JP2605278Y2 - 建物用床パネル - Google Patents

建物用床パネル

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JP2605278Y2
JP2605278Y2 JP1992041609U JP4160992U JP2605278Y2 JP 2605278 Y2 JP2605278 Y2 JP 2605278Y2 JP 1992041609 U JP1992041609 U JP 1992041609U JP 4160992 U JP4160992 U JP 4160992U JP 2605278 Y2 JP2605278 Y2 JP 2605278Y2
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茂 信 ▲高▼橋
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村 良 夫 松
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】本考案は、通し柱、管柱等の柱のあ
る箇所であると、無い箇所であるとに拘らずに、標準寸
法の床パネルを用いることができ、これにより、施工の
簡略化、工期の短縮等を十分に図ることができる建物用
床パネルに関する。
【0002】
【考案の技術的背景】最近の木造建築物では、その壁構
造、屋根構造、床構造において、施工の簡略化、工期の
短縮等のため、各構造を構成する部材をパネル化したパ
ネル化工法が盛んになってきている。
【0003】これらの構造のうち、床構造にあっては、
複数本の根太と、これらの根太の上に設けた荒床とから
なる床パネルを用いている。現場においては、基礎に設
けられた土台、大引きの上にこの床パネルを載置し、床
パネルの根太を釘等により土台、大引きに固定すれば、
床下地が完成する。そのため、施工の簡略化、工期の短
縮等を図ることができる。
【0004】この土台、大引き間の寸法は、一般的に
は、図3(土台伏図)に示すように、半間(910mm)
を基準としているため、床パネルの寸法としても、幅が
半間(910mm)で長さが一間(1820mm)のものを
用いれば、特異な箇所を除いて、理論的には、この寸法
の床パネルを床全体に容易に敷設できるはずであり、こ
のように同じ寸法の床パネルのみを用いることができる
のであれば、施工の簡略化等を十分に図り得る。
【0005】ところが、土台の上には、通し柱、管柱等
の柱が敷設してあり、これらの柱を避けて床パネルを配
置する必要がある。そのため、このような柱の箇所で
は、上記のような半間(910mm)×一間(1820m
m)の床パネルを用いることができない。そのため、こ
の柱の箇所の分だけ小さい寸法の床パネルを準備する必
要がある。また、柱が床パネルの幅方向にくるか又は長
さ方向にくるかによっても、寸法の異なる床パネルを準
備する必要がある。このように、種々の寸法の床パネル
を準備しなければならないため、床パネルの製造自体が
煩雑であると共に、施工の簡略化等を十分に図り得ない
ということがある。これに加えて、柱の箇所が建物によ
って個々様々であるため、種々の寸法の床パネルを敷設
する場合には、図3の土台伏図に対応して、どの位置に
どの寸法の床パネルを配置するかの割付図も起こす必要
があり、床パネルを用いながらも作業が煩雑であるとい
ったことがあった。
【0006】したがって、従来、施工の簡略化、工期の
短縮等を図るため、通し柱、管柱等の柱のある箇所、及
び無い箇所に拘らずに、標準寸法の床パネルを用いたい
という要請が強かった。
【0007】
【考案の目的】本考案は、上述したような事情に鑑みて
なされたものであって、通し柱、管柱等の柱のある箇所
であると、無い箇所であるとに拘らずに、標準寸法の床
パネルを用いることができ、これにより、施工の簡略
化、工期の短縮等を十分に図ることができる建物用床パ
ネルを提供することを目的とする。
【0008】
【考案の概要】この目的を達成するため、本考案に係る
建物用床パネルは、土台、大引き等の上に敷設される建
物用床パネルであって、所定間隔離間して略平行に延ば
して配設され、土台、大引き等の上に載置されて固定さ
れる複数の根太と、これらの根太の最外側のものから、
内方の隣接する根太との離間距離より小さな間隔を離し
て外方に配設され、必要時には土台、大引き等の上に載
置される一方、不要時には切断又は捨てられる調整枠
と、これら根太及び調整枠の上に配設された板状部材
と、を具備することを特徴とする。
【0009】また、請求項2では、根太が延びる長さ方
向に略垂直な方向にも、調整枠が設けてある。このよう
に構成した本考案によれば、調整枠を含めた床パネルの
外側の寸法を、例えば、半間(910mm)×一間(18
20mm)とした標準タイプの床パネルとすることができ
る。そのため、通し柱、管柱等の柱の無い箇所に床パネ
ルを敷設する場合には、根太だけでなく調整枠をも土
台、大引き等の上に載置するようにして、この標準タイ
プの床パネルを敷設でき、施工の簡略化、工期の短縮等
を十分に図ることができる。
【0010】一方、通し柱、管柱等の柱のある箇所に床
パネルを敷設する場合には、これらの柱がくる箇所に対
応する、調整枠及び板状部材の部分を切欠けばよい。こ
の場合、調整枠は捨ててもよい。これにより、半間(9
10mm)×一間(1820mm)である標準タイプの床パ
ネルを、言うなれば小さいサイズの床パネルとして、柱
のある箇所にも敷設することができる。
【0011】以上から、現場においては、柱のある箇所
に敷設する場合に柱に対応して調整枠等を切欠くことに
より、言うなれば床パネルの寸法を調整することによ
り、柱のある箇所であると無い箇所であるとに拘らず
に、標準寸法の床パネルを用いることができ、これによ
り、施工の簡略化、工期の短縮等を十分に図ることがで
きる。
【0012】
【考案の具体的説明】以下、本考案の一実施例に係る建
物用床パネルを図面を参照しつつ説明する。図1は、本
考案の一実施例に係る建物用床パネルの部分切欠き斜視
図である。
【0013】この図1に示すように、この床パネルは、
標準タイプのものであり、幅910mm(半間)、高さ5
7mm、長さ1820mm(一間)である。この床パネル
は、所定間隔離間して配置され平行に延ばされた4本の
根太1を備えている。この根太1の寸法は、幅36mm、
高さ45mm、長さ1820mm(一間)である。この根太
1の最外側のものから所定間隔離間して、調整枠2が配
置してある。この調整枠2の寸法は、幅15mm、高さ4
5mm、長さ1820mm(一間)である。この調整枠2
は、隣位の床パネルの調整枠2と協働して根太としての
役割も果たす。これら根太1及び調整枠2の上に、例え
ば、合板である板状部材3が釘などにより固定してあ
る。この板状部材3は、例えば、荒床となるものであ
る。この板状部材3の寸法は、幅910mm、高さ12m
m、長さ1820mm(一間)である。また、根太1が延
びる長さ方向に略垂直な方向にも、調整枠4が設けてあ
る。
【0014】この床パネルの他の寸法は、以下のように
定めてある。すなわち、根太1間の間隔は、210mmに
してあり、調整枠2と根太1との間隔は、53mmにして
ある。これは、図2(a)に示すように、柱11,11
間の間隔が、例えば、910mm(半間)である場合、床
パネルの両端の2つの根太1,1をこれら柱に対して1
7mm開けて配置するとすると、柱の太さが一般的には1
02mmであるため、これら二本の柱11,11の端面同
士の間隔は、 910mm−102mm÷2×2本=808mm である。根太1と柱11とのクリアランスを17mmとし
て、両端の根太1,1間の間隔は、 808mm−17mm×2=774mm である。根太1の幅が36mmであるため、両端の根太
1,1間の間隔から四本の根太1の幅を引くと、 774mm−36mm×4=630mm となる。根太1の間隔が均等になるようにすると、 630mm÷3=210mm となり、根太1間の間隔は210mmとしてある。
【0015】一方、調整枠2と根太1との間隔は、調整
枠2の幅が15mmであるため、両端の根太1,1間の間
隔が774mmとして、 (910mm−774mm−15mm×2本)÷2=53mm となる。
【0016】床パネルがこのように構成してあるため、
後に詳述するが、通し柱、管柱等の柱の無い箇所に床パ
ネルを敷設する場合には、根太1だけでなく調整枠2を
も土台、大引き等の上に載置するようにして、この標準
タイプの床パネルを敷設でき、施工の簡略化、工期の短
縮等を十分に図ることができる。
【0017】一方、通し柱、管柱等の柱11のある箇所
に床パネルを敷設する場合には、図2(b)に示すよう
に(但し、図2は、柱11が極端に沢山ある例を示すた
めのものであり、現実には、このように沢山の柱がくる
ことは少ない)、これらの柱11がくる箇所に対応す
る、調整枠2及び板状部材3の部分を切欠けばよい。ま
た、柱が根太1の長さ方向に位置する場合には、調整枠
4を切欠けばよい。この場合、必ずしも柱11に対応し
て四角形に切欠く必要はなく、丸く切欠いてもよく、ま
た、調整枠2は一部を切欠いてもよく、調整枠2を捨て
てもよい。これにより、半間(910mm)×一間(18
20mm)である標準タイプの床パネルを、柱のある箇所
にも敷設することができる。
【0018】したがって、現場においては、床パネルの
寸法を調整することにより、柱のある箇所であると無い
箇所であるとに拘らずに、標準寸法の床パネルを用いる
ことができ、施工の簡略化、工期の短縮等を十分に図る
ことができる。
【0019】次に、表1、図3、及び図4を参照しなが
ら、この床パネルを敷設する具体例を説明する。
【0020】
【表1】
【0021】表1は、標準化する床パネルの一例を示す
ものである。記号F63,F61は、長さが1820mm
(一間)のものであり、記号F43,F41は、長さが
1365mm(3/4間)のものであり、記号F33,F
31は、長さが910mm(半間)のものである。記号の
下一桁が3のものは、幅が910mm(半間)のものであ
り、記号の下一桁が1のものは、455mm(1/4間)
のものである。
【0022】図3は、本床パネルを敷設する土台伏図で
ある。これは単なる一例であり、これに限定されるもの
ではない。土台21の寸法は、102mm×102mmであ
り、大引き22の寸法は、90mm×90mmであり、火打
土台23の寸法は、90×45mmである。この建物の各
寸法は、910mm(半間)を基準として各部屋を構成し
てある。
【0023】図4は、図3に示すものに本床パネルを敷
設するときの1階床パネル伏図である。この図におい
て、F63等は、表1に示す標準床パネルの記号であ
り、この図では、F63の床パネルと、F61の床パネ
ルとのみを配置してある。また、この図で、四角で黒く
示すものは、通し柱、管柱等の柱11である。
【0024】この図4から明らかなように、柱11がな
い箇所では、調整枠2,4などを切欠くことなく、その
ままの標準の床パネルを敷設すればよい。この場合、調
整枠2は根太としての役目を果たしている。一方、柱1
1が存在する箇所では、この箇所に対応するする部分の
調整枠2,4及び板状部材3を切欠けば、標準床パネル
の寸法を調整することができる。したがって、柱のある
箇所であると無い箇所であると拘らずに、F63,F6
1の標準寸法の床パネルのみを用いて、床を構成するこ
とができる。
【0025】なお、本考案は、上述した実施例に限定さ
れず、種々変形可能である。特に、明細書及び図面にお
いて、根太、調整枠などの具体的な寸法を記載したが、
これらは一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論
である。
【0026】
【考案の効果】以上述べたように、本考案では、調整枠
を含めた床パネルの外側の寸法を、標準タイプの床パネ
ルとすることができる。そのため、柱の無い箇所に床パ
ネルを敷設する場合には、この標準タイプの床パネルを
敷設でき、施工の簡略化、工期の短縮等を十分に図るこ
とができる。
【0027】一方、柱のある箇所に床パネルを敷設する
場合には、これらの柱がくる箇所に対応する、調整枠及
び板状部材の部分を切欠けばよい。これにより、標準タ
イプの床パネルを、柱のある箇所にも敷設することがで
きる。
【0028】以上から、現場においては、言うなれば床
パネルの寸法を調整することにより、柱のある箇所であ
ると無い箇所であるとに拘らずに、標準寸法の床パネル
を用いることができ、これにより、施工の簡略化、工期
の短縮等を十分に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の一実施例に係る建物用床パネ
ルの部分切欠き斜視図である。
【図2】図2(a)は、柱の配置を示す平面図であり、
図2(b)は、図2(a)の図に床パネルを配置する場
合の床パネルの平面図である。
【図3】図3は、本考案の一実施例に係る建物用床パネ
ルを敷設する土台伏図である。
【図4】図4は、図3に示すものに本考案の一実施例に
係る建物用床パネルを敷設するときの1階床パネル伏図
である。
【符号の説明】
1 根太 2 調整枠 3 板状部材 4 調整枠 11 柱 21 土台 22 大引き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭53−121397号(実開 昭55− 38698号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土台、大引き等の上に敷設される建物用
    床パネルであって、 所定間隔離間して略平行に延ばし
    て配設され、土台、大引き等の上に載置されて固定され
    る複数の根太と、これらの根太の最外側のものから、内方の隣接する根太
    との離間距離より小さな間隔を離して外方に配設され、
    必要時には土台、大引き等の上に載置される一方、不要
    時には切断又は捨てられる調整枠と、 これら根太及び調整枠の上に配設された板状部材と、を
    具備することを特徴とする建物用床パネル。
  2. 【請求項2】 根太が延びる長さ方向に略垂直な方向に
    も、調整枠が設けてあることを特徴とする請求項1に記
    載の建物用床パネル。
JP1992041609U 1992-06-17 1992-06-17 建物用床パネル Expired - Lifetime JP2605278Y2 (ja)

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JP2010265650A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Panahome Corp 床構造

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