JP4658646B2 - 太陽電池モジュール用保護シートおよび太陽電池モジュール。 - Google Patents
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Description
(1)少なくとも1層の数平均分子量が9000〜18000の範囲にあり、水酸基価が30〜100当量/トンの範囲にあるポリカーボネート樹脂からなる層、および少なくとも1層の環状オレフィン(共)重合体からなる層を有する太陽電池モジュール用保護シ−トに関する。
(2)前記ポリカーボネート樹脂の塩素含有量が2ppm以下である、上記(1)に記載の太陽電池モジュール用保護シ−ト。
(3)前記ポリカーボネート樹脂からなる層を少なくとも2層有し、前記環状オレフィン(共)重合体からなる層の両面に前記ポリカーボネート樹脂からなる層が存在している、上記(1)または(2)に記載の太陽電池モジュール用保護シ−ト。
(4)最外層のうち少なくとも片面が、1種類以上の紫外線硬化性樹脂および/または熱硬化性樹脂でコーティングされている、上記(1)から(3)のいずれかに記載の太陽電池モジュール用保護シ−ト。
(5)表面保護シートである、上記(1)から(4)のいずれかに記載の太陽電池モジュール用保護シート。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール用保護シートを有する、太陽電池モジュール。
(7)少なくとも、太陽電池モジュール用保護シートと太陽電池セルとを有する太陽電池モジュールであって、前記太陽電池モジュール用保護シートが、環状オレフィン(共)重合体からなる層と、数平均分子量が9000〜18000の範囲にあり、水酸基価が30〜100等量/トンの範囲にあるポリカーボネート樹脂からなる層とを有し、少なくとも1層の前記ポリカーボネート樹脂からなる層が、前記環状オレフィン(共)重合体からなる層を基準として、太陽電池セルから遠い側に配置されている、太陽電池モジュールに関する。
(8)少なくとも、太陽電池用モジュール用保護シートと太陽電池セルとを有する太陽電池モジュールであって、前記太陽電池モジュール用保護シートが、環状オレフィン(共)重合体からなる層と、2層以上の数平均分子量が9000〜18000の範囲にあり、水酸基価が30〜100等量/トンの範囲にあるポリカーボネート樹脂からなる層とを有し、少なくとも1層の前記ポリカーボネート樹脂からなる層が、前記環状オレフィン(共)重合体からなる層を基準として、太陽電池セルから遠い側に配置され、かつ、少なくとも他の1層の前記ポリカーボネート樹脂からなる層が前記環状オレフィン(共)重合体からなる層よりも、太陽電池セルに近い側に配置されている、太陽電池モジュール。
(9)前記太陽電池モジュール用保護シートが表面保護シートである、上記(7)または(8)に記載の太陽電池モジュール。
-本発明の第1の形態である太陽電池モジュール用保護シートは、数平均分子量が9000〜18000の範囲にあり、水酸基価が30〜100当量/トンの範囲にあるポリカーボネート樹脂からなる層を、少なくとも1層有する。ここで、「からなる」とは、当該層の全部がポリカーボネート樹脂で構成されている場合、当該層の一部がポリカーボネート樹脂で構成されている場合、の双方を含む趣旨である。従って、この層は、ポリカーボネート樹脂以外の成分を含んでいても良いし、含んでいなくても良い。
本発明に用いるポリカーボネート樹脂は、数平均分子量が9000〜18000の範囲、好ましくは10000〜16000の範囲にあり、水酸基価が30〜100当量/トンの範囲、好ましくは40〜90当量/トンの範囲にある。このような範囲にあるポリカーボネート樹脂は耐候性に優れ、環状オレフィン(共)重合体からなる層や接着樹脂層との界面安定性に優れる。その結果、耐衝撃性、引裂き強度に優れた保護シートが形成されるため、好ましい。尚、本発明における数平均分子量はGPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)で測定する標準ポリスチレン換算の分子量を用いることができる。また、水酸基価はNMRにより測定することができる。
好ましい炭酸ジエステルとしては、ジフェニルカーボネート、ジトリールカーボネート、ビス(クロロフェニル)カーボネート、ビス(ジフェニル)カーボネート、ジエチルカーボネートなどが例示されるが、これらに限定はされない。このうち、ジフェニルカーボネートが好適に使用される。
本発明の第1の形態である太陽電池モジュール用保護シートは、環状オレフィン(共)重合体からなる層を、少なくとも1層有する。ここで、「からなる」とは、当該層の全部が環状オレフィン(共)重合体で構成されている場合、当該層の一部が環状オレフィン(共)重合体で構成されている場合、の双方を含む趣旨である。従って、この層は、環状オレフィン(共)重合体以外の成分を含んでいてもよいし、含んでいなくても良い。
α-オレフィンと環状オレフィンとのランダム共重合体、環状オレフィンの開環重合体または開環共重合体、これらの水素化物、および、これらのグラフト変性物を挙げることができる。また、極性基を有する環状オレフィンや、単環の環状オレフィンを用いて得られた環状オレフィン(共)重合体も、好ましく用いることができる。これらの中でも、寸法安定性、耐熱性、機械強度等の観点から、α−オレフィンと環状オレフィンとのランダム共重合体、環状オレフィンの開環重合体または開環共重合体、これらの水素化物、極性基を有する環状オレフィンを用いて得られた(共)重合体などが特に好ましい。
(環状オレフィン)
本発明の太陽電池モジュール用保護シートを構成する環状オレフィン(共)重合体を得るにあたって用いられる環状オレフィンには、特に制限はなく、少なくとも1箇所の環状構造を有するオレフィン化合物であれば、適宜使用することができる。
ここで、R9およびR10が結合している炭素原子と、R13が結合している炭素原子またはR11が結合している炭素原子とは、直接あるいは炭素原子数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよい。すなわち上記二個の炭素原子がアルキレン基を介して結合している場合には、R9およびR13で表される基が、またはR10およびR11で表される基が、互いに共同して、メチレン基(-CH2-)、エチレン基(-CH2CH2-)またはプロピレン基(-CH2CH2CH2-)のうちのいずれかのアルキレン基を形成している。
上記のような式(I)または式(II)で示される環状オレフィン を、より具体的に次に例示する。一例として、
この置換炭化水素基として、5-メチル、5,6-ジメチル、1-メチル、5-エチル、5-n-ブチル、5-イソブチル、7-メチル、5-フェニル、5-メチル-5-フェニル、5-ベンジル、5-トリル、5-(エチルフェニル)、5-(イソプロピルフェニル)、5-(ビフェニル)、5-(β-ナフチル)、5-(α-ナフチル)、5-(アントラセニル)、5,6-ジフェニルなどを例示することができる。
さらに他の誘導体として、シクロペンタジエン-アセナフチレン付加物、1,4-メタノ-1,4,4a,9a-テトラヒドロフルオレン、1,4-メタノ-1,4,4a,5,10,10a-ヘキサヒドロアントラセンなどのビシクロ[2.2.1]-2-ヘプテン誘導体を例示することができる。
この他、トリシクロ[4.3.0.12,5]-3-デセン、2-メチルトリシクロ[4.3.0.12,5]-3-デセン、5-メチルトリシクロ[4.3.0.12,5]-3-デセンなどのトリシクロ[4.3.0.12,5]-3-デセン誘導体、トリシクロ[4.4.0.12,5]-3-ウンデセン、10-メチルトリシクロ[4.4.0.12,5]-3-ウンデセンなどのトリシクロ[4.4.0.12,5]-3-ウンデセン誘導体、
本発明で使用することのできる前記式(I)または式(II)の具体例は、上記した通りであるが、より具体的なこれらの化合物の構造については、本願出願人の出願による特開平7-145213号公報明細書の段落番号[0032]〜[0054]に示されており、本願発明においても、上記明細書に例示されるものを好ましい環状オレフィン として使用することができる。
上記のような一般式(I)または(II)で表される環状オレフィン の製造方法としては、例えば、シクロペンタジエンと対応する構造を有するオレフィン類とのディールス・アルダー反応を挙げることが出来る。
本発明では、環状オレフィン(共)重合体として、[A-1]:炭素原子数が2〜20のα-オレフィンと後述の式(I)または(II)で表される環状オレフィン とのランダム共重合体、[A-2]:式(I)または(II)で表される環状オレフィン の開環重合体または共重合体、[A-3]:上記[A-2]開環重合体または共重合体の水素化物、および、[A-4]:上記[A-1]、[A-2]または[A-3]のグラフト変性物からなる群より選ばれる少なくとも1種類を用いることが望ましい。
以下、本発明で好ましく用いられる環状オレフィン(共)重合体である、[A-1]〜[A−4]について説明する。
([A-1]α-オレフィン・環状オレフィン ランダム共重合体)
本発明において好ましく用いられる[A-1]α-オレフィン・環状オレフィン ランダム共重合体は、炭素原子数が2〜20のα-オレフィンから誘導される構成単位を、通常は20〜95モル%、好ましくは30〜90モル%の量で、環状オレフィン から誘導される構成単位を、通常は5〜80モル%、好ましくは10〜70モル%の量で含有している。なおα-オレフィンおよび環状オレフィン の組成比は、13C−NMRによって測定される。
ここで、α-オレフィン・環状オレフィン ランダム共重合体[A-1]を構成する炭素原子数が2〜20のα-オレフィンについて説明する。α-オレフィンとしては、直鎖状でも分岐状でもよく、エチレン、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタデセン、1-エイコセンなどの炭素原子数が2〜20の直鎖状α-オレフィン;3-メチル-1-ブテン、3-メチル-1-ペンテン、3-エチル-1-ペンテン、4-メチル-1-ペンテン、4-メチル-1-ヘキセン、4,4-ジメチル-1-ヘキセン、4,4-ジメチル-1-ペンテン、4-エチル-1-ヘキセン、3-エチル-1-ヘキセンなどの炭素原子数が4〜20の分岐状α-オレフィンなどが挙げられる。これらのなかでは、炭素原子数が2〜4の直鎖状α-オレフィンが好ましく、エチレンが特に好ましい。このような直鎖状または分岐状のα-オレフィンは、1種単独でまたは2種以上組合わせて用いることができる。
この[A-1]α-オレフィン・環状オレフィン ランダム共重合体では、上記のような炭素原子数が2〜20のα-オレフィンから誘導される構成単位と環状オレフィン から誘導される構成単位とが、ランダムに配列して結合し、実質的に線状構造を有している。この共重合体が実質的に線状であって、実質的にゲル状架橋構造を有していないことは、この共重合体が有機溶媒に溶解した際に、この溶液に不溶分が含まれていないことにより確認することができる。たとえば、極限粘度[η]を測定する際に、この共重合体が135℃のデカリンに完全に溶解することにより確認することができる。
本発明で用いられる[A-1]α-オレフィン・環状オレフィン ランダム共重合体において、上記式(I)または(II)で表される環状オレフィン の少なくとも一部は、下記式(IV)または(V)で示される繰り返し単位を構成していると考えられる。
また、この共重合反応では固体状のIV族メタロセン系触媒を用いることもできる。ここで固体状IV族メタロセン系触媒とは、シクロペンタジエニル骨格を有する配位子を含む遷移金属化合物と、有機アルミニウムオキシ化合物と、必要により配合される有機アルミニウム化合物とからなる触媒である。ここでIV族の遷移金属としては、ジルコニウム、チタンまたはハフニウムであり、これらの遷移金属が少なくとも1個のシクロペンタジエニル骨格を含む配位子を有している。シクロペンタジエニル骨格を含む配位子の例としては、アルキル基が置換していてもよいシクロペンタジエニル基またはインデニル基、テトラヒドロインデニル基、フロオレニル基を挙げることができる。これらの基は、アルキレン基など他の基を介して結合していてもよい。また、シクロペンタジエニル骨格を含む配位子以外の配位子の例としては、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基等があげられる。
また、有機アルミニウムオキシ化合物および有機アルミニウム化合物は、通常オレフィン系樹脂の製造に使用されるものを用いることができる。このような固体状IV族メタロセン系触媒については、例えば特開昭61-221206号、同64-106号および特開平2-173112号公報等に記載されているものを使用し得る。
([A-2] 環状オレフィン の開環重合体または共重合体)
[A-2]環状オレフィン の開環重合体または共重合体は、前記式(I)または(II)で表される環状オレフィン の開環重合体、または前記式(I)および/または(II)で表される環状オレフィン の開環重合単位を含む共重合体である。共重合体の場合、2種以上の異なる環状オレフィン を組み合わせて用いる。
このような開環重合体または開環共重合体は、前記公報に開示された製造方法により製造することができ、例えば、上記式(I)で表される環状オレフィン を開環重合触媒の存在下に、重合または共重合させることにより製造することができる。開環重合触媒としては、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、インジウムまたは白金などから選ばれる金属のハロゲン化物、硝酸塩またはアセチルアセトン化合物と還元剤とからなる触媒、あるいは、チタン、パラジウム、ジルコニウムまたはモリブテンなどから選ばれる金属のハロゲン化物またはアセチルアセトン化合物と有機アルミニウム化合物とからなる触媒を用いることができる。
([A-3]開環重合体または共重合体の水素化物)
本発明で好ましく用いられる[A-3]開環重合体または共重合体の水素化物は、上記のようにして得られる開環重合体または共重合体[A-2]を、従来公知の水素添加触媒の存在下に水素化して得られる。
([A-4] グラフト変性物)
本発明で好ましく用いられる、環状オレフィン 系重合体グラフト変性物は、上記の[A-1]α-オレフィン・環状オレフィン ランダム共重合体、[A-2]環状オレフィン の開環重合体または共重合体、または、[A-3]開環重合体または共重合体の水素化物、のグラフト変性物である。
ここで用いられる変性剤としては、通常不飽和カルボン酸類があげられ、具体的には、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、エンドシス−ビシクロ[2.2.1]ヘプト-5-エン-2,3-ジカルボン酸(ナジック酸TM)などの不飽和カルボン酸、さらにこれら不飽和カルボン酸の誘導体たとえば不飽和カルボン酸無水物、不飽和カルボン酸ハライド、不飽和カルボン酸アミド、不飽和カルボン酸イミド、不飽和カルボン酸のエステル化合物などが例示される。
不飽和カルボン酸の誘導体としては、より具体的に、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、塩化マレイル、マレイミド、マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエートなどが挙げられる。
これらのなかでは、α,β−不飽和ジカルボン酸およびα,β−不飽和ジカルボン酸無水物たとえばマレイン酸、ナジック酸およびこれら酸の無水物が好ましく用いられる。これらの変性剤は、2種以上組合わせて用いることもできる。
このような環状オレフィン 系重合体のグラフト変性物は、所望の変性率になるように環状オレフィン 系重合体に変性剤を配合してグラフト重合させ製造することもできるし、予め高変性率の変性物を調製し、次いでこの変性物と未変性の環状オレフィン 系重合体とを所望の変性率になるように混合することにより製造することもできる。
環状オレフィン 系重合体と変性剤とから環状オレフィン 系重合体のグラフト変性物を得るには、従来公知のポリマー変性方法を広く適用することができる。たとえば溶融状態にある環状オレフィン 系重合体に変性剤を添加してグラフト重合(反応)させる方法、あるいは環状オレフィン 系重合体の溶媒溶液に変性剤を添加してグラフト反応させる方法などによりグラフト変性物を得ることができる。
本発明では、環状オレフィン 系重合体として、上記のような[A-1]、[A-2]、[A-3]および[A-4]のいずれかを単独で用いることができ、またこれらを組み合わせて用いることもできる。これらのうちでは、α-オレフィン・環状オレフィン ランダム共重合体[A-1]、さらにはエチレン・環状オレフィン ランダム共重合体が好ましく用いられる。とりわけ、エチレン・テトラシクロドデセン共重合体またはエチレン・ノルボルネン共重合体が好ましい。
(極性基含有環状オレフィン)
本発明の太陽電池モジュール用保護シートを構成する環状オレフィン(共)重合体を得るにあたって用いられる環状オレフィンは、極性基を有していても良い。極性基を有すると、接着性が向上し、他の樹脂との積層が容易になる等の好ましい効果がある。
極性基を有する環状オレフィンの構造に特に制限はなく、本発明の目的を損なわない限り各種の環状オレフィンを適宜用いることができるが、下式(X)に示す構造の環状オレフィン(以下、特定単量体という。)を用いることが特に好ましい。
特定単量体のうち、極性基が特に式−(CH2)nCOORで表される特定の極性基である特定単量体は、得られる開環 重合体の水素添加物が高いガラス転移温度と低い吸湿性を有するものとなる点で好ましい。上記の特定の極性基にかかる式において、Rは炭素原子数1〜12の炭化水素基、好ましくはアルキル基である。また、nは通常、0〜5であるがnの値が小さいものほど、得られる開環 重合体のガラス転移温度が高くなるので好ましく、さらにnが0である特定単量体は、その合成が容易である点で、また、得られる開環 重合体がガラス転移温度の高いものとなる点で好ましい。さらに、前記一般式1においてAまたはBがアルキル基、特にメチル基であることが好ましく、特にこのアルキル基が上記の式−(CH2)nCOORで表せる特定の極性基が結合した炭素原子と同一の炭素原子に結合されていることが好ましい。また、一般式1においてmが1である特定単量体は、ガラス転移温度の高い開環 重合体が得られる点で好ましい。
(単環の環状オレフィン)
本発明の環状オレフィン(共)重合体は、単環の環状オレフィンを(共)重合成分として用いたものであっても良い。単環の環状オレフィンには特に制限はないが、例えば、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテンなどが、好ましく用いられる。
単環の環状オレフィンを(共)重合成分として用いた環状オレフィン(共)重合体としては、例えば、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテンなどの単環の環状オレフィン系単量体の付加重合体を用いることができる。
本発明で用いられる環状オレフィン(共)重合体は、DSCで測定したガラス転移温度(Tg)が、70℃以上であることが好ましく、さらに好ましくは70〜250℃であり、特に120〜180℃が好ましい。
本発明において、上記の環状オレフィン(共)重合体は、1種を単独で使用しても良いし、2種以上を組み合わせて使用しても良い。また、環状オレフィン(共)重合体からなる層は、本発明の目的を損なわない範囲で、環状オレフィン(共)重合体以外の樹脂を含んでいても良い。さらに、環状オレフィン(共)重合体からなる層は、本発明の目的を損なわない範囲で、樹脂以外の各種成分を含んでいても良い。
本発明の太陽電池モジュール用保護シートは、環状オレフィン(共)重合体からなる層を少なくとも1層と、ポリカーボネート樹脂からなる層を少なくとも1層有していれば良い。
その他の層としては、目的で分類するならば、表面または裏面保護のためのハードコート層、接着層、反射防止層、ガスバリア層、防汚層等を設けることができる。材質で分類するならば、紫外線硬化性樹脂からなる層、熱硬化性樹脂からなる層、ポリオレフィン樹脂からなる層、カルボン酸変性ポリオレフィン樹脂からなる層、フッ素含有樹脂からなる層等を設けることができる。
典型的な太陽電池モジュールは、多結晶シリコン等により形成された太陽電池セルをエチレンビニルアセテート(EVA)等からなる封止用樹脂層で挟み積層し、さらに表裏両面を保護シートでカバーした構造になっている。すなわち典型的な太陽電池モジュールは、太陽電池モジュール用保護シート(表面保護シート)/封止樹脂層/太陽電池セル/封止樹脂層/太陽電池モジュール用保護シート(裏面保護シート)という構成になっている(なお、上記の典型的な構成に該当しなくとも、本発明の太陽電池モジュール用保護シートが太陽電池セルを何らかの形で保護していれば、本発明の太陽電池モジュール用保護シートとしての使用であることは言うまでもない。)。本発明の太陽電池モジュール用保護シートは、ここで、表面保護シートおよび/または裏面保護シートとして好ましく使用することができる。外部からの衝撃が加わるおそれの大きい表面保護シートとして使用することは、特に好ましい。本発明の太陽電池モジュール用保護シートは、防湿性、耐候性、および、耐衝撃性に優れるので、この様な保護シートを有する太陽電池モジュールは、野外での使用に適し、かつ、長寿命となることが期待される。
以下に実施例および比較例を挙げ、本発明を具体的に説明する。本発明はいかなる意味においても、これらの実施例に限定されるものではない。
・光線透過率、ヘイズ:得られたシートについて、ヘイズメーター(日本電色社製)にて JIS K7105に準拠して平行光線透過率およびヘイズを求めた。
・衝撃強度:シートの衝撃強度の測定はフィルムインパクト試験機(東洋精機社製)を使用して評価した。シートに対して所定の方法で衝撃を与えた後、そのシートが破壊しなかった場合が○、破壊した場合が×とした。
・透湿度:透湿度はガス透過率測定装置(Mocon社製)を使用して、40℃、相対湿度90%の条件で測定した。
・耐候性:得られたシートについてサンシャインウェザロメーター(スガ試験機社製)にて、ブラックパネル温度 63℃、スプレー12分/60分の条件で3000時間試験保持した。次いで、サンプルを取り出し光線透過率(保持率)および衝撃強度試験を実施し耐候性を評価した。
[実施例1]
ビスフェノールAポリカーボネート(数平均分子量 15000、水酸基価 60、塩素含有量 0.5ppm)にイルガフォス(登録商標)168(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部、チヌビン(登録商標)770(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部、チヌビン(登録商標)327(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部添加し、280℃の加工温度で40mmφ単軸押出機にて溶融混合し樹脂ペレットを得た(PC1)。また、環状オレフィン系共重合体(アペル(登録商標)APL6013T,三井化学社製)100重量部に対し、イルガノックス(登録商標)1010(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部、イルガフォス(登録商標)168(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部、チヌビン(登録商標)770(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部、キマソーブ(登録商標)944(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部、チヌビン(登録商標)327(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部添加し、230℃の加工温度で40mmφ単軸押出機にて溶融混合し樹脂ペレットを得た(COC1)。さらに、接着樹脂(アドマー(登録商標) SF−730、三井化学社製)にイルガノックス(登録商標)1010(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部、イルガフォス(登録商標)168(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部、チヌビン(登録商標)770(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部、キマソーブ(登録商標)944(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部、チヌビン(登録商標)327(チバスペシャリティケミカルズ社製)を10重量部添加し、200℃の加工温度で40mmφ単軸押出機にて溶融混合し接着樹脂ペレット(TIE)を得た。
・40mmφ押出機280℃(外層用)
・40mmφ押出機260℃(接着樹脂層用)
・40mmφ押出機260℃(中間層用)
・成形速度:5m/分。
ビスフェノールAポリカーボネート(数平均分子量 8000、水酸基価 130、塩素含有量 3ppm)を用いた以外は実施例1と同様の方法でPC2を得た。更に、実施例1と同様の方法で3種5層の押出シートを成形した。
[比較例2]
ビスフェノールAポリカーボネート(数平均分子量 20000、水酸基価 20、塩素含有量 5ppm)を用いた以外は実施例1と同様の方法でPC3を得た。更に、実施例1と同様の方法で3種5層の押出シートを成形した。
[比較例3]
環状オレフィン系樹脂(COC1)のみの厚さ170μmの押出シートを40mmφ押出機にて260℃の温度、5m/分の成形速度で得た。得られたシートについて実施例1と同様に物性評価および太陽電池モジュールの作製を行った。結果を表1に示す。実施例1に比較してシートの衝撃強度に劣る。
[比較例4]
ポリカーボネート(PC1)のみの厚さ170μmの押出シートを40mmφ押出機にて280℃の温度、5m/分の成形速度で得た。得られたシートについて実施例1と同様に物性評価および太陽電池モジュールの作製を行った。結果を表1に示す。実施例1に比較してシートの透湿度が劣る。
2 太陽電池モジュール保護シート(裏面保護シート)
3、4 封止樹脂層
5 太陽電池セル
Claims (9)
- 少なくとも1層の数平均分子量が9000〜18000の範囲にあり、水酸基価が30〜100当量/トンの範囲にあるポリカーボネート樹脂からなる層、および少なくとも1層の環状オレフィン(共)重合体からなる層を有する太陽電池モジュール用保護シ−ト。
- 前記ポリカーボネート樹脂の塩素含有量が2ppm以下である、請求項1に記載の太陽電池モジュール用保護シ−ト。
- 前記ポリカーボネート樹脂からなる層を少なくとも2層有し、前記環状オレフィン(共)重合体からなる層の両面に前記ポリカーボネート樹脂からなる層が存在している、請求項1または2に記載の太陽電池モジュール用保護シ−ト。
- 最外層のうち少なくとも片面が、1種類以上の紫外線硬化性樹脂および/または熱硬化性樹脂でコーティングされている、請求項1から3のいずれかに記載の太陽電池モジュール用保護シ−ト。
- 表面保護シートである、請求項1から4のいずれかに記載の太陽電池モジュール用保護シート。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール用保護シートを有する、太陽電池モジュール。
- 少なくとも、太陽電池モジュール用保護シートと太陽電池セルとを有する太陽電池モジュールであって、前記太陽電池モジュール用保護シートが、環状オレフィン(共)重合体からなる層と、数平均分子量が9000〜18000の範囲にあり、水酸基価が30〜100当量/トンの範囲にあるポリカーボネート樹脂からなる層とを有し、少なくとも1層の前記ポリカーボネート樹脂からなる層が、前記環状オレフィン(共)重合体からなる層を基準として、太陽電池セルから遠い側に配置されている、太陽電池モジュール。
- 少なくとも、太陽電池モジュール用保護シートと太陽電池セルとを有する太陽電池モジュールであって、前記太陽電池モジュール用保護シートが、環状オレフィン(共)重合体からなる層と、2層以上の数平均分子量が9000〜18000の範囲にあり、水酸基価が30〜100当量/トンの範囲にあるポリカーボネート樹脂からなる層とを有し、少なくとも1層の前記ポリカーボネート樹脂からなる層が、前記環状オレフィン(共)重合体からなる層を基準として、太陽電池セルから遠い側に配置され、かつ、少なくとも他の1層の前記ポリカーボネート樹脂からなる層が前記環状オレフィン(共)重合体からなる層よりも、太陽電池セルに近い側に配置されている、太陽電池モジュール。
- 前記太陽電池モジュール用保護シートが表面保護シートである、請求項7または8に記載の、太陽電池モジュール。
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