JP4449694B2 - 動画像予測符号化装置 - Google Patents

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本発明は、映像信号をI(フレーム内符号化)ピクチャ、P(前方向予測符号化)ピクチャ及びB(前後方向予測符号化)ピクチャに符号化する動画像予測符号化装置に関する。
<フレームシンクロナイザとMPEGのリオーダ・バッファ>
一般的にMPEGの(Moving Picture Experts Group)エンコード処理は、エンコーダ内部で生成するフレーム同期信号(以下、内部フレーム同期信号)によってフレーム単位に行われる。一方、入力映像信号は必ずしも内部フレーム同期信号と周期が一致していないため、エンコーダの前段にフレームシンクロナイザが必要になる。フレームシンクロナイザは、入力映像信号から生成されたフレーム同期信号(以下、外部フレーム同期信号)の周期が内部フレーム同期信号の周期より短い場合は入力映像信号をフレーム単位に棄却(スキップ)し、他方、外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より長い場合は入力映像信号をフレーム単位に繰り返す(リピート)処理を適切に行うことで両者の同期をとる。このために2〜3フレーム分のメモリが必要になる。
MPEGエンコーダは、前後方向予測符号化を行うBピクチャが前後方向のI又はPピクチャから予測を行うので、符号化対象のフレームより後のフレームを先に符号化する必要があるため、リオーダ・バッファと呼ばれるメモリが必要であり、その容量はI又はPピクチャの間隔をMとすると、M+1フレーム分が必要になる。このため、フレームシンクロナイザとMPEGエンコーダ(のリオーダ・バッファ)を単純に並べて配置すると、合計でM+3〜M+4フレームのメモリ容量が必要になる。
そこで、メモリ容量を削減する従来例として下記の特許文献1に記載の技術が提案されている。図7、図8、図9は、それぞれ特許文献1の図1、図2、図3を示している。図7に示すブロック図において、映像信号である入力信号はNTSCデコーダ2、前処理部3を介してフレームメモリ4に印加される。このとき、NTSCデコーダ2は入力信号に基づいて外部フレーム同期信号を生成し、フレームメモリ4では外部フレーム同期信号に同期していったん入力信号が記憶される。このフレームメモリ4に記憶された映像信号はMPEGエンコーダ6を経由して出力される。
また、制御部5は内部の自走カウンタにより一定間隔の内部フレーム同期信号を生成して前処理部3に印加し、前処理部3は外部フレーム同期信号と内部フレーム同期信号のタイミングを監視しており、図8に示す状態遷移図に従って、外部フレーム同期信号が2回連続して発生すると、すなわち外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より短いとスキップ信号を発生し、他方、内部フレーム同期信号が2回連続して発生すると、すなわち外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より長いとリピート信号を発生して制御部5に出力する。制御部5はスキップ/リピート信号に基づいてMPEGエンコーダ6が出力フレームをスキップ/リピートするように制御する。
外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より長い場合を例にとり、かつM=3としたときの動作を図9に示す。ここで、外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より短く、スキップする場合の処理については、メモリ容量に関係しないので、特に説明しない。図9に示すように、従来例では、エンコード動作を内部フレーム同期信号に従って行う。この例では、フレームf5が入力されている期間にリピート信号が発生しており、このとき、その前のフレームf4を繰り返し符号化することによって、フレーム同期信号の違いを吸収する。
特開2002−34040号公報(図1〜図3)
しかしながら、上記従来例によれば、フレームシンクロナイザとMPEGエンコーダ(のリオーダ)にかかる総メモリ容量が、それらを別々に持つのに比べて少なくてすむとはいえ、M+2フレーム分(上記の場合、3+2=5フレーム分のメモリFM0〜FM4)の画像エリアが必要である。
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、フレームシンクロナイザとMPEGエンコーダ(のリオーダ)にかかる総メモリ容量が更に少なくてすみ、かつピクチャ・タイプ(I、P、B)の周期を変更せずに符号化することができる動画像予測符号化装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、
入力映像信号をフレーム単位で格納するためのフレームメモリと、
前記入力映像信号を動画像予測符号化して圧縮したデータを格納するためのバッファと、
前記入力映像信号を動画像予測符号化して出力するための第1のフレーム同期信号を生成するフレーム同期信号生成手段と、
前記入力映像信号のフレームに同期する第2のフレーム同期信号を検出するフレーム同期信号検出手段と、
前記第2のフレーム同期信号の周期が前記第1のフレーム同期信号の周期より長い場合にリピート信号を発生し、前記第2のフレーム同期信号の周期が前記第1のフレーム同期信号の周期より短い場合にスキップ信号を発生するフレーム同期信号監視手段と、
前記入力映像信号を前記第2のフレーム同期信号に同期して前記フレームメモリに書き込み、前記フレームメモリから読み出して動画像予測符号化するエンコード手段であって、前記リピート信号が発生した場合に、動画像予測符号化した所定のフレームをリピートフレームとして設定し、前記スキップ信号が発生した後に入力するフレームを前記フレームメモリに書き込むことなく動画像予測符号化を中止し、前記動画像予測符号化したデータを前記第2のフレーム同期信号に同期して前記バッファに書き込むエンコード手段と、
前記バッファに書き込まれたデータを前記第1のフレーム同期信号に同期して符号化順に読み出すとともに、前記リピート信号が発生した場合に前記リピートフレームとして設定されたフレームを前記バッファからリピートして読み出すバッファ読み出し手段とを、
有する。
また、本発明は上記目的を達成するために、
入力映像信号をフレーム単位で格納するためのフレームメモリと、
前記入力映像信号を動画像予測符号化して圧縮したデータを格納するためのバッファと、
前記入力映像信号を動画像予測符号化して出力するための第1のフレーム同期信号を生成するフレーム同期信号生成手段と、
前記入力映像信号のフレームに同期する第2のフレーム同期信号を検出するフレーム同期信号検出手段と、
前記第2のフレーム同期信号の周期が前記第1のフレーム同期信号の周期より長い場合にリピート信号を発生し、前記第2のフレーム同期信号の周期が前記第1のフレーム同期信号の周期より短い場合にスキップ信号を発生するフレーム同期信号監視手段と、
前記入力映像信号を前記第2のフレーム同期信号に同期して前記フレームメモリに書き込み、前記フレームメモリから読み出して動画像予測符号化するエンコード手段であって、前記リピート信号が発生した場合に、動画像予測符号化した所定のフレームをリピートフレームとして設定し、前記スキップ信号が発生した後に入力するフレームを前記フレームメモリに書き込むことなく動画像予測符号化を中止し、前記動画像予測符号化したデータを前記第2のフレーム同期信号に同期して前記バッファに書き込むエンコード手段と、
前記バッファに書き込まれたデータを前記第1のフレーム同期信号に同期して符号化順に読み出し出力するとともに、前記リピート信号が発生した場合に前記リピートフレームとして設定されたフレームを1回目に読み出すタイミングにおいては前記リピートフレームとして設定されたフレームのデータを前記バッファから読み出し出力し、前記リピートフレームとして設定されたフレームを2回目以降リピートして読み出すタイミングにおいては予測画像との残差を0としたデータを出力するバッファ読み出し手段とを、
有することを特徴とする。
本発明によれば、フレームシンクロナイザとして用いるバッファに圧縮データを格納してリピート読み出しを行うので、総メモリ容量が更に少なくてすみ、かつピクチャ・タイプ(I、P、B)の周期を変更せずに符号化することができる。
また、リピートして読み出す2回目以降のフレームに対する符号化出力を予測画像との残差を0として出力するので、この減った分を他のフレームのデータに割り付けることができ、このため、画質が向上する。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る動画像予測符号化装置の第1の実施の形態を示すブロック図、図2は図1の後処理部を詳しく示すブロック図、図3は外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より長い場合の処理を示すタイミングチャート、図4は外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より短い場合の処理を示すタイミングチャートである。
図1において、映像信号である入力信号はNTSCデコーダ2、前処理部3、フレームメモリ4、MPEGエンコーダ6、ストリーム・バッファ7、後処理部8を介して出力される。NTSCデコーダ2は入力映像信号に基づいて外部フレーム同期信号を生成して前処理部3、制御部5、MPEGエンコーダ6に出力し、フレームメモリ4では入力信号は外部フレーム同期信号に同期していったん記憶される。制御部5は内部の自走カウンタにより内部フレーム同期信号を生成して後処理部8に印加する。制御部5は外部フレーム同期信号と内部フレーム同期信号のタイミングを監視し、従来例と同様な過程でリピート/スキップ信号を生成する。
従来例(図7)との違いは、前処理部3及びMPEGエンコーダ6を外部フレーム同期信号に従って動作させている点と、内部フレーム同期信号に従って動作するストリーム・バッファ7、後処理部8が設けられている点である。後処理部8は図2に示すようにアドレス生成部8aにより構成され、アドレス生成部8aは制御部5から入力される内部フレーム同期信号をトリガにして、同時に受け取るスタート・アドレスを基に読み出しアドレス(図2では単にアドレスと記す)を生成してストリーム・バッファ7に出力し、これにより読み出されたデータを出力する。ストリーム・バッファ7はFIFOメモリ(リング・バッファ)として機能し、読み出しが書き込みを追い越さないように動作させる必要がある。
<外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より長い場合>
まず、外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より長い場合の動作を図3のタイミングチャートにより説明する。図3では、2フレーム分のBピクチャがI又はPピクチャの間に挟まれる符号化を意図しているため(M=3)、4フレーム分のメモリFM0〜FM3を必要とする。前処理部3は外部フレーム同期信号に従って入力データを、フレームメモリ4を構成する4枚分のフレームメモリFM0〜FM3にいったん書き込み、MPEGエンコーダ6はフレームメモリFM0〜FM3から同じく外部フレーム同期信号に従って、符号化するフレームを順次読み出して符号化を行う。次に入力するフレームはメモリFM0〜FM3のうち、符号化が終了したメモリに格納される。
図3では、フレームf1、f2を共にBピクチャに符号化するので、
(1)フレームf4の入力タイミングで、フレームf1、f2より後のフレームf3を先にメモリFM2から読み出してIピクチャに符号化する。
(2)フレームf5の入力タイミングでは、フレームf5をメモリFM2に書き込むとともに、フレームf1をメモリFM0から読み出してBピクチャに符号化する。
(3)フレームf6の入力タイミングでは、フレームf6をメモリFM0に書き込むとともに、フレームf2をメモリFM1から読み出してBピクチャに符号化する。
MPEGエンコーダ6の出力ビットストリームは外部フレーム同期信号に従ってストリーム・バッファ7に書き込まれ、後処理部8はストリーム・バッファ7から内部フレーム同期信号に従ってビットストリームを読み出し、出力する。このとき、ストリーム・バッファ7の読み出し開始は、エンコード開始後、最初のフレームの符号化を終了した以降で、最初に入力される内部フレーム同期信号から行われる(1フレーム分以上のストリーム・データが必ずたまっている状態)。
同時に、制御部5では内部/外部フレーム同期信号を監視しており、図8の状態遷移図に従ってリピート信号を生成する。リピート信号が発生したら、以下の手順でエンコード順を変更する。
1.リピート信号発生後、最初にI又はPピクチャで符号化を行うフレームを通常より1フレーム前に入力されたフレームとする。このフレームを、以降で符号化の順番を変更する際のリピート基準フレーム(以下、基準フレーム)として設定し、基準フレームより更に1フレーム前に入力されたフレームをリピートフレームに設定する。
2.基準フレームをI又はPピクチャで符号化した後、それ以前に入力されていて、まだ符号化されていないM−2フレームをBピクチャとして順次符号化する。
3.M−2フレームの最後の1フレームを符号化している期間に入力されたフレームを次の1フレーム期間でI又はPピクチャとして符号化し、通常の処理手順に戻る。
例えば図3では、フレームf5の入力期間にリピート信号が発生しており、通常次にPピクチャとして符号化されるのはフレームf6であるから、その前に入力されるフレームf5が基準フレーム、フレームf4がリピートフレームとして設定される。
フレームf7が入力される期間では、基準フレームであるフレームf6がPピクチャとして符号化され、その後、まだ符号化されていないフレームf4をBピクチャとして符号化し、その間に入力されたフレームf8を次のフレーム期間でPピクチャとして符号化している。
一方、後処理部8では内部フレーム同期信号に従ってストリーム・バッファ7から符号化結果を順次読み出して出力する。ここでは、リピート信号が発生した後、設定されている基準フレームとそれに続くM−2フレーム分の符号化データを出力するまでは通常の手続が維持されるが、その次のフレーム期間で、直前に出力した符号化フレームのデータを再び出力し、その次のフレーム期間から再び通常の手続きに戻って読み出して出力する。図3では、フレームf5が基準フレーム、フレームf4がリピートフレームとして設定されているため、フレームf5、f4の符号化データを出力した次のフレーム期間で、再度フレームf4を出力している(最初のフレームf4と次のフレームf4の符号化タイプが同じなので、同じストリームを出力することが可能)。
<外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より短い場合>
次に、外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より短い場合の動作を図4のタイミングチャートにより説明する(M=3)。前処理部3は外部フレーム同期信号に従って、入力データをフレームメモリ4のアドレスFM0〜FM3にいったん書き込み、MPEGエンコーダ6はフレームメモリFM0〜FM3から同じく外部フレーム同期信号に従って、符号化するフレームを順次読み出して符号化を行う。図4では、2フレーム分のBピクチャがI又はPピクチャの間に挟まれる符号化を意図しているため(M=3)、4フレーム分のメモリFM0〜FM3を必要とする。MPEGエンコーダ6の出力ビットストリームはストリーム・バッファ7に書き込まれ、後処理部8はストリーム・バッファ7から内部フレーム同期信号に従ってビットストリームを読み出して出力する。このとき、ストリーム・バッファ7の読み出し開始は、エンコード開始後、最初のフレームの符号化を終了した以降で、最初に入力される内部フレーム同期信号から行われる(1フレーム分以上のストリーム・データが必ずたまっている状態)。
同時に、制御部5では内部/外部フレーム同期信号を監視しており、図8の状態遷移図に従ってスキップ信号を生成する。
1.スキップ信号が発生した直後の1フレーム期間で入力されるフレームはフレームメモリ4に書き込まない。
2.スキップ信号が発生した直後の1フレーム期間はエンコード処理を行わない。
3.スキップ信号が発生した直後の次のフレーム期間から通常のメモリアクセス、通常のエンコード順で処理を開始する。
例えば図4では、フレームf6及びf14が入力されるフレームの直前にスキップ信号が発生したため、フレームf6及びf14はメモリ4に書き込まれず、同時にその期間のエンコード動作を停止している。一方、後処理部8では、スキップ信号に伴う処理手順の変更はない。したがって、内部フレーム同期信号に従ってストリーム・バッファ7から符号化結果を読み出し続ける。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では図5に示すように、後処理部8がアドレス生成部8aの他に、残差0符号化回路8bとセレクタ8cを有し、リピートフレームとして設定されるフレームが、基準フレームと同じになる点が第1の実施の形態と異なる。残差0符号化回路8bは内部フレーム同期信号が入力されると、後方予測ベクトル=0、残差=0のビットストリーム(固定パターン)を出力し、セレクタ8cは通常、ストリーム・バッファ7から読み出されるデータを選択し、リピートして出力する2回目以降のフレームのタイミングでは、残差0符号化回路8bの出力データを選択するように制御部5からのセレクタ制御信号により制御される。ここで、MPEG2の場合、たかだか10バイト程度の固定パターンを繰り返して出力すればよいため、回路規模は非常に小さくできる。MPEGエンコーダ6の動作及びリピートフレームの設定は第1の実施の形態と同じであり、リピート信号発生以降の後処理部8の処理の手順は以下の規則にのっとる。
また、第2の実施の形態では、リピート信号が発生した後、設定されている基準フレームとそれに続くM−2フレーム分の符号化データを出力するまでは通常の手順が維持されるが、その次のフレーム期間でリピートフレームと設定されている基準フレームを再び出力し、その次のフレーム期間から再び通常の手順に戻って読み出し、出力する。図6では、フレームf5が基準及びリピートフレームとして設定されているため、フレームf5、f4の符号化データを出力した次のフレーム期間で再度フレームf5を出力し、2回目のフレームf5の出力タイミングでは、残差0符号化回路8bの出力データを選択するように制御部5により制御される。
第1、第2の実施の形態によれば、MPEGのリオーダにかかるメモリの総量は、M+1フレーム分の生データを記憶する容量でよく、また、フレーム同期を行うストリーム・バッファ7として、2フレーム分程度の圧縮データを記憶する容量を追加することにより、フレーム・シンクロナイザの機能を実現できる。これは、通常MPEGの圧縮率が数10分の1の圧縮率であることを考慮すると、
総量=M+1フレーム+2フレーム/数10
となり、従来例と比較して必要なメモリの総量を削減できる。また図3、図4、図6に示すように、ピクチャタイプ(I、P、B)の周期を変更せずに符号化できる利点は、(従来例から)損なわれていない。
さらに第2の実施の形態によれば、外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より長い場合、繰り返し符号化されるフレームは、必ず一方を他方から参照(予測)できる組み合わせにできることから、片方のフレームの符号発生量を極めて少なくすることができる。したがって、この削減分の符号量は他のフレームに割り当てることができるので、全体の画像シーケンスとして画質が向上する効果が期待できる。
なお、ストリーム・バッファ7が2フレーム分程度ですむ場合の理論的な限界値は、Teを外部フレーム同期信号の周期、Tiを内部フレーム同期信号の周期、MをI又はPで符号化されるフレームの最大間隔として、
Te<Ti(2M+1)/2M
である。例えばM=3の場合は、外部フレーム同期信号の周期Teが内部フレーム同期信号の周期Tiに対して約17%長いという状況まで対応が可能になる。フレーム・シンクロナイザによって吸収しなければならない偏差量は、通常、数パーセント以内であり、この場合は充分であると言える。
本発明に係る動画像予測符号化装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。 図1の後処理部を詳しく示すブロック図である。 外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より長い場合の処理を示すタイミングチャートである。 外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より短い場合の処理を示すタイミングチャートである。 本発明の動画像予測符号化装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。 第2の実施の形態において外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より長い場合の処理を示すタイミングチャートである。 従来例の動画像予測符号化装置を示すブロック図である。 従来例のスキップ/リピート信号の発生処理を示す説明図である。 従来例の他の形態において外部フレーム同期信号の周期が内部フレーム同期信号の周期より長い場合の処理を示すタイミングチャートである。
符号の説明
2 NTSCデコーダ
3 前処理部
4 フレームメモリ
5 制御部
6 MPEGエンコーダ
7 ストリーム・バッファ
8 後処理部
8a アドレス生成部
8b 残差0符号化回路
8c セレクタ

Claims (2)

  1. 入力映像信号をフレーム単位で格納するためのフレームメモリと、
    前記入力映像信号を動画像予測符号化して圧縮したデータを格納するためのバッファと、
    前記入力映像信号を動画像予測符号化して出力するための第1のフレーム同期信号を生成するフレーム同期信号生成手段と、
    前記入力映像信号のフレームに同期する第2のフレーム同期信号を検出するフレーム同期信号検出手段と、
    前記第2のフレーム同期信号の周期が前記第1のフレーム同期信号の周期より長い場合にリピート信号を発生し、前記第2のフレーム同期信号の周期が前記第1のフレーム同期信号の周期より短い場合にスキップ信号を発生するフレーム同期信号監視手段と、
    前記入力映像信号を前記第2のフレーム同期信号に同期して前記フレームメモリに書き込み、前記フレームメモリから読み出して動画像予測符号化するエンコード手段であって、前記リピート信号が発生した場合に、動画像予測符号化した所定のフレームをリピートフレームとして設定し、前記スキップ信号が発生した後に入力するフレームを前記フレームメモリに書き込むことなく動画像予測符号化を中止し、前記動画像予測符号化したデータを前記第2のフレーム同期信号に同期して前記バッファに書き込むエンコード手段と、
    前記バッファに書き込まれたデータを前記第1のフレーム同期信号に同期して符号化順に読み出すとともに、前記リピート信号が発生した場合に前記リピートフレームとして設定されたフレームを前記バッファからリピートして読み出すバッファ読み出し手段とを、
    有する動画像予測符号化装置。
  2. 入力映像信号をフレーム単位で格納するためのフレームメモリと、
    前記入力映像信号を動画像予測符号化して圧縮したデータを格納するためのバッファと、
    前記入力映像信号を動画像予測符号化して出力するための第1のフレーム同期信号を生成するフレーム同期信号生成手段と、
    前記入力映像信号のフレームに同期する第2のフレーム同期信号を検出するフレーム同期信号検出手段と、
    前記第2のフレーム同期信号の周期が前記第1のフレーム同期信号の周期より長い場合にリピート信号を発生し、前記第2のフレーム同期信号の周期が前記第1のフレーム同期信号の周期より短い場合にスキップ信号を発生するフレーム同期信号監視手段と、
    前記入力映像信号を前記第2のフレーム同期信号に同期して前記フレームメモリに書き込み、前記フレームメモリから読み出して動画像予測符号化するエンコード手段であって、前記リピート信号が発生した場合に、動画像予測符号化した所定のフレームをリピートフレームとして設定し、前記スキップ信号が発生した後に入力するフレームを前記フレームメモリに書き込むことなく動画像予測符号化を中止し、前記動画像予測符号化したデータを前記第2のフレーム同期信号に同期して前記バッファに書き込むエンコード手段と、
    前記バッファに書き込まれたデータを前記第1のフレーム同期信号に同期して符号化順に読み出し出力するとともに、前記リピート信号が発生した場合に前記リピートフレームとして設定されたフレームを1回目に読み出すタイミングにおいては前記リピートフレームとして設定されたフレームのデータを前記バッファから読み出し出力し、前記リピートフレームとして設定されたフレームを2回目以降リピートして読み出すタイミングにおいては予測画像との残差を0としたデータを出力するバッファ読み出し手段とを、
    有する動画像予測符号化装置。
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