JP5879169B2 - 字幕同期再生装置およびそのプログラム - Google Patents
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Description
この字幕は、放送事業者によって、映像音声コンテンツ内における表示タイミング(表示開始時刻等)、位置、大きさ等が指定されている。そこで、通常、受信機では、その指定された表示タイミング等でしか字幕を表示することができない。
そこで、早送り再生時に、字幕の表示時間を延ばすことで可読に必要な表示時間を確保し、次の字幕の表示タイミングに重なる場合は、字幕の段数を増やすことで、前の字幕と次の字幕とを同時に表示させる技術が開示されている(特許文献1,2参照)。
また、従来のように、字幕の段数を変えると、映像音声コンテンツの映像における字幕の領域が増えることになり、映像が見づらくなってしまうという問題がある。さらに、字幕の段数が変化することで、字幕そのものが読みづらくなってしまうという問題がある。
すなわち、字幕同期再生装置は、字幕速度判定手段で表示速度が基準速度以下であると判定された場合、表示時間区間設定手段の基準区間設定手段によって、字幕ごとに、当該字幕の文字数と基準速度とで特定される表示時間長の区間を表示時間区間として設定する。これによって、表示速度が基準速度を保った状態で、各字幕の表示時間区間が確保される。
また、字幕同期再生装置は、映像音声再生手段によって、字幕に対応する映像音声コンテンツを記憶手段から読み出して、当該字幕の表示時間区間に対応する時間長で速度変換して再生する。これによって、字幕の表示時間区間に対応して、映像音声コンテンツが再生されることになる。
請求項1,6に記載の発明によれば、映像音声コンテンツを早送り再生する際に、その再生時間長内において、字幕の単位時間当たりの文字数(表示速度)に応じて、字幕の表示時間区間を優先的に設定することができる。これによって、字幕同期再生装置は、映像音声コンテンツを早送り再生する場合であっても、字幕の表示時間が優先的に確保されて、字幕の可読性を極力保持することができる。
また、請求項1,6に記載の発明によれば、字幕の表示時間区間に対応させて映像音声コンテンツを再生させるため、字幕の表示タイミングと映像や音声の再生タイミングとを合わせることができる。これによって、字幕同期再生装置は、映像音声コンテンツを早送り再生する場合であっても、字幕と映像や音声とのタイミングがずれることがない。
請求項3に記載の発明によれば、字幕の表示速度が基準速度以下となる倍率が指定された際に、非字幕区間の映像音声コンテンツが一定速度で再生されるため、利用者は、映像音声コンテンツを違和感なく視聴することができる。
請求項5に記載の発明によれば、早送り再生で字幕速度が速くなる場合であっても、映像音声コンテンツの冒頭の字幕速度を遅くし、徐々に字幕速度を早くすることで、利用者が字幕を読むことに慣れ、コンテンツ全体として字幕の可読性劣化を抑えることができる。
[字幕同期再生装置の構成]
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る字幕同期再生装置1の構成について説明する。
図1に示した字幕同期再生装置1は、映像音声コンテンツと当該映像音声コンテンツに対応した字幕とを、映像音声コンテンツに対して指定された再生倍率の時間長内で再生するものである。ここでは、字幕同期再生装置1は、放送受信手段10と、放送信号解析手段11と、通信送受信手段12と、コンテンツ取得手段13と、記憶手段14と、字幕表示区間制御手段15と、字幕再生手段16と、映像音声再生手段17と、表示手段18と、操作制御手段19と、を備える。
なお、この放送受信手段10は、アンテナAを介して、電波によって放送信号を受信するものに限定されず、ケーブルを介して受信するものであってもよい。あるいは、通信データとして放送信号を受信するものであってもよい。
ここでは、放送信号解析手段11は、字幕抽出手段11aと、映像音声抽出手段11bと、を備える。
この字幕抽出手段11aは、操作制御手段19からの指示により字幕文字データの出力先を切り替えて出力する。すなわち、字幕抽出手段11aは、映像音声コンテンツがリアルタイム再生される場合、操作制御手段19からの指示により、字幕再生手段16に字幕文字データを出力する。
また、字幕抽出手段11aは、映像音声コンテンツを蓄積(録画)する場合、操作制御手段19からの指示により、記憶手段14に字幕文字データを書き込む。
この映像音声抽出手段11bは、操作制御手段19からの指示により映像音声コンテンツの出力先を切り替えて出力する。すなわち、映像音声抽出手段11bは、映像音声コンテンツがリアルタイム再生される場合、操作制御手段19からの指示により、映像音声再生手段17に映像音声コンテンツを出力する。
また、映像音声抽出手段11bは、映像音声コンテンツを蓄積(録画)する場合、操作制御手段19からの指示により、記憶手段14に映像音声コンテンツを書き込む。
ここでは、コンテンツ取得手段13は、字幕取得手段13aと、映像音声取得手段13bと、を備える。
この字幕取得手段13aは、操作制御手段19からの指示により字幕文字データの出力先を切り替えて出力する。すなわち、字幕取得手段13aは、映像音声コンテンツがリアルタイム再生される場合、操作制御手段19からの指示により、字幕再生手段16に字幕文字データを出力する。
また、字幕取得手段13aは、映像音声コンテンツを蓄積(録画)する場合、あるいは、すでに、蓄積されている映像音声コンテンツに対して後から字幕を取得する場合、操作制御手段19からの指示により、記憶手段14に字幕文字データを書き込む。
この映像音声取得手段13bは、操作制御手段19からの指示により映像音声コンテンツの出力先を切り替えて出力する。すなわち、映像音声取得手段13bは、映像音声コンテンツがリアルタイム再生される場合、操作制御手段19からの指示により、映像音声再生手段17に映像音声コンテンツを出力する。
また、映像音声取得手段13bは、映像音声コンテンツを蓄積(録画)する場合、操作制御手段19からの指示により、記憶手段14に映像音声コンテンツを書き込む。
この記憶手段14に記憶される映像音声コンテンツは、例えば、MPEG2で符号化された符号化データである。この映像音声コンテンツには、当該コンテンツの時間長(番組時間長)が含まれているものとする。
また、記憶手段14に記憶される字幕文字データは、映像音声コンテンツの字幕ごとの字幕文字および当該字幕の時間区間を特定する時間情報を含んだデータである。
また、字幕の時間区間を特定する時間情報は、例えば、映像音声コンテンツを再生する際に字幕の表示の開始時刻(表示開始時刻)と、表示時間長とで表される情報であってもよいし、開始時刻(表示開始時刻)と、字幕の表示を終了する終了時刻(表示終了時刻)とで表される情報であってもよい。なお、この字幕の開始時刻や終了時刻は、映像音声コンテンツの表示単位に対応したものであって、例えば、時、分、秒およびフレーム番号で表されるタイムコードを用いることができる。
この字幕速度判定手段15bは、字幕表示速度が基準速度を超過するか否かの判定結果を表示時間区間設定手段15cに出力する。
一方、判定結果が、字幕表示速度が基準速度を超過するという判定であれば、映像音声コンテンツの再生時間長内で、字幕の文字すべてを基準速度以下で表示することはできないことになる。
そこで、表示時間区間設定手段15cは、字幕速度判定手段15bの判定結果に基づいて、字幕の表示時間区間を分けて設定するため、基準区間設定手段151と、短縮区間設定手段152と、を備える。
具体的には、ある字幕Nの文字数をWN、基準速度をVTHとしたとき、基準表示時間長算出手段151aは、以下の式(2)により、字幕Nの表示時間長TWNを算出する。
ここでは、基準区間配置手段151bは、前記式(2)で算出された表示時間長の字幕の表示時間区間を、再生倍率で映像音声コンテンツを再生したときの再生時間内に配置する。例えば、基準区間配置手段151bは、映像音声コンテンツの再生時間内に均等の間隔で字幕の表示時間区間を配置する。あるいは、基準区間配置手段151bは、映像音声コンテンツの再生時間内に、標準再生(1倍速再生)における映像音声コンテンツの字幕を表示しない区間(非字幕区間)の時間長の割合に応じた間隔を空けて、字幕の表示時間区間を配置することとしてもよい。
図3(a)は、標準再生(1倍速再生)における映像音声コンテンツVAの再生時間長(番組長T)と、字幕区間C1,C2,…,CNとを、時間方向に沿って対応付けて図示したものである。
そして、図3(b)に示すように、基準区間配置手段151bは、映像音声コンテンツVAの再生時間(番組長T/n)内に、非字幕区間が等間隔になるように字幕表示区間を配置する。すなわち、基準区間配置手段151bは、番組長T/n内に前記式(2)で計算したそれぞれの字幕区間C1,C2,…,CNに対応する表示時間長で、字幕の表示時間区間CD1,CD2,…,CDNを配置する。このとき、基準区間配置手段151bは、番組長T/nから字幕の表示時間区間CD1,CD2,…,CDNの時間長を減算した時間を非字幕区間数に応じて均等に割り当てた時間tを、表示時間区間CD1,CD2,…,CDNの間隔とする。
なお、映像音声コンテンツVAにおいて、表示時間区間の間に、非字幕区間が存在せず、表示時間区間が連続している場合、基準区間配置手段151bは、非字幕区間として時間tを割り当てる必要はない。
図2に戻って、表示時間区間設定手段15cの構成について説明を続ける。
ここでは、短縮区間配置手段152bは、前記式(3)で算出された表示時間長の字幕の表示時間区間を、連続して接続するように配置する。
図4(a)は、標準再生(1倍速再生)における映像音声コンテンツVAの再生時間長(番組長T)と、字幕区間C1,C2,…,CNとを、時間方向に沿って対応付けて図示したものである。
このとき、映像音声コンテンツVAをn倍速で再生したとすると、その時間長は、図4(b)に示すように、T/nとなる。一方、字幕は、字幕速度判定手段15bで字幕表示速度が基準速度を超過すると判定されていることから、字幕を基準速度で表示すると、全字幕の表示時間長は、映像音声コンテンツVAの再生時間長(番組長T/n)を超過してしまう。
そして、表示時間区間設定手段15c(基準区間配置手段151bおよび短縮区間配置手段152b)は、字幕の表示時間区間を特定する情報(字幕表示時間区間情報)を、字幕再生手段16および映像音声再生手段17に出力する。
図1に戻って、字幕同期再生装置1の構成について説明を続ける。
ここでは、操作制御手段19からの指示により、記憶手段14に記憶されている映像音声コンテンツを再生するタイムシフト再生において早送り再生する旨が指示された場合、字幕再生手段16は、字幕表示区間制御手段15から出力される字幕表示時間区間情報で特定される字幕の表示時間区間ごとに、表示時間区間の表示開始時刻に当該区間に対応する字幕文字を記憶手段14から読み出して表示手段18に出力する。また、字幕再生手段16は、表示時間区間の表示終了時刻に達した段階、あるいは、表示時間長の時間が経過した段階で、表示手段18への字幕の出力を停止する。
そして、字幕再生手段16は、字幕ごとに、映像音声コンテンツの再生開始からの時刻が表示終了時刻に達した段階、あるいは、表示時間長の時間が経過した段階で、表示手段18への字幕の出力を停止する。
また、操作制御手段19からの指示により、記憶手段14に記憶されている映像音声コンテンツを再生するタイムシフト再生において標準再生(1倍速再生)が指示された場合、字幕再生手段16は、記憶手段14から字幕文字データを読み出すこと以外、放送波を介して受信した字幕を再生する場合と同様の処理を行う。
また、復号手段17aは、記憶手段14に記憶されている映像音声コンテンツを再生する場合、操作制御手段19から指示された映像音声コンテンツを記憶手段14から読み出して復号する。
一方、操作制御手段19からの指示により、映像音声コンテンツを早送り再生する場合、復号手段17aは、復号した映像音声コンテンツのうち、映像信号については画速変換手段17bに、音声信号については話速変換手段17cにそれぞれ出力する。
ここでは、画速変換手段17bは、記憶手段14に記憶されている字幕文字データのうちで、字幕表示時間区間情報で特定される字幕の標準再生時における表示開始時刻および表示終了時刻に対応する映像音声コンテンツの映像信号を、字幕表示時間区間情報で特定される字幕の表示時間区間の時間長に速度変換する。
この画速変換手段17bは、画速変換を行った映像信号を、順次、表示手段18に出力する。
ここでは、話速変換手段17cは、記憶手段14に記憶されている字幕文字データのうちで、字幕表示時間区間情報で特定される字幕の標準再生時における表示開始時刻および表示終了時刻に対応する映像音声コンテンツの音声信号を、字幕表示時間区間情報で特定される字幕の表示時間区間の時間長に速度変換する。
この話速変換手段17cは、話速変換を行った音声信号を、順次、表示手段18に出力する。
なお、表示手段18は、音声信号については、外部に接続されたスピーカ等の音声出力装置Spに出力し、映像信号については、外部に接続された液晶ディスプレイ等の映像表示装置Moに出力する。
例えば、操作制御手段19は、入力装置Riから、テレビ放送のチャンネル切り替えを指示されることで、放送信号解析手段11に対して、選択されたチャンネルを示すチャンネル切り替え指示を通知する。
なお、字幕同期再生装置1は、コンピュータを前記した各手段として機能させるプログラム(字幕同期再生プログラム)によって動作させることができる。
次に、図5を参照(構成については適宜図1,図2参照)して、本発明の実施形態に係る字幕同期再生装置1の動作について説明する。なお、字幕同期再生装置1において、映像音声コンテンツのリアルタイム再生や、一旦蓄積した映像音声コンテンツの標準再生(1倍速再生)は、一般的な動作であるため、ここでは説明を省略し、早送り再生(n倍速再生)の動作についてのみ説明する。また、図5中、「映音」は「映像音声コンテンツ」を示す。
これによって、映像音声コンテンツの再生時間内に、基準速度で字幕を表示する区間に相当する表示時間区間が設定されることになる。
このように、ステップS5またはステップS7において、字幕の表示時間区間(表示開始時刻、表示終了時刻)が設定された後、字幕同期再生装置1は、ステップS8以降の動作に進む。
なお、画速変換手段17bおよび話速変換手段17cは、直前に字幕が存在していない場合、映像音声コンテンツの最初から速度変換を行い、次の字幕が存在していない場合、映像音声コンテンツの最後まで速度変換を行う。
字幕同期再生装置1では、図4(b)に示すように、基準速度で字幕を表示すると、再生倍率nで再生した際の映像音声コンテンツの再生時間長(番組長T/n)を超過する場合、図2で説明した表示時間区間設定手段15cの短縮区間設定手段152によって、各字幕の表示時間長を文字数に応じて短縮することで、字幕速度を一定にして、字幕の総表示時間長を映像音声コンテンツの再生時間長とした。
具体的には、短縮表示時間長算出手段152Baは、全字幕の文字数の総和(総文字数)に対して冒頭から(0.8)/3の文字数分の字幕と、中間の1/3の文字数分の字幕と、後ろの(1.2)/3の文字数分の字幕とを、それぞれ、映像音声コンテンツの再生時間長の1/3の時間長になるように各字幕の時間長を算出する。
図7(a)は、標準再生(1倍速再生)における映像音声コンテンツVAの再生時間長(番組長T)と、字幕区間C1,C2,…,CNとを、時間方向に沿って対応付けて図示したものである。
なお、この字幕速度を変更する区分やその倍率は一例であって、さらに細かく区分しても構わない。
また、字幕同期再生装置1では、短縮区間設定手段152(図2)や短縮区間設定手段152B(図6)において、字幕を連続して接続することで、非字幕区間に対応する映像音声コンテンツについては、再生を省略している。
しかし、早送り再生する場合、字幕同期再生装置1では、非字幕区間の映像音声コンテンツについて、仮想的に字幕の表示時間区間に割り当てることとしてもよい。
図8(a)に示すように、映像音声コンテンツVAにおいて、字幕区間C1,C2に対応付けられていない非字幕区間NV1,NV2が存在していたとする。
このとき、例えば、冒頭の非字幕区間については、図8(b)に示すように、最初の字幕区間C1に属するものとする。また、例えば、字幕区間C1,C2の間の非字幕区間NV2については、前の字幕区間C1に属するものとする。
また、例えば、字幕区間C1,C2の間の非字幕区間NV2については、前の字幕区間C1と、後ろの字幕区間C1とのそれぞれの表示時間長の割合(X:Y)に応じて、非字幕区間NV2を、前の字幕区間C1と後ろの字幕区間C1と割り当てることとしてもよい。
また、ここでは、字幕同期再生装置1が、映像音声コンテンツや字幕を、放送波を介して受信したり、外部サーバから通信回線を介して取得したりすることとしたが、少なくとも、記憶手段14に映像音声コンテンツや字幕が蓄積された状態であれば、本発明を実施することができる。
すなわち、字幕同期再生装置1の構成から、放送受信手段10および放送信号解析手段11を省略してもよい。また、字幕同期再生装置1の構成から、通信送受信手段12およびコンテンツ取得手段13を省略してもよい。
10 放送受信手段
11 放送信号解析手段
11a 字幕抽出手段
11b 映像音声抽出手段
12 通信送受信手段
13 コンテンツ取得手段
13a 字幕取得手段
13b 映像音声取得手段
14 記憶手段
15 字幕表示区間制御手段
15a 字幕速度算出手段
15b 字幕速度判定手段
15c 表示時間区間設定手段
151 基準区間設定手段
151a 基準表示時間長算出手段
151b 基準区間配置手段
152 短縮区間設定手段
152a 短縮表示時間長算出手段
152b 短縮区間配置手段
16 字幕再生手段
17 映像音声再生手段
17a 復号手段
17b 画速変換手段
17c 話速変換手段
18 表示手段
19 操作制御手段
Claims (6)
- 映像音声コンテンツと当該映像音声コンテンツに対応した字幕とを、早送り再生として指定された倍率の再生時間長内で再生する字幕同期再生装置であって、
前記映像音声コンテンツと、当該映像音声コンテンツの字幕ごとの字幕文字および当該字幕の時間区間を特定する時間情報を含んだ字幕文字データとを記憶する記憶手段と、
前記字幕文字データに基づいて、前記再生時間長に対する全字幕の総文字数から、単位時間当たりに表示する字幕の文字数である表示速度を算出する字幕速度算出手段と、
前記表示速度が予め定めた基準速度を超過するか否かを判定する字幕速度判定手段と、
この字幕速度判定手段の判定結果に基づいて、全字幕を前記再生時間長内で表示するように各字幕の表示時間区間を設定する表示時間区間設定手段と、
前記字幕ごとの字幕文字を前記記憶手段から読み出して、前記表示時間区間設定手段で設定された、前記字幕に対応する表示時間区間に表示する字幕再生手段と、
前記字幕に対応する映像音声コンテンツを前記記憶手段から読み出して、当該字幕の表示時間区間に対応する時間長で速度変換して再生する映像音声再生手段と、を備え、
前記表示時間区間設定手段は、
前記字幕速度判定手段で前記表示速度が前記基準速度以下であると判定された場合、前記字幕ごとに、当該字幕の文字数と前記基準速度とで特定される表示時間長の区間を前記表示時間区間として設定する基準区間設定手段と、
前記字幕速度判定手段で前記表示速度が前記基準速度を超過すると判定された場合、全字幕の表示時間長の総和が前記再生時間長となるように、前記字幕ごとの表示時間長を短縮した区間を前記表示時間区間として設定する短縮区間設定手段と、
を備えることを特徴とする字幕同期再生装置。 - 前記基準区間設定手段は、前記再生時間長から全字幕の前記表示時間区間の時間長を減算した時間長を、前記再生時間長内に、前記映像音声コンテンツにおいて字幕を表示しない非字幕区間に対応して均等に割り当てることで、前記表示時間区間を設定することを特徴とする請求項1に記載の字幕同期再生装置。
- 前記基準区間設定手段は、前記再生時間長内に、前記映像音声コンテンツにおいて字幕を表示しない非字幕区間の時間長の割合に応じた間隔で前記表示時間区間を設定することを特徴とする請求項1に記載の字幕同期再生装置。
- 前記短縮区間設定手段は、前記再生時間長内に、前記全字幕の文字数の総和に対する各字幕の文字数の割合に応じて前記表示時間区間を設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の字幕同期再生装置。
- 前記短縮区間設定手段は、前記再生時間長内に、冒頭ほど単位時間当たりに表示する字幕の文字数が少なくなるように前記表示時間区間を設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の字幕同期再生装置。
- 映像音声コンテンツと、当該映像音声コンテンツに対応した字幕ごとの字幕文字および当該字幕の時間区間を特定する時間情報を含んだ字幕文字データとを記憶する記憶手段を備えた字幕同期再生装置において、前記映像音声コンテンツに対して早送り再生として指定された倍率の再生時間長内で前記映像音声コンテンツおよび字幕を再生するために、コンピュータを、
前記再生時間長に対する全字幕の総文字数から、単位時間当たりに表示する字幕の文字数である表示速度を算出する字幕速度算出手段、
前記表示速度が予め定めた基準速度を超過するか否かを判定する字幕速度判定手段、
この字幕速度判定手段の判定結果に基づいて、全字幕を前記再生時間長内で表示するように各字幕の表示時間区間を設定する表示時間区間設定手段、
前記字幕ごとの字幕文字を前記記憶手段から読み出して、前記表示時間区間設定手段で設定された、前記字幕に対応する表示時間区間に表示する字幕再生手段、
前記字幕に対応する映像音声コンテンツを前記記憶手段から読み出して、当該字幕の表示時間区間に対応する時間長で速度変換して再生する映像音声再生手段、として機能させ、
前記表示時間区間設定手段は、
前記字幕速度判定手段で前記表示速度が前記基準速度以下であると判定された場合、前記字幕ごとに、当該字幕の文字数と前記基準速度とで特定される表示時間長の区間を前記表示時間区間として設定し、
前記字幕速度判定手段で前記表示速度が前記基準速度を超過すると判定された場合、全字幕の表示時間長の総和が前記再生時間長となるように、前記字幕ごとの表示時間長を短縮した区間を前記表示時間区間として設定することを特徴とする字幕同期再生プログラム。
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