JP4660101B2 - 塗工紙 - Google Patents
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本発明において使用される天然系カチオン性ポリマー(A)は、天然物より抽出や精製等の操作で得られるポリマー及びそのポリマーを化学的に修飾したものである。ポリマー骨格にグルコース残基を有するもの(澱粉残基やセルロース残基等)が好ましく、例えば、カチオン性澱粉若しくはカチオン性セルロース(特に水溶性でカチオン基が4級アンモニウムカチオン基であるものが好ましい)などが挙げられ、一種以上を単独で用いてもよいし、二種以上の混合物として用いてもよい。
A:澱粉残基又はセルロース残基、
R:アルキレン基又はヒドロキシアルキレン基、
R1、R2、R3:同じか又は異なって、アルキル基、アリール基、アラルキル基又は式中の窒素原子を含んで複素環を形成してもよい。
X-:アンモニウム塩の対イオンを示す。
i:正の整数を示す。)
本発明で用いられるポリマー粒子(B)は、ガラス転移温度(Tg)が90℃以下が好ましく、80℃以下が更に好ましい。ポリマーのTgが90℃以下であると、紙の製造工程において、紙に含有された内添用紙質向上剤の一部ないし全量が溶融するため、剛度向上性能の点から好ましい。Tgの下限は特に制限ないが、−10℃以上が好ましい。
(2)酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル及びピバリン酸ビニル等の炭素数1〜18、好ましくは炭素数1〜6の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸とビニルアルコールとのエステルからなる脂肪酸ビニルエステル類;
(3)(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸等の重合性不飽和基を有するアニオン性モノマー又はその塩が挙げられる。マレイン酸、フマル酸、イタコン酸のようなポリカルボン酸は、酸無水物、部分エステル及び部分アミド又はそれらの混合物を含む。「塩」としては、例えば、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩等)、アンモニウム塩(第四級アンモニウム塩、第四級アルキルアンモニウム塩等)等が挙げられる。中でもナトリウム塩が最も安価であり、好ましい。
上記のビニルモノマー中、脂肪酸ビニルエステル類を用いるのが、紙の剛度を向上させるのに最も好ましい。本発明に用いられるポリマー粒子の製造方法としては、乳化重合、懸濁重合又は分散重合により得ることが出来る。
本発明において、エマルションには、前述のポリマー粒子(B)を、取り扱い易さの点から、固形純分(固形分濃度)で、好ましくは5〜60重量%、より好ましくは10〜60重量%、更に好ましくは15〜55重量%含有する。ポリマー粒子(B)の平均粒子径は、エマルションの安定性、パルプへの吸着性等の点から0.01〜50μmが好ましく、0.1〜30μmが更に好ましく、特に0.2〜20μmが好ましい。固形分濃度は、後述の実施例記載の方法で測定する。
本発明において使用する接着剤は、塗工紙用に従来から用いられている、スチレン・ブタジエン系、スチレン・アクリル系、エチレン・酢酸ビニル系、ブタジエン・メチルメタクリレート系、酢酸ビニル・ブチルアクリレート系等の各種共重合体及びポリビニルアルコール、無水マレイン酸共重合体、アクリル酸・メチルメタクリレート系共重合体等の合成系接着剤、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白の蛋白質類、酸化澱粉、陽性澱粉、尿素燐酸エステル化澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉などのエーテル化澱粉、デキストリンなどの澱粉類、カルボキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体などの通常の塗被紙用接着剤1種類以上を適宜選択して使用される。これらの接着剤は顔料100重量部に対して5〜50重量部、より好ましくは5〜25重量部程度の範囲で使用される。
塗被組成物を原紙に塗工して塗工層を設ける方法としては、2ロールサイズプレスコーターや、ゲートロールコーター、及びブレードメタリングサイズプレスコーター、及びロッドメタリングサイズプレスコーター、シムサイザー等のフィルム転写型ロールコーターや、フラデッドニップ/ブレードコーター、ジェットファウンテン/ブレードコーター、ショートドウェルタイムアプリケート式コーターの他、ブレードの替わりにグルーブドロッド、プレーンロッド等を用いたロッドメタリングコーターや、カーテンコーター、ダイコーター等の公知のコーターにより塗工することができる。
(坪量) JIS P 8124:1998に従った。
(密度) JIS P 8118:1998に従った。
(層間強度) 層間剥離試験装置(JTC−9000ST:CONTEC社)を用いて測定した。
(剛度) JIS P−8143に従いクラークこわさ試験器で測定した値に紙厚の3乗で割り10の5乗を掛けた数値を指標とした。
(耐ブリスター性) オフセット輪転印刷の4色重ね印字部(インキ濃度:墨1.80、藍1.50、紅1.45、黄1.05、4色合計温度5.80、X−Rite408で測定)でブリスター(フクレ)が発生した紙面温度を指標として評価した。
以下にエマルション紙質向上剤1〜10の製造方法を示す。
・紙質向上剤1(エマルション1:EM-1)
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素吹き込み口、攪拌機を備えた2Lフラスコに、カチオン性澱粉A〔N%=0.6%、7%水溶液粘度260mPa・s(50℃、B型粘度計、ローターNo.2、60rpm)〕48.2g、ポリビニルアルコール(GL−05、重合度500、鹸化度88mol%、日本合成化学(株)製)8.1g、イオン交換水585.2gを仕込み、90℃に加熱し溶解した。冷却後、エマルゲン150(非イオン性界面活性剤、20%水溶液、花王(株)製)29.3gと、あらかじめイオン交換水17.2gに75%リン酸水溶液1.9gと4%水酸化ナトリウム45.0gを混合した水溶液とを添加した後、120rpmで攪拌し、窒素を吹き込みながら、60℃に昇温し、30分間保持した。次いで、酢酸ビニル(信越酢酸ビニル(株)製)20.4g、開始剤(V−50、アゾ系開始剤、和光純薬(株)製)1.1gをイオン交換水29.6gに溶解したものを添加し、15分間保持した。次いで、77℃に昇温した後、酢酸ビニル205.0g、メタクリル酸(三菱レイヨン(株)製)5.5g、ジメチルアクリルアミド(試薬、和光純薬(株)製)6.6gの混合物、及び開始剤(V−50)0.35gをイオン交換水101gに溶解したものを、それぞれ別々の滴下ロートから3時間かけて滴下し、重合を行った。次いで、82℃に昇温し、1時間熟成した後、冷却し、取り出した。固形分濃度23.5%、平均粒子径0.52μmのカチオン性エマルションを得た。
エマルション1の製造法に準じ、同様の装置を用い、カチオン性ポリマー及びポリマー粒子(B)のモノマー組成を表1に示すように変更しそれぞれを合成した(なお、ポリビニルアルコールはカチオン性ポリマー100重量部に対して16.8重量部の比率で用い、イオン交換水の量は適宜変更した)。
エマルション1の製造法に準じ、同様の装置を用い、カチオン性澱粉A〔N%=0.6%、7%水溶液粘度260mPa・s(50℃、B型粘度計、ローターNo.2、60rpm)〕48.2g、イオン交換水695.0gを仕込み、90℃に加熱し溶解した。冷却後、エマルゲン150(非イオン性界面活性剤、20%水溶液、花王(株)製)29.3gと、あらかじめイオン交換水17.2gに75%リン酸水溶液1.9gと4%水酸化ナトリウム45.0gを混合した水溶液を添加した後、120rpmで攪拌し、窒素を吹き込みながら、60℃に昇温し、30分間保持した。次いで、酢酸ビニル(信越酢酸ビニル(株)製)20.4g、開始剤(V−50、アゾ系開始剤、和光純薬(株)製)1.1gをイオン交換水29.6gに溶解したものを添加し、15分間保持した。次いで、77℃に昇温した後、酢酸ビニル409.3g、メタクリル酸(三菱レイヨン(株)製)11.0gの混合物、及び開始剤(V−50)0.9gをイオン交換水210gに溶解したものを、それぞれ別々の滴下ロートから3時間かけて滴下し、重合を行った。次いで、82℃に昇温し、1時間熟成した後、冷却し、取り出した。固形分濃度30.8%、平均粒子径2.63μmのカチオン性エマルションを得た
エマルション1の製造法に準じ、同様の装置を用い、カチオン性ポリマー及びポリマー粒子(B)のモノマー組成を表1に示すように変更しそれぞれを合成した(なお、ポリビニルアルコールはカチオン性ポリマー100重量部に対して16.8重量部の比率で用い、イオン交換水の量は適宜変更した)。
表1にそれぞれの組成と物性値を示した。
1)各カチオン性ポリマーは以下の通りである。
・カチオン化HEC:和光純薬(株)製
・カチオン化セルロース:和光純薬(株)製
・エースK-250:カチオン化澱粉(王子コーンスターチ(株)製)
・PVA:カチオン化ポリビニルアルコール(C-506、重合度600、クラレ(株)製)
2)各モノマーは以下の通りである。
・VAc:酢酸ビニル
・St:スチレン
・MAA:メタクリル酸
・AA:アクリルアミド
・DMAAm:ジメチルアクリルアミド
・MMA:メタクリル酸メチル
・BMA:メタクリル酸ブチル
・BA:アクリル酸ブチル
3)(A)の添加量は、ポリマー粒子(B)のモノマー組成におけるビニルモノマーに対する重量部である。
[実施例1]
製紙用パルプとして化学パルプを100重量部、填料として軽質炭酸カルシウムを12部、紙質向上剤1を0.3部含有する紙料を抄紙して得られた坪量64g/m2の原紙に、顔料として重質炭酸カルシウムを80部、2級カオリンを10部、微粒カオリンを10部、分散剤としてポリアクリル酸ソーダ0.05部、バインダーとしてカルボキシ変性スチレンブタジ エンラテックスを11部、燐酸エステル化澱粉を4部加え、さらに水を加えて固形分濃度 65%に調整した塗工液を、塗工量が片面あたり14g/m2となるように、塗工速度800m/分のブレードコーターで両面塗被・乾燥を行い、印刷用塗工紙を得た。
紙質向上剤1から紙質向上剤2に変更した以外は、実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質向上剤1を紙質向上剤3に変更した以外は実施例1と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質向上剤1を紙質向上剤4に変更した以外は実施例1と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質向上剤1を紙質向上剤5に変更した以外は実施例1と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質向上剤1を紙質向上剤6に変更した以外は実施例1と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質向上剤1を紙質向上剤7に変更した以外は実施例1と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤8に変更した以外は実施例1と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤9に変更した以外は実施例1と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤KB-115(花王(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤PT-205(日本PMC(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤DU3605(日本油脂(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1含有しない以外は、実施例1と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤10に変更した以外は実施例1と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
[実施例10]
製紙用パルプとして化学パルプを100重量部、填料として軽質炭酸カルシウムを12部、紙質向上剤1を0.3部含有する紙料を抄紙して得られた坪量72g/m2の原紙に、顔料として、微粒カオリン80部、重質炭酸カルシウム20部、分散剤としてポリアクリル酸ソーダ0.1部、バインダーとしてカルボキシ変性スチレンブタジエンラテックスを15部、燐酸エステル化澱粉を3部加え、さらに水を加えて固形分濃度64%に調整した塗工液を、塗工 量が片面あたり14g/m2となるように、塗工速度500m/分のブレードコーターで両面塗被・乾燥を行った後、スーパーカレンダー仕上げの平滑化処理をして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤2に変更した以外は、実施例10と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤3に変更した以外は実施例10と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤4に変更した以外は実施例10と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤5に変更した以外は実施例10と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤6に変更した以外は実施例10と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤7に変更した以外は実施例10と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤8に変更した以外は実施例10と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤9に変更した以外は実施例10と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤KB-115(花王(株)製)に変更した以外は、実施例10と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤PT-205(日本PMC(株)製)に変更した以外は、実施例10と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤DU3605(日本油脂(株)製)に変更した以外は、実施例10と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を含有しない以外は、実施例10と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤10に変更した以外は実施例10と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表2に示す。
製紙用パルプとして化学パルプを100重量部、填料として軽質炭酸カルシウムを12部、紙質向上剤1を0.3部含有する紙料を抄紙して得られた坪量48g/m2の原紙に、顔料として重質炭酸カルシウムを50部、2級カオリンを50部、分散剤としてポリアクリル酸ソーダ0.05部、バインダーとしてカルボキシ変性スチレンブタジエンラテックスを10部、 燐酸エステル化澱粉を5部加え、さらに水を加えて固形分濃度60%に調整した塗工液を、塗工量が片面あたり8g/m2となるように、塗工速度1000m/分のブレードコーターで両面塗被、乾燥を行い、印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤2に変更した以外は、実施例19と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤3に変更した以外は実施例19と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤4に変更した以外は実施例19と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤5に変更した以外は実施例19と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤6に変更した以外は実施例19と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤7に変更した以外は実施例19と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤8に変更した以外は実施例19と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1を紙質向上剤9に変更した以外は実施例19と同様にして印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤KB-115(花王(株)製)に変更した以外は、実施例19と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤PT-205(日本PMC(株)製)に変更した以外は、実施例19と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1から紙質向上剤DU3605(日本油脂(株)製)に変更した以外は、実施例19と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
紙質向上剤1を含有しない以外は、実施例19と同様の方法で印刷用塗工紙を得た。
紙質結果等を表3に示す。
Claims (3)
- 原紙上に顔料と接着剤を含有する塗工層を設けた塗工紙において、原紙が窒素含有率が0.05〜1重量%である天然系カチオン性ポリマー(A)と少なくとも酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、スチレンのうちの1種以上を含有しガラス転移温度(Tg)が-10℃以上かつ90℃以下であるポリマー粒子(B)とを含むポリマーエマルションからなる内添用紙質向上剤とパルプとを含有する紙料を抄紙して得られる原紙上に顔料と接着剤を含有する塗工層を設けたことを特徴とする塗工紙。
- 内添用紙質向上剤をパルプ100重量部に対して0.1〜10重量部含有する紙料を用いることを特徴とする請求項1に記載の塗工紙。
- 天然系カチオン性ポリマー(A)が、カチオン化澱粉及び/又はカチオン化セルロースであることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗工紙。
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