JP4177691B2 - デジタルデータ再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像、音声及び文字を含んだデジタルデータを多重化して再生するデジタルデータ再生装置に関し、特に、字幕などの文字データを映像及び音声と同期させて表示しながら任意の再生速度で再生することができるデジタルデータ再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタル放送などを受信して、あるいはDVDなどの記録媒体から読み取って再生するデジタルデータには、通常、映像、音声及び文字データが含まれており、再生装置ではこれらを同期させて再生することにより、一体のコンテンツとして表示している。
【0003】
文字データは、映像及び音声からなるコンテンツの付加的情報として、字幕などの形式により表示されるのが一般的である。また、デジタルデータでは、この文字データに任意の修飾を施して表示することが可能である。文字データの修飾には、表示される文字の一部又は全部のサイズ、色、フォント、書体等を変更することが含まれるものとする。また、文字データの表示形態としては、画面上で文字を移動させたり一方向にスクロールさせたりすることが可能である。
【0004】
アナログデータと異なり、デジタルデータは、映像信号、音声信号、文字データ信号のそれぞれが独立している。このため、デジタルデータ再生装置は、これらそれぞれの表示を任意の方法で制御することができる。
【0005】
例えば、早送り再生、巻き戻し再生を行う場合には、映像信号、音声信号、文字データ信号それぞれに対して再生速度に応じた所定の処理を加えて、ユーザが見やすいような表示を行っている。
【0006】
特許文献1に記載の映像記録再生装置では、字幕を含んだコンテンツを早送り再生、巻き戻し再生する場合に、再生速度に応じた字幕表示を行う方法が開示されている。通常より速い速度で再生を行う場合には、字幕の表示時間が短くなってしまい、ユーザが字幕を見逃してしまうことがある。これを避けるために、特許文献1に記載の映像記録再生装置では、例えば、4倍速再生時には4シーン分の字幕を複数行に並列して同時に表示したり、4シーン分の字幕を複数行に並列してスクロール表示したりすることを特徴としている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002-33993号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、特許文献1に記載の映像記録再生装置では、再生速度が早い場合には文字データの表示量を多くすることにより、ユーザが文字データを認識できるようにしている。
【0009】
しかしながら、このように多量の文字データを数行にわたって並列表示すると、映像を表示する領域を圧迫してしまう(特許文献1の図4参照)。これを避けるために文字データの表示サイズを小さくすることも考えられるが、結局、ユーザにとって見にくい表示となってしまう。
【0010】
また、文字データが修飾されて表示されている場合には、再生速度を早くすると、修飾が認識できなくなってしまうことがある。文字の色、フォント、書体等による修飾であれば、上記の表示方法でも認識可能であるが、画面上で文字を移動させたりスクロールさせたりするような修飾には対応できない。
【0011】
一般的に、文字データに対して行う修飾は、当該コンテンツ製作者が、ユーザに強い印象を与えるために付加しているものであり、ユーザがこれを認識ができなければ、製作者の意図を正確に受け止めることができなくなってしまう。
【0012】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、デジタルデータを通常より速い速度で再生する場合であっても、文字データに施されている修飾をユーザが認識可能なように再生することを可能にするデジタルデータ再生装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記解決課題に鑑みて鋭意研究の結果、本発明者は、文字データに含まれる文字数及び文字の修飾形態から、当該文字データを表示したときにユーザがこれを認識するのに必要とする表示期間を算出し、デジタルデータ再生装置における現在の再生速度に照らし合わせて当該文字データを当該表示期間以上にわたって表示できるかどうかを判定し、その結果に応じて文字データの表示及び修飾表示の形態を切り替えることにより、再生状況に応じた適切な文字データ表示が行えることに想到した。
【0014】
すなわち、本発明は、デジタルデータに含まれる文字データの表示制御装置であって、前記文字データの文字数を取得する文字データ抽出部と、前記文字データに設定された表示期間を取得する文字データ管理情報抽出部と、前記文字データを表示するのに必要な表示期間を算出するための判定条件を記憶する判定条件テーブルと、前記デジタルデータの再生速度を取得する手段と、前記文字数と前記判定条件とから算出される前記文字データの必要表示期間、前記設定表示期間、及び前記再生速度に基づいて、前記文字データを表示する形態を判定する文字データ表示判定部と、前記文字データを前記判定された表示形態により表示するよう編成する文字データ編成部と、を備えた表示制御装置を有するデジタルデータ再生装置を提供するものである。
【0015】
これにより、文字データの文字数、表示期間及び再生速度に基づいて判定される適切な表示形態により文字データを表示することが可能となる。
【0016】
本発明のデジタルデータ再生装置において、前記文字データ表示判定部は、前記設定表示期間と前記再生速度とから算出される前記文字データの実際の表示期間が、前記必要表示期間に満たない場合には、前記文字データを表示しないよう判定することを特徴とする。
【0017】
これにより、文字データの文字数に比して再生速度が速くユーザが文字データを認識できないような場合には、文字データの表示を省略することが可能となる。
【0018】
本発明のデジタルデータ再生装置において、前記文字データ表示判定部は、前記設定表示期間と前記再生速度とから算出される前記文字データの実際の表示期間が、前記必要表示期間に満たない場合には、前記文字データを並列表示するよう判定することを特徴とする。
【0019】
これにより、文字データの文字数に比して再生速度が速く、文字データを通常法方法で表示してもユーザが認識できないような場合には、(ユーザの要求に応じて)文字データを並列表示するとともに表示期間を延長することにより、ユーザが文字データを認識できるようになる。
【0020】
本発明のデジタルデータ再生装置において、前記判定条件は、文字データの表示期間と文字数との比であって、表示された文字データをユーザが認識するのに最低限必要となる値であることを特徴とする。
【0021】
これにより、予め設定しておいたユーザの文字データ認識限界を判定基準として、文字データの表示形態を適切に切り替えることが可能となる。
【0022】
本発明は、また、前記文字データ抽出部においてはさらに、前記文字データの修飾形態を抽出し、前記判定条件テーブルにおいてはさらに、前記文字データを前記修飾形態により表示するのに必要な表示期間を算出するための修飾表示判定条件を記憶しており、前記文字データ表示判定部においては、前記文字数と前記修飾表示判定条件とから算出される前記文字データの必要表示期間、前記設定表示期間、及び前記再生速度に基づいて、前記文字データを表示する形態を判定することを特徴とする前記デジタルデータ再生装置を提供するものである。
【0023】
これにより、文字データの文字数及び修飾形態、表示期間及び再生速度に基づいて判定される適切な表示形態により文字データを表示することが可能となる。
【0024】
本発明のデジタルデータ再生装置において、前記文字データ表示判定部は、前記設定表示期間と前記再生速度とから算出される前記文字データの実際の表示期間が、前記必要表示期間に満たない場合には、前記文字データを修飾表示しないよう判定することを特徴とする。
【0025】
これにより、文字データの文字数及び修飾形態に比して再生速度が速く、文字データを修飾表示するとユーザが認識できないような場合には、文字データを修飾せず通常の方法で表示することが可能となる。
【0026】
本発明のデジタルデータ再生装置において、前記文字データ表示判定部は、前記設定表示期間と前記再生速度とから算出される前記文字データの実際の表示期間が、前記必要表示期間に満たない場合には、前記文字データを簡易修飾表示するよう判定することを特徴とする。
【0027】
これにより、文字データの文字数及び修飾形態に比して再生速度が速く、文字データを修飾表示するとユーザが認識できないような場合には、文字データを簡易に修飾して表示することにより、ユーザが文字データを認識できるようになる。
【0028】
本発明のデジタルデータ再生装置において、前記修飾表示判定条件は、文字データの文字数と表示期間との比であって、表示された文字データをユーザが認識するのに最低限必要となる値であることを特徴とする。
【0029】
これにより、文字データの文字数及び修飾形態、表示期間及び再生速度に基づいて判定される適切な表示形態により文字データを表示することが可能となる。
【0030】
本発明のデジタルデータ再生装置において、前記表示制御装置は、前記文字データの表示を1サンプルごとに制御することを特徴とする。文字データは1サンプルごとに表示画面に表示され、ユーザに認識されるため、その表示形態の制御も1サンプルごとに行うのが効果的である。
【0031】
本発明のデジタルデータ再生装置において、前記判定条件テーブルは、前記デジタルデータ再生装置において用いられる複数の表示装置(ディスプレイ)のそれぞれについての判定条件又は修飾判定条件を記憶していることを特徴とする。
【0032】
これにより、本発明のデジタルデータ再生装置に画面サイズや解像度が異なる複数のディスプレイを付け替えて使用する場合にも、それぞれのディスプレイに適合した文字データ表示制御を行うことが可能となる。例えば、それぞれのディスプレイに適合した判定条件又は修飾判定条件をディスプレイIDごとに記憶しておくようにすればよい。
【0033】
本発明のデジタルデータ再生装置は、ユーザの操作を受け付けるユーザ操作入力部をさらに有しており、ユーザは、前記ユーザ操作入力部により、前記判定条件テーブルに記憶されている判定条件又は修飾判定条件を設定すること、並びに、前記文字データ表示判定部による前記文字データの表示形態の判定を操作することが可能であることを特徴とする。
【0034】
デジタルデータ再生装置において用いるディスプレイの画面サイズや解像度といった条件の他、設置場所や、ユーザの属性・状態、再生コンテンツの内容といった条件によってもユーザの文字データ認識能力は変化し得るため、ユーザ自身がこのような条件に応じて判定条件テーブル及び文字データ表示判定部に対して直接操作を行い、適切な表示形態によりデジタルデータの再生を行わせることができるようにしている。
【0035】
本発明のデジタルデータ再生装置は、さらに、再生するデジタルデータを記憶しておくためのハードディスク等の内部記憶装置を備えていてもよい。また、DVD、CD、MD、MO等の記録媒体に記録されたデジタルデータを読み取り再生するための記録媒体読み取り部を備えていてもよい。あるいは、デジタルデータを含んだデジタル放送を受信するためのチューナ、復調装置等の手段を備えていてもよい。本発明のデジタルデータ再生装置では、これら及び他の様々な媒体からデジタルデータを取得して再生することができる。
【0036】
本発明のデジタルデータ再生装置は、さらに、前記文字データの表示制御装置から文字データ信号を受信し、該文字データ信号を映像信号に同期させる映像信号処理部をさらに有していることを特徴とする。これにより、上記の処理の施された文字データ信号を適当なタイミングで映像信号に多重させて再生することができる。
【0037】
本発明は、また、デジタルデータに含まれる文字データの表示制御装置であって、前記文字データの文字数及び修飾形態を取得する文字データ抽出部と、前記文字データに設定された表示期間を取得する文字データ管理情報抽出部と、表示された文字データをユーザが認識可能かどうか判定するための判定条件、及び前記修飾形態により修飾表示された文字データをユーザが認識可能かどうか判定するための修飾表示判定条件を記憶する判定条件テーブルと、前記デジタルデータの再生速度を取得する手段と、前記設定表示期間と前記再生速度とから前記文字データの実際の表示期間を算出するサンプル表示期間計算部と、前記文字数と前記判定条件とから前記文字データの必要表示期間を算出する文字数判定部と、前記文字数と前記修飾表示判定条件とから前記文字データを前記修飾形態により表示する場合の必要修飾表示期間を算出する文字修飾判定部と、前記実際の表示期間、前記必要表示期間及び前記必要修飾表示期間に基づいて、前記文字データを表示する形態を判定する文字データ表示判定部と、前記文字データを前記判定された表示形態により表示するよう編成する文字データ編成部と、を備えた表示制御装置を有するデジタルデータ再生装置を提供するものである。
【0038】
本発明のデジタルデータ再生装置において、前記文字データ表示判定部は、前記実際の表示期間が前記必要修飾表示期間よりも短い場合には、前記文字データを修飾表示しないよう判定し、前記実際の表示期間が前記必要表示期間よりも短い場合には、前記文字データを表示しないよう判定することを特徴とする。
【0039】
本発明のデジタルデータ再生装置において、前記文字データ表示判定部は、前記実際の表示期間が前記必要修飾表示期間よりも短い場合には、前記文字データを簡易修飾表示するよう判定し、前記実際の表示期間が前記必要表示期間よりも短い場合には、前記文字データを並列表示するよう判定することを特徴とする。
【0040】
本発明は、さらに、デジタルデータに含まれる文字データの表示を制御するプログラムであって、前記文字データの文字数及び修飾形態を取得するステップと、前記文字データに設定された表示期間を取得するステップと、表示された文字データをユーザが認識可能かどうか判定するための判定条件、及び前記修飾形態により修飾表示された文字データをユーザが認識可能かどうか判定するための修飾表示判定条件を記憶装置から取得するステップと、前記デジタルデータの再生速度を取得するステップと、前記設定表示期間と前記再生速度とから前記文字データの実際の表示期間を算出するステップと、前記文字数と前記判定条件とから前記文字データの必要表示期間を算出するステップと、前記文字数と前記修飾表示判定条件とから前記文字データを前記修飾形態により表示する場合の必要修飾表示期間を算出するステップと、前記実際の表示期間、前記必要表示期間及び前記必要修飾表示期間に基づいて、前記文字データを表示する形態を判定するステップと、前記文字データを前記判定された表示形態により表示するよう編成するステップと、を含んでなるプログラムを提供するものである。
【0041】
このようなプログラムをデジタルデータの再生機能を有する様々な形態の機器に実装して利用することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図7は、本発明の各実施形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
【0043】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態にかかるデジタルデータ再生装置の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【0044】
図1において、本実施形態のデジタルデータ再生装置は、デジタル放送用アンテナ110、デジタル放送用チューナ111、OFDM復調部112、記憶部120、記録媒体読み取り部130、多重分離部140、映像信号処理部141、音声信号処理部142、文字データ信号処理部143、ディスプレイ151、スピーカ152、ユーザ操作入力部160及び制御部170から構成されている。
【0045】
デジタル放送用アンテナ110、デジタル放送用チューナ111及びOFDM復調部112は、それぞれ、BSデジタル放送や地上デジタル放送などのデジタル放送を受信するための所定の規格に基づいた装置であり、受信したデジタル放送信号をMPEG2等所定の形式の放送信号に復調して多重分離部140に出力するよう構成されている。
【0046】
記憶部120は、半導体メモリや磁気ディスク等を用いた不揮発性の記憶装置(ハードディスク)であり、デジタルデータ再生装置で再生可能なデジタルデータをMPEG2などの所定の形式で記憶しておくことができる。
【0047】
記録媒体読み取り部130は、記録媒体131に記録されたデジタルデータを読み取り、MPEG2などの所定の形式に変換して多重分離部140に出力することができる。記録媒体131は、典型的には、CD、DVD、MO等の光ディスクやデジタルビデオテープなどを用いることができるが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、デジタルデータを記録可能なあらゆる記録媒体を使用することができる。
【0048】
多重分離部140は、所定の規格に従ったデコーダ等を内蔵しており、OFDM復調部112、記憶部120及び記録媒体読み取り部130から受信した再生信号から、映像信号、音声信号及び文字データ信号を分離して取り出し、それぞれを映像信号処理部141、音声信号処理部142及び文字データ信号処理部143に出力する。
【0049】
映像信号処理部141及び音声信号処理部142は、それぞれ、多重分離部140から受信した映像信号及び音声信号に所定の処理を行った後、それぞれを所定のタイミングでディスプレイ151及びスピーカ152に出力する。また、再生信号に文字データが含まれている場合には、文字データ信号処理部143は分離された文字データ信号に所定の処理を行った後、映像信号処理部141に出力する。これを受信した映像信号処理部141は、所定のタイミングで文字データ信号を映像信号に多重してディスプレイ151に出力する。
【0050】
ディスプレイ151は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)ディスプレイ、液晶ディスプレイその他の表示装置により構成することができる。スピーカ152は、本再生装置と一体形成されたスピーカユニットから構成してもよいし、外部接続するスピーカであってもよい。
【0051】
ユーザ操作入力部160は、再生、停止、早送り再生、巻き戻し再生、チャンネル選局、文字データ表示操作、各種設定操作など、本装置に対するユーザからの様々な操作の入力を受け付けて、制御部170に出力するためのインターフェイスを備えている。ユーザ操作入力部160は、典型的には、本再生装置の一部表面に設けられた操作パネルとして、あるいは、リモートコントローラ及びこれと無線通信可能な赤外線受信装置として構成することができる。
【0052】
制御部170は、典型的には、CPU、MPU等の処理演算装置、プログラムを記憶したROM及びメモリ等から構成されるマイクロコンピュータであり、予めプログラムされたように動作するものである。制御部170は、OFDM復調部112、記憶部120、記録媒体読み取り部130、多重分離部140、映像信号処理部141、音声信号処理部142及び文字データ信号処理部143のそれぞれに対して、所定の操作コマンドを送信するなどして動作を制御する。
【0053】
具体的には、制御部170は、映像信号処理部141、音声信号処理部142及び文字データ信号処理部143に対して、各信号の再生同期を制御する。これにより、ディスプレイ151及びスピーカ152から一体となったコンテンツがユーザに提供される。制御部170は、また、後述するように、文字データ信号処理部143において文字データ信号に様々な処理を施すよう制御することができる。
【0054】
制御部170は、また、ユーザ操作入力部160からのユーザによる操作を受信し、これに基づいて上記各構成部分に対して所定の制御を行うことができる。その他、制御部170は、デジタルデータ再生装置の各構成部分に対してデジタルデータの再生を行うのに必要な制御を行うように構成されている。
【0055】
図2は、図1に示す本実施形態のデジタルデータ再生装置の文字データ信号処理部143の内部構成をさらに詳しく示す機能ブロック図である。図中、太字の矢印は、本装置において再生する文字データ信号の伝送経路を示している。
【0056】
図2において、文字データ信号処理部143は、文字データ抽出部201と、文字データ管理情報抽出部202と、文字データ信号編成部203と、文字データ表示判定部204と、判定条件テーブル205とから構成されている。
【0057】
文字データ抽出部201は、図1に示す多重分離部140により分離された文字データ信号を受信し、文字データ信号から文字データを抽出して文字データ表示判定部204に出力した後、文字データ信号を文字データ管理情報抽出部202に出力する。
【0058】
ここで、文字データ抽出部201において抽出する文字データは、表示する文字、文字数、文字に施された修飾などに関する情報であり、画面上に1度に表示する文字データごとに定義されているものとする。以下、この単位を1サンプルと呼ぶことにする。
【0059】
尚、本実施形態のデジタルデータ再生装置において表示することができる文字修飾には、文字色の付加、背景色の付加、指定フォントでの表示、拡大・縮小表示、太字体、斜字体等の書体での表示、文字を点滅させて表示するブリンク表示、画面上での文字の移動、文字列を一方向に移動させて表示するスクロール表示(数サンプル分を直列させてスクロール表示することも可能である)、時間経過に合わせて文字色又は背景色を1字ずつ変化させて表示するカラオケ表示などの態様がある。また、これら以外にも様々な態様の文字修飾を行うことが可能である。
【0060】
文字データ管理情報抽出部202は、文字データ抽出部201から受信した文字データ信号から文字データ管理情報を抽出して文字データ表示判定部204に出力した後、文字データ信号を文字データ信号編成部203に出力する。
【0061】
ここで、文字データ管理情報抽出部202において抽出する文字データ管理情報は、文字を画面上に表示する期間、あるいは文字表示の始期及び終期に相当する再生開始時刻及び再生終了時刻などを含んでおり、文字データと同様に、1サンプルごとに定義されているものとする。
【0062】
文字データ信号編成部203は、文字データ管理情報抽出部202から受信した文字データ信号に対して、当該文字データをディスプレイで表示可能な形式の信号に変換する処理を行い、図1に示す映像信号処理部141に出力する。文字データ信号編成部203は、また、文字データ表示判定部204からの要求に応じて文字データ信号に対する処理を変更するように構成している。
【0063】
文字データ表示判定部204は、文字データ抽出部201から受信した文字データと、文字データ管理情報抽出部202から受信したデータ管理情報と、判定条件テーブル205から取得する情報とに基づいて、最適な文字データ表示を判定し、そのような表示が行われるよう文字データ信号編成部203に要求する。このときの判定条件等については、後に詳しく説明する。
【0064】
判定条件テーブル205は、文字データ表示判定部204による上記判定に必要な情報を記憶している。具体的には、RAM、EPROM、EEPROM等の書き換え可能な半導体メモリにより構成することができる。尚、本装置においては、文字データ信号処理部143内に判定条件テーブル205を備える構成としているが、本実施形態のデジタルデータ再生装置はこれに限定されるものではなく、例えば、判定条件テーブルを記憶部120において備えるような構成にしてもよい。
【0065】
さらに、図1に示す制御部170は、文字データ信号処理部143の文字データ表示判定部204及び判定条件テーブル205に対して所定の制御を行うよう構成している。例えば、ユーザ操作入力部160から受信した各種操作及び設定変更を本装置に反映するために必要な制御を行うものとする。
【0066】
図3〜図5は、判定条件テーブル205に記憶されているデータの構成を概念的なテーブルとして示す図である。
【0067】
図3に示すディスプレイ情報テーブルは、本装置において用いるディスプレイ151の表示画面部に関する情報を含んでいる。具体的には、ディスプレイの形態、表示方式、表示画面のサイズ、解像度、画素数などの情報を含んでいる。また、ディスプレイ情報テーブルは、複数のディスプレイに関する情報を含んでおり、これらの情報に各ディスプレイを一意的に識別可能なディスプレイIDを付して管理している。
【0068】
本実施形態のデジタルデータ再生装置において、ディスプレイ151は着脱自在なディスプレイとすることができ、この場合には、複数のディスプレイを随時接続し替えて使用することが考えられる。このような場合には、ディスプレイ情報テーブルにおいてそれぞれのディスプレイの情報を個別に格納しておくことにより、それぞれに応じた文字データ表示を行うよう文字データ信号処理部において処理することが可能となる。
【0069】
図4に示す文字数判定条件テーブルは、本実施形態のデジタルデータ再生装置において用いる各ディスプレイの表示画面上で文字データを表示する場合のユーザの認識限界を記憶している。ここで、この認識限界とは、ユーザがその文字データを認識するのに最低限必要な時間を文字単位で想定して定められるものである。すなわち、表示画面上に1サンプルの字幕が表示されたときに、ユーザがこの字幕を読んで理解するのに必要とする最低限の時間を想定して定めている。図4に示す例では、例えば、ID001のディスプレイにおいて、1サンプル10文字の字幕は少なくとも5秒間表示する必要があることが分かる。
【0070】
図5に示す文字修飾判定条件テーブルは、本実施形態のデジタルデータ再生装置において各ディスプレイの表示画面上で文字を修飾して表示するときの、単位時間あたりの表示文字数を記憶している。ここで、この一定期間とは、ユーザがその修飾された文字を認識するのに必要な時間を想定して定められるものである。
【0071】
表示する文字の修飾方法は文字を読みやすくするものから読みにくくするものまで様々である。例えば、コンテンツの再生進度に合わせて文字色等を変化させるカラオケ表示や字幕を単語ごとに色分けして表示するような修飾方法では、ユーザは通常の文字表示よりも速く文字を読むことができると考えられる。但し、カラオケ表示では音声の再生とタイミングを合わせて用いることが多いので、必ずしも通常の文字表示より表示速度が速くなるとは限らない。
【0072】
一方で、文字を点滅させるブリンク表示や文字を画面上で移動させるような修飾方法では、ユーザは通常の文字表示に比べて文字を読むのに時間が長くかかると考えられる。このため、通常の文字表示よりも長い表示期間を設定するのが好ましい。
【0073】
尚、本実施形態において、これら各テーブルに記憶されている各ディスプレイに関する情報は、ユーザ操作入力部160によりユーザが入力するようにしてもよいが、デジタルデータ再生装置にディスプレイを接続したときに、当該ディスプレイを自動的に検出し当該ディスプレイの設定情報を自動的に取得するように構成するのが好ましい(いわゆるプラグアンドプレイ機能)。あるいは、記録媒体131に記録してある当該ディスプレイのドライバファイルを記録媒体読み取り部130において読み込んで、判定条件テーブル205に格納するようにしてもよいし、記憶部120に予め一般的な規格のディスプレイについての設定情報を記憶しておくようにしてもよい。
【0074】
また、本実施形態では、図3〜図5に示すように、判定条件テーブル205に含まれる情報をディスプレイ情報テーブル、文字数判定条件テーブル及び文字修飾判定テーブルに分離する構成としているが、これらを単一のテーブルとして構成してもよい。
【0075】
また、1つのディスプレイで複数の解像度に切り替えて使用できる場合には、各解像度ごとにディスプレイ情報、文字数判定条件及び文字修飾判定条件の設定を格納しておくものとする。
【0076】
さらに、判定条件テーブル205に含まれる情報は、映像信号処理部141によっても利用できるようにしておくのが好ましい。
【0077】
次に、上記のように構成された本実施形態のデジタルデータ再生装置の動作について説明する。尚、デジタルデータの再生、早送り再生、巻き戻し再生、コマ送り再生等を通常に行う動作については、従来のデジタルデータ再生装置における動作と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0078】
以下に、本実施形態のデジタルデータ再生装置において、デジタルデータの再生速度に応じて、文字データ信号に所定の処理をして表示する動作について説明する。図6は、本装置の文字データ信号処理部143における動作の一例を示すフローチャートである。
【0079】
本実施形態のデジタルデータ再生装置においてデジタルデータの再生を開始すると、文字データ信号処理部143は、まず、多重分離部140から文字データ信号を受信する(ステップS601)。文字データ信号処理部143は、文字データ抽出部201により文字データ信号から文字データを抽出し(ステップS602)、文字データ管理情報抽出部202により文字データ信号から文字データ管理情報を抽出する(ステップS603)。抽出された文字データ及び文字データ管理情報は文字データ表示判定部204に出力される。
【0080】
本実施形態では、文字データ信号処理部143は、文字データ及び文字データ管理情報を1サンプルごとに処理して出力するよう構成している。1サンプル分の文字データは、通常、デジタルデータの複数パケットにわたって含まれているので、文字データ表示判定部204では 1サンプル分の文字データ及び文字データ管理情報が蓄積されるまで処理を待つこととする(ステップS604)。また、文字データ信号編成部203においても、1サンプル分の文字データを蓄積して、1サンプル単位で編成処理を行い出力するものとする。
【0081】
文字データ表示判定部204において1サンプル分の文字データ及び文字データ管理情報が蓄積されると、文字データ表示判定部204は、判定条件テーブル205にアクセスして、デジタルデータ再生装置において現在使用しているディスプレイ151についての文字数判定条件及び文字修飾判定条件を取得する(ステップS605)。
【0082】
文字データ表示判定部204は、さらに、現在の再生状態を取得する(ステップS606)。ここで、現在の再生状態とは、デジタルデータ再生装置に設定されているデジタルデータの再生速度、再生モードなどであり、これらはユーザがユーザ操作入力部160により任意に設定できるものである。再生速度は、通常は、2倍速、3倍速、…、と早送り又は巻き戻しとの組み合わせで定義されるものである。また、再生モードには、例えば、文字データを表示する/しないモード、文字修飾を表示する/しないモードなどが含まれるものとする。この再生状態の設定は、制御部170、記憶部120又は文字データ表示判定部204のいずれかに記憶しておくことができる。
【0083】
続いて、文字データ表示判定部204は、これらの情報に基づいて当該サンプルの文字データの表示形態を判定する。以下の説明において、単に文字データと記載しているものは、任意の1サンプル分の文字データであるものとする。
【0084】
文字データ表示判定部204は、まず、文字データを装飾表示した場合にユーザが認識可能かどうかを、文字データに含まれている文字数と、文字データ管理情報と、文字修飾判定条件と、現在の再生速度とに基づいて判定する(ステップS607)。
【0085】
ここで、文字修飾判定条件は、図5に例示するように、文字データを各種修飾表示した場合にユーザが1秒間に認識可能な文字数[文字/秒]を定めているものである。文字データ表示判定部204は、文字データの文字数を、文字データに施されている修飾表示の認識可能文字数[文字/秒]で割ることにより、修飾表示された文字データをユーザが認識するのに必要となる最低限の表示期間[秒](=T1とする)を得ることができる。
【0086】
また、文字データ表示判定部204は、文字データ管理情報に含まれる再生開始時刻と再生終了時刻とから、文字データを通常の再生速度で再生した場合の再生時間を求めることができる。通常の再生速度で再生する場合であれば、この求めた再生時間が、文字データが実際に表示画面に表示される期間である。一方、再生速度が通常と異なる場合には、文字データが実際に表示画面に表示される期間(=T2とする)はこれと異なってくる。例えば、文字データの通常の再生時間が6秒であり、現在の再生速度が3倍速である場合には、実際の表示期間は2秒ということになる。
【0087】
したがって、ユーザが修飾表示された文字データを認識できるかどうかは、この実際の表示期間T2に基づいて判定しなければならない。すなわち、文字データ表示判定部204は、上記修飾された文字データの認識に必要な表示期間T1[秒]と、それが実際に表示される期間T2[秒]とを比較し、T1≦T2であればユーザはこれを認識可能であると判断し、T1>T2であれば認識不可能であると判断する。
【0088】
ステップS607において、文字データ表示判定部204が認識可能と判定した場合には、文字データ信号編成部203において、文字データを通常に修飾するよう処理する(ステップS608)。ステップS607において、文字データ表示判定部204が認識不可能と判定した場合には、文字データの修飾については、以下の複数パターンの処理(ここでは、ステップS609〜S610)のうちいずれかを行う。
【0089】
第1のパターンでは、文字データを修飾表示してもユーザが認識できないので、修飾表示しないように処理を行う(ステップS609)。すなわち、文字データ表示判定部204は、文字データ信号編成部203において文字データ信号に修飾表示の処理を行わないように制御する。
【0090】
第2のパターンでは、文字データの修飾表示をユーザが認識できる程度に簡易化する処理を行う(ステップS610)。例えば、ブリンク表示の場合には、点滅する周期を長くすればユーザが文字データを認識しやすくなるし、スクロール表示の場合には、後述する並列表示を行うように処理してもよい。また、文字データを拡大・縮小したり画面上で移動させたりする修飾については、その動作を簡略化させることや拡大・縮小比率及び移動量を低減することにより、ユーザが文字データを認識しやすくなる。
【0091】
尚、ステップS607において、文字データ表示判定部204が認識不可能と判定した場合であっても、ステップS608に処理を進めて通常に修飾するように設定してもよい。
【0092】
上記の各パターンのうちどの処理を行うかにいついては、予め設定されデジタルデータ再生装置において記憶されているものとし、ユーザはユーザ操作入力部160によりこの設定を任意に変更することができるものとする。
【0093】
文字データ表示判定部204は、さらに、表示される文字データの全文字をユーザが認識可能かどうかを、文字データの文字数と、文字データ管理情報と、文字数判定条件と、現在の再生速度とに基づいて判定する(ステップS611)。
【0094】
ここで、文字数判定条件は、図4に例示するように、通常の状態で表示された文字データをユーザが認識するのに最低限必要な時間[秒]を1文字単位で定めているものである。文字データ表示判定部204は、この必要表示期間[秒/文字]に文字データの文字数を掛けることにより、ユーザが表示されている文字データを全部認識するのに必要な表示期間[秒](=T3とする)を得ることができる。
【0095】
文字データ表示判定部204は、上記同様、上記ステップS607において求めた文字データの実際の表示期間T2に基づいて、ユーザが表示された文字データを全部認識できるかどうか判定する。すなわち、文字データ表示判定部204は、文字データの認識に必要な表示期間T3[秒]と、文字データの実際の表示期間T2[秒]とを比較し、T3≦T2であればユーザはこれを認識可能であると判断し、T1>T3であれば認識不可能であると判断する。
【0096】
ステップS611において、文字データ表示判定部204が認識可能と判定した場合には、文字データ信号編成部203において、文字データを通常に表示するよう処理する(ステップS612)。ステップS611において、文字データ表示判定部204が認識不可能と判定した場合には、予め定められた数パターンの処理(ここでは、ステップS613〜S614)のうち設定されているものを行うようになっている。
【0097】
第1のパターンでは、文字データを表示してもユーザはその全部を認識できないので、文字データを表示しないように処理を行う(ステップS613)。すなわち、文字データ表示判定部204は、文字データ信号編成部203において文字データ信号を映像信号処理部141に出力しないように制御する。
【0098】
第2のパターンでは、ユーザが文字データを認識できるように、画面上に文字データを数行にわたって並列表示するとともに、表示期間を延長する(ステップS614)。例えば、画面上に2サンプル分の文字データを並列表示することにより、それぞれの表示期間を2倍にすることが可能である。この処理を行うには、例えば、文字データ信号編成部203において文字データの表示位置を並列表示ができるように調整するとともに、当該サンプルに含まれる文字データを、当該サンプル及びその次のサンプルの表示期間において継続して表示するように処理すればよい。
【0099】
尚、ステップS611において、文字データ表示判定部204が認識不可能と判定した場合であっても、ステップS612に処理を進めて文字データを通常に表示するように設定してもよい。ユーザが表示された文字データを一部でも認識できればよい場合などには、このような設定を行うことができる。
【0100】
上記ステップS612、S613又はS614の処理を行うことにより、1サンプル分の文字データ信号を映像信号処理部141に出力する動作が完了する。文字データ信号処理部143は、次の1サンプルの文字データ信号を受信する動作に移行する。
【0101】
尚、図6に示すフローチャートにおいて、ステップS602及びS603の処理の順序は任意である。また、ステップS605及びS606の処理の順序も任意であり、ステップS606の処理については、ステップS604以前に行うように構成してもよい。
【0102】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態にかかるデジタルデータ再生装置について説明する。第2実施形態のデジタルデータ再生装置は、文字データ信号処理部以外においては、図1に示すものと同様に構成されているため、同様の構成部分については説明を省略する。
【0103】
図7は、本実施形態のデジタルデータ再生装置に含まれる文字データ信号処理部の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【0104】
図7において、本実施形態の文字データ信号処理部は、文字データ抽出部201と、文字データ管理情報抽出部202と、文字データ信号編成部203と、判定条件テーブル205と、文字データ表示判定部701と、サンプル表示期間計算部702と、文字数判定部703と、文字修飾判定部704とから構成されている。
【0105】
本実施形態の文字データ信号処理部において、文字データ抽出部201、文字データ管理情報抽出部202及び文字データ信号編成部203は、図2に示す第1実施形態のものと同様に構成されており、同様に機能するものとする。判定条件テーブル205もまた、第1実施形態のものと同様であり、図3〜図5に示すテーブル構成を含んでいるものとする。
【0106】
サンプル表示期間計算部702は、文字データ管理情報抽出部202から抽出した文字データ(1サンプル分、以下同様)の再生開始時刻と再生終了時刻とから、文字データの通常再生時における表示期間を求める。また、一方で、デジタルデータ再生装置における現在の再生速度を取得しており、上記文字データの通常再生時における表示期間と現在の再生速度とから、文字データの実際の表示期間を求める。例えば、現在の再生速度が2倍速であれば、文字データの実際の表示期間は、通常再生時における表示期間の1/2となる。サンプル表示期間計算部702は、こうして求めた文字データの実際の表示期間を文字データ表示判定部701に出力する。
【0107】
文字数判定部703は、文字データ抽出部201から抽出した文字データに含まれる文字数を求める。また、一方で、判定条件テーブル205にアクセスし、デジタルデータ再生装置において現在使用しているディスプレイ151の種類に応じた文字数判定条件を取得する。文字数判定部703は、上記文字数判定条件に上記文字データの文字数を掛けることにより、文字データの必要表示期間を算出し、これを文字データ表示判定部701に出力する。
【0108】
文字修飾判定部704は、文字データ抽出部201から抽出した文字データに含まれる文字数を求め、文字データに施されている修飾を判別する。また、一方で、判定条件テーブル205にアクセスし、ディスプレイ151の種類に応じた当該修飾にかかる文字修飾判定条件を取得する。文字修飾判定部704は、上記文字データの文字数と文字修飾判定条件とから文字データを修飾表示するのに必要な期間を算出し、これを文字データ表示判定部701に出力する。
【0109】
例えば、文字データにスクロール表示の修飾が施されている場合には、図5に示す文字修飾判定条件テーブルからスクロール表示のユーザ認識限界が4文字/1秒であるから、文字データの文字数が12文字であるとすると、この文字データを修飾表示するのに必要な表示期間は3秒となる。尚、文字データに複数の修飾が施されている場合には、それらの必要表示期間のうち最長のものを文字データ表示判定部701に出力する。
【0110】
文字データ表示判定部701は、サンプル表示期間計算部702から受信した文字データの実際の表示期間、文字数判定部703から受信した文字データの必要表示期間、及び文字修飾判定部704から受信した文字データ修飾表示の必要表示期間に基づいて、文字データの表示画面上での表示形態を判定する。
【0111】
具体的には、通常に近い再生速度であれば、文字データの実際の表示期間が、文字データ表示及び文字データ修飾表示の必要期間よりも長いので、通常通り、文字データを装飾して表示する。より早い再生速度(2〜3倍速程度)では、修飾表示を行わず文字データのみを通常に表示するか、あるいは修飾を簡易表示する。さらに早い再生速度(4〜8倍速程度)になると、ユーザは文字データの認識が困難となるため、文字データ表示を行わないか、あるいは並列表示等を行う。
【0112】
尚、本実施形態のデジタルデータ再生装置において、それぞれの再生速度に応じた文字データの表示形態は、ユーザが任意に設定できるものとする。
【0113】
上記において説明したように、本発明の各実施形態のデジタルデータ再生装置によれば、デジタルデータ再生装置の現在の再生速度に応じて、文字データの表示及び修飾表示をユーザが認識可能かどうかを判定することができ、この判定に従って文字データを適切な表示形態で表示させることができる。
【0114】
以上、本発明のデジタルデータ再生装置について、具体的な実施の形態を示して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態又は他の実施形態にかかる発明の構成及び機能に様々な変更・改良を加えることが可能である。
【0115】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のデジタルデータ再生装置によれば、様々な再生速度に対応して、文字データの表示及び修飾表示の形態を切り替えることが可能であり、ユーザにとっては利便性の高いデジタルデータ再生装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるデジタルデータ再生装置の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示すデジタルデータ再生装置の文字データ信号処理部143の内部構成をさらに詳しく示す機能ブロック図である。
【図3】判定条件テーブル205に記憶されているディスプレイ情報テーブルの構成を概念的に示す図である。
【図4】判定条件テーブル205に記憶されている文字数判定条件テーブルの構成を概念的に示す図である。
【図5】判定条件テーブル205に記憶されている文字修飾判定テーブルの構成を概念的に示す図である。
【図6】図1に示すデジタルデータ再生装置の文字データ信号処理部143における動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態にかかるデジタルデータ再生装置に含まれる文字データ信号処理部の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
110 デジタル放送用アンテナ
111 デジタル放送用チューナ
112 OFDM復調部
120 記憶部
130 記録媒体読み取り部
131 記録媒体
140 多重分離部
141 映像信号処理部
142 音声信号処理部
143 文字データ信号処理部
151 ディスプレイ
152 スピーカ
160 ユーザ操作入力部
170 制御部
201 文字データ抽出部
202 文字データ管理情報抽出部
203 文字データ信号編成部
204 文字データ表示判定部
205 判定条件テーブル
701 文字データ表示判定部
702 サンプル表示期間計算部
703 文字数判定部
704 文字修飾判定部

Claims (19)

  1. デジタルデータに含まれる文字データを、ディスプレイに対し表示出力するデジタルデータ再生装置であって、
    文字データ信号から、表示する文字,文字数に関する情報を含む文字データを抽出する文字データ抽出部と、
    前記文字データ信号から、前記文字データに含まれる文字を前記ディスプレイの画面上に表示する期間に関する文字データ管理情報を抽出する文字データ管理情報抽出部と、
    ユーザが前記ディスプレイの画面上に表示される前記文字データに含まれる文字を認識できるために最低限必要な1文字単位の表示時間が、判定条件として記憶されている判定条件テーブルと、
    前記文字データに含まれる文字を前記文字データ管理情報に基づいて前記ディスプレイに対して表示出力する際、設定されたデジタルデータの再生速度と前記文字データ管理情報とから前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) を算出し、前記判定条件テーブルの1文字単位の表示時間を前記文字データに含まれる文字の文字数に乗算して、ユーザが前記ディスプレイの画面上に表示されている文字データを認識するのに必要な表示期間 (T3) を算出し、当該算出した必要な表示期間 (T3) を、前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) と比較して、ユーザが前記文字データの表示された文字を前記ディスプレイの画面上で認識できるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記文字データの前記ディスプレイの画面上での表示形態を判定する文字データ表示判定部と、
    前記文字データを当該判定された表示形態により表示するようディスプレイに対する表示出力を編成する文字データ編成部と
    を備えていることを特徴とするデジタルデータ再生装置。
  2. デジタルデータに含まれる文字データを、ディスプレイに対し表示出力するデジタルデータ再生装置であって、
    文字データ信号から、表示する文字,文字数,文字に施された修飾に関する情報を含む文字データを抽出する文字データ抽出部と、
    前記文字データ信号から、前記文字データに含まれる文字を前記ディスプレイの画面上に表示する期間に関する文字データ管理情報を抽出する文字データ管理情報抽出部と、
    ユーザが前記ディスプレイの画面上に表示される前記文字データに含まれる文字を認識できるために最低限必要な1文字単位の表示時間、及び文字を修飾して表示する場合にユーザが認識できる単位時間当たりの修飾表示文字数の上限が、判定条件として記憶されている判定条件テーブルと、
    前記文字データに含まれる文字を前記文字データ管理情報に基づいて前記ディスプレイに対して表示出力する際、設定されたデジタルデータの再生速度と前記文字データ管理情報とから前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) を算出し、前記文字データに含まれる文字の文字数を、前記判定条件テーブルの単位時間当たりの修飾表示文字数の上限で除算して、前記文字データの文字を修飾してユーザが認識できるように表示するために必要な修飾表示期間 (T1) を算出し、当該算出した修飾表示期間 (T1) を、前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) と比較して、ユーザが前記文字データの修飾表示された文字を前記ディスプレイの画面上で認識できるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記文字データの前記ディスプレイの画面上での修飾表示形態を判定する文字データ表示判定部と、
    前記文字データを当該判定された表示形態により表示するようディスプレイに対する表示出力を編成する文字データ編成部と
    を備えていることを特徴とするデジタルデータ再生装置。
  3. デジタルデータに含まれる文字データを、ディスプレイに対し表示出力するデジタルデータ再生装置であって、
    文字データ信号から、表示する文字,文字数,文字に施された修飾に関する情報を含む文字データを抽出する文字データ抽出部と、
    前記文字データ信号から、前記文字データに含まれる文字を前記ディスプレイの画面上に表示する期間に関する文字データ管理情報を抽出する文字データ管理情報抽出部と、
    ユーザが前記ディスプレイの画面上に表示される前記文字データに含まれる文字を認識できるために最低限必要な1文字単位の表示時間、及び文字を修飾して表示する場合にユーザが認識できる単位時間当たりの修飾表示文字数の上限が、判定条件として記憶されている判定条件テーブルと、
    前記文字データに含まれる文字を前記文字データ管理情報に基づいて前記ディスプレイに対して表示出力する際、設定されたデジタルデータの再生速度と前記文字データ管理情報とから前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) を算出し、前記文字データに含まれる文字の文字数を、前記判定条件テーブルの単位時間当たりの修飾表示文字数の上限で除算して、前記文字データの文字を修飾してユーザが認識できるように表示するために必要な修飾表示期間 (T1) を算出し、当該算出した修飾表示期間 (T1) を、前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) と比較して、ユーザが前記文字データの修飾表示された文字を前記ディスプレイの画面上で認識できるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記文字データの前記ディスプレイの画面上での修飾表示形態を判定するとともに、前記文字データに含まれる文字を前記文字データ管理情報に基づいて前記ディスプレイに対して表示出力する際、前記判定条件テーブルの1文字単位の表示時間を前記文字データに含まれる文字の文字数に乗算して、ユーザが前記ディスプレイの画面上に表示されている文字データを認識するのに必要な表示期間 (T3) を算出し、当該算出した必要な表示期間 (T3) を、前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) と比較して、ユーザが前記文字データの表示された文字を前記ディスプレイの画面上で認識できるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記文字データの前記ディスプレイの画面上での表示形態を判定する文字データ表示判定部と、
    前記文字データを当該判定された修飾表示形態及び表示形態により表示するようディスプレイに対する表示出力を編成する文字データ編成部と
    を備えていることを特徴とするデジタルデータ再生装置。
  4. 前記文字データ表示判定部は、
    前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2)が、前記算出した必要な表示期間 (T3)に満たない場合には、前記文字データを表示しない表示形態を判定する
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載のデジタルデータ再生装置。
  5. 前記文字データ表示判定部は、
    前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2)が、前記算出した必要な表示期間 (T3)に満たない場合には、前記文字データを並列表示する表示形態を判定する
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載のデジタルデータ再生装置。
  6. 前記文字データ抽出部は、さらに、前記文字データの修飾形態を抽出し、
    前記判定条件テーブルは、さらに、文字を修飾して表示する場合にユーザが認識できる単位時間当たりの修飾表示文字数の上限を、前記文字データの修飾形態の違いに対応して複数記憶しており、
    前記文字データ表示判定部は、前記文字データに含まれる文字の文字数を、前記判定条件テーブルの、前記文字データの修飾形態に対応した単位時間当たりの修飾表示文字数の上限で除算して、前記文字データの文字を修飾してユーザが認識できるように表示するために必要な修飾表示期間 (T1) を算出する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のデジタルデータ再生装置。
  7. 前記文字データ表示判定部は、
    前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2)が、前記算出した必要な修飾表示期間 (T1)に満たない場合には、前記文字データを修飾表示しない修飾表示形態を判定する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のデジタルデータ再生装置。
  8. 前記文字データ表示判定部は、
    前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2)が、前記算出した必要な修飾表示期間 (T1)に満たない場合には、前記文字データを簡易修飾表示する修飾表示形態を判定する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のデジタルデータ再生装置。
  9. 前記デジタルデータ再生装置は、前記文字データの表示を1サンプルごとに制御する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のデジタルデータ再生装置。
  10. 前記判定条件テーブルは、前記デジタルデータ再生装置において用いられる複数の表示装置のそれぞれに対応させた判定条件を記憶している
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のデジタルデータ再生装置。
  11. ユーザの操作を受け付けるユーザ操作入力部をさらに有しており、
    ユーザは、前記ユーザ操作入力部により、前記判定条件テーブルに記憶されている判定条件を設定することが可能である
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のデジタルデータ再生装置。
  12. ユーザは、前記ユーザ操作入力部により、前記文字データ表示判定部による前記文字データの表示形態の条件を設定することが可能である
    ことを特徴とする請求項11に記載のデジタルデータ再生装置。
  13. デジタルデータを記憶する記憶部をさらに有している
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のデジタルデータ再生装置。
  14. デジタルデータを記録した記録媒体を読み取る記録媒体読み取り部をさらに有している
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のデジタルデータ再生装置。
  15. デジタルデータを含んだデジタル放送を受信する手段をさらに有している
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のデジタルデータ再生装置。
  16. 前記文字データの表示制御装置から文字データ信号を受信し、該文字データ信号を映像信号に同期させる映像信号処理部をさらに有している
    ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載のデジタルデータ再生装置。
  17. デジタルデータに含まれる文字データを、ディスプレイに対し表示出力するプログラムであって、
    コンピュータを、
    文字データ信号から、表示する文字,文字数に関する情報を含む文字データを抽出する文字データ抽出部と、
    前記文字データ信号から、前記文字データに含まれる文字を前記ディスプレイの画面上に表示する期間に関する文字データ管理情報を抽出する文字データ管理情報抽出部と、
    ユーザが前記ディスプレイの画面上に表示される前記文字データに含まれる文字を認識できるために最低限必要な1文字単位の表示時間が、判定条件として記憶されている判定条件テーブルと、
    前記文字データに含まれる文字を前記文字データ管理情報に基づいて前記ディスプレイに対して表示出力する際、設定されたデジタルデータの再生速度と前記文字データ管理情報とから前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) を算出し、前記判定条件テーブルの1文字単位の表示時間を前記文字データに含まれる文字の文字数に乗算して、ユーザが前記ディスプレイの画面上に表示されている文字データを認識するのに必要な表示期間 (T3) を算出し、当該算出した必要な表示期間 (T3) を、前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) と比較して、ユーザが前記文字データの表示された文字を前記ディスプレイの画面上で認識できるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記文字データの前記ディスプレイの画面上での表示形態を判定する文字データ表示判定部と、
    前記文字データを当該判定された表示形態により表示するようディスプレイに対する表示出力を編成する文字データ編成部と
    として機能させるプログラム。
  18. デジタルデータに含まれる文字データを、ディスプレイに対し表示出力するプログラムであって、
    コンピュータを、
    文字データ信号から、表示する文字,文字数,文字に施された修飾に関する情報を含む文字データを抽出する文字データ抽出部と、
    前記文字データ信号から、前記文字データに含まれる文字を前記ディスプレイの画面上に表示する期間に関する文字データ管理情報を抽出する文字データ管理情報抽出部と、
    ユーザが前記ディスプレイの画面上に表示される前記文字データに含まれる文字を認識できるために最低限必要な1文字単位の表示時間、及び文字を修飾して表示する場合にユーザが認識できる単位時間当たりの修飾表示文字数の上限が、判定条件として記憶されている判定条件テーブルと、
    前記文字データに含まれる文字を前記文字データ管理情報に基づいて前記ディスプレイに対して表示出力する際、設定されたデジタルデータの再生速度と前記文字データ管理情報とから前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) を算出し、前記文字データに含まれる文字の文字数を、前記判定条件テーブルの単位時間当たりの修飾表示文字数の上限で除算して、前記文字データの文字を修飾してユーザが認識できるように表示するために必要な修飾表示期間 (T1) を算出し、当該算出した修飾表示期間 (T1) を、前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) と比較して、ユーザが前記文字データの修飾表示された文字を前記ディスプレイの画面上で認識できるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記文字データの前記ディスプレイの画面上での修飾表示形態を判定する文字データ表示判定部と、
    前記文字データを当該判定された表示形態により表示するようディスプレイに対する表示出力を編成する文字データ編成部と
    として機能させるプログラム。
  19. デジタルデータに含まれる文字データを、ディスプレイに対し表示出力するプログラムであって、
    コンピュータを、
    文字データ信号から、表示する文字,文字数,文字に施された修飾に関する情報を含む文字データを抽出する文字データ抽出部と、
    前記文字データ信号から、前記文字データに含まれる文字を前記ディスプレイの画面上に表示する期間に関する文字データ管理情報を抽出する文字データ管理情報抽出部と、
    ユーザが前記ディスプレイの画面上に表示される前記文字データに含まれる文字を認識できるために最低限必要な1文字単位の表示時間、及び文字を修飾して表示する場合にユーザが認識できる単位時間当たりの修飾表示文字数の上限が、判定条件として記憶されている判定条件テーブルと、
    前記文字データに含まれる文字を前記文字データ管理情報に基づいて前記ディスプレイ に対して表示出力する際、設定されたデジタルデータの再生速度と前記文字データ管理情報とから前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) を算出し、前記文字データに含まれる文字の文字数を、前記判定条件テーブルの単位時間当たりの修飾表示文字数の上限で除算して、前記文字データの文字を修飾してユーザが認識できるように表示するために必要な修飾表示期間 (T1) を算出し、当該算出した修飾表示期間 (T1) を、前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) と比較して、ユーザが前記文字データの修飾表示された文字を前記ディスプレイの画面上で認識できるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記文字データの前記ディスプレイの画面上での修飾表示形態を判定するとともに、前記文字データに含まれる文字を前記文字データ管理情報に基づいて前記ディスプレイに対して表示出力する際、前記判定条件テーブルの1文字単位の表示時間を前記文字データに含まれる文字の文字数に乗算して、ユーザが前記ディスプレイの画面上に表示されている文字データを認識するのに必要な表示期間 (T3) を算出し、当該算出した必要な表示期間 (T3) を、前記文字データに含まれる文字を実際に表示する期間 (T2) と比較して、ユーザが前記文字データの表示された文字を前記ディスプレイの画面上で認識できるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記文字データの前記ディスプレイの画面上での表示形態を判定する文字データ表示判定部と、
    前記文字データを当該判定された修飾表示形態及び表示形態により表示するようディスプレイに対する表示出力を編成する文字データ編成部と
    として機能させるプログラム。
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