JP4656996B2 - 太陽電池 - Google Patents

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Description

本発明は太陽電池に関し、特に裏面電極型の太陽電池に関する。
太陽光のような光エネルギを電気エネルギに変換する太陽電池は、地球環境問題に対する関心が高まるにつれ、積極的に種々の構造のものが開発されている。その中でも、結晶シリコン(Si)系の太陽電池は、その変換効率および製造コスト等の優位性により最も一般的に用いられている。また、現在量産されている太陽電池の中では受光面に櫛形電極を形成し、裏面の全面に電極を形成した両面電極型の太陽電池が多数を占める。しかし、両面電極型の太陽電池において受光面に形成されている櫛形電極は太陽光の入射により発生した電流を外部に取り出すために不可欠なものであるが、櫛形電極の下方のシリコン基板には太陽光が入射しないためその部分には電流が発生しない。そこで、太陽電池の受光面に電極を形成せず、裏面のみに電極を形成した裏面電極型の太陽電池が、たとえば米国特許第4927770号明細書や特開2004−71763号公報に開示されている。この太陽電池においては、受光面に形成された電極によって太陽光の入射が阻害されることがないため、原理的には高い変換効率を期待することができる。
図8に、従来の裏面電極型の太陽電池の一例の模式的な断面図を示す。実際の断面図としては、図8に示す太陽電池が紙面横方向に複数つながっている形状となっている。この太陽電池のシリコン基板10の裏面にはn型不純物拡散層であるn+層20とp型不純物拡散層であるp+層30とが向かい合って交互に形成されている。そして、シリコン基板10の受光面には受光面パッシベーション膜40が形成され、裏面には裏面パッシベーション膜60が形成されており、これらのパッシベーション膜によりキャリアの再結合が抑制されている。また、シリコン基板10の裏面には、裏面パッシベーション膜60の一部が除去されて、コンタクトホール70、71が形成されている。そして、コンタクトホール70、71を通してn+層20上にn型電極80が、p+層30上にp型電極90がそれぞれ形成されている。図8に示されているように、この太陽電池の受光面には電極が形成されていないため、受光面において太陽光の入射が阻害されない。ここで、太陽電池の受光面に形成されている受光面パッシベーション膜40は太陽光の反射防止膜としての機能も兼ね備えている。
この図8に示される裏面電極型の太陽電池の製造方法はたとえば米国特許第4927770号明細書に開示されている。この製造方法は、以下のようにして行なわれる。まず、シリコン基板10の受光面および裏面にそれぞれ酸化シリコン膜を形成した後にプラズマCVD法により窒化シリコン膜を形成することによって受光面パッシベーション膜40、裏面パッシベーション膜60を形成する。次に、フォトエッチングにより、シリコン基板10の裏面パッシベーション膜60の一部を除去してコンタクトホール70を形成する。そして、CVD法を用いて、シリコン基板10の裏面側の全面にn型不純物を含むガラス層を堆積させる。続いて、p+層30が形成される部分に対応するガラス層の部分を除去した後、フォトエッチングによりその部分の裏面パッシベーション膜60の一部を除去してコンタクトホール71を形成する。そして、CVD法を用いて、シリコン基板10裏面側にp型不純物を含むガラス層を堆積させる。
次いで、このようにガラス層が堆積されたシリコン基板10を900℃に加熱することによって、シリコン基板10の裏面にn+層20およびp+層30を形成する。その後、裏面パッシベーション膜60に堆積されているガラス層をすべて除去し、水素雰囲気下において900℃以上の高温でシリコン基板10を熱処理する。これにより、シリコン基板10と裏面パッシベーション膜60の酸化シリコン膜との界面が水素化処理される。そして、n+層20上およびp+層30上に残留しているガラス層を除去した後に、スパッタリング法によりシリコン基板10の裏面側にアルミニウム膜を堆積する。このアルミニウム膜をフォトリソグラフィ法でパターンニングすることによってn+層20上にn型電極80およびp+層30上にp型電極90がそれぞれ形成される。また、この米国特許第4927770号明細書でははじめに形成された裏面パッシベーション膜60が拡散防止膜(パターン形成用)として機能するとともにパッシベーション膜としても機能する。
この方法とは違い、拡散防止膜として形成した膜を不純物拡散後に除去し、裏面パッシベーション膜60を形成するという方法もある。ただし、この際は電極を形成する前に不純物拡散層と電極とを電気的に接続するために裏面パッシベーション膜60にフォトリソグラフィ法等を用いてコンタクトホール70、71を形成する必要がある。この方法で製造された図9(A)および図9(B)に示される太陽電池は、米国特許第4927770号明細書に記載された方法で製造された図8に示される太陽電池と比べてコンタクトホール70、71の幅を狭く形成して裏面パッシベーション膜60の幅を広く形成することができるため、高い特性を期待することができる。
図9(A)は太陽電池を裏面から見た模式的な平面図であり、図9(B)は図9(A)におけるIXB−IXBに沿った模式的な断面図である。図9(A)に示されているように、この太陽電池の裏面には、n+層の形成領域であるn型不純物拡散領域20aおよびp+層の形成領域であるp型不純物拡散領域30aが形成されている。ここで、n型不純物拡散領域20aは櫛形状に形成されており、複数の櫛歯領域21と、これら複数の櫛歯領域21の端部とそれぞれ直交する1つのバスバー領域22とを有している。また、p型不純物拡散領域30aも櫛形状に形成されており、複数の櫛歯領域31と、これら複数の櫛歯領域31の端部とそれぞれ直交する1つのバスバー領域32とを有している。バスバー領域22およびバスバー領域32は太陽電池の裏面の端部にそれぞれ形成されている。
n型不純物拡散領域20aの複数の櫛歯領域21上にはそれぞれn型電極80が1つずつ形成されており、p型不純物拡散領域30aの複数の櫛歯領域31上にはそれぞれp型電極90が1つずつ形成されている。また、n型不純物拡散領域20aのバスバー領域22上にはn型集電用電極81が形成されており、p型不純物拡散領域30aのバスバー領域32上にはp型集電用電極91が形成されている。ここで、n型電極80の端部はそれぞれn型集電用電極81と直交しており、p型電極90の端部はそれぞれp型集電用電極91と直交している。ここで、n型電極80およびp型電極90は、太陽電池の裏面において1つずつ交互に形成されている。また、図8に示される太陽電池と異なり、図9(A)および図9(B)に示される太陽電池の受光面にはテクスチャ構造が施されている。
米国特許第4927770号明細書 特開2004−71763号公報
図9(A)および図9(B)に示される太陽電池においては、裏面全体に対して裏面パッシベーション膜60が占める割合を大きくするため幅の狭いコンタクトホールが不純物拡散層の中心付近に形成される。しかしながら、図9(A)および図9(B)に示される太陽電池においては、コンタクトホール70、71間の距離が長くなって、キャリアの移動距離が長くなるため、太陽電池の特性が低下する問題があった。これは、図8に示されるコンタクトホール70、71間の距離101と図9(B)に示されるコンタクトホール70、71間の距離102とを比較すると明らかである。
また、上記の米国特許第4927770号明細書に記載されている太陽電池の電極はスパッタリング法により形成されているが、製造コストが高くなるため大量生産には不向きである。大量生産に適した電極の形成方法としては、導電性ペーストをスクリーン印刷法により印刷した後に焼結する方法がある。しかしながら、この導電性ペーストを用いた方法により電極を形成した場合には、導電性ペーストの焼結後に太陽電池に反りが生じやすいという問題があった。特に、近年では、シリコン材料が逼迫していることから半導体基板の薄型化が進められて太陽電池に反りが生じやすい状況となっており、裏面のみに電極が形成されている裏面電極型の太陽電池においては導電性ペーストの焼結後の反りがさらに大きくなる傾向があった。また、電極の抵抗率を低減するために、電極表面の面積をできるだけ大きくすることが好ましいが、電極表面の面積を大きくすると電極表面に半田ディップ処理をしたときに半田が均一に設置されにくいという問題があった。
本発明の目的は、導電性ペーストを用いて電極を形成した際に生じる反りを抑制することができるとともに電極表面に半田を均一に設置することができ、さらに特性を向上させることができる太陽電池を提供することにある。
本発明は、半導体基板の一表面に形成されているp型不純物拡散領域およびn型不純物拡散領域を含み、p型不純物拡散領域およびn型不純物拡散領域はそれぞれ、櫛歯領域と、櫛歯領域と交差するバスバー領域と、を有し、p型不純物拡散領域の櫛歯領域とn型不純物拡散領域の櫛歯領域とはそれぞれ互いに向かい合って配置されており、p型不純物拡散領域の1つの櫛歯領域上に形成されているp型電極の数およびn型不純物拡散領域の1つの櫛歯領域上に形成されているn型電極の数の少なくとも一方が複数であることを特徴とする太陽電池である。
ここで、本発明の太陽電池においては、p型不純物拡散領域の櫛歯領域の大きさとn型不純物拡散領域の櫛歯領域の大きさとが異なっていてもよい。
また、本発明の太陽電池においては、p型不純物拡散領域およびn型不純物拡散領域はそれぞれ複数の直線状の櫛歯領域と、複数の直線状の櫛歯領域のそれぞれの端部と直交する1つの直線状のバスバー領域と、を有しており、p型不純物拡散領域の櫛歯領域とn型不純物拡散領域の櫛歯領域とは交互に1つずつ互いに向かい合って配置されていてもよい。
また、本発明の太陽電池においては、p型不純物拡散領域のバスバー領域は半導体基板の一表面の一端に形成され、n型不純物拡散領域のバスバー領域は半導体基板の一表面の他端に形成されており、p型不純物拡散領域のバスバー領域とn型不純物拡散領域のバスバー領域とは互いに向かい合って配置されていてもよい。
また、本発明の太陽電池においては、p型不純物拡散領域のバスバー領域上にはp型電極と直交するp型集電用電極が形成されており、n型不純物拡散領域のバスバー領域上にはn型電極と直交するn型集電用電極が形成されていてもよい。
また、本発明の太陽電池においては、半導体基板がp型である場合にはp型不純物拡散領域のp型不純物濃度は半導体基板よりも高く、半導体基板がn型である場合にはn型不純物拡散領域のn型不純物濃度は半導体基板よりも高くてもよい。
本発明によれば、導電性ペーストを用いて電極を形成した際に生じる反りを抑制することができるとともに電極表面に半田を均一に設置することができ、さらに特性を向上させることができる太陽電池を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
(実施の形態1)
図1(A)に本発明の太陽電池の好ましい一例の裏面の模式的な平面図を示す。図1(A)を参照して、本発明の太陽電池の裏面には、n型不純物を拡散することによって形成された櫛形状のn型不純物拡散領域20aおよびp型不純物を拡散することによって形成された櫛形状のp型不純物拡散領域30aが形成されている。
n型不純物拡散領域20aは複数の直線状の櫛歯領域21と、これら複数の直線状の櫛歯領域21の端部とそれぞれ直交する1つの直線状のバスバー領域22とを有している。また、p型不純物拡散領域30aも複数の直線状の櫛歯領域31と、これら複数の直線状の櫛歯領域31の端部とそれぞれ直交する1つの直線状のバスバー領域32とを有している。ここで、n型不純物拡散領域20aの櫛歯領域21はバスバー領域22から太陽電池の裏面の内側に向けて突出しており、p型不純物拡散領域30aの櫛歯領域31はバスバー領域32から太陽電池の裏面の内側に向けて突出している。そして、n型不純物拡散領域20aの櫛歯領域21とp型不純物拡散領域30aの櫛歯領域31とは交互に1つずつ互いに向かい合って配置されている。また、バスバー領域22およびバスバー領域32は裏面の端部にそれぞれ形成されており、バスバー領域22とバスバー領域32とは互いに向かい合って配置されている。
このような構成の本発明の太陽電池においては、n型不純物拡散領域20aの1つの櫛歯領域21上には直線状のn型電極80が1つずつ形成されているが、p型不純物拡散領域30aの1つの櫛歯領域31上には直線状のp型電極90が2つずつ形成されている点に特徴がある。このような構成とすることにより、p型不純物拡散領域30aの1つの櫛歯領域31上にp型電極90が1つずつ形成されている図9(A)および図9(B)に示される従来の太陽電池よりも熱による歪みを緩和することができるため、導電性ペーストを焼結することによってn型電極80およびp型電極90を形成した場合でも太陽電池に生じる反りを抑制することができる。また、p型電極90の表面に半田ディップ処理をした場合でもp型電極90の表面の面積が小さいために半田を均一に設置することができるようになる。また、p型電極90の形成面積の減少による抵抗率の増加はp型電極90を複数形成することによって抑制することができる。
また、図1(A)に示す本発明の太陽電池の裏面においては、n型不純物拡散領域20aのバスバー領域22上には直線状のn型集電用電極81が形成されており、p型不純物拡散領域30aのバスバー領域32上には直線状のp型集電用電極91が形成されている。ここで、n型電極80の端部はそれぞれn型集電用電極81と直交しており、p型電極90の端部はそれぞれp型集電用電極91と直交している。これにより、本発明の太陽電池に太陽光が入射することによって発生したキャリアは、n型不純物拡散領域20aの櫛歯領域21およびp型不純物拡散領域30aの櫛歯領域31からそれぞれn型電極80およびp型電極90を通して、n型集電用電極81およびp型集電用電極91にそれぞれ集められて外部に取り出される。
図1(B)に図1(A)に示す太陽電池のIB−IBに沿った模式的な断面図を示す。図1Bを参照して、太陽電池の構成を説明すると、シリコン基板10のテクスチャ構造が形成された受光面上には受光面パッシベーション膜40が形成されており、シリコン基板10の裏面上には裏面パッシベーション膜60が形成されている。また、シリコン基板10の裏面にはn型不純物が拡散することによって形成されたn+層20とp型不純物が拡散することによって形成されたp+層30とが形成されている。そして、裏面パッシベーション膜60にはコンタクトホール70、71が形成されており、コンタクトホール70を介してn型電極80がn+層20と電気的に接続され、コンタクトホール71を介してp型電極90がp+層30と電気的に接続されている。ここで、本発明の太陽電池においては、p型不純物拡散領域の1つの櫛歯領域上に2つずつp型電極90が形成されていることから、図9(A)および図9(B)に示される従来の太陽電池よりもコンタクトホール70、71間の距離が短くなる。これにより、本発明の太陽電池は、従来の太陽電池よりもキャリアの移動距離が短くなるため、太陽電池の特性が向上する。このことは、図1(B)に示されるコンタクトホール70、71間の距離100と図9(B)に示されるコンタクトホール70、71間の距離102とを比較すると明らかである。
以下、図2(A)〜図2(D)を参照して、図1(A)および図1(B)に示す本発明の太陽電池の製造方法の好ましい一例について説明する。まず、図2(A)に示すように、シリコン基板10の受光面および裏面にそれぞれ厚さ400nmの酸化シリコン膜50、51を常圧CVD法により形成する。ここで、シリコン基板10としては、n型またはp型のいずれの導電型のシリコン基板を用いてもよい。また、酸化シリコン膜50、51の形成前に、インゴッドからのスライスの際に生じた表面近傍のダメージ層を除去するために、酸性またはアルカリ性の溶液によりシリコン基板10の表面がエッチングされる。シリコン基板10のサイズや厚さについては特に限定はなく、シリコン基板10の一例としてはたとえば幅125mm×長さ125mmの正方形状の受光面および裏面を有し、厚さ80〜500μm程度のものを用いることができる。また、シリコン基板10の電気抵抗率についても特に限定はないが、シリコン基板10の電気抵抗率としては、たとえば0.5〜50Ωcm、より好ましくは0.5〜10Ωcmのものを用いることができる。ただし、シリコン基板10の受光面にテクスチャ構造(微細な反射防止構造)を形成するためには、シリコン基板10の受光面の面指数は(001)であることが好ましい。
次に、図2(B)に示すように、シリコン基板10の裏面に形成された酸化シリコン膜51の一部を約0.6mm程度の幅に除去する。その後、POCl3を用いてチューブ炉内で800〜900℃程度の温度で15〜60分程度の時間、熱処理することによって、酸化シリコン膜51の除去部分からリンをシリコン基板10の内部に拡散してn+層20を形成する。このとき、酸化シリコン膜51の非除去部分および酸化シリコン膜50が拡散防止膜として機能するため、酸化シリコン膜51の除去部分近傍以外の箇所にはn+層20は形成されない。なお、n+層20の形成方法としては、リンを含むドーパント液を酸化シリコン膜51の除去部分に塗布または印刷して熱処理を行なう方法も用いることができる。また、n型不純物としてはリン以外のn型不純物を用いてもよいことは言うまでもない。
次いで、図2(C)に示すように、シリコン基板10の受光面および裏面に常圧CVD法により酸化シリコン膜を400nmずつ形成し、先の工程から残っている酸化シリコン膜(図2(A)および図2(B)に示す酸化シリコン膜50、51)と合わせて便宜的に酸化シリコン膜52、53(受光面側を酸化シリコン膜52、裏面側を酸化シリコン膜53)とする。そして、シリコン基板10の裏面の酸化シリコン膜53の一部を約0.6mm程度の幅にフォトリソグラフィ法により除去する。続いて、BBr3を用いてチューブ炉内で800〜1000℃程度の温度で30〜100分程度の時間、熱処理することによって、酸化シリコン膜53の除去部分からホウ素をシリコン基板10の内部に拡散してp+層30を形成する。このとき、酸化シリコン膜53の非除去部分および酸化シリコン膜52が拡散防止膜として機能するため、酸化シリコン膜53の除去部分近傍以外の箇所にはp+層30は形成されない。なお、p+層30の形成方法としては、ホウ素を含むドーパント液を酸化シリコン膜53の除去部分に塗布または印刷して熱処理を行なう方法も用いることができる。また、p型不純物としてはホウ素以外のp型不純物を用いてもよいことは言うまでもない。
次に、酸化シリコン膜52、53をフッ酸により完全に除去した後、シリコン基板10の裏面に常圧CVD法により酸化シリコン膜を800nm程度の厚みに形成する。そして、これを水酸化ナトリウムや水酸化カリウムとイソプロピルアルコールを含有する水溶液(液温が75℃〜85℃程度のもの)に浸す。これにより、シリコン基板10の受光面にはシリコンの結晶方位に沿った異方性エッチングが進行し、(111)面による微細なピラミッド状のテクスチャ構造を形成することができる。一方、シリコン基板10の裏面側は酸化シリコン膜が形成されているので、シリコン基板10の裏面にはテクスチャ構造が形成されない。なお、ここでは、シリコン基板10の裏面に酸化シリコン膜を800nm程度の厚みに形成しているが、形成される酸化シリコン膜の厚みは800nm程度に限定されるわけではない。
続いて、フッ酸などにより、シリコン基板10の裏面に残った酸化シリコン膜を完全に除去した後、図2(D)に示すように、シリコン基板10の受光面に受光面パッシベーション膜40を形成し、シリコン基板10の裏面に裏面パッシベーション膜60を形成する。ここで、受光面パッシベーション膜40および裏面パッシベーション膜60としては、たとえば酸化シリコン膜や窒化シリコン膜を用いることができるが、受光面パッシベーション膜40としては窒化シリコン膜を用いることが好ましい。この場合には、受光面パッシベーション膜40を反射防止膜としても機能させることができる。
そして、フォトリソグラフィ法を用いて、シリコン基板10の裏面の裏面パッシベーション膜60に、図1(B)に示すコンタクトホール70、71が形成される。ここで、コンタクトホール70は1つ形成されるのに対し、コンタクトホール71は2つ形成される。コンタクトホール70、71の幅はたとえば約0.1mm程度である。なお、コンタクトホール70、71はそれぞれ図3(A)に示すように直線状に形成されてもよく、図3(B)に示すように複数の方形状に形成されてもよい。コンタクトホール70、71の形状は、シリコン基板10の裏面の電極と不純物拡散層との電気的接続を図ることができるものであれば特に限定されない。
続いて、コンタクトホール70、71に合わせて導電性ペーストをスクリーン印刷し、その後、乾燥および焼結を行なうことによって、図1(A)に示すn電極80、n型集電用電極81、p型電極90およびp型集電用電極91が形成される。このとき、各電極の表面の面積はそれぞれのコンタクトホールの面積よりも大きくなって、コンタクトホールは完全に覆われることになる。このようにして、図1(A)および図1(B)に示す本発明の太陽電池を製造することができる。なお、n電極80、n型集電用電極81、p型電極90およびp型集電用電極91の材質は導電性であれば特に限定されない。また、各電極の表面に半田ディップ処理を行なうこともできる。
なお、スクリーン印刷の精度から、図1(B)においては、シリコン基板10の幅をたとえば1.5mm、n電極80の幅を0.4mm、p電極90の幅を0.15mmとすることができるが、これらの幅は特に限定されるものではない。
(実施の形態2)
図4(A)に本発明の太陽電池の他の好ましい一例の裏面の模式的な平面図を示し、図4(B)に図4(A)に示す太陽電池のIVB−IVBに沿った模式的な断面図を示す。図4(A)および図4(B)に示す太陽電池においては、p型不純物拡散領域30aの1つの櫛歯領域31上には直線状のp型電極90が1つずつ形成されているが、n型不純物拡散領域20aの1つの櫛歯領域21上には直線状のn型電極80が2つずつ形成されている点に特徴がある。
このような構成としても、図9(A)および図9(B)に示される従来の太陽電池よりも熱による歪みを緩和することができるため、導電性ペーストを焼結することによってn型電極80およびp型電極90を形成した場合でも太陽電池に生じる反りを抑制することができる。また、n型電極80の表面に半田ディップ処理をした場合でもn型電極80の表面の面積が小さいために半田を均一に設置することができるようになる。また、n型電極80の形成面積の減少による抵抗率の増加はn型電極80を複数形成することによって抑制することができる。さらに、n型不純物拡散領域20aの1つの櫛歯領域21上に2つずつn型電極80が形成されていることから、図9(A)および図9(B)に示される従来の太陽電池よりもコンタクトホール70、71間の距離が短くなり、従来の太陽電池よりもキャリアの移動距離が短くなるため、太陽電池の特性が向上する。
なお、図4(A)および図4(B)においては、シリコン基板10の幅をたとえば1.5mm、n電極80の幅を0.15mm、p電極90の幅を0.4mmとすることができるが、これらの幅に限定されるものではない。
(実施の形態3)
図5(A)に本発明の太陽電池の他の好ましい一例の裏面の模式的な平面図を示し、図5(B)に図5(A)に示す太陽電池のVB−VBに沿った模式的な断面図を示す。図5(A)および図5(B)に示す太陽電池においては、n型のシリコン基板10を用い、n型不純物拡散領域20aの櫛歯領域21の幅をp型不純物拡散領域30aの櫛歯領域31の幅よりも狭くしたことに特徴がある。
このような構成としても、p型不純物拡散領域30aの1つの櫛歯領域31上に2つずつp型電極30が形成されているため、図9(A)および図9(B)に示す従来の太陽電池と比べて、導電性ペーストを焼結することによってn型電極80およびp型電極90を形成した場合でも太陽電池に生じる反りを抑制することができる。また、p型電極90の表面に半田ディップ処理をした場合でもp型電極90の表面の面積が小さいために半田を均一に設置することができるようになる。また、p型電極90の形成面積の減少による抵抗率の増加はp型電極90を複数形成することによって抑制することができる。さらに、p型不純物拡散領域30aの1つの櫛歯領域31上に2つずつp型電極30が形成されていることから、図9(A)および図9(B)に示される従来の太陽電池よりもコンタクトホール70、71間の距離が短くなり、従来の太陽電池よりもキャリアの移動距離が短くなるため、太陽電池の特性が向上する。
なお、図5(A)および図5(B)においては、n型不純物拡散領域20aの櫛歯領域21の幅を0.3mm、p型不純物拡散領域30aの櫛歯領域31の幅を1.0mm、n型電極80の幅を0.2mm、p型電極90の幅を0.3mmとしているが、これらの幅に限定されるものではない。
(実施の形態4)
図6(A)に本発明の太陽電池の他の好ましい一例の裏面の模式的な平面図を示し、図6(B)に図6(A)に示す太陽電池のVIB−VIBに沿った模式的な断面図を示す。図6(A)および図6(B)に示す太陽電池においては、p型のシリコン基板10を用い、p型不純物拡散領域30aの櫛歯領域31の幅をn型不純物拡散領域20aの櫛歯領域21の幅よりも狭くしたことに特徴がある。
このような構成としても、n型不純物拡散領域20aの1つの櫛歯領域21上に2つずつn型電極80が形成されているため、図9(A)および図9(B)に示す従来の太陽電池と比べて、導電性ペーストを焼結することによってn型電極80およびp型電極90を形成した場合でも太陽電池に生じる反りを抑制することができる。また、n型電極80の表面に半田ディップ処理をした場合でもn型電極80の表面の面積が小さいために半田を均一に設置することができるようになる。また、n型電極80の形成面積の減少による抵抗率の増加はn型電極80を複数形成することによって抑制することができる。さらに、n型不純物拡散領域80aの1つの櫛歯領域21上に2つずつn型電極80が形成されていることから、図9(A)および図9(B)に示される従来の太陽電池よりもコンタクトホール70、71間の距離が短くなり、従来の太陽電池よりもキャリアの移動距離が短くなるため、太陽電池の特性が向上する。
なお、図6(A)および図6(B)においては、n型不純物拡散領域20aの櫛歯領域21の幅を1.0mm、p型不純物拡散領域30aの櫛歯領域31の幅を0.3mm、n型電極80の幅を0.3mm、p型電極90の幅を0.2mmとしているが、これらの幅に限定されるものではない。
(実施の形態5)
図7(A)に本発明の太陽電池の他の好ましい一例の裏面の模式的な平面図を示し、図7(B)に図7(A)に示す太陽電池のVIIB−VIIBに沿った模式的な断面図を示す。図7(A)および図7(B)に示す太陽電池においては、p型不純物拡散領域30aの1つの櫛歯領域31上には直線状のp型電極90が2つずつ形成されており、n型不純物拡散領域20aの1つの櫛歯領域21上にも直線状のn型電極80が2つずつ形成されている点に特徴がある。
このような構成としても、n型不純物拡散領域20aの1つの櫛歯領域21上に2つずつn型電極80が形成されており、p型不純物拡散領域30aの1つの櫛歯領域31上に2つずつp型電極90が形成されているため、図9(A)および図9(B)に示す従来の太陽電池と比べて、導電性ペーストを焼結することによってn型電極80およびp型電極90を形成した場合でも太陽電池に生じる反りを抑制することができる。また、n型電極80およびp型電極90の表面に半田ディップ処理をした場合でもn型電極80およびp型電極90の表面の面積が小さいために半田を均一に設置することができるようになる。また、n型電極80およびp型電極90の形成面積の減少による抵抗率の増加はn型電極80およびp型電極90をそれぞれ複数形成することによって抑制することができる。また、コンタクトホール70、71間の距離が上記の実施の形態1〜4で説明した太陽電池よりもさらに短くなり、キャリアの移動距離もさらに短くなるため、太陽電池の特性が実施の形態1〜4で説明した太陽電池よりも向上する。
なお、図7(A)および図7(B)においては、n型電極80の幅を0.15mm、p型電極90の幅を0.15mmとしているが、これらの幅に限定されるものではない。
また、上記の実施の形態1〜5で説明した太陽電池においては、キャリアの再結合抑止の観点からは、シリコン基板10がp型である場合にはp型不純物拡散領域30aのp型不純物濃度はシリコン基板10よりも高くすることが好ましく、シリコン基板10がn型である場合にはn型不純物拡散領域20aのn型不純物濃度はシリコン基板10よりも高くすることが好ましい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の太陽電池は、p型不純物拡散領域の1つの櫛歯領域上に形成されているp型電極の数およびn型不純物拡散領域の1つの櫛歯領域上に形成されているn型電極の数の少なくとも一方が複数であることから、コンタクトホール間の距離を短くしてキャリアの移動距離を短くすることができるため、太陽電池の特性を向上させることができる。また、本発明の太陽電池においては、抵抗率の増大を抑制しつつ半田を均一に設置することができ、導電性ペースト焼結後の太陽電池の反りを抑制することができる。
図1(A)は本発明の太陽電池の好ましい一例の裏面の模式的な平面図であり、図1(B)は図1(A)に示す太陽電池のIB−IBに沿った模式的な断面図である。 図1(A)および図1(B)に示す本発明の太陽電池の製造方法の好ましい一例について図解する模式的な断面図である。 本発明におけるコンタクトホールの形状の一例を示す模式的な平面図である。 図4(A)に本発明の太陽電池の他の好ましい一例の裏面の模式的な平面図を示し、図4(B)に図4(A)に示す太陽電池のIVB−IVBに沿った模式的な断面図である。 図5(A)は本発明の太陽電池の他の好ましい一例の裏面の模式的な平面図であり、図5(B)は図5(A)に示す太陽電池のVB−VBに沿った模式的な断面図である。 図6(A)は本発明の太陽電池の他の好ましい一例の裏面の模式的な平面図であり、図6(B)は図6(A)に示す太陽電池のVIB−VIBに沿った模式的な断面図である。 図7(A)は本発明の太陽電池の他の好ましい一例の裏面の模式的な平面図であり、図7(B)は図7(A)に示す太陽電池のVIIB−VIIBに沿った模式的な断面図である。 従来の裏面電極型の太陽電池の一例の模式的な断面図である。 図9(A)は従来の裏面電極型の太陽電池の一例の裏面の模式的な平面図であり、図9(B)は図9(A)に示す太陽電池のIXB−IXBに沿った模式的な断面図である。
符号の説明
10 シリコン基板、20 n+層、20a n型不純物拡散領域、21,31 櫛歯領域、22,32 バスバー領域、30 p+層、30a p型不純物拡散領域、40 受光面パッシベーション膜、50,51,52,53 酸化シリコン膜、60 裏面パッシベーション膜、70,71 コンタクトホール、80 n型電極、81 n型集電用電極、90 p型電極、91 p型集電用電極、100,101,102 距離。

Claims (6)

  1. 半導体基板の一表面に形成されているp型不純物拡散領域およびn型不純物拡散領域を含み、
    前記p型不純物拡散領域および前記n型不純物拡散領域はそれぞれ、櫛歯領域と、前記櫛歯領域と交差するバスバー領域と、を有し、
    前記p型不純物拡散領域の櫛歯領域と前記n型不純物拡散領域の櫛歯領域とはそれぞれ互いに向かい合って配置されており、
    前記p型不純物拡散領域の1つの櫛歯領域上に形成されているp型電極の数および前記n型不純物拡散領域の1つの櫛歯領域上に形成されているn型電極の数の少なくとも一方が複数であることを特徴とする、太陽電池。
  2. 前記p型不純物拡散領域の櫛歯領域の大きさと、前記n型不純物拡散領域の櫛歯領域の大きさと、が異なることを特徴とする、請求項1に記載の太陽電池。
  3. 前記p型不純物拡散領域および前記n型不純物拡散領域はそれぞれ複数の直線状の櫛歯領域と、前記複数の直線状の櫛歯領域のそれぞれの端部と直交する1つの直線状のバスバー領域と、を有しており、前記p型不純物拡散領域の櫛歯領域と前記n型不純物拡散領域の櫛歯領域とは交互に1つずつ互いに向かい合って配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の太陽電池。
  4. 前記p型不純物拡散領域のバスバー領域は前記半導体基板の一表面の一端に形成され、前記n型不純物拡散領域のバスバー領域は前記半導体基板の一表面の他端に形成されており、前記p型不純物拡散領域のバスバー領域と前記n型不純物拡散領域のバスバー領域とは互いに向かい合って配置されていることを特徴とする、請求項3に記載の太陽電池。
  5. 前記p型不純物拡散領域のバスバー領域上には前記p型電極と直交するp型集電用電極が形成されており、前記n型不純物拡散領域のバスバー領域上には前記n型電極と直交するn型集電用電極が形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の太陽電池。
  6. 前記半導体基板がp型である場合には前記p型不純物拡散領域のp型不純物濃度は前記半導体基板よりも高く、前記半導体基板がn型である場合には前記n型不純物拡散領域のn型不純物濃度は前記半導体基板よりも高いことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の太陽電池。
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