JP4661165B2 - 消耗品データ管理システム及び方法 - Google Patents

消耗品データ管理システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4661165B2
JP4661165B2 JP2004310532A JP2004310532A JP4661165B2 JP 4661165 B2 JP4661165 B2 JP 4661165B2 JP 2004310532 A JP2004310532 A JP 2004310532A JP 2004310532 A JP2004310532 A JP 2004310532A JP 4661165 B2 JP4661165 B2 JP 4661165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
consumable
wireless tag
packaging material
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004310532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006126239A (ja
Inventor
雅樹 小林
幸夫 舛渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004310532A priority Critical patent/JP4661165B2/ja
Publication of JP2006126239A publication Critical patent/JP2006126239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4661165B2 publication Critical patent/JP4661165B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、装着された消耗品の備える無線タグからデータを読み出し該データに基づきサービス提供のための所定の処理動作を行うサービス提供装置における消耗品の情報管理に関し、特に消耗品が流通段階で電波を通しにくい包装材で包装されている場合に、流通段階で発生したデータをその消耗品の無線タグに持たせるための技術に関する。
例えば、デジタル複写機や複合機などの画像形成装置では、従来よりトナーカートリッジや感光体ドラムカートリッジなどの交換可能な消耗品(交換部品)および定着装置やソータ装置などの交換可能な装置(交換装置)(以下、これら交換部品や交換装置をまとめて消耗品と呼ぶ)に対し記憶媒体を装着し、画像形成装置からその記憶媒体に対してデータの読み書きを行うことで、適切な画像形成動作が行えるようにしている。例えば消耗品の記憶媒体には、その消耗品の使用量のデータが画像形成装置から書き込まれる。また、その消耗品が適切な条件で動作できるようにするために、例えばその消耗品の識別情報や、その消耗品の仕向先国のコード、OEM先メーカーのコード、その消耗品が装着される画像形成装置の機種コード、その消耗品が最適に機能するための各種パラメータなどを、消耗品の製造工場などにおいて予めその記憶媒体に書き込んでおくことも行われている。
また、近年では、無線タグ(RFID(Radio Frequency IDentification)タグとも呼ばれる)技術の発達に伴い、消耗品に取り付ける記憶媒体として無線タグを用いる例も増えてきている。無線タグは非接触でデータの読み書きができるため、有線接続方式の読み書きと比べた場合、装置構造上の制約が緩和される利点がある。このように消耗品に無線タグを設け、画像形成装置本体側が装着された消耗品の無線タグとの間でデータの読み書きを行う点については、特許文献1〜3に開示されている。
特開2003−270920号公報 特開2004−020910号公報 特開2001−022230号公報
トナーカートリッジ等の画像形成装置の消耗品は、品質保持等のために金属が蒸着されたフィルムからなる包装袋に収納した上でダンボール等で形成された個装箱に収納されることが多い。また、金属等の導電性材料からなる箱により包装される場合もある。いずれにしても、そのような包装は消耗品を製造する工場にて行われる。したがって、工場から出荷された消耗品の無線タグは、そのような包装の内部にあるため、外部との間の電波による通信が困難となり、データの読み書きが困難になる。
ところが、無線タグに持たせたい情報が、工場出荷後、消耗品が実際に装置に装着されるまでの流通経路上で決定される場合もあり得る。例えば、消耗品の仕向先国を工場出荷時には決定せず、倉庫や物流センターなどで需要に応じて決定するような物流形態を想定した場合、仕向先国コードや特定の仕向先国に応じた消耗品のパラメータは倉庫出荷段階で決定されることになる。このように流通段階で決定される情報を、導電性材料の袋や箱の中にある消耗品の無線タグに書き込むことは困難である。また、流通経路上で用いられる無線タグの通信方式が異なるような場合にも、同様に消耗品の無線タグに書き込むことは困難である。
しかし、その一方で、流通段階で生じる情報の中には、消耗品を画像形成装置に装着して利用する際に必要になるものもある。例えば仕向先国コードや仕向先国に応じたパラメータなどは、消耗品の無線タグに入っていないと、画像形成装置はそのような情報を用いることができないため、印刷画質その他の性能が十分に発揮できなくなってしまう。
上記従来技術の文献はいずれも、このように導電性材料の包装容器に入れられた消耗品に付された無線タグに、流通段階で発生した情報を如何にして持たせるようにするかという課題の認識すら示しておらず、それに対する解決を示しているべくもない。
以上、画像形成装置とその消耗品を例にとって説明したが、他の種類の装置においても同様の問題は生じ得ることである。
本発明は、無線タグへの読み書きに用いる電波を通しにくい包装材で包装されている消耗品に対し、消耗品の流通段階で発生した情報を持たせるための仕組みを提供する。
本発明は、画像形成装置に装着される交換部品又は交換装置である消耗品に設けられ、前記消耗品が電波を通しにくい包装材に包装される前にデータが決定されるものとしてあらかじめ定められた第1のデータ項目と、前記消耗品が包装材に包装される前にはデータが決定されないものとしてあらかじめ定められた第2のデータ項目と、を記憶する領域を備え、前記消耗品が前記包装材に包装された状態では、前記第1のデータ項目を記憶する領域に、決定された当該第1のデータ項目のデータが書き込まれている第1の無線タグと、装着された前記消耗品の備える前記第1の無線タグから前記第1及び第2のデータ項目のデータを読み出し該データに基づき画像形成のための所定の処理動作を行う画像形成装置と、前記消耗品を包装する前記包装材の外面又は該包装材で包装された消耗品を収容する外装箱に設けられた第2の無線タグと、前記包装材で包装された前記消耗品が前記画像形成装置に装着され使用されるまでの流通段階で決定された前記第2のデータ項目のデータを、前記第2の無線タグに対して書き込むための流通段階書込装置と、前記消耗品を前記画像形成装置に装着する際に、前記第2の無線タグから前記第2のデータ項目のデータを読み出し、該データを前記包装材から取り出された前記消耗品が備える前記第1の無線タグの前記第2のデータ項目を記憶する領域に対して書き込む装着段階読出書込装置と、を有する消耗品データ管理システムを提供するものである。
参考例では、本発明は、装着された消耗品の備える無線タグからデータを読み出し該データに基づきサービス提供のための所定の処理動作を行うサービス提供装置において、消耗品がサービス提供装置に装着され使用される時点までの流通段階で発生したデータを前記サービス提供装置に提供するための消耗品データ管理システムであって、前記消耗品を包装する包装材の外面又は該包装材で包装された消耗品を収容する外装箱に設けられた第2の無線タグと、前記流通段階で発生したデータを、前記第2の無線タグに対して書き込むための流通段階書込装置と、を備え、前記消耗品は前記第2の無線タグを取り付ける取付部を有し、前記サービス提供装置は、装着された前記消耗品の前記取付部に取り付けられた前記第2の無線タグに対するデータの読み書きを行う手段を備える、消耗品データ管理システムを提供するものである。
更に別の側面では、本発明は、画像形成装置に装着される交換部品又は交換装置である消耗品に設けられ、前記消耗品が電波を通しにくい包装材に包装される前にデータが決定されるものとしてあらかじめ定められた第1のデータ項目と、前記消耗品が包装材に包装される前にはデータが決定されないものとしてあらかじめ定められた第2のデータ項目と、を記憶する領域を備え、前記消耗品が前記包装材に包装された状態では、前記第1のデータ項目を記憶する領域に、決定された当該第1のデータ項目のデータが書き込まれている第1の無線タグと、
装着された前記消耗品の備える前記第1の無線タグから前記第1及び第2のデータ項目のデータを読み出し該データに基づき画像形成のための所定の処理動作を行う画像形成装置と、前記消耗品を包装する前記包装材の外面、又は該包装材で包装された消耗品を収容する外装箱に対し、前記包装材で包装された前記消耗品が前記画像形成装置に装着され使用されるまでの流通段階で決定された前記第2のデータ項目のデータを印刷するか、又はその外装箱に対して貼付するための該データを示したシールを印刷出力する流通段階情報付与装置と、前記消耗品が装着される画像形成装置に設けられたデータ登録部であって、前記包装材又は前記外装箱、又はそれらに貼付された前記シールに印刷された前記第2のデータ項目のデータの入力を受け付ける入力部と、該入力部に入力されたデータを前記消耗品の前記第1の無線タグの前記第2のデータ項目を記憶する領域に書き込む書込部と、を備えたデータ登録部と、を有する消耗品データ管理システムを提供するものである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」と呼ぶ)について説明する。
まず、本発明の第1の実施形態を、図1を参照して説明する。この図には、消耗品10を提供する業者の倉庫1と、その消耗品10が配送される顧客オフィス2が模式的に示されている。
消耗品10は、製造工場にて、第1の無線タグ12を装着され、アルミニウム等の金属が蒸着された包装袋14に袋詰めされた上で、個装箱16に箱詰めされた上で出荷される。この第1の無線タグ12には、そのタグ自身に一意に割り当てられたタグ識別番号、消耗品10に対し一意に割り当てられた消耗品識別番号(タグ識別番号を消耗品識別番号と兼用してもよい)、消耗品の種別を示すコードなど、工場出荷の段階で既に決まっている情報が書き込まれている。なお、消耗品に対する第1の無線タグ12の装着形態は、特許文献1や2に示されるものでよい。
ところが、工場出荷後の流通段階で、例えば倉庫1にて、決定される情報は、電波を通しにくい包装袋14の中の第1の無線タグ12に書き込むことは難しい。そこで、本実施形態では、包装袋14の外側を覆う個装箱16に第2の無線タグ18を取り付けておき、消耗品10が流通経路上の拠点、例えば倉庫1にあるときに発生した情報はこの第2無線タグ18に書き込むようにする。なお、この第2の無線タグ18は流通経路上において機能するものであって、例えば搬送周波数や通信プロトコル等が第1の無線タグ12とは異なる種類の無線タグであってもよい。そして、第1の無線タグ12に書き込みが行えない場合に、第2無線タグ18に書き込みを行うものであってもよい。
工場出荷前に、この第2の無線タグ18に対し、第1の無線タグ12が保持している消耗品の識別情報等の情報を全て書き込んでおくことも好適である。こうすれば、流通段階では、第2の無線タグ18を読み取ることで、その消耗品10の情報を得ることができ、その情報を消耗品の流通管理に利用できる。
例えば消耗品10の仕向先国やOEM先メーカー、対象装置の機種などを消耗品10の製造工場では決定せず、消耗品10のメーカーの流通拠点である倉庫1において、実際の需要の情報を基にそれらを決定する場合を考える。この場合、仕向先国コードやOEM先コード、機種コード、或いはそれら仕向先国やOEM先メーカー、対象機種に合わせた消耗品10の使用パラメータなどは、その消耗品10が倉庫1に在庫している段階で決まることになる。そこで、本実施形態では、消耗品10自体に取り付けられた第1の無線タグ12が保持すべき情報のうち、そのように倉庫1等の流通拠点上で決定される情報は、消耗品10の出荷時や出荷前の仕分け作業の際等に、外箱である個装箱16に取り付けられた第2の無線タグ18に一旦書き込むようにする。第2の無線タグ18は、電波を通しにくい包装袋14の外側にあるので、この情報の書込は問題なく実行できる。このとき書き込む情報は、消耗品の需給情報を管理し、それらに基づき各消耗品の仕向先国やOEM先などを決定する管理コンピュータ22から、ライタ装置20を介して第2の無線タグ18に書き込まれる。ライタ装置20は、例えば、消耗品10を仕分けする仕分けラインのコンベア近傍に設けておけばよい。
別の角度から説明すると、流通段階で発生した情報を第2の無線タグ18に対して書き込むまでは、消耗品10は、仕向先国やOEM先メーカー、対象機種等によらない共通品であるのが、第2の無線タグ18への情報の書込により、仕向先国等が特定された消耗品となるのである。このような仕組みを採用すれば、製造工場は個々の仕向先や対象機種ごとの消耗品を別個に出荷する必要はなく、倉庫1でもそのように仕向先等が異なる消耗品を個別に管理する必要がなくなるので、全体的な管理コストを低減できる。また、倉庫1では、共通の消耗品10に対し必要な情報を第2の無線タグ18に書き込むことで、需要のある仕向先等に対応した消耗品10として出荷できるので、仕向先等が異なる消耗品を個別に管理する場合に比べて在庫量を削減できる。
消耗品10が複数の流通拠点を経由し、第1の無線タグ12が持つべき情報がそれら各流通拠点で生じる場合は、発生した情報を各流通拠点に設けられた管理コンピュータ22及びライタ装置20で第2の無線タグ18に書き込めばよい。
このように第2の無線タグ18に一旦書き込んだ情報は、消耗品10を装着する画像形成装置などの装置本体30が設置された客先、例えば顧客オフィス2にて、消耗品10を開梱したあとで、第2の無線タグ18からその消耗品10に取り付けられた第1の無線タグ12に転記するようにする。
図1の例では、この転記処理を、装置本体30が備えるリーダ・ライタ34を利用して行っている。すなわち、装置本体30は、元々消耗品10に装着された第1の無線タグ12に対しデータの読み書きを行うためのリーダ・ライタ34を備えているので、それを利用するわけである。第2の無線タグ18の持つ情報は、装置本体30に設けられたリーダ装置36により読み取る。リーダ装置36のアンテナは、装置本体30の外面、例えば表示や指示入力のためのコンソールパネルの近傍などに設けられ、そのアンテナに向けてかざされた第2の無線タグ18のデータを読み取る。なお、装置本体30に設けるリーダ装置36は、個装箱16の第2の無線タグ18を読み取る用途以外、例えばユーザの持つRFIDカードに対する読み書きのためなどに利用できるようにしてもよい。リーダ装置36により第2の無線タグ18から読み取られたデータは、装置本体30を制御する制御部32を介してリーダ・ライタ34に渡され、消耗品10の装着部位近傍に設けられたアンテナを介して消耗品10の第1の無線タグ12に書き込まれる。
この転記処理の手順を図2に示す。この手順では、まず顧客又はカスタマエンジニアが装置本体30の蓋を開けて古い消耗品を取り出し、個装箱16及び包装袋14から取り出した消耗品10を新たに装着して蓋を閉めると、制御部32は消耗品情報収集処理を実行する(S10)。この処理では、消耗品10の適切な使用のために必要な情報、例えば消耗品の識別情報、仕向先国コード、OEM先コード、機種コード、各種使用パラメータをリーダ・ライタ34を介して第1の無線タグ12から読み出す。この処理により、必要な情報が全て得られれば(S12の判定結果が肯定(Y))、その消耗品10が適正使用可能であると判定し、制御部32が管理しているその消耗品10の使用許可状態のフラグを立てる(S14)。全ての消耗品が使用許可状態であれば、制御部32は、装置本体30の通常動作を許可する。これに対し、使用許可状態でない消耗品があれば、制御部32は、装置本体30のサービス処理動作(例えば画像形成装置の場合はコピーや印刷)を禁止したり一部制限したりし、正しい消耗品のセットを促すメッセージをUI(ユーザインタフェース)部(例えばコンソールパネルなど)の表示画面に表示する。
S12の判定結果が否定(N)の場合、すなわちS10で、新たに装着された消耗品10の無線タグ12から得られた情報だけでは必要情報に足りない場合は、その情報を入力する旨の依頼の表示をUI部の表示画面に表示する(S16)。この場合、足りない情報は個装箱16に取り付けられた第2の無線タグ18に保持されているはずなので、S14における依頼の表示では、第2の無線タグ18を装置本体30のリーダ装置36のアンテナ近傍にかざす動作を、メッセージ及び/又は模式図で表示する。この表示に従って顧客又はカスタマエンジニアが第2の無線タグ18をアンテナにかざせば、その情報がリーダ装置36により読み取られる。制御部32は、リーダ装置36から情報が読み取られるのを所定のタイムアウト時間まで待ち(S18)、読み取られれば、その情報をリーダ・ライタ34を介して第1の無線タグ12に書き込み(S20)、S10に戻って第1の無線タグ12からデータ読み出しを行い、必要情報が全て読み取れたかをチェックする(S12)。その消耗品10が入っていた個装箱16の第2の無線タグ18を読み取らせれば、この判定時点では必要情報が全て足りているはずである。これにより必要情報が全てあることが確認できれば、その消耗品10が使用許可状態とされる(S14)。
以上のような仕組みによれば、消耗品10の使用開始時点で第1の無線タグ12が保持していなければならない情報のうち流通段階で発生した情報を、その使用開始時点で無線タグ12に持たせることができる。
なお、流通段階で新たな情報が生じない場合もあるので、転記処理では、制御部32は、第2の無線タグ18から読み出された情報に第1の無線タグ12にないものがなければ、それ以降の書込処理は省略する。この場合、流通段階で新たに発生した情報が書き込まれているかどうかを示すフラグを第2の無線タグ18の記憶部に設け、流通段階で新たに情報を無線タグ18に書き込んだ場合は、そのフラグをオンにセットするようにすれば、転記処理を行う際、そのフラグがオフであればそれ以降の第1の無線タグ12へのデータの書き込み等の処理を省略することができる。
以上の例では、個装箱16の第2の無線タグ18の持つ情報を読み取るリーダ36を装置本体30に設けたが、この構成は、顧客が自分で消耗品10を開梱し、装置本体30に装着するようなケースを想定した場合には好適である。これに対し、カスタマエンジニアが消耗品10を装置本体30に装着するような運用の場合には、カスタマエンジニアが自ら所持する携帯型のリーダ・ライタ装置により個装箱16の第2の無線タグ18からデータを読み取り、そのリーダ・ライタ装置を開梱した消耗品10の第1の無線タグ12にかざして書込を行うような転記方式も可能である。
次に図3を参照して第2の実施形態について説明する。図3において、図1と同様の構成要素には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
前述の第1の実施形態では個装箱16に装着された第2の無線タグ18が持つ情報をリーダ装置36で読み取り、読み取った情報を消耗品10に取り付けられた第1の無線タグ12に書き込んだ。これに対し、この第2の実施形態では、そのようなデータの転記を行う代わりに、個装箱16から第2の無線タグ18を取り外し、それを消耗品10に対して装着するようにする。
このような仕組みを成り立たせるため、消耗品10には、第2の無線タグ18を装着するための装着部が設けられている。また、装置本体30において、その消耗品10の装着部位に設けられるリーダ・ライタ34のアンテナは、第1の無線タグ12だけでなく、装着された第2の無線タグ18とも通信できるように配設される。
第2の無線タグ18を消耗品10に装着する方式としては、例えば特許文献1(図4、第29,30段落)のように、消耗品10に装着用のスロットを形成しておき、そのスロットに装着させる方式を用いてもよい。また、特許文献2(図12、第87段落))に示されるように、第2の無線タグ18を粘着テープ等により消耗品10に貼付する方式でもよい。いずれの場合も、消耗品10における第2の無線タグ18の取付場所には、取付場所である旨を示すマーク等を示すようにする。
この実施形態では、個装箱16に入った消耗品10を受け取った顧客又はカスタマエンジニアは、個装箱16に取り付けられた第2の無線タグ18を取り外し、これを消耗品10の所定の取付場所に取り付けた上で、消耗品10を装置本体30に装着する。装置本体30の制御部32は、消耗品10に第1の無線タグ12及び第2の無線タグ18の両方が装着されていれば、リーダ・ライタ34でそれらを読み取ることで、消耗品10を使用許可状態とすることができる。一方、第2の無線タグ18を装着しないまま消耗品10が装置本体30に装着された場合は、制御部32は、リーダ・ライタ34によるデータ読み出しにより、必要な情報が足りないことを検知することができるので、それに応じてUI部に第2の無線タグ18を消耗品10に装着することを促す表示を行う。
なお、この第2の実施形態は、以上で言及した処理以外の処理(倉庫1での処理)などは前述の第1の実施形態と同様でよい。
このように、第2の実施形態でも、消耗品10が包装された後の流通段階で生じる情報を、その消耗品10が装置本体30に装着され使用される段階で、その消耗品10に装着された無線タグ12,18に持たせることができる。
次に図4を参照して第3の実施形態について説明する。
前述の第1及び第2の実施形態では、流通段階の倉庫1等で発生した情報を個装箱16に取り付けた第2の無線タグ18に持たせるようにした。これに対し、この第3の実施形態では、倉庫1等で発生した情報をラベルプリンタ24によりラベル26に印刷し、これを個装箱16の外面に貼付するようにする。ラベル26に印刷する情報を、文字列のように人間が認識可能な情報とすれば、顧客オフィス2での消耗品10の装着時に、ユーザ(顧客又はカスタマエンジニア)は、そのラベル26に書かれた文字列を、テンキーや液晶タッチパネル上に表示されたソフトウエアキーボードなどの入力部38から入力することができる。この入力のために制御部32は、第1の実施形態と同様、装着された消耗品10の無線タグ12から読み出した情報に必要な情報が欠けていると判断した際に、ラベルに表示されたデータの入力を促す案内表示をUI部の表示画面に表示し、それに応じて入力されたデータをリーダ・ライタ34を介して第1の無線タグ12に書き込む。
このように、第3の実施形態でも、消耗品10が装置本体30に装着され使用される段階で、消耗品10に装着された無線タグ12が、流通段階で生じる情報を保持している状態とすることができる。
なお、流通段階で生じる情報をラベル26を印刷して個装箱16に貼付する代わりに、個装箱16の外表面に直接印刷するようにしてもよい。
以上に説明した各実施形態において、個装箱16に取り付ける第2の無線タグ18は、個装箱16の外面に取り付けてもよいが、輸送時等の破損の可能性を考慮すると、個装箱16の内面に取り付けることが好ましい。この場合、その無線タグ18の装着場所を個装箱16の外面に表示するようにしておけば、倉庫1などで第2の無線タグ18へデータの書き込む際、ライタ装置のアンテナを向ける部位が分かりやすく作業が容易になる。なお、個装箱16自体が電波を通しにくい材質でできている場合は、第2の無線タグ18は個装箱16の外側に設ける必要がある。
また、以上の各実施形態では、電波を通しにくい包装袋14の外側を覆う個装箱16に第2の無線タグ18を設けたが、これは一例に過ぎない。第2の無線タグ18は、消耗品10の流通段階での包装のうち、電波を通しにくい包装材より外側にあればよい。したがって、電波を通しにくい包装材自身の外側に第2の無線タグ18を取り付けるようにしてもよい。
さて、以上のような各実施形態によれば、消耗品10に取り付けられた無線タグに必要な情報を持たせることができるのであるが、この発明を応用することにより、盗難した消耗品が悪用されるといったケースにも有効な対応を施すことができる。
例えば、一般的な運用形態では、消耗品は、顧客が必要なときに補充・交換できるよう、ある程度の個数をまとめて発注し、配達されたものを装置本体30の近傍に保管しておくことが多い。ここで、一般的に消耗品は、同じメーカーの同じ型番のものであれば同機種の他の装置でも使用できてしまう。このため、消耗品が盗まれる場合もあり得、この場合、その消耗品を用いる予定であった装置本体30の側でいざ必要となった時に、あるべき消耗品がなくて困ることが考えられる。ここで、消耗品10の無線タグ18に記憶される仕向国やOEM先メーカー、機種コードの情報を装置本体30でチェックする構成では、仕向地以外の国や地方や他社機種に消耗品10が流用されることは防止できるが、同一仕向地に設置された同一メーカーの装置に流用されることは防止できないため、盗難の問題の解消という点では十分とは言えない。
このような問題点に対処したシステム構成例を、図5を参照して説明する。図5において、図1に示した構成要素と同様の要素には同一符号を付して説明を省略する。
図5の例では、顧客の装置本体30に対し、その装置本体30に一意に付与された機械ID(識別情報)を保持した無線タグ50を設ける。そして、配達員(乃至カスタマエンジニア)が顧客のところに消耗品10を配達した際に、所持している携帯型リーダ・ライタ51によりその無線タグ50の持つ機械IDを読み取り、それを消耗品10の個装箱16に設けられた第2の無線タグ18に書き込む。この後、消耗品10は箱詰め状態のまま保管され、その消耗品10を使用する必要が生じた段階で開梱され、装置本体30の消耗品装着部位33に装着される。この後は、上述の第1の実施形態と同様にして、第2の無線タグ18が保持する情報を装置本体30のリーダ装置で読み取り、消耗品10の第1の無線タグ12に転記する。
制御部32は、消耗品10の交換時や装置起動時などに、第1の無線タグ12の情報を読み出して確認する。この確認の際、制御部32は、第1の無線タグ12から読み出した機械IDを装置本体30の機械IDと比較し、両者が一致しない場合、その消耗品10の使用許可状態のフラグをオフにする。これにより、装置本体30が使用不能になったり、或いは正しい消耗品の装着を促すメッセージがUI部に表示されたりする。
この例によれば、顧客が保管している消耗品10を仮に第三者が持ち去り第三者側の装置でその消耗品10を使用しようとしても、その消耗品10の第1の無線タグ12には個装箱16に取り付けられた第2の無線タグ18が持つ機械IDが転記されることになり、これは第三者の装置の機械IDとは異なるので、その消耗品10を使用することはできない。
このように、図5に示したシステム構成によれば、消耗品10と装置本体30とを配達時点で関連づけすることができ、関連づけされていない他の装置本体でその消耗品10が使用されるのを防止できる。
なお、図5の例では、消耗品10は、配達員により関連づけされた装置本体30でしか使用できない。しかし実際には、共通の消耗品が使用できる装置本体30が顧客のオフィスに複数台ある場合も少なくない。このような場合も想定したシステム構成例を以下に説明する。
1つの例では、配達員の持つ携帯型リーダ・ライタ51に、図6に示すようなグループ情報テーブルのデータを持たせておく。グループ情報テーブルには、各グループのグループIDに対応づけて、そのグループに属する装置本体30の機械IDが登録される。1つのグループは、同じ消耗品10の共用を許す装置本体30の集まりである。例えば同じ顧客が有する装置本体30を1つのグループに登録するケースが典型的であり、この場合グループIDには、顧客IDを用いることができる。配達員を派遣するサービスセンタ側は各グループの情報を持っているので、この情報を携帯型リーダ・ライタ51に持たせればよい。
そして、配達員が携帯型リーダ・ライタ51で装置本体30の無線タグ50から機械IDを読み取ったとき、携帯型リーダ・ライタ51は、その機械IDが属するグループをグループ情報テーブルから検索し、そのグループに属する全ての機械IDを第2の無線タグ18に書き込む。書き込まれた機械ID群は、消耗品10が装着される際に消耗品10の第1の無線タグ12に転記され、その消耗品10が装着された装置本体30の制御部32によりチェックされる。この場合、消耗品を装着する装置本体30が配達時に機械IDを読み取った装置本体30と同じグループであれば、そのチェックは成功する。このような仕組みによれば、消耗品10はグループに属するどの装置本体30でも使用することができる。
なお、配達時に同一グループに属する機械ID群を第2の無線タグ18に書き込む代わりに、グループID自体を第2の無線タグ18に書き込むようにしてもよい。この場合、装置本体30の制御部32は、その装置本体30が属するグループのグループIDの情報を持ち、これを第2の無線タグ18から第1の無線タグ12に転記されたグループIDと比較し、両者が一致しない場合には消耗品の使用許可状態のフラグをオフにするようにすればよい。
また、装置本体30の機械IDを、例えばその機械が属するグループのグループIDと、そのグループ内で機械を一意的に示すグループ内機械IDとの組み合わせで表現する仕組みを採用することも好適である。この場合、配達時には、第2の無線タグ18に対し、装置本体30から読み取った機械IDと、その機械IDからグループ内機械IDをマスクするマスク情報とを書き込む。機械IDをマスク情報でマスクすればグループIDが求められるので、装置本体30はこのように求めたグループIDを自分のグループIDと比較チェックすればよい。
また、携帯型リーダ・ライタ51から第2の無線タグ18には、装置本体30の無線タグ50から読み出した機械ID(或いはそれに対応するグループID)の他に、消耗品10の使用期限の情報を書き込むようにすることも好適である。この使用期限の情報としては、例えば配達日を基準に携帯型リーダ・ライタ51で計算し、その計算結果の日付を書き込むようにすればよい。この使用期限の情報は、消耗品10が装置本体30に装着される際に第1の無線タグ12に転記される。制御部32は、装着された消耗品の無線タグ12から使用期限を読み出し、現在の日付がその使用期限を超えていれば、警告表示を行うなどの処理をする。また無線タグ18(又は12)に保持された使用期限の情報は、いわば保証書代わりに利用することもできる。すなわち、その消耗品10に異常が生じた場合、それが無線タグ18(又は12)から読み出した使用期限より前であれば、メーカー側で修理や代替品の提供を行うなどの処置をとることができる。
また、装置本体30の無線タグ50に、機械IDだけでなく、その装置が設置された国を示す国情報や、その装置本体のメーカー情報、その装置の機種コードなどを持たせておき、携帯型リーダ・ライタ51でそれらの情報を読み取って第2の無線タグ18に書き込むこともできる。
なお、無線タグ50から読み取った国情報やメーカー情報などを、第1の実施形態等で説明した仕向先国コードやOEM先コード、機種コードなどの代わりに用いるようにすれば、倉庫1でそれらの情報を書き込む必要がなくなる。すなわち、この場合、倉庫1では、出荷先が決定されても、それに対する情報を第2の無線タグ18に書き込むことはせず、単に配送トラックに各出荷先に必要な個数が積み込まれることまでを管理する。そして、仕向先国やOEM先(メーカー)のコードは、客先の装置本体30の無線タグ50から配達員が読み取って書き込むのである。この方式では、配送時点で同種の消耗品を出荷先ごと分けて管理する必要がないので、配送コストを低減できる。
また、以上の例では、第2の無線タグ18の持つ情報を消耗品10の第1の無線タグ12に転記するようにしたが、この代わりに、第2に実施形態と同様、機械ID等が書き込まれた第2の無線タグ18自体を消耗品10に取り付けるようにしてもよい。
なお、消耗品10の包装材に電波を通しにくいものが何もない場合にも、図5及び図6を用いて説明した方式は適用可能である。この場合、消耗品10に取り付けられた第1の無線タグ12自体に、装置本体30の無線タグ50から読み取った機械ID等の情報を書き込めばよい。この場合、装置本体30は第1の無線タグ12に機械ID等の情報がない場合に第2の無線タグ18から機械ID等の情報を読み取って無線タグ12に転記するので、包装材や無線タグの種類が異なる消耗品10を装置本体30に取り付けて使用することが出来る
次に、盗難抑止のための別のシステム構成を、図7を参照して説明する。
図5の例では、装置本体30の機械ID等を消耗品10の第1の無線タグ12に書き込んだが、図7の構成では、この逆に、消耗品10に一意に付与された消耗品IDを装置本体30に登録する。この場合、消耗品IDは、消耗品10に取り付けられた第1の無線タグ12だけでなく、個装箱16に取り付けられた第2の無線タグ18にも、工場にて書き込んでおく。そして、箱詰めされた消耗品10が配達されたら、配達員又は顧客が、装置本体30のUI部を操作して消耗品登録処理を起動し、装置本体30のリーダ52に個装箱16の第2の無線タグ18をかざして消耗品IDを読み取らせる。消耗品登録処理は、リーダ52が読み取った消耗品IDを制御部32が管理する消耗品登録情報54に登録する。
そして、制御部32は、消耗品10の装着時や装置起動時などに、消耗品10の第1の無線タグ12から消耗品IDを読み出し、この消耗品IDが消耗品登録情報54に登録されているものかどうかを確認する。そして、登録されていなければ、その消耗品10の使用許可状態のフラグをオフにする。
このように図7の構成も、消耗品10の消耗品IDが登録された装置本体30以外ではその消耗品10が使用できないので、盗難等の抑止に寄与する。また、客先の装置本体30が交換されたり新機種に置き換えられたりした場合は、カスタマエンジニア等が携帯型リーダ・ライタ51で新たな装置本体30の機械ID等を読み取り、これを客先が保管している各消耗品10の無線タグ18(又は12)に書き込むようにすれば、交換前からある消耗品を新しい装置にも利用できる。
以上説明した実施例においては、装置本体30は第1の無線タグ12に機械ID等の情報がない場合に第2の無線タグ18から読み出すようにしたが、これを常に第2の無線タグ18から機械ID等の情報を読み出すようにしてもよい。
また、第1の無線タグ12に機械ID等の情報がない場合の判断は、記録データの終了を意味する特定データの有無に基づいて判断してもよい。
また、第1の無線タグ12と第2の無線タグ18の一方または双方に例えば相手の無線タグの識別番号のような対応付情報をもたせ、装置本体30がこの対応付情報に基づいて第1の無線タグ12と第2の無線タグ18とが正当な組合せのものであるかを判断し、正当な組合せのものである場合に第2の無線タグ18の情報を読み出して第1の無線タグ12へ転記するようにしてもよい。このようにすることにより、誤操作や不正な操作によって他の消耗品の情報を第1の無線タグ12へ転記することを防ぐことが出来る。
また、第2の無線タグ18に書き込む情報は、情報の種別、バージョン番号、書込日時等を付けて書き込んでもよい。そして装置本体30が第1の無線タグ12と第2の無線タグ18とから読み出した情報のそれぞれのバージョン番号や書込日時を比較して、最新のものに更新する。このようにすると、第1の無線タグ12に不足する情報を第2の無線タグ18から読み出して書き込めることに加えて、工場出荷時に第1の無線タグ12に書き込まれた情報の一部または全部を、消耗品取り付けまでの流通上の過程において第1または第2の無線タグに書き込まれた情報に基づいて更新することができる。
更に、第2の無線タグ18から読み出した情報を第1の無線タグ12に書き込むようにしたが、第2の無線タグ18から読み出した情報の一部または全部を装置本体30に記憶させるようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態のシステム構成を模式的に示す図である。 顧客側にある装置本体が、消耗品が装着された場合に実行する動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のシステム構成を模式的に示す図である。 本発明の第3の実施形態のシステム構成を模式的に示す図である。 別のシステム構成例を模式的に示す図である。 グループ情報テーブルの例を示す図である。 別のシステム構成例を模式的に示す図である。
符号の説明
1 倉庫、2 顧客オフィス、10 消耗品、12 第1の無線タグ、14 包装袋、16 個装箱、18 第2の無線タグ、20 ライタ装置、22 管理コンピュータ、30 装置本体、32 制御部、34 リーダ・ライタ、36 リーダ装置。

Claims (4)

  1. 画像形成装置に装着される交換部品又は交換装置である消耗品に設けられ、前記消耗品が電波を通しにくい包装材に包装される前にデータが決定されるものとしてあらかじめ定められた第1のデータ項目と、前記消耗品が包装材に包装される前にはデータが決定されないものとしてあらかじめ定められた第2のデータ項目と、を記憶する領域を備え、前記消耗品が前記包装材に包装された状態では、前記第1のデータ項目を記憶する領域に、決定された当該第1のデータ項目のデータが書き込まれている第1の無線タグと、
    装着された前記消耗品の備える前記第1の無線タグから前記第1及び第2のデータ項目のデータを読み出し該データに基づき画像形成のための所定の処理動作を行う画像形成装置と、
    前記消耗品を包装する前記包装材の外面又は該包装材で包装された消耗品を収容する外装箱に設けられた第2の無線タグと、
    前記包装材で包装された前記消耗品が前記画像形成装置に装着され使用されるまでの流通段階で決定された前記第2のデータ項目のデータを、前記第2の無線タグに対して書き込むための流通段階書込装置と、
    前記消耗品を前記画像形成装置に装着する際に、前記第2の無線タグから前記第2のデータ項目のデータを読み出し、該データを前記包装材から取り出された前記消耗品が備える前記第1の無線タグの前記第2のデータ項目を記憶する領域に対して書き込む装着段階読出書込装置と、
    を有する消耗品データ管理システム。
  2. 画像形成装置に装着される交換部品又は交換装置である消耗品に設けられ、前記消耗品が電波を通しにくい包装材に包装される前にデータが決定されるものとしてあらかじめ定められた第1のデータ項目と、前記消耗品が包装材に包装される前にはデータが決定されないものとしてあらかじめ定められた第2のデータ項目と、を記憶する領域を備え、前記消耗品が前記包装材に包装された状態では、前記第1のデータ項目を記憶する領域に、決定された当該第1のデータ項目のデータが書き込まれている第1の無線タグと、
    装着された前記消耗品の備える前記第1の無線タグから前記第1及び第2のデータ項目のデータを読み出し該データに基づき画像形成のための所定の処理動作を行う画像形成装置と、
    前記消耗品を包装する前記包装材の外面、又は該包装材で包装された消耗品を収容する外装箱に対し、前記包装材で包装された前記消耗品が前記画像形成装置に装着され使用されるまでの流通段階で決定された前記第2のデータ項目のデータを印刷するか、又はその外装箱に対して貼付するための該データを示したシールを印刷出力する流通段階情報付与装置と、
    前記消耗品が装着される画像形成装置に設けられたデータ登録部であって、前記包装材又は前記外装箱、又はそれらに貼付された前記シールに印刷された前記第2のデータ項目のデータの入力を受け付ける入力部と、該入力部に入力されたデータを前記消耗品の前記第1の無線タグの前記第2のデータ項目を記憶する領域に書き込む書込部と、を備えたデータ登録部と、
    を有する消耗品データ管理システム。
  3. 画像形成装置に装着される交換部品又は交換装置である消耗品に設けられ、前記消耗品が電波を通しにくい包装材に包装される前にデータが決定されるものとしてあらかじめ定められた第1のデータ項目と、前記消耗品が包装材に包装される前にはデータが決定されないものとしてあらかじめ定められた第2のデータ項目と、を記憶する領域を備え、前記消耗品が前記包装材に包装された状態では、前記第1のデータ項目を記憶する領域に、決定された当該第1のデータ項目のデータが書き込まれている第1の無線タグと、
    装着された前記消耗品の備える前記第1の無線タグから前記第1及び第2のデータ項目のデータを読み出し該データに基づき画像形成のための所定の処理動作を行う画像形成装置と、
    を備えるシステムにおいて、前記包装材で包装された前記消耗品が前記画像形成装置に装着され使用される時点までの流通段階で決定された前記第2のデータ項目のデータを前記画像形成装置に提供するための消耗品データ管理方法であって、
    前記流通段階で決定された前記第2のデータ項目のデータを、前記消耗品を包装する前記包装材の外面又は該包装材で包装された消耗品を収容する外装箱に設けられた第2の無線タグに対して書き込むステップと、
    前記消耗品を前記画像形成装置に装着する際に、前記包装材から取り出した前記消耗品の前記第1の無線タグの前記第2のデータ項目を記憶する領域に対し、前記第2の無線タグから読み出した前記第2のデータ項目のデータを書き込むステップと、
    を有する消耗品データ管理方法。
  4. 画像形成装置に装着される交換部品又は交換装置である消耗品に設けられ、前記消耗品が電波を通しにくい包装材に包装される前にデータが決定されるものとしてあらかじめ定められた第1のデータ項目と、前記消耗品が包装材に包装される前にはデータが決定されないものとしてあらかじめ定められた第2のデータ項目と、を記憶する領域を備え、前記消耗品が前記包装材に包装された状態では、前記第1のデータ項目を記憶する領域に、決定された当該第1のデータ項目のデータが書き込まれている第1の無線タグと、
    装着された前記消耗品の備える前記第1の無線タグから前記第1及び第2のデータ項目のデータを読み出し該データに基づき画像形成のための所定の処理動作を行う画像形成装置と、
    を備えるシステムにおいて、前記包装材で包装された前記消耗品が前記画像形成装置に装着され使用される時点までの流通段階で決定された前記第2のデータ項目のデータを前記画像形成装置に提供するための消耗品データ管理方法であって、
    前記消耗品を包装する包装材の外面、又は該包装材で包装された消耗品を収容する外装箱に対し、前記流通段階で決定された前記第2のデータ項目のデータを印刷するか、又はその外装箱に対して貼付するための該データを示したシールを印刷出力するステップと、
    前記消耗品が装着される前記画像形成装置の入力部にて、前記包装材又は前記外装箱、又はそれらに貼付された前記シールに印刷された前記第2のデータ項目のデータの入力を受け付け、該入力部に入力されたデータを画像形成装置が備える書込部により前記消耗品の前記第1の無線タグの前記第2のデータ項目を記憶する領域に書き込むステップと、
    を有する消耗品データ管理方法。
JP2004310532A 2004-10-26 2004-10-26 消耗品データ管理システム及び方法 Expired - Fee Related JP4661165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004310532A JP4661165B2 (ja) 2004-10-26 2004-10-26 消耗品データ管理システム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004310532A JP4661165B2 (ja) 2004-10-26 2004-10-26 消耗品データ管理システム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006126239A JP2006126239A (ja) 2006-05-18
JP4661165B2 true JP4661165B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=36721076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004310532A Expired - Fee Related JP4661165B2 (ja) 2004-10-26 2004-10-26 消耗品データ管理システム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4661165B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6086009B2 (ja) * 2013-03-27 2017-03-01 ブラザー工業株式会社 記録装置
JP7234644B2 (ja) * 2019-01-17 2023-03-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置および純正判定方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215861A (ja) * 2000-02-07 2001-08-10 Canon Inc プロセスカートリッジ、プロセスカートリッジの梱包部材、及びプロセスカートリッジの梱包構造
JP2002062769A (ja) * 2000-06-26 2002-02-28 Xerox Corp ワイヤレス通信が可能な印刷装置用モジュール
JP2002207807A (ja) * 2000-09-19 2002-07-26 Seiko Epson Corp 機器の別売り部品、別売り部品を有する機器、アクセス装置、別売り部品の流通方法、および、インクカートリッジ
JP2003025683A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Dainippon Printing Co Ltd プリンタ装置
JP2003036106A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Sharp Corp 製造管理方法および製造管理装置、流通物、並びに製造管理プログラム
JP2004050678A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Seiko Epson Corp 消耗品、消耗品の管理システム及び管理方法
JP2004090633A (ja) * 2002-08-16 2004-03-25 Paxar Corp Rfid読出し/書込み機能を有するポータブルプリンタ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001215861A (ja) * 2000-02-07 2001-08-10 Canon Inc プロセスカートリッジ、プロセスカートリッジの梱包部材、及びプロセスカートリッジの梱包構造
JP2002062769A (ja) * 2000-06-26 2002-02-28 Xerox Corp ワイヤレス通信が可能な印刷装置用モジュール
JP2002207807A (ja) * 2000-09-19 2002-07-26 Seiko Epson Corp 機器の別売り部品、別売り部品を有する機器、アクセス装置、別売り部品の流通方法、および、インクカートリッジ
JP2003025683A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Dainippon Printing Co Ltd プリンタ装置
JP2003036106A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Sharp Corp 製造管理方法および製造管理装置、流通物、並びに製造管理プログラム
JP2004050678A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Seiko Epson Corp 消耗品、消耗品の管理システム及び管理方法
JP2004090633A (ja) * 2002-08-16 2004-03-25 Paxar Corp Rfid読出し/書込み機能を有するポータブルプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006126239A (ja) 2006-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4273724B2 (ja) 消耗品不正使用防止システム
US6351621B1 (en) Wireless interaction with memory associated with a replaceable module for office equipment
US6963351B2 (en) Radio frequency identification tags on consumable items used in printers and related equipment
US20080178170A1 (en) Electronic apparatus, printer, program, and consumable
US6798995B2 (en) Machine managing method, machine managed by such method, machine managing device, machine managing system, and machine managing program
KR20020022589A (ko) 기기의 별도 판매 부품, 별도 판매 부품을 갖는 기기,액세스 장치, 별도 판매 부품의 유통 방법, 및 잉크카트리지
JP4479767B2 (ja) 画像形成装置に用いられる消耗品ユニットを再生利用する方法
JP2002318511A (ja) 再生状態識別機能付き消耗品及び画像形成装置
JP2012043081A (ja) 電子機器、及び、情報管理システム
US20060265742A1 (en) System and method for authentication of replaceable modules
JP4544333B2 (ja) 消耗品不正使用防止システム
JP2001331069A (ja) 画像形成装置の管理方法
JP4661165B2 (ja) 消耗品データ管理システム及び方法
JP4548089B2 (ja) 消耗品データ管理システム及び方法
JP2012042995A (ja) 電子機器、及び、情報管理システム
JP2009053368A (ja) バーコードシール
JP2005297308A (ja) 保証期間を管理するシステム、インクカートリッジ、記録装置、及び保証期間を管理する方法
JP5443007B2 (ja) 電子装置及び画像形成装置
JP2005181411A (ja) 消耗品管理システム
JP5197971B2 (ja) 画像形成装置
JP2006220920A (ja) 画像形成装置および情報管理システム
JP2004272344A (ja) タグ及びタグを用いた製品保証管理システム
JP2006227145A (ja) 画像形成装置
JP2019171827A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の消耗品管理方法、および消耗品管理システム
JP2019038189A (ja) 消耗品管理システム、電子機器および消耗品管理用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees