。
複数の送信装置から互いに非同期でそれぞれ送信される複数の符号化映像信号(MPEGデータ)を1台の受信機で受信して、任意に切り替えて表示するような場合、受信機では受信した複数の符号化映像信号をデコードして選択表示するためのデコード装置が必要となる。
複数の映像信号の中から任意に選択した一の映像信号を表示する方法としては、例えば、デジタル放送のチャンネル切り替えを行って切り替えた映像信号を迅速に視聴できる方法が従来、知られている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、この特許文献1には、デジタル放送受信機能、ストリーミング放送受信機能又はインターネット接続機能を有するマルチメディア情報機器において、ユーザプロファイル生成部が、記憶部に記憶されているユーザのチャンネル遷移の履歴データからユーザのチャンネル(番組)遷移に関する操作パターンを示すユーザプロファイルを作成してユーザプロファイル記憶部に格納しておき、チャンネル遷移推論部が、上記の記憶部からのユーザプロファイルと現在視聴中のチャンネルに関する情報とからユーザが次に移行する可能性の高いチャンネルの候補を推論し、決定し、その推論結果に基づいてチャンネル候補の受信を設定することで、ユーザがチャンネルを切り替えたときに高速に次チャンネルの切り替えを行い、高速に表示を切り替えることができる。
特開2005−130087号公報
しかしながら、上記の特許文献1記載の発明は、ユーザのチャンネル遷移の履歴データに基づいて表示チャンネルを高速に切り替えるものであり、履歴データを用いることなく、複数の符号化映像信号(MPEGデータ)をデコードし、かつ、任意に選択して得た一の映像信号をシームレスに切り替えて表示する構成ではない。
また、MPEG方式では周知のように、映像信号を1フレームのすべてをイントラ符号化して得られるIピクチャと、Iピクチャなどの所定のピクチャとのフレーム間の順方向予測を行って得られるフレーム間順方向予測符号化画像(Pピクチャ)と、時間的に前と後の双方向にあるIピクチャやPピクチャとの間の予測符号化を行って得られる双方向予測符号化画像(Bピクチャ)の計3種類のピクチャ(MPEGデータ)のうち、Iピクチャ1つとそれぞれ複数のPピクチャ及びBピクチャを適切に組み合わせた複数のピクチャからなるGOP(Group of Picture)単位で伝送することにより、ランダムアクセスを可能としている。
例えば、図4に示すように、上記のGOPを構成するIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの合計のピクチャ数Nが、例えば、”9”の場合は、9フレーム分のMPEGデータを蓄積してから連続したピクチャが復号できる仕組みになっているため、送信側と非同期な受信側にて、互いに非同期の複数のMPEGデータを切り替えて復号する場合、9フレーム分のMPEGデータを蓄積してからでないと、異なるMPEGデータに切り替えることができない。
更に、互いに非同期の複数のMPEGデータを切り替えて復号するデコード装置を構成する場合、互いに非同期の複数のMPEGデータ間の同期構築に関する回路規模が大きくなり、また、場合によっては、複数のデコーダや複数のスイッチ等、装置レベルでの多重運用となるため、複数の非同期なMPEGデータを復号するような並列動作において、同期的にシームレス切り替えを行うことが難しい。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、MPEGデータの構造による処理時間に制約されることなく、複数のMPEGデータを短時間で切り替えて高速に表示し得るデコード方法及びデコード装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、高集積化された非同期な複数のデコーダと同期化のためのメモリを省スペースに内蔵することで、装置を小型・軽量化で、しかも構成を簡易化でき、非同期な復号化された映像信号をショックのないシームレス切り替えを実現できるデコード方法及びデコード装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のデコード方法は、映像信号を所定の符号化方式で圧縮符号化して得られた符号化映像信号が、互いに非同期で複数並列に入力され、複数の符号化映像信号から任意に選択した一の符号化映像信号の復号化映像信号を出力するデコード方法であって、互いに非同期で入力される複数の符号化映像信号を、それぞれ別々にデコードして、複数の復号化映像信号を生成する第1のステップと、複数の復号化映像信号を1対1に対応して設けられた、各々2つの1フレーム分の領域に分割されている複数のメモリに供給して、それぞれ別々に各復号化映像信号の映像同期信号に基づいて、分割された2つの領域に交互に書き込む第2のステップと、複数のメモリのうち予め基準として定めた一のメモリの第2のステップにおける書き込み位置と、一のメモリ以外の他のメモリの第2のステップにおける書き込み位置との差を、他のメモリ毎に監視する第3のステップと、複数のメモリから予め基準として定めた一のメモリに基づく互いに同一の読み出しタイミングで、各メモリの分割された2つの領域のうち第2のステップにより書き込みを行っていない方の領域の最初の位置から書き込み済みの復号化映像信号を読み出すにあたり、他のメモリは分割された2つの領域のうち、第3のステップで監視された差に基づいて他のメモリの第2のステップにおける書き込み位置の領域とは異なる領域の最初の位置から読み出しを行う第4のステップと、のステップで読み出された複数の復号化映像信号のうち、選択して出力している第1の復号化映像信号から、所望の別の第2の復号化映像信号を所定のブランキング期間内で切り替えて出力する第のステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、互いに非同期で入力される符号化映像信号をそれぞれデコードして復号化映像信号を生成した後、それら互いに非同期な復号化映像信号を複数のメモリに別々に書き込んだ後、互いに同期した同一の読み出しタイミングで読み出すようにしたため、ある第1の復号化映像信号から別の第2の復号化映像信号に切り替える場合に、直ちに切り替えることができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明のデコード装置は、映像信号を所定の符号化方式で圧縮符号化して得られた符号化映像信号が、互いに非同期で複数並列に入力され、複数の符号化映像信号から任意に選択した一の符号化映像信号の復号化映像信号を出力するデコード装置であって、互いに非同期で入力される複数の符号化映像信号を、それぞれ別々にデコードして、複数の復号化映像信号を生成する複数の復号化手段と、複数の復号化映像信号を1対1に対応して設けられた、各々2つの1フレーム分の領域に分割されている複数のメモリと、複数のメモリの各々に対して、複数の復号化映像信号のうち対応する復号化映像信号を互いに独立して、その復号化映像信号の映像同期信号に基づいて、分割された2つの領域に交互に書き込むと共に、複数のメモリのうち予め基準として定めた一のメモリの書き込み位置と、一のメモリ以外の他のメモリの書き込み位置との差を、他のメモリ毎に監視し、複数のメモリから予め基準として定めた一のメモリに基づく互いに同一の読み出しタイミングで、各メモリの分割された2つの領域のうち書き込みを行っていない方の領域の最初の位置から書き込み済みの復号化映像信号を読み出すにあたり、他のメモリは分割された2つの領域のうち、監視された差に基づいて他のメモリの書き込み位置の領域とは異なる領域の最初の位置から読み出しを行うメモリ制御手段と、複数のメモリから読み出された複数の復号化映像信号のうち、選択して出力している第1の復号化映像信号から、所望の別の第2の復号化映像信号を所定のブランキング期間内で切り替えて出力する切り替え手段とを有することを特徴とする。
この発明では、互いに非同期で入力される符号化映像信号をそれぞれデコードして復号化映像信号を生成した後、それら互いに非同期な復号化映像信号を複数のメモリに別々に書き込んだ後、互いに同期した同一の読み出しタイミングで読み出すようにしたため、ある第1の復号化映像信号から別の第2の復号化映像信号に切り替える場合に、直ちに切り替えることができる。
また、本発明は、上記の複数の復号化手段、複数のメモリ、メモリ制御手段及び切り替え手段は、複数の符号化映像信号を非同期で同時に受信する1台の受信機内に設けられ、かつ、集積回路で構成されていることを特徴とする。この発明では、非同期な複数の復号化手段と同期化のためのメモリとメモリ制御手段と切り替え手段とを、1台の受信機内に省スペースに内蔵することができ、簡易な回路構成とすることができる。
本発明によれば、互いに非同期で入力される符号化映像信号をそれぞれデコードして復号化映像信号を生成した後、それら互いに非同期な復号化映像信号を複数のメモリに別々に書き込んだ後、互いに同期した同一の読み出しタイミングで読み出すと共に、ある第1の復号化映像信号から別の第2の復号化映像信号に切り替える場合はブランキング期間内で切り替えるようにしたため、非同期にデコードした復号化映像信号を、短時間でショックのないシームレス切り替えを実行することができ、符号化映像信号がMPEGデータであっても、その構造による処理時間に制約されることがない。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明になるデコード装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図において、本実施の形態のデコード装置に入力された互いに非同期なMPEGデータAとMPEGデータBは、それぞれ1対1に対応して設けられた復号化部11、12に供給される。ここで、上記のMPEGデータAとMPEGデータBは、例えば、2台の送信装置から互いに非同期でそれぞれ送信され、1台の受信機で受信して得られた、MPEG方式で圧縮符号化された符号化映像信号である。
復号化部11は、MPEGデータAをMPEG方式で復号し(デコードし)、復号化映像信号Aを生成してメモリ制御部13に供給する。メモリ制御部13は、復号化映像信号Aをメモリ14に供給する。一方、これと並行して、復号化部12は、MPEGデータBをMPEG方式で復号し(デコードし)、復号化映像信号Bを生成して、メモリ制御部15に供給する。メモリ制御部15はメモリ16に復号化映像信号Bを供給する。
また、MPEGデータAとMPEGデータBは非同期であるため、それを復号化して得られた復号化映像信号Aと復号化映像信号Bとは非同期であり、これらを同期化させるために、メモリ制御部15が復号化映像信号Bをメモリ16に渡す前に、メモリ制御部13より復号化映像信号Aをメモリ14へ書き込むタイミングの時間的情報をメモリ制御部15へ渡す。
また、メモリ14とメモリ16のデータの読み出しは同一信号で行い、メモリ14とメモリ16のそれぞれから読み出された信号(復号化映像信号)は、メモリ制御部13とメモリ制御部15をそれぞれ介して、切り替え部17へ供給され、切り替え部17において選択された一方の復号化映像信号が出力映像信号として外部へ出力される。
次に、本実施の形態の動作について説明する。第1の映像信号をMPEG方式にて圧縮符号化して得られたMPEGデータAは、復号化部11に供給されてデコード処理されて復号化映像信号Aとされる。一方、第2の映像信号をMPEG方式にて圧縮符号化して得られた、MPEGデータAとは非同期なMPEGデータBは、復号化部12に供給されてデコード処理されて復号化映像信号Bとされる。
復号化映像信号Aは、メモリ制御部13を介してメモリ14に渡される。メモリ制御部13は、復号化映像信号Aに含まれる映像同期信号を検出し、メモリ14に復号化映像信号Aを書き込むタイミングを生成している。一方、復号化映像信号Bは、メモリ制御部15を介してメモリ16に渡される。
メモリ制御部15は、復号化映像信号Bに含まれる映像同期信号を検出し、さらに、メモリ制御部13より復号化映像信号Aをメモリ14へ書き込むタイミングを時間的情報として受け、1フレーム枠におけるメモリ制御部13と同じポインタ値を算出し、メモリ16に復号化映像信号Bを書き込むタイミングを生成している。
ここで、メモリ14の記憶領域は図2(A)に、メモリ16の記憶領域は図2(B)にそれぞれ示すように、それぞれ1フレーム分のデータ領域であるα領域21、23と、同じく1フレーム分のデータ領域であるβ領域22、24とに分かれており、同じ構成である。このフレーム分割はバンク構成であり、メモリ14の使用面とメモリ16の使用面は異なる領域を用いる場合があり、例えば、メモリ14のα領域21を使用している場合は、メモリ16のβ領域24を使用するように動作する場合がある。
また、本実施の形態では、メモリ制御部13は、復号化映像信号Aをメモリ14へ書き込むタイミングを時間的情報としてメモリ制御部15へ渡し、メモリ制御部15にて、メモリ16に復号化映像信号Bを書き込むタイミングとの1フレーム枠におけるポインタ値の差分を認識させる。このことについて、図2と共に詳細に説明する。
図2(B)はメモリ16のα領域23にある、復号化映像信号Aとは非同期な復号化映像信号Bに含まれる映像同期信号から生成される本来の書き込みタイミング(Write'B)と、復号化映像信号Aに含まれる映像同期信号から生成されるメモリ14への書き込みタイミング(WriteB)とで差分があることを示している。なお、図2(A)はメモリ14のα領域21にある、復号化映像信号Aに含まれる映像同期信号から生成されるメモリ14への書き込みタイミング(WriteA)を示している。
図2(B)のWriteBは、メモリ制御部15により、復号化映像信号Aをメモリ14へ書き込むタイミングを示す時間的情報に基づいて生成された、1フレーム枠におけるポインタ値である。また、メモリ14とメモリ16の読み出しタイミングは、図2(A)、(B)にReadで示すように、同一の読み出し制御信号に基づくタイミングであり、常に同一である。
復号化映像信号Aと復号化映像信号Bとが1フレーム差である場合が、メモリ16の本来の書き込みタイミング(図2(B)のWriteB)であり、読み出しタイミングはフレームとフレームの間にて1フレーム単位で切り替えることができるが、復号化映像信号Aに対し復号化映像信号Bが0.5フレーム進む差である場合が、図2(B)に示すメモリ16のWrite'Bであり、1フレーム単位で読み出されるタイミングには0.5フレーム不足し、画枠ずれを起こさせてしまうため、0.5フレーム待つ必要がある。
逆に、復号化映像信号Aに対し復号化映像信号Bが0.5フレーム遅れる差である場合が、メモリ16のWrite”Bであり、1フレーム単位で読み出されるタイミングには、1.5フレーム不足し、端数分の影響で画枠ずれを起こさせてしまうため、0.5フレーム待つ必要がある。なお、この場合、復号化映像信号Aに対し復号化映像信号Bは1フレーム遅れていることになる。
また、この待ち時間を定量的に把握することで1フレーム遅らせることなくシーケンシャルに読み出すこともでき、そのためにWriteAとWrite'BやWrite"Bの差を認識するのである。このようにして、メモリ14とメモリ16の1フレーム内における書き込み位置を監視することで、非同期であった、復号化映像信号Aと復号化映像信号Bの同期管理ができる。
その後、メモリ14とメモリ16にそれぞれ書き込まれている復号化映像信号Aと復号化映像信号Bとは、図2(A)、(B)にReadで示すタイミングの同一の読み出しタイミング信号(Read信号)にてそれぞれメモリ14、16から読み出され、メモリ制御部13、メモリ制御部15を経由して切り替え部17へ供給される。切り替え部17は、映像切り替えショックが画面表示されない映像信号の垂直ブランキング期間にて1フレーム単位で映像信号を切り替え、出力映像信号として出力する。
次に、上記のメモリ14、16の各記憶復号化映像信号、切り替え部17の出力映像信号について図3と共に詳細に説明する。図3(A)はメモリ14の記憶映像信号の推移を示し、同図(B)は切り替え部17の出力映像信号の推移を示し、同図(C)又は(D)はメモリ16の記憶映像信号の推移を示す。ここで、図3(C)は復号化映像信号Aに対し復号化映像信号Bが0.5フレーム進む差である場合のメモリ16の記憶復号化映像信号の推移を示し、同図(D)は復号化映像信号Aに対し復号化映像信号Bが0.5フレーム遅れる差である場合のメモリ16の記憶復号化映像信号の推移を示す。
また、図3(A)において「Aα」、「Aβ」はそれぞれメモリ14の記憶領域であるα領域21、β領域22に記憶される復号化映像信号Aの1フレームを示し、Aα又はAβに続く正又は負の数字は、WriteAが位置するフレームを基準としたときの時間的に過去のフレームは負で、未来のフレームは正で示してある。同様に、図3(C)、(D)において、「Bα」、「Bβ」はそれぞれメモリ16の記憶領域であるα領域23、β領域24に記憶される復号化映像信号Bの1フレームを示し、Bα又はBβに続く正又は負の数字は、Write'Bが位置するフレームを基準としたときの時間的に過去のフレームは負で、未来のフレームは正で示してある。
図3(A)において、メモリ14のβ領域22に「Aβ−1」で示すように復号化映像信号Aのある1フレームが記憶された後、続いてα領域21に復号化映像信号Aの次の1フレームが「Aα」で示すように書き込まれるが、そのAαの1フレームの書き込み開始時点のポインタ値をWriteAで示すと、このときは、復号化映像信号Aに対し復号化映像信号Bが0.5フレーム進む差である場合、同図(C)に示すように、メモリ16のα領域23に「Bα」で示すようにある1フレームの復号化映像信号Bが記録される期間の半分の位置、つまり0.5フレームのポインタ値をWrite'Bが示している。
一方、図2(A)に示すように、メモリ14のAαの1フレームの書き込み開始時点では、メモリ14のβ領域22の最初の位置に「Read」で示すように、読み出しのポインタ値があり、β領域22に記憶されている「Aβ−1」で示す直前の1フレームの復号化映像信号Aの読み出しが開始される。
その後、図3(A)に示すように、メモリ14のWriteAで示したポインタ以降のα領域21に復号化映像信号Aのある1フレームが記憶された後、続いてβ領域22に復号化映像信号Aの次の1フレームが「Aβ」で示すように上書きで書き込みが開始されるが、その記録開始直前の復号化映像信号Aの垂直ブランキング期間内で、切り替え部17により復号化映像信号Aから復号化映像信号Bへ切り替わったものとする。この切り替え時点では、メモリ16では復号化映像信号Aに対し復号化映像信号Bが0.5フレーム進む差である場合、図3(C)に「Bβ」で示すように、メモリ16のβ領域24に復号化映像信号Bの0.5フレーム分が既に書き込まれ、かつ、引き続き書き込み途中の状態である。
しかし、本実施の形態では、メモリ14とメモリ16は同一の読み出しポイントから同期して読み出されるようにされているため、上記の切り替え時点では、メモリ14とメモリ16の各読み出しポイントは、いずれもα領域21、23の最初にあり、よって、メモリ16からは、図3(C)に「Bα」で示した、上記の切り替え時点より1.5フレーム前から0.5フレーム前までの期間でメモリ16のα領域23に書き込まれた状態にある、図3(C)に「Bα」で示す1フレーム分の復号化映像信号Bを読み出して切り替え部17より出力する。これにより、切り替え部17の出力映像信号は、図3(B)に模式的に示すように推移する。
なお、上記と同様に、復号化映像信号Aに対し復号化映像信号Bが0.5フレーム遅れる差である場合、上記の切り替え時点では図3(D)に「Bα」で示すように、メモリ16のα領域23に復号化映像信号Bの0.5フレーム分が既に書き込まれ、かつ、引き続き書き込み途中の状態である。しかし、本実施の形態では、メモリ領域上、Write"BがWriteAより0.5フレーム遅れたポインタ値を示しているときは、読み出しポインタはβ領域24の最初にあり、よって、上記の切り替え時点より1.5フレーム前から0.5フレーム前までの期間でメモリ16のβ領域24に書き込まれた状態にある、図3(D)に「Bβ−1」で示す1フレーム分の復号化映像信号Bを読み出して切り替え部17より出力する。
このように、本実施の形態では、メモリ14とメモリ16の1フレーム内における書き込み位置を監視することで、非同期であった、復号化映像信号Aと復号化映像信号Bの同期管理ができる。また、従来のようにMPEGデータのGOP内のピクチャ数Nフレーム分だけ待つことなく、2つのMPEGデータの復号化映像信号の切り替えができる。また、2つの復号化映像信号の切り替えは垂直ブランキング期間で行われるため、ショックのないシームレスな映像切り替えができる。
なお、メモリ制御部13とメモリ制御部15の書き込みタイミングと読み出しタイミングの非同期/同期関係について特に記載してはいないが、読み出しタイミングについては、同一の基準クロックに基づいて同一の読み出しタイミング信号を発生しており、また、書き込みタイミングについては、前述したように、WriteBとWrite'B又はWrite"Bとの差(1フレーム枠におけるポインタ値の差分)を認識して書き込みタイミング信号を発生するようにしているが、それらのタイミング信号発生手段自体は、フレームシンクロナイザ(FS)動作として既知の技術で実現できるため、詳細な説明は省略する。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、図2ではフレーム分割として説明しているが、フィールド分割やライン分割でもメモリ制御部14やメモリ制御部16のコントロールによっては実現可能である。また、上記の実施の形態では、切り替え部17は復号化映像信号を垂直ブランキング期間内で切り替えるように説明したが、水平ブランキング期間内で切り替えるようにすることもできる。
また、同期化された回路では、より簡素になり得るため、本発明は、一般的な方式としてのものであり、個々事由に対する多種多様に適した手法応用をも包括している。また、図1では、2つの非同期なMPEGデータを扱うように説明しているが、3つ以上の非同期なMPEGデータを扱うことも同様の方法にて処理可能である。
また、上記の実施の形態の復号化部11、12、メモリ制御回路13、15、切り替え部17を高集積化された集積回路で構成して簡易に組み合わせることで、小型かつ高速に、表示品質に支障なく切り替え動作を行うデコード装置を実現できる。
本発明のデコード装置の一実施の形態のブロック図である。 図1中のメモリの構成と書き込み/読み出し制御の説明図である。 図1、図2の動作説明用タイミングチャートである。 GOPの一例の構成を示す図である。
符号の説明
11、12 復号化部
13、15 メモリ制御部
14、16 メモリ
17 切り替え部



Claims (5)

  1. 映像信号を所定の符号化方式で圧縮符号化して得られた符号化映像信号が、互いに非同期で複数並列に入力され、複数の前記符号化映像信号から任意に選択した一の符号化映像信号の復号化映像信号を出力するデコード方法であって、
    互いに非同期で入力される前記複数の符号化映像信号を、それぞれ別々にデコードして、複数の復号化映像信号を生成する第1のステップと、
    前記複数の復号化映像信号を1対1に対応して設けられた、各々2つの1フレーム分の領域に分割されている複数のメモリに供給して、それぞれ別々に各復号化映像信号の映像同期信号に基づいて、分割された前記2つの領域に交互に書き込む第2のステップと、
    前記複数のメモリのうち予め基準として定めた一のメモリの前記第2のステップにおける書き込み位置と、前記一のメモリ以外の他のメモリの前記第2のステップにおける書き込み位置との差を、前記他のメモリ毎に監視する第3のステップと、
    前記複数のメモリから前記予め基準として定めた一のメモリに基づく互いに同一の読み出しタイミングで、各メモリの分割された前記2つの領域のうち前記第2のステップにより書き込みを行っていない方の領域の最初の位置から書き込み済みの前記復号化映像信号を読み出すにあたり、前記他のメモリは分割された前記2つの領域のうち、前記第3のステップで監視された前記差に基づいて前記他のメモリの前記第2のステップにおける書き込み位置の領域とは異なる領域の最初の位置から読み出しを行う第4のステップと、
    前記第のステップで読み出された複数の前記復号化映像信号のうち、選択して出力している第1の復号化映像信号から、所望の別の第2の復号化映像信号を所定のブランキング期間内で切り替えて出力する第のステップと
    を含むことを特徴とするデコード方法。
  2. 前記符号化映像信号は、映像信号をMPEG方式で圧縮符号化して得られたMPEGデータであることを特徴とする請求項記載のデコード方法。
  3. 映像信号を所定の符号化方式で圧縮符号化して得られた符号化映像信号が、互いに非同期で複数並列に入力され、複数の前記符号化映像信号から任意に選択した一の符号化映像信号の復号化映像信号を出力するデコード装置であって、
    互いに非同期で入力される前記複数の符号化映像信号を、それぞれ別々にデコードして、複数の復号化映像信号を生成する複数の復号化手段と、
    前記複数の復号化映像信号を1対1に対応して設けられた、各々2つの1フレーム分の領域に分割されている複数のメモリと、
    前記複数のメモリの各々に対して、前記複数の復号化映像信号のうち対応する復号化映像信号を互いに独立して、その復号化映像信号の映像同期信号に基づいて、分割された前記2つの領域に交互に書き込むと共に、前記複数のメモリのうち予め基準として定めた一のメモリの書き込み位置と、前記一のメモリ以外の他のメモリの書き込み位置との差を、前記他のメモリ毎に監視し、前記複数のメモリから前記予め基準として定めた一のメモリに基づく互いに同一の読み出しタイミングで、各メモリの分割された前記2つの領域のうち書き込みを行っていない方の領域の最初の位置から書き込み済みの前記復号化映像信号を読み出すにあたり、前記他のメモリは分割された前記2つの領域のうち、監視された前記差に基づいて前記他のメモリの書き込み位置の領域とは異なる領域の最初の位置から読み出しを行うメモリ制御手段と、
    前記複数のメモリから読み出された複数の前記復号化映像信号のうち、選択して出力している第1の復号化映像信号から、所望の別の第2の復号化映像信号を所定のブランキング期間内で切り替えて出力する切り替え手段と
    を有することを特徴とするデコード装置。
  4. 前記複数の復号化手段、前記複数のメモリ、前記メモリ制御手段及び前記切り替え手段は、前記複数の符号化映像信号を非同期で同時に受信する1台の受信機内に設けられ、かつ、集積回路で構成されていることを特徴とする請求項記載のデコード装置。
  5. 前記符号化映像信号は、映像信号をMPEG方式で圧縮符号化して得られたMPEGデータであることを特徴とする請求項3又は4記載のデコード装置。
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