JP4322178B2 - マルチキャストmpegデータ受信処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数のマルチキャストMPEGデータを受信し、所望の映像を切り替えて順次表示するマルチキャストMPEG受信表示装置に適用して好適なマルチキャストMPEGデータ受信処理装置に関する。
従来から、たとえば河川あるいは道路の管理等のため、河川あるいは道路に沿って複数の監視カメラを設置し、各監視カメラから出力されるマルチキャストMPEGデータを光伝送路等を通じて河川管理事務所あるいは道路管理事務所で受信する。そして、河川管理事務所あるいは道路管理事務所で、受信したマルチキャストMPEGデータをそれぞれ映像信号にデコードし各モニタ上に表示して河川あるいは道路状況を監視するようにしたマルチキャストMPEG受信表示装置が提案されている(特許文献1)。
図6は、このような従来技術に関連するマルチキャストMPEG受信表示装置2の構成を示している。このマルチキャストMPEG受信表示装置2は、TCP/IPプロトコルによりLAN(Local Area Network)を通じて供給される各チャネルのマルチキャストMPEGデータをそれぞれデコーダ4により映像信号にデコードし、例えばNTSC信号に変換する。変換された各チャネルのNTSC信号は、制御信号に基づいて順次一定時間間隔で切り替えられるマトリクススイッチャ6を介してモニタ8に供給され、モニタ8上に各チャネルの映像が表示される。
特開2003−18675号公報{図3、図4(b)}
しかしながら、上記従来技術に関連するマルチキャストMPEG受信表示装置2では、第1に、チャネル数分のデコーダ4が必要となり、設置スペースが大きくなり、かつコストも高いという問題がある。第2に、マトリクススイッチャ6により一定時間毎にデコーダ4の出力を切り替えてMPEGデータの再生映像を表示しようとする場合、切り替え時に映像が乱れるという問題がある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、マルチキャストMPEG受信表示装置のデコーダの数を1つにすることを可能とするマルチキャストMPEGデータ受信処理装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、マルチキャストMPEG受信表示装置のデコーダの数を1つにすることを可能とするとともに、チャネルの切り替え時に映像が乱れることのないマルチキャストMPEGデータ受信処理装置を提供することを目的とする。
この発明に係るマルチキャストMPEGデータ受信処理装置は、
所望の表示対象チャネルを所望の順番で所定時間ずつ順次モニタに表示するための、チャネル、順番及び表示時間が格納された表示スケジュールに応じて複数の起動信号を出力する受信管理部と、
複数チャネルのマルチキャストMPEGデータが供給され、前記各起動信号に対応する表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータをそれぞれ受信し、それぞれマルチキャストMPEGデータを出力する複数の受信部と、
前記各受信部から出力された、複数の表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータを格納する受信バッファと、
前記表示スケジュールに応じて前記受信バッファに格納されているマルチキャストMPEGデータを読み出す際にIフレームのデータから読み出し、読み出した前記マルチキャストMPEGデータを1つのデコーダに出力するマルチキャスト出力部と、
を備え、
前記受信部は、受信中のマルチキャストMPEGデータのビットレートに前記Iフレームの出現時間間隔を乗ずることにより、前記表示対象チャネル毎に必要なバッファ量を計算し、前記表示スケジュールに含まれる前記表示対象チャネルの中で、最もバッファ量を必要とする表示対象チャネルを検索し、前記検索された前記表示対象チャネルに対応したバッファ量で前記受信バッファを等分割し、
前記受信バッファの等分割数と同数、あるいは、該等分割数以上の複数の前記受信部を起動することを特徴とする。
この発明によれば、各受信部によりそれぞれ受信された表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータを一旦受信バッファに格納し、マルチキャスト出力部において、表示スケジュールに応じて読み出すようにしているので、マルチキャスト出力部から順次出力されるマルチキャストMPEGデータをデコーダにより映像信号に変換することで、マルチキャストMPEG受信表示装置のデコーダの数を1つで、モニタ上に映像信号を順次表示することができる。
この発明によれば、各受信部によりそれぞれ受信された表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータを一旦受信バッファに格納し、マルチキャスト出力部において、表示スケジュールに応じて読み出すようにしているので、マルチキャスト出力部から順次出力されるマルチキャストMPEGデータをデコーダにより映像信号に変換することにより、マルチキャストMPEG受信表示装置のデコーダの数を1つで、モニタ上に映像信号を順次表示することができるという効果が達成される。
また、チャンネル切り替え時に、Iフレームから表示するようにしているので、チャネルの切り替え時に映像が乱れることのないマルチキャストMPEGデータを出力することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るマルチキャストMPEGデータ受信処理装置10が組み込まれたマルチキャストMPEG受信表示装置12の構成を示している。
このマルチキャストMPEG受信表示装置12は、複数のマルチキャストMPEGデータを同時に受信し、予め記憶された表示スケジュールあるいは図示しないリモコン(操作指示装置)等による外部トリガに対応して所定の1つのマルチキャストMPEGデータを順次一定時間ずつ出力するマルチキャストMPEGデータ受信処理装置10と、マルチキャストMPEGデータ受信処理装置10から出力されたマルチキャストMPEGデータをデコードしてNTSC信号等の映像信号を出力するデコーダ14と、この映像信号による映像を表示するLCDディスプレイ等のモニタ16とから構成される。ここで、デコーダ14及びモニタ16は、それぞれ既存のものを利用することができる。
このように構成されるマルチキャストMPEG受信表示装置12は、放送などのように複数の映像が同時に流されていて、これら複数の映像を一定時間毎、例えば5秒毎に順番に切り替えてモニタ16上に表示する機能を有する装置である。なお、図示しないリモコン(上記リモコンと兼用可能)による外部からの早送り指示により、モニタ16上でいわゆるk(kは1を超える実数)倍速表示が可能になっている。
マルチキャストMPEG受信表示装置12を構成するマルチキャストMPEGデータ受信処理装置10は、CPU、ROM、RAM、タイマ、フラッシュメモリ、メインメモリ、及びハードディスク、キーボード・マウス等の入力装置を含むパーソナルコンピュータ等により構成される。
TCP/IPプロトコルによりLAN等を通じて供給される複数チャネルのマルチキャストMPEGデータが、図示していないL3スイッチにより各マルチキャストMPEGデータに分離されてマルチキャストMPEGデータ受信処理装置10に供給されて受信される。
図2は、マルチキャストMPEGデータ受信処理装置10のハードウエア及びソフトウエアに基づく機能ブロック図である。
図2に示すように、マルチキャストMPEGデータ受信処理装置10は、受信管理部22を有し、図示しないキーボード等を利用して外部から書換可能なメモリに格納されている表示スケジュール24に応じた順番で、複数の受信部26に対してそれぞれ起動信号を出力する。
表示スケジュール24には、所望の表示対象チャネルを所望の順番で所定時間ずつ順次モニタ16に表示するための、チャネルと順番と表示時間とが格納されている。なお、各チャネルは、それぞれ、表示時間を所望の時間に設定することが可能であるが、デフォルトでは、各チャネルを5秒間ずつ表示して切り替えるように設定されている。
複数の受信部26には、各チャネルのマルチキャストMPEGデータが供給され、各受信部26は、受信管理部22から供給される起動信号に対応する表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータをそれぞれ受信し、それぞれマルチキャストMPEGデータを受信バッファ28に出力する。
各受信部26から出力された、複数の表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータは、メインメモリである受信バッファ28に格納される。
受信バッファ28に格納する際、各受信部26は、基本的には、受信中のマルチキャストMPEGデータのビットレートとIフレームの出現頻度を学習し、当該受信チャネルに必要なバッファ量を計算し、受信部26の数に対応した表示対象チャネル分の表示リスト30を作成して、管理メモリ32の中に格納する。
各表示リスト30に格納される内容は、チャネル番号書込欄にチャネル番号、IPアドレス書込欄にIPアドレス、ビットレート書込欄にビットレート、バッファ先頭位置欄にバッファ先頭位置、バッファ終端位置欄にバッファ終端位置、送出開始位置欄に送出開始位置、バッファ書込位置欄にバッファ書込位置である。
各受信部26は、受信バッファ28にマルチキャストMPEGデータを格納したとき、管理メモリ32を参照して、表示制御部34に対して、受信バッファ28からの読み出し可能なチャネル番号を通知する。
ここで、表示制御部34には、トリガ受信部36から一時的に所定時間優先的に表示を行おうとするチャネルも通知される。トリガ受信部36からのチャネルの通知がないときに表示制御部34は、各受信部26から通知される受信バッファ28からの読み出し可能なチャネル番号と表示スケジュール24を参照し、次に表示するチャネル番号を出力チャネル番号メモリ38に格納する。
その一方、トリガ受信部36から、表示制御部34に対してトリガチャネルが通知されたとき、表示制御部34は、表示スケジュール24に優先して、トリガチャネルのチャネル番号を出力チャネル番号メモリ38に格納する。
マルチキャストMPEGデータ受信処理装置10は、さらにマルチキャスト出力部40を有する、このマルチキャスト出力部40は、出力チャネル番号メモリ38に格納されたチャネルに対応するマルチキャストMPEGデータを上述した管理メモリ32中の該当チャネル番号の表示リスト30を参照して、受信バッファ28から読み出し、読み出したマルチキャストMPEGデータをデコーダ14(図1参照)に出力する。
図1に示すデコーダ14は、上述したように、マルチキャストMPEGデータ受信処理装置10から出力されたマルチキャストMPEGデータをデコードしてNTSC信号等の映像信号をモニタ16に出力する。モニタ16は、供給された映像信号に対応する映像を画面に表示する。
なお、図2に示すマルチキャスト出力部40は、受信バッファ28からマルチキャストMPEGデータを読み出す際、あるいは読み出した時に、出力チャネル番号メモリ38に格納されている参照したチャネル番号をクリアし、かつ、参照したチャネル番号のマルチキャストMPEGデータを受信バッファから読み出す際、表示リスト30中の送出開始位置から読み出すようにすることで、MPEG画像を構成するGOP(Group Of Picture)中のIフレームのデータから読み出す。
また、マルチキャスト出力部40は、早送り受信部42から早送り指示を受けたとき、表示スケジュール24に応じて、受信バッファ28に格納されている表示対象受信チャネルのマルチキャストMPEGデータからIフレームのデータを順次抽出し、早送りのk倍速指示に応じて、各Iフレームのデータの表示時間を決定し、この表示時間に応じてIフレームの出力時間間隔を調整してデコーダ14に出力する。
基本的には、以上のように構成されかつ動作する上記実施形態のマルチキャストMPEGデータ受信処理装置10について、さらに詳しい動作を説明する。
まず、シーケンス1で、受信管理部22は、表示スケジュール24を参照して、最初にデコーダ14へ出力しようとするチャンネル、換言すればモニタ16上に表示するチャネルから順番に受信を行うために、受信部26を起動する。この場合、受信管理部22は、1つの受信部26が1つのチャネルのマルチキャストMPEGデータを受信するように受信部26を複数個起動するが、最初は、2チャネル分の同時受信となるように受信部26を常に2つ起動した状態を保持する。
このとき、管理メモリ32の表示リスト30中に、チャネル番号、IPアドレスが対応する欄に格納される。
次に、シーケンス2で、ある程度、例えばそれぞれ5秒間受信することにより、どの程度のビットレートで送信がなされているのかが分かるので、そのビットレートの情報を表示リスト30中に書き込む。最初は、2チャネル分の同時受信であるので、受信バッファ28を2つに区切り(2分の1ずつに分割し)、各5秒間分の2チャネル分のバッファ先頭位置(2つに区切った受信バッファ28の各先頭アドレス)、バッファ終端位置及び送出開始位置を表示リスト30中の該当欄に書き込む。
表示リスト30で特定される受信バッファ28の所定領域には、マルチキャストMPEGデータが格納されるが、周知のように、MPEGデータは、画像がGOP単位で符号化され、1つのGOPには、Iフレーム(Iピクチャともいう。)とBフレーム(Bピクチャともいう。)とPフレーム(Pピクチャともいう。)が含まれている。Iフレームは、予測を使用せず入力信号をそのまま符号化したフレーム、Bフレームは、双方向予測を行い差分を符号化したフレーム、Pフレームは、一方向の動き補償予測フレームである。表示リスト30中の送出開始位置とは、バッファ先頭位置からバッファ終端位置までの間のIフレームの最初の格納位置を示す。表示リスト30中のバッファ書込位置については後述する。
次いで、シーケンス3で、以下、表示スケジュール24の順番でチャネルを切り替え、2つに区切られた受信バッファ28を交互に利用しながら、表示スケジュール24に登録されている全てのチャネルについて、表示リスト30にチャネル番号からバッファ書込位置までを設定する。
次に、シーケンス4で、このようにして、受信部26は、表示スケジュール24応じてマルチキャストMPEGデータを受信し、受信バッファ28に受信したマルチキャストMPEGデータを格納(上書き)するが、同一チャネルの受信を繰り返すことで、該同一チャネルに対するビットレートの平均や分散等の統計情報を取得し表示リスト30中のビットレート欄に書き込む。また、Iフレームの出現頻度(GOPを構成するフレームの数)も統計情報として取得する。
次いで、シーケンス5で、受信部26は、取得した統計情報を基に、表示リスト30中のビットレート欄等を書き直す。
さらに、シーケンス6で、書き直すに当たり、ビットレート欄には、平均及び分散の値を格納し、最低2個のIフレームが含まれるように、バッファ先頭位置は書き直さずにバッファ終端位置を書き直す。
また、シーケンス7で、表示スケジュール24に登録されている全てのチャネルについての受信バッファ28と管理メモリ32の書き直しが終了したとき、バッファ先頭位置及びバッファ終端位置を全チャネル分洗い出し、同時にできる限り多くのチャネルの受信が行えるように受信バッファ28の利用位置の配置換えを行うとともに、受信管理部22は、表示スケジュール24に登録されている全てのチャネルが同時に受信できるように該当する受信部26を起動する。
ここで、シーケンス7について、図3を参照して、さらに詳しく説明する。
(1)受信部26は、管理メモリ32を参照し、表示スケジュール24の中で最もバッファ量を必要とするチャネル(ここでは、チャネルnとする。:図3参照)を探し出す。
(2)図3に示すように、受信部26は、チャネルnが必要とするバッファ量で受信バッファ28を等分割する。この図3例では、符号aの矢印で示す位置でグループ1〜グループXまでのX個に分割している。
(3)受信部26の受信帯域により、分割されたX個のうち、何個を同時に受信できるかどうかを決定する。例えば、受信部26が、実質で50[Mbps]の受信帯域であって、チャネルnの帯域、すなわちビットレートが10[Mbps]の場合には、同時に5個のグループの受信が可能と決定される。
(4)受信管理部22は、原則として、上記(3)で決めたグループ数と等しいチャネル数(上例では5つのチャネル)のマルチキャストMPEGデータを受信するように5個の受信部26を起動するが、バッファ量に余裕のあるグループについては、さらに同時に受信するチャネルを増加させる。
(5)たとえば、グループXでは、チャネルm+13〜m+16までの4チャネルの受信部26を同時に起動する。なお、図3中、符号s及び符号eで示す矢印の位置が、表示リスト30中の各チャネルのバッファ先頭位置とバッファ終端位置に対応する。送出開始位置は、各チャネルのバッファ先頭位置とバッファ終端位置との間の最初にIフレームが格納される位置である。また、バッファ書込位置はMPEGデータをどこまで書き込んだかを示すもので、新たなMPEGデータを受信した場合は、このバッファ書込位置以降に書き込むとともに、バッファ書込位置自体を変更する。なお、この実施形態において、各チャネルには、少なくとも2つのIフレームが格納されるようにしている。
(6)このような方式を採用することにより、多くのチャネルを同時に受信することが可能となり、後述するトリガ入力を受信した場合に、速やかにトリガされたチャネルの映像をモニタ16に表示できる確率が高くなる。
次に、シーケンス8で、上記シーケンス7(1)〜(6)以降、受信部26は、受信管理部22により起動され、受信バッファ28にチャネル毎にデータを格納する。そして、受信バッファ28にチャネル毎の新しいデータ(更新したデータ)を格納した際、該当チャネルが読み出し可能であることを表示制御部34に通知する。
次いで、シーケンス9で、表示制御部34は、表示スケジュール24を参照し、モニタ16に表示しようとするチャネル番号を出力チャネル番号メモリ38に出力して格納する。
次いで、シーケンス10で、マルチキャスト出力部40は、出力チャネル番号メモリ38の内容を常に監視し、出力チャネル番号メモリ38に新たなチャネル番号が格納された場合、管理メモリ32を参照して、格納されたチャネル番号のチャネルのマルチキャストMPEGデータを受信バッファ28の該当領域から読み出し、マルチキャストMPEGデータとしてデコーダ14に対して出力する。
次に、シーケンス11で、マルチキャスト出力部40は、新たなチャネル番号が出力チャネル番号メモリ38に設定されるまで、現在のチャネルのマルチキャストMPEGデータの出力を継続する。なお、マルチキャストMPEGデータの出力に当たっては、管理メモリ32の各チャネルのビットレートを参照し、平均して同一のビットレートになるように出力を行うようにする。
次いで、シーケンス12で、マルチキャストMPEGデータを出力するチャネルを切り替える場合、GOP単位とし、出力チャネル番号メモリ38に出力チャネル番号が設定された後、該当GOPによる映像の表示後、次のチャネルの送出開始位置から次のチャネルのIフレームからのマルチキャストMPEGデータを読み出して出力するようにすることにより、チャネル切り替え時、換言すれば、映像切り替え時の画像の乱れが発生しない、あるいは最小限に抑制することができる。
次に、上記シーケンスの実行中に、シーケンス13で、トリガ受信部36が、リモコン等により外部から一時的に表示を行おうとするチャネル番号を受信した場合、トリガ受信部36は、トリガ受信に係るチャネル番号を受信管理部22に通知するとともに、表示制御部34に通知する。
このとき、シーケンス14で、受信管理部22は、表示スケジュール24に優先して、換言すれば、割り込んで、トリガにより指定されたチャネルを受信するように受信部26を起動させ、その受信部26での受信を開始させる。
次に、シーケンス15で、受信部26が管理メモリ32を参照し、該当チャネルを受信バッファ28に既に取り込んでいる場合には、受信部26は、表示制御部34に対して読み出し可能であることを通知する。該当チャネルを取り込んでいない場合には、受信取り込み後に表示制御部34に読み出し可能であることを通知する。
そして、シーケンス16で、表示制御部34は、受信部26から該当チャネルが読み出し可能であるとの通知を受信した場合、出力チャネル番号メモリ38に、トリガにより指定されたチャネル番号を格納し、該当チャネルの表示が完了後、換言すれば、出力チャネル番号メモリ38に格納されているトリガにより指定されたチャネル番号のマルチキャスト出力部40による消去後、表示スケジュール24に基づく本来の表示にもどるように出力チャネル番号メモリ38に表示スケジュール24に沿ったチャネル番号を格納する。
図4は、他の実施形態に係る早送り再生(k倍速再生指示)の説明に供されるマルチキャスト出力部40の機能の詳細な構成を示すブロック図である。
リモコンを通じて、早送り指示(k倍速)が早送り受信部42を通じて早送り管理部52で受信した場合、デフォルトでは、例えば15倍速(k=15)で早送り再生を行う。
そこで、シーケンス21で、早送り再生の場合、早送り管理部52は、表示スケジュール24を読み込み表示しようとするチャネルを管理する。
シーケンス22で、早送り管理部52からチャネルが指示されたとき、指示されたチャネルのIフレームの位置を管理メモリ32の表示リスト30から送出開始位置チェック部54がチェックし、Iフレーム取込部56にチャネル番号とIフレームの位置、すなわち送出開始位置を通知する。
シーケンス23で、Iフレーム取込部56は、受信バッファ28からIフレームのデータを取り出し、Iフレーム出力部58に渡す。
シーケンス24で、Iフレーム出力部58は、渡されたIフレームのデータのみを元にマルチキャストMPEGデータを作成し、デコーダ14に供給する。
シーケンス24では、早送り管理部52は、k倍速指示に応じて一定時間、あるチャネルを再生したとき、次の再生しようとするチャネルに切り替える。
シーケンス25では、シーケンス21〜24を繰り返し、早送り指示が解消されるまで、早送り再生を行う。
図5は、Iフレームによる早送り再生の原理を示している。たとえば、マルチキャストMPEGデータのGOP単位が、15フレームで構成されていて、1秒間に2個存在する場合、1秒が各GOPの先頭のIフレームを含む30フレームで構成される。
したがって、GOPからIフレームを取り出し、それを30フレーム/秒で表示することで、15倍速の表示が可能である。早送り再生の場合、たとえば、この映像を5秒間表示する、あるいは1秒間等、所定の時間表示することができる。
5倍速再生の場合には、Iフレーム出力部58は、図5に示すように、GOP単位から1個取り出したIフレームと同一のIフレームを4回コピーし、30フレーム/秒で表示することで、当該5倍速再生が可能になる。
このように上述した実施形態のMPEGデータ受信処理装置10は、表示スケジュール24に応じて複数の起動信号を出力する受信管理部22と、複数チャネルのマルチキャストMPEGデータが供給され、各起動信号に対応する表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータをそれぞれ受信し、それぞれマルチキャストMPEGデータを出力する複数の受信部26と、各受信部26から出力された、複数の表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータを格納する受信バッファ28と、表示スケジュール24に応じて受信バッファ28に格納されているマルチキャストMPEGデータを読み出すマルチキャスト出力部40とを備えている。
この場合、受信部26によりそれぞれ受信された表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータを一旦受信バッファ28に格納し、マルチキャスト出力部40において、表示スケジュール24に応じて読み出すようにしているので、マルチキャスト出力部40から順次出力されるマルチキャストMPEGデータをデコーダ14により映像信号に変換することで、マルチキャストMPEG受信表示装置12のデコーダ14の数を1つで、モニタ16上に映像を順次切り替えて表示することができる。
なお、受信部26は、受信中のマルチキャストMPEGデータのビットレートとIフレームの出現頻度を学習しこれらから、表示対象チャネルに必要なバッファ量を計算しているので、受信バッファ28のデータ容量を効率よく活用することができ、より多くのチャネルを少ないバッファ量(データ量)で格納することができる。
また、受信したビットレートに対応して映像及び音声を再生しているので、映像や音声の遅れが発生することがない。マルチキャスト出力部40は、受信バッファ28からマルチキャストMPEGデータを読み出す際にIフレームのデータから読み出すようにしている。このため、チャネルの切り替え時に映像が乱れることがないマルチキャストMPEGデータを出力することができる。すなわち、切り替え後のチャネルを予めバッファリングしておくことにより、その中の直近のIフレームからデコーダ14へ送信する機能により、出力映像の乱れを抑制することができる。
また、受信バッファ28にバッファリングするためには、現在出力中のマルチキャストMPEGデータ(による映像信号)の他に、最低でも1つ以上の他のマルチキャストMPEGデータを受信しなければならないが、この実施形態では、チャネル毎に、GOP構造に係るIフレームの出現頻度とビットレートの平均と分散による統計情報とから必要なバッファ容量を学習し、マルチキャストMPEGデータを受信している。
実際のマルチキャストMPEGデータでは、固定のビットレートではなく、ある変動幅を有する場合があるが、この実施形態のMPEGデータ受信処理装置10では、この変動幅を吸収できるように構成されているので、自己の帯域と、学習したビットレートとから同時に受信できるチャネル数が計算でき、この計算により得られた数のチャネルのマルチキャストMPEGデータを同時に受信することができる。
上記した機能により、トリガ受信による一時的な他のチャネルの再生等、スケジュールされたチャネル以外のチャネルへの切替を円滑に行うことができるとともに、受信バッファ28におけるバッファの空きを排除し、最適なバッファ量とすることができる。
このように、表示スケジュール24に優先して、一時的に表示を行おうとするチャネルを受信管理部22に通知するトリガ受信部36を備えているので、所望のチャネルの映像を所望の時に表示できる。
さらに、早送り受信部42を有し、マルチキャスト出力部40は、早送り受信部42より早送り指示を受けたとき、表示スケジュール24に応じて、受信バッファ28に格納されている表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータからIフレームのデータを順次抽出し、k倍速指示に応じて、各Iフレームのデータの表示時間を決定することで、簡単な構成で、切り替え時に映像が乱れることのないk倍速映像を表示することができる。例えば15チャネルの映像をそれぞれ5秒毎に表示した場合には、全ての映像を表示するのに75秒かかるが、5倍速表示とすることで、15秒で15チャネルの映像を表示することができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
この発明の一実施形態に係るマルチキャストMPEGデータ受信処理装置が組み込まれたマルチキャストMPEG受信表示装置の構成を示すブロック図である。 図1中、マルチキャストMPEGデータ受信処理装置の詳細構成を示すブロック図である。 受信バッファの分割処理の説明図である。 早送り再生の際のマルチキャスト出力部の詳細なブロック図である。 早送り再生の原理説明図である。 従来技術に係るマルチキャストMPEG受信表示装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10…マルチキャストMPEGデータ受信処理装置
12…マルチキャストMPEG受信表示装置
14…デコーダ 16…モニタ
22…受信管理部 24…表示スケジュール
26…受信部 28…受信バッファ
30…表示リスト 32…管理メモリ
34…表示制御部 36…トリガ受信部
38…出力チャネル番号メモリ 40…マルチキャスト出力部
42…早送り受信部 52…早送り管理部
54…送出開始位置チェック部 56…Iフレーム取込部
58…Iフレーム出力部

Claims (1)

  1. 所望の表示対象チャネルを所望の順番で所定時間ずつ順次モニタに表示するための、チャネル、順番及び表示時間が格納された表示スケジュールに応じて複数の起動信号を出力する受信管理部と、
    複数チャネルのマルチキャストMPEGデータが供給され、前記各起動信号に対応する表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータをそれぞれ受信し、それぞれマルチキャストMPEGデータを出力する複数の受信部と、
    前記各受信部から出力された、複数の表示対象チャネルのマルチキャストMPEGデータを格納する受信バッファと、
    前記表示スケジュールに応じて前記受信バッファに格納されているマルチキャストMPEGデータを読み出す際にIフレームのデータから読み出し、読み出した前記マルチキャストMPEGデータを1つのデコーダに出力するマルチキャスト出力部と、
    を備え、
    前記受信部は、受信中のマルチキャストMPEGデータのビットレートに前記Iフレームの出現時間間隔を乗ずることにより、前記表示対象チャネル毎に必要なバッファ量を計算し、前記表示スケジュールに含まれる前記表示対象チャネルの中で、最もバッファ量を必要とする表示対象チャネルを検索し、前記検索された前記表示対象チャネルに対応したバッファ量で前記受信バッファを等分割し、
    前記受信バッファの等分割数と同数、あるいは、該等分割数以上の複数の前記受信部を起動する
    ことを特徴とするマルチキャストMPEGデータ受信処理装置。
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