JP4656713B2 - 建築用パネルの製作指示情報作成システム - Google Patents

建築用パネルの製作指示情報作成システム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、框材を枠組みするとともに、その内部に桟材・補強材を必要に応じて組み付けてなる枠体の、両面または片面に面材を取り付けて形成される建築用パネルの製作指示情報作成システムに関する。
【0002】
【背景の技術】
壁パネル・床パネル・屋根パネル・小屋パネルなどの建築用パネルを組み合わせて構成される建物において、特に、屋根パネルを支持する小屋パネルは、一般に多角形となる。そのため、矩形の規格形状で生産された建築用パネルで対応することができない。
そこで、建物ごとに、必要となる形状の小屋パネルを製作する必要がある。
【0003】
しかし、この小屋パネルのように、それぞれ異なる形状の建築用パネルを製作するためには、建築用パネルの外形寸法から、該建築用パネルを構成する各框材・桟材・面材や補強材の加工形状、および、これらの部材の配置を決定する作業に多大の手間を要していた。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、建築用パネルの外形寸法を入力すると、該建築用パネルを構成する各部材の配置と加工形状を決定し、それらを製作指示情報として出力することで、複雑な形状の建築用パネルの製作を効率化できる、建築用パネルの製作指示情報作成システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば図12および図17に示すように、框材31〜34を枠組みするとともに、その内部に桟材35,36・補強材37を必要に応じて組み付けてなる枠体21〜30の、両面または片面に面材41,42を取り付けて形成される建築用パネル(小屋パネル)A1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の製作指示情報作成システム1であって、前記建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法を入力する入力手段2と、前記外形寸法に基づいて、前記建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10を構成する前記各框材31〜34・桟材35,36・面材41,42・補強材37の配置および加工形状を含む製作指示情報を計算する計算手段3と、前記製作指示情報(製作指示書)を出力する出力手段4とを備え、
前記入力手段2は、前記建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の直交方向に接続される他の建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の接続位置を入力可能とされ、前記製作指示情報は、該接続位置の下に補強材37を配置するよう指定するものであることを特徴とする。
【0006】
ここで、前記建築用パネルとは、小屋パネル、壁パネル、床パネル、屋根パネルなどを指す。
【0007】
この請求項1記載の発明によれば、建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法を入力する入力手段2と、前記外形寸法に基づいて、前記建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10を構成する前記各框材31〜34・桟材35,36・面材41,42・補強材37の配置および加工形状を含む製作指示情報を計算する計算手段3と、前記製作指示情報を出力する出力手段4とを備えるので、各框材31〜34・桟材35,36・面材41,42・補強材37の配置を決めたり、加工形状を算出するのに必要となる手間や時間を大幅に削減できる。
また、前記入力手段2は、前記建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の直交方向に接続される他の建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の接続位置を入力可能とされ、前記製作指示情報は、該接続位置の下に補強材37を配置するよう指定するので、直交する建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10を接続する位置に補強材37が配置された建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システム1を適用することができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、例えば図23に示すように、請求項1記載の建築用パネルの製作指示情報作成システム1において、
前記各框材31〜33について、該各框材31〜33を材軸方向に接続することなく前記枠体21〜30を構成可能な、前記建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法の最大値をあらかじめ設定し、
製作すべき建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法が前記最大値を超える場合には、前記製作指示情報は、単一の前記框材31〜33では長さが不足する部位について、該框材31〜33を材軸方向に接続し、該接続位置には前記補強材37を配置するように指定するものであること
を特徴とする。
【0009】
この請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるとともに、前記外形寸法が前記最大値を超える場合には、製作指示情報は、単一の前記框材31,32では長さが不足する部位について、該框材31,32を材軸方向に接続し、該接続位置には前記補強材37を配置するように指定するので、建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法が大きく、建築用パネA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10ルの内部で框材31,32を材軸方向に接続する場合にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システム1を適用することができる。
【0010】
請求項3記載の発明は、例えば図30〜図35に示すように、請求項1記載の建築用パネルの製作指示情報作成システム1において、
前記面材41,42の規格寸法をあらかじめ定め、
前記製作指示情報は、前記桟材35,36を前記規格寸法の整数分の一の間隔で配置するとともに、前記規格寸法に形成された前記面材41,42が、前記枠体21〜30の同一面に複数枚取り付けられる場合には、隣接する該面材41,42の接続位置が前記桟材35,36の上に載るように、該面材41,42を配置するように指定するものであること
を特徴とする。
【0011】
この請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるとともに、前記製作指示情報は、前記桟材35,36を前記規格寸法の整数分の一の間隔で配置するとともに、前記規格寸法に形成された前記面材41,42が、前記枠体21〜30の同一面に複数枚取り付けられる場合には、隣接する該面材41,42の接続位置が前記桟材35,36の上に載るように、該面材41,42を配置するように指定するので、建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法が大きく、建築用パネルの内部で面材41,42を接続する場合にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システム1を適用することができる。
【0012】
請求項4記載の発明は、例えば図33に示すように、請求項3記載の建築用パネルの製作指示情報作成システム1において、
前記規格寸法以外の寸法に形成された前記面材41,42が前記枠体21〜30に取り付けられ、隣接する該面材41,42の接続位置が、前記規格寸法の整数分の一の間隔で配置された桟材35,36の上に載らない場合には、前記製作指示情報は、該接続位置の下に前記桟材35,36をさらに配置するよう指定するものであること
を特徴とする。
【0013】
この請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られるとともに、前記規格寸法以外の寸法に形成された前記面材41,42が前記枠体21〜30に取り付けられ、隣接する該面材41,42の接続位置が、前記規格寸法の整数分の一の間隔で配置された桟材35,36の上に載らない場合には、前記製作指示情報は、該接続位置の下に前記桟材35,36をさらに配置するよう指定するので、1枚の建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10に複数種類の面材41,42を取り付け、この面材41,42が前記規格寸法以外の寸法に形成されている場合にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システム1を適用することができる。
【0016】
請求項記載の発明は、例えば図14に示すように、請求項1〜のいずれかに記載の建築用パネルの製作指示情報作成システム1において、前記建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の形状を所定数の形状S1〜S11にあらかじめ分類し、前記入力手段2は、前記形状S1〜S11から該当する形状を選択する選択手段を含むことを特徴とする。
【0017】
この請求項記載の発明によれば、請求項1〜のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られるとともに、建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の形状を所定数の形状S1〜S11にあらかじめ分類し、入力手段2は、前記形状S1〜S11から該当する形状を選択する選択手段を含むので、建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法を簡便に入力することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明に係る建築用パネルの製作指示情報作成システムについて説明する。
本実施の形態の建築用パネルの製作指示情報作成システムは、壁パネル・床パネル・屋根パネル・小屋パネルなどの建築用パネルを組み合わせて構築される住宅において、屋根パネルを支持する小屋パネル(建築用パネル)の製作指示書(製作指示情報)を得るために用いられる。
各小屋パネルは、框材を枠組みするとともに、その内部に桟材・補強材を必要に応じて組み付けてなる枠体の、両面または片面に面材を取り付けて形成される。
【0019】
本建築用パネルの製作指示情報作成システムを用いて、小屋パネルの製作指示書を作成する手順を説明する。
【0020】
まず、小屋パネルの製作指示書を作成するための準備作業について説明する。
【0021】
図1に示すように、建物Aの小屋直下階の壁パネル割平面図で、外壁線の位置を確認し、マーカーを入れる(アミ掛の太線で図示)。
次いで、前記小屋直下階の壁パネル割平面図を参照しながら、図2に示す建物Aの小屋伏図で、外壁線の位置を確認し、マーカーを入れる(アミ掛の太線で図示)。建物Aは寄棟屋根を備え、この寄棟屋根を支持する小屋パネルA1〜A7は、図2に示す位置にそれぞれ配置される。
これと同時に、前記小屋伏図において、小屋パネルA1〜A7が互いに直角に接合される位置(すなわち、小屋パネルの内部に補強材を入れる位置)を確認し、印を付ける(○印で図示)。
【0022】
次に、前記小屋伏図を参照しながら、図3(a)〜(d)に示す小屋パネル図(小屋パネルA2〜A5のみ図示)の外壁部分にマーカーを入れる(アミ掛の太線で図示)とともに、小屋パネルA1〜A7が互いに直角に接合される位置(小屋パネル内部に補強材を入れる位置)に、補強材を示すU字の印を付ける。
この段階で、小屋パネルが直角に接合されていても補強材を省略できると判断した位置については、図3(c)に示すように、Uの字を消去する。
【0023】
さらに、図4(a)〜(d)に示すように、小屋パネル図(小屋パネルA2〜A5のみ図示)に、小屋パネルA1〜A7の各部位の壁の種別を記入する。壁の種別は、「外壁」・「両面外壁」・「遮音内壁」・「通気内壁」の4種類から選択する。
【0024】
切妻屋根を備える建物Bについて、前記準備作業を同様に説明する。
建物Bの小屋直下階の壁パネル割平面図で、外壁線の位置を確認した後、この小屋直下階の壁パネル割平面図を参照しながら、図5に示す建物Bの小屋伏図で、外壁線の位置を確認し、マーカーを入れる(アミ掛の太線で図示)。建物Bの切妻屋根を支持する小屋パネルB1〜B5は、図5に示す位置にそれぞれ配置される。
ここで、建物Bの切妻屋根は段棟を有するので、小屋パネルB4によって構成されるケラバ部分も外壁となる。
【0025】
次に、前記小屋伏図を参照しながら、図6に示す小屋パネル図(小屋パネルB4のみ図示)の外壁部分にマーカーを入れる(アミ掛の太線で図示)。
さらに、図6に示すように、小屋パネル図(小屋パネルB4のみ図示)に、小屋パネルB1〜B5の各部位の壁の種別を記入する。
【0026】
インナーバルコニー部分に「両面外壁」を備える建物Cについて、前記準備作業を同様に説明する。
図7に示すように、建物Cの小屋直下階の壁パネル割平面図で、外壁線の位置を確認し、マーカーを入れる(アミ掛の太線で図示)。
次いで、前記小屋直下階の壁パネル割平面図を参照しながら、図8に示す建物Cの小屋伏図で、外壁線の位置を確認し、マーカーを入れる(アミ掛の太線で図示)。建物Cの寄棟屋根を支持する小屋パネルC1〜C6は、図8に示す位置にそれぞれ配置される。
これと同時に、前記小屋伏図において、小屋パネルC1〜C6が互いに直角に接合される位置(すなわち、小屋パネルの内部に補強材を入れる位置)を確認し、印を付ける(○印で図示)。
【0027】
次に、前記小屋伏図を参照しながら、図9(a),(b)に示す小屋パネル図(小屋パネルC2,C3のみ図示)の外壁部分にマーカーを入れる(アミ掛の太線で図示)とともに、小屋パネルC1〜C6が互いに直角に接合される位置(小屋パネル内部に補強材を入れる位置)に、補強材を示すU字の印を付ける。
さらに、小屋パネル図に、小屋パネルC1〜C6の各部位の壁の種別を記入する。
【0028】
ここで、図9(b)に示すように、小屋パネルC3では、両面外壁部分と遮音内壁部分が混在する。
本実施の形態では、図10に示すように、各小屋パネルは、その種別(「外壁」・「両面外壁」・「遮音内壁」・「通気内壁」)に応じて、異なる厚さの枠体を使用して製作する。具体的には、原則として、「外壁」・「両面外壁」では79mm厚、「遮音内壁」・「通気内壁」では81mm厚の枠体を使用する。
図9(b)に示した小屋パネルC3では、「両面外壁」部分と「外壁」部分に79mm厚、「遮音内壁」部分に81mm厚の枠体を使用する。そこで、図11に示すように、小屋パネルC3は、その枠体の厚さが変わる位置で分割し、2枚の小屋パネルC31,C32に分けて製作するようにする。
以上のようにして、小屋パネルの製作指示書を作成するための準備作業を終了する。
【0029】
この段階で、建築用パネルの製作指示情報作成システムを適用する。
本実施の形態の建築用パネルの製作指示情報作成システム1は、図12に示すように、小屋パネルの形状・寸法を入力する入力手段2と、前記寸法に基づいて、各小屋パネルを構成する各框材・桟材・面材・補強材の配置および加工形状・寸法を含む製作指示情報を計算する計算手段3と、前記製作指示情報を出力する出力手段4とを備えて、概略構成されている。
【0030】
本建築用パネルの製作指示情報作成システム1は、図13に示すように、コンピュータシステム10の内部に構築されている。
コンピュータシステム装置10は、内部にCPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、磁気的・光学的記録媒体や半導体メモリで構成された固定記憶装置と、CD−ROMやフロッピーディスクなどの記録媒体およびその読取装置からなる記憶装置13、入力装置16、表示装置17、印刷装置18などを備え、これらは内部バス19を介して互いに接続されている。
【0031】
記憶装置13は、磁気的・光学的記録媒体、半導体メモリで構成された固定記憶装置や、CD−ROMやフロッピーディスクなどの記録媒体およびその読取装置などから構成されている。
記憶装置13の内部には、建築用パネルの製作指示情報作成システム1のシステムプログラムが記憶されたプログラム記憶部14、および、計算手段3によって製作指示情報を計算する処理に必要となる各種データ(框材・桟材・面材・補強材の規格寸法など)が記憶されたデータ記憶部15が構築されている。
【0032】
CPU11は、記憶装置13のプログラム記憶部14に格納されているシステムプログラムや、入力装置16から入力される各種データをRAM12に格納し、この指示及び入力データに応じてRAM12内に格納された前記システムプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM12に一時的に格納するとともに、処理結果を表示装置17や印刷装置18に送信する。
【0033】
具体的には、CPU11は、入力装置16によって入力された小屋パネルの形状・寸法に基づいて、この小屋パネルを構成するのに必要となる各框材・桟材・面材・補強材の配置および加工形状を含む製作指示情報を、後述する方法によって計算したり、この製作指示情報を出力手段4としての表示装置17や印刷装置18に出力する処理などを実行する。
【0034】
ここで、表示装置17は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などから構成されたものである。
また、印刷装置18は、CPU11の指示に従って、製作指示情報を所定の書式で印字する。
このようにして、本建築用パネルの製作指示情報作成システム1のハードウェアが構成されている。
【0035】
本建築用パネルの製作指示情報作成システム1による、製作指示情報の計算処理の流れを説明する。
【0036】
最初、表示装置17には、図14に示すように、小屋パネルの形状が11種類に分類されて表示されている。この形状S1〜S11の中から、前記準備段階で作成した小屋パネル図に示された小屋パネルの形状に該当するものを、入力装置16で選択する。
【0037】
すると、図15に示すように、選択された形状の小屋パネルしD1について、その寸法の入力を促す画面が表示される。
各小屋パネルは、910mmを1M(モジュール)とする基準寸法に則って製作されるので、ここで小屋パネルD1の寸法を入力する際にも、モジュール単位を利用して入力を行うようになっている。図15に示す入力箇所51〜56に入力を行えば、小屋パネルD1の寸法の入力が完了する。入力箇所55,56には、小屋パネルの左右両端の位置の、モジュール位置に対するズレを、mm単位で入力する。
【0038】
次いで、図16に示す入力画面に従って、前記準備段階で確認した小屋パネルD1の各部位の壁の種別を入力する。図16に示す入力箇所57〜60に入力を行えば、各部位の壁の種別およびその位置の入力が完了する。
【0039】
図17に示すように、前記準備段階でU字の印を付けた位置については、入力箇所61に入力を行うことによって、小屋パネルD2の内部に補強材を入れる指定を行う。
【0040】
1枚の小屋パネルの中で、小屋パネル上辺の勾配が変化する場合には、図18に示す入力画面が表示される。小屋パネル上辺の屈曲部について面取加工を行う場合には、この入力画面に表示された面取方法から所望の面取り方法を選択して、面取加工の指示を行う。
以上で、入力手段2による入力作業を終了する。
【0041】
続いて、計算手段3による、小屋パネルの框材・桟材・面材・補強材の配列の決定方法について説明する。
【0042】
本実施の形態では、小屋パネルの外形寸法の決め方は、次の方法に則って行う。
図19(a)に示すように、小屋パネルの幅は、0.25M(227.5mm)の整数(n)倍とする。
勾配部分をもつ小屋パネルについて、その勾配は、1/3,1/2,2/3,1/1の4種類から選択する。
勾配部分と水平部分との接続位置は、図19(b)に示すように、モジュール位置よりも、45mm勾配部分側にシフトさせた位置とする。ただし、面材は、モジュール位置上で接続させる。
図19(c)に示すように、勾配部分を持ち、軒先側の高さが略0であって、軒先側の先端部をモジュール位置より45mm棟側に後退させた小屋パネルD5は、框材・面材の軒先側先端部をあらかじめモジュール位置より45mm後退するように加工してから小屋パネルに組み立てるか、または、框材・面材の軒先側先端部をモジュール位置に合わせて加工して小屋パネルに組み立てた後で、その軒先側先端部を45mm切り落とすかの、いずれかの方法を選択する。
【0043】
枠体21〜23の縦方向に沿って配置する縦芯材(桟材)35は、図20〜図22に示すように、原則として小屋パネルの横方向に0.5M(455mm)間隔で配置する。ただし、小屋パネルの横方向の端部が0.5M間隔の基準位置から0.25M(227.5mm)シフトする小屋パネルについては、図21または図22に示すように、小屋パネルの横方向の端部では0.25M間隔で、中間部では0.5Mで、桟材を配置する。
【0044】
框材は、小屋パネルの上下辺を構成する斜辺材31・下弦材32・上弦材33と、左右辺を構成する縦芯材34とからなる。
このうち、斜辺材31・下弦材32・上弦材33については、納入時の部材長さに上限があるため、小屋パネルの左右幅が大きくなると、これらの部材を材軸方向に接続する必要が生じる。
そこで、斜辺材31・下弦材32・上弦材33の納入時の部材長さを考慮して、これらの部材を材軸方向に接続することなく枠体を構成可能な、小屋パネルの最大幅を、図23(a)に示すように、あらかじめ設定しておく。
そして、各小屋パネルの幅(外形寸法)が前記最大幅(最大値)を超える場合には、図23(b)に示すように、単一の框材31,32では長さが不足する部位について、框材31,32をそれぞれ材軸方向に接続し、この接続位置には補強材37を配置する。
【0045】
前記準備段階でU字の印を付けて、小屋パネルの内部に補強材を入れる指定を行った場合、また小屋パネルの横方向の端部が0.25Mの整数倍に設定された基準位置から45mm小屋パネルの外側にシフトする場合は、図24〜図26に示すように、前記縦芯材35の隣に隣接するようにして補強材37を入れる。枠体26〜28の内部に入れられる補強材37は、縦芯材35の軒先側に配置する。
また、例えば0.5M(455mm)間隔で配置された縦芯材35の中間など、縦芯材35が原則として配置されない位置に、前記準備段階でU字の印を付けて補強材を入れる指定を行った場合には、図27に示すように、該当する位置に縦芯材35を追加配置した上、それに隣接するように補強材37を配置する。
【0046】
面材は、高さが2M(1820mm)、幅が1M(910mm)の規格寸法に形成されたもの、または、これを必要に応じて切断加工したものを用いる。
そこで、小屋パネルの高さが2Mを超える場合には、図28に示すように、小屋パネルの高さ方向に隣接する面材の接続部分に沿って、横芯材(桟材)36を入れる。
図28に示すように、横芯材36が直交壁用の補強材37と取り合う場合は、横芯材36を補強材37に対して貫通させた部材配置とする。
【0047】
0.5M(455mm)間隔で配置された縦芯材35の中間など縦芯材35が無い位置で、面材の種類が変わる場合は、図29に示すように、該当する位置に縦芯材35を追加配置する。
【0048】
面材は、図30〜35に示すように、横方向に隣接して配置される面材41,42の接続部分が、縦芯材35の上に載るようにして割り付ける。
【0049】
勾配部分を持つ小屋パネルの場合は、図31〜33に示すように、面材41,42を小屋パネルD6〜D9の棟側から割り付ける。
【0050】
幅が1Mの小屋パネルで、該小屋パネルの横方向の両端部を外側に45mmずつ突出させた小屋パネルの場合は、図34に示すように、500mm幅の面材を2枚割り付ける。
【0051】
小屋パネルの高さが2M(1820mm)を超える場合には、図35に示すように、小屋パネルの高さ方向に隣接する面材41の接続部分が、横芯材36の上に載るようにして割り付ける。
【0052】
以上の方法に従って、計算手段3により決定された、小屋パネルの框材・桟材・面材・補強材の配列と加工形状とを、出力手段4によって出力した製作指示書について説明する。
【0053】
框材・桟材の製作指示書の例を、図36、図37に示す。また、図36、図37に示す製作指示書の凡例を、図38に示す。
小屋パネルの勾配部分は、1/3,1/2,2/3,1/1の4種類とされているので、各框材・桟材の端部の切断角度については、「直」、「ナナメ1」、「ナナメ2」の3通りの表記で確認できるようになっている。部材の長さについては、「直」、「ナナメ1」、「ナナメ2」の各部分の長さを指定するようになっている。
【0054】
面材の製作指示書の例を、図39(a)、その凡例を、図39(b)、(c)に示す。
面材の製作指示書には、面材の加工形状のほか、面材に用いる合板の種類、断熱材の有無などが記載されている。
【0055】
小屋パネルの組立に必要となる、框材・桟材・面材・補強材の配列を示す製作指示書の例を、図40に示す。
【0056】
以上、本実施の形態に記載の建築用パネルの製作指示書作成システムによれば、小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法を入力する入力手段2と、前記外形寸法に基づいて、前記小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10を構成する前記各框材31〜34・桟材35,36・面材41,42・補強材37の配置および加工形状を含む製作指示情報を計算する計算手段3と、前記製作指示情報を製作指示書として出力する出力手段4とを備えるので、各框材31〜34・桟材35,36・面材41,42・補強材37の配置を決めたり、加工形状を算出するのに必要となる手間や時間を大幅に削減できる。
【0057】
また、前記外形寸法が前記最大値を超える場合には、製作指示書は、単一の前記框材31,32では長さが不足する部位について、該框材31,32を材軸方向に接続し、該接続位置には補強材37を配置するように指定するので、小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法が大きく、小屋パネルの内部で框材31,32を材軸方向に接続する場合にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システム1を適用することができる。
【0058】
また、製作指示書は、桟材35,36を、面材41,42の規格寸法の整数分の一の間隔で配置するように指定するとともに、前記規格寸法に形成された面材41,42が、枠体21〜30の同一面に複数枚取り付けられる場合には、隣接する該面材41,42の接続位置が桟材35,36の上に載るように、該面材41,42を配置するように指定するので、小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法が大きく、小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の内部で面材を接続する場合にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システム1を適用することができる。
【0059】
また、前記規格寸法以外の寸法に形成された面材41,42が枠体21〜30に取り付けられ、隣接する面材41,42の接続位置が、前記規格寸法の整数分の一の間隔で配置された桟材35,36の上に載らない場合には、製作指示書は、該接続位置の下に前記桟材35,36をさらに配置するよう指定するので、1枚の小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10に複数種類の面材41,42を取り付け、この面材41,42が前記規格寸法以外の寸法に形成されている場合にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システム1を適用することができる。
【0060】
また、前記入力手段2は、前記小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の直交方向に接続される他の小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の接続位置を入力可能とされ、前記製作指示情報は、該接続位置の下に補強材37を配置するよう指定するので、直交する小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10を接続する位置に補強材37が配置された小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システム1を適用することができる。
【0061】
また、小屋パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の形状を所定数の形状S1〜S11にあらかじめ分類し、入力手段2は、前記形状S1〜S11から該当する形状を選択する選択手段を含むので、建築用パネルA1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10の外形寸法を簡便に入力することができる。
【0062】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良ならびに設計の変更を行っても良い。
例えば、本実施の形態に記載の建築用パネルの製作指示情報作成システムでは、製作指示情報は、製作指示書として印刷装置18から出力されているが、製作指示情報を表示装置17に出力して利用してもよい。
また、本実施の形態に記載の建築用パネルの製作指示情報作成システムは、小屋パネルを製作するために使われるものであるが、壁パネル・床パネル・屋根パネルなど、他の建築用パネルの製作にも適用可能である。
その他、具体的な細部構成などについても適宜変更可能であることはもちろんである。
【0063】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、建築用パネルの外形寸法を入力する入力手段と、前記外形寸法に基づいて、前記建築用パネルを構成する前記各框材・桟材・面材・補強材の配置および加工形状を含む製作指示情報を計算する計算手段と、前記製作指示情報を出力する出力手段とを備えるので、各框材・桟材・面材・補強材の配置を決めたり、加工形状を算出するのに必要となる手間や時間を大幅に削減できる。
また、前記入力手段は、前記建築用パネルの直交方向に接続される他の建築用パネルの接続位置を入力可能とされ、前記製作指示情報は、該接続位置の下に補強材を配置するよう指定するので、直交する建築用パネルを接続する位置に補強材37が配置された建築用パネルにも、本建築用パネルの製作指示情報作成システムを適用することができる。
【0064】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるとともに、前記外形寸法が前記最大値を超える場合には、製作指示情報は、単一の前記框材では長さが不足する部位について、該框材を材軸方向に接続し、該接続位置には前記補強材を配置するように指定するので、建築用パネルの外形寸法が大きく、建築用パネルの内部で框材を材軸方向に接続する場合にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システムを適用することができる。
【0065】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるとともに、前記製作指示情報は、前記桟材を前記規格寸法の整数分の一の間隔で配置するとともに、前記規格寸法に形成された前記面材が、前記枠体の同一面に複数枚取り付けられる場合には、隣接する該面材の接続位置が前記桟材の上に載るように、該面材を配置するように指定するので、建築用パネルの外形寸法が大きく、建築用パネルの内部で面材を接続する場合にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システムを適用することができる。
【0066】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られるとともに、前記規格寸法以外の寸法に形成された前記面材が前記枠体に取り付けられ、隣接する該面材の接続位置が、前記規格寸法の整数分の一の間隔で配置された桟材の上に載らない場合には、前記製作指示情報は、該接続位置の下に前記桟材をさらに配置するよう指定するので、1枚の建築用パネルに複数種類の面材を取り付け、この面材が前記規格寸法以外の寸法に形成されている場合にも、本建築用パネルの製作指示情報作成システムを適用することができる。
【0068】
請求項記載の発明によれば、請求項1〜のいずれかに記載の発明と同様の効果が得られるとともに、建築用パネルの形状を所定数の形状にあらかじめ分類し、入力手段は、前記形状から該当する形状を選択する選択手段を含むので、建築用パネルの外形寸法を簡便に入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本建築用パネルの製作指示情報作成システムを適用するための準備作業を示す、建物の平面図である。
【図2】同、建物の小屋伏図である。
【図3】同、建築用パネルの正面図である。
【図4】同、建築用パネルの正面図である。
【図5】同、建物の小屋伏図である。
【図6】同、建築用パネルの正面図である。
【図7】同、建物の平面図である。
【図8】同、建物の小屋伏図である。
【図9】同、建築用パネルの正面図である。
【図10】複数種類の壁が混在する建築用パネルの横断面図である。
【図11】本建築用パネルの製作指示情報作成システムを適用するための準備作業の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図12】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの一例の概略を示す、ブロック図である。
【図13】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの一例のハードウェア構成の概略を示す、ブロック図である。
【図14】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの入力手段による、建築用パネルの外形寸法の入力作業の一例を示す、概念図である。
【図15】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの入力手段による、建築用パネルの外形寸法の入力作業の一例を示す、概念図である。
【図16】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの入力手段による、建築用パネルの外形寸法の入力作業の一例を示す、概念図である。
【図17】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの入力手段による、建築用パネルの外形寸法の入力作業の一例を示す、概念図である。
【図18】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの入力手段による、建築用パネルの外形寸法の入力作業の一例を示す、概念図である。
【図19】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図20】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図21】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図22】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図23】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示すもので、(a)は、各框材を材軸方向に接続することなく構成できる建築用パネルの最大幅を示す表、(b)は、建築用パネルの正面図である。
【図24】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図25】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図26】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図27】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図28】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図29】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの框材・桟材・補強材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図30】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの面材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図31】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの面材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図32】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの面材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図33】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの面材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図34】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの面材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図35】本建築用パネルの製作指示情報作成システムの計算手段による、建築用パネルの面材の配列の決定方法の一例を示す、建築用パネルの正面図である。
【図36】製作指示情報の一例を示す、表である。
【図37】製作指示情報の一例を示す、表である。
【図38】図36、図37に示す製作指示情報の凡例である。
【図39】(a)は、製作指示情報の一例を示す表、(b)、(c)はその凡例である。
【図40】製作指示情報の一例を示す、表である。
【符号の説明】
1 建築用パネルの製作指示情報作成システム
2 入力手段
3 計算手段
4 出力手段
21〜30 枠体
31 框材(斜辺材)
32 框材(下弦材)
33 框材(上弦材)
34 框材(縦芯材)
35 桟材(縦芯材)
36 桟材(横芯材)
37 補強材
41,42 面材
A1〜A7,B1〜B5,C1〜C6,C31,C32,D1〜D10
建築用パネル(小屋パネル)
S1〜S11 形状

Claims (5)

  1. 框材を枠組みするとともに、その内部に桟材・補強材を必要に応じて組み付けてなる枠体の、両面または片面に面材を取り付けて形成される建築用パネルの製作指示情報作成システムであって、
    前記建築用パネルの外形寸法を入力する入力手段と、該入力手段によって入力された前記外形寸法に基づいて、前記建築用パネルを構成する前記各框材・桟材・面材・補強材の配置および加工形状を含む製作指示情報を計算する計算手段と、該計算手段によって計算された前記製作指示情報を出力する出力手段とを備え、
    前記入力手段は、前記建築用パネルの直交方向に接続される他の建築用パネルの接続位置を入力可能とされ、前記製作指示情報は、該接続位置の下に補強材を配置するように指定するものであることを特徴とする建築用パネルの製作指示情報作成システム。
  2. 請求項1記載の建築用パネルの製作指示情報作成システムにおいて、
    前記各框材について、該各框材を材軸方向に接続することなく前記枠体を構成可能な、前記建築用パネルの外形寸法の最大値をあらかじめ設定し、製作すべき建築用パネルの外形寸法が前記最大値を超える場合には、前記製作指示情報は、単一の前記框材では長さが不足する部位について、該框材を材軸方向に接続し、該接続位置には前記補強材を配置するように指定するものであることを特徴とする建築用パネルの製作指示情報作成システム。
  3. 請求項1記載の建築用パネルの製作指示情報作成システムにおいて、前記面材の規格寸法をあらかじめ定め、前記製作指示情報は、前記桟材を前記規格寸法の整数分の一の間隔で配置するとともに、前記規格寸法に形成された前記面材が、前記枠体の同一面に複数枚取り付けられる場合には、隣接する該面材の接続位置が前記桟材の上に載るように、該面材を配置するように指定するものであることを特徴とする建築用パネルの製作指示情報作成システム。
  4. 請求項3記載の建築用パネルの製作指示情報作成システムにおいて、前記規格寸法以外の寸法に形成された前記面材が前記枠体に取り付けられ、隣接する該面材の接続位置が、前記規格寸法の整数分の一の間隔で配置された桟材の上に載らない場合には、前記製作指示情報は、該接続位置の下に前記桟材をさらに配置するように指定するものであることを特徴とする建築用パネルの製作指示情報作成システム。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の建築用パネルの製作指示情報作成システムにおいて、前記建築用パネルの形状を所定数の形状にあらかじめ分類し、前記入力手段は、前記所定数の形状から該当する形状を選択する選択手段を含むことを特徴とする建築用パネルの製作指示情報作成システム。
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